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Define まる maru Meaning マル

Displaying results for まる (maru・まる・マル) – ryukyu

JLect: Japonic Languages and Dialects Database

Results from JLect’s Japonic Languages and Dialects Database, created by Zachary Read, © JLect.com.

Search languages: Japonic (all languages and dialects) ↔ English ↔ Japanese

Ryukyu (Okinawa)

まるばい

(Noun) Naked, bare naked, stark naked, completely naked

Ryukyu (Okinawa)

がじまる・ガジマル【榕樹】

(Noun) Chinese banyan (Ficus microcarpa)

Ryukyu (Okinawa)

とぅまいん【泊まいん・泊いん】

(Verb) To stay at, to lodge at, to spend the night at

Ryukyu (Amami: Koniya)

あトまゆム【集まゆム】

(Verb) To gather

Ryukyu (Kunigami: Benoki)

がりまん【榕樹】

(Noun) Chinese banyan (Ficus microcarpa)

Ryukyu (Okinawa)

あちまいん【集まいん】

(Verb) To gather

A dictionary of the Ryukyuan language

Results from the 沖縄語辞典 データ集 Okinawago jiten dēta-shū (Okinawan Language Dictionary Data Collection), published by the National Institute for Japanese Language and Linguistics, © CC BY 4.0.

Search languages: Okinawan → Japanese

マル maru (maru) ① 名

  1. まん丸。完全な丸。

マル maru (maru) ① 名、接頭

  1. (名)まる。円。円形。
  2. (接頭)イ.円形のものの意。marubuN(丸盆),maru?uziN(丸い御膳)など。ロ.全体・すっかりなどの意。maru?Nzasi(まる出し)など。

マルー maruu (maruu) ① 名

  1. 丸い物。円形・球形のもの。

マルバイ marubai (marubai) ① 名

  1. まる出し。まるあき。陰部などを露出すること。

マルブン marubun (marubuN) ⓪ 名

  1. 丸盆。丸い盆。

マルチャ marucha (maruca) ① 名

  1. まないた。

マルムン marumun (marumuN) ⓪ 名

  1. [間の物・間の者]組踊り(kumiudui)の間にはさむ狂言。組踊りの筋を運ぶ助けをする喜劇風の部分。また,それを演する役者。その部分のせりふには口語が用いられる。独立した狂言はcoogiNいとう。
  2. 転じて,おどけ者。

マルヌン marunun (maru=nuN) ① 自=maN,=di

  1. (月などが)丸くなる。
  2. まとまる。円満に治まる。Cicisirunu mamui Sidakasanu mamuN mikazi tiriwatati kunija marumu.[月代の守り勢高さの真物美影照り渡て国やまるむ]月代のやしろの守りである気高い偉人尚巴志王は,その姿が照り輝いて,国はよく治まる。尚巴志王の三山統一を歌った歌。

マルサン marusan (marusaN) ① 形

  1. 丸い。円形または球形である。

チマルー chimaruu (Cimaruu) ① 名

  1. 背たけが低く小さい者。体が詰まっていて小作りな者。ちび。

ガジマル gajimaru (gazimaru) ⓪ 名

  1. 榕樹。ガジマル。沖繩至る所にある亜熱帯植物。老樹になると枝から気根が出て地中に入る。果実はいちじくに似て小さい。

マルチュン maruchun (maru=cuN) ① 他=kaN,=ci

  1. 支配する。治める。国家・家などを統一して采配をふるう。

マルウジン maru ujin (maru?uziN) ⓪ 名

  1. 丸膳。丸い御膳。

マルケーティ marukeeti (marukeeti) ⓪ 名

  1. まれ(に)。たま(に)。~du ?aru kutu.たまにある。たまにしかないこと。“meenici ?icumi."“~du ?icuru."「毎日行くか。」「たまにしか行かない。」~nu sugai.たまのおしゃれ。

マルミユン marumiyun (marumi=juN) ① 他=raN,=ti

  1. 丸める。丸くする。円形・球形にする。
  2. 他人を意のままに従わせる。心服させる。意のままにする。marumiraQtooN.意のままになる。心から信服している場合をいい,丸めこまれる意ではない。

アシマルビ ashimarubi (?asimarubi) ⓪ 名

  1. 足を滑らして転ぶこと。また,あわてふためいて走ること。~Qsi caN.あわてて(走って)来た。

マルチジン maruchijin (maruciziN) ① 名

  1. まとまった金。大金。

マルハダカ maruhadaka (maruhadaka) ① 名

  1. まる裸。全裸。

マルマルートゥ marumaruutu (marumaruutu) ① 副

  1. すっかり。まるまる。一つ残らず。~'waSiti.すっかり忘れて。

マルッンジャシ maruqnjashi (maru?Nzasi) ① 名

  1. まる出し。

A dictionary of the Ryukyuan language

Results from the 沖縄語辞典 データ集 Okinawago jiten dēta-shū (Okinawan Language Dictionary Data Collection), published by the National Institute for Japanese Language and Linguistics, © CC BY 4.0.

Search languages: Japanese → Okinawan

まる 【丸】

See also

まるい 【丸い】

See also

Phrases

まるで 【丸で】

See also

まるぜん 【丸膳】

まるだし 【まる出し】

まるのみ 【まる飲み】

まるぼん 【丸盆】

まるまげ 【丸まげ】

まるまる (~と)

まるめる 【丸める】

まるきぶね 【丸木舟】

まるはだか 【丸裸】

まるわすれ 【丸忘れ】

あまる 【余る】

うまる 【埋まる】

See also

きまる 【決まる】

See also

こまる 【困る】

See also

Phrases

  • 困ったこと shitaneekutu,kateemuN,jaafeegutu,→なんぎ
  • 困ったもの shitaneemuN

そまる 【染まる】

たまる 【溜る】

だまる 【黙る】

See also

Phrases

  • 黙っておく yooshoochuN,yooshooyuN

Dictionary of the Practical Use of Okinawan

Results from the うちなーぐち活用辞典テキストデータベース Uchinaaguchi katsuyō jiten tekisuto dētabēsu (Dictionary of the Practical Use of Okinawan), by Shinsho Miyara, © CC BY-ND 3.0 DEED.

