(Noun) Tadpole
Define わた wata Meaning ワタ
Displaying results for わた (wata・わた・ワタ) – ryukyu
JLect: Japonic Languages and Dialects Database
Results from JLect’s Japonic Languages and Dialects Database, created by Zachary Read, © JLect.com.
Search languages: Japonic (all languages and dialects) ↔ English ↔ Japanese
(Expression) To be satiated, to be satisfied, to have eaten enough, to be full
A dictionary of the Ryukyuan language
Results from the 沖縄語辞典 データ集 Okinawago jiten dēta-shū (Okinawan Language Dictionary Data Collection), published by the National Institute for Japanese Language and Linguistics, © CC BY 4.0.
Search languages: Okinawan → Japanese
ワタ wata ('wata) ⓪ 名
- 腹。~nu 'januN.腹が痛い。~sagujuN.腹をさぐる。~kuzijuN.故意に,人を怒らせるようなことを言う。腹をくじる意。~nu kamirarijuN.腹が突き上げられるようにはげしく痛む。~hwinarasjuN.腹を減らす。運動などをして腹ごなしをする。~mugeejuN.腹がにえくりかえる。非常に立腹する。~'uuiNcuN.腹ごなしをする。大食したあとなど,立って歩いて腹を減らす。'uujuNはゆり動かす。
- はらわた。腸。動物などのそれをいう。'watamiimuNともいう。
ワタ wata ('wata) ⓪ 名
- 綿。
ワタイ watai ('watai) ⓪ 名
- 渡り。渡る所。ちょっとした渡し場。
イーワタ iiwata (?iiwata) ⓪ 名
- 腸。
ンナワタ nnawata ('Nnawata) ⓪ 名
- 空腹。すき腹。
ウフワタ ufuwata (?uhuwata) ⓪ 名
- 大きな腹。妊婦などの大きな腹。~siisii sjooN.大きな腹をかかえて苦しそうである。
- 大腸。
ワタデー watadee ('watadee) ⓪ 名
- 腹持ち。食べたあとで腹が減りにくい食物の質。~nu ?aN.腹持ちがよい。もちなどについていう。
ワタジン watajin ('wataziN) ⓪ 名
- 冬の礼服。男女用。biNgatawataziN,tizimawataziN,maNwataziN,siragawataziN,riNziwataziN,duNsiwataziNなど,柄や布地によって多くの種類があり,身分・性別・年齢によって着用の制限があった。
ワタンジ watanji ('wataNzi) ⓪ 名
- 渡し場。渡船場。
- [渡地]那覇にあった遊郭の名。いなか相手の下等な遊郭であった。'wataNziZurigwanu Cirinasa 'ja,susuciribakamani kata?utiziN cici 'jaNbarubuni kajujusa 'jaa.渡地女郎のあわれさよ。すその切れたはかまに,肩のおちた着物を着て,山原舟に(船乗りめあてに)通うよ。
ワタンス watansu ('wataNsu) ⓪ 名
- wataziN(冬の礼服)の敬語。貴族の冬の礼服をいう。'Nsu(みそ)はciN(きぬ)の敬語。
ワタユン watayun ('wata=juN) ① 自=raN,=ti
- 渡る。一方から他方へ渡って移る。
- (物が人に)渡る。ziQcuunu~.月給が渡る。
フルワタ furuwata (huruwata) ⓪ 名
- 古綿。すでに使用した綿。
ウチワタ uchiwata (?uciwata) ⓪ 名
- 打ち綿。?ucibanaともいう。
ウフワター ufuwataa (?uhuwataa) ⓪ 名
- 腹の大きい者。妊婦や大食いの卑称。
ワタイリ wata iri ('wata?iri) ⓪ 名
- 綿入れ。冬に着る,綿を入れた着物。
ワタブトゥ watabutu ('watabutu) ⓪ 名
- 腹の卑称。また,腹の小児語。Qcunu meeuti~hati.人の前で腹を出して。
ワタグヮー watagwaa ('watagwaa) ⓪ 名
- 小腸。?uhuwata(大腸)に対する。
ワタシュン watashun ('wata=sjuN) ① 他=saN,=ci
- 渡す。一方から他方へ渡らせる。
- 渡す。かけ渡す。
- (人に物を)渡す。tima~手間賃を渡す。
イーワタシ iiwatashi (?iiwatasi) ⓪ 名
文
- 言い渡し。命令。布告。
シューワタイ shuuwatai (sjuuwatai) ⓪ 名
- 海中の歩いて渡る箇所。入江などで海中を歩いて通れる所。
A dictionary of the Ryukyuan language
Results from the 沖縄語辞典 データ集 Okinawago jiten dēta-shū (Okinawan Language Dictionary Data Collection), published by the National Institute for Japanese Language and Linguistics, © CC BY 4.0.
