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Define なし nashi Meaning ナシ

Displaying results for なし (nashi・なし・ナシ) – ryukyu

JLect: Japonic Languages and Dialects Database

Results from JLect’s Japonic Languages and Dialects Database, created by Zachary Read, © JLect.com.

Search languages: Japonic (all languages and dialects) ↔ English ↔ Japanese

Ryukyu (Okinawa)

なーなしいーび

(Noun) Ring finger

Ryukyu (Okinoerabu)

なーになしゅん

(Transitive Verb) To lose (something)

Ryukyu (Kunigami: Benoki)

ふぁなし【話・話し】

(Noun) Talk, speech, discussion

Ryukyu (Yoron)

とーとぅがなし・とおとぅがなし【尊尊我無・尊々我無・尊加那志】

(Expression) Thank you, thanks; Nice to meet you

Ryukyu (Amami: Setouchi)

みしま【美島】

(Noun) Beautiful island

Ryukyu (Okinawa)

なちかさん【悲かさん・懐かさん】

(Sa-Adjective) Sad, unhappy, sorrowful, melancholic

Ryukyu (Okinawa)

ゆなぐしく【与那城】

(Name) Yonashiro, Yonagusuku

A dictionary of the Ryukyuan language

Results from the 沖縄語辞典 データ集 Okinawago jiten dēta-shū (Okinawan Language Dictionary Data Collection), published by the National Institute for Japanese Language and Linguistics, © CC BY 4.0.

Search languages: Okinawan → Japanese

ハナシ hanashi (hanasi) ⓪ 名

  1. 話(演説・談話・うわさ・物語など)。~sjuN.話をする。単にしゃべる意では'junuNを用いる。~?uci?NzasjuN.話を切り出す。hanasee hwaa.話は葉。話というものは葉ばかりで実がなく,信用できない。~haNgaku.話半学。人の話を聞けば半分学問した効果がある。~nu 'uu.話の緒。余計な修飾。

タナシ tanashi (tanasi) ⓪ 名

  1. 女の夏の礼服。晴れ着。tuNbjaN(中国から輸入される布),または上等の芭蕉布で作る。多くはbiNgataあるいは?akauu(いずれもその項参照)である。貴族のtanasiは'Ncanasi(御タナシの意)という。

ーガナシ -ganashi (-ganasi) 接尾

  1. -ganasiiの文語。

アダナシ adanashi (?adanasi) ⓪ 名

  1. ?adani(阿旦)の気根。また,その繊維で作った縄。

アティナシ atinashi (?atinasi) ① 名

  1. 無邪気な者。あどけない者。女・子供など思慮分別のない者。timiZitiSi siraN ~ju demunu, 'juruci tabori.[手水てす知らぬあてなしよだいもの許ちたばうれ(手水之縁)]手水ということを知らない,いとけない者ですから,お許し下さい。

イファナシ ifanashi (?ihwanasi) ① 名

  1. 昔物語。伝説。また,教訓的な話。説話。

ナシグヮ nashigwa (nasigwa) ⓪ 名

  1. 生みの子。生んだ子。愛児。?amori sici 'wamija 'juminumadu 'jaSiga, tageni narisumiti~'wane hutai.[天降してわ身や夢の間どやすが互になれ染めてなし子わない二人(銘苅子)]天から降りて来て,わたしは夢のように過ごしたが,その間に男と愛し合って生んだ子がわたしにはふたりある。

ナシメー nashimee (nasimee) ⓪ 名

  1. お産の前。産前。

ナシミー nashimii (nasimii) ⓪ 名

  1. 里方。kusjatikata(嫁入り先)に対していう。~nu kutu sjuN.里方への補助をする。

ナシユン nashiyun (naSi=juN) ⓪ 他=raN,=ti

  1. なする。なすりつける。塗りつける。?aNda~.油をなすりつける。

ティンナシ tinnashi (tiNnasi) ⓪* 名

  1. 一名代。«地»参照。

トゥイナシ tuinashi (tuinasi) ⓪ 名

  1. とりなし。とりなすこと。よいように取り計らうこと。また,推挙。仲裁。

ヤナシー yanashii ('jana]sii) ⓪ 名

  1. 悪い仕方。たちの悪いやりかた。

ーガナシー -ganashii (-ganasii) 接尾

  1. [加那志]様。尊敬の意を表わす接尾辞。?aziganasii(按司様),?usjuganasii(国王様),'wa?ujaganasi(わが親御様)など。また人以外の語につく場合もある。?weesiNganasii misjoori.(お休み遊ばしませ。非常な目上に対する寝る時のあいさつ)など。kanasjaNの転じたものと思われる。