Search languages: Japanese ↔ Okinawan

まる ばい

  • 下半身のまる出し

まるちゃ

  • まな板
  • Example phrases
    • んかしぇー はがまぬ ふたぬどぅ まるちゃ やたんでぃ。
      (昔は羽釜の蓋がまな板だったって)

まる ばい

  • お尻まるだし
  • Example phrases
    • んかしぇー ちび すがすんでぃち ぐまわらびんちゃーや まるばい そーしぬ うふさたん。
      (昔はお尻に風を当てるということで小さい子たちはお尻まるだしが多かった)

まるみーん (まるみたん、まるみらん、まるみてぃ)

  • 丸める、心服させる
  • Example phrases
    • うんけーねー うやふぁーふじんかい しるだーぐ うさぎてぃ、うーくいねー くるざーたーだーぐ うさぎーたん。
      (お迎え日には先祖に白だんごをお供えして、お送り日には黒砂糖入りだんごをお供えした)
    • だいがくぬ しんしーんかい まるみらっとーてぃ なまー うみちとぅ がくむぬんかい うみはまとーん。
      (大学の先生に心服していて今はすっかり学問に夢中になっている)

まるむん (まるだん、まるまん、まるでぃ)

  • まるくなる
  • Example phrases
    • うちなーぐゆみぬ じゅーぐにちねー うちちゅーめーや まるでぃ あかあかーとぅっし いっぺー ちゅらさん。
      (旧暦の15日にはお月様は円くなって明るく輝きとてもきれいだ)
    • あれー わかさいねー、ぬーがやら むぬ いーねー しぐ とぅっくゎいむっくゎい むにーどぅ すたしが、なまねー あねー あらん なてぃ ちもー まるでぃちょーん。
      (あの人は若いときには、どうしたものか、ものを言うとすぐ言い返してきたが、今はそうではなくなって心がまるくなってきている)

まるけーてぃ

  • たまに
  • Example phrases
    • まるけーてぃぬ やしみねー どぅーぬ っんまりじまんかい っんぢ うやとぅ かたれー すん。
      (たまの休みには故郷に帰って親と語り合う)
    • まるけーてぃなーや にんじふりてぃ ゆさんでぃ みーくふぁいる ばーん あん。
      (たまには寝過ごして夕方目が覚めるときもある)
    • あれー がっこーんかい めーにちぇー あらん、まるけーてぃどぅ いちゅる。
      (あいつは学校には毎日ではなく、ときたましか行かない)
    • まるけーてぃ いちゃいる どぅしとぅぬ はなしぇー っうぃーりきさん。
      (たまに逢う友人との話は楽しい)

がじまる

  • がじゅまる
  • Example phrases
    • くぬ がじまるぬ にーや まーまでぃん ふぃるがてぃ いしん だち、ゆだん ふぃるがとーくとぅ、てぃーだかたか なてぃ くり かーぬ っちゅぬちゃーぬ しだみどぅくる なとーん。
      (このガジュマルの根はどこまでも広がって石も抱いて枝も広がっているので、陽を遮ってこの辺りの人たちの涼み所になっている)

ほー い がじまる

  • 根が這いすぎたガジュマル
  • Example phrases
    • なぐぬ ひんぷんがじまるや ほーいがじまる なてぃ ゆだ ちっちゃん。
      (名護のヒンプンガジュマルは根が這いすぎて枝を切った)

わごー、まるみ

  • Example phrases
    • おーえーむんどーや さんぐとぅ、えーじゅーわごー とぅれー。
      (けんかはしないで、仲間との和をとりなさい)

ふぃっちー ぐーしー (まるふぃっちー〈一日中〉)

  • 一日おき
  • Example phrases
    • めーにち あらん、ふぃっちーぐーしー やーぬ めー あっちょーん。
      (毎日ではないが、一日おきに家の前を歩いている)
    • やーんかい をぅる ばすねー、まるふぃっちー すむち ゆどーん。
      (家に居るときには、一日中本を読んでいる)

あちまいん (あちまたん、あちまらん、あちまてぃ)

  • 集まる
  • Example phrases
    • ちゅーや すりーぬ あくとぅ すりーじゅりー めんそーりよー。
      (今日は集まりがあるのでご一緒にいらっしゃいね)

うち〜

  • すっかり、まるごと(強調)
  • Example phrases
    • をぅたとーたくとぅ、もーふ うちかんてぃ にんたん。
      (疲れていたので、毛布をまるごと掛けて寝た)
    • あちこーこー とーふ うちくゎやーに ぬーでぃー やちゃん。
      (熱々の豆腐をまるごと口に入れて喉を焼いた)
    • しまん むらん っちゅん むる うちかわてぃ いちゅしが、っちゅぬ くくるまでー かわてー ならん。
      (地域も村も人もみんなすっかり変わっていくが、人の心までは変わってはならない)
    • むる うちはばちゃん。
      (全部すっかりさばいた、たいらげた)
    • わかうぃなぐんかい うちふりとーん。
      (若い娘にすっかり惚れでいる)
    • しくちん うちなすん。
      (仕事もすっかり終える)

かたまいん (かたまたん、かたまらん、かたまてぃ)

  • つまる、ふさがる
  • Example phrases
    • はなぬ かたまてぃ いーちぬ どぅーぐりさぬ、くち あきとーさ。
      (鼻がつまって呼吸がしづらいので口を開けているよ)
    • はな かたまやー
      (鼻づまりの者)
    • ちびぬ かたまとーん。
      (便秘している)
    • 、ちび かたまやー
      (便秘の者)

*(参考)ちしゆん(便秘する)、ちしとーん(便秘している)

