X
🔧

Settings

Search type

Word search: Languages

Word search: Databases

Define まぶ mabu Meaning マブ

Displaying results for まぶ (mabu・まぶ・マブ) – ryukyu

JLect: Japonic Languages and Dialects Database

Results from JLect’s Japonic Languages and Dialects Database, created by Zachary Read, © JLect.com.

Search languages: Japonic (all languages and dialects) ↔ English ↔ Japanese

Ryukyu (Okinawa)

まぶい・マブ

(Noun) Soul, spirit

A dictionary of the Ryukyuan language

Results from the 沖縄語辞典 データ集 Okinawago jiten dēta-shū (Okinawan Language Dictionary Data Collection), published by the National Institute for Japanese Language and Linguistics, © CC BY 4.0.

Search languages: Okinawan → Japanese

マブイ mabui (mabui) ⓪ 名

  1. 魂。霊魂。生きている人の魂をいう。死者の霊はtamasiiという。~nu'Nkatooteesa.魂が向かっていたのだ。噂している人が来た場合にいう。噂をすれば影。~nugijuN.たまげる。驚いて魂がぬける。~nugasjuNともいう。

マブイ mabui (mabui) ⓪ 名

  1. 摩文仁。《地》参照。

グマブイ gumabui (gumabui) ⓪、① 名

  1. 小降り。雨がすこし降ること。

マブヤー mabuyaa (mabujaa) ⓪ 名

  1. mabuiと同じ。

カマブク kamabuku (kamabuku) ① 名

  1. かまぼこ。多く飛魚で作る。

スーマブイ suumabui (suumabui) ⓪ 名

  1. 皆の魂。家族など全員の魂。魂が物に驚いて体から落ちたりしないように,年に一,二度,家族全員のmabuigumi(魂をしっかり体内にこめること)の行事を行なう。

イチマブイ ichimabui (?icimabui) ⓪ 名

  1. 生きている人の霊魂。いきすだま。生霊。

マブイウティ mabui uti (mabui?uti) ⓪ 名

  1. 魂が抜ける病気。魂が体から抜け落ちること。怪しい物を見たり,転んで驚いたりした時などに起きる。病気のように元気がなくなり,衰弱して,ほうっておくと死に至ることもあるというので,mabuigumiをして元にもどす。

マブイグミ mabuigumi (mabuigumi) ⓪ 名

  1. 魂をこめることの意。mabui?utiをして人の体から離れた魂をふたたび体にこめること。また,そのための祈願。ごちそうと本人の着物を,魂が落ちた現場へ持って行き,その着物の中に魂を招き入れて持って帰り,本人にごちそうを食べさせると同時に,その着物を着せる。ごちそうの膳には小石三個を置き,茶碗に一杯水を用意して,ごちそうを食べる前に,mabujaa mabujaa?uuti kuu'joo,?uhumee'jatumee kwira'jaa.(魂,魂,ついて来い。大きな大きなめしをやるぞ)と言って,その水(?ubiiという)をひたいに指で三度つける。

マブヤーウー mabuyaauu (mabujaauu) ⓪ 名

  1. 子供の着物の背に付ける飾り。もとは七色の糸で房を作って付けたが,のちには布切れでハート型を作って付けるようになった。

シマブク shimabuku (simabuku) ⓪ 名

  1. 島袋。《地》参照。

ヤマブゾー yamabuzoo ('jamabuzoo) ⓪ 名

  1. 山奉行。山林監督官。

マブイワカシ mabuiwakashi (mabuiwakasi) ⓪ 名

  1. 生きている人の魂と死んだ人の魂とがいっしょに遊んだりすると(多く子供にある),生きた人の魂があの世に連れ去られることがあるというので,それらの魂を引き分けるために祈禱を行なう。その祈禱をいう。
  2. 人の死後四十九日の夜に,死んだ人の魂と家族の魂とを引き分けるために'juta(巫女)を呼んで行なう祈禱。その祈禱を行なうことを'juNnujuta 'isijuNともいう。

ナーシルマブイ naashirumabui (naasirumabui) ⓪ 名

  1. 案山子(かかし)。

A dictionary of the Ryukyuan language

Results from the 沖縄語辞典 データ集 Okinawago jiten dēta-shū (Okinawan Language Dictionary Data Collection), published by the National Institute for Japanese Language and Linguistics, © CC BY 4.0.

Search languages: Japanese → Okinawan

まぶた 【瞼】

Phrases

  • ~が切れている者 miichiraa,miichirii
  • ~がはれること miibukuruu,miibushifukkwaa

まぶち 【眼縁】

まぶしい 【眩しい】

Dictionary of the Practical Use of Okinawan

Results from the うちなーぐち活用辞典テキストデータベース Uchinaaguchi katsuyō jiten tekisuto dētabēsu (Dictionary of the Practical Use of Okinawan), by Shinsho Miyara, © CC BY-ND 3.0 DEED.

