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Define ふる furu Meaning フル

Displaying results for ふる (furu・ふる・フル) – ryukyu

JLect: Japonic Languages and Dialects Database

Results from JLect’s Japonic Languages and Dialects Database, created by Zachary Read, © JLect.com.

Search languages: Japonic (all languages and dialects) ↔ English ↔ Japanese

Ryukyu (Yonaguni)

ふるみ【黒目】

(Noun) Pupil (of the eye)

Ryukyu (Yonaguni)

ふるまい【古米】

(Noun) Old rice

Ryukyu (Yonaguni)

ふるさった【黒砂糖】

(Noun) Brown sugar

Ryukyu (Okinawa)

ふるやー【古家・古屋】

(Noun) Old house, old dwelling

Ryukyu (Okinawa)

ふいん【降いん】

(Intransitive Verb) To precipitate, to fall (rain, hail, etc.)

Ryukyu (Okinawa)

くーす【古酒】

(Noun) A distilled alcoholic beverage made from rice, aged for at least three years.

A dictionary of the Ryukyuan language

Results from the 沖縄語辞典 データ集 Okinawago jiten dēta-shū (Okinawan Language Dictionary Data Collection), published by the National Institute for Japanese Language and Linguistics, © CC BY 4.0.

Search languages: Okinawan → Japanese

フル furu (huru) ⓪ 名

  1. 便所。在来のものは石畳で囲んだもので,中に豚を飼い,糞は豚の飼料となった。

フルジ furuji (huruzi) ⓪ 名

  1. 古着。質流れの衣服を多くいう。

フルブン furubun (huru=buN) ① 自=baN,=di

  1. 〔文〕滅びる。滅亡する。
  2. 人に貸した金が取れなくなる。貸した金を踏み倒される。hurubasjuN.借金を踏み倒す。hurubasarijuN.貸した金を踏み倒される。

フルチ furuchi (huruci) ⓪ 名

  1. 古血。けがれた血液。とくに梅毒にかかった人の血。

フルギン furugin (hurugiN) ⓪ 名

  1. 古堅。《地》参照。

フルジン furujin (huruziN) ⓪ 名

  1. 古くなった着物。古着。miiziNの対。

フルムン furumun (hurumuN) ⓪ 名

  1. 古物。古くなった器物など。miimuN(新品)の対。

フルヌン furunun (huru=nuN) ⓪ 自=maN,=di

  1. 古くなる。古びる。'jaanu hurudooN.家が古びている。

フルサン furusan (hurusaN) ⓪ 形

  1. 古い。多くの年月を経ている。

フルヤー furuyaa (hurujaa) ⓪ 名

  1. 古い家。miijaaの対。

ユーフル yuufuru ('juuhuru) ⓪ 名

  1. ふろ。~?ijuN.ふろに入る。

フルッチュ furucchu (huruQcu) ⓪ 名

  1. 梅毒にかかったことのある人。huruciの人。miiQcuの対。

フルチョー furuchoo (hurucoo) ⓪ 名

  1. 古い帳面。古い文書。古文書。

フルフグ furufugu (huruhugu) ⓪ 名

  1. 古い反故。古い不用の書きちらした紙など。

フルジュリ furujuri (huruZuri) ⓪ 名

  1. [古尾類]むかしなじみの女郎。Zuriは女郎。

フルキジ furukiji (hurukiZi) ⓪ 名

  1. 古傷。
  2. 旧悪。

フルシー furushii (huruSii) ⓪ 名

  1. 古巣。soominanu~・目白の古巣。
  2. 旧居。

フルトゥジ furutuji (hurutuzi) ⓪ 名

  1. 元の妻。前妻。この反対はnamanu tuzi(今の妻)。

フルワタ furuwata (huruwata) ⓪ 名

  1. 古綿。すでに使用した綿。

ウフルメー ufurumee (?uhurume]e) ⓪ 名

  1. お祝いのごちそう。祝宴のおふるまい。'juCiguNnu~.'juCiguNの項参照。

A dictionary of the Ryukyuan language

Results from the 沖縄語辞典 データ集 Okinawago jiten dēta-shū (Okinawan Language Dictionary Data Collection), published by the National Institute for Japanese Language and Linguistics, © CC BY 4.0.

