X
🔧

Settings

Search type

Word search: Languages

Word search: Databases

Define なぎ nagi Meaning ナギ

Displaying results for なぎ (nagi・なぎ・ナギ) – ryukyu

JLect: Japonic Languages and Dialects Database

Results from JLect’s Japonic Languages and Dialects Database, created by Zachary Read, © JLect.com.

Search languages: Japonic (all languages and dialects) ↔ English ↔ Japanese

Ryukyu (Amami: Naze)

こうなぎ

(Noun) Giant mottled eel (Anguilla marmorata)

Ryukyu (Kunigami: Takazato)

なぎ【鰻】

(Noun) Eel

Ryukyu (Yonaguni)

なだ【鰻】

(Noun) Eel

Ryukyu (Okinawa)

ゆた

(Noun) Yuta, medium, spiritual arbitrator, spiritual adviser, shaman

Ryukyu (Kunigami: Oku)

うなじ【鰻】

(Noun) Eel

Ryukyu (Okinawa)

いらぶー

(Noun) Water snake, sea snake, sea serpent, sea krait

Ryukyu (Okinawa)

あさどぅり【朝凪・朝どぅり】

(Noun) Calm of the morning, morning calm

Ryukyu (Okinawa)

ゆーどぅり【夕凪・夕どぅり・夜どぅり】

(Noun) Calm of the night, evening calm

Ryukyu (Kunigami: Oku)

はーうなじ

(Noun) Giant mottled eel (Anguilla marmorata)

Ryukyu (Kunigami: Oku)

たーうなじ【田鰻】

(Noun) Asian swamp eel (Monopterus albus)

Ryukyu (Kunigami: Oku)

とーなーじゃ【田鰻】

(Noun) Asian swamp eel (Monopterus albus)

A dictionary of the Ryukyuan language

Results from the 沖縄語辞典 データ集 Okinawago jiten dēta-shū (Okinawan Language Dictionary Data Collection), published by the National Institute for Japanese Language and Linguistics, © CC BY 4.0.

Search languages: Okinawan → Japanese

ナギ nagi (nagi) ⓪ 名

  1. 長さ。

アナギ anagi (?anagi) ⓪ 名

  1. あの長さ。あれだけの長さ。あんなに長く。距離についていう。

ウナギ unagi (?unagi) ⓪ 名

  1. その長さ。そんなに長く。~?aN.それだけの長さある。~nu habu.その長さのはぶ。

ーナギー -nagii (-nagii) 接尾

  1. ころ。あたり。時についていう。cuunagii(きょうあたり),'jaaNnagii(来年ごろ),?acanagiija nukuku najusa.(あしたあたりは暖かくなるよ)など。

ハナギ hanagi (hanagi) ⓪ 名

  1. 花を観賞するために植える木。

クナギ kunagi (kunagi) ⓪ 名

  1. この長さ。こんなに長く。

チャナギ chanagi (canagi) ⓪ 名

  1. どのくらいの長さ。どれほどの長さ。~?aga.どのくらいの長さあるか。~?atiN.どんなに長くても。

ハナギー hanagii (hanagii) ① 名

  1. 鼻毛。

ナギチェ nagiche (nagice) ⓪ 名

  1. 投げあい。

ナギユン nagiyun (nagi=juN) ⓪ 他=raN,=ti

  1. 投げる。

イィンナギ yinnagi ('iNnagi) ⓪ 名

  1. 同じ長さ。'inunagiと同じ。

ーナギーナ -nagiina (-nagiina) 接尾

  1. …ながら。…しているのに。…にもかかわらず。逆説の場合に用いる。?umiinagiina(思いながら,思っているのに),sirinagiina(知りながら,知っているのに),?ujanu 'jaanu mee tuuinagiina nubagaiN saN.(親の家の前を通りながら,寄りもしない)など。

