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Define にす nisu Meaning ニス

Displaying results for にす (nisu・にす・ニス) – ryukyu

JLect: Japonic Languages and Dialects Database

Results from JLect’s Japonic Languages and Dialects Database, created by Zachary Read, © JLect.com.

Search languages: Japonic (all languages and dialects) ↔ English ↔ Japanese

Ryukyu (Okinawa)

いちゃりばちょーでー【行逢りば兄弟】

(Expression) From the moment we meet we are like brothers and sisters

Dictionary of the Practical Use of Okinawan

Results from the うちなーぐち活用辞典テキストデータベース Uchinaaguchi katsuyō jiten tekisuto dētabēsu (Dictionary of the Practical Use of Okinawan), by Shinsho Miyara, © CC BY-ND 3.0 DEED.

Search languages: Japanese ↔ Okinawan

うしぇーいん (うしぇーたん、うしぇーらん、うしぇーてぃ)

  • ばかにする
  • Example phrases
    • なまぬ じでーや めーやかにん なーすくぶんすくぶんさーに っちゅ うしぇーいる くとー ねーらん なとーん。
      (現代は以前よりも各自の職業で人をばかにすることはなくなっている)

うてぃらー くゎー さがらー くゎー すん (〜さん、〜さん、〜っし)

  • 物欲しそうにする
  • Example phrases
    • あぬ いんぐゎーや ぬーしぬ むぬ かどーる ばすに ちゃー すばんかい ちゃーに うてぃらーくゎーさがらーくゎー そーん。
      (あの犬は飼い主がものを食べているときにずうっと側に来て者欲しそうにしている)

うっちゃんぎーん (うっちゃんぎたん、うっちゃんぎらん、うっちゃんぎてぃ)

  • 放り出す、置き去りにする
  • Example phrases
    • とぅしぢりぬ そーじ さくとぅ、なんにぬん ちかーんしぬ っんぢてぃっち うむちっち むる うっちゃんぎたん。
      (年末の掃除をしたら、何年も使わないのが出てきて思い切って全部捨てた)
    • っくゎ うっちゃんぎてぃ やーさ しみてー ならん。なまー うってーらってぃ ちみ ないん。
      (子どもを放り出してひもじい思いをさせてはいけない。今では訴えられて罪になる)
    • やーぬしくちん ぬーん さん、うっちゃんぎやーに あしでぃ あっちょーん。
      (家業も何もしないで、放り捨てて遊び歩いている)
    • うれー ゆーちらん ねーらんくとぅ、うっちゃんぎれー。
      (それは何の役にも立たないので、放り捨てなさい)
    • うっちゃぎほーりー すん。
      (放り出したままにする、ふぃんじむん〈ならず者〉)

うるにー なまにー すん (〜さん、〜さん、〜っし)

  • 半煮えにする
  • Example phrases
    • はがまっし めー にーる ばすねー ふぃーぬ かぎんぬ むちかさくとぅ、うるにーなまにーする ばーん あたん。
      (羽釜でご飯を炊く時には火加減がむつかしいので、半煮えにするときもあった)
    • っんむんかい うめーし たてぃーねー、にーとーが すら、うるにーなまにーが やら わかいたん。
      (芋に箸を立てたら、煮えているのか、半煮えなのか判った)

かてぃーん (かてぃたん、かてぃらん、かてぃてぃ)

  • 一緒にする、おかずにする
  • Example phrases
    • にぢりめーや っんみぶしとぅ かてぃてぃ かむしぇー まーさん。
      (握り飯は梅干しと一緒に食べるのがおいしい)
    • ぬーでぃーんかい ちまてぃ ちーちーかーかーっし うとぅしぐるさくとぅ、しるとぅ めーとー かてぃてぃどぅ かむし やる。
      (喉に詰まった状態になり飲み込みにくいので、おつゆとご飯は一緒に食べるものだよ)
    • コーヒーびけーん ぬまんぐとぅ、くゎーしん かてぃてぃ かめー。
      (コーヒーだけ飲まないで、お菓子も一緒に食べなさい)

くしがき

  • 頼りにすること、鼻にかけること
  • Example phrases
    • っやーどぅ くしがき そーくとぅ、かんげーてぃ とぅらし どー。
      (あなたを頼みにしているので、よろしくお願いしますね)
    • なー わらべー あらん むんぬ いちまでぃん うや くしがきしぇー ならん どー。
      (もう子どもではないんだから親を頼りにしてはいけないよ)