Search languages: Japanese → Okinawan

ふる 【降る】

ふる 【振る】

ふるい 【篩】

Phrases

ふるい 【古い】

Phrases

  • ~家 furuyaa
  • ~魚 sagaiʔiyu
  • ~反故 furufugu
  • 古くする furumashuN,furumiyuN
  • 古くなる furunuN,→ふるぼける

ふるえ 【震え】

ふるぎ 【古着】

ふるす 【古巣】

ふるち 【古血】

ふるえる 【震える】

See also

ふるきず 【古傷】

ふるびる 【古びる】

See also

ぶるぶる

ふるもの 【古物】

See also

ふるわた 【古綿】

ふるえごえ 【震え声】

ふるぎいち 【古着市】

ふるどうぐ 【古道具】

See also

ふるぼける 【古ぼける】

See also

ふるぎしょう 【古着商】

ふるどうぐや 【古道具屋】

Dictionary of the Practical Use of Okinawan

Results from the うちなーぐち活用辞典テキストデータベース Uchinaaguchi katsuyō jiten tekisuto dētabēsu (Dictionary of the Practical Use of Okinawan), by Shinsho Miyara, © CC BY-ND 3.0 DEED.

Search languages: Japanese ↔ Okinawan

ふるばすん (ふるばちゃん、ふるばさん、ふるばち)

  • 金銭を踏倒す
  • Example phrases
    • じん からちゃくとぅ、ぬーぬ うとぅさたん ねーらん、まーんかい をぅいが すら わからん、ちゅらーさ ふるばさったん/まちうたったん。
      (お金を貸したのに、何の音沙汰もない、いったいどこに居るのかわからない、まんまと借金を踏倒された/すっかり裏切られた)
    • っくゎぬ やー ふるばすん。
      (子が家財産を失ってしまう)
    • っちゅぬ てーとー いやーに、ぢーから じんまでぃ むる とぅらってぃ やーや ふるばさったん。
      (人の保証人になって、お金から土地まですべて取られて家を滅ぼされた)
    • うやぬ じんから、ぢーから むる っくゎんかい うちくゎーったん。
      (親のお金から、土地からすべて子に食いつぶされた)

ふるみーん (ふるみたん、ふるみらん、ふるみてぃ)

  • 古くする
  • Example phrases
    • くぬ さけー ふるみてぃから ぬむる ちむえー やくとぅ かじみとーかな やー。
      (この酒は寝かしてから飲むつもりなのでしまっておこうね)

ふるむん (ふるだん、ふるまん、ふるでぃ)

  • 古くなる
  • Example phrases
    • ちゃっさ ちゅらやー みーやー やてぃん っちゅぬ しまんだれー たった ふるまーに やーや よーいしん たでーま やんでぃ どー。
      (いかにきれいな家、新しい家でも人が住まないとだんだん古くなって家は弱るのもあっという間だよ)
    • そーむんぬ かーっし ちゅくらっとーる かばのー、ちかいしんでー やふぁらち ちけーやしく ないん。ふるみねー、いるん どぅーぢゅらさぬ っんぢーん。
      (本皮で作られているカバンは、使うほど柔らかくなって使いやすくなる。古くなると、色もつやが出る)
    • ふるむん
      (古いもの)
    • 、ふるむん やー
      (古本屋、古もの屋)
    • 、ふるぢん
      (古着)
    • 、ふるしんぶん
      (古新聞)
    • 、ふるアルバム
      (古いアルバム)
    • ふるさー あしが、なかめー ゐぬ むん やくとぅ、じん てーち みーむん こーらんぐとぅ、ふるむんやーんぢ こーいしぇー まし。
      (古くはあるが、中味は同じものなので、お金を費やして新品を買わないで古物屋で買った方がいい)