ナギグィー nagigwii (nagigwii) ⓪ 名

  1. 自分の用だけ言って,返事を聞かずに立ち去ること。投げ声の意。

イィヌナギ yinunagi ('inunagi) ⓪ 名

  1. 同じ長さ。'iNnagiともいう。

ハナギユン hanagiyun (hanagi=juN) ⓪ 他=raN,=ti

  1. ふんわりとさせる。押しつけずにふわりとさせておく。飯を軽くよそう場合などをいう。

イービナギー iibinagii (?iibinagii) ⓪ 名

  1. 指輪。

カナギユン kanagiyun (kanagi=juN) ⓪ 他=raN,=ti

  1. からげる。まくり上げる。Cibui~.尻をからげる。tamasi~.心をひきしめる。

クバンアギ kuban agi (kubaN?agi) ⓪ 名

  1. 菓子の一種。?aNdaagiiと同じ。昔,金持ちが小判を油揚げして客に出したという伝説がある。

ナギンチュン naginchun (nagiN=cuN) ⓪ 他=kaN,=ci

  1. 投げ込む。

ハンナギユン hannagiyun (haNnagi=ju]N) ⓪ 他=raN,=ti

  1. 投げ捨てる。放棄する。

A dictionary of the Ryukyuan language

Results from the 沖縄語辞典 データ集 Okinawago jiten dēta-shū (Okinawan Language Dictionary Data Collection), published by the National Institute for Japanese Language and Linguistics, © CC BY 4.0.

Search languages: Japanese → Okinawan

なぎ 【凪】

なきいる 【泣き入る】

なきがお 【泣き顔】

なきごえ 【泣き声】

See also

なきじん 【今帰仁】 (地名)

Phrases

なきつく 【泣き付く】

なぎなた 【長刀】

なきまね 【泣きまね】

なきむし 【泣き虫】

なきあかす 【泣き明かす】

なきくらす 【泣き暮らす】

なきさけぶ 【泣き叫ぶ】

なきわめく 【泣きわめく】

See also

Phrases

なきわらい 【泣き笑い】

なきつかれる 【泣き疲れる】

うなぎ 【鰻】

さなぎ 【蛹】

やなぎ 【柳】

あさなぎ 【朝凪】

しなぎれ 【品切れ】

Phrases

Dictionary of the Practical Use of Okinawan

Results from the うちなーぐち活用辞典テキストデータベース Uchinaaguchi katsuyō jiten tekisuto dētabēsu (Dictionary of the Practical Use of Okinawan), by Shinsho Miyara, © CC BY-ND 3.0 DEED.

Search languages: Japanese ↔ Okinawan

なぎーん (なぎたん、なぎらん、なぎてぃ)

  • 投げる
  • Example phrases
    • しくちぬ うわいーねー、やーぬ めーをぅてぃ うやっくゎっし ボールなぎえー そーん。
      (仕事が終わると家の前で親子でキャッチボールをしている)
    • ありが なぎてぃちゅーる ぼーるぬ ちゅーさくとぅ、うきとぅいしぇー うとぅるさぬ でーじ やっさー。
      (あの人が投げてくるボールが強いので、捕球するのは恐くて大変だ)
    • いんぬむん むぬいりやーんかい なぎいっとーけー。
      (犬の餌も餌入れに投げ入れておきなさい)

なぎ んちゅん

  • 投げ込む
  • Example phrases
    • ゆぐりむん いりやーんかい なぎんちょーけー。
      (洗濯もの入れに投げ込んでおきなさい)

いーび なぎー/いーびがにー

  • 指輪
  • Example phrases
    • にーびち しーねー、ふぃぢゃいぬ なーなしいーびんかい いーびなぎー さすん。
      (結婚すると、左の薬指に指輪をはめる)

う なぎー

  • それぐらいの長さ
  • Example phrases
    • 「ちゃぬ あたいぬ はぶ やたが?」「うなぎーやたん どー。」
      (「どのくらいのハブだったか」「それ位の長さだったよ」)
    • うなぎー ぬばちぇーる からじ やてぃ ぢーんかい ちちゅる あたい やたん どー。
      (そのくらいの長さ伸ばしている髪で地面に着くほどだったよ)

かなぎーん (かなぎたん、かなぎらん、かなぎてぃ)

  • まくしあげる
  • Example phrases
    • ちび かなぎーん。
      (裾をまくしあげる)

くがに いーびなぎー (なんじゃ いーびなぎー〈銀の指輪〉、あかがに いーびなぎー〈銅の指輪〉)

  • 金の指輪

ちゃんなぎーん (ちゃんなぎたん、ちゃんなぎらん、ちゃんなぎてぃ)

