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Define んぱ npa Meaning ンパ

Displaying results for んぱ (npa・んぱ・ンパ) – ryukyu

JLect: Japonic Languages and Dialects Database

Results from JLect’s Japonic Languages and Dialects Database, created by Zachary Read, © JLect.com.

Search languages: Japonic (all languages and dialects) ↔ English ↔ Japanese

Ryukyu (Miyako)

てぃんぱヴ【天蛇】

(Noun) Rainbow

Ryukyu (Okinawa)

かりー【嘉例・佳例】

(Noun, Expression) Happiness, auspiciousness, luck; cheers

Ryukyu (Okinawa)

しーじゃ

(Noun, adjective) Oldest, older, eldest, senior; older sibling (brother or sister)

Ryukyu (Okinawa)

しじく

(Adverb) Frequently, often, constantly

Ryukyu (Okinawa)

かりーさびら【嘉例さびら・佳例さびら】

(Expression) Cheers!

A dictionary of the Ryukyuan language

Results from the 沖縄語辞典 データ集 Okinawago jiten dēta-shū (Okinawan Language Dictionary Data Collection), published by the National Institute for Japanese Language and Linguistics, © CC BY 4.0.

Search languages: Okinawan → Japanese

ンパ npa ('Npa) ⓪ 感・名

  1. 'Nbaと同じ。

ンンパ nnpa ('NNpa) ⓪* 感・名

  1. 'Npa,'NNba,'Nbaと同じ。

ーンパー -npaa (-Npaa) 接尾

  1. いやがる意を表わす接尾辞。…するのをいやがること。?iciNpaa, ?ikaNpaa(ともに,行くのをいやがること),kaciNpaa, kakaNpaa(ともに,書くのをいやがること),siiNpaa, saNNpaa(ともに,するのをいやがること)など。siiNpaadu 'jaru.するのはいやだ。'judaSiga ciiNpaa sjoojabiiN.呼んだが,来るのはいやだと言っています。

ムンパ munpa (muNpa) ⓪ 名

  1. 紋羽。裏地に使用する木綿の厚い布。

ンパナ npana ('Npana) ⓪* 名

  1. お花。花の敬語。~?usjagijuN.(仏壇に)お花を上げる。

ンパナ npana ('Npana) ① 名

  1. 御鼻。鼻の敬語。

フンパン funpan (huNpaN) ⓪ 名

  1. 一膳。一椀。お代わりをしないこと。~Qsi 'jutasaibiiN.一膳でよろしゅうございます。
  2. 一食。一回の食事の給付。

ウンパダン unpadan (?uNpada]N) ⓪ 名

  1. 御親類。御親戚。?weeka(親戚)の敬語。tuNzitaru munuja murabarunu ?ajaatu'NcaNtiiCinu cica?uNpadaN.[とんぢたる者や 村原のあやと 御神一つの 近おんぱだん (大川敵討)]まかり出た者は村原夫人と祖神を同じくする近い親戚の者。

ダンパチ danpachi (daNpaCi) ⓪ 名

新?

  1. 断髪。誤ってraNpaCiともいった。

イチャンパイ ichanpai (?icaNpai) ① 名

  1. いきむこと。息を止め,腹に力を入れること。~sjuN.

カンパチ kanpachi (kaNpaci) ① 名

  1. はげの一種。頭の傷跡などにできて,赤く光る。hudiiともいう。hudii~?uCicuu ?agaraci 'juubaN kwee.はげはげ,お月さまを上がらせ光らせて,夕飯を食え(はげをからかった童謡の文句)。

クンパユン kunpayun (kuNpa=juN) ① 自=raN,=ti

  1. 足をふまえる。ふんばる。
  2. がんばる。頑固に抵抗する。

ンパーンパー npaanpaa ('NpaaNpaa) ① 感・名

  1. いやいや。いやがること。~nu ?uhusaN.いやがることが多い。~sjooti.いやいやながら。不承不承。

ランパチ ranpachi (raNpaCi) ⓪* 名

  1. daNpaCiと同じ。

カランパナ karanpana (karaNpana) ① 名

  1. 洗い清めてない'Npanagumi(その項参照)。

ンパナグミ npanagumi ('Npanagumi) ⓪ 名

  1. [御花米]?ugwaN(祈願)をする時に用いる,洗い清めた米。もし,あたりに水がなくて洗ってない場合にはkaraNpanaという。また,洗った時には,?usimasiという。