ふるさん

  • 古い
    ⇒ ふる〜〈古〜〉
  • Example phrases
    • くれー わーが くーさる ばすに/わーが わらび そーいに ぬぢぇーる さしんぬ いっちょーる アルバム やん どー。あんしぇー、うれー かーま ふるさっさ やー。
      (これは私が小さい頃に/私が子どものときに写した写真が入っているアルバムだよ。それでは、かなり古いんだね)
    • とぅえー ふるしーねー またとー しまらん。
      (鳥は古巣には二度とは棲まない)
    • いったーとぅ ちがてぃ ふるっちゅ どー。
      (あなたたちと違って昔の人(=物知り)

    • だよ)

っちゅ ふるばさー

  • 借金を踏み倒す者
  • Example phrases
    • っちゅふるばさーんかい しー とーさってぃ ふぃんぎらったん。
      (「っちゅふるばさー」に借金を踏み倒されて逃げられた)

*(参考)「しー とーさー」とも言う

ゆー ふる

  • 風呂
  • Example phrases
    • してぃみてぃ ゆーふる いーねー、ちゅばちに みーぬ くふぁてぃ いっぺー ゐー あんべー やん。
      (早朝風呂に入ると、ぱっと目が覚めてとても快い気持ちである)

Audio Database of Hatoma Lexicon

Results from the 鳩間方言 音声語彙データベース Hatoma hōgen onsei goi dētabēsu (The Audio Database of Hatoma Lexicon), by Shinichi Kajiku and Natsuko Nakagawa, © CC BY-SA 3.0 DEED

Search languages: Yaeyama (Hatoma) ↔ Japanese

アラフルマイ [ʔa⸢raɸuru⸣mai] (名)

  • 元日の朝の料理。新しいご馳走。
  • Example phrases
    • ⸣ソンガチ ⸢グヮンタン⸣ヌ シ⸢トゥム⸣テー ⸢ザートゥク⸣ヌ ⸣マイナーティ ⸢ヤーニン⸣ズ ⸣スルイ ⸢ニントゥー⸣ シ⸢ティ⸣ ア⸢ラフル⸣マィ ⸢オーソーッ⸣タ
      [⸣soŋgaʧinu ⸢gwantan⸣nu ʃi̥⸢tumu⸣teː ⸢ʣaːtuku⸣nu ⸣mainaːti ⸢jaːnin⸣ʣu ⸣surui ⸢nintuː⸣ ʃi̥⸢ti⸣ ʔa⸢raɸuru⸣mai ⸢ʔoːsoːt⸣ta]
      (正月元旦の朝は床神の前で家族揃って年頭の挨拶をして新年のご馳走<振舞い>を召し上がられた)

カシキフルマイ [⸢kaʃi̥kiɸuru⸣mai] (名)

  • 慶事、法事に出すこわめし。「強飯饗応」の義。⸢ソーニヨイ[⸢soːnijoi](還暦、喜寿、米寿などの生年祝い)や二十五年忌、ウ⸢サンギソッコー[ʔu⸢saŋgisokkoː](三十三年忌)などの大きな行事に出す料理。⸢カシ⸣キ[⸢kaʃi̥⸣ki](こわめし)、豚肉または蒲鉾と野菜の汁、大根や昆布の煮つけ、魚の煮物、蛸や魚のテンンプラの⸢ユーチング[⸢juːʧiŋgu](四ツ組)の膳部。
  • Example phrases
    • ⸢カシキフルマイ⸣ヤー ⸣ソンガチトゥ ⸢ソーニヨイ⸣ ウ⸢ブソッ⸣コーン ⸣ドーレナール ン⸢ザ⸣ソーッタ
      [⸢kaʃi̥kiɸurumai⸣jaː ⸣soŋgaʧitu ⸢soːnijoi⸣ ʔu⸢busok⸣koːn ⸣doːrenaːru ʔn⸢ʣa⸣soːtta]
      (カシキフルマイ<強飯饗応>は正月と生年祝い、大法事<大焼香>等の時に<が>出された)

