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Define ゆうる yuuru Meaning ユール

Displaying results for ゆうる (yuuru・ゆうる・ユール) – ryukyu

A dictionary of the Ryukyuan language

Results from the 沖縄語辞典 データ集 Okinawago jiten dēta-shū (Okinawan Language Dictionary Data Collection), published by the National Institute for Japanese Language and Linguistics, © CC BY 4.0.

Search languages: Okinawan → Japanese

ヒュールチ hyuuruchi (hjuuruci) ① 名

  1. ひよめき(乳児の脳天の,呼吸のたびに動く部分)。また,脳天。頭のてっぺん。naakunu~Nkai ?agajuN.脈が脳天まで上がる。非常に驚いた場合をいう。

Audio Database of Hatoma Lexicon

Results from the 鳩間方言 音声語彙データベース Hatoma hōgen onsei goi dētabēsu (The Audio Database of Hatoma Lexicon), by Shinichi Kajiku and Natsuko Nakagawa, © CC BY-SA 3.0 DEED

Search languages: Yaeyama (Hatoma) ↔ Japanese

アダナシユール [ʔa⸢dana⸣ʃijuːru] (名)

  • アダン(阿檀)の気根の繊維を細かく裂いて綯った細い縄。「アダナシ・ uby{縒}{ヨ}り」の転訛したもの。これで⸢アン⸣スク[⸢ʔan⸣su̥ku](約20センチ立方に編んだ網袋{EOS}野外用手提げ{EOS}網びく<網魚籠>)。
  • Example phrases
    • ⸣ソンガチヌ ピ⸢キダマー⸣ ア⸢ダナ⸣シユールシル トゥ⸢バシタル
      [⸣soŋgaʧinu pi̥⸢kidamaː⸣ ʔa⸢dana⸣ʃijuːruʃiru tu⸢baʃi̥taru]
      (正月の凧はアダナシの紐<アダナシ紙縒り>で飛ばし<揚げ>たものだ)

シカユールン [ʃi̥⸢kajuː⸣ruŋ] (自動)

  • 近づく。「近寄る」の義。
  • Example phrases
    • シ⸢カユー⸣ルンティ ⸢スー⸣カー ⸢ナン⸣ヌ ⸢スー⸣ヤティ ⸣サンバシェー シ⸢カユーララン⸣シェン
      [ʃi̥⸢kajuː⸣runti ⸢suː⸣kaː ⸢nan⸣nu ⸢suː⸣jati ⸣sambaʃeː ʃi̥⸢kajuːrara⸣ŋʃeŋ]
      (近寄ろうとすると波が強くて桟橋へは近寄られなかった)
    • シ⸢カユー⸣リ ⸣ミサカー シ⸢カユー⸣ル ⸣クトー ⸣ナルン
      [ʃi̥⸢kajuː⸣ri ⸣misakaː ʃi̥⸢kajuː⸣ru ⸣kutoː ⸣naruŋ]
      (近寄ってよければ、近寄ることは出来る)
    • ⸢マー⸣ビン シ⸢カユー⸣レー ⸣ミサムヌ
      [⸢maː⸣biŋ ʃi̥⸢kajuː⸣reː ⸣misamunu]
      (もっと近寄ればよいのに)
    • ⸢パー⸣ク シ⸢カユー⸣リ
      [⸢paː⸣ku ʃi̥⸢kajuː⸣ri]
      (早く近寄れ)

パンヌユール [⸢pan⸣nu ⸢juː⸣ru] (連)

  • 足指の裏のひだ(襞)。
  • Example phrases
    • ム⸢カ⸣シェー カ⸢ラパン⸣シ ア⸢ラ⸣ケーユンダ ヤ⸢ラビ⸣ンメーヤ ⸢パン⸣ヌ ⸢ユー⸣ロー ⸣ユー キ⸢シ⸣シタ
      [mu⸢ka⸣ʃeː ka⸢rapaŋ⸣ʃi ʔa⸢ra⸣keːjunda ja⸢rabi⸣mmeːja ⸢pan⸣nu ⸢juː⸣roː ⸣juː ki̥⸢ʃi⸣ʃi̥ta]
      (昔は裸足で歩いたのだから、子供達は足指の裏の襞がよく切れたものだ)

ユール [⸢juː⸣ru] (名)