ピリンパラン pirinparan (piriN]paraN) ⓪ 副

  1. べちゃくちゃ。おしゃべりするさま。~munu 'junuN.ぺらぺらしゃべる。
  2. 外国語(ことに西洋語)をしゃべるさま。ぺらぺら。?ura-Ndaguci~sjuN.西洋語をぺらぺらしゃべる。

ンパナウジャキ npana ujaki ('Npana?uZaki) ⓪ 名

  1. Npanagumi(祭祀用の米)とお神酒。?ugwaN(祈願)をする時,米を洗い清めて盆に盛り,その上に酒をみたした杯をのせて杯む。その米と酒をいう。

ランパチヤー ranpachiyaa (raNpaCijaa) ⓪* 名

  1. 理髪屋。床屋。

タチクンパイ tachikunpai (tacikuNpai) ⓪ 名

  1. 立ちどおし。立ちっぱなし。立ち往生。

A dictionary of the Ryukyuan language

Results from the 沖縄語辞典 データ集 Okinawago jiten dēta-shū (Okinawan Language Dictionary Data Collection), published by the National Institute for Japanese Language and Linguistics, © CC BY 4.0.

Search languages: Japanese → Okinawan

きんば 【金歯】

はんぱ 【半端】

もんば 【紋羽】

あんばい 【按配】

かんばつ 【旱魃】

Phrases

  • ~の年 hyaaidushi,→ひでり

がんばる 【頑張る】

こんばん 【今晩】

さんばい 【3倍】

さんばし 【桟橋】

しんばい 【心配】

See also

Phrases

  • ~がありそうである munuʔumiigisaN
  • ~がなくなる ʔufuminaaku nayuN,ʔuminaaku nayuN,→あんしん
  • ~する fichagiyuN,→shiwa
  • ~するさま ʔamajaahyaajaa,ʔamajarahyaajara
  • ~する者 shiwashaa

せんばつ 【洗髪】

See also

だんばつ 【断髪】

だんばん 【談判】

てんばつ 【天罰】

とせんば 【渡船場】

なんばん 【南蛮】

ねんぱい 【年配】

See also

Phrases

ぶんばい 【分売】

See also

ふんばる 【踏ん張る】

Phrases

  • ~さま kuNpaikaapai,kuNpainiipai

ほんばこ 【本箱】

See also

Dictionary of the Practical Use of Okinawan

Results from the うちなーぐち活用辞典テキストデータベース Uchinaaguchi katsuyō jiten tekisuto dētabēsu (Dictionary of the Practical Use of Okinawan), by Shinsho Miyara, © CC BY-ND 3.0 DEED.

Search languages: Japanese ↔ Okinawan

んぱ/んーぱ

  • いや、否
  • Example phrases
    • くり しぇー。んぱ!
      (これをしなさい。いや!)
    • んぱんぱ そーん。
      (いやがっている)
    • 「ぬーが っやーや ふぃじふぃんとーぬ ねーんしが、しーぶしこーねーんどぅ ある ゐ?」「をぅーをぅー、んぱー あいびらん どー」
      (「どうしてあなたは返答がないが、したくはないのか」「いいえ、いやではありませんよ」)

んぱな ぐみ

  • 御花米
  • Example phrases
    • うぐゎんぬ ばすねー、んぱなぐみとぅ うじゃきさーに うかみがなしーんかい うとぅーし かきーん。
      (祈願の際には、御花米と御酒で神様に申し立てる)

くん ぱいん (〜ぱたん、〜ぱらん、〜ぱてぃ)

  • 踏ん張る
  • Example phrases
    • やーうーちーぬ てぃがねさーたーや っんぶむぬん くんぱてぃ/しーいっぺーさがなー はくでぃとぅらすん。
      (引っ越しの手伝いする人たちは重い物も踏ん張って/精いっぱい運んでくれる)
    • わかさる ばすに ぬーくぃーん くんぱてぃ そーきわどぅ、あとー わらてぃ くらさりーっさ。
      (若いうちに何でも踏ん張ってしておけば、後は笑って暮らせる)

たち くんぱい すん (〜さん、〜さん、〜っし)