くふぁ ぱっちらー

  • 固まるさま
  • Example phrases
    • はがまっし にちぇーる めーや ふぃじゅいねー くふぁぱっちらー ないくとぅ、びら、っわーじし、かまぶく、くーが いってぃ、たしやーめーっし かみーねー まーさたん。
      (羽釜で炊いた米は冷めると固くなるので、ネギ、豚肉、かまぼこ、卵を入れて、チャーハンにして食べるとおいしかった)

すくむん (すくだん、すくまん、すくでぃ)

  • すくむ、縮こまる
  • Example phrases
    • うぃきがしーじゃー うやんかい ちゅーぢゅーく ぬらーってぃ すくどーたん。
      (兄は親にひどく怒られて縮こまっていた)

すむん (すだん、すまん、すでぃ)

  • 染まる
  • Example phrases
    • っやー しるーんかい あかーぬ すどーん どー。くりからー いるむぬんかえー たっくゎーすな よー。
      (あなたの白い服に赤が染まっているよ。これからは色物にはくっ付けないでよ)

すりーん

  • 集まる
  • Example phrases
    • ちゅーや すりーぬ あくとぅ すりてぃ めんそーり よー。
      (今日は集まりがあるのでそろっていらっしゃいね)
    • すいんちょー すりーじゅりーっし いちゅしが、なーふぁんちょー なーはいばいっし、とぅまいんちょー とぅめーいどぅめーいっし、くにんだんっちょー くんくるばーしぇーっし いちゅたんでぃ。
      (首里の人は揃って行くが、那覇の人は各自ばらばらで、泊の人は探し合いながら、久米村の人は押し合いへし合いして行ったとさ)

たまいん

  • 溜まる
    ⇒ たみーん〈溜める〉
  • Example phrases
    • じのー ちかいる むん やてぃ、たみーる むのー あらん。
      (お金は使うもので、溜めるものではない)
    • ちかいしびけーん しぇー じのー たまらん。
      (使うだけではお金は貯まらない)

ちーちー かーかー

  • 喉や食道にものが詰まるさま
  • Example phrases
    • やーさがみ さーに ちーちーかーかー そーくとぅ、うふぇー うとぅさわどぅ ないる。ちゃーぐゎー いってぃとぅらし。
      (お腹をすかせて食べて胸につかえているので、それを落とさないといけない。お茶を入れてくれ)
    • ちーちーかーかーっし いーちまでぃー さーに いーちぬ しーぐりさたん。
      (喉につかえて息が詰まって息がしにくかった)

ちちゅん (ちちゃん、ちかん、ちち)

  • 効く、収まる
  • Example phrases
    • くぬ くすえー ゆー ちちゅん。
      (この薬はよく効く)
    • かじ ちかん ぬー
      (融通のきかない者)
    • いちぇーはんちぇーっし かじん とぅららん ばすねー うぬ っちゅぬ ちゅくとぅばさーに かじん ちちゅさ。
      (言い争って舵取りができないときにはその人の一言で収まる)

Audio Database of Hatoma Lexicon

Results from the 鳩間方言 音声語彙データベース Hatoma hōgen onsei goi dētabēsu (The Audio Database of Hatoma Lexicon), by Shinichi Kajiku and Natsuko Nakagawa, © CC BY-SA 3.0 DEED

Search languages: Yaeyama (Hatoma) ↔ Japanese

アジッカールン [ʔa⸢ʤikkaː⸣ruŋ] (自動)

  • 交差する。からまる。
  • Example phrases
    • ⸢サウ⸣バ ⸣アイニ ⸣タティ シ⸢キ⸣ルカー ア⸢ジッカー⸣リティ シ⸢グトゥ⸣ サ⸢ラヌ
      [⸢sau⸣ba ⸣ʔaini ⸣tḁti ʃi̥⸢ki⸣rukaː ʔa⸢ʤikkaː⸣riti ʃi⸢gutu⸣ sa⸢ranu]
      (棹をあのように立てておくと絡まって仕事が出来ない)

アジルン [ʔa⸢ʤi⸣ruŋ] (他動)

  • 十字に交差させる。交差する。絡まる。
  • Example phrases
    • ⸢サンガマ⸣チェー ク⸢マン⸣トンナ アジティ ⸢フン⸣ ウティシキ
      [⸢saŋgama⸣ʧeː ku⸢man⸣tonna ʔadʒiti ⸢ɸuŋ⸣ ʔutiʃi̥ki]
      (桟はここのところで十字に交差させて釘を打ち付けておきなさい)
    • ⸣イトー ⸢ヌー⸣ル ッ⸢ふァーサン⸣カー ア⸢ジ⸣ルンダ ア⸢ジラサン⸣ タ⸢ミ⸣シル ⸢ヌー⸣ロー ッ⸢ふァース⸣ダー
      [⸣ʔitoː ⸢nuː⸣ru f⸢faːsaŋ⸣kaː ʔa⸢ʤi⸣runda ʔa⸢ʤirasan⸣ ta⸢mi⸣ʃiru ⸢nuː⸣roː f⸢faːsu⸣daː]
      (糸は糊付けしないと交叉して絡まるから、からまさないために糊付けをするのだよ)

アチルン [ʔa⸢ʧi⸣ruŋ] (自動)

  • 熱くなる。お汁等が温まる。
  • Example phrases
    • ⸣ピー ⸢タスク⸣カー ⸢スー⸣ヤ ⸢ナンク⸣ル ア⸢チ⸣ルン
      [⸣piː ⸢tasu̥ku⸣kaː ⸢suː⸣ja ⸢naŋku⸣ru ʔa⸢ʧi⸣ruŋ]
      (火を焚き付けるとお汁は自然に熱くなる)
    • ⸢スー⸣ヤ マ⸢ダ⸣ ア⸢チラ⸣ヌ
      [⸢suː⸣ja ma⸢da⸣ ʔa⸢ʧira⸣nu]
      (お汁はまだ温まらない)
    • キ⸢サーティ⸣ ア⸢チ⸣レーン <⸣アチェーン>
      [ki̥⸢saːti⸣ ʔa⸢ʧi⸣reːŋ <⸣ʔaʧeːŋ>]
      (既に熱くなった)
    • ア⸢チ⸣リ ⸢ナー⸣ヌ
      [ʔa⸢ʧi⸣ri ⸢naː⸣nu]
      (熱くなってしまった)
    • ⸢オーパ⸣ヤー ア⸢チ⸣ル ⸣クトー ⸢ナー⸣ヌ
      [⸢ʔoːpa⸣jaː ʔa⸢ʧi⸣ru ⸣ku̥toː ⸢naː⸣nu]
      (こんなに早く温まることはない)
    • ⸢パー⸣ク ア⸢チ⸣レー ⸣ミサムヌ
      [⸢paː⸣ku ʔa⸢ʧi⸣reː ⸣misamunu]
      (早く温まれば<熱くなれば>いいのに)