Search languages: Japanese → Okinawan
わたす 【渡す】
See also
わたいれ 【綿入れ】
- wataʔiri
- (Honorific) Nchaagirii
わたくし
See also
わたしぶね 【渡し舟】
わたくしごと 【私事】
わたりろうか 【渡り廊下】
まわた 【真綿】
くさわた 【草棉】 (植物名)
てわたす 【手渡す】
Phrases
- ~こと tiiwatashi
はらわた 【腸】
ふるわた 【古綿】
Dictionary of the Practical Use of Okinawan
Results from the うちなーぐち活用辞典テキストデータベース Uchinaaguchi katsuyō jiten tekisuto dētabēsu (Dictionary of the Practical Use of Okinawan), by Shinsho Miyara, © CC BY-ND 3.0 DEED.
Search languages: Japanese ↔ Okinawan
わた
- 腹
⇒ わた びない〈腹が減ること〉、っうぇーき わた〈出腹〉 - なーだ わたびないん さんくとぅ、むのー なー うふぃぐゎーっしから かむさ。
(まだお腹は減っていないので、食事はもう少ししてから食べるね)
Example phrases
わた うち
- 腹のなか
- くちしぇー あん いちょーしが、わたうちまでー わからん。
(口ではそう言っているが、腹の中まではわからない)
Example phrases
わたぬ みー (わた なから〈腹半分〉)
- 腹一杯
- むのー わたぬみー かむし やかにん わたなから かむしぬどぅ まし やん。
(食べ物は腹一杯食べるよりも腹八分食べるのがいいのだ)
Example phrases
わた でー
- 腹持ち
- むちぇー わたでーぬ あてぃ、まーさん。
(餅は腹持ちがよくて、おいしい)
Example phrases
わた ぶたー
- 出腹の者
- くぬぐろー ちゃー ぬだい かだいっし っんぢゅちゅるくとぅん さんくとぅ、ちゅらーさ わたぶたー なとーん。
(この頃はいつも飲んだり食べたりして体を動かすこともしないので、すっかりお腹が出てきている)
Example phrases
わた ふっくぃー
- お腹が張ること
- かみぢゅーさぬ、わたふっくぃーっし ちむいふなー そーっさー。
(食べ過ぎてお腹が張って気分が悪くなっているよ) - はらいる じのー ちゅいぶん やしが、かむしぇー ちゃっさ やてぃん かまりーくとぅ わたふっくぃー そーっさー。
(払うお金は一人分だが、食べるのはいくらでも食べられるので腹一杯になっている)
Example phrases
わた ぼんぼん すん (〜さん、〜さん、〜っし)
- お腹がだぶだぶする
- ちゃー ぬみぢゅーさぬ、わた ぼんぼん そーん。
(お茶を飲み過ぎて、お腹がだぶだぶしている)
Example phrases
わた むげーゆん (〜むげーたん、〜むげーらん、〜むげーてぃ)
- はらわたが煮えくり返る
- =みーぬ みーらん ないる あたい わじとーん。
(目が見えなくなるほど怒っている) - =たっくるすがやーんでぃ うむいる あたい わじとーん。
(ぶん殴ってやろうかと思うほど怒っている) - あれー ゆくしむにーっし しらん ふーなー そーくとぅ、わんねー わたむげー そーっさー。
(あいつは嘘をついて知らんふりしているので、私ははらわたが煮えくり返っている)
Example phrases
わたいん (わたたん、わたらん、わたてぃ)
- 渡る
- かじまやーぬ うゆうぇーに ななちぬ あじまー とぅーてぃ やくばれーっし どぅー ちゆみーる くとぅんかい 「ななちぬ はし わたいん」でぃ いーん。
(数え98歳のお祝いを7つの十字路を通って厄払いして体を清めることに「7つの橋[13、25、37、49、61、73、85の厄年]を渡る」という)
Example phrases
わたすん (わたちゃん、わたさん、わたち)
- 渡す
- てぃまー いち わたすが?