  • 立ちっぱなしである
  • Example phrases
    • わかさる とぅちから たちくんぱい する わじゃ やたくとぅ、とぅし とぅたくとぅ よーみ いっちょーっさ。
      (若い時から立ちっぱなしでする仕事だったので、歳をとったので弱くなっている)

ぬち かんぱー

  • 生き返ったような心地、命の限り
  • Example phrases
    • はー ぬちかんぱー やっさー。
      (ああ生き返ったような気分だ)
    • とー、はい ぬちかんぱー おーてぃんーだな。
      (それでは、手加減しないでけんかをしてみようか)
    • わんねー あぬ うぃなぐんかい ぬちかんぱー ふりとーん。
      (俺はあの娘にぞっこん惚れている)

〜んぱー

  • 〜を嫌がるさま
  • Example phrases
    • ぬーが っやーや いかんぱー/かまんぱー すが/する?
      (どうしてあなたは行く/食べるのを嫌がるのか)
    • ぬーんち っやーや こーらんぱー/ちからんぱーどぅ そーみ?
      (どうしてあなたは買う/使うのを嫌がっているの)
    • いちゅんでぃ いちから、なー ないねー いかんぱー そーん。
      (行くと言っていたのに、いざとなって行くのを嫌がっている)
    • なーぬ ほーちかち しぇーんでぃ いちゃしが、んぱーんぱー さがなー そーん。
      (庭の掃除をしなさいと言ったが、嫌々ながらしている)

ぴりんぱらん

  • ぺちゃくちゃ
  • Example phrases
    • いち やてぃん、まーんぢ やてぃん、たーとぅ やてぃん うちなーぐちさーに ぴりんぱらん ないるぐとぅ ないぶさん やー。
      (いつでも、どこでも、誰とでも沖縄語でぺちゃくちゃおしゃべりできるようになりたいねえ)

まく

  • わんぱく
  • Example phrases
    • わらばー そーいねー はてぃまく やたしが、なまー あんし うふやしく なてぃ やー。
      (子どもの頃は乱暴者だったが、今はあんなにおとなしくなってね)

Audio Database of Hatoma Lexicon

Results from the 鳩間方言 音声語彙データベース Hatoma hōgen onsei goi dētabēsu (The Audio Database of Hatoma Lexicon), by Shinichi Kajiku and Natsuko Nakagawa, © CC BY-SA 3.0 DEED

Search languages: Yaeyama (Hatoma) ↔ Japanese

アダンパー [ʔa⸢dam⸣paː] (名)

  • アダンの葉。
  • Example phrases
    • ア⸢ダン⸣パーシ カ⸢ジグル⸣マ ス⸢ク⸣リ ⸢フィーラ⸣ナー
      [ʔa⸢dam⸣paːʃi ka⸢ʤiguru⸣ma su̥⸢ku⸣ri f⸢fiːra⸣naː]
      (アダンの葉で風車を作ってやろう<くれよう>ね)

アダンパーサバ [ʔa⸢dam⸣paːsaba] (名)

  • アダン葉で作った草履。アダン葉の刺を取り除き、幅約一センチに裂いて陰干し乾燥して草履に編んで作る。若年層は、ア⸢ダン⸣パーゾーリ[ʔa⸢dam⸣paːʣoːri](阿檀葉草履)という。
  • Example phrases
    • ム⸢カ⸣シェー ⸣グムゾーレー ⸢ナーン⸣ ブ⸢レー⸣ンダ ムー⸢ル⸣ ア⸢ダン⸣パーサババ ス⸢ク⸣リ フ⸢モーッ⸣タ
      [mu⸢ka⸣ʃeː ⸣gumuʣoːreː ⸢naːm⸣ bu⸢reː⸣nda muː⸢ru⸣ ʔa⸢dam⸣paːsababa su⸢ku⸣ri ɸu⸢moːt⸣ta]
      (昔はゴム草履はなかったので、みんなアダン葉草履を作って履かれた)

アダンパームス [ʔa⸢dam⸣paːmusu] (名)

  • アダン葉で作った蓆。アダン葉の中央と両側の刺を取り除いて乾燥し、⸣ムス フ⸢ミ⸣ヤマ[⸣musu ɸu⸢mi⸣jama](蓆編み機)で編んだもの。編み目の粗い筵であるから座敷用には用いず、夏の暑い時期に庭先や縁側に敷いて、その上に寝たり座ったりするのに用いた。
  • Example phrases
    • ア⸢ダン⸣パームス シ⸢キティ⸣ プ⸢スマニビ⸣ シ⸢ミリ
      [ʔa⸢dam⸣paːmusu ʃi̥⸢kiti⸣ pu̥⸢sumanibi⸣ ʃi⸢miri]
      (アダン葉蓆を敷いて昼寝をさせなさい)