イカナシン ikanashin (?ikanasiN) ① 副

  1. いかにしても。どうしても。どんなことがあっても。口語はcaasiN。~?ikaN.どうしても行かない。

カナシル kanashiru (kanasiru) ① 名

  1. 金気のある汁。新しい鍋釜で物を煮た場合などに出る汁。

ムティナシ mutinashi (mutinasi) ⓪ 名

  1. 取り扱い。作りかた。kubanu hwadu 'jaSiga~nu 'jutasja,?aCisa Sidamasjuru tamanu ?uciwa.[蒲葵の葉どやすがもてなしのよたしや暑さすだましゆる玉の団扇]びろうの葉に過ぎないが,作りかたがよいので,暑さを柔らげる玉の扇である。

ナシウヤ nashi uya (nasi?uja) ⓪ 名

  1. 生みの親。

ンチャナシ nchanashi ('Ncanasi) ⓪ 名

  1. tanasi(女の夏の礼服)の敬語。また,夏着全体の敬語にもなる。

シーナシ shiinashi (siinasi) ① 名

  1. 仕上げかた。やりかた。また,うまく仕上げること。じょうずにやること。sabimuN 'jatiN~du 'jaru.貧弱な材料でも,料理のやりかたでよくなる。材料よりも腕(諺)。~nu neeraN.やりかたがまずい。

A dictionary of the Ryukyuan language

Results from the 沖縄語辞典 データ集 Okinawago jiten dēta-shū (Okinawan Language Dictionary Data Collection), published by the National Institute for Japanese Language and Linguistics, © CC BY 4.0.

Search languages: Japanese → Okinawan

なし 【無し】

なしとげる 【成し遂げる】

うなじ 【項】

See also

おなし 【尾無し】

おなじ 【同じ】

See also

Phrases

すなじ 【砂地】

はなし 【話】

See also

Phrases

かなしい 【悲しい】

Phrases

くちなし (植物名)

さるなし (植物名)

だいなし 【台無し】

Phrases

とりなし

See also

ひげなし 【髭無し】

See also

まなじり 【眥】

See also

みなしご 【孤子】

See also

むなしい 【空しい】

See also

もてなし

See also

やどなし 【宿無し】

いくじなし 【意気地無し】

See also

Phrases

  • ~の子→ ʔayaaʔuuyaa,ʔaNmaaʔuuyaa

おとなしい

Phrases

Dictionary of the Practical Use of Okinawan

Results from the うちなーぐち活用辞典テキストデータベース Uchinaaguchi katsuyō jiten tekisuto dētabēsu (Dictionary of the Practical Use of Okinawan), by Shinsho Miyara, © CC BY-ND 3.0 DEED.

Search languages: Japanese ↔ Okinawan

なしーん (なしたん、なしらん、なしてぃ)

  • 塗る
  • Example phrases
    • からじんかい あんだ なしーねー、からじぎーや りっぱんぐゎー にんぢゅさ。
      (髪に油をぬれば、髪の毛はきれいに整うよ)
    • かっぱやーぬ とぅりーるくとぅ、ちらんかい くりーむ なしれー。
      (乾燥を防げるので顔にクリームを塗りなさい)

なし

  • 産み

なし あがいん (〜あがたん、〜あがらん、〜あがてぃ)

  • 鶏が卵を産まなくなる
  • Example phrases
    • なしあがたる とぅえー みーぬ くふぁさぬ、かみん ならん。
      (卵を産まなくなった鶏は肉が堅くて、食べられない、かなーさらん=噛めない)

なし うや

  • 産みの親
  • Example phrases
    • なしうや やかん すだてぃぬ うやぬどぅ うや やる。
      (産みの親よりも育ての親こそ親だ)

なし ぐゎ

  • 産んだ子
  • Example phrases
    • わんねー なしぐゎぬ ゆったい をぅん。
      (私には子が4人いる)
    • なしぐゎ かなさっし ふどぅっわーすしどぅ うやぬ ゆるくび やん。
      (産んだ子をかわいがって育てるのこそ親の喜びだ)

なし ぢち

  • 臨月
  • Example phrases
    • なしぢち やくとぅ うてぃちち ゆくらりーくとぅ なしみーんかい いちゅん。
      (臨月なので落ち着いて休めるので里方に行く)

なし むぬ っくゎ

  • 子宝
  • Example phrases
    • にんぢんぬ なしはんじょーや うてぃんぐとぅ やしが、ちむにんじ しーねー、かんなじ なーたましたまし なしむぬっくゎ うたびみしぇーん。
      (人間の子どもの授かりは神様の御心次第なのだが、心から念ずれば、必ず銘々の配分で子宝を授かるもの)

なし はんじょー すん (〜さん、〜さん、〜っし)

