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Define ゆん yun Meaning ユン

Displaying results for ゆん (yun・ゆん・ユン) – ryukyu

JLect: Japonic Languages and Dialects Database

Results from JLect’s Japonic Languages and Dialects Database, created by Zachary Read, © JLect.com.

Search languages: Japonic (all languages and dialects) ↔ English ↔ Japanese

Ryukyu (Okinawa)

ゆんじり

(Noun) Cracked heels, heel fissures, calloused feet

Ryukyu (Yaeyama)

ゆんたく

(Noun) Get-together, group dicussion, talk, chat, discussion

Ryukyu (Okinawa)

ゆんたく

(Noun) Talk, discussion, chat

Ryukyu (Okinawa)

ちんきゆん

(Verb) To pinch

Ryukyu (Yoron: Asato)

ねーなゆん

(Verb) To be missing, to be lost; to disappear

Ryukyu (Okinawa)

ちんちきゆん

(Verb) To pinch

Ryukyu (Okinoerabu)

なーになゆん

(Intransitive Verb) To be missing, to be lost; to disappear

Ryukyu (Okinawa)

ないん・なゆん

(Verb) To be able to do

Ryukyu (Okinawa)

ゆん【成ゆん

(Verb) To become

Ryukyu (Yaeyama: Kohama)

ゆんぐり【汚り】

(Noun) Dirt, filth, stain

Ryukyu (Okinawa)

ゆんたん【読谷】

(Name) Yomitan

Ryukyu (Okinawa)

あびゆん・あびーん

(Verb) To shout

Ryukyu (Okinawa)

あみゆん【浴みゆん

(Verb) To bathe, to shower, to clean oneself

Ryukyu (Okinawa)

ゆん・いゅん【言ん】

(Verb) To say

Ryukyu (Okinawa)

ゆんたんじゃ【読谷村】

(Name) Yomitan, Yomitan village

Ryukyu (Yoron)

ゆんぬんちゅ【与論人】

(Noun) Yoron person, Yoron people

Ryukyu (Okinawa)

~ありゆん・~ありーん

(Verbal ending) Potential (to be able to) or passive verb ending

Ryukyu (Okinawa)

あぶゆん【炙ゆん・焙ゆん

(Verb) To grill, to barbecue, to sear, to roast

Ryukyu (Okinawa)

こーいん【買ーいん】

(Verb) To buy, to purchase

Ryukyu (Miyako: Yonaha)

くゆム【暦】

(Noun) Calendar

Ryukyu (Amami: Koniya)

おーゆム【合ゆム】

(Verb) To meet

Ryukyu (Amami: Koniya)

いのゆム【祈ゆム・祷ゆム】

(Verb) To pray, to wish

Ryukyu (Okinawa)

にじーん

(Verb) To pinch

Ryukyu (Okinawa)

にじーん

(Verb) To endure, to put up with, to bear

Ryukyu (Amami: Koniya)

あトまゆム【集まゆム】

(Verb) To gather

Ryukyu (Amami: Koniya)

ってィみーきゆム

(Verb) To pinch

Ryukyu (Amami: Koniya)

っゐーゆム・うぃーゆム

(Verb) To plant, to grow

A dictionary of the Ryukyuan language

Results from the 沖縄語辞典 データ集 Okinawago jiten dēta-shū (Okinawan Language Dictionary Data Collection), published by the National Institute for Japanese Language and Linguistics, © CC BY 4.0.

Search languages: Okinawan → Japanese

イユン iyun (?i=juN) ⓪ 他=raN,=Qci

  1. 射る。弓で射る。鉄砲でうつ。tiQpuusaani tui~.鉄砲で鳥をうつ。tiQpuu~.鉄砲をうつ。'jumi~.弓を射る。

イユン iyun (?i=juN) ① 自=raN,=Qci

  1. 入る。はいる。

イユン iyun (?i=juN) ① 自=raN,=Qci

  1. 要る。必要である。入用である。?ijuraa muQci ?ikee, ?iraNdaraa muQcee ?ikunakee.要るなら持って行けよ。要らないなら持っては行くなよ。?iraN 'juSigutu.無用な忠告。zinoo ?irani.金は要らないか。

ッユン qyun (?juN) ① 他・不規則

  1. 言う。?ici kwiri.言ってくれ。?iigurisjaN.言いにくい。遠慮して言いにくい。また,表現や発音がしにくい。?imiSeeN.おっしゃる。言われる。?icaru magisa.(言った大きさの意)大きいことをいう者を笑う時いう。