アンパカスン [⸢ʔampakasuŋ] (他動)

  • すっかり任せる。おっかぶせる。全責任を負わせる。
  • Example phrases
    • ウ⸢ビ⸣ヌ シ⸢グトゥバ アンパカサリティ⸣ ウ⸢リバ シートゥズミルンティル⸣ ア⸢ワ⸣リ ⸢シーベー
      [ʔu⸢bi⸣nu ʃi⸢gutuba ʔampakasariti⸣ ʔu⸢riba ʃiːtuʣumiruntiru⸣ ʔa⸢wa⸣ri ⸢ʃiːbeː]
      (あれだけの仕事の全責任を負わされて、それを完結させようと<し終えようと>して<ぞ>難儀苦労をしている)

アンパクン [⸢ʔampakuŋ] (他動)

  • ひっかぶる。全責任を負う。
  • Example phrases
    • プ⸢スヌ⸣ ウ⸢カ⸣バ ⸢アンパキティ⸣ キ⸢ナイヤー⸣ シ⸢ルッ⸣コー ⸣ナリ ⸢ベーン⸣ティ
      [pu̥⸢sunu⸣ ʔu⸢ka⸣ba ⸢ʔampakiti⸣ ki⸢naijaː⸣ ʃi⸢ruk⸣koː ⸣nari ⸢beːn⸣ti]
      (他人の負債を引っ被って家庭はぶち壊しになっているさ、ほら見てごらん)

アンパル [⸣ʔamparu] (固)

  • 地名。名蔵湾に流入する名蔵川海域の干潟地帯。古謡「アンパルヌミダガーマユンタ」に詠われた地名。
  • Example phrases
    • ⸣アンパルティ ア⸢ズン⸣トンマー ⸣バー ⸢ギーミッ⸣タン
      [⸣ʔamparuti ʔa⸢ʣun⸣tommaː ⸣baː ⸢giːmit⸣taŋ]
      (アンパルという所は私は行ってみたことがある)

イシガンパラ [ʔi⸢ʃigampara] (名)

  • 石だらけの土地。岩だらけの土地。岩肌が露出した所。
  • Example phrases
    • ⸣ウマー イ⸢シガンパラ⸣ ヤ⸢ルンダ⸣ ム⸢ヌスク⸣ロー ノー⸢ン⸣ ナ⸢ラ⸣ヌ
      [⸣ʔumaː ʔi⸢ʃigampara⸣ ja⸢runda⸣ mu⸢nusu̥ku⸣roː noː⸢n⸣ na⸢ra⸣nu]
      (そこは岩だらけの土地だから作物は何も出来ない)
    • ⸢インタ⸣ミチェー イ⸢シガンパラミチ⸣ ナリティ ア⸢ラキグリ⸣サン
      [⸢ʔinta⸣miʧeː ʔi⸢ʃigamparamiʧi⸣ nariti ʔa⸢rakiguri⸣saŋ]
      (西の道は石だらけの道になっていて歩きづらい)

イツァンパイキー [ʔi⸢ʦam⸣paikiː] (名)

  • (植)マサキ(正木{EOS}柾)。ニシキギ科の常緑低木。神事にその葉を用いる木。榊。フティマ『琉球列島植物方言集』(天野鉄夫著)とある。葉をパ⸢ナン⸣グミ[pa⸢naŋ⸣gumi](花米、神仏に供える白米)を盛る茶碗の周りに立てて飾る。庭木として各家に植栽されていた。
  • Example phrases
    • イ⸢ツァン⸣パイキーヌ ユ⸢ダ⸣ ブリキー ⸢ザートゥク⸣ヌ ⸣パナ イ⸢キ⸣リ
      [ʔi⸢ʦam⸣paikiːnu ju⸢da⸣ burikiː ⸢ʣaːtuku⸣nu ⸣pana ʔi⸢ki⸣ri]
      (榊の枝を折ってきて床の間の花を活けなさい)

インパテーン [⸢ʔimpateː⸣ŋ] (形)