くめーきーん (くめーきたん、くめーきらん、くめーきてぃ)

  • 倹約する、丁寧にする、くわしくする
  • Example phrases
    • くめーきやー
      (倹約家)
    •  参考:いびらー⦅けちんぼ⦆ くめーきり よー やー。
      (倹約しなさいよ)
    • じん くめーきてぃ ちかいん。
      (お金をつつましく使う)
    • っちゅびれー じょーじぇー ぬーぐとぅにん くめーきとーん。
      (人付き合いの上手な人は何事も丁寧にする)
    • えーさちん いっぺー くめーきてぃ かき よー。
      (挨拶もとても丁寧に書きなさいよ)
    • あくとぅんでぃち あいぢけー しぇー ならんでぃる くとぅ やてぃ、うんな とぅちにどぅ くめーきーし やん。
      (あるからといってあるだけ使ってはいけないということなので、そんなときにこそ倹約するものだ)
    • っやーが するくとー ちゃー くめーきてぃとぅらち にふぇー どー。
      (あなたがすることはいつも丁寧にしてもらってありがとう)
    • やまとぅから なーじむぬん こーてぃ ちゃん なー?あんし っやーや くめーきとーる。
      (本土からのおみやげも買って来たの。ほんとにあなたは礼儀正しいね)
    • ぬーぬ あたが? わかいるぐとぅ くめーきてぃ ちかしぇー。
      (何があったのか、わかるようにくわしく聞かせてくれ)

*(参考)なーじむん(おみやげ)、ちとぅ(おすそ分け)

してぃ ほーりーん (〜ほーりたん、〜ほーりらん、〜ほーりてぃ)

  • 粗末にする
  • Example phrases
    • むん してぃほーりーしーねー、 むんぬ ばち かんぢゅん どー。やーさっし むぬん かまらん ないん どー。
      (ものを粗末にすると、ものの罰を受けるよ。ひもじい思いをしてものも食べれなくなるよ)

すすいん (すすたん、すすらん、すすてぃ)

  • 拭いてきれいにする
  • Example phrases
    • ふくい ぶーぶー そーくとぅ、すすいかちんでー しぇー。
      (埃だらけだから、拭き掃除でもしなさい)
    • みじぬ たとーくとぅ、すすい むっちちゃーに すすれー。
      (水が垂れているので、雑巾を持って来て拭きなさい)
    • がっこーから けーてぃちーねー、かーらから みじ くでぃ めーなち すすいかち さい、ほーちかち さい するくとぅん なまー ねーんなとーさ やー。
      (学校から帰ってくると、井戸から水を汲んで毎日ぞうきんがけしたりほうきで掃いたりすることも現在はなくなっているね)

すそーん すん (〜さん、〜さん、〜っし)

  • 粗末にする
  • Example phrases
    • どぅーぬ ぬち してぃーる っちゅぬ うふさしが、あったる ぬち すそーん しぇー ならん。
      (自分の命を捨てる人/自殺者が多いが、大事な命を粗末にしてはいけない)
    • うや すそーん する っちょー ゆーや わたてー いからん。
      (親を粗末にする人は世の中は渡って行けない)
    • うやんかい すそーんどぅ さっとーたしが、あんし うやこーこーぬ っくゎ やる。
      (親にぞんざいに扱われていたが、なんと親孝行の子なのか)

たか うちゃぎ すん (〜さん、〜さん、〜っし)

  • 偉そうにする
  • Example phrases
    • ちゃっさぬ うふっうぇーきんちゅが やら、をぅとぅぬ ちゃっさ まぎっちゅが やら わからんしが、あんし たかうちゃぎっし あっちょーる。
      (いかほどの大金持ちなのか、夫がいかに大物なのか分からないが、あんなに偉そうにしている)

*(参考)たかうちゃがー(偉そうにしている者〉

ちび とぅがやー/とぅがるー

  • お尻を横にすること
  • Example phrases
    • ちび とぅがやーっし/とぅがるーっし にんとーん。
      (くの字に横になって寝ている)

ならすん (ならちゃん、ならさん、ならち)