ウユン uyun (?u=juN) ① 他=raN,=ti

  1. 織る。nunu~.布を織る。

ウユン uyun (?u=juN) ① 他=raN,=ti

  1. 売る。

ユンー yun- ('juN-) 接頭

  1. 嫌悪の意を示す接頭辞。'juNgasimasjaN(やかましい),'juNgusamici(立腹),'juNhagoosaN(きたならしい),'juNgusasaN(いやなにおいがする)など。名詞に付く場合には'jumu-となることが多い。

ユナ yuna ('juna) ① 名

  1. 与那。《地》参照。

ユニ yuni ('juni) ① 名

  1. 米。
  2. 砂。Sinaの雅語。

アーユン aayun (?aa=juN) ⓪ 自 =raN,=ti

  1. 合う。計算が合う・時計が合うなどの意では,新しくは?atajuNを多く用いるようになった。?unu hujaa ?jaahwisjatu ?aajumi.その靴はおまえの足に合うか。saNminoo?aatoomi.計算は合っているか。

ダユン dayun (da=juN) ⓪ 自=raN,=ti

  1. だれる。疲れて力がなくなる。

エーユン eeyun (?ee=juN) ⓪ 他=raN,=ti

  1. あえる。あえものにする。

エーユン eeyun (?ee=juN) ① 自=raN,=ti

  1. 乳・膿などが,出る。したたり出る。ciinu~.乳が出る。

フィユン fiyun (hwi=juN) ⓪ 自=raN,=Qci

  1. 干る。?usjunu~.潮が干る。sirunu~.汁が干る。煮物の水分がなくなる。

フィユン fiyun (hwi=juN) ⓪ 他=raN,=Qci

  1. ひる。hana~.くしゃみをする。hwii~.屁をひる。

フィユン fiyun (hwi=juN) ① 自=raN,=ti

  1. 減る。hwinajuNともいう。Siinu~.負債が減る。haNmeenu~.食糧が減る。hwiti ?icuN.減っていく。

フィユン fiyun (hwi=juN) ① 他=raN,=ti

  1. 経る。経過する。dee~.年代を経過する。世代を経る。

フユン fuyun (hu=juN) ⓪ 他=raN,=ti

  1. 掘る。?ana~.穴を掘る。zii~.地面を掘る。
  2. 彫る。彫刻する。

フユン fuyun (hu=juN) ⓪ 自=raN,=ti

  1. 降る。?aminu~.雨が降る。

フユン fuyun (hu=juN) ① 他=raN,=ti

  1. 振る。
  2. (男女間で相手を)振る。また,(男女間で相手を)嫌う。不満に思う。'utu hutooN.夫を嫌っている。Zurinu caku hutooN.女郎が客をいやがっている。
  3. 不承知である。もと首を振る意か。いやである。hutikooraN.いやと言って買わない。

A dictionary of the Ryukyuan language

Results from the 沖縄語辞典 データ集 Okinawago jiten dēta-shū (Okinawan Language Dictionary Data Collection), published by the National Institute for Japanese Language and Linguistics, © CC BY 4.0.

Search languages: Japanese → Okinawan

じゅん 【順】

See also

きじゅん 【規準】

See also

じゅんび 【準備】

See also

Phrases

しゅんめ 【駿馬】

いちじゅん 【一巡】

See also

しゅんかん 【筍干】 (料理名)

しゅんぎく 【春菊】

じゅんけん 【純絹】

じゅんさい (植物名)

じゅんずる 【準ずる】

じゅんたく 【潤沢】

See also

じゅんばん 【順番】

See also

Phrases

  • ~が先であること meebaN,sachiguchi
  • ~制 maaruu

じゅんぶう 【順風】

しゅんぶん 【春分】

せいしゅん 【青春】

たんじゅん 【単純】

Phrases

りっしゅん 【立春】

ばいしゅんふ 【売春婦】

ひょうじゅん 【標準】

むじゅんする 【矛盾する】

Phrases

  • 矛盾したことを言うこと sakamunii

Dictionary of the Practical Use of Okinawan

Results from the うちなーぐち活用辞典テキストデータベース Uchinaaguchi katsuyō jiten tekisuto dētabēsu (Dictionary of the Practical Use of Okinawan), by Shinsho Miyara, © CC BY-ND 3.0 DEED.