  • 捨ててしまう
  • Example phrases
    • がんちょー ちゃんなぎーん。
      (めがねを捨ててしまう)

〜なぎー

  • 頃、あたり
  • Example phrases
    • ちゅーなぎー
      (今日あたり)
    • 、やーんなぎー
      (来年あたり)
    • あちゃーなぎー/あちゃーまんぐれー/あちゃーねー ぬくく ないさ。
      (明日あたり暖かくなるよ)

*(参照)まんぐれー

Audio Database of Hatoma Lexicon

Results from the 鳩間方言 音声語彙データベース Hatoma hōgen onsei goi dētabēsu (The Audio Database of Hatoma Lexicon), by Shinichi Kajiku and Natsuko Nakagawa, © CC BY-SA 3.0 DEED

Search languages: Yaeyama (Hatoma) ↔ Japanese

シナギリ [ʃi⸢nagiri] (名)

  • 品切れ。
  • Example phrases
    • ⸣ヌーンクイーン シ⸢ナギリ シーナー⸣ヌ
      [⸣nuːŋkuiŋ ʃi⸢nagiri ʃiːnaː⸣nu]
      (何もかも品切れしてしまった)

パナギ [pa⸢na⸣gi] (名)

  • かき(花卉)。クロトンなど、観賞用の花や木。ハ⸢ナ⸣ギ[ha⸢na⸣gi](花木)ともいう。「花木」の義。
  • Example phrases
    • シ⸢キダ⸣チ ⸣ズングニチェー パ⸢ナ⸣ギ ⸣キシキー パ⸢ナ⸣イキナー イ⸢キ⸣リ
      [ʃi̥⸢kida⸣ʧi ⸣ʣuŋguniʧeː pa⸢na⸣gi ⸣ki̥ʃikiː pa⸢na⸣ʔikinaː ʔi⸢ki⸣ri]
      (朔日十五日には花木を切ってきて、花生けに活けなさい)

パナギー [pa⸢nagiː] (名)

  • 鼻毛。
  • Example phrases
    • パ⸢ナギーヌ⸣ ナー⸢ナー⸣シ ⸣ムイ ⸢ベー
      [pa⸢nagiːnu⸣ naː⸢naː⸣ʃi ⸣mui ⸢beː]
      (鼻毛が長く生えている)

パナギタ [pa⸢nagita] (名)

  • 鼻柱。鼻筋。「鼻桁」の義。
  • Example phrases
    • ⸢カイ⸣リ シ⸢キッ⸣クミティ パ⸢ナギタ⸣ ブリ ⸣シケーバン
      [⸢kai⸣ri ʃi̥⸢kik⸣kumiti pa⸢nagita⸣ buri ⸣ʃi̥keːbaŋ]
      (転んで頭から突っ込んで鼻柱<鼻桁>を折ってしまってあるよ)

ヤナギ [ja⸢na⸣gi] (名)

  • (植)柳。
  • Example phrases
    • パ⸢トゥ⸣マナー ヤ⸢ナギ⸣ヌ イ⸢バリ<イ⸢ビラリ> ブー ヤー⸣ヤ ⸢ナー⸣ヌ
      [pḁ⸢tu⸣manaː ja⸢nagi⸣nu ʔi⸢bari<ʔi⸢birari> buː jaː⸣ja ⸢naː⸣nu]
      (鳩間島に柳が植えられている家はない)

ヤナギゴーリ [ja⸢nagigoː⸣ri] (名)

  • 柳行李。標準語からの借用語。戦前には、台湾や本土へ出稼ぎに行く人に、旅行用の衣類入れとして重用された。
  • Example phrases
    • ヤ⸢ナギゴー⸣リナール ⸣キンカーン タ⸢ベー⸣ラヌ ⸣シトゥン イ⸢リティ⸣ ム⸢トーッタ⸣ル
      [ja⸢nagigoː⸣rinaːru ⸣kiŋkaːn ta⸢beː⸣ranu ⸣ʃi̥tuŋ ʔi⸢riti⸣ mu⸢toːtta⸣ru]
      (柳行李に<ぞ>衣類も、旅からのお土産<つと{EOS}苞>も入れて持ってこられたものだ)

アーブク [⸢ʔaːbu⸣ku] (名)