  • 平らにする、粉にする
  • Example phrases
    • んかしぇー くみ、まーみ、まーそー ちょーばぬんかい いってぃ ならち うとーたん。
      (昔は米、豆、塩は京升に入れて切って売っていた)
    • むちぐみ うーしさーに ならち、だーぐんねーっし まるみてぃから っんぶさーに むち ちゅくいん。
      (餅米を臼で碾いてだんご状にして丸めてから蒸して餅を作る)

ぬち してぃ むん

  • 命をそまつにする者
  • Example phrases
    • さき ぬでぃ くるま むちゅる っちゅぬちゃーや ぬちしてぃむんどぅ やる。
      (酒を飲んで車を運転する人たちは命を大事にしない人だ)

ふぃっ ちり びっちり すん (〜さん、〜さん、〜っし)

  • 切れ切れにする
  • Example phrases
    • っやー むぬ いーよーや ふぃっちりびっちりっし ぬーんでぃが いちょーら むる わからん。
      (あなたのものの言い方は途切れがちで何と言っているのかまったく解らない)
    • っうぇんちゅぬ かでーんねーっし むのー あまくま ふぃっちりびっちりっし かむな よー。
      (ねずみの食べたように食べ物はあっち噛んだりこっち噛んだりして食べるなよ)
    • ふぃっちりびっちりっし じのー けーすな、すらーち むっちくーわ。
      (切れ切れにお金は返すな、そろえて持って来なさい)
    • ちゅけーんなかいねー けーすんちぇー さん、ふぃっちりびっちりっし けーすくとぅ、なまから あとー ありんかえー じのー からさん。
      (一回で返そうとはしないで細切れに返すので、今後はあの人にはお金は貸さない)

ふぃら かすん (ふぃらかちゃん、ふぃらかさん、ふぃらかち)

  • ぺっしゃんこにする

ぴーじゃー なすん (〜なちゃん、〜なさん、〜なち)

  • ぺっしゃんこにする、こらしめる
  • Example phrases
    • なーふぁぬ うとぅるさる にーにーたーや くさみちーねー 「わんにんかい げー しーねー
      (じーぐいひゃーぐい しーねー)
    •  ぴーじゃー なさりーん どー」んでぃ いちょーたん。
      (那覇の怖いお兄さんたちは怒ると「俺に反抗すると(文句を言うと)

    • こらしめてやるぞ」と言っていた)

むぬ ふさ すん (〜さん、〜さん、〜っし)

  • もの欲しそうにする
  • Example phrases
    • っうぃーりきどぅくるをぅてぃ むぬ かどーる ばすに まやーぬ むぬふさっし みーちきとーたん。
      (行楽地で食事しているときに猫が物欲しそうにして見つめていた)

やんぢゅん (やんたん、やんだん、やんてぃ)

  • こわす、だめにする、破る
  • Example phrases
    • あんし ちかさをぅてぃ テレビ んーぢーねー、みー やんぢゅん どー。
      (あんなに近くでテレビを観ると目が悪くなるよ)
    • ありが ちゅくとぅばさーに ちゅらーさ ちむ やんだったん。
      (あの人の一言でひどく心を傷めつけられた)
    • んかしんちょー ちのー いっぺー あたらさ そーてぃ やリやー うぬまま うちきーいんでぃる くとー さんたん。ちん ふとぅち びちぬ むぬんかい ちゅくいけーすたん。
      (昔の人は着物はとても大切にしていて破れものをそのままにしなかった。着物をほどいて別のものに作り替えたんだよ)

をぅーい わっくゎすん (〜わっくゎちゃん、〜わっくゎさん、〜わっくゎち)

  • 揺すぶってばらばらにする
  • Example phrases
    • とーふ をぅーいわっくゎちぇー ならん どー。ちーちきてぃ よーんなー むっちくー よー。
      (豆腐を揺すぶってばらばらにしてはいけないよ。気をつけてゆっくり持って来なさいよ)

Audio Database of Hatoma Lexicon

Results from the 鳩間方言 音声語彙データベース Hatoma hōgen onsei goi dētabēsu (The Audio Database of Hatoma Lexicon), by Shinichi Kajiku and Natsuko Nakagawa, © CC BY-SA 3.0 DEED

Search languages: Yaeyama (Hatoma) ↔ Japanese

キンバニスビ [⸢kimbani⸣subi] (名)