Search languages: Japanese ↔ Okinawan

まぶい

  • Example phrases
    • まぶい/たまし ぬぎーん。
      (びっくりする)
    • まぶい/まぶやー うとぅすん。
      (魂を落とす)
    • まぶゑー んかとーてーさ。
      (噂をすれば影)

*(参照)たまし

まぶい うてぃ/ぬぎ

  • 魂落ち
  • Example phrases
    • くぶ わらべー まぶいうてぃ/まぶいぬぎ そーくとぅ、くみらんねー ましぇー ならん どー。
      (この子は魂落ちしているので、入れ込まないとよくはならないよ)

*(参考)宮良 (2019b, 55頁)

まぶい ぐみ

  • 魂込め
  • Example phrases
    • くるまじこ あーたい、たかさる とぅくまから うてぃたい、うみかーらをぅてぃ っんぶっくぃたい、むぬかんげーぬ しーぢゅーさるたみに ちむんくくるん ちかりとーるとぅちに まぶいぐみ すん。
      (自動車事故にあったり、高いところから落ちたり、海川で溺れたり、ものを考え過ぎるために精神的にも疲れているときに魂込めをする)

*(参考)くたんでぃーん(重労働で疲れる)、をぅたいん(軽い労働で疲れる)、ちかりーん(精神的に疲れる)

*(参考)宮良 (2019b, 55頁)

まぶい わかし

  • 魂分かし
  • Example phrases
    • しんじゅーくにちぬ ゆさんでぃに ぐそーとぅ いちみとぅ ちりわかする うぐゎん する くとぅ 「まぶいわかし」んでぃ いーん。
      (49日の夕方に浄土と現世とを切り離す拝みをすることを「魂分かし」と言う)

いち まぶい

  • 生き霊
  • Example phrases
    • さた しーねー、いちまぶいぬ ゆてぃ ちゅーん どー。
      (噂をすると生き霊が寄ってくるよ)

Audio Database of Hatoma Lexicon

Results from the 鳩間方言 音声語彙データベース Hatoma hōgen onsei goi dētabēsu (The Audio Database of Hatoma Lexicon), by Shinichi Kajiku and Natsuko Nakagawa, © CC BY-SA 3.0 DEED

Search languages: Yaeyama (Hatoma) ↔ Japanese

アサヒカマブク [ʔa⸢saçikama⸣buku] (名)

  • 周囲を食紅で赤く染めた円形のかまぼこ。「朝日かまぼこ」の義。祝儀用のかまぼこ。石垣方言からの借用語。普通は、ア⸢ガカマブク[ʔa⸢gakamabuku](赤かまぼこ)という。法事用には、ッ⸢スカマ⸣ブク[s⸢sukama⸣buku](白かまぼこ)を用いた

カシティラカマブク [⸢kaʃi̥⸣tirakamabuku] (名)

  • カステラ蒲鉾。魚肉を十分に擂り潰し、澱粉と鶏卵、調味料を加えて重箱型の型枠に入れてカステラ状に蒸しあげた蒲鉾。
  • Example phrases
    • ⸢カシ⸣ティラカマブコー パ⸢トゥ⸣マナーテー ス⸢クラン⸣シェン
      [⸢kaʃi̥⸣tirakamabukoː pḁ⸢tu⸣manaːteː su̥⸢kuraŋ⸣ʃeŋ]
      (カステラ蒲鉾は、鳩間島では作らなかった)

カマブク [ka⸢mabuku] (名)

  • 蒲鉾。魚肉を臼で搗き、それに⸢パイ⸣ザイ[⸢pai⸣ʣai](繋ぎの配剤{EOS}でんぷん)に⸣クジ[⸣kuʤi](葛粉{EOS}澱粉)か、ミ⸢リキン⸣グ[mi⸢rikiŋ⸣gu](メリケン粉)を加えて搗き、成形し煮て仕上げる。
  • Example phrases
    • イ⸢ラブ⸣チン シ⸢ヌマー⸣ルン ピ⸢サー⸣ ン⸢コー⸣シティ ⸣プネー ⸣トゥリティ ⸣ウシナー ⸢シッ⸣キティ カ⸢マブク⸣ ス⸢ク⸣リバ [ʔi⸢rabu⸣ʧiŋ ʃi⸢numaː⸣rum pi̥⸢saː⸣ ʔŋ⸢koː⸣ʃi̥ti ⸣ʔuʃinaː ⸢ʃik⸣kiti ka⸢mabuku⸣ su̥⸢ku⸣riba] (スジブダイやテングハギも三枚下ろしにして骨を除去して、臼で搗いて蒲鉾を作れよ)。 マ⸢ルカマブク [ma⸢rukamabuku] (円蒲鉾{EOS}祝儀用、法事用) ア⸢ガカマブク [ʔa⸢gakamabuku] (赤蒲鉾{EOS}祝儀用の丸い蒲鉾))。 ッ⸢スカマ⸣ブク [s⸢sukama⸣buku] (白蒲鉾{EOS}法事用の蒲鉾)。⸣イツァカマブク[⸣ʔiʦakamabuku](板蒲鉾{EOS}蒲鉾の枠板に練り捏ねた魚肉を詰めて作った祝儀用、法事用の薄い蒲鉾)などがある。蒲鉾の枠板を、カ⸢マブクヌ⸣シー[ka⸢mabukunu⸣ʃiː](蒲鉾の鞘{EOS}型枠)という。これで造った蒲鉾は、ピ⸢サカマブク[pi̥⸢sakamabuku](平蒲鉾)ともいう

カマブクシッキウシ [ka⸢mabukuʃikki⸣ʔuʃi] (名)