  • 出産する
  • Example phrases
    • あぬっちょー っくゎ なしはんじょー そーん。
      (あの人は子宝に恵まれている)

なし ふぃるぎーん (〜ふぃるぎたん、〜ふぃるぎらん、〜ふぃるぎてぃ)

  • 子孫を増やす
  • Example phrases
    • ちかぐるぬ わかみーとぅんだー どぅーぬ あしぶしどぅ わかいる、っくゎ なしふぃるぎーる くとぅんかえー ちむに ねーらん。
      (近頃の若夫婦は自分の遊ぶことばかりで、子孫を増やすことには関心がない)

なし みー

  • 里方
  • Example phrases
    • うぃなごー にーびち しん なしみーぬ くとぅ すん。
      (女性は結婚しても里方の面倒を見る)

うかみがなしー

  • 神様
  • Example phrases
    • ニライカナイぬ うかみがなしーや かーまかーま うみぬ はてぃから めんしぇーん。
      (ニライカナイの神様は、はるか遠い海の果てからいらっしゃる)

うちちゅー(ぬ) めー/とーとーがなしーめー

  • お月様
  • Example phrases
    • うちちゅーぬめーや たーが ぬー さがんでぃ いーる くとぅまでぃ ぬーんくぃーん みゅんかきみそーちょーん。
      (お月様は誰が何をしたかということまで何もかもご覧になっていらっしゃる)

うや がなしー

  • 親御
  • Example phrases
    • うやがなしーぬ なさけー ぬーとぅん くなびららん。
      (親御さんの情けは何とも比べられない)

〜がなしー

  • 最高の尊称
  • Example phrases
    • うてぃんがなしーめー
      (天上様)
    • 、うかみがなしーめー
      (神様)
    • 、うすがなしーめー
      (国王様)
    • 、うやがなしー
      (親御様)
    • 、をぅとぅがなしー
      (旦那様)
    • 、とぅじがなしー
      (奥様)
    • 、うてぃーだがなしー
      (お天道さま)
    • 、とーとーがなしーめー
      (お月さま)

*(参考)うちちゅーめー(お月さま)

っくゎ なし みち

  • 子の産み方
  • Example phrases
    • っくゎ なしみちぇー しっち、っくゎ ふどぅっわーする みちぇー しらん。
      (子の産み方は知って、子を育て方は知らない)

っくゎ なしみ やー

  • 助産婦
  • Example phrases
    • んかしぇー いさぬやー やかん、っくゎなしみやーんかい かかてぃ っくゎ なちょーたん。
      (昔は病院よりも助産婦にかかって子を産んでいた)

しー なし

  • 仕上げ
  • Example phrases
    • さびむん やてぃん しーなしどぅ やるんでぃ いらっとーしが、でーだかーむのー てぃー ちきらんてぃん まーさん。
      (粗末な材料でも料理次第と言われているが、高級食材は料理しなくてもおいしい)

はな しち

  • 風邪(鼻が湿気ていること)
    ⇒ はなしち そーん=はな ぴーぴー そーん。(風邪をひいている) はなしちがたー あらに?(風邪ひきそうじゃないの) はなしち かかいぎさー あらに?(風邪を引きそうじゃないの) はなしちぬ ふぇーとーくとぅ かからんぐとぅ どぅーん ふぃじゅらすな よー。(風邪が流行っているので、ひかないように体も冷やすなよ)

はなし はんがく

  • 話半学
  • Example phrases
    • っちゅぬ あちまい どぅくるんかえー いちゅし やんでぃ。ぬーがんでぃ いーねー、はなし はんがく やくとぅ、ちちゅる うっさー むる たみ ないん。
      (人が集まるところへは行くべきだとさ。どうしてかと言うと、話だけでも半分は学べるということなので、聞くだけでためになる)

むち なし

  • 手入れ
  • Example phrases
    • んかしぬ でーあがやーぬ かじゃいむんぬ むちなしぇー ちゃーっし そーが やー? わたい かきたい しぇー ならんくとぅ じこー ちー ちかてぃ でーじ あらんがやー?
      (骨董品の手入れはどうしているかね。割ったり、欠けたりしてはならないので、大変じゃないのかね)

Audio Database of Hatoma Lexicon

Results from the 鳩間方言 音声語彙データベース Hatoma hōgen onsei goi dētabēsu (The Audio Database of Hatoma Lexicon), by Shinichi Kajiku and Natsuko Nakagawa, © CC BY-SA 3.0 DEED

Search languages: Yaeyama (Hatoma) ↔ Japanese

アティンクティンナーヌ [ʔa⸢tiŋ⸣kutin ⸢naː⸣nu] (連)