  • 泡(あわ)。あぶく。気泡。豆腐を煮詰める際に沸きあがる泡。「沫蕩、此をば阿和那伎(アワなぎ)と云ふ」『日本書紀 神代上』。
  • Example phrases
    • サッ⸢フン⸣シ キン ア⸢ラシトゥンティ シター アーブク⸣ヌ ⸢イッ⸣パイ ⸣ンジケーン
      [saɸ⸢ɸuŋ⸣ʃi kiŋ ʔa⸢raʃi̥tuntiʃi̥taː ʔaːbuku⸣nu ⸢ʔip⸣pai ⸣ʔndʒikeːŋ]
      (石鹸で着物を洗おうとしたら泡がたくさん出てきた)

イール [⸢ʔiːru] (名)

  • 西。西村。豊年祭の三日目に行われるシ⸢ナ⸣ピキ[ʃi⸢na⸣pi̥ki](綱引き)の前段に西村と東村に別れた婦人特別舞踊隊による村自慢の歌を掛け合う儀式がある。その歌をイ⸢ジックナー[ʔi⸢ʤikkunaː](言い合い競争、自慢勝負、土地誉め)という。それが済むと東西の大綱が⸣サンシキ[⸣saŋʃiki](桟敷)の中央までシ⸢ナヌ⸣ミン[ʃi⸢nanu⸣miŋ](綱の耳)をよせる儀式が執り行われる。この儀式は婦人特別舞踊隊が歌う⸢ガーリ⸣ウタ[⸢gaːri⸣ʔuta](応援の歌)に合わせて進行する。/イールプール(西村の豊年祭)イールプール(西村の豊年祭)/シナヌミンバ(綱の耳を)ユシクバ(寄せ来れば)シナンギス(綱つなぎ<綱結び>をする)/サーサー ユシクバ シナンギス(さあさあ寄せ来れば綱つなぎ<綱結び>をする)/

インクニガイ [⸢ʔiŋkunigai] (名)

  • サ⸢カサ[sa⸢kasa](司{EOS}神女{EOS}巫女)やティ⸢ジリ⸣ビー[ti⸢ʤiri⸣biː](「手磨りべ」の義か{EOS}男のかんなぎ)などの⸢カン⸣プス[⸢kam⸣pusu](神人{EOS}神職者)が神職を引退する儀式。高齢になって神職を全うすることが出来ないときに、村を通して神々にお許しの祈願をして後に引退する。1989(平成元年)年1月23日に行われた加治工伊佐の神職の⸢インクニガイ[⸢ʔiŋkunigai](隠居祈願)は友利御嶽、新川御嶽、西堂御嶽、ピナイ(鬚川)御嶽、前泊御嶽、船原御嶽、⸢インヌカー[⸢ʔinnukaː](西村井戸)、⸢マイ⸣ヌ パマ[⸢mai⸣nu pama](前の浜)などの拝所に祈願がなされた。
  • Example phrases
    • ⸢インクニガイヤー カンプス⸣ヌ ⸢ティー⸣ヌ ユ⸢リー⸣ヌ ニ⸢ガイバ⸣ル ⸢ソー⸣ルムー⸢トゥ⸣ツォー
      [⸢ʔiŋkunigaijaː kampu̥su⸣nu ⸢tiː⸣nu ju⸢riːba⸣ru ⸢soː⸣ru muː⸢tu⸣ʦoː]
      (隠居願いは神人の神職引退の許し<神職者の手の許し>を祈願されるものだそうだ)

ウンキクラスン [⸢ʔuŋki⸣ ku⸢ra⸣suŋ] (連)

  • 占わせる。「運気を繰らす」の義。⸣サンギンソー[⸣saŋginsoː](易者{EOS}三世相)やユ⸢タ[ju⸢ta](口寄せをする巫女{EOS}かんなぎ<巫・覡>)に運気祈願の日時、方法を占ってもらう。
  • Example phrases
    • ⸣サンギンソーヌ ⸣ヤーナ ⸢ギーティ ヤーニンズー⸣ヌ ⸢ウンキ⸣ ク⸢ラ⸣シ ⸣クーバ
      [⸣saŋginsoːnu ⸣jaːna ⸢giːti jaːninʣuː⸣nu ⸢ʔuŋki⸣ ku⸢ra⸣ʃi ⸣kuːba]
      (易者の家に行って家族の運気を占ってもらってきなさい)