  • 悪戯っぽい。幼児がふざけて暴れまわるさま。
  • Example phrases
    • ク⸢ヌ⸣ ッ⸢ふァー サッ⸣コー ⸢インパテー⸣ンドゥ ⸢インパテー ナー⸣ンティル ア⸢ズバン
      [ku⸢nu⸣ f⸢faː sak⸣koː ⸢ʔimpateː⸣ndu ⸢ʔimpateː naː⸣ntiru ʔa⸢ʣubaŋ]
      (この子は非常に悪戯っぽいが、悪戯っぽくないというよ)
    • ⸣アイニ ⸢インパテー⸣ル ッ⸢ふァー⸣ ブ⸢ラーヌ
      [⸣ʔaini ⸢ʔimpateː⸣ru f⸢faː⸣ bu⸢raːnu]
      (こんなに悪戯っぽい子供は他にいない)
    • ⸢シンダイ インパテー⸣ ナリ ⸢ヨー⸣ゾー シ⸢キララ⸣ヌ
      [⸢ʃindai ʔimpateː⸣ nari ⸢joː⸣ʣoː ʃi̥⸢kirara⸣nu]
      (次第に悪戯っぽくなってきて、手がつけられ<養生でき>ない)

インパテーン [⸢ʔimpa⸣teːŋ] (形)

  • 腕白である。いたずらっぽい。横着である。
  • Example phrases
    • ウ⸢ヌ⸣ ッ⸢ふァー⸣ ドゥク ⸢インパテー⸣ティ ブ⸢ダッカリ ベーン⸣ケン ク⸢ルビティ⸣ ドゥー ヤ⸢マ⸣シ ⸣シケーンティ
      [ʔu⸢nu ffaː⸣ duku ⸢ʔimpateː⸣ti bu⸢dakkari beːŋ⸣ken ku⸢rubiti⸣ duː ja⸢ma⸣ʃi ⸣ʃi̥keːnti]
      (この子はあまりにもいたずらっぽいので、飛び跳ねているうちに転んで怪我をして<胴を病まして>あるよ)
    • ⸢サッ⸣コー ⸢インパ⸣テーンドゥ ⸢インパテーナー⸣ヌティ ア⸢ゾー⸣ル⸢ツォー
      [⸢sak⸣koː ⸢ʔimpa⸣teːndu ⸢ʔimpateːnaːn⸣ti ʔa⸢ʣoː⸣ru⸢ʦoː]
      (非常に腕白であるが、腕白でないと言われるんですよ)
    • ⸢インパ⸣テー ッ⸢ふァ
      [⸢ʔimpa⸣teː f⸢fa]
      (腕白な子供{EOS}悪戯っぽい子供)

インパティムニ [⸢ʔimpati⸣muni] (名)

  • 呆れ返るような下品な言葉。「縁果て言葉(縁切れもの言い)」の義。
  • Example phrases
    • ⸣アイブ ⸢インパティムニ⸣<⸢インキリムニ⸣>バ イ⸢ジ⸣ プ⸢スン⸣ バ⸢ラーリ⸣ ヌーヤ ウ⸢レー
      [⸣ʔaibu ⸢ʔimpatimuni⸣<⸢ʔimpatimuni⸣>ba ʔi⸢ʤi⸣ pu̥⸢sum⸣ ba⸢raːri⸣ nuːja ʔu⸢reː]
      (あんな呆れ返る下品な言葉をつかって他人に笑われて、何だね、これは)

インパブ [⸣ʔimpabu] (名)

  • (動)海蛇の一種。「ウミハブ」の音韻変化した語。エラブウミヘビに似ているが、それより小さい。体長約70~80センチ。時々海中を泳ぐのが見られる。漁師の嫌われもので、漁獲することもない。
  • Example phrases
    • ⸣インパブヌ ス⸢バー⸣ クーカー ⸢ウイ⸣ パ⸢ラ⸣シ
      [⸣impabunu su⸢baː⸣ kuːkaː ⸢ʔui⸣ pa⸢ra⸣ʃi]
      (インイラブ<海蛇>が側へ寄って来たら追っ払いなさい)

ウンパンシン [⸢ʔumpaŋ⸣ʃiŋ] (名)