アツァマルン [ʔa⸢ʦa⸣maruŋ] (自動)

  • 集まる。むらがる。
  • Example phrases
    • サ⸢タムラ⸣シナー ⸢アールヌ⸣ ヤ⸢マシ⸣カ ア⸢ツァ⸣マリ ⸢ベー
      [sḁ⸢tamura⸣ʃinaː ⸢ʔaːrunu⸣ ja⸢maʃi̥⸣ka ʔa⸢ʦa⸣mari ⸢beː]
      (黒砂糖の塊に蟻がたくさん集まっている)
    • ⸢アールヌ⸣ ア⸢ツァ⸣マルン
      [⸢ʔaːrunu⸣ ʔa⸢ʦa⸣maruŋ]
      (蟻が集まる)
    • フ⸢チ⸣ル ⸣マクカー ア⸢ツァマラ⸣ヌ
      [ɸu̥⸢ʧi⸣ru ⸣makukaː ʔa⸢ʦamara⸣nu]
      (薬品を撒いたら集まらない)
    • ア⸢ツァ⸣マル⸣クトー ⸢ナー⸣ヌ
      [ʔa⸢ʦa⸣maru ⸣ku̥toː ⸢naː⸣nu]
      (集まることはない)
    • ⸣クナー ア⸢ツァ⸣マレー ⸣ミサムヌ
      [⸣kunaː ʔa⸢ʦa⸣mareː ⸣misamunu]
      (ここに集まれば良いのに)
    • プ⸢スヌ⸣ ア⸢ツァ⸣マルンティ ス⸢クタヌ⸣ マ⸢ダ⸣ ア⸢ツァマラ⸣ヌ
      [pu̥⸢sunu⸣ ʔa⸢ʦa⸣marunti su̥⸢kutanu⸣ ma⸢da⸣ ʔa⸢ʦamara⸣nu]
      (人が集まると聞いたが、まだ集まらない)
    • ア⸢ツァ⸣マリ ⸣ミサカー ア⸢ツァ⸣マル ⸣クトー ⸣ナルン
      [ʔa⸢ʦa⸣mari ⸣misakaː ʔa⸢ʦa⸣maru ⸣ku̥toː ⸣naruŋ]
      (集まって良ければ集まることは出来る)
    • ア⸢ツァ⸣マレー ⸣ミサムヌ
      [ʔa⸢ʦa⸣mareː ⸣misamunu]
      (集まれば良いのに)
    • ア⸢ツァ⸣マリバ
      [ʔa⸢ʦa⸣mariba]
      (集まれよ)
    • ア⸢ツァ⸣マリ
      [ʔa⸢ʦa⸣mari]
      (集まれ)

アティハマルン [ʔa⸢tihamaraŋ] (自動)

  • あてはまる(当て嵌まる)。適合する。合う。合致する。うまくはまる。
  • Example phrases
    • ク⸢ビン⸣ヌ フ⸢ター⸣ ギャン⸢ティ⸣ ア⸢ティハマルン
      [ku⸢bin⸣nu ɸu̥⸢taː⸣ gjan⸢ti⸣ ʔa⸢tihamaruŋ]
      (瓶の蓋はきっちりと合う{EOS}合致する)
    • ク⸢ヌ⸣ フ⸢ター⸣ ア⸢ティハマラヌ
      [ku⸢nu⸣ ɸu̥⸢taː⸣ ʔa⸢tihamaranu]
      (この蓋は合わない)
    • ⸢クン⸣ナー ア⸢ティハマル⸣ ムノー ⸢ナー⸣ヌ
      [⸢kun⸣naː ʔa⸢tihamaru⸣ munoː ⸢naː⸣nu]
      (これに適合するものはない)

アラタマルン [ʔa⸢ratama⸣ruŋ] (自動)

  • 改まる。新しくなる。
  • Example phrases
    • マ⸢ナ⸣マーラ ⸣アトー キ⸢ムクク⸣ルーン ア⸢ラタマ⸣リ ⸢マイフナー⸣ マ⸢リキー⸣ス ⸣パジェー ア⸢ラン⸣カヤー
      [ma⸢na⸣maːra ⸣ʔatoː ki⸢mukuku⸣ruːŋ ʔa⸢ratama⸣ri ⸢maiɸunaː⸣ ma⸢rikiː⸣su ⸣paʤeː ʔa⸢raŋ⸣kajaː]
      (今から後は心も改まって利口者、働き者になってくれるでしょう<くれるはずではないかなあ>)
    • ア⸢ラタマラ⸣ヌ
      [ʔa⸢ratamaranu]
      (改まらない)
    • ア⸢ラタマリ ヤッ⸣サン
      [ʔa⸢ratamari jas⸣saŋ]
      (改まりやすい)
    • ア⸢ラタマ⸣ル ⸣クトー ⸢ナー⸣ヌ
      [ʔa⸢ratama⸣ru ⸣ku̥toː ⸢naː⸣nu]
      (改まることはない)
    • ア⸢ラタマ⸣レー ⸣ミサムヌ
      [ʔa⸢ratama⸣reː ⸣misamunu]
      (改まれば良いのに)

アンガマ [⸢ʔaŋ⸣gama] (名)