Search languages: Japanese ↔ Okinawan

ゆんかんしーん/ゆみかんしーん (ゆんかんしたん、ゆんかんしらん、ゆんかんしてぃ)

  • しゃべりまくる
  • Example phrases
    • ありんかい ゆんかんしらちょーけー。
      (あの人にずっとしゃべらせておけ)

ゆんたー うぃなぐ、ゆんたー ふぃんたー うぃなぐ

  • おしゃべり女

ゆんたく

  • おしゃべり

ゆんたくー

  • おしゃべり好き

*(参考)ゆんたかー(おしゃべりな人)

ゆんがしまさん

  • とても(忌み)うるさい
  • Example phrases
    • あれー っちゅ ぬらいる やなぐしぬ あてぃ ゆんがしまさぬ、くーんしぇー まし。
      (あの人は人を叱る悪い癖があってとてもうるさくて、来ない方がいい)

ゆんはごーさん

  • とても(忌み)汚い
  • Example phrases
    • こーえんぬ トイレんでーぬ ゆんはごーさいねー、ちかいる っちゅぬちゃーまでぃん やなくくち ないん。
      (公園のトイレなどがとても汚いと、使用する人たちまでも嫌な気持ちになる)

あちれーゆん (あちれーたん、あちれーらん、あちれーてぃ)

  • 注文して仕立てる
  • Example phrases
    • あちれーむん
      (注文して仕立てたもの)
    • ばさーぢん あちれーり。
      (芭蕉布の着物を注文して仕立てなさい)
    • びんがたぢのー あちれーてぃー?
      (紅型の着物は注文したか)

うんぬかゆん (うんぬかたん、うんぬからん、うんぬかてぃ)

  • お聞きになる
  • Example phrases
    • あぬ うかたぬ うふぁなし うんぬかたる くとぅぬ あいびーみ?
      (あのお方のお話お聞きになったことがありますか)

くぃーん、くぃーゆん (くぃーたん、くぃーらん、くぃーてぃ)

  • 越える
  • Example phrases
    • うふみち くぃーてぃ ふぃぢゃいんかい まがいーねー わったー やーぬ あさ。
      (大通りを越えて左に曲がると私の家がある)
    • あぬ むい くぃーねー、んぞが っんまりじま やさ やー。
      (あの山を越えると、恋人の里だね)
    • くぬ ゆーをぅてぃ うり くぃーてぃぬ まーさるむのー ねーらん。
      (この世でこれ以上のおいしいものはない)
    • わらびぬ ふどぅっうぃーしぇー ふぇーさぬ、なー わんたき くぃーてぃねーらん。
      (子どもの成長は早くて、もう私の背丈を越えてしまった)

くぃーん、くぃゆん (くぃたん、くぃらん、くぃてぃ)

  • くれる
  • Example phrases
    • むぬ くぃーしどぅ わー うすー。
      (食べていけるのを保証する人こそ我が主)
    • わんにんかえー ぬーぬ くゎっくぃぐとぅん しぇー くぃんな よー。
      (私には何の隠しごともしてはくれるなよ)
    • ふぃーさ そーいねー ちん くしり、やーさ そーいねー むぬ くぃり。
      (寒がっている人には服を着せなさい、ひもじい思いをしている人には食べ物をあげなさい)

しーん、しゆん (しっちゃん、しらん、しっち)

  • 知る
  • Example phrases
    • うかみがなしーや ぬー やてぃん しっちょーみしぇーん。
      (神様は何でもご存知でいらっしゃる)

しーん、しゆん (したん、しらん、してぃ)

  • こする、さする
  • Example phrases
    • なちぬ にんだらん とぅちねー、っんめーが はじちぬ てぃーっし くしながに してぃくぃーたん。
      (夏の眠れないときには、おばあさんが入れ墨の手で背中をさすってくれたものだ)

しーいん/しーゆん (しーたん、しーらん、しーてぃ)

  • (いったん煮たものが)腐ってすっぱくなる
  • Example phrases
    • ゆさんでぃ かだる しる たぢらさんぐとぅ うちきてーたくとぅ、してぃみてぃまでぃねー ちゅらーさ しーとーたん。
      (夕方に食べたおつゆを暖めないで置いてあったので、朝には完全に腐ってすっぱくなっていた)
    • うぬ めーぬ/かてぃむんや しーとーくとぅ うっちゃんぎれー。
      (そのご飯が/おかずは腐っているので、捨てなさい)
    • っんむぬ しーねー、いーちゅー ふぃち かまらん ないん。
      (芋が腐ると糸を引いて食べれなくなる)

しーいん/しーゆん (しーたん、しーらん、しーてぃ)

  • おまけとして添える
  • Example phrases
    • くみ こーいが いちねー、「てぃーぬ みーや しーとーかやー」んでぃ しーぶん すたん。
      (米を買いに行くと、「手いっぱいはおまけするね」といっておまけをしてくれたものだ)
    • ししとぅ いよー こーいっうぇーかから こーとーしが、こーいる かーじ しーてぃくぃーくとぅ、ちむまでぃん ゆちく ないん。
      (肉と魚はなじみの店から買っているが、買うごとにおまけを添えてあげるので、心までも豊かになる)