カタフル [kḁ⸢ta⸣ɸuru] (名)

  • 片方の睾丸。フ⸢ル[ɸu⸢ru](陰嚢)は「陰嚢、俗云、布久利<ふぐり>」『和名抄』の転訛したもの。フィラリア症による陰嚢水腫。片方の睾丸が腫れている男性。
  • Example phrases
    • ⸣ガザン ⸢ホー⸣リカー ⸣クサ ウ⸢ク⸣リティ カ⸢タ⸣フル ナルンティ⸢ダー
      [⸣gaʣaŋ ⸢hoː⸣rikaː ⸣ku̥sa ʔu⸢ku⸣riti kḁ⸢ta⸣ɸuru ⸣narunti⸢daː]
      (蚊に噛まれるとフィラリア症になって睾丸の片方が腫れるそうだよ)

クヮンヌユーフル [⸢kwan⸣nu ⸢juː⸣ɸuru] (連)

  • 海水浴。「官の湯風呂」の義。誰でも無料で入浴できることから公共の風呂と考えたことに基づく命名であろう。
  • Example phrases
    • ス⸢ナカ⸣ナー ⸣オンダー ⸢スームバ⸣ ム⸢カ⸣シプソー ⸢クヮン⸣ヌ ⸢ユー⸣フル ア⸢ミン⸣ パルティ ア⸢ゾーッ⸣タ
      [su⸢naka⸣naː ⸣ʔondaː ⸢suːmuba⸣ mu⸢ka⸣ʃipusoː ⸢kwan⸣nu ⸢juː⸣ɸuru ʔa⸢mim⸣ paruti ʔa⸢ʣoːt⸣ta]
      (海で海水浴することを昔の人は「官の風呂に入浴し<浴び>に行く」といわれた)
    • ⸣オンダーヤ ⸢クヮン⸣ヌ ⸢ユー⸣フル ヤ⸢リバ⸣ ター⸢ン カッティニ ペーラ⸣リン
      [⸣ʔondaːja ⸢kwan⸣nu ⸢juː⸣ɸuru ja⸢riba⸣ taː⸢ŋ kattini peːra⸣riŋ]
      (海水浴は官の風呂だから、誰でも勝手に入浴できる<入られる>)

シチフルマイ [ʃi̥⸢ʧiɸuru⸣mai] (名)

  • 節祭りの振る舞い<もてなし。ご馳走。饗応>。節祭はグ⸢ソー⸣ヌ ⸣ソンガチ[gu⸢soː⸣nu ⸣soŋgaʧi](後生の正月)と云われており、現世の正月同様に節祭の当日にフ⸢ルマイ[ɸu⸢rumai](ご馳走<振る舞い{EOS}饗応>)を作って家族で食した。フ⸢ルマイ[ɸu⸢rumai]は、「翔、フルマフ」『類聚名義抄』、「せちぶるまひ(節振舞)」の転訛したものか。
  • Example phrases
    • シ⸢チフル⸣マイ ン⸢コー⸣ル ⸣ピンマー ヤー⸢ディン⸣ シ⸢チ⸣カザ ⸣ミンナー ⸣カキティル ン⸢コーッ⸣タ
      [ʃi̥⸢ʧiɸuru⸣mai ʔŋ⸢koː⸣ru ⸣pimmaː jaː⸢diŋ⸣ ʃi̥⸢ʧi⸣kaʣaː ⸣minnaː ⸣kakitiru ʔŋ⸢koːt⸣ta]
      (節祭りのご馳走<節振舞い>を召し上がるときは、必ず節蔓<ヒメノアズキ>を耳に掛けて召し上がられた)

ソンガチフルマイ [⸣soŋgaʧiɸurumai] (名)

  • 正月のご馳走。「正月振る舞い」の転訛したもの。
  • Example phrases
    • ⸣ソンガチフルマイヤー イッ⸢ケン⸣ ン⸢マー⸣タン
      [⸣soŋgaʧiɸurumaijaː ʔik⸢kem⸣ ʔm⸢maː⸣taŋ]
      (正月振る舞いのご馳走は非常に美味しかった)