  • こより( uby{紙縒}{コ|ヨリ})縄。アダナシの気根の繊維を細かく裂いて uby{綯}{ナ}い、細い縄にしたもの。凧の糸<縄>にしたり、⸢アン⸣スク[⸢ʔan⸣su̥ku](網袋{EOS}獲物入れ{EOS}弁当入れ)を編むのに用いた。「搓、与留<よる>」『新撰字鏡』、「~糸をぞ吾が搓<ヨル>~。万、1987」の転訛したものか。
  • Example phrases
    • ア⸢ダナ⸣シユールシ ア⸢ン⸣スク ⸣フミティ イ⸢ソーン⸣ パ⸢タ⸣ケーン ウ⸢リバ⸣ ム⸢ティ⸣ル ⸢オーッ⸣タ
      [ʔa⸢dana⸣ʃijuːruʃi ⸢ʔan⸣su̥ku ⸣ɸumiti ʔi⸢soːm⸣ pḁ⸢ta⸣keːŋ ʔu⸢riba⸣ mu⸢ti⸣ru ⸢ʔoːt⸣ta]
      (アダンの繊維で綯ったこより縄でアンスク網袋を編んで、潮干狩りにも畑にもそれを持って行かれた)

ユール [⸢juː⸣ru] (名)

  • 夜。⸢ピール[⸢piːru](昼{EOS}<比流>万、3732)の対義語。「茜草さす比流波<ヒルは>もの思ひ~欲流波<ヨルは>~。万、3732」の「欲流」が転訛したもの。
  • Example phrases
    • ⸢ユール⸣ヌ ニ⸢ブ⸣ミーン ニ⸢バナー ブー⸣バ ⸢ウー⸣ミ ウ⸢リティル⸣ キンパダーン ⸣ヌイ キ⸢サシタ
      [⸢juːru⸣nu ni⸢bu⸣miːn ni⸢banaː buː⸣ba ⸢ʔuː⸣mi ʔu⸢ritiru⸣ kimpadaːn ⸣nui ki̥⸢saʃi̥ta]
      (夜の寝る暇も寝ずに、麻を績んで、それを織って<ぞ>着物も縫って着せたものだ)

ユールピール [⸢juːrupiː⸣ru] (名)

  • 昼夜。日夜。夜も昼も絶え間なく。ABCDBC型の重言。「夜<用流>万、807・昼<比流>万、4089」の義。「吾が恋は夜畫不別<ヨルヒルわかず>~。万、2902」の転訛したもの。
  • Example phrases
    • ⸢ユールピー⸣ルティ ⸢ナー⸣ン パ⸢タラキトゥーシティ⸣ ヤッ⸢トゥ⸣シ ⸣ウカー パ⸢ライ⸣キシェーン
      [⸢juːrupiː⸣ruti ⸢naː⸣m pḁ⸢tarakituːʃiti⸣ jat⸢tu⸣ʃi ⸣ʔukaː pa⸢rai⸣ki̥ʃeːŋ]
      (夜昼となく働いて、借金はすべて返済した<払いきった>)

ユールユナカ [⸢juːrujuna⸣ka] (名)

  • 夜の夜中。真夜中。
  • Example phrases
    • ⸢ユールユナ⸣カーラ サ⸢キヌミ⸣プスン ウ⸢コーサ⸣リティ スズー⸢コ オス⸣ク シ⸢ラリ ミッ⸣タン
      [⸢juːrujuna⸣kaːra sḁ⸢kinumi⸣pu̥suŋ ʔu⸢koːsa⸣riti suʣuː⸢ko ʔosu̥⸣ku ʃi⸢rari mit⸣taŋ]
      (夜の夜中から酔っ払いに起こされて、非常に迷惑をこうむった<迷惑させられてみた>)

ユールン [⸢juːruŋ] (自動)

  • {Mn_1}寄る。近寄る。
  • Example phrases
    • ⸢ワーン⸣ トン ⸢ユールンティ スンドゥ ユーララヌ
      [⸢waːn⸣ toŋ ⸢juːrunti sundu juːraranu]
      (君の所へ寄ろうとするが、寄られない)
    • ⸣クマンター ⸢ユーリ⸣ ミサカー ⸢ユール⸣ クトー ⸣ナルン
      [⸣kumantaː ⸢juːri⸣misakaː ⸢juːru⸣ ku̥toː ⸣naruŋ]
      (こちら側へ寄ってよければ寄ることはできる)
    • ⸣カマンター ⸢ユーレー⸣ ミサムヌ
      [⸣kamantaː ⸢juːreː⸣ misamunu]
      (あちら側へ寄ればいいのに)
    • ⸢マー⸣ビン ⸢ユーリ
      [⸢maː⸣biŋ ⸢juːri]
      (もっと寄れ)

ユールン [⸢juːruŋ] (自動)

  • {Mn_2}流れ寄る。漂流する。
  • Example phrases
    • ⸢ユーリキーヌ ユーリ⸣ クーン
      [⸢juːrikiːnu juːri⸣ kuːŋ]
      (流木が流れてくる<流れ寄ってくる>)