しーん、しゆん (しっちゃん、しらん、しっち)

  • 知る
  • Example phrases
    • ありが くとぅ ちゃぬ あたい しっちょーが?
      (あの人の事をどれほど知っているか)
    • っんまー ぬてぃ しり、っちょー ふぃらてぃ しり。
      (馬は乗って知れ、人はつき合って知れ)
    • しっちょーるっちゅからどぅ もーきらりーる。
      (商売は商売なので、物事は割り切って、顔見知りからも利益を得る)

しーん、しゆん (したん、しらん、してぃ)

  • 擦る
  • Example phrases
    • ぺんきぬ ゆぐれー さふんさーに いかな してぃん うてぃらんたん。
      (ペンキの汚れは石けんでいくら擦っても落ちなかった)
    • くしながに してぃくぃれー。
      (背中を流してくれ)
    • でーくに しれー/しり。
      (大根をすりつぶしなさい)
    • でーくに しりしりー
      (大根おろし器)

たりゆん (たりたん、たらーん、たりてぃ)

  • 足りる
  • Example phrases
    • っやーんかい たらーんくとぅぬ あてぃどぅ あん なとーさ。
      (あなたに至らないことがあってああなっているんだよ)
    • ちかいる じのー たりとーみ?
      (使っているお金は足りているか)
    • うゆうぇーぬ かみむのー あまいしぇー しむしが、たらーん なてー ならん どー。
      (お祝いの食べ物は余るのはいいが、足りなくなってはだめだよ)
    • くめー にんごーっし たりーみ?
      (米は2合で足りるか)
    • むぬいーぬ たらーん。
      (ことばが言い足りない)

ちーん、ちゆん (ちっちゃん、ちらん、ちっち)

  • 釣る
  • Example phrases
    • いゆ ちっちゃん。
      (魚を釣った)

*(参考)「いゆ くゎーすん」とも言う

ちーん、ちゆん (ちちゃん、ちらん、ちち)

  • 着る
  • Example phrases
    • ちん ちちゃん。
      (服を着た)

ちーん、ちゆん (ちっちゃん、ちらん、ちっち)

  • 切る
  • Example phrases
    • からじ ちっちゃん。
      (髪を切った)
    • ほーちゃーさーに てぃー ちっちゃん。
      (包丁で手を切った)
    • ありとー ゐん ちっちゃん。
      (あの人は縁を切った)
    • いぢ ちらー
      (意地を出し切っている人、勇敢な人、=いぢ ちり むん)
    • 、はじ ちらー
      (恥知らずの者)
    • 、いぢ ちらんぬー
      (意気地なし、=いぢぇー ねーぬー)

*(参考)ぼーちりーん(乱暴になる)、ぼーちりとーん(乱暴している)の語根から派生した、ぼーちらー(乱暴者、無鉄砲、=ぼーちりむん)や、はてぃー(やっかい者)、はてぃ ちゅーばー(やっかい者)、ふぃんぢゃー/ふぃんぢむん(ならず者、不良)がある

Audio Database of Hatoma Lexicon

Results from the 鳩間方言 音声語彙データベース Hatoma hōgen onsei goi dētabēsu (The Audio Database of Hatoma Lexicon), by Shinichi Kajiku and Natsuko Nakagawa, © CC BY-SA 3.0 DEED

Search languages: Yaeyama (Hatoma) ↔ Japanese

アサドーヤユンタ [ʔa⸢sadoː⸣jajunta] (名)

  • 安里家(あさどや)ユンタ。竹富島の古謡。
  • Example phrases
    • ⸢ワー⸣ タ⸢キドゥン⸣ヌ ア⸢サドー⸣ヤユンタ シ⸢キミッタン
      [⸢waː⸣ tḁ⸢kidun⸣nu ʔa⸢sadoː⸣jajunta ʃi̥⸢kimittaŋ]
      (君は竹富島のアサドーヤユンタを聞いたことがあるか)

ヌーユンサー [⸢nuː⸣junsaː] (連)

  • なにゆえか。どうしてか。何なのか。「何故なのか」の義。
  • Example phrases
    • ⸢ヌー⸣ユンサー ッ⸢サンヌドゥ クン⸣ゾー ウ⸢ク⸣リ ⸢オー⸣ル
      [⸢nuː⸣junsaː s⸢sannudu kun⸣ʣoː ʔu⸢ku⸣ri ⸢ʔoː⸣ru]
      (何故か分からないが怒っておられる)

ユン [⸣juŋ] (名)