  • 蒲鉾搗き臼。松の幹を切って作った。直径約20センチ、高さ約50センチの臼。魚肉を入れて杵で搗き、澱粉の⸢パイ⸣ザイ[⸢pai⸣ʣai](いもの澱粉やメリケン粉)をいれ、搗き捏ねて蒲鉾を作るのに用いる臼。
  • Example phrases
    • カ⸢マブクシッキ⸣ウシナー イ⸢ズヌ⸣ ピ⸢サー⸣ ン⸢コー⸣シ イ⸢リティ⸣ カ⸢マブク シッ⸣キバ
      [ka⸢mabukuʃikki⸣ʔuʃinaː ʔi⸢ʣunu⸣ pi̥⸢saː⸣ ʔŋ⸢koː⸣ʃi ʔi⸢riti⸣ ka⸢mabuku ʃik⸣kiba]
      (蒲鉾搗き臼に、魚の肉を三枚下ろしにして入れて、蒲鉾を搗けよ)

カマブクヌシー [ka⸢mabukunu⸣ ʃiː] (連)

  • 蒲鉾の型枠。「蒲鉾の鞘」の義。ピ⸢サカマブク[pi̥⸢sakamabuku](平蒲鉾)を造るのに用いる木製の型枠。長さ約15センチ、厚さ約1、5センチ、幅約7センチの枠。
  • Example phrases
    • ピ⸢サカマブコー⸣ カ⸢マブクヌ⸣ シーシ カ⸢ター⸣ トゥリティ ス⸢ク⸣ローッタ
      [pi̥⸢sakamabukoː⸣ ka⸢mabukunu⸣ ʃiːʃi kḁ⸢taː⸣ turiti su̥⸢ku⸣roːtta]
      (平蒲鉾は蒲鉾の型枠<鞘>で型をとって作られた)

サキヤマブシ [sḁ⸢ki⸣jamabuʃi] (名)

  • 崎山節。人頭税制時代の1775年に、首里王府の寄百姓政策によって波照間島から強制的に「道切り」移住させられた人々の崎山村創建にまつわる悲しい歴史を歌った歌。/崎山ヌ新村ユ建ティダス 誰ルヌ主ヌ ジリヌ親ヌドゥ 建ティダネ ナンヌ故 イキャヌチゥニヤンドゥ 建ティダネ~/『八重山民謡誌』。
  • Example phrases
    • サ⸢キ⸣ヤマブシ ス⸢ク⸣カー ⸢フン⸣トー ナ⸢キル⸣ シ⸢ラリ
      [sḁ⸢ki⸣jamabuʃi su̥⸢ku⸣kaː ⸢ɸun⸣toː na⸢kiru⸣ ʃi⸢rari]
      (崎山節を聴くと、本当に涙が出る<泣きぞされる>)

シゥカマブシ [si̥⸢kamabuʃi] (名)

  • 金星。「仕事星」の義。野良仕事を終えて帰宅する頃に出る星の義という。⸢ユーボン⸣ブシ[⸢juːbom⸣buʃi](夕飯星)ともいう。
  • Example phrases
    • ナ⸢チェー⸣ アツァユンダ ⸢ヨーコイ⸣ラー パ⸢タ⸣ケー ⸢ギー⸣ シゥ⸢カマブシバ⸣ ミレーティル ⸢ヤー オーッ⸣タ
      [na⸢ʧeː⸣ ʔaʦajunda ⸢joːkoi⸣ra pḁ⸢ta⸣keː ⸢giː⸣ si̥⸢kamabuʃiba⸣ mireːtiru ⸢jaː ʔoːt⸣ta]
      (夏は暑いので、午後3時ごろ<夕影>になって畑へ行き、金星<仕事星>を見ながら家に帰られ<来られ>た)

シカマブル [ʃi̥⸢kamaburu] (名)

  • (動)魚名。
  • Example phrases
    • シ⸢カマブル⸣ティ ア⸢ズ⸣ イ⸢ズ⸣ ミリ⸢ミッタン
      [ʃi̥⸢kamaburu⸣ti ʔa⸢ʣu⸣ ʔi⸢ʣu⸣ miri⸢mittaŋ]
      (シカマブルという魚を見たことがあるか<見てみたか>)

シマブドゥル [ʃi⸢mabudu⸣ru] (名)

  • 鳩間島の踊り。「島踊り」の義。ウ⸢キナーブドゥ⸣ル[ʔu⸢kinaːbudu⸣ru](沖縄本島の踊り{EOS}沖縄の古典舞踊)、イ⸢サナキブドゥル[ʔi⸢sanakibuduru](石垣島の踊り)、ヤ⸢マトゥブドゥ⸣ル[ja⸢matubudu⸣ru](大和の踊り)等に対する⸢鳩間島の踊り」の義。
  • Example phrases
    • パ⸢トゥ⸣マナカムリ パ⸢トゥ⸣マクドゥキン「マイ⸣ヌパマンドーレーヤ シ⸢マブドゥ⸣ル⸣ミー
      [pḁ⸢tu⸣manakamuri pḁ⸢tu⸣makudukim ⸢mai⸣nupamandoːreːja ʃi⸢mabudu⸣ru⸣miː]
      (鳩間中岡節、鳩間口説節、前の浜節などは島踊りだろうね?)