タクヌフル [tḁ⸢ku⸣nu ɸu⸢ru] (連)

  • 蛸の墨袋。「蛸の睾丸」の義。蛸の頭に納まっている鶏卵大の墨袋。美味しくはないが、利尿剤といわれていた。
  • Example phrases
    • パ⸢トゥ⸣マナテー タ⸢ク⸣ヌ ⸣フロー ⸢オー⸣ヌイーヌ ⸣ダシナール シゥ⸢カイ オーッ⸣タ
      [pḁ⸢tu⸣manateː tḁ⸢ku⸣nu ⸣ɸuroː ⸢ʔoː⸣nuʔiːnu ⸣daʃinaːru sï̥⸢kai oːt⸣ta]
      (鳩間島では蛸の墨袋は豚の餌の出汁に使っておられた)

タニヌフル [ta⸢ni⸣nu ɸu⸢ru] (連)

  • 睾丸。陰嚢。フ⸢ル[ɸu⸢ru](ふぐり)ともいう。「Fuguri.フグリ(陰嚢)」『邦訳日葡辞書』。
  • Example phrases
    • ビ⸢キドゥモー⸣ クサ カ⸢カ⸣ルカー タ⸢ニ⸣ヌ フ⸢ル⸣ フ⸢クルン
      [bi⸢kidumoː⸣ ku̥sa kḁ⸢ka⸣rukaː ta⸢ni⸣nu ɸu⸢ru⸣ ɸu̥⸢kuruŋ]
      (男性がフィラリアに罹ると陰嚢が腫れる)

トゥシトゥリフルマイ [tu̥⸢ʃituriɸuru⸣mai] (名)

  • 年越しのご馳走。「年取り振舞」の義。大晦日の夜に食べる年越しのご馳走。ご馳走のメニューは、⸢ユーチング[⸢juːʧiŋgu](四つ組)で、ア⸢ガイー[ʔa⸢gaʔiː](赤飯)1椀、⸢シームヌ[⸢ʃiːmunu](魚肉の吸い物)1椀、シ⸢ミ⸣ムヌ[ʃi⸢mi⸣munu](蒲鉾や魚肉、豚肉、昆布の煮しめもの)、⸢ティン⸣プラ[⸢tim⸣pura](魚芯テンプラ)など1皿、イ⸢ズナマシ[ʔi⸢ʣunamaʃi](イラブチやシヌマールなどの刺身)1皿の四つ組が定番の料理であった。
  • Example phrases
    • ム⸢カシ⸣ヌ トゥ⸢シトゥリフルマイ⸣ヤー ア⸢ガイーヌ コーイー⸣トゥ イ⸢ズヌ⸣スー シ⸢ミ⸣ムヌ ⸢ウン⸣ナー ナ⸢マシ⸣ヌ シ⸢キ⸣ル ⸢ユーチング ヤッタ
      [mu⸢kaʃi⸣nu tu̥⸢ʃituriɸurumai⸣jaː ʔa⸢gaʔiːnu koːʔiː⸣tu ʔi⸢ʣunu⸣suː ʃi⸢mi⸣munu ⸢ʔun⸣naː na⸢maʃi⸣nu ʃi̥⸢ki⸣ru ⸢juːʧigu jatta]
      (昔の年越しのご馳走<振舞>は赤飯のこわいい<強飯>、魚のお汁、煮しめもの、それに刺身が付く四つ組料理であったよ)

ピキヌフル [pi̥⸢kinu⸣ ɸu⸢ru] (連)