  • 弓。
  • Example phrases
    • ⸣ユン ピ⸢クン
      [⸣jum pi̥⸢kuŋ]
      (弓を引く{EOS}反抗する)
    • ⸢ユン⸣ヌ イ⸢ヤ
      [⸢jun⸣nu ʔi⸢ja]
      (弓の矢)
    • ビ⸢コーンッふァヌ⸣ マ⸢ル⸣カー ⸢ユン⸣トゥ イ⸢ヤバ⸣ ス⸢ク⸣リティ ピ⸢サシ⸣ナー ヌ⸢キ⸣ ス⸢コーッ⸣タ
      [bi⸢koːŋffanu⸣ ma⸢ru⸣kaː ⸢jun⸣tu ʔi⸢jaba⸣ su̥⸢ku⸣riti pi̥⸢saʃi⸣naː nu⸢ki⸣ su̥⸢koːt⸣ta]
      (男の子が生まれると弓と矢を作って、軒に差して置かれた)

ユン [⸣juŋ] (名)

  • (植)ユリ(百合)。テッポーユリ。
  • Example phrases
    • ⸢ユン⸣ヌ パ⸢ナ⸣ヌ ⸣サケーン
      [⸢jun⸣nu pa⸢na⸣nu ⸣sḁkeːŋ]
      (百合の花が咲いた)

ユン [⸢juŋ] (助動)

  • ~であります(丁寧表現<目上に>)。⸢ヤン[⸢jaŋ](~である<同輩、目下に>)と同じ意味の第二終止形。待遇表現に差異がある。⸢ヤン[⸢jaŋ](である)の連用形ヤリ[ja⸢ri]に⸢ウン[uŋ](をり)が下接して [jari] + [uŋ] → [jarjuŋ] → [jajuŋ] → [juŋ] と変化したものであろう。
  • Example phrases
    • ウ⸢レー トー⸣フマミ ⸢ユン⸠ユー ア⸢ガマメー⸣ ア⸢ラン⸠ユー
      [ʔu⸢reː toː⸣ɸumami ⸢juɲ⸠juː ʔa⸢gamameː⸣ ʔa⸢raɲ⸠juː]
      (それは大豆でありますよ{EOS}小豆ではありませんよ<目上に対して>)
    • ⸢ヤン⸣ヨー ⸢ワー⸣ ア⸢ズ トゥー⸣ル
      [⸢jaɲ⸣joː ⸢waː⸣ ʔa⸢ʣu tuː⸣ru]
      (そうだよ<であるよ>{EOS}君の言う通りだ<同輩に対して>)
    • ⸣ドゥーン ⸢ピン⸣ソー ヤ⸢リティ ピン⸣ソー ア⸢ラ⸣ン⸢コーラ⸣シ ム⸢ニ⸣バ イ⸢ジ ベー
      [⸣duːm ⸢pin⸣soː ja⸢riti pin⸣so ʔa⸢ra⸣ŋ⸢koːra⸣ʃi mu⸢ni⸣ba ʔi⸢ʤi beː]
      (自分<己>も貧乏であって、貧乏でないふりをして話をしている)
    • ウ⸢ヤ⸣キプス ヤ⸢ル⸣クトー ッ⸢シ ブー
      [ʔu⸢ja⸣kipu̥su ja⸢ru⸣ ku̥toː ʃ⸢ʃi buː]
      (金持ちであることは知っている)
    • ⸣アイ ヤ⸢レー⸣ ミサムヌ
      [⸣ʔai ja⸢reː⸣ misamunu]
      (そうであれば良いのに)

ユン [⸣juŋ] (係助)

  • ~をも。~も。本来格助詞である⸢ユ[⸢ju](を)が係助詞⸢ン[ŋ](も)に上接することによって強調表現となり、格助詞の意味機能が希薄になって失われ、係助詞化したもの。
  • Example phrases
    • ⸢クン⸣ゾー ウ⸢ク⸣ルカー ⸢ワーユン⸣ イ⸢ジス
      [⸢kun⸣ʣoː ʔu⸢ku⸣rukaː ⸢waːjuŋ⸣ ʔi⸢ʤisu]
      (怒ったら君<を>も叱る)
    • ⸣アツァー ⸢バー⸣ユン ⸣クーティル ア⸢ゾー⸣ル⸢ツォー
      [⸣ʔaʦaː ⸢baː⸣juŋ ⸣kuːtiru ʔa⸢ʣoː⸣ru⸢ʦoː]
      (明日は私<を>も来いといわれるんですよ)

ユングトゥ [⸢juŋgutu] (名)