(手間賃はいつくれるの) - くぬめー はたらちゃる ばすぬ てぃまー ちゃー なとーが?
(この前働いたときの手間賃はどうなっているのか)
Example phrases
わたくし
- へそくり
- わたくしぐゎーや うふぃぐゎーぬ くとぅしぇー ちかいぶしこー ねーらんくとぅ、たまい しんでー ゆくん ちかいぶしこー ねーらん ないん。
(へそくりはちょっとしたことでは使いたくないので、たまるにつれて余計に使いたくなくなる)
Example phrases
わたんぢ
- 船着き場
- わたんんぢぇー ちゅーん あみ やてぃ、たーん をぅらんたん。
(船着き場は今日も雨で、誰も居なかった)
Example phrases
わたうふさん
- お腹いっぱい
- わたうふく なてぃ なー かみゆーさん どー。
(お腹いっぱいでもう食べられない) - わたうふくなてぃ うふぇー あっかんとーならん。
(満腹で少し歩かないといけない)
Example phrases
うふ わた (うふ わたー〈妊婦、出腹の者〉)
- 大きいお腹
- くぇーてぃ うふわた しーしー そーくとぅ、かみむのー ふぃならする かんげー そーん。
(太ってお腹が出てきているので、食べ物を減らすことを考えている)
Example phrases
すー わたい
- 浅瀬渡り
- すーぬ ふぃちーねー、すーわたいっし まぎしーぬ っうぃーをぅてぃ いゆ ちっちょーたん。
(潮が引くと、浅瀬を渡って大岩の上で魚を釣っていた)
Example phrases
てぃーぬ くび/なー/はた/わた
- 手の首/甲/端/ひら
- んにん、かたん、ふぃじけーん、てぃーぬくびん、くしん、ちんしん、ふぃさぬくびん むる ゆるみやーに、ちーぬ ながり みぐらち たいきょくけん すん。
(胸も、肩も、肘も、手首も、腰も、膝も、足首もみんな緩めて、血流を巡らせて太極拳をする) - てぃーぬ なー
(手の甲) - 、てぃーぬ わた
(手のひら)
Example phrases
*(参考)てぃっこー(手の卑語);あれー しーじゃがたんかい てぃっこー ねーいん(あれは先輩方に手を出す)
てぃー わたし すん (〜さん、〜さん、〜っし)
- 手渡しする
- くれー てーしちな むん やくとぅ、っちゅんかえー たぬまんぐとぅ っやーさーに てぃーわたしっし くぃり よー。
(これは大切な物なので、人には頼まないであなたから手渡ししてくれよ)
Example phrases
んな わた
- 空腹
- んなわた やれー ぬー やてぃん かむん。やーさぬどぅ まーさる。
(空腹であれば何でも食べる。お腹がすいているから何でもおいしい)
Example phrases
うわいん (うわたん、うわらん、うわてぃ)
- 終わる
- っやーが てぃがねーっし とぅらちゃくとぅ、たでーま うわたん。
(あなたが手伝ってくれたので、あっという間に終わった)
Example phrases
かわいん (かわたん、かわらん、かわてぃ)
- 変わる
- やーのー うーどぅしから たちどぅしんかい かわいん。
(来年は卯年から辰年に変わる) - ちむんかい ぬくとーる っんまりじまぬ むる かわてぃ、うりとぅ まじゅーん あながちさるくとぅん まーがなんかい とぅでぃっんぢゃんねーっし いっぺー ちむしからーさん。
(心に残っている故郷がみんな変わって、それとと共になつかしいこともどこかに飛んで行ったようでとても心寂しい)
Example phrases