  • (動)魚の名。和名、キハダ(体長約2メートル)。鳩間島では、イカ釣り漁の時期にイカを生餌にして釣った

シニスクライ [ʃi⸢nisu̥kurai] (名)

  • 死んだふり。「死に繕い」の転訛。シ⸢ニマービ[ʃi⸢nimaːbi](死に真似)よりも迫真の演技で本物の「死人」のようにみせること。
  • Example phrases
    • シ⸢ニスクライバ スンティ アー⸣キ ⸢ソーフン⸣トー シ⸢ニ ナーン⸣ツォー
      [ʃi⸢nisu̥kuraiba sunti ʔaː⸣ki ⸢soːɸun⸣toː ʃi⸢ni naːn⸣ʦoː]
      (迫真の演技で死んだふりをしようとしていて、本当に死んでしまったそうだ)

ナーパニスビ [⸢naːpanisubi] (名)

  • (動)魚の名。和名、ビンナガ(体長約1メートル)。 uby{胸鰭}{ムナ|ビレ}の長いマグロ

ニス [⸣nisu] (名)

  • 二升<数詞>。
  • Example phrases
    • ク⸢ヌ パンガマ⸣ナー サ⸢ク⸣マイ ⸣ニス イ⸢リティ⸣ バ⸢カシ⸣バ
      [ku⸢nu pamgama⸣naː sḁ⸢ku⸣mai ⸣nisu ʔi⸢riti⸣ ba⸢kaʃi⸣ba]
      (この羽釜に粳米を二升入れて<ご飯を>炊きなさい)

ニスダキ [ni⸢su⸣daki] (名)

  • 二升炊き用の釜。
  • Example phrases
    • ⸢ヤーニンズー⸣ヌ ⸢ゴー⸣ラーンダ ⸢イー⸣ヤ ニ⸢ス⸣ダキナ バ⸢カシ⸣バ
      [⸢jaːninʣuː⸣nu ⸢goː⸣raːnda ⸢ʔiː⸣ja ni⸢su⸣dakina ba⸢kaʃi⸣ba]
      (家族が多いので、御飯は二升炊き釜で炊きなさいよ)

プニスクリヨー [pu⸢nisu̥kuri⸣joː] (名)

  • 骨格。骨組み。「骨作りよう」の義。⸢ドゥースクリ⸣ヨー[⸢duːsu̥kuri⸣joː](体格{EOS}体作りよう)というのが普通。
  • Example phrases
    • ク⸢ヌ⸣ ッ⸢ふァー⸣ プ⸢ニスクリ⸣ヨーラ ビ⸢ケーヌウヤ⸣トゥ マー⸢ン カウラヌ⸣ ビッ⸢ツティ ニール ブー
      [ku⸢nu⸣ f⸢faː⸣ pu⸢nisu̥kuri⸣joːra bi⸢keːnuʔuja⸣tu maː⸢ŋ kauranu⸣ bit⸢ʦuti niːru buː]
      (この子は骨格から父親とどこも変わらない{EOS}そっくり似ている)

ンーニスクン [⸢ʔnːni⸣ su̥kuŋ] (連)

  • 胸につかえる。しゃく(癪)などで胸が締めつけられて苦しむ。胸がふさがる。⸣スクン[⸣su̥kuŋ]は、「Xocuga tçucayuru(食が痞ゆる)もう腹一杯で、それ以上胃がもちこたえ得ないほどである」『邦訳日葡辞書』の転訛したものか。
  • Example phrases
    • ⸢ンーニ⸣ スクンケン ⸣イー ッ⸢ふァイティ ビーバキン⸣ ギ⸢サ⸣ル
      [⸢ʔnːni⸣ su̥kuŋkeŋ ⸣ʔiː f⸢faiti biːbakiŋ⸣ gi⸢sa⸣ru]
      (胸に uby{痞}{ツカ}えるほどご飯を食べて、 uby{嘔吐}{オウ|ト}しそうだ)

ンガニスン [ʔŋ⸢gani suŋ] (連)

  • どもる。「どもり(吃音)・する」の義。
  • Example phrases
    • ン⸢ガニヌ マービ スー⸣カー ン⸢ガニ スン⸣ティ⸢ダー
      [ʔŋ⸢ganinu maːbi suː⸣kaː ʔŋ⸢gani sun⸣ti⸢daː]
      (どもり<吃音>の真似をすると、どもるそうだよ)