  • 音沙汰なし。何の消息のない。無関心である。何とも思わない。言いっ放しで責任を取らない。
  • Example phrases
    • ウ⸢レー⸣ ンジ ⸢パッ⸣タ ⸢ターナ⸣ ア⸢ティン⸣クティン ⸢ナー⸣ヌ
      [ʔu⸢reː⸣ ʔnʤi ⸢pat⸣ta ⸢taːna⸣ ʔa⸢tiŋ⸣kutin ⸢naː⸣nu]
      (彼は出て行ったまま音沙汰なしだ)
    • ⸣ドゥーシ ア⸢ジティ⸣ マ⸢ナ⸣マ ⸢ナッタ⸣クトゥ ⸢バシキティ⸣ ア⸢ティン⸣クティン ⸢ナー⸣ヌ
      [⸣duːʃi ʔa⸢ʤiti⸣ ma⸢na⸣ma ⸢nat⸣taku̥tu ⸢baʃi̥kiti⸣ ʔa⸢tiŋ⸣kutin ⸢naː⸣nu]
      (自分で言ったのに、今になって忘れて知らんぷりである<言いっ放しで責任を取らない>)
    • うんともすんともない。なんの音沙汰もない。平気である。無頓着である。感心がない。下に否定の語を伴って用いられる。 シ⸢マー⸣ラ ンジ⸢パッ⸣タ ⸢ター⸣ナ ア⸢ティン⸣クティン ⸢ナーヌ⸣ヌ イ⸢カ⸣シタ ⸣ムヌカヤー
      [ʃi⸢maː⸣ra ʔnʤi⸢pat⸣ta ⸢taː⸣na ʔa⸢tiŋ⸣kutin ⸢naːnu⸣nu ʔi⸢ka⸣ʃi̥ta ⸣munukajaː]
      (島から出て行ったきり音沙汰もないがどうしたことかねえ)
    • ウ⸢ヌス⸣ク ⸣プサ ⸢シーブタヌ⸣ ミ⸢ドーン⸣ッふァ ⸢ヤッタヌ⸣ マ⸢ナ⸣マー ア⸢ティン⸣クティン ⸢ナー⸣ヌ
      [ʔu⸢nusu̥⸣ku ⸣pu̥sa ⸢ʃiːbutanu⸣ mi⸢doːŋ⸣ ffa ⸢jattanu⸣ ma⸢na⸣maː ʔa⸢tiŋ⸣kutin ⸢naː⸣nu]
      (あれほど欲しがっていた娘<女の子>だったのに、今では全く無関心だ<無頓着である>)

キッパイ [⸢kippai] (名)

  • 様子。人のなりふり。人のそぶり。身のこなし。人の容姿。「気配」の転訛したものか。
  • Example phrases
    • ウ⸢リヌ キッパイ⸣ ミ⸢リバ⸣ル ⸣メー バ⸢カヤ⸣ヌ ナ⸢ラン⸣シェン
      [ʔu⸢rinu kippai⸣ mi⸢riba⸣ru ⸣meː ba⸢kaja⸣nu na⸢raŋ⸣ʃeŋ]
      (その人のそぶりを見ていると、もうどうにも可笑しくてたまらなかったよ)
    • ウ⸢リヌ キッパイ⸣ ミ⸢リバ⸣ル ⸢サッ⸣コー バ⸢カ⸣ヤー⸢ツォー
      [ʔu⸢rinu kippai⸣ mi⸢riba⸣ru ⸢sak⸣koː ba⸢ka⸣ja⸢ʦoː]
      (あの人の様子を見ると非常に滑稽<おかしい>なんだよ)

グマムニ [gu⸢ma⸣muni] (名)

  • 小声で話すことば。内緒ばなし。「小・物言い」の義。⸢ミシゥカムニ[⸢misi̥kamuni](みそか<密>物言い{EOS}ないしょ話)ともいう。
  • Example phrases
    • ウ⸢ヌ⸣ クトー グ⸢マ⸣ムニシル ア⸢ザリ⸣ ウ⸢ブ⸣ムニシェー ア⸢ザラヌ
      [ʔu⸢nu⸣ ku̥toː gu⸢ma⸣muniʃiru ʔa⸢ʣari⸣ ʔu⸢bu⸣muniʃeː ʔa⸢ʣaranu]
      (そのことは内緒<小声>でしか話せない{EOS}大げさに<大声で>は話せない)

シチフルマイ [ʃi̥⸢ʧiɸuru⸣mai] (名)