Audio Database of Hatoma Lexicon
Results from the 鳩間方言 音声語彙データベース Hatoma hōgen onsei goi dētabēsu (The Audio Database of Hatoma Lexicon), by Shinichi Kajiku and Natsuko Nakagawa, © CC BY-SA 3.0 DEED
Search languages: Yaeyama (Hatoma) ↔ Japanese
ワター [wa⸢taː] (代)
- {Mn_1}君ら。君たち。二人称代名詞の複数。⸢バン⸣ター[⸢ban⸣taː](聞き手を含まない、私たち{EOS}僕ら)の対義語。⸢ワーター[⸢waːtaː](君たち{EOS}貴方方)ともいう。
- ワ⸢ター⸣ マーラ ⸢クー⸣タ
[wa⸢taː⸣ maːra ⸢kuː⸣ta]
(君たちは何処から来たのか) - ワ⸢ター⸣ ムノー ⸣ヌーヤ
[wa⸢taː⸣ munoː ⸣nuːja]
(君たちのものはどれ<何>か) - ワ⸢ター⸣ラ パ⸢ジミリ
[wa⸢taː⸣ra pa⸢ʤimiri]
(君たちから始めなさい)
Example phrases
ワター [wa⸢taː] (代)
- {Mn_2}貴方がた(尊敬の複数形)。
- ワ⸢ター⸣ マーラ ⸢オーッ⸣タ
[wa⸢taː⸣ maːra ⸢ʔoːt⸣ta]
(貴方方は何処から来られましたか)
Example phrases
ワタクサー [wa⸢ta⸣ku̥saː] (名)
- へそくり。沖縄本島方言からの借用語。「手の中の荒るるを厭はず、わたくしを拵へ」『西鶴・諸艶大鑑三』の「わたくし(親方に内緒でする仕事{EOS}内職)」の転訛したものか。
- ミ⸢ドゥ⸣モー ン⸢メーマ⸣ナーン ワ⸢タ⸣クサー タ⸢ミ⸣ シゥ⸢カバ⸣ル ナル⸢ダー
[mi⸢du⸣moː ʔm⸢meːma⸣naːŋ wa⸢ta⸣ku̥saː ta⸢mi⸣ si̥⸢kaba⸣ru naru⸢daː]
(女は少しずつでも、へそくりを貯めておかないといけないよ)
Example phrases
ワタンジャー [wa⸢tan⸣ʤa] (名)
- 渡し場。首里方言からの借用語が転訛したものか。浦内川の渡し場。
- ウ⸢ラッ⸣チナー ワ⸢タンジャー⸣ヌ ⸢アッ⸣タン⸢ダー
[ʔu⸢rat⸣ʧinaː wa⸢tanʤaː⸣nu ⸢ʔat⸣tan⸢daː]
(浦内には渡し場があったよ)
Example phrases
イズヌバタ [ʔi⸢ʣunu⸣ bata] (連)
- 魚のはらわた(腸)。
イ
⸢ズヌ⸣ バタ ⸣トゥリティ ピ⸢サ⸣ ウ⸢コー⸣シ(ン⸢コー⸣シ)-
[ʔi⸢ʣunu⸣ bata ⸣turiti pi̥⸢sa⸣ ʔu⸢koː⸣ʃi]
(魚の腸を取って<除去して>三枚卸にしなさい)
Example phrases
インヌバタ [⸢ʔin⸣nu bata] (連)
- 短気な人。怒りっぽい人。「犬の uby{腸}{ハラワタ}」の義。犬は腸(はらわた)が短いので絶えず吠え立てるという。人間が立腹しやすいのは犬と同様、腸が短いからだという比喩表現。
- ⸢ウンザー イン⸣ヌ バタ ヤ⸢ルンダル⸣ アイニ ⸢クン⸣ゾー ウ⸢ク⸣ル⸢ツォー
[⸢ʔunʣaː ʔin⸣nu ⸣bata ja⸢rundaru⸣ ʔaini ⸢kun⸣ʣoː ʔu⸢ku⸣ru⸢ʦoː]
(あの野郎は犬の腸だから<犬の腸のように腸が短いから>あんなに怒るのだ)
Example phrases