アースン [⸢ʔaː⸣suŋ] (他動)

  • {Mn_1}合わせる。くっつける。一つにする。照合する。「~風に不令遇<アハセズ>~。万、1021」、沖縄古語「あはす」[オ・古・琉・組・混]。
  • Example phrases
    • ⸢ワー ジン⸣トゥ バー ジン ⸢アー⸣スカー ⸢ギュー⸣サ ナ⸢ル⸣ワ
      [⸢waː ʤin⸣tu baː ʤiŋ ⸢ʔaː⸣su̥kaː ⸢gjuːsa na⸢ru⸣wa]
      (君の金と私の金を合わせるといくらになるか)
    • ⸢アー⸣スンティ ⸣ウムーカ ⸢アー⸣ス ⸣クトー ナ⸢ルン⸣ドゥ ⸢アーサン⸣ツォー
      [⸢ʔaː⸣sunti ⸣ʔumuːka ⸢ʔaː⸣su ⸣ku̥toː na⸢run⸣du ⸢ʔaːsan⸣ʦoː]
      (合わせようと思えば合わせることは出来るが、合わさないそうだ)
    • ⸢アー⸣シェー ⸣ミサムヌ
      [⸢ʔaː⸣ʃeː ⸣misamunu]
      (合わせれば良いのに)
    • ⸢アー⸣シバ
      [⸢ʔaː⸣ʃiba]
      (合わせなさいよ)

アーラッパーシー [⸢ʔaːrappaːʃiː] (名)

  • 粗雑にすること。荒っぽくすること。乱暴に扱うこと。
  • Example phrases
    • ア⸢ラッパーシー スー⸣ プ⸢スンマー⸣ ク⸢レー⸣ シ⸢ミララヌ
      [ʔa⸢rappaːʃiː suː⸣ pu̥⸢summaː⸣ ku⸢reː⸣ ʃi⸢miraranu]
      (粗雑にする<乱暴に扱う>人には、これはさせられない)

アウナスン [⸢ʔaunasuŋ] (他動)

  • 容器を空にする。一つの容器から他の容器へ内容物を全部移してしまう。あける。
  • Example phrases
    • ⸣ティル ⸢アウナスンティ スンドゥ アウナサラヌ
      [⸣tiru ⸢ʔaunasunti sundu ʔaunasaranu]
      (笊を空にしようとするが、空に出来ない)
    • ク⸢ヌ⸣ ティロー ⸢アウナシティ ウン⸣ナー ビ⸢チ⸣ヌ ウン ⸣フナイバ
      [ku⸢nu⸣ tiroː ⸢ʔaunaʃiti ʔun⸣naː bi⸢ʧi⸣nu ʔuŋ ⸣ɸunaiba]
      (この笊は空にして、それに別の芋を押し込んで入れなさい)
    • ⸢アウナス⸣ ティロー ⸢パー⸣ク ⸢アウナシ⸣バ
      [⸢ʔaunasu⸣ tiroː ⸢paː⸣ku ⸢ʔaunaʃi⸣ba]
      (空にする笊は早く空にしなさいよ)
    • ⸢アウナシェー⸣ ミサムヌ
      [⸢ʔaunaʃeː⸣ misamunu]
      (容器を空にすれば良いのに)
    • ミ⸢ジェー⸣ カミナー イ⸢リティ タン⸣グ ⸢アウナスンティ スンドゥ アウナサラヌ
      [mi⸢ʤeː⸣ kaminaː ʔi⸢riti taŋ⸣gu ⸢ʔaunasunti sundu ʔaunasaranu]
      (水は甕に入れて、たご<担桶>を空にしようとするが、担桶を空にでき<され>ない)
    • ク⸢ヌ ウー⸣ケー ⸢アウナシ⸣ ミサカー ⸢アウナス⸣ クトー ⸣ナルン
      [ku⸢nu ʔuː⸣keː ⸢ʔaunaʃi⸣ misakaː ⸢ʔaunasu⸣ ku̥toː ⸣naruŋ]
      (この桶は空にしてよければ空にすることはできる)
    • ⸢アウナシェー⸣ ミサムヌ
      [⸢ʔaunaʃeː⸣ misamunu]
      (空にすればいいのに)
    • ク⸢ヌ⸣ パ⸢コー パー⸣ク ⸢アウナシ
      [ku⸢nu⸣ pḁ⸢koː paː⸣ku ⸢ʔaunaʃi]
      (この箱は早く空にしなさい)