カカルンサール [kḁ⸢ka⸣runsaːru] (名)

  • 自分が世話すべき両親・妻子・兄弟。係累。つなぎしばる人間関係のこと。心身を拘束する煩わしい、さしさわり(差障り)となること。当たり障り。祟りや障害となること。
  • Example phrases
    • カ⸢カ⸣ルンサールン ⸢ナーン⸣ プ⸢ソー⸣ マー⸢ン⸣ パ⸢ラ⸣リン
      [kḁ⸢ka⸣runsaːrun ⸢naːm⸣ pu̥⸢soː⸣ maː⸢m⸣ pa⸢ra⸣riŋ]
      (係累のない人は何処にでも行ける)

サカサ [sḁ⸢kasa] (名)

  • 司。女性の神職者。⸢カン⸣プス[⸢kam⸣pu̥、su](神職者{EOS}「神人」の義)で、担当する⸣ウガン[⸣ʔugaŋ](お願{EOS}御嶽)の⸣ウボー[⸣ʔubou](威部{EOS}霊域)を護る神女。毎月の朔日、十五日には⸣ウガン[ʔugaŋ]にお参りをして祈願をした。キ⸢ザル[ki⸢ʣaru](村の祭祀)には神事の中心となって、担当する⸣ウガン[⸣ʔugaŋ](お願{EOS}御嶽)で祈願をする。⸣サーダカマリ[⸣saːdakamari](セジ高い生まれ{EOS}生来霊感のすぐれた人)で、カ⸢ンダー⸣リ[ka⸢ndaː⸣ri](神懸り)したり、フ⸢ダマリ[ɸu⸢damari](神懸り{EOS}体調を崩したりして寝込んでいて、急に神が憑依して常人と異なる言動をし、神託を告げるようになること)  によって就任する。⸣シジ[⸣siʣi](血筋)、ピ⸢キ[pi̥⸢ki](御嶽を中心とする血統)によって所属する御嶽(お願)のサカサが誕生する。サカサ(司)に就任することを、⸣ヤマ ダ⸢クン[⸣jama da⸢kuŋ](山を抱く)という。特定の⸣ウガン[⸣ʔugaŋ](御嶽)でサカサの欠員が生じた場合、それぞれのピ⸢キ[pi̥⸢ki](血統)の御嶽で祈願をし、ウ⸢ク⸣ジ バ⸢リ[ʔu⸢ku⸣ʣi ba⸢ri](神籤を占い)、後継者を決定した。また、⸣シジダカマリ[⸣ʃiʣidakamari](セジ高い人)で病弱な状態が続いた場合、石垣島の⸣サンギンソー[⸣saŋginsoː](三世相{EOS}易者)やユタ[ju⸢ta](かんなぎ{EOS}口寄せする巫女{EOS}霊能者)に観てもらい、継ぐべき神職を決めてもらうこともあった。また本人が神がかり状態になって、神司職を継ぐべき御嶽の神意を告げることもあった。神懸り状態になることを、フ⸢ダマルン[ɸu⸢damaruŋ]という。
  • Example phrases
    • サ⸢カサー カンダー⸣リ シ⸢ティ⸣ ウ⸢ガ⸣モール プ⸢スン オー⸣リ フ⸢ダマリティ⸣ ナ⸢ロー⸣ル プ⸢スン オー⸣ルン
      [sḁ⸢kasaː kandaː⸣ri ʃi̥⸢ti⸣ ʔu⸢ga⸣moːru pu̥⸢suŋ ʔoː⸣ri ɸu⸢damariti⸣ na⸢roː⸣ru pu̥⸢suŋ ʔoː⸣ruŋ]
      (司は神懸りして拝まれる人もおられ、フダマリ<神懸り>して神託によって成られる人も居られる)
    • 1970年頃の司は、⸢ウイヌ⸣ウガン
      [ʔuinu⸣ʔugaŋ]
      (友利御嶽{EOS}加治工千代氏)
    • 、ピ⸢ナイ⸣ウガン
      [pi⸢nai⸣ʔugaŋ]
      (鬚川御嶽{EOS}花城イガ氏)
    • 、ニ⸢シ⸣ドーウガン
      [ni⸢ʃi⸣doːʔugaŋ]
      (西堂御嶽、米盛クヤ氏)
    • 、ア⸢ラ⸣カーウガン
      [ʔa⸢ra⸣kaːʔugaŋ]
      (新川御嶽、吉川信子氏)