トゥヌサマブシ [tu⸢nusa⸣mabuʃi] (名)

  • 西表租納村の歌謡。/ウキユニ ナトゥタル クイヌ ウジガミ スナイヌ トゥヌサマ バンドゥ ヤユル カマドマクトゥ ウムイドゥ フナウキニ イクバヨ/(浮世に名を立てた恋のの氏神とは私でござる{EOS}カマドマのことを思って<恋い忍んで>船浮村に行くところだ)と歌われる

パトゥマブシ [pḁ⸢tu⸣mabuʃi] (名)

  • 節歌の⸢鳩間節」。石垣島の歌集に収載された古典民謡の鳩間節。鳩間島では、パ⸢トゥ⸣マナカムリ(鳩間中岡)という。伊良波尹吉がアレンジした鳩間節は「早節」といっている

マナマブカラ [ma⸢na⸣mabukara] (連)

  • {Mn_1}今ぐらい。今の程度。この程度。マ⸢ナ⸣マ[ma⸢na⸣ma](今)に副助詞⸣ブカラ[⸣bukara](物事を示して、それとほぼ等しい分量や程度を表す)が付いた形。

マナマブカラ [ma⸢na⸣mabukara] (連)

  • {Mn_2}今ぐらい<時間的な程度>。今頃。
  • Example phrases
    • マ⸢ナ⸣マブカラー<マ⸢ナ⸣グロー> ニ⸢ビ ブー⸣ パジ
      [ma⸢na⸣mabukaraː ni⸢bi buː⸣ paʤi]
      (今頃は寝ているはずだ)

マブル [ma⸢bu⸣ru] (名)

  • 魂。霊魂。「守り」の義。「~浪かしこみ風守<かぜマモリ>~。万、1390」の転訛か。人間の体内に宿っている魂のこと。極度に驚いたり、事故に遭遇したりすると、そこでマ⸢ブ⸣ル[ma⸢bu⸣ru]が人体から遊離してさ迷うという。魂の抜けた体は、気だるくなり、病弱になると信じられている。子供が樹上から落ちたり、転倒して怪我をすると、マブルが落ちるので、その現場から小石や砂を掴んで懐に入れ、マブルを逃がさぬようにした。
  • Example phrases
    • マ⸢ブル⸣ヌ ウ⸢ティ⸣ルカー プ⸢ソー ヨーリ⸣ス
      [ma⸢buru⸣nu ʔu⸢ti⸣rukaː pu̥⸢soː joːri⸣su]
      (マブルが落ちると人は弱くなるよ)

マブルウティルン [ma⸢bu⸣ru ʔu⸢ti⸣ruŋ] (連)

  • 魂が落ちる。魂が抜け落ちる。「守り<守護霊・魂>が落ちる」の義。魂が肉体より抜け落ちる。遊離魂となる。何かにひどく驚かされると魂が肉体より遊離していくと信じられている。そして、魂の抜け殻となった肉体は生気を失い、病弱になると信じられている。
  • Example phrases
    • キ⸢ム⸣ヌ ダフ⸢ティ スン⸣ケン ウ⸢ダラク⸣ター マ⸢ブ⸣ル ⸣ウティパリ ⸢ナー⸣ヌ
      [ki⸢mu⸣nu daɸu̥⸢ti suŋ⸣keŋ ʔu⸢daraku⸣taː ma⸢bu⸣ru ⸣ʔutipari ⸢naː⸣nu]
      (心臓が止まるほど<肝がダフッとするほど>驚いたので、魂が落ちていってしまった)

マブルカルイ [ma⸢bu⸣rukarui] (名)

  • 「魂籠め」の義。⸣カルイ[⸣karui]は「Carui,u,uta.カルイ、ゥ、ゥタ(かるひ、ふ、うた)物を背負う.下(X)の語」『邦訳日葡辞書』の転訛したものか。マ⸢ブ⸣ルクミ[ma⸢bu⸣rukumi](魂籠め)と同じ。人体から遊離して浮遊している魂を追まわし、囲いまわして連れ戻し、元の体に魂籠めをする儀式。
  • Example phrases
    • ヤ⸢ミプス⸣ヌ マ⸢ブ⸣ル ⸣カルイ ⸢オーシェー⸣バ パ⸢シットゥ⸣ ナ⸢リ⸣ス ⸣パジ
      [ja⸢mipusu⸣nu ma⸢bu⸣ru ⸣karui ⸢ʔoːʃeː⸣ba pḁ⸢ʃittu⸣ na⸢ri⸣su ⸣paʤi]
      (病人の魂籠めをして差し上げたので、すぐ元気になるはずです)

マブルカルイヌニンガイフチ [ma⸢bu⸣rukaruinu ⸢niŋgai⸣ɸu̥ʧi] (連)