  • お盆のナ⸢カヌ⸣ ピー[na⸢kanu⸣ piː](中日)とウ⸢クリ[ʔu⸢kuri](お送り、精霊送り)の夜に祖霊を慰めもてなすために獅子舞をするが、獅子舞の前に仏間の庭先で歌い舞われる念仏踊り(「姉さん踊り」の義)。クバの葉扇を片手に持った翁と媼が右へ左へと手を振りつつ現れると、木の葉で仮面を作って被り、タオルで頬被りしてクバ笠を目深くかぶり、変装した青年男女が踊る仮面仮装の入子型の舞踊集団。男女とも裏声をつかいながら曲目をリクエストしたり、問答を交わしたりする。ナ⸢カグス⸣ク[na⸢kagusu⸣ku](ヒンプン)と軒先の中庭で⸣ジーシンカ[⸣ʤiːsiŋka](地謡組)が三味線を弾き太鼓や銅鑼を打ち鳴らしてム⸢ヌン⸣グイウタ[mu⸢nuŋ⸣guiuta](物乞い歌)を歌う。それに合わせて筵を出して敷き、煙草盆を出し、煙管、酒、ウサイ(お菜)を出す。獅子舞いを出すようにと歌いだす頃から仮面仮装のアンガマ一団が裏声でアンガマ踊りを要求する。地謡がそれに応えて、⸢ニンブ⸣ツァー[⸢nimbu⸣ʦaː](念仏歌)を弾くとクバ扇を持った翁、おうなに続いてアンガマ踊りの一団が「ヒヤリクヨイサー、サーサー」と掛け声を出して躍り出す。これが済むと歌のテンポが急変し、様々な曲目が演奏され、アンガマーたちの飛び入りの踊りが始まる。これが済むと獅子舞の曲に変わって獅子舞が演舞される。獅子舞の途中にジーシンカ(地謡組)が「イーヨーイーヨー」という囃子をいれると、獅子舞が終了することになり、次の家へと移動する。道中でイ⸢リクヌ⸣ティー[ʔi⸢rikunu⸣tiː](入れ子の笛)の曲が二回吹奏され、「シーシェーマヌ オールンドー」(獅子舞いがいらっしゃるぞ)の合奏曲とミ⸢チウタ[mi⸢ʧiuta](道歌)が歌われると次の家では受け入れの準備が始まる。こうしてお盆の中の日は夜通しアンガマが踊られた

イキシマルン [⸣ʔiki ʃi⸢ma⸣ruŋ] (連)

  • 息が詰まる。息詰まる。呼吸ができなくなる。
  • Example phrases
    • ウ⸢ブ⸣フチシ ム⸢チバ⸣ ッ⸢ふァイティ⸣ ヌドゥナ カ⸢カラ⸣スカー ⸣イキ シ⸢マ⸣ルン⸢ダー
      [ʔu⸢bu⸣ɸu̥ʧiʃi mu⸢ʧiba⸣ f⸢faiti⸣ nuduna kḁ⸢kara⸣su̥kaː ⸣ʔiki ʃi⸢ma⸣run⸢daː]
      (大口で餅を食べて喉に引っかけると息が詰まるよ)

ウイスールン [⸢ʔuisuː⸣ruŋ] (自動)

  • 成長する。かなり成長する。「生い強まる。強<ッヨ>り『源氏物語(紅葉賀)』」の転訛したものか。乳幼児の成長するさまを表現することば。
  • Example phrases
    • プ⸢ス⸣シキ ミ⸢ラン⸣ケンナー シゥカイ⸢トゥ ウイスーリ⸣ ブーバン
      [pu̥⸢su⸣ʃi̥ki mi⸢raŋ⸣kennaː ʃi̥kai⸢tu ʔuisuːri⸣ buːbaŋ]
      (一月見ぬうちにすっかり成長しているよ)
    • ヤ⸢ラ⸣ベー ⸢イットゥ⸣キ ミ⸢ラン⸣ケンナー キッ⸢サ ウイスーリ⸣キシ ⸢ベー⸣バン
      [ja⸢ra⸣beː ⸢ʔittu⸣ki mi⸢raŋ⸣kennaː ki̥s⸢sa ʔuisuːri⸣ki̥ʃi ⸢beː⸣baŋ]
      (子供は暫く見ないうちにすっかり大きく成長しているわい)

ウサマルン [ʔu⸢sama⸣ruŋ] (自動)

  • {Mn_1}治まる。

ウサマルン [ʔu⸢sama⸣ruŋ] (自動)

  • {Mn_2}収まる。解決する。
  • Example phrases
    • ク⸢ヌ⸣ ニ⸢ム⸣チェー プ⸢スキブ⸣ルナー ウ⸢サマ⸣ルンカヤー
      [ku⸢nu⸣ ni⸢mu⸣ʧeː pu̥⸢sukibu⸣runaː ʔu⸢sama⸣ruŋkajaː]
      (この荷物は一軒家に収まるかなあ)
    • ウ⸢サマラ⸣ヌ
      [ʔu⸢samara⸣nu]
      (収まらない)
    • ⸢ナンクク⸣ル ウ⸢サマ⸣ルン
      [⸢naŋkuku⸣ru ʔu⸢sama⸣ruŋ]
      (自然に収まる<解決する>)
    • ク⸢ヌ ブン⸣シェー ウ⸢サマラ⸣ヌ
      [ku⸢nu buŋ⸣ʃeː ʔu⸢samara⸣nu]
      (この分<様子>では収まらない<収拾できない>)
    • ク⸢ヌ ムンドー⸣ヤ ウ⸢サマ⸣ル ⸣クトー ⸢ナー⸣ヌ
      [ku⸢nu mundoː⸣ja ʔu⸢sama⸣ru ⸣kutoː ⸢naː⸣nu]
      (このいさかい<諍い>は解決される<収拾される>ことはない)
    • ⸢パイ⸣サ ウ⸢サマ⸣レー ミサムヌ
      [⸢pai⸣sa ʔu⸢sama⸣reː ⸣misamunu]
      (早く収まれば<収拾されたら>よいのに)
    • ⸣カイブ ⸢ムンドー⸣ヤ⸢パー⸣ク ウ⸢サマ⸣リ
      [⸣kaibu ⸢mundoː⸣ja ⸢paː⸣ku ʔu⸢sama⸣ri]
      (こんな uby{諍}{イサカ}い<問答>は早く収まれ<収拾されよ>)