  • 節祭りの振る舞い<もてなし。ご馳走。饗応>。節祭はグ⸢ソー⸣ヌ ⸣ソンガチ[gu⸢soː⸣nu ⸣soŋgaʧi](後生の正月)と云われており、現世の正月同様に節祭の当日にフ⸢ルマイ[ɸu⸢rumai](ご馳走<振る舞い{EOS}饗応>)を作って家族で食した。フ⸢ルマイ[ɸu⸢rumai]は、「翔、フルマフ」『類聚名義抄』、「せちぶるまひ(節振舞)」の転訛したものか。
  • Example phrases
    • シ⸢チフル⸣マイ ン⸢コー⸣ル ⸣ピンマー ヤー⸢ディン⸣ シ⸢チ⸣カザ ⸣ミンナー ⸣カキティル ン⸢コーッ⸣タ
      [ʃi̥⸢ʧiɸuru⸣mai ʔŋ⸢koː⸣ru ⸣pimmaː jaː⸢diŋ⸣ ʃi̥⸢ʧi⸣kaʣaː ⸣minnaː ⸣kakitiru ʔŋ⸢koːt⸣ta]
      (節祭りのご馳走<節振舞い>を召し上がるときは、必ず節蔓<ヒメノアズキ>を耳に掛けて召し上がられた)

フルマイ [ɸu⸢rumai] (名)

  • ご馳走。正月や行事の際のご馳走。接待。もてなし。「翔、フルマフ」『類聚名義抄』、「Furumai,o,ˇ,oˇta.フルマイ、ゥ、ゥタ(振る舞ひ、ふ、うた)宴会を催す、あるいは、ご馳走する~。」『邦訳日葡辞書』の転訛したもの。
  • Example phrases
    • トゥ⸢シトゥリフル⸣マイ [tu̥⸢ʃituriɸuru⸣mai] (「年取り振る舞い<ご馳走>」の義{EOS}元旦の<年取り>のご馳走)。普通は⸣ソンガチフルマイ[⸣soŋgaʧiɸurumai](正月振る舞い)といった。トゥ⸢シヌ⸣ユー[tu̥⸢ʃinu⸣juː](大晦日)には、トゥ⸢シクシ⸣スバ[tu̥⸢ʃikuʃi⸣suba]を作った。トゥ⸢シトゥリフル⸣マイには、家族全員に⸢ユーチングー[⸢juːʧiŋguː](四ツ組料理{EOS}一汁三菜<飯、汁、香の物、 uby{膾}{ナマス}>)が配膳されるのが基本で、⸢ウー⸣ザラ[⸢ʔuː⸣ʣara](大皿)に揚げ物<テンプラ類>が盛られ、お重(蒲鉾、冬瓜、南瓜、蛸、魚、昆布などの煮染料理)等がテーブルの中央に出されるのが一般であった。 ⸣ソンガチ フ⸢ルマイヤー⸣ シ⸢ディ⸣ミジシ ウ⸢ム⸣ティ ⸣シミティ ⸢ヤーニン⸣ズ ⸣スルイティル ン⸢コーッタ⸣ル [⸣soŋgaʧi ɸu⸢rumaijaː⸣ ʃi⸢di⸣miʤiʃi ʔu⸢mu⸣ti ⸣ʃimiti ⸢jaːnin⸣ʣu ⸣suruitiru ʔŋ⸢koːtta⸣ru] (正月元旦のご馳走は、若水<孵で水>で顔<面>を洗って、家族揃って<ぞ>召し上がられたものだ)。 シ⸢チフル⸣マイティン ア⸢リ⸣ブタルシェー [ʃi̥⸢ʧiɸuru⸣maitiŋ ʔa⸢ri⸣butaruʃeː] (節祭りのご馳走<節振る舞い>とてもありおったよ)

ヤビムヌ [ja⸢bi⸣munu] (名)

  • 悪者。ろくでなし。「破れ者」の義。
  • Example phrases
    • ヤ⸢ナドゥシトゥ⸣ ム⸢チ⸣リティ ヤ⸢ビ⸣ムヌ ⸣ナリ ムッ⸢トゥ ヤー⸣ カ⸢カラ⸣ヌ
      [ja⸢naduʃitu⸣ mu⸢ʧi⸣riti ja⸢bi⸣munu ⸣nariti mut⸢tu jaː⸣ kḁ⸢kara⸣nu]
      (悪友と睦んで、ろくでなし<不良>になって、ちっとも家に寄り付か<かから>ない)

ヨーバー [⸢joː⸣baː] (名)

  • 弱い者。意気地なし。弱虫。
  • Example phrases
    • ウ⸢レー ヨー⸣バー ヤ⸢ルンダ⸣ シ⸢グ ピン⸣ギ パ⸢リ⸣ス
      [ʔu⸢reː joː⸣baː ja⸢runda⸣ ʃi⸢gu piŋ⸣gi pa⸢ri⸣su]
      (彼<それ>は弱虫だから、すぐ逃げていってしまうよ)