  • さおばかり(竿秤)のふんどう(分銅)。フ⸢ル[ɸu⸢ru]は「ふぐり<睾丸>」で、「陰嚢、俗云、布久利<ふぐり>」『和名抄』の転訛。
  • Example phrases
    • ピ⸢キヌ⸣ フ⸢ロー⸣ カ⸢ニ⸣シル ス⸢クラ⸣リ ⸢ブー⸠ダー
      [pi̥⸢kinu⸣ ɸu⸢roː⸣ ka⸢ni⸣ʃiru su̥⸢kura⸣ri ⸢buː⸠daː]
      (竿秤の分銅は鉄で作られているんだよ)
    • ピ⸢キヌ⸣ フ⸢ル⸣ サイティ ⸢ギュー⸣サ カ⸢カ⸣ルユー パ⸢カ⸣リバ
      [pi̥⸢kinu⸣ ɸu⸢ru⸣ saiti ⸢gjuː⸣sa kḁ⸢ka⸣rujuː pḁ⸢ka⸣riba]
      (竿秤の分銅を下げて、重量がいくらになるか計れよ)

フル [ɸu⸢ru] (名)

  • {Mn_1}いんのう(陰嚢)。睾丸。「陰嚢、俗云、布久利(ふぐり)」『和名抄』。「Fuguri.フグリ(陰嚢)」『邦訳日葡辞書』の転訛したもの。

フル [ɸu⸢ru] (名)

  • {Mn_2} uby{秤}{ハカリ}のおもり(錘)。ふんどう(分銅)。

フル [ɸu⸢ru] (名)

  • {Mn_3}時計の振り子。
  • Example phrases
    • トゥ⸢キ⸣ヌ フ⸢ロー⸣ トゥ⸢マリ ベー
      [tu̥⸢ki⸣nu ɸu⸢roː⸣ tu⸢mari beː]
      (時計の振り子は止まっている)

フルザ [ɸu⸢ru⸣ʣa] (名)

  • くじら(鯨)。
  • Example phrases
    • フ⸢ルザ⸣ヌ ⸢トーリバ⸣ル ⸣タコー ⸣スク
      [ɸu⸢ruʣa⸣nu ⸢toːriba⸣ru ⸣tḁkoː ⸣su̥ku]
      (鯨が大きな尾びれで波を叩いて通ったら<ぞ>蛸は干瀬に付くものだ<諺>)
    • 昔は、鳩間島の前の渡<海峡>を東から西へ2頭ずつ揃って遊泳していった。昔はカツオ漁船からもよく見たが、最近はあまり見ない。フ⸢ル⸣ザー ⸢ズーバ アウ⸣レーティ ⸢アー⸣ク。⸣バスプソータ ⸢スー⸣バ ⸣フケーティル ⸣パル。ッ⸢ス⸣ム ⸣バソー ⸢コー⸣グ マ⸢ガリティル⸣ ッ⸢ス⸣ム
      [ɸu⸢ru⸣ʣaː ⸢ʣuːba ʔau⸣reːti ⸢ʔaː⸣ku。⸣basupu̥soːta ⸢suː⸣ba ⸣ɸu̥keːtiru ⸣paru。s⸢su⸣mu ⸣basoː ⸢koː⸣gu ma⸢garitiru⸣ s⸢su⸣mu]
      (鯨は尾びれを uby{煽}{アオ}りながら遊泳している{EOS}時には潮を吹いて行く{EOS} uby{潜}{モグ}る時は背中が曲がって潜る)

フルシキ [ɸu⸢ru⸣ʃi̥ki] (名)

  • 風呂敷。石垣方言からの借用語か。老年層はウ⸢スッ⸣ふァイ[ʔu⸢suf⸣fai](風呂敷)、ウ⸢スッ⸣ふァイッスン[ʔu⸢suf⸣faissuŋ](風呂敷包み)のようにいう。
  • Example phrases
    • フ⸢ル⸣シキナー ッ⸢ス⸣ミティ ⸣ムティ ⸣パリバ
      [ɸu⸢ru⸣ʃi̥kinaː s⸢su⸣miti ⸣muti ⸣pariba]
      (風呂敷に包んで持って行きなさいよ)

フルシケー [ɸu⸢ru⸣ʃi̥keː] (名)