ガートゥッふァートゥ [⸢gaːtuffaː⸣tu] (名)
- かわたれ時。暁。夜明けがた。「明かさと暗さと」の義。早朝の薄明かりが出た頃。
- ⸢ガートゥッふァー⸣トーラ ⸣ウキ イ⸢ソー パッ⸣タヤー
[⸢gaːtuffaː⸣toːra ⸣ʔuki ʔi⸢soː pat⸣tajaː]
(かわたれ時より起きて漁に行ったよ)
Example phrases
カザダカーン [ka⸢ʣadakaː⸣ŋ] (形)
- 匂いが強い。「かざ<香>・高さ・有り」の義。芳香、臭気の両方にわたって用いられる。
- ウ⸢キン⸣マー イッ⸢ケナ⸣ カ⸢ザダカー⸣ン
[ʔu⸢kim⸣maː ʔik⸢kena⸣ ka⸢ʣadakaː⸣ŋ]
(ウコンは非常に匂い<芳香>が強い) - イ⸢ズ⸣ バ⸢ザイティ⸣ アトー イ⸢ズヌ⸣ カ⸢ザダカーン⸠ダー
[ʔi⸢ʣu⸣ ba⸢ʣaiti⸣ ʔatoː ʔi⸢ʣunu⸣ ka⸢ʣadakaːn⸠daː]
(魚を uby{捌}{サバ}いた後は魚の匂いが体に染みついて匂いがきつい<高い>よ) - ⸢シンダイ⸣ カ⸢ザダカー⸣ ナリケーン
[⸢ʃindai⸣ ka⸢ʣadakaː⸣ narikeːŋ]
(次第に匂いが強くなってきた) - ⸣ドゥク カ⸢ザダカー⸣ヌ ヌ⸢マラ⸣ヌ
[⸣duku ka⸢ʣadakaː⸣nu nu⸢mara⸣nu]
(あまりにも匂いが強くて飲めない) - カ⸢ザダカー⸣ ムノー ⸣トゥリ シ⸢ティリ
[ka⸢ʣadakaː⸣ munoː ⸣turi ʃi̥⸢tiri]
(匂いの強いのは取って捨てなさい) - ⸣アイニ カ⸢ザダカー⸣カー ヤ⸢ラビン⸣マー ッ⸢ふァーサラヌ
[⸣ʔaini ka⸢ʣadakaː⸣kaː ja⸢rabim⸣maː f⸢faːranu]
(あんなに匂いが強ければ子供には食べさせられない) - ⸣オンケーヌ カ⸢ザヌ⸣ カ⸢ザダカー⸣ヌ ミ⸢チェーバー⸣キ カ⸢ザ シース
[⸣ʔoŋkeːnu ka⸢ʣanu⸣ ka⸢ʣadakaː⸣nu mi⸢ʧeːbaː⸣ki ka⸢ʣa ʃiːsu]
(豚舎の臭気が強くて<高くて>、道路まで臭い匂いがする)
Example phrases
カツヌバタ [kḁ⸢ʦunu⸣ bata] (連)
- カツオのはらわた(腸)。内臓。
- カ⸢ツヌ⸣ バタン バ⸢ザイティ⸣ バ⸢タガラ⸣ス ス⸢コーッ⸣タ
[kḁ⸢ʦunu⸣ batam ba⸢ʣaiti⸣ ba⸢tagara⸣su su̥⸢koːt⸣ta]
(カツオの内臓<腸>も、捌いて腸の塩漬けに漬けられた)
Example phrases
カラバタ [ka⸢rabata] (名)
- {Mn_1}空き腹。「からわた(空腸)」の義。⸢ンーナバタ[⸢ʔnːnabata](空腹)ともいう。
- イ⸢ソープソー ヤー⸣サ ⸣カラバタシル ⸢オーリ⸣バ ⸢パー⸣ク ⸣イー ン⸢カシ
[ʔi⸢soːpu̥soː jaː⸣sa ⸣karabataʃiru ⸢ʔoːri⸣ba ⸢paː⸣ku ⸣ʔiː ʔŋ⸢kaʃi]
(漁に出られた人は空腹で、ひもじい思いでいらっしゃるから早くご飯を差し上げよ) - カ⸢ラバタサーリ⸣ サ⸢キ⸣ ヌム ⸣ムノー ア⸢ラ⸣ヌ
[ka⸢rabatasaːri⸣ sa⸢ki⸣ numu ⸣munoː ʔa⸢ra⸣nu]
(空きっ腹に酒を飲むものではない) - カ⸢ラバター⸣ バ⸢タッ⸣ふァーン
[ka⸢rabataː⸣ ba⸢taf⸣faːŋ]
(空複になると怒りっぽくなる<腹暗い>)
Example phrases
キチ [⸣ki̥ʧi] (名)