  • uby{魂籠}{タマ|ゴメ}めの祝詞。「マブル籠め願い口」の義。マ⸢ブ⸣ル(魂)が人体より抜け落ちた場合、サ⸢カサ[sḁ⸢kasa](司{EOS}神女{EOS}女性神職者)か、祖母に依頼して魂籠めの儀式を執り行ってもらうが、その際に次のような uby[g]{祝詞}{ノリト}を唱える。{Sg_1}⸣ヌーディマリヌ マ⸢ブ⸣ル ⸣プサティ ドー⸢ディン キュー⸣ヌ ⸢カイピール⸣バ ム⸢トゥ⸣バ ⸣シー ウ⸢ガミトゥー⸣シ ア⸢ギル⸣ ウ⸢ガミ⸣ヌ ニ⸢ガイ⸣ヤー ドー⸢ディンマー⸣ ピ⸢ナカンガナシヌ⸣ マイシー シ⸢キウキ⸣ トゥ⸢リウ⸣キ タ⸢ブ⸣ローレーティ ウ⸢ス⸣バユシ ウ⸢ガマ⸣リ タ⸢ブ⸣ローリ[⸣nuːdimarinu ma⸢bu⸣ru ⸣pu̥sati doː⸢diŋ kjuː⸣nu ⸢kaipiːru⸣ba mu⸢tu⸣ba ⸣ʃiː ʔu⸢gamituː⸣ʃi ʔa⸢giru⸣ ʔu⸢gami⸣nu ni⸢gai⸣jaː doː⸢dimmaː⸣ pi⸢nakaŋganaʃinu⸣ maiʃiː ʃi̥⸢kiʔuki⸣ tu⸢ri⸣ʔuki ta⸢bu⸣roːreːti ʔu⸢su⸣bajuʃi ʔu⸢gama⸣ri ta⸢bu⸣roːri](何年生まれの人が、マブル<魂>が欲しいので、どうぞ今日の uby{佳日}{カ|ジツ}をもとにして、黄金の佳日をもとにして拝み通しあげる拝みの願いを、どうぞ火の神様の御前<御自身>がお聞き受け、お取り受け下さってお側にお寄せになって、拝まれてください){Sg_2}(ドー⸢ディン⸣ティ ⸢シー)⸢ゴー⸣サナガラ ⸢ヨーミ⸣サナガラ ウ⸢ス⸣バユリ ウ⸢ガミ トゥー⸣シ ア⸢ギル⸣ ニ⸢ガイ⸣ヤー ドー⸢ディンマー⸣ ピ⸢ナカンガナシヌ⸣ マイ トゥ⸢クヌ⸣マイ ッ⸢サリ⸣ シ⸢キウ⸣キ トゥ⸢リウ⸣キ タ⸢ボー⸣ローレーティ ウ⸢ス⸣バユシ ウ⸢ガマ⸣リ タ⸢ブ⸣ローリ ドー⸢ディン⸣ ドー⸢ディン⸣ティ ⸢シー⸣ ウ⸢ス⸣バユリ ウ⸢ガミトゥー⸣シ ア⸢ギル⸣ ニ⸢ガイ⸣ヤー ⸢ジューニホン⸣ヌ コー ⸢トゥー⸣シ ⸣アギ ⸣ヌーディマリヌ ⸢トゥーヌ ティー⸣ピサ ウ⸢サーシ⸣ ス⸢ブシピサ⸣ ウ⸢シトーシ⸣ ウ⸢ガミトゥー⸣シ ア⸢ギル⸣ ニ⸢ガイ⸣ヤー ドー⸢ディンマー カンヌ⸣マイ ⸢ミートゥクルヌ カンヌ⸣マイ ドー⸢ディン⸣ シ⸢キウキ⸣ トゥ⸢ル⸣ウキ タ⸢ブ⸣ローレーティ ウ⸢ス⸣バユシ ウ⸢ガマ⸣リ タ⸢ブ⸣ローリ ⸢キュー⸣ワ ⸣カイブー ⸣ヌーディマリヌ ア⸢サビブリバ シー⸣ ア⸢ラ⸣クンケン キ⸢ムウダラ⸣キ ン⸢ニウダラキ シーベー⸣ティ ⸢ティーダル⸣サ ⸣ピサダルサ ⸢ティー⸣パン ⸣ダルサ ⸢ティーダラダラー⸣シ ⸢ブーユンダ⸣ ノー⸢シン⸣ マ⸢ブル⸣ヌ ⸣ドゥーナー シゥ⸢カ⸣ン ⸣ウティ ⸢ベー⸣ティル ア⸢サビブリ シー ベー⸣ティル ⸣カイ ⸢ブーダー⸣バ ドー⸢ディンマー⸣ アイ ヤ⸢ル⸣スクン ⸢デー⸣カー ナ⸢カミ⸣チェーラ ⸢アンタ⸣ナー ⸣ヌーディマリヌ マ⸢ブローマ⸣ヌ ア⸢サビブリバ ⸢シー⸣ ア⸢ラ⸣クスクン ⸢デー⸣カー ドー⸢ディンマー カンヌ⸣マイシ ⸢ウイマーシ⸣ カ⸢ルイマー⸣シ ⸢サーロー⸣リ ⸣ヌーヤーヌ ⸣ヌーディマリヌ ⸢フンダメー⸣ル ⸢ヤー⸣ウチ キ⸢ナイウチ トゥー⸣リ ウ⸢フムン⸣ヌ ウ⸢チェー⸣ニ ン⸢カイシミ⸣ タ⸢ボー⸣リ ン⸢カイシミ⸣ タ⸢ボー⸣レーティ マ⸢ナマ⸣ヌ ⸢カイ⸣トゥキナー ドー⸢ディン⸣ マ⸢ブル⸣ヌ ミ⸢ジ⸣ プサティ ⸢オー⸣ル スクン ⸢デー⸣カー ミ⸢ジヌ⸣ パ⸢チーン⸣ シ⸢ル⸣ミジ ア⸢マ⸣ミジ チャン⸢トゥ⸣ イ⸢リー⸣ ウ⸢ツァナ⸣クーン ⸣グシパナーン チャン⸢トゥ⸣ イ⸢リー⸣ マ⸢ミ⸣ヌ ⸣スーン バ⸢カシ⸣ シケーバ マ⸢ナ⸣マ ヤ⸢ラビ サーロー⸣リ ⸢ブー⸣ヌ ⸣タマ ナ⸢ナチ⸣ヌ ⸣タマ イ⸢チチ⸣ヌ ⸣タマ ⸢ミーチヌ⸣ タマナー ク⸢ミ⸣シミ タ⸢ブ⸣ローリ マ⸢ブロー⸣マ マ⸢ブロー⸣マ ⸢イー⸣ユン マ⸢ミ⸣ヌスーン バ⸢カシ⸣シケーバ ダン⸢ティ⸣ キー ッ⸢ふァイ⸣ ッ⸢ふァイ[doː⸢din⸣ti ⸢ʃiː goː⸣sanagara ⸢joːmi⸣sanagara ʔu⸢su⸣bajuri ʔu⸢gamituː⸣ʃi ʔa⸢giru⸣ ni⸢gai⸣jaː doː⸢dimmaː⸣ pi⸢nakaŋganaʃinu⸣mai tu̥⸢kunu⸣mai s⸢sari⸣ ʃi̥⸢kiʔu⸣ki tu⸢riʔu⸣ki ta⸢boː⸣reːti ʔu⸢su⸣bajuʃi ʔu⸢gama⸣ri ta⸢bu⸣roːri doː⸢din⸣ doː⸢din⸣ti ⸢ʃiː⸣ ʔu⸢su⸣bajuri ʔu⸢gamituː⸣ʃi ʔa⸢giru⸣ ni⸢gai⸣jaː ⸢ʤuːnihon⸣nu ⸣koː ⸢tuː⸣ʃi ⸣ʔagi ⸣nuːdimarinu ⸢tuːnu tiː⸣pi̥sa ʔu⸢saːʃi⸣ su⸢buʃipisa⸣ ʔu⸢ʃitoːʃi⸣ ʔu⸢gamituː⸣ʃi ʔa⸢giru⸣ ni⸢gai⸣jaː doː⸢dimmaː kannu⸣mai ⸢miːtukurunu kannu⸣mai doː⸢diŋ⸣ ʃi̥⸢kiʔuki⸣ tu⸢ru⸣ʔuki ta⸢bu⸣roːreːti ʔu⸢su⸣bajuʃi ʔu⸢gama⸣ri ta⸢bu⸣roːri ⸢kjuː⸣wa kai⸢buː⸣ nuːdimarinu ʔa⸢sabiburiba ʃiː⸣ ʔa⸢ra⸣kuŋkeŋ ki⸢muʔudara⸣ki n⸢niʔudaraki ʃiːbeː⸣ti ⸢tiːdaru⸣sa pi̥⸢sadarusa tiː⸣pan ⸣darusa ⸢tiːdaradaraː⸣ʃi ⸢buːjunda⸣ noː⸢ʃim⸣ ma⸢buru⸣nu ⸣duːna sï̥⸢ka⸣n ʔuti⸢beː⸣tiru ʔa⸢sabiburi ʃiːbeː⸣tiru ⸣kai ⸢buːdaː⸣ba doː⸢dimmaː⸣ ʔai ja⸢ru⸣su̥kun ⸢deː⸣kaː na⸢kami⸣ʧeːra ⸢ʔanta⸣naː ⸣nuːdimarinu ma⸢buroːma⸣nu ʔa⸢sabiburiba ʃiː⸣ ʔa⸢ra⸣kusu̥kun ⸢deː⸣kaː doː⸢dimmaː kannu⸣maiʃi ⸢ʔuimaːʃi⸣ ka⸢ruimaː⸣ʃi ⸢saːroː⸣ri ⸣nuːjaːnu ⸣nuːdimarinu ⸢ɸundameː⸣ru ⸢jaː⸣ʔuʧi ki⸢naiʔuʧi tuː⸣ri ʔu⸢ɸumun⸣nu ʔu⸢ʧeː⸣ni ŋ⸢kaiʃimi⸣ ta⸢bu⸣roːreːti ma⸢nama⸣nu ⸢kai⸣tukina doː⸢dim⸣ ma⸢buru⸣nu mi⸢ʤi⸣ pu̥sati ⸢ʔoː⸣ru su̥kun ⸢deː⸣kaː mi⸢ʤinu⸣ pḁ⸢ʧiːn⸣ ʃi⸢ru⸣miʤi ʔa⸢ma⸣miʤi ʧan⸢tu⸣ ʔi⸢riː⸣ ʔu⸢ʦana⸣kuːŋ ⸣guʃipanaːn ʧan⸢tu⸣ ʔi⸢riː⸣ ma⸢mi⸣nu ⸣suːm ba⸢kaʃi⸣ʃi̥keːba ma⸢na⸣ma ja⸢rabi saːroː⸣ri ⸢buː⸣nu ⸣tama na⸢naʧi⸣nu tama ʔi⸢ʧiʧi⸣nu ⸣tama ⸢miːʧinu⸣ tamanaː ku⸢mi⸣ʃimi ta⸢bu⸣roːri ma⸢buroː⸣ma ma⸢buroː⸣ma ⸢ʔiː⸣jum ma⸢mi⸣nu ⸣suːm ba⸢kaʃi⸣ ʃi̥keːba dan⸢ti⸣ kiː f⸢fai⸣ f⸢fai](どうぞ、願わくば、と言って、恐れ多いことですが、お側近くに寄って拝み通して祈願し申し上げる願い事は、どうぞ火の神様、床の間の神様へ申し上げますから、お聞き届け取り受け賜って、お側へ寄せて祈願されて下さい{EOS}願わくば、どうぞと言ってお側に寄って拝み通し上げる願いは、十二本の香を灯し通して祈願し、何年生まれの者が、十の掌を合わせ、足膝を押し倒して拝み通し上げる祈願は、どうぞ神様、三箇所の神様、どうぞお聞き届け、取り受け下さって、お側へ寄せさせ、拝まれ<祈願され>て下さい{EOS}今日は、このように、何年生まれの者が遊び uby{惚}{ホ}けているうちに、肝驚き胸驚きをしているので、手がだるく、足がだるく、手も足もだるく、手がだらだらしているので、きっとマブル<魂>が肉体に付かずに抜け落ちているので、魂が遊び惚けているので、このようにしているでしょうから、どうぞ、そうであるならば、中道から東の方に、何年生まれのマブローマ<幼い魂>が遊び惚けているようでしたらば、どうぞ神様で魂を追い回し、囲い回し<負ぶい回して>てお連れ下さって、何家の、何年生まれが踏み固めた<建立した>家内、家庭内、通り大門の内側に向かわしめてください{EOS}向かわしめてくださって、今の佳き時に、どうぞ魂<マブル>が水を欲しがっておられるのなら、水のお初も白水<神酒>、雨水<真水>もちゃんと入れ、 uby{供物}{ク|モツ}もお酒も米のお初もちゃんと入れ、豆のお汁も炊いてありますから、今すぐ呼んで連れてきてくださって、麻糸の玉の、七つの玉、五つの玉、三つの玉に籠めさせてください{EOS}マブローマ<幼い魂>よ、マブローマよ、ご飯も豆も炊いてあるから、早くきてお食べ、すぐ来てお食べ)と唱える。⸢マブル籠め」は、夕食の頃に執り行われるのが普通であったから、その時分に来客があると大変に喜ばれた。その客が男性の場合は最高に良いとされた。来客に連れられてマブローマが門より家の中へ入ってくると信じられているからである。マブル<魂>は水と大豆のお汁が大好物であるといわれている