  • 古歌謡の形態の一つ。豊年予祝の物語歌謡である「伊武田ユングトゥ」、機織の苦しい作業過程を歌いこんだ労働歌謡である⸢シナンナギヌユングトゥ」などがある。⸢ユングトゥ[⸢juŋgutu]は、よごと(寿詞・吉言)、「巨勢大臣をして賀<ヨコト>奉らしめて曰く」『日本書紀 白雉元年二月』の転訛したもの。
  • Example phrases
    • ⸣インダユングトー ⸣イニアーバ ス⸢ク⸣リ ⸢ノーラ⸣シティ ア⸢ワ⸣ムリ ア⸢ワザキ⸣バ マ⸢ラシ オーシター ウイ⸣ラーン ス⸢ム⸣ラーン フ⸢ミラリ⸣タティヌ ム⸢カ⸣シウタ ダ⸢レー
      [⸣ʔindajuŋgutoː ⸣ʔiniʔaːba su̥⸢ku⸣ri ⸢noːra⸣ʃi̥ti ʔa⸢wa⸣muri ʔa⸢wa⸣ʣaki⸣ba ma⸢raʃi ʔoːʃi̥taː ʔui⸣raːn su⸢mu⸣raːŋ ɸu⸢mirari⸣tatinu mu⸢ka⸣ʃiʔuta da⸢reː]
      (伊武田ユングトゥは、稲粟を作り稔らせて、泡盛粟酒を醸造して、お上へ uby{献上}{ケン|ジョウ}したら、お上からも下からも uby{褒}{ホ}められたとの昔歌なんだよ)

ユンタ [⸢jun⸣ta] (名)

  • 八重山民謡の形態の一つ。三線楽器による無伴奏の労働歌。農業生活を中心とした叙事的歌謡。「パトゥマブナピトゥユンタ」が伝わっている。
  • Example phrases
    • ム⸢カ⸣シウター ⸣アヨー ⸢ユン⸣タ ジ⸢ラ⸣バティ ⸢シー サンシンマー⸣ ピ⸢カンドー⸣シ ミ⸢ドゥ⸣ム ⸣ビキドゥム ⸢カールガール ティー⸣バ ⸣ウテーティル ⸣ウター イ⸢ゾーッ⸣タツォー
      [mu⸢ka⸣ʃiʔutaː ⸣ʔajoː ⸢jun⸣ta ʤi⸢ra⸣bati ⸢ʃiː saŋʃimmaː⸣ pi̥⸢kandoː⸣ʃi mi⸢du⸣mubikidumu ⸢kaːrugaː⸣ru ⸢tiː⸣ba ⸣ʔuteːtiru ⸣ʔutaː ʔi⸢ʣoːt⸣taʦoː]
      (昔の歌は、アヨー、ユンタ、ジラバといって、三線は弾かずに、男女が交互に手を打ちながら歌を歌われたそうだ)

ユンダ [⸣junda] (接助)

  • ~ので。~だから。~故に。丁寧表現。老年層の言葉。若年層は⸣ンダ[⸣nda](~ので{EOS}<ぞんざいな表現>)ともいう。活用語の連体形に下接して、原因、理由を表す。
  • Example phrases
    • ⸢タンガ⸣シ ⸣カクユンダル ⸣キューズーナ ナ⸢ラン⸣ シ⸢ジ⸣ル ヤ⸢ル⸣ フ⸢ター⸣ルシ ⸣カクカー ⸣ナルンヨー
      [⸢taŋga⸣ʃi ⸣kḁkujundaru ⸣kjuːʣuːna na⸢raŋ⸣ ʃi⸢ʤi⸣ru ja⸢ru⸣ ɸu̥⸢taːru⸣ʃi ⸣kḁkukaː ⸣naruɲjoː]
      (一人で書くから今日中に出来ないのであって、二人で書けば出来るよ)
    • ⸢タンガ⸣シ ⸣カクンダル ⸢ナン⸣ギン ⸢スー⸣ティムカーヤ
      [⸢taŋ⸣gaʃi ⸣kḁkundaru ⸢naŋ⸣gin ⸢suː⸣timukaːja]
      (一人で書くからこそ難儀もするのというものだ)
    • ⸣アイ ヤ⸢ルンダ⸣ ウ⸢ヤ⸣ヌ ⸣ムニ シ⸢キ⸠ツォー
      [⸣ʔai ja⸢runda⸣ ʔu⸢ja⸣nu ⸣muni ʃi̥⸢ki⸠ʦoː]
      (そうだから親の言うこと<言葉>を聞きなさいってば)
    • ウ⸢ヤ⸣ヌ ⸣ムニ シゥ⸢カンユンダル⸣ スン ⸢シェー⸣ティ ⸢アー⸣ク⸢ダー
      [ʔu⸢ja⸣nu ⸣muni sï̥⸢kaɲjundaru⸣ suŋ ⸢ʃeː⸣ti ⸢ʔaː⸣ku⸢daː]
      (親のいうことを聞かないから<ぞ>損をしているのだよ)