アジガナシ [ʔaʤiganaʃi] (名)

  • 国王様。首里の王様。アジ[ʔaʤi]は「按司」と表記されている。ガナシ[ganaʃi]は接尾辞。文献資料では「加那志」と表記されているが、古辞書では「国王 倭王嗑吶尸<カナシ>」『音韻字海』(周鐘等、1572)とある。
  • Example phrases
    • ウ⸢キ⸣ナーナール アジガ⸢ナ⸣シェーマイヤ ⸢オーッ⸣タ
      [ʔu⸢ki⸣naːnaːru ʔaʤiga⸢na⸣ʃeːmaija ⸢ʔoːt⸣ta]
      (沖縄に<が>国王様はいらっしゃった)

アダナシ [ʔa⸢dana⸣ʃi] (名)

  • アダン(阿檀)の気根。「アザニヌ サーラ[ʔaʣaninu saːra](刺木の下がっているもの)の略転という説(『八重山語彙』)」がある。
  • Example phrases
    • ア⸢ダナ⸣シ ⸣キシキー ⸣カー ⸣パギティ ⸣サキ ティダナ ⸣プシ グ⸢マーグマ⸣シ ⸣サキティ ア⸢ダナ⸣シジナ ⸢ナウ⸣タヨー
      [ʔa⸢dana⸣ʃi ⸣ki̥ʃikiː ⸣kaː ⸣pagiti ⸣sḁki ⸣tidana ⸣pu̥ʃi gu⸢maːguma⸣ʃi ⸣sḁkiti ʔa⸢dana⸣ʃidʒina ⸢nau⸣tajoː]
      (阿檀の気根を切ってきて皮を剥いで裂き、太陽に干し、更に小さく裂いて阿檀の綱を綯ったよ)
    • ア⸢ダンブラ⸣ヌ ⸢ニーバ⸣ル ア⸢ダナ⸣シティ ア⸢ズ⸣ダー
      [ʔa⸢dambura⸣nu ⸢niːba⸣ru ʔa⸢dana⸣ʃi̥ti ʔa⸢ʣu⸣daː]
      (あだん<阿檀>の気根をアダナシというのだよ)

アダナシジナ [ʔa⸢dana⸣ʃiʤina] (名)

  • アダンの気根の繊維で綯った縄<綱>。
  • Example phrases
    • ア⸢ダナ⸣シジナー ⸢スー⸣ワン [ʔa⸢dana⸣ʃiʤinaː ⸢suː⸣waŋ] (アダンの気根の繊維で綯った綱は強い)。アダンの気根(直径3~4センチ、長さ60~80センチ)の皮を剥ぎ、約2ミリの厚さに切り割り、乾燥させたものを細かく裂いて直径約2ミリの太さに綯った縄を⸢ユー⸣ル[⸢juː⸣ru](細い縄{EOS}「撚り」の義か)といい、直径約1センチ以上の太さに綯ったものを、ア⸢ダナシ⸣ジナ[ʔa⸢dana⸣ʃiʤina](アダナシ綱)という。ア⸢ダナ⸣シジナ[ʔa⸢dana⸣ʃiʤina](アダナシ綱)は強いので、サバニのアンカーロープ⸣や⸢アウダ[⸢ʔau⸣da](もっこ)を造るのに用いられた。⸢ユー⸣ル[⸢juː⸣ru](アダナシの細縄)は、民具の⸢アン⸣スク[⸢ʔan⸣su̥ku]を造るのに有用な素材であった

アダナシユール [ʔa⸢dana⸣ʃijuːru] (名)

  • アダン(阿檀)の気根の繊維を細かく裂いて綯った細い縄。「アダナシ・ uby{縒}{ヨ}り」の転訛したもの。これで⸢アン⸣スク[⸢ʔan⸣su̥ku](約20センチ立方に編んだ網袋{EOS}野外用手提げ{EOS}網びく<網魚籠>)。
  • Example phrases
    • ⸣ソンガチヌ ピ⸢キダマー⸣ ア⸢ダナ⸣シユールシル トゥ⸢バシタル
      [⸣soŋgaʧinu pi̥⸢kidamaː⸣ ʔa⸢dana⸣ʃijuːruʃiru tu⸢baʃi̥taru]
      (正月の凧はアダナシの紐<アダナシ紙縒り>で飛ばし<揚げ>たものだ)

アティナシ [ʔa⸢tinaʃi] (名)