- 瓦葺屋根の垂木。棟から軒へかけわたした材木。よく利用される樹種に、シ⸢ター⸣マキー[ʃi̥⸢taː⸣makiː](エゴノキ)がある。⸣キチ[⸣ki̥ʧi]は、普通は約8センチ角の長さ約3メートルに製材した材木を用い、茅葺き屋根のタ⸢ル⸣キ[ta⸢ru⸣ki](垂木)は、直径約8センチの丸太を用いた。瓦葺屋根に竹のえつり(桟)を載せるために棟から軒先へ渡す材木。直径約10センチ、長さ約3メートルに製材した角材が多く使用された。茅葺屋根の場合はタ⸢ル⸣キ[ta⸢ru⸣ki](垂木)という。
- ⸢ウン⸣ネヌ ⸢ヤー⸣ヌ ⸣キチェー ⸢キャーンギキー⸣ プ⸢スカタ⸣ル シゥ⸢カーリブー
[⸢ʔun⸣nenu ⸢jaː⸣nu ⸣ki̥ʧeː ⸢kjaːŋgikiː⸣ pu̥⸢sukata⸣ru sï̥⸢kaːribuː]
(その家の垂木はいぬまき(犬槇)
の
木一方のみしか使用されてない<一方がぞ使用されている>)- ⸢ヤー⸣ヌ ⸣キチ ⸣キシン ⸣パラ
[⸢jaː⸣nu ⸣ki̥ʧi ⸣ki̥ʃim ⸣para]
(家の垂木を伐りに行こう)
Example phrases
キチゴン [ki̥⸢ʧigoŋ] (名)
- 結願祭。一年を通して祈願した豊年、豊漁の祈願、健康祈願、家庭繁盛祈願等の諸々の祈願の⸢グヮンプトゥ⸣キ[⸢gwampu̥tu⸣ki](願解)が⸢ウイヌ⸣ウガン[⸢ʔuinu⸣ʔugaŋ](友利御嶽)で執り行われる村祭りである。旧暦九月の壬の日から三日間にわたって行われる。初日は⸢ユードゥー⸣シ[⸢juːduː⸣ʃi](夜通し)、二日目は⸣トーピン[⸣toːpiŋ](当日<祭り本番>)、三日目はトゥ⸢ズミ[tu⸢ʣumi](終結)の三日間で祭りは完結する。⸢ユードゥー⸣シにはユ⸢ネン⸣ヌ ⸣パイ[ju⸢nen⸣nu ⸣pai](宵の拝<祈願>{EOS}午後八時ごろ開始)、ユ⸢ナカ⸣ヌ ⸣パイ[ju⸢naka⸣nu ⸣pai](夜中の拝礼<祈願>午前零時ごろ開始)、シ⸢トゥムティ⸣ヌ ⸣パイ[ʃi̥⸢tumuti⸣nu ⸣pai](朝<つとめて>の拝礼<祈願>午前五時ごろ開始)の三度の礼拝と神遊びからなる祈願があり、友利御嶽の本殿ウ⸢ブ⸣ヤー[ʔu⸢bu⸣jaː](母屋)内においてサ⸢カサ[sḁ⸢kasa](司{EOS}巫女)、ティ⸢ジリ⸣ビ[ti⸢ʤiri⸣bi](手摺り部{EOS}男性神職者)、バ⸢キサカ⸣サ[ba⸢kisaka⸣sa](脇司)、ム⸢ラヤクサ[mu⸢rajakusa](村の役人)達により厳粛な祈願がなされる。⸣トーピン[⸣toːpiŋ](結願祭当日)は午前十一時頃から、サ⸢カサ、バ⸢キサカ⸣サ ティ⸢ジリ⸣ビー達により⸢パイ⸣ディン[⸢pai⸣diŋ](拝殿)に於いて祈願が始まる。祈願が終わると本殿ウブヤーに舞踊団が入り、そこは楽屋に変化する。午後からは本殿ウブヤーから拝殿側へ張り出すように作られた舞台上で奉納芸が上演され、午後五時頃まで続いて祭りは終了した。この日の余興を村人達は舞台の東と西に座席を作り、⸣ウサイ[⸣ʔusai](御馳走)の弁当持参で鑑賞した。子供達は鎮守の森のマーニで剣を作って一日中遊んだ。三日目はトゥズミ[tu⸢ʣumi](完結{EOS}終わり)で村役人たちの一種の慰労会であり、祭りが準備から本番まで順調に進行したことに対する村役人たちへの感謝とお礼と宴会であった
ギューティ [⸢gjuːti] (名)
- いくとし。何年。いくとせ(幾年)。過去や将来にわたる年数を表す。
- ⸣アブジェー ⸢マーラソー⸣レーラ ⸢ギューティ⸣ ナ⸢ル⸣ワ