ウシダマルン [ʔu⸢ʃidamaruŋ] (自動)

  • 押し黙る。じっとだまる。全く沈黙する。「Voxidamari,ru,atta.ヲシダマリ,ル,ッタ(押し黙る,る,つた)持っている物とか,知っている事とかを隠して知らぬ振りをして黙っている」『邦訳日葡辞書』の転訛したもの。
  • Example phrases
    • ウ⸢リヌ⸣ ピン ⸢スー⸣カー ウ⸢シダマリティ⸣ ムニ イ⸢ザヌ
      [ʔu⸢rinu⸣ pin ⸢suː⸣kaː ʔu⸢ʃidamariti⸣ muni ʔi⸢ʣanu]
      (彼が反抗すると押し黙ってものを言わない)

ウズマルン [ʔu⸢ʣumaruŋ] (自動)

  • 埋まる。埋まれる。埋もれる。
  • Example phrases
    • シ⸢キ⸣ヌ ヤ⸢ブリ⸣ルカー ⸢ター⸣ヤ ウ⸢ズマルン
      [ʃi̥⸢ki⸣nu ja⸢buri⸣rukaː ⸢taː⸣ja ʔu⸢ʣumaruŋ]
      (堰が壊れると田は埋まれる)
    • ア⸢メリカ⸣ヌ ブ⸢ルトーザー⸣ヌ ⸣シキ ⸢クーシター⸣ル ナ⸢カダ⸣ヌ ⸢ター⸣ヤ ウ⸢ズマレー⸣ティ⸢ダー
      [ʔa⸢merika⸣nu bu⸢rutoːʣaː⸣nu ⸣ʃi̥ki ⸢kuːʃi̥taː⸣ru na⸢kada⸣nu ⸢taː⸣ja ʔu⸢ʣumareː⸣ti⸢daː]
      (アメリカのブルトーザーが uby{堰}{セキ}を壊したので船浦の仲田の田圃は土砂に埋まれたそうだよ)
    • シ⸢キ⸣ヌ ⸢クーラン⸣シェーカー ⸢ター⸣ヤ ウ⸢ズマランブレー⸣ル
      [ʃi̥⸢ki⸣nu ⸢kuːraŋ⸣ʃeːkaː ⸢taː⸣ja ʔu⸢ʣumaram⸣ bu⸢reː⸣ru]
      (堰が壊れなかったならば、田圃は埋もれなかっただろうよ)

ウムイトゥドゥマルン [ʔu⸢muituduma⸣ruŋ] (他動)

  • 考えてある行為をやめる。思いとまる。断念する。
  • Example phrases
    • ⸣カイブー ⸢オーシキ⸣ ヤ⸢ルムヌ⸣ イ⸢ガメー⸣ ウ⸢ムイトゥドゥマ⸣ルンカヤーティ ウ⸢ムータ⸣ヌ ウ⸢ムイトゥドゥマラン⸣シェン
      [⸣kaibuː ⸢ʔoːʃi̥ki⸣ ja⸢rumunu⸣ ʔi⸢gameː⸣ ʔu⸢muituduma⸣ruŋkajaːti ʔu⸢muːta⸣nu ʔu⸢muitudumaraŋ⸣ʃeŋ]
      (こんな天気だから、イカ釣り漁は思いとどまるか<断念するか>と思ったが、思いとどまらなかった)

ウラ [⸣ʔura] (名)

  • 蔵元。琉球国時代の八重山全体の行政庁。語源については、(i) 地名(ウラカイジ)起源説『新八重山歴史』、(ii) 浦<港>起源説『八重山方言の素性』、(iii)「蔵元」起源説『八重山語彙』、(iv)「うふわ」(大蔵<ウフクラ>)起源説『宮古島旧記並史歌集解』、『石垣方言辞典』がある。(iii)、(iv) は八重山方言の音韻法則({SqBr}kura{/SqBr} → {SqBr}ffa{/SqBr})に反する。(i) はカイジ省略の理由がなく、推定の域に留まる。(ii) は可能性が高いと考えられる。民謡パ⸢トゥ⸣マナカムリ[pḁ⸢tu⸣manakamuri](鳩間中岡)の第七連/クウラヌ パマカラ カユウピトゥヤ ウラヌ マイヌ ピトゥグクル/(久浦の浜を往来する<通う>人はウラ<蔵元>の前の人の賑わいのようだ)と歌われている。離島各地からの貢納船の発着と、それに伴う人々の往来は港湾を中心にしてなされたものと考えるのが普通であろう

ガギルン [ga⸢giruŋ] (自動)