アカスン [ʔa⸢ka⸣suŋ] (他動)

  • 明らかにする。
  • Example phrases
    • ム⸢ヌシリ⸣ヌ ⸣ヤーナーン ⸢ギー⸣ ミレーティ ⸢ヌー⸣ ヤ⸢ル⸣ユー ア⸢カ⸣シ ⸣ミリバ
      [mu⸢nuʃiri⸣nu jaːnaːŋ ⸢giː⸣ mireːti ⸢nuː⸣ ja⸢ru⸣juː ʔa⸢ka⸣ʃi miriba]
      (占い師<物識り>の家にも行ってみて、何のことなのか明らかにしてみなさいよ)

アガムチ [ʔa⸢gamuʧi] (名)

  • 赤餅。糯米を一晩水に浸け、桶の上で水をかけながら石臼で挽き、その溶液をメリケン袋に入れて一晩水切りをすると真っ白なデンプンが残る。これに食紅を混ぜて揉み、捏ね、拳の大きさに成形してム⸢チカグ[mu⸢ʧikagu](餅籠{EOS}蒸籠)に入れて蒸し上げる。蒸しあがった餅は、メリケン粉か、米粉を広げた⸢ソー⸣キ[⸢soː⸣ki](箕)に取り移して粉をまぶし、成形して仕上げる。その際に餡を入れて餡餅にする。
  • Example phrases
    • ⸣ヨイナー ヤー⸢ディン⸣ ア⸢ガムチ⸣ ス⸢ク⸣ローッタン
      [⸣joinaː jaː⸢diŋ⸣ ʔa⸢gamuʧi⸣ su̥⸢ku⸣roːttaŋ]
      (お祝いには必ず赤餅を作られた)

アザラスン [ʔa⸢ʣarasuŋ] (他動)

  • 米を搗いて少し糠の出た状態にする。表面をざらざらにする。臼で米搗きをする際に始めはゆっくり、力をいれずに搗く。四、五分経つと糠が出る。この状態になると力強く搗いても米粒は臼から飛び散らない。その状態にすることをいう。「肉習○、魚肉爛也、阿佐礼太利(あざれたり)」『新撰字鏡』、「鯘、アザル」『類聚名義抄』の転訛したものか。
  • Example phrases
    • ⸢マイヤー⸣ ヤー⸢ラマ⸣シ ⸣シキ ア⸢ザラシテーラ⸣ シ⸢キバ⸣ル トゥ⸢ビパラ⸣ヌ
      [⸢maijaː⸣ jaː⸢rama⸣ʃi ⸣ʃi̥ki ʔa⸢ʣaraʃi̥teːra⸣ ʃi̥⸢kiba⸣ru tu⸢bipara⸣nu]
      (米は弱く<柔らかく>搗いて糠を出してから強く搗いた方が飛び散らない)
    • ⸣ウシナー ⸢マイ⸣ イ⸢リティ⸣ ア⸢ザラスン
      [⸣ʔuʃinaː ⸢mai⸣ ʔi⸢riti⸣ ʔa⸢ʣarasuŋ]
      (臼に米を入れて、弱く搗いて糠の出た状態にする)

アタラサスン [ʔa⸢tara⸣sa ⸢suŋ] (連)

  • {Mn_2}大切にする。
  • Example phrases
    • ノー⸢ンヤラバン ドーン⸣ゴー ア⸢タラ⸣サ ⸢シー⸣ シゥ⸢カーン⸣カー ナ⸢ラン⸠ダー
      [noː⸢ɲjaraban doːŋ⸣goː ʔa⸢tara⸣sa ʃiː⸣ sï̥⸢kaːŋ⸣kaː na⸢ran⸠daː]
      (何でも<あっても>道具は大切にして使わないといけないよ)

アチラスン [ʔa⸢ʧira⸣suŋ] (他動)