  • 運搬船。昭和に入って石垣から鳩間経由西表祖内行きの定期航路に運搬船が就航した。鳩間島からは石垣向けに米や鰹節、ツノマタ、豚、薪などの貨物が運賃を支払って定期的に運ばれた。
  • Example phrases
    • ⸢ウンパンシン⸣マー イ⸢チ⸣ クーカヤー
      [⸢ʔumpaŋʃim⸣maː ʔi⸢ʧi⸣ kuːkajaː]
      (運搬船はいつ入港する<来る>かね)

ガーンパターン [⸢gaːmpataːŋ] (副)

  • がたんごとん。がたんがたん。物音が高く、騒々しいさまを形容する擬音語(オノマトペア)。
  • Example phrases
    • イ⸢ツァフンツァ⸣ヌ ⸢ウイ⸣ナー ヤ⸢ラビン⸣メーヌ ⸢ガーンパターン⸣シ <⸢ドーンパターン⸣シ> シ⸢マ⸣ トゥリ ア⸢サ ビベー [ʔi⸢ʦaɸunʦa⸣nu ⸢ʔui⸣naː ja⸢rabim⸣meːnu ⸢gaːmpataːŋ⸣ʃi <⸢doːmpataːŋ⸣ʃi> ʃi⸢ma⸣turi ʔa⸢sabi beː] (床板の上で子供達がガタンバタンと騒々しく相撲をとって遊んでいる)。⸢ドーンパターン[⸢doːmpataːŋ](どたんぱたん)ともいう

カーンパタヤー [⸢kaːmpata⸣jaː] (固)

  • ⸢ダイ⸣ケー[⸢dai⸣keː](大工家)の別称。「井戸端の家」の義。⸢カーンパタ⸣グヮー[⸢kaːmpata⸣gwaː]ともいう。戦後西村のカツオ漁業を経営した大工定市氏の家。西村井戸の東南隣にあるのでそう呼ばれる。西村の⸢シー⸣シ[⸢ʃiː⸣ʃi](獅子頭)を保管管理している家である。
  • Example phrases
    • ⸢カーンパタ⸣ヤー<⸢ダイ⸣ケー>ナール ⸢インヌムラヌ シー⸣シェー カ⸢キン⸣グ ⸢シーオー⸣ル
      [⸢kaːmpata⸣jaː<⸢dai⸣keː>naːru ⸢ʔinnumuranu ʃiː⸣ʃeː ka⸢kiŋ⸣gu ⸢ʃiːʔoː⸣ru]
      (井戸端の家<大工家>に西村の獅子頭は保管管理されている)

カサンパー [kḁ⸢sam⸣paː] (名)

  • 木の葉のおおきなもの。「カサ」は、「柏、加之波(かしは)」『和名抄』の転訛したもので、「木の葉」の意。
  • Example phrases
    • ム⸢チェー⸣ カ⸢サン⸣パーナ ッ⸢ス⸣ミティ ⸢ネーソーッ⸣タ
      [mu⸢ʧeː⸣ kḁ⸢sam⸣paːna s⸢su⸣miti ⸢neːsoːt⸣ta]
      (餅は芭蕉<柏>の葉に包んで煮られた)
    • 食物を盛ったり包んだりするのに用いる植物の葉。 カ⸢サン⸣パームチ
      [kḁ⸢sam⸣paːmuʧi]
      (木の葉で包んで蒸し上げた餅)
    • バ⸢サン⸣パームチ
      [ba⸢sam⸣paːmuʧi]
      (芭蕉の葉で包んで蒸し上げた餅)
    • 、サ⸢ミンパームチ
      [sa⸢mimpaːmuʧi]
      (ゲットウ<月桃>の葉で包んで蒸し上げた餅)
    • などがある。 ⸢プールナー⸣ヤ バ⸢サン⸣パームチバ ス⸢ク⸣ルンティ バ⸢サン⸣パー ⸣キシン ⸢ウイバロー パッ⸣タン
      [⸢puːrunaː⸣ja ba⸢sam⸣paːmuʧi su̥⸢ku⸣runti ba⸢sam⸣paː ki̥ʃiŋ ⸢ʔuibaroː pat⸣taŋ]
      (豊年祭の時には芭蕉の葉餅を作るとて芭蕉の葉を切りに西表島の上原へ行った)

カサンパーイズ [kḁ⸢sam⸣paːʔiʣu] (名)