  • 無分別なもの。幼稚なもの。善悪の判断のつかないもの。神口、祈願文のことば。「当て無し」の義。
  • Example phrases
    • ア⸢ティナシヌ⸣ ヤ⸢ラビ⸣ドゥ ヤ⸢リバ カンヌ⸣マイシ カ⸢ルイマー⸣シ ピ⸢キマーシ サーロー⸣リ ウ⸢ヤ⸣ヌ ティー ダ⸢カシミ⸣ タ⸢ブ⸣ローリ
      [ʔa⸢tinaʃinu⸣ ja⸢rabi⸣du ja⸢riba kannu⸣maiʃi ka⸢ruimaː⸣ʃi pi⸢kimaːʃi saːroː⸣ri ʔu⸢ja⸣nu ⸣tiː da⸢kaʃimi⸣ ta⸢bu⸣roːri]
      (思慮分別のない子供ですから神様でお助け下さって<嘉例回し>引きつれなされて<引き回して>家へ連れて来られて親の手に抱かせて下さい<賜れ>)
    • ヤ⸢ラビアティナ⸣シ
      [ja⸢rabiʔatina⸣ʃi]
      (無分別な子供<童当てなし>)

アマナシクマナシ [ʔa⸢manaʃi⸣ ku⸢ma⸣naʃi] (連)

  • あちらになし<置い>たり、こちらになし<置い>たりすること。
  • Example phrases
    • ア⸢マナシ⸣ ク⸢マ⸣ナシ ⸢シー⸣シケーンケン ⸣マナール ス⸢ク⸣タユー ⸢バシキ ナーン⸣シェン
      [ʔa⸢manaʃi⸣ ku⸢ma⸣naʃi ⸢ʃiː⸣ ʃi̥keːŋkem ⸣manaːru su̥⸢ku⸣tajuː ⸢baʃi̥ki naːŋ⸣ʃeŋ]
      (あちらに置いたり、こちらに置いたりしているうちに、何処に置いたのか忘れてしまった)

アラクナシ [ʔa⸢rakunaʃi] (名)

  • 芋などを煮て簡単に捏ねること。⸢荒ごなし」、「粗捏」の義。
  • Example phrases
    • ⸢マイトゥ ウン⸣トゥ マ⸢ザー⸣シ バ⸢カシティ⸣ ア⸢ラクナシ シティ⸣ ン⸢ザ⸣シバ
      [⸢maitu ʔun⸣tu ma⸢ʣaː⸣ʃi ba⸢kaʃiti⸣ ʔa⸢rakunaʃi ʃiti⸣ ʔn⸢ʣa⸣ʃiba]
      (米と芋を混ぜて煮て、簡単に捏ねて出しなさいよ)

イカナシ [ʔi⸢kana⸣ʃi] (副)

  • けっして(決して)~ない、どうしても~ない、絶対に~ない、のように否定表現を誘導する陳述副詞の働きをする。感情的になって強調する時は、イッ⸢カナ⸣シ[ʔik⸢kana⸣ʃi]ともいう。
  • Example phrases
    • ⸣バー イ⸢カナ⸣シ パ⸢ラ⸣ヌ
      [⸣baː ʔi⸢kana⸣ʃi pa⸢ra⸣nu]
      (私は決して行かない)
    • マ⸢タマー⸣ ミルンケンマー ⸣バー イッ⸢カナ⸣シ シ⸢ナヌ
      [ma⸢tamaː⸣ miruŋkemmaː ⸣baː ʔik⸢kana⸣ʃi ʃi⸢nanu]
      (曾孫を見るまでは、私は決して死なない)

イッカナシ [ʔik⸢kana⸣ʃi] (副)

  • どうしても。一向に。いかにしても。どんなにしても。決して。「如何に・しても」の義。後に打ち消し否定の表現を要求する一種の陳述副詞である。
  • Example phrases
    • ⸣バー イッ⸢カナ⸣シ パ⸢ラ⸣ヌ
      [⸣baː ʔik⸢kana⸣ʃi pa⸢ra⸣nu]
      (私は決して行かない)
    • ⸣バー イッ⸢カナ⸣シ サ⸢ヌ
      [⸣baː ʔik⸢kana⸣ʃi sa⸢nu]
      (私は決してしない)
    • ⸣バー イッ⸢カナ⸣シ パ⸢ラ⸣ヌ
      [⸣baː ʔik⸢kana⸣ʃi pa⸢ra⸣nu]
      (私は決して行かない)

イッカナシン [ʔik⸢kana⸣ʃiŋ] (副)