  • 風呂敷。若年層は、フ⸢ル⸣シキ[ɸu⸢ru⸣ʃi̥ki](風呂敷)ともいう。
  • Example phrases
    • ム⸢カ⸣シェー ⸣ヌーンクイン フ⸢ル⸣シケーナール ッ⸢ス⸣ミティ ム⸢トーッ⸣タ
      [mu⸢ka⸣ʃeː ⸣nuːŋkuiŋ ɸu⸢ru⸣ʃi̥keːnaːru s⸢su⸣miti mu⸢toːt⸣ta]
      (昔は何もかも風呂敷に包んで持っていかれた)

フルシケーッスン [ɸu⸢ru⸣ʃi̥keːssuŋ] (名)

  • 風呂敷包み。
  • Example phrases
    • ⸣クナー ⸣アル ウ⸢ブ⸣ フ⸢ル⸣シケーッスンマ ⸢ター⸣ムヌヤ
      [⸣kunaː ⸣ʔaru ʔu⸢bu⸣ ɸu⸢ru⸣ʃi̥keːssumma ⸢taː⸣ munuja]
      (ここにある大きな風呂敷包みは誰の物か)

フルシティカーシティ [ɸu⸢ruʃi̥tikaː⸣ʃi̥ti] (副)

  • パタパタと振るって。布や衣類をパタパタ振るって塵を落として。ABCDEFCD型の重言。
  • Example phrases
    • ⸣マーカマーティ ⸢ナー⸣ン ⸢キンバ⸣ フ⸢ルシティ カー⸣シティ ⸢シェー⸣ティ フ⸢クイ⸣ トゥ⸢バスナ
      [⸣maːkamaːti ⸢naː⸣ŋ ⸢kim⸣ba ɸu⸢ruʃi̥tikaː⸣ʃi̥ti ⸢ʃeː⸣ti ɸu̥⸢kui⸣ tu⸢basuna]
      (所かまわず<どこそことなく>着物をパタパタ振るいながら塵を飛ばすなよ)

フルシティルン [ɸu⸢ruʃi̥tiruŋ] (他動)

  • 振り捨てる。水分や uby{塵埃}{ジン|アイ}を振り払う。払いのける。洗濯物等を振って水分を切る。
  • Example phrases
    • ⸣ティーナ ⸢フシゥ⸣カリ ⸢ベー⸣ムヌ フ⸢ルシティルンティ スンドゥ⸣ フ⸢ルシティララヌ
      [⸣tiːna ⸢ɸusï̥⸣kari ⸢beː⸣munu ɸu⸢ruʃi̥tirunti sundu⸣ ɸu⸢ruʃi̥tiraranu]
      (手にくっついているものを振り捨てようとするが、振り捨てられない)
    • フ⸢ルシティティ⸣ パリ ⸢ナー⸣ヌ
      [ɸu⸢ruʃi̥titi⸣ pari ⸢naː⸣nu]
      (振り捨てて行ってしまった)
    • ⸢ティー⸣ヌ ⸣ヤムンダ フ⸢ルシティル⸣ クトゥン ナ⸢ラ⸣ヌ
      [⸢tiː⸣nu ⸣jamunda ɸu⸢ruʃi̥tiru⸣ ku̥tun na⸢ra⸣nu]
      (手が痛むので、振り捨てることも出来ない)
    • フ⸢ルシティレー⸣ ミサムヌ
      [ɸu⸢ruʃi̥tireː⸣ misamunu]
      (振り捨てればいいのに)
    • ⸢パー⸣ク フ⸢ルシティリ⸣バ
      [⸢paː⸣ku ɸu⸢ruʃi̥tiri⸣ba]
      (早く振り捨てなさいよ)

フルシトゥン [ɸu⸢ruʃi̥tuŋ] (他動)