ユンタク [⸢jun⸣taku] (名)

  • おしゃべり(お喋り)。喋りまくること。
  • Example phrases
    • ミ⸢ドゥム⸣ヌ ア⸢ツァ⸣マルカー ⸢ユン⸣タク ⸢シー⸣ フ⸢シガラ⸣ヌ
      [mi⸢dumu⸣nu ʔa⸢ʦa⸣marukaː ⸢jun⸣taku ⸢ʃiː⸣ ɸu̥⸢ʃigara⸣nu]
      (女が集まると、ひどくお喋りをして堪らない)

ユンタクカンタク [⸢jun⸣takukantaku] (名)

  • uby{酷}{ヒド}くしゃべること。喋り uby{捲}{マク}ること。ABCDEBCD型の重言。
  • Example phrases
    • ⸢ユン⸣タクカンタク ⸢サンドー⸣シ ⸢ダンダン⸣シ パ⸢タラキ
      [⸢jun⸣takukantaku ⸢sandoː⸣ʃi ⸢dandaŋ⸣ʃi pḁ⸢taraki]
      (喋り捲らないで、さっさと働け)

ユンチュ [⸢junʧu] (名)

  • ユンチュ(与人)。琉球国時代の宮古、八重山の政庁の役職名。カシラ(頭)織の下の役職。⸢シュリウフヤク[⸢ʃuriʔuɸujaku](首里大屋子)の次の位。各座(⸣ザー{SqBr}⸣ʣaː{/SqBr})の主任で、その担当事務の責任者。村番所の主任で行政事務の責任者。
  • Example phrases
    • パ⸢トゥ⸣マナー ⸢ユンチュ ソー⸣レー プ⸢ソー オーラン⸠ナー
      [pḁ⸢tu⸣manaː ⸢junʧu soː⸣reː pu̥⸢soː ʔoːran⸠naː]
      (鳩間島にはユンチュをされた人はおられないねえ)

ユンツァースン [⸢junʦaː⸣suŋ] (他動)

  • 喋り捲る。喋り散らかす。苦情を言いまくる。「読み散らす」の義。
  • Example phrases
    • ウ⸢ヌ⸣ クトゥ ウ⸢リン⸣ シゥ⸢カレーラ ユンツァー⸣スンダ ⸢ユンツァーサラン⸣ ヨーニ ⸢シー⸣バ
      [ʔu⸢nu⸣ ku̥tu ʔu⸢rin⸣ si̥⸢kareːra junʦaː⸣sunda ⸢junʦaːsaraɲ⸣ joːni ⸢ʃiː⸣ba]
      (そのことが彼に聞かれたら、苦言を言いまくる<喋り捲る>から、苦言を言いまくられないようにしなさいよ)
    • ⸣キューン ⸢ユンツァー⸣シ ⸢ベー
      [⸣kjuːɲ ⸢junʦaː⸣ʃi ⸢beː]
      (今日も喋り捲っている)
    • ⸣アイニ ⸢ユンツァー⸣ス プ⸢ソー⸣ ブ⸢ラーヌ
      [⸣ʔaini ⸢junʦaː⸣su pu̥⸢soː⸣ bu⸢raːnu]
      (あのように喋り捲る人はいない)
    • ⸢ユンツァー⸣シェー ⸣ミサムヌ
      [⸢junʦaː⸣ʃeː misamunu]
      (喋り捲ればいいのに)
    • ⸢マー⸣ビン ⸢ユンツァー⸣シ
      [⸢maː⸣biɲ ⸢junʦaː⸣ʃi]
      (もっと喋り捲れ)

ユンナーリ [⸢junnaː⸣ri] (名)

  • 弓なり(弓形)。弦を張った弓のような形。ゆみがた。⸢ユンナー⸣ル[⸢junnaː⸣ru](弓なり)ともいう。
  • Example phrases
    • ク⸢シェー⸣ シンターニ ⸢ユンナー⸣リ マ⸢ガリティ⸣ ピ⸢ナッカイ⸣ルン⸢ダー
      [ku̥⸢ʃeː⸣ ʃintaːni ⸢junnaː⸣ri ma⸢gariti⸣ pi⸢nakkai⸣run⸢daː]
      (腰は後方に弓なりに曲がって、ひっくり返る<後転する>よ)

ユンマールン [⸢jummaː⸣ruŋ] (他動)