  • 温める。冷めたお汁などを温める。賑やかにする。お汁を温める場合はア⸢ツァ⸣スンとも言う。
  • Example phrases
    • ⸣スー ア⸢チラ⸣スンティ ⸢ベー⸣ヌンドゥ ムッ⸢トゥ⸣ ア⸢チラサラ⸣ヌ
      [⸣suː ʔa⸢ʧira⸣sunti ⸢beː⸣nundu mut⸢tu⸣ ʔa⸢ʧirasara⸣nu]
      (お汁を温めようとしているが、ちっとも温められない)
    • ア⸢チラ⸣シ ⸣ミサカー ア⸢チラ⸣ス <アツァス> ⸣クトー ナルン⸢ダー
      [ʔa⸢ʧira⸣ʃi ⸣misakaː ʔa⸢ʧira⸣su ⸣ku̥toː narun⸢daː]
      (温めて良ければ温めることはできるよ)
    • ア⸢チラ⸣シェー ⸣ミサムヌ
      [ʔa⸢ʧira⸣ʃeː ⸣misamunu]
      (温めれば良いのに)
    • ア⸢チラ⸣シバ
      [ʔa⸢ʧira⸣ʃiba]
      (温めなさいよ)

アツァスン [ʔa⸢ʦa⸣suŋ] (他動)

  • {Mn_2}賑やかにする。
  • Example phrases
    • ⸢ヤー⸣ヤ ピールボール ナ⸢ラ⸣シ シ⸢キラン⸣ドーシ ⸢サンシン⸣ ピ⸢キティ⸣ ア⸢ツァ⸣シバ
      [⸢jaː⸣ja ⸣piːruboːru na⸢sa⸣ʃi ʃi⸢kiran⸣doːʃi ⸢saŋʃim⸣ pi⸢kiti⸣ ʔa⸢ʦa⸣ʃiba]
      (家は冷え冷えとしておかないで、三味線を弾いて賑やかにしなさい<温めなさい>よ)

アトゥバライ [⸣ʔatubarai] (名)

  • 後払い。掛買いにすること。
  • Example phrases
    • ⸢キュー⸣ヤ ⸢ジン⸣マー ⸢ナーン⸣ベーティ ⸢ダイヤー⸣ アトゥバライ ⸢シーフォー⸣リ
      [⸢kjuː⸣ja ⸢ʤim⸣maː ⸢naːm⸣beːti ⸢daijaː⸣ ʔatubarai ⸢ʃiː⸣ f⸢foː⸣ri]
      (今日はお金がないから代金は後払いさせて下さい)

アナンドゥルン [ʔa⸢nanduruŋ] (他動)

  • あなどる(侮る)。相手を軽く見てばかにする。見くびる。「Anadori,ru,otta.アナドリ,ル,ッタ(侮り,る,った)」『邦訳日葡辞書』の転訛したもの。ウ⸢ムイナ⸣スン[ʔu⸢muina⸣suŋ](馬鹿にする{EOS}貶める)ともいう。
  • Example phrases
    • プ⸢スバ⸣ ア⸢ナンドゥリ⸣ バ⸢ライ ベー
      [pu̥⸢suba⸣ ʔa⸢nanduri⸣ ba⸢rai beː]
      (人を侮って笑っている)
    • ア⸢ナンドゥラヌ
      [ʔa⸢nanduranu]
      (侮らない)
    • ⸢ウンザー⸣ プ⸢ス⸣ ア⸢ナンドゥルンダル⸣ マイ ⸢ユージユーサヌ
      [⸢ʔunʣaː⸣ pu̥⸢su⸣ ʔa⸢nandurundaru⸣ mai ⸢juːʤijuːsanu]
      (あいつ<彼奴>は人を侮るから進歩できない<前に寄れない>)
    • ヨー⸢ヨー⸣ ス⸢ナ⸣カー イッ⸢カナ⸣シ ア⸢ナンドゥレー⸣ ナ⸢ラン⸣ダー
      [joː⸢joː⸣ su⸢na⸣kaː ʔik⸢kana⸣ʃi ʔa⸢nandureː⸣ na⸢ran⸣daː]
      (よくよく気をつけろよ{EOS}海はけっして侮ってはならないぞ)
    • プ⸢スバ⸣ ア⸢ナンドゥリベー
      [pu̥⸢suba⸣ ʔa⸢nanduri beː]
      (他人を侮っている)

アバヌカシ [ʔa⸢ba⸣nu ⸣kaʃi] (連)