  • 振り捨てる。塵などを振り払う。振るう。衣服などに付着した塵を振るって落とす。「すつ(捨つ)下二段」の四段活用化したものが「振り」に下接して形成された形。
  • Example phrases
    • ⸢ワー⸣ ティーナ ⸢フシゥ⸣カリ ⸢ベー⸣ ムヌ フ⸢ルシトゥンティ ベー⸣ヌ フ⸢ルシタンドー⸣シ ⸣ガジ ウ⸢タ⸣シバ
      [⸢waː⸣ tiːna ⸢ɸusï̥⸣kari ⸢beː⸣ munu ɸu⸢ruʃi̥tunti beː⸣nu ɸu⸢ruʃi̥tandoː⸣ʃi ⸣gaʤi ʔu⸢ta⸣ʃiba]
      (君は、手にくっついているものを振り捨てようとしているが、振り捨てないで掻き落としなさいよ)
    • ⸢キン⸣マー フ⸢ルシティティ⸣ キ⸢シ⸣ヨー
      [⸢kim⸣maː ɸu⸢ruʃi̥titi⸣ ki̥⸢ʃi⸣joː]
      (着物は振るって<振り捨てて>から着なさいよ)
    • ⸣クナー フ⸢ルシトゥ キン⸣マー ⸢マー⸣ビン フ⸢ルシテー⸣ ミサムヌ
      [⸣kunaː ɸu⸢ruʃi̥tu kim⸣maː ⸢maː⸣biŋ ɸu⸢ruʃi̥teː⸣ misamunu]
      (此処で振るう<振り捨てる>着物は、もっと振るえば<振り捨てれば>いいのに)
    • ⸢キン⸣マー キ⸢ス⸣マイナー ヤー⸢ディン⸣ フ⸢ルシトゥン
      [⸢kim⸣maː ki̥⸢su⸣mainaː jaː⸢diŋ⸣ ɸu⸢ruʃi̥tuŋ]
      (着物は、着る前には必ず振りはらう<振り払って埃を落とす>)
    • フ⸢ルシタンドー⸣シ キ⸢シ⸣バ
      [ɸu⸢ruʃi̥tandoː⸣ʃi ki̥⸢ʃi⸣ba]
      (振り払らわないで着なさいよ)
    • ⸣カイニ フ⸢ルシティ⸣バ
      [⸣kaini ɸu⸢ruʃi̥ti⸣ba]
      (このように振るえよ<振り捨てよ>)

Prosodic materials of the Southern Ryukyuan Yaeyama Miyara dialect

Results from the [関連データ]南琉球八重山語宮良方言の名詞アクセント資料 [Kanren dēta] Minami Ryūkyū Yaeyama-go Miyara hōgen No meishi akusento shiryō ([Relevant Data] Prosodic materials of the Southern Ryukyuan Yaeyama Miyara dialect), by Kenan Celik, Aso Reiko and Kohei Nakazawa, © CC BY-NC 3.0 DEED

Search languages: Yaeyama (Miyara) ↔ Japanese, with basic English search

ユーフル [juːɸuru] L (名)

  • 風呂

Japanese-Multilingual Dictionary (JMDict)

Results from the Japanese-Multilingual Electronic Dictionary project (JMdict), created by Jim Breen, © Electronic Dictionary Research and Development Group.

Search languages: Japanese ↔ English

ふる降る

(Common Godan verb, intransitive)

  1. To precipitate; To fall (e.g. rain)

ふる振る

(Common Godan verb, transitive)

  1. To wave; To shake; To swing

  1. To sprinkle; To throw (dice)

  1. To cast (actor); To allocate (work)

  1. To turn down (somebody); To reject; To jilt; To dump

  1. To abandon; To give up; To ruin

  1. To add kana indicating a reading of a word

  1. To slightly change headings; To change directions

  1. To extract by broiling; To prepare an infusion of; To decoct

  1. To carry with great vigor (e.g. a portable shrine)

  1. To bring up a topic; To lead to a topic

  1. To replace; To substitute

  1. To set up a joke for somebody else

ふる

(Noun)

  1. Used item; Secondhand item

(Prefix)

  1. Old; Used; Previous

ふる

(Noun)

  1. Handle of an axe; Handle of a hatchet
    Obscure term

フル

(Common Noun)

  1. Full