    • あった)

シグン [ʃi⸢guŋ] (他動)

  • {Mn_1}継ぐ。つなぎ合わせる。繋ぐ。

シナイッツァースン [ʃi⸢naitʦaːsuŋ] (他動)

  • つなぎ散らす。縄をつなぎ散らす。継ぎ足しをする。つぎはぎする。たくさん継ぎをあてる。
  • Example phrases
    • ク⸢ヌ アン⸣マー シ⸢ナイッツァーサリティ⸣ ヤリ ⸢ベー
      [ku⸢nu ʔam⸣maː ʃi⸢naitʦaːsariti⸣ jari ⸢beː]
      (この網は継ぎ接ぎされて破れている)
    • ⸣シナー シ⸢ナイッツァースン
      [⸣ʃinaː ʃi⸢naitʦaːsu]
      (綱を継ぎ合わせる)
    • シ⸢ナイッツァーシティ⸣ ムティパリ
      [ʃi⸢naitʦaːʃiti⸣ mutipari]
      (継ぎ足して持って行け)
    • シ⸢ナイッツァース⸣ シナー  シゥ⸢カラーラヌ
      [ʃi⸢naitʦaːsu⸣ ʃinaː sï̥⸢kaːranu]
      (継ぎ足しにした綱は使えない)
    • シ⸢ナイッツァーシェー⸣ ミサムヌ
      [ʃi⸢naitʦaːʃeː⸣ misamunu]
      (継ぎ接ぎすればよいのに)
    • シ⸢ナイッツァーシ
      [ʃi⸢naitʦaːʃi]
      (継ぎ接ぎせよ)

スーヌフチ [⸢suːnu⸣ɸu̥ʧi] (名)

  • なぎさ(渚)。みぎわ(汀)。ピ⸢ザ⸣フチ[pi⸢ʣa⸣ɸu̥ʧi](渚{EOS}へた<端>「近江の海 邊多波人知~『万葉集 3027』」、「へた」『混効験集』の義)ともいう。
  • Example phrases
    • ヤ⸢ラ⸣ベー ⸢スーヌ⸣フチナール ⸣オンダー ⸢スー
      [ja⸢ra⸣beː ⸢suː⸣nu ⸣ɸu̥ʧinaːru ⸣ʔondaː ⸢suː]
      (子供は渚で海水浴はするものだ)
    • ⸢スーヌ⸣フチナール ヤ⸢ラ⸣ベー ⸣オンダー シ⸢ミル⸠ダー
      [⸢suːnu⸣ɸu̥ʧinaːru ja⸢ra⸣beː ⸣ʔondaː ʃi⸢miru⸠daː]
      (渚で子供達は泳がせる<海水浴させる>のだよ)

トゥリ [tu⸢ri] (名)

  • なぎ(凪)。無風状態。トゥ⸢ルン[tu⸢ruŋ](凪ぐ)の連用形から転成した名詞。
  • Example phrases
    • ア⸢サ⸣ドリ
      [ʔa⸢sa⸣duri]
      (朝凪)
    • ⸢ユー⸣ドゥリ
      [⸢juː⸣duri]
      (夕凪)
    • ⸢ウー⸣トゥリ
      [⸢ʔuː⸣turi]
      (大凪ぎ{EOS}べた凪ぎ)
    • ア⸢サ⸣ドゥリ ⸢ユー⸣ドゥリ ⸢スー⸣カー ニ⸢シェー⸣ パ⸢ヤー⸣ヌ ⸣イダフネー ⸣クイ パ⸢ラン⸣カー ナ⸢ラン⸣シェン
      [ʔa⸢sa⸣duri ⸢juː⸣duri ⸢suː⸣kaː ni⸢ʃeː⸣ pa⸢jaː⸣nu ⸣ʔidaɸuneː ⸣kui pa⸢raŋ⸣kaː na⸢raŋ⸣ʃeŋ]
      (朝凪、夕凪すると、鳩間から南へ渡り、西表から北へ帰る耕作のためのサバニ<イダフニ>は漕いで行かなければならなかった)