[⸣ʔabuʤeː ⸢maːrasoː⸣reːra ⸢gjuːti⸣ na⸢ru⸣wa]
(おじいさんが亡くなられてから何年になるかねえ) - ウ⸢ブソッコー⸣ヤ ⸢マー ギュー⸣ティヤ
[ʔu⸢busokkoː⸣ja ⸢maː gjuː⸣tija]
(大焼香<大法事>は、あと何年後か)
Example phrases
クーネーシ [⸢kuːneː⸣ʃi] (名)
- 調理法の名。「皮煮」の転訛したものか。ハリセンボンなど、はらわたを取って、皮のまま煮ること。薬効があるといって、妊婦や生理不順の女性に煎じて与えていた。
- ア⸢バ⸣サー ⸢クーネー⸣シ サ⸢バル⸣ フ⸢チ⸣ル ナルティ⸢ダー
[ʔa⸢ba⸣saː ⸢kuːneː⸣ʃi sa⸢baru⸣ ɸu̥⸢ʧi⸣ru naruti⸢daː]
(ハリセンボンは皮付きのまま煮た方が薬効がある<薬になる>そうだよ)
Example phrases
シヌン [ʃi⸢nuŋ] (自動)
- 死ぬ。「~命可死<イノチシヌベク>戀ひわたるかも。万、599」の転訛したもの。
- ⸣ドゥク ⸣ヌムカー シ⸢ヌン⸠ダー
[⸣duku ⸣numukaː ʃi⸢nun⸠daː]
(毒を飲んだら死ぬぞ) - ク⸢ビッ⸣チン ⸣ヌ⸢ムカー シ⸢ナヌ
[ku⸢bit⸣ʧin ⸣numukaː ʃi⸢nanu]
(これぽっち飲んだら死なない) - イ⸢コーラ⸣ シ⸢ニ⸣プサタンティン マ⸢ナ⸣マー シ⸢ヌ⸣ クトー ナ⸢ラ⸣ヌ
[ʔi⸢koːra⸣ ʃi⸢ni⸣pusatantim ma⸢na⸣maː ʃi⸢nu⸣ ku̥toː na⸢ra⸣nu]
(いくら死にたくても、今は死ぬことはできない) - ⸢パー⸣ク シ⸢ネー⸣ ミサムヌ
[⸢paː⸣ku ʃi⸢neː⸣ misamunu]
(早く死ねばいいのに) - ⸣アイニ シ⸢ニ⸣プサカー シ⸢ニ⸣バ
[⸣ʔaini ʃi⸢ni⸣pu̥sakaː ʃi⸢ni⸣ba]
(そんなに死にたければ死ねよ)
Example phrases
ジルカキ [ʤi⸢ru⸣kḁki] (名)
- (植)猪垣を作る際に用いる小さな樹木。直径約3センチ、高さ約3メートルの樹木、または樹木の枝。猪垣として土中に差し込んで横木をわたして編みこんでおくと根付きやすいので多く利用されたという。
- ジ⸢ル⸣カキ ⸣キシン ユチン⸢バー⸣キン ⸢オーッ⸣タンティ⸢ダー
[ʤi⸢ru⸣kaki ⸣ki̥ʃiŋ juʧim⸢baː⸣kiŋ ⸢ʔoːt⸣tanti⸢daː]
(猪垣用のジルカキを切り出しに、ユチンまでも行かれたそうだよ)
Example phrases
ズー [⸣ʣuː] (接尾)
- ~じゅう(中)。時間的空間的に全体にわたることを表す。その間ずっと。一面すべてに。
- ⸣プスイピーズー
[⸣pu̥suipiːʣuː]
(一日中) - イ⸢チニ⸣チズー
[ʔi⸢ʧini⸣ʧiʣuː]
(一日中) - ク⸢トゥシズー
[ku̥⸢tuʃiʣuː]
(今年中) - ⸣エンズーナ
[⸣jenʣuːna]
(来年中に) - ⸢ニンズー
[⸢ninʣuː]
(年中) - ム⸢ラズー
[mu⸢raʣuː]
(村中{EOS}村全体) - パ⸢マウリソー⸣ジェー ム⸢ラズーヌ⸣ プ⸢スヌ⸣ サンシキナー ウ⸢ロー⸣リ ニ⸢ビティ⸣ サ⸢カサ⸣ ティ⸢ジリ⸣ビーンケーヌ ⸢ニン⸣ガイ ⸢ソー⸣ル ⸣アイ ⸢ソー⸣ジ ⸢ソーッ⸣タ