  • いろいろと理由をつけて断る。 uby{婉曲}{エン|キョク}に断る。「読み<弁解し>回る」の義。 uby{直截}{チョク|セツ}に断るのでなく、いろいろと理由付けをして遠回しに断る意。
  • Example phrases
    • ウ⸢レー ユンマー⸣ルンダ ⸢ユンマーラン⸣ プ⸢ソーラ⸣ カ⸢リ⸣バ
      [ʔu⸢reː jummaː⸣runda ⸢jummaːram⸣ pu̥⸢soːra⸣ ka⸢ri⸣ba]
      (彼は婉曲に断るから、婉曲に断らない人から借りなさい)
    • ⸢ユンマー⸣リ ⸢ベー⸣カー ウ⸢レー⸣ラー カ⸢ララヌ
      [⸢jummaː⸣ri ⸢beː⸣kaː ʔu⸢reː⸣raː ka⸢raranu]
      (婉曲に断っているなら彼からは借りられない)
    • ⸢ユンマー⸣リ ⸣ミサカー ⸢ユンマー⸣ル ⸣クトー ⸣ナルン
      [⸢jummaː⸣ri ⸣misakaː ⸢jummaː⸣ru ⸣ku̥toː ⸣naruŋ]
      (婉曲に断ってよければ断ることはできる)
    • ⸢ユンマー⸣レー ⸣ミサムヌ
      [⸢jummaː⸣reː ⸣misamunu]
      (婉曲に断ればいいのに)
    • ⸢ユンマー⸣リバ
      [⸢jummaː⸣riba]
      (婉曲に断れよ)

ユンマールン [⸢jummaː⸣ruŋ] (自動)

  • 弓なりに曲がる。弓なりに<弓形に>そる<反る>。
  • Example phrases
    • ウ⸢ヌ キー⸣ヤ ⸢ユンマー⸣リ ⸢ブンダ⸣ シゥ⸢カーラヌ
      [ʔu⸢nu kiː⸣ja ⸢jummaː⸣ri ⸢bunda⸣ si̥⸢kaːranu]
      (この木は弓なりに曲がっているから使えない)
    • ⸢パン⸣マー ⸢ユンマー⸣リティ ア⸢ラカラ⸣ヌ
      [⸢pam⸣maː ⸢jummaː⸣riti ʔa⸢rakara⸣nu]
      (足は弓なりに曲がって歩かれない)

ユンマカスン [⸢jummaka⸣suŋ] (他動)

  • 言い負かす。説き伏せる。 uby{折伏}{セツ|フク}する。「読み負かす」の融合変化したもの。
  • Example phrases
    • フ⸢チヌ⸣ カ⸢ナイ⸣ヤンダ ター⸢ン ユンマカ⸣スンティ ウ⸢ムータン⸣ドゥ ウ⸢レー ユンマカサラン⸣シェン
      [ɸu̥⸢ʧinu⸣ ka⸢nai⸣janda taː⸢ɲ jummaka⸣sunti ʔu⸢muːtan⸣du ʔu⸢reː jummakasaraŋ⸣ʃeŋ]
      (口が達者だから、誰でも説き伏せると思ったが、彼は説き伏せられなかった)
    • ⸢ユンマカ⸣シ ⸢ナー⸣ヌ
      [⸢jummaka⸣ʃi ⸢naː⸣nu]
      (説き伏せてしまった)
    • ウ⸢リ ユンマカ⸣ス プ⸢ソー⸣ ブ⸢ラーヌ
      [ʔu⸢ri jummaka⸣su pu̥⸢soː⸣ bu⸢raːnu]
      (彼を説き伏せる人はいない)
    • ⸢ワー⸣シ ⸢ユンマカ⸣シェー ⸣ミサムヌ
      [⸢waː⸣ʃi ⸢jummaka⸣ʃeː ⸣misamunu]
      (君で説き伏せればいいのに)
    • ⸢ユンマカ⸣シバ
      [⸢jummaka⸣ʃiba]
      (説き伏せよ)

ウブイサナキ [ʔu⸢buʔisa⸣naki] (固)

  • (地)大石垣。石垣島。歌謡語。「⸢ウフイシャナギゥ[⸢ʔuɸuʔiʃanagï](大石垣{EOS}石垣集落の美称)」(古謡『まやーゆんた』)の転訛したもの

Prosodic materials of the Southern Ryukyuan Yaeyama Miyara dialect

Results from the [関連データ]南琉球八重山語宮良方言の名詞アクセント資料 [Kanren dēta] Minami Ryūkyū Yaeyama-go Miyara hōgen No meishi akusento shiryō ([Relevant Data] Prosodic materials of the Southern Ryukyuan Yaeyama Miyara dialect), by Kenan Celik, Aso Reiko and Kohei Nakazawa, © CC BY-NC 3.0 DEED

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クユン [kujuɴ] L (名)