マブルクミ [ma⸢bu⸣rukumi] (名)

  • 魂籠め。マ⸢ブ⸣ルカルイ[ma⸢bu⸣rukarui]ともいう。戸外で転倒したり、悪霊に遭遇して極度に驚いたり、何かの事故を起こして驚愕すると、魂が肉体より抜け落ちて浮遊していくので、病弱になると信じられている。その浮遊している魂を呼び戻し、体内に籠めるための祈願を執り行う儀式。樹木から落ちたり、道で転倒して怪我をすると、事故現場の小石や土砂を掴みとって懐中に入れるだけでも取り uby{敢}{ア}えず魂を拾うことが出来ると信じられている。そして後日、改めて正式に魂籠めの祈願を執り行った。魂が抜け落ちると、体がダラダラして気だるくなり、何事に対しても意欲が湧かなくなっていき、寝込むようになるという。顔色も青白くなり、影が薄くなっていくので、そんな時は浮遊している魂を呼び寄せ、⸢ブー⸣ジナ[⸢buː⸣ʤina](麻糸で7、5、3の結び玉を作ったもの)で縛って逃がさないようにし、衣類の袖に結び付け、そのブージナを首に穿かせることによって体内に魂を戻すことが出来ると信じられている。肉体から遊離したマ⸢ブ⸣ル(魂)は、よく水を欲しがるという。それ故、魂籠めの祈願では、必ず水と豆腐(または大豆の)お汁を供物として供える。お膳の最前列に、⸣サバン[⸣sabaŋ](茶碗)に水を入れて置き、次に⸣パナ[⸣pana](お皿に白米を入れたもの)を⸢イッチー[⸢ʔitʧiː](一対)、塩を皿に盛ったもの、それに⸣グシ[⸣guʃi](神酒)を供えて祈願する。マブルを呼び寄せてくると、水を入れた茶碗の上に三回⸢ブー⸣ジナ(麻糸)を回して待機する。祈願の祝詞が終わると、⸣ヌーディマリ[⸣nuːdimari](何年生まれ)の uby{誰某}{ダレ|ソレ}と名前を唱えて、マ⸢ナマ⸣ヌ ⸢カイ⸣トゥキナー マ⸢ブ⸣ル ク⸢ミ⸣シミ タ⸢ブ⸣ローリ(今の佳き時に魂を籠めさせてください)と唱え、ブージナで縛って魂籠めをする。そして供物の⸣パナ(白米)から3回米を摘んで紙に入れ、塩も一摘み取って入れ、マブルと一緒に包んで着物の袖に入れ、袖の両端をしっかりと結んでおく。祈願する人が指を水に付けて水をとり、三回魂籠めをする本人の額に塗ってやって儀式は終了する。
  • Example phrases
    • ナ⸢ガヤン スー⸣ バスン マ⸢ブ⸣ル ⸣クミ ⸢オーシル⸣カー パ⸢シットゥ⸣ ナルンティ⸢ダー
      [na⸢gajan suː⸣ basum ma⸢bu⸣ru ⸣kumi ⸢ʔoːʃiru⸣kaː pḁ⸢ʃittu⸣ narunti⸢daː]
      (長病みする時も魂籠めをして差し上げると元気になるそうだ)

マルマブンサン [ma⸢ru⸣mabunsaŋ] (固)