  • 痩せ衰える。動物や植物などが発育不良となり、痩せ衰えて縮まる。
  • Example phrases
    • ⸣コイ イ⸢ル⸣カー ガ⸢ギラヌ
      [⸣koi ʔi⸢ru⸣kaː ga⸢giranu]
      (肥料を入れたら痩せ衰えない)
    • パ⸢ギ⸣ジーナー イ⸢ブ⸣カー ガ⸢ギルン
      [pa⸢gi⸣ʤiːna ʔi⸢bu⸣kaː ga⸢giruŋ]
      (痩せた土地<痩せ地>に植えたら痩せ衰える)
    • ガ⸢ギル ムノー⸣ ム⸢シシキ⸣ムヌ
      [ga⸢giru munoː⸣ mu⸢ʃiʃi̥ki⸣munu]
      (痩せ衰えるものは虫食いもの<虫の付いたもの>)
    • ガ⸢ギレー⸣ラ フ⸢ドゥバヌ
      [ga⸢gireː⸣ra ɸu⸢dubanu]
      (痩せ衰え<萎縮し>たら成長しない)
    • ⸣ヤミティル ⸣アイニ ガ⸢ギリ ベー
      [⸣jamitiru ⸣ʔaini ga⸢giri beː]
      (病気してあんなに痩せ衰えているんだよ)
    • アイ⸢バー⸣ケー ガ⸢ギラヌ
      [ʔai⸢baː⸣keː ga⸢giranu]
      (そんなにまでは痩せ衰えない)
    • ⸣アイニ ガ⸢ギル⸣カー イ⸢キブイヤー⸣ ン⸢ジラ⸣ヌ
      [⸣ʔaini ga⸢giru⸣kaː ʔi⸢kibuijaː⸣ ʔn⸢ʤira⸣nu]
      (あんなに痩せ衰えると生気が戻らない<活力、元気、勢いが出ない>)
    • ガ⸢ギレー⸣ラー
      [ga⸢gireː⸣raː]
      (痩せ衰えては)
    • ⸢ペーレイヌ⸣ シ⸢ジクター ナーンパー⸣ヤ ガ⸢ギリナー⸣ヌ
      [⸢peːreinu⸣ ʃi⸢ʤikutaː naːmpaː⸣ja ga⸢girinaː⸣nu]
      (旱魃が続いたので菜っ葉は縮れてしまった)
    • ピ⸢ラク⸣マキ シ⸢ティ アウナーヤ⸣ ガ⸢ギリナー⸣ヌ
      [pi⸢raku⸣maki ʃi̥⸢ti ʔaunaːja⸣ ga⸢girinaː⸣nu]
      (寒冷負けして青菜は発育不全になってしまった)
    • ⸢コイ⸣ヌ ⸢ナーン⸣カー ヤ⸢サイ⸣ヤー ガ⸢ギルン⸣ダー
      [⸢koi⸣nu ⸢naːŋ⸣kaː ja⸢sai⸣jaː ga⸢girun⸣daː]
      (肥料がないと野菜は発育不全になるなる<成長が止まる>よ)
    • ガ⸢ギル⸣カー フ⸢ドゥバヌ
      [ga⸢giru⸣kaː ɸu⸢dubanu]
      (発育不全になったら成長しない)
    • ガ⸢ギレー⸣ラー ⸢カーサラヌ
      [ga⸢gireː⸣raː ⸢kaːsaranu]
      (発育不全になったら売れない)
    • ガ⸢ギリ
      [ga⸢giri]
      (発育不全になれ)

カタマルン [kḁ⸢tamaruŋ] (自動)

  • 固まる。凝固する。
  • Example phrases
    • ⸢ヌー⸣ロー ⸢ピー⸣ルカー カ⸢タマルン
      [⸢nuː⸣roː ⸢piː⸣rukaː kḁ⸢tamaruŋ]
      (糊は冷める<冷える>と固まる)
    • ク⸢レー ピール⸣タンテイン カ⸢タマラヌ
      [ku⸢reː piːru⸣tantiŋ kḁ⸢tamaranu]
      (これは冷めても固まらない)
    • カ⸢タマリ ヤッ⸣サン
      [kḁ⸢tamari jas⸣saŋ]
      (固まりやすい)
    • カ⸢タマル ムノー⸣ シ⸢ティリ
      [kḁ⸢tamaru munoː⸣ ʃi̥⸢tiri]
      (固まるものは捨てれ)
    • ⸢ヌー⸣ロー カ⸢タマレー⸣ラー ウ⸢ティラ⸣ヌ
      [⸢nuː⸣roː kḁ⸢tamareː⸣raː ʔu⸢tira⸣nu]
      (糊は固まってからは落ちない)
    • カ⸢タマリ
      [kḁ⸢tamari]
      (固まれ)

カラマルン [ka⸢rama⸣ruŋ] (自動)

  • 絡まる。巻きつく。からみつく。
  • Example phrases
    • ス⸢クイ⸣ヌ ⸢ブー⸣ヤ カ⸢ジン⸣ トゥ⸢バサリ⸣カー カ⸢ラマ⸣ルンダ カ⸢ラマラン⸣ヨーニ ウ⸢スイ⸣ シキ
      [su̥⸢kui⸣nu ⸢buː⸣ja ka⸢ʤin⸣ tu⸢basari⸣kaː ka⸢rama⸣runda ka⸢ramaraŋ⸣joːni ʔu⸢sui⸣ ʃi̥ki]
      (おけ<麻笥>の麻糸は風に飛ばされると絡まるから、絡まらないように被せておけ)
    • カ⸢ラマリヤッ⸣サン
      [ka⸢ramarijas⸣saŋ]
      (絡まりやすい)
    • カ⸢ラマ⸣ル ⸣クトー ⸢ナー⸣ヌ
      [ka⸢rama⸣ru ⸣ku̥toː ⸢naː⸣nu]
      (絡まることはない)

キチゴン [ki̥⸢ʧigoŋ] (名)