  • (動)魚の名。和名(ハナグロチョウチョウウオ{EOS}ヤリカタギ、シチセンチョウチョウウオ、カガミチョウチョウウオ、ミカドチョウチョウウオ)などの総称。「木の葉魚」の義。体長は13~15センチのものが多い。これらの魚は、海中では美しいが、食用としては漁獲されなかった。
  • Example phrases
    • カ⸢サン⸣パーイゾー ア⸢ヤ⸣ヌ ⸣アンダ ⸢カイ⸣ヤンドゥ ウ⸢リ⸣ トゥリ ッ⸢ふー⸣ プ⸢ソー⸣ ブ⸢ラーンシェン
      [kḁ⸢sam⸣paː ⸣ʔiʣoː ʔa⸢ja⸣nu ⸣ʔanda ⸢kai⸣jandu ʔu⸢ri⸣ turi f⸢fuː⸣ pu̥⸢soː⸣ bu⸢raːŋʃeŋ]
      (木の葉魚<ハナグロチョウチョウウオの仲間>は縞模様があるから美しいが、それを漁獲して食う人はいなかった)

カサンパーウキ [kḁ⸢sam⸣paːʔuki] (名)

  • たご<担桶>に水を入れて運ぶ際、水がこぼれないよう、芭蕉の葉、クワズイモの葉、ススキや桑の葉などを担桶の水に浮けるもの。ウ⸢キは「浮け」の義。
  • Example phrases
    • ⸢カー⸣ラ ミ⸢ジ⸣ カ⸢タ⸣ミクー ⸣ピンマー ⸢タン⸣グナー カ⸢サン⸣パーウキ イ⸢リティ⸣ カ⸢タム⸣タ
      [⸢kaː⸣ra mi⸢ʤi⸣ kḁ⸢ta⸣mikuː ⸣pimmaː ⸢taŋ⸣gunaː kḁ⸢sam⸣paːʔuki ʔi⸢riti⸣ kḁ⸢tamu⸣ta]
      (井戸から水を担いで運んでくるときは、水を uby{零}{コボ}さぬように、植物の葉をたご<担桶>の水に浮けて運んだ)

カサンパーフタ [kḁ⸢sam⸣paːɸu̥ta] (名)

  • 植物の葉を用いた容器の蓋。甕や壷の応急用の蓋として用いた。
  • Example phrases
    • ⸢ミー⸣スカミヌ フ⸢ター⸣ カ⸢サン⸣パーフタ ⸢シー⸣シケーバ ⸢キーフタ⸣トゥ ⸢カイリ
      [⸢miː⸣su̥kaminu ɸu̥⸢taː⸣ kḁ⸢sam⸣paːɸu̥ta ⸢ʃiː⸣ʃi̥keːba ⸢kiːɸu̥ta⸣tu ⸢kairi]
      (味噌甕の蓋は植物の葉で応急用にしてあるから木蓋と取替えなさい)
    • カ⸢サン⸣パーフター ⸢イットゥキ⸣ヌ ⸢パンシ⸣ティル ⸢シー⸣ シケール
      [kḁ⸢sam⸣paːɸu̥taː ⸢ʔittuki⸣nu ⸢paŋʃi⸣tiru ⸢ʃiː⸣ʃi̥keːru]
      (植物の葉の蓋は一時凌ぎの代用品として使用してあるのだ)

カサンパームチ [kḁ⸢sam⸣paːmuʧi] (名)

  • 植物の葉で包んで蒸し上げた餅。⸢ウンヌ⸣ムチ[⸢ʔunnu⸣muʧi](芋の餅{EOS}サツマイモを摩り下ろして汁を搾り、絞り粕を握って植物の葉で包み蒸しあげて作った餅)は⸣ユナキー[⸣junakiː](オオハマボウ{EOS}ゆうな)の葉で包んだ。
  • Example phrases
    • ⸢プール⸣ムチェー ムー⸢ル⸣ バ⸢サン⸣パームチ ⸢ヤッタ
      [⸢puːru⸣muʧeː muː⸢ru⸣ ba⸢sam⸣paːmuʧi ⸢jatta]
      (豊年祭の餅はみんな植物(芭蕉)


    • 葉で包んだ餅<柏餅>であった)
    • カ⸢サン⸣パームチ ッ⸢ふァイ⸣ プサワ⸢ナー
      [kḁ⸢sam⸣paːmuʧi f⸢fai⸣ pu̥sawa⸢naː]
      (柏餅を食べたいなあ)