  • 一向に。決して。絶対に。少しも。全然。どんなにしても。下に打ち消しの語を要求し、それにかかって打消しの意を強調する陳述副詞。
  • Example phrases
    • ク⸢ヌ⸣ ッ⸢ふァヌ⸣ ピン ⸢シェーラ⸣ ノー⸢ンティ⸣ ア⸢ザバン⸣ イッ⸢カナ⸣シン シゥ⸢カヌ
      [ku⸢nu⸣ f⸢fanu⸣ piŋ ⸢ʃeːra⸣ noː⸢nti⸣ ʔa⸢ʣabaŋ⸣ ʔik⸢kana⸣ʃin sï̥⸢kanu]
      (この子が反抗し<拗ね>たら誰が何と言ってもけっして聞かない)

イナシキ [ʔi⸢na⸣ʃi̥ki] (名)

  • 杵。たて杵。「稲搗き」の義。「螽斯虫、以禰豆木古万呂(いねつきこまろ)」『和名抄』の「以禰豆木」が転訛したものか。直径約10センチ、長さ約1メートルの木の幹を、中央部を削って握りやすくした杵。祝儀や法事があると、女たちは庭の木陰で臼を2台並べて、二人一組で稲搗きをした。精米する量が多い時は、⸢アイダ⸣チ[⸢ʔaida⸣ʧi](木槌状の大きな杵{EOS}横杵{EOS}大工用の大木槌よりも円錐形に近く、柄を付ける位置も円錐形の頭部に近い)で搗くことが多かった。
  • Example phrases
    • ⸢マイヤー⸣ シ⸢キ⸣ウシナ イ⸢リティ⸣ イ⸢ナ⸣シキシル ッ⸢サウ⸣タ
      [⸢maijaː⸣ ʃi̥⸢ki⸣ʔuʃina ʔi⸢riti⸣ ʔi⸢na⸣ʃi̥kiʃiru ⸣s⸢sau⸣ta]
      (米は搗き臼に入れて杵で搗いた<精げた>)

イナシキドゥル [ʔi⸢naʃi̥ki⸣duru] (名)

  • 複数の人が一つの臼で交互に米を搗くこと。「稲搗き<杵>取り」の義。多くの米や餅が必用な祝儀や不祝儀の前には親戚の女性達が二人一組、三人一組で米搗きをした。二人一組の場合はトントンと響き、三人一組の場合は、トントントンと三拍子に響いた。臼の下にはニ⸢ブ⸣ク[ni⸢bu⸣ku](稲掃きむしろ{EOS}稲藁で編んだカーペット状の敷物)を敷いて飛散する米粒を拾った。
  • Example phrases
    • イ⸢ナシキ⸣ドゥル ⸢シー マイ⸣ ッサウン
      [ʔi⸢naʃi̥ki⸣duru ⸢ʃiː mai⸣ ssauŋ]
      (複数の人が対面して米を搗く)

インタパナシケー [⸢ʔintapanaʃi̥keː] (名)

  • 屋号。花城伊佐氏宅。花城家の分家。⸢西花城家」の義。
  • Example phrases
    • ⸢カンザトゥ⸣ヤーヌ ⸢シー⸣ネール ⸢インタパナシケー ヤッタ
      [⸢kanʣatu⸣jaːnu ⸢ʃiː⸣neːru ⸢ʔintapanaʃi̥keː jatta]
      (慶田城家の後<北>隣が花城伊佐氏宅であった)
    • ⸢インタパナシケーヌ⸣ ヒ⸢ロスケザー⸣ キ⸢チゴンヌ⸣ ジーシンカ ヤ⸢ローッ⸣タ
      [⸢ʔintapanaʃi̥keːnu⸣ çi⸢rosukeʣaː⸣ ki̥⸢ʧigonnu⸣ ʤiːʃiŋka ja⸢roːt⸣ta]
      (花城家<西花城家>の廣助兄さんは結願祭の村踊りの地謡仲間<臣下>であられた)

Japanese-Multilingual Dictionary (JMDict)

Results from the Japanese-Multilingual Electronic Dictionary project (JMdict), created by Jim Breen, © Electronic Dictionary Research and Development Group.

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なし無し

(Common Noun)

  1. Without
    Word usually written using kana alone

  1. Unacceptable; Not alright; Unsatisfactory
    Colloquialism / Word usually written using kana alone

なし

(Common Noun)

  1. Nashi (Pyrus pyrifolia, esp. var. culta); Japanese pear; Asian pear; Sand pear; Apple pear

ほうすい豊水

(Noun)

  1. High water; Abundance of water

  1. Nashi cultivar

やまなし山梨

(Noun)

  1. Wild nashi (Pyrus pyrifolia var. pyrifolia); Wild Japanese pear

しんかんせんシンカンセン新甘泉

(Noun)

  1. Shinkansen pear; Hybrid nashi developed in Tottori prefecture

かしょうびょう火傷病

(Noun)

  1. Fire blight (tree disease, esp. apple, nashi, etc.); Fireblight