  • 結願祭。一年を通して祈願した豊年、豊漁の祈願、健康祈願、家庭繁盛祈願等の諸々の祈願の⸢グヮンプトゥ⸣キ[⸢gwampu̥tu⸣ki](願解)が⸢ウイヌ⸣ウガン[⸢ʔuinu⸣ʔugaŋ](友利御嶽)で執り行われる村祭りである。旧暦九月の壬の日から三日間にわたって行われる。初日は⸢ユードゥー⸣シ[⸢juːduː⸣ʃi](夜通し)、二日目は⸣トーピン[⸣toːpiŋ](当日<祭り本番>)、三日目はトゥ⸢ズミ[tu⸢ʣumi](終結)の三日間で祭りは完結する。⸢ユードゥー⸣シにはユ⸢ネン⸣ヌ ⸣パイ[ju⸢nen⸣nu ⸣pai](宵の拝<祈願>{EOS}午後八時ごろ開始)、ユ⸢ナカ⸣ヌ ⸣パイ[ju⸢naka⸣nu ⸣pai](夜中の拝礼<祈願>午前零時ごろ開始)、シ⸢トゥムティ⸣ヌ ⸣パイ[ʃi̥⸢tumuti⸣nu ⸣pai](朝<つとめて>の拝礼<祈願>午前五時ごろ開始)の三度の礼拝と神遊びからなる祈願があり、友利御嶽の本殿ウ⸢ブ⸣ヤー[ʔu⸢bu⸣jaː](母屋)内においてサ⸢カサ[sḁ⸢kasa](司{EOS}巫女)、ティ⸢ジリ⸣ビ[ti⸢ʤiri⸣bi](手摺り部{EOS}男性神職者)、バ⸢キサカ⸣サ[ba⸢kisaka⸣sa](脇司)、ム⸢ラヤクサ[mu⸢rajakusa](村の役人)達により厳粛な祈願がなされる。⸣トーピン[⸣toːpiŋ](結願祭当日)は午前十一時頃から、サ⸢カサ、バ⸢キサカ⸣サ ティ⸢ジリ⸣ビー達により⸢パイ⸣ディン[⸢pai⸣diŋ](拝殿)に於いて祈願が始まる。祈願が終わると本殿ウブヤーに舞踊団が入り、そこは楽屋に変化する。午後からは本殿ウブヤーから拝殿側へ張り出すように作られた舞台上で奉納芸が上演され、午後五時頃まで続いて祭りは終了した。この日の余興を村人達は舞台の東と西に座席を作り、⸣ウサイ[⸣ʔusai](御馳走)の弁当持参で鑑賞した。子供達は鎮守の森のマーニで剣を作って一日中遊んだ。三日目はトゥズミ[tu⸢ʣumi](完結{EOS}終わり)で村役人たちの一種の慰労会であり、祭りが準備から本番まで順調に進行したことに対する村役人たちへの感謝とお礼と宴会であった

キマルン [ki⸢maruŋ] (自動)

  • 物事が決まる。決定する。定まる。
  • Example phrases
    • ク⸢リ⸣シ ⸢スー⸣ボー キ⸢マルン⸣カヤーティ ウ⸢ムータ⸣ヌ キ⸢マランバン
      [ku⸢ri⸣ʃi ⸢suː⸣boː ki⸢maruŋ⸣kajaːti ʔu⸢muːta⸣nu ki⸢marambaŋ]
      (これで勝負は決まるだろうかと思ったが、決まらないよ)
    • ⸢スー⸣ボー キ⸢サーティ⸣ キ⸢マリ ブー
      [⸢suː⸣boː ki̥⸢saːti⸣ ki⸢maribuː]
      (勝負は既に決まっている)
    • プ⸢スム⸣シシ キ⸢マル⸣ クトー ⸢ナー⸣ヌ
      [pu̥⸢sumu⸣ʃiʃi ki⸢maru⸣ ku̥toː ⸢naː⸣nu]
      (一度で決まることはない)
    • ⸢パー⸣ク キ⸢マレー⸣ ミサムヌ⸢ナー
      [⸢paː⸣ku ki⸢mareː⸣ misamunu⸢naː]
      (早く決まればいいのになあ)
    • ⸢プール⸣ヌ ⸢ピューロー⸣ キュー⸢ズー⸣ナ キ⸢マルン
      [⸢puːru⸣nu ⸢pjuːroː⸣ kjuː⸢ʣuː⸣na ki⸢maruŋ]
      (豊年祭の日取り<日程>は今日中に決まる)
    • マ⸢ダ⸣ キ⸢マラヌ
      [ma⸢da⸣ ki⸢maranu]
      (まだ決まらない)
    • キ⸢マリン⸣ギサン
      [ki⸢mariŋ⸣gisaŋ]
      (決まりそうだ)
    • キ⸢マル⸣ クトー ⸢ナー⸣ヌ
      [ki⸢maru⸣ ku̥toː ⸢naː⸣nu]
      (決まることはない)
    • ⸣キューズーナ キ⸢マレー⸣ ミサムヌ
      [⸣⸣kjuːʣuːna ki⸢mareː⸣ misamunu]
      (今日中に決まればよいのに)
    • キサー⸢ティ⸣ キ⸢マリ ナー⸣ヌ
      [ki̥saː⸢ti⸣ ki⸢mari naː⸣nu]
      (既に決まってしまった)

Japanese-Multilingual Dictionary (JMDict)

Results from the Japanese-Multilingual Electronic Dictionary project (JMdict), created by Jim Breen, © Electronic Dictionary Research and Development Group.

Search languages: Japanese ↔ English

まる

(Common Noun)

  1. Circle

  1. Entirety; Whole; Full; Complete

  1. Money; Dough; Moola
    Slang

  1. Enclosure inside a castle's walls

  1. Soft-shelled turtle

(Common Suffix)

  1. Suffix for ship names; Suffix for names of people (esp. infants); Suffix for names of swords, armour, musical instruments, etc.; Suffix for names of dogs, horses, etc.

まる

(Noun)

  1. Circle (sometimes used for zero)

  1. 'correct' (when marking)

  1. Symbol used as a placeholder (either because a number of other words could be used in that position, or because of censorship)

  1. Period; Full stop

  1. Maru mark; Semivoiced sound; P-sound

まるこし虎子

(Noun)

  1. Bedpan; Chamber pot; Potty

まる放る

(Verb)

  1. To excrete (faeces, urine)
    Archaism

マルシップマル・シップ

(Noun)

  1. Maru-ship; Japanese ship (because Japanese ship names often end in Maru)

はんだくてん半濁点

(Noun)

  1. Maru mark; Semivoiced sound; P-sound

ほうおうまる鳳凰丸

(Noun)

  1. Hōō Maru (Western-style Japanese frigate, launched in 1853)

はんだくおんふ半濁音符

(Noun)

  1. Maru mark; Semivoiced sound; P-sound

ニューネッシーニュー・ネッシー

(Noun)

  1. "New Nessie" (unidentified sea creature discovered by Japanese trawler Zuiyo Maru in 1977)