[pa⸢maʔurisoː⸣ʤeː mu⸢raʣuːnu⸣ pu̥⸢sunu⸣ saŋʃi̥kinaː ʔu⸢roː⸣ri ni⸢biti⸣ sḁ⸢kasa⸣ ti⸢ʤiri⸣biːŋkeːnu ⸢niŋ⸣gai ⸢soː⸣ru ⸣ʔai ⸢soː⸣ʤi ⸢soːt⸣ta]
(浜下りソージには村中の人が桟敷に集まられ<下りられ>て、司やティジリビ<手擦り部>方が御嶽で祈願される間、桟敷で眠って<模擬一夜籠めの>精進をされた)
Example phrases
ソーニチ [⸢soːniʧi] (名)
- 当日。「しょうにち(正日)」の義。⸢ピン⸣ガン[⸢piŋ⸣gaŋ](彼岸{EOS}春分の日、秋分の日)のように、一週間にわたる祭祀期間の中の正真正銘の彼岸の当日のこと。彼岸だけは、その期間の中の都合の良い日に焼香してよいといわれている。
- ⸢ピンガン⸣マー シ⸢チ⸣ヌサーギ ⸢ペー⸣ルカー ⸢ソーニチ⸣ ア⸢ラン⸣タンティン ⸢シー⸣ミサンティ ア⸢ザリ ブー
[⸢piŋgam⸣maː ʃi̥⸢ʧi⸣nusaːgi ⸢peː⸣rukaː ⸢soːniʧi⸣ ʔa⸢ran⸣tantiŋ ⸢ʃiː⸣ misanti ʔa⸢ʣari buː]
(彼岸は、祭祀の期間にさえ入ったなら、当日<正日>でなくても実施して<やって>よいといわれている)
Example phrases
ティダアミ [⸣tidaʔami] (名)
- そばえ。わたくし雨。日照雨。日光がさしているのに降る雨。むらしぐれ。通り雨。狐の嫁入り。限られた小地域に降るにわか雨。お天気雨。「太陽雨」の義。
- ナ⸢チヌ⸣ ティダアメー ウ⸢シヌ⸣ カ⸢タ⸣シヌ ⸢ゾーラスン
[na⸢ʧinu⸣ tidaʔameː ʔu⸢ʃinu⸣ kḁ⸢ta⸣ʃinu ⸢ʣoːrasuŋ]
(真夏の通り雨<そばえ>は牛の片角を濡らす) - ナ⸢チヌ⸣ ティダアメー カ⸢タ⸣ブイ ⸢スン
[na⸢ʧinu⸣ tidaʔameː kḁ⸢ta⸣bui ⸢suŋ]
(夏の日照り雨は限られた片方だけを濡らして降る<片降りする>)
Example phrases
ナガミ [na⸢ga⸣mi] (名)
- 眺め。見わたすこと。眺望。景色を見わたすこと。遠くをのぞむこと。ナ⸢ガ⸣ムン[na⸢ga⸣muŋ](眺める)の連用形から転成した名詞。
- ナ⸢カン⸣ブレーラーヌ ナ⸢ガ⸣メー イッ⸢ケン カイ⸣ヤン
[na⸢kam⸣bureːranu na⸢ga⸣meː ʔik⸢keŋ kai⸣jaŋ]
( uby{中岡}{ナカ|モリ}からの眺めは非常に美しい)
Example phrases
Japanese-Multilingual Dictionary (JMDict)
Results from the Japanese-Multilingual Electronic Dictionary project (JMdict), created by Jim Breen, © Electronic Dictionary Research and Development Group.
Search languages: Japanese ↔ English
うみ・み・わた・わだ【海】
(Common Noun)
- Sea; Ocean; Waters
わた【綿・草綿】
(Common Noun)
- Cotton plant (Gossypium spp.)
— Word usually written using kana alone
- Batting; Wadding; Padding
ちょう・はらわた・わた【腸】
(Common Noun)
- Guts; Bowels; Intestines