ナーッス [⸢naːs⸣su] (名)

  • {Mn_1}苗代。稲の苗床。稲の苗を育てあげるまでの田。「奈波之呂乃<ナハシロノ>小なぎが花を~。万、3576」の転訛したもの。⸢ナーッス⸣ダー[⸢naːssu⸣daː](苗代田)ともいう。
  • Example phrases
    • ⸢ナーッ⸣スナー ⸣サニ ウ⸢ラ⸣スン [⸢naːs⸣sunaː ⸣sani ʔu⸢ra⸣suŋ] (苗代に種を下ろす< uby{播種}{ハ|シュ}する>)。苗作りは次のようにして行われた。先ず籾を一昼夜水に浸けて取り出し、藁で作った俵に⸢ムージ⸣ヌ ⸢パー[⸢muːʤi⸣nu ⸢paː](里芋の葉)を敷き、それに種籾を入れて発芽させる。その間、俵の回りにはシ⸢ビナージナ[ʃi⸢binaːʤina]( uby{注連縄}{シ|メ|ナワ})を張り巡らしておく。種籾が順調に発芽するよう、祓い清めるためである。発芽した籾を苗代に運び播種する。その間にいろいろなタブーが行われた。それを⸢ソー⸣ジ[⸢soː⸣ʤi](精進)という。例{Mn_1}苗代に種籾を運ぶ間、⸣ッス ⸣マレー ナ⸢ラ⸣ヌ[⸣ssu ⸣mareː na⸢ra⸣nu](大便をしてはならない)。これは、播種した籾が固まるのを避けるためという。

パイザイ [⸢pai⸣ʣai] (名)

  • uby{蒲鉾}{カマ|ボコ}を作る際に、魚肉の擂り身に加える澱粉。つなぎ(繋ぎ)となる澱粉。適切に配分して加えるもの。「配剤」の義。
  • Example phrases
    • カ⸢マブクヌ パイザイ⸣ヤー ⸢ウンヌ⸣クジ ⸣タリ イ⸢リリ⸣バ
      [ka⸢mabukunu paiʣai⸣jaː ⸢ʔunnu⸣kuʤi ⸣tari ʔi⸢riri⸣ba]
      (蒲鉾の配剤には芋の葛粉<澱粉>を溶いて入れなさいよ)

ピーザ [⸢piːʣa] (名)

  • なぎさ(渚)。波打ちげわ。みぎわ。ピ⸢ザ[pi⸢ʣa](渚{EOS}へた{EOS}<老年層>)ともいう。へた(端)。⸢近江の海 邊多波<へたは>人知る~。万、3027」の転訛したものか。
  • Example phrases
    • ヤ⸢ラ⸣ベー ⸢ピーザ⸣ナール ⸣オンダー ⸢スー⸣ フカー ⸣パルカー ⸢ウッふィルン⸣ダー
      [ja⸢ra⸣beː ⸢piːʣa⸣naːru ⸣ʔondaː ⸢suː⸣ ɸu̥kaː ⸣parukaː ⸢ʔuffirun⸣daː]
      (子供は渚<水際>で泳ぐものだ{EOS}沖へ行くと溺れるぞ)

ピーザフチ [⸢piːʣa⸣ɸu̥ʧi] (名)

  • なぎさ(渚)。波打ちぎわ。みぎわ。「へた(端)・口」の転訛か。「近江の海邊多<ヘタ>は人知る~。万、3027」の転訛したもの。ピ⸢ザ⸣フチ[pi⸢ʣa⸣ɸu̥ʧi](渚)ともいう。
  • Example phrases
    • ヨー⸢ヨー⸣ ヤ⸢ラ⸣ベー ア⸢シナカラ⸣ヌ ス⸢ブシダーチヌ⸣ ピ⸢ザ⸣フチナーティン ⸢ウッふィルン⸣ダー
      [joː⸢joː⸣ ja⸢ra⸣beː ʔa⸢ʃinakara⸣nu su⸢buʃidaːʧinu⸣ pi⸢ʣa⸣fu̥ʧinaːtiŋ ⸢ʔuffirun⸣daː]