  • 西表島租内湾の海中に浮かぶ周囲約200メートルの小島。「丸い盆のような島」の義。⸢マルマブンサン節」に歌われている小島。/ヨーホー マルマブンサン ユナユナミリバ カジヌニユシチ イチュルシルサヤ(ヨーホー<掛け声>、マルマ盆山と称する小島を毎夕暮時に眺めて見ると、風の風位と方向をよく知っていると見えて、坐っている白鷺の群れはじつに利口なものじゃ)/『八重山民謡誌』

ヤマブーヌ [ja⸢mabuː⸣nu] (名)

  • 山斧。山で建築用材を切り出し、角材に粗削りするのに用いる斧。鋭利な斧で、薪割り斧と比べて軽い。平常は使用しない。ヤ⸢マ⸣サー[ja⸢ma⸣saː](山師{EOS}山から⸢キャーンギ{SqBr}⸢kjaːŋgi{/SqBr}<イヌマキ>などの名木を伐り出して売りさばく人)などは、斧の刃の部分を取り外して保管していた。
  • Example phrases
    • ヤ⸢マブー⸣ノー イッ⸢ケン⸣ キ⸢シ⸣ルン
      [ja⸢mabuː⸣noː ʔik⸢keŋ⸣ ki̥⸢ʃi⸣ruŋ]
      (山斧は非常によく切れる)

Japanese-Multilingual Dictionary (JMDict)

Results from the Japanese-Multilingual Electronic Dictionary project (JMdict), created by Jim Breen, © Electronic Dictionary Research and Development Group.

Search languages: Japanese ↔ English

まぶ間夫

(Noun)

  1. A married woman's paramour; Lover

まぶまなぶた目蓋眼蓋

(Common Noun)

  1. Eyelid; Eyelids
    Word usually written using kana alone

まぶ山伏

(Noun)

  1. Mountain priest; Itinerant Buddhist monk

まぶ山吹款冬

(Noun)

  1. Kerria (Kerria japonica); Japanese yellow rose

  1. Bright golden yellow
    Abbreviation

  1. Gold coin

まぶしいまぼしい眩しい

(Common I-adjective)

  1. Dazzling; Radiant

まぶ目深眼深真深

(Adjectival noun)

  1. (Wearing) low over one's eyes

まぶ眩い

(I-adjective)

  1. Cute; Pretty
    Word usually written using kana alone / Colloquialism

まぶ塗す

(Godan verb, transitive)

  1. To cover (smear, sprinkle) (with)
    Word usually written using kana alone

まぶ目縁

(Noun)

  1. Eyelid

まみれまぶ塗れ

(Suffix)

  1. Covered with; Stained; Smeared
    Word usually written using kana alone

まぶぞく蚕簿

(Noun)

  1. Cocoon holders

まぶ目伏し

(Noun)

  1. Look; Expression of the eyes; Eyes
    Archaism

まぶ射翳

(Noun)

  1. Makeshift hunting blind; Waiting in a makeshift hunting blind
    Archaism

  1. Ambush; Troops in ambush
    Archaism
Ryuukyuu-ben

まぶ

(Noun)

  1. Spirit; Soul

まみれるまぶれる塗れる

(Ichidan verb, intransitive)

  1. To be smeared; To be covered
    Word usually written using kana alone

まぶだちマブだちマブダチまぶマブ

(Noun)

  1. True friend; Close friend
    Colloquialism / Word usually written using kana alone

まぶ高麗笛狛笛

(Noun)

  1. Korean flute (horizontal bamboo flute with six holes; highest-pitched flute used in gagaku)

まぶまぶ馬槽

(Noun)

  1. Horse trough
    Archaism

まぶ釜風呂竈風呂

(Noun)

  1. Steam bath (often using brine)

きまもりまぶ木守り

(Noun)

  1. Fruits left on a tree during winter (supposedly causing more fruits to appear in the next season)
    Archaism

まぶ山蕗

(Noun)

  1. Wild giant butterbur

  1. Japanese silverleaf

まぶシマウヮー島豚

(Noun)

  1. Okinawan pig breed

まぶ馬船

(Noun)

  1. Horse-carrying military ship

したまぶまぶ下瞼

(Noun)

  1. Lower eyelid

うわまぶまぶ上瞼

(Noun)

  1. Upper eyelid

てんませんてんまぶ伝馬船

(Noun)

  1. Large sculling boat

まぶどう山葡萄

(Noun)

  1. Crimson glory vine (species of grapevine, Vitis Coignetiae)

なまりぶしまぶなまり節生り節生節

(Noun)

  1. Boiled and half-dried bonito

ひつまぶまぶ

(Noun)

  1. Chopped kabayaki eel on rice; Eel fillets cooked over charcoal with soy flavoured sauce, cut in small pieces and serve on rice
    Word usually written using kana alone

まぶかい山深い

(I-adjective)

  1. Situated deep in the mountains

まぶきいろ山吹色

(Noun)

  1. Bright golden yellow

ひとえまぶ一重まぶ一重瞼

(Noun)

  1. Single-edged eyelid; Eyelid with an epicanthic fold; Upper eyelid with no fold

ふたえまぶ二重まぶ二重瞼

(Noun)

  1. Double-edged eyelid

まぶきそうマブキソウ山吹草

(Noun)

  1. Chelidonium japonicum (species of poppy)
    Word usually written using kana alone

マブキベラ

(Noun)

  1. Yellow-brown wrasse (Thalassoma lutescens); Sunset wrasse; Green moon wrasse

まぶしたけマブシタケ山伏茸

(Noun)

  1. Bearded tooth fungus (Hericium erinaceum); Lion's mane mushroom
    Word usually written using kana alone