  • 豚の脂肉を油鍋で炒って油を抽出したあとの滓。炒り滓。塩を振りかけて食したり、お汁に入れて出汁にするのに用いた。
  • Example phrases
    • ⸢ミー⸣スナ ア⸢バ⸣ヌ ⸣カシ カ⸢ケー⸣シティ ⸢アンダミー⸣ス ス⸢ク⸣ローッタ
      [⸢miː⸣suna ʔa⸢ba⸣nukaʃi kḁ⸢keː⸣ʃi̥ti ⸢ʔandamiː⸣su su̥⸢ku⸣roːtta]
      (味噌に炒り滓をかき混ぜて油味噌を作られた)

Prosodic materials of the Southern Ryukyuan Yaeyama Miyara dialect

Results from the [関連データ]南琉球八重山語宮良方言の名詞アクセント資料 [Kanren dēta] Minami Ryūkyū Yaeyama-go Miyara hōgen No meishi akusento shiryō ([Relevant Data] Prosodic materials of the Southern Ryukyuan Yaeyama Miyara dialect), by Kenan Celik, Aso Reiko and Kohei Nakazawa, © CC BY-NC 3.0 DEED

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ニスゥカジ [nisɨkadʒi] F (名)

  • 北風

Japanese-Multilingual Dictionary (JMDict)

Results from the Japanese-Multilingual Electronic Dictionary project (JMdict), created by Jim Breen, © Electronic Dictionary Research and Development Group.

Search languages: Japanese ↔ English

ニス

(Noun)

  1. Varnish
    Abbreviation

ニス

(Noun)

  1. Penis

ニス

(Noun)

  1. Varnish

にす二水

(Noun)

  1. Kanji "ice" radical

ニス

(Noun)

  1. Anise

ニス

(Common Noun)

  1. Tennis

にすにす

(Expression)

  1. To mind (negative nuance); To care about; To worry; To pay undue (amount of) attention to (something)

にすにす

(Expression)

  1. To worry

にすにす

(Expression)

  1. To bring to naught; To bring to nought; To waste

ニス

(Noun)

  1. Mini-skirt
    Abbreviation

ダフニス

(Noun)

  1. Daphnis (in Greek mythology)

にすにす

(Expression)

  1. To hold (in one's hand); To take (into one's hand)

  1. To own; To obtain

にすにす

(Expression)

  1. To see; To witness; To observe; To catch sight of; To get a glimpse of; To encounter

にすがた荷姿

(Noun)

  1. Packing; Packaging

コーニス

(Noun)

  1. Cornice

アーニス

(Noun)

  1. Arnis (Filipino marshal art)

メチニス

(Noun)

  1. Silver dollar (Metynnis hypsauchen)

チュニス

(Noun)

  1. Tunis

にすぎないに過ぎない

(Expression)

  1. No more than; Just; Only; Mere; Goes no further than

むだにす無駄にす

(Expression)

  1. To render futile; To bring to naught; To waste; To not make good use of

ものにすにす

(Expression)

  1. To get; To secure; To take possession of; To make one's own; To win (someone's heart)
    Word usually written using kana alone

  1. To learn; To master
    Word usually written using kana alone

  1. To complete
    Word usually written using kana alone

モダニス

(Noun)

  1. Modernist

ユマニス

(Noun)

  1. Humanism

くちにすにす

(Expression)

  1. To taste; To eat

  1. To speak of; To refer to

くびにすクビにすにす

(Expression)

  1. To fire from a job
    Word usually written using kana alone

だしにす出しにす

(Expression)

  1. To use as a pretext; To use as an excuse for doing something

ばかにす馬鹿にす

(Expression)

  1. To make fun of; To look down on; To make light of

ばいにすにす

(Expression)

  1. To double

ほごにす反故にす反古にす

(Expression)

  1. To throw away as useless; To scrap

  1. To make null and void; To renege; To annul; To revoke

ぼつにすにす

(Expression)

  1. To reject (a manuscript); To turn down (a proposal)

ことにすにす

(Expression)

  1. To make a distinction; To differ; To be different

にすずめニスズメ紅雀

(Noun)

  1. Red avadavat (Amandava amandava); Strawberry finch; Red munia
    Word usually written using kana alone

ニスひじニス

(Noun)

  1. Tennis elbow

あてにす当てにす

(Expression)

  1. To count on; To expect someone to (provide help, etc.)
    Word usually written using kana alone

にするなにするな

(Expression)

  1. Never mind!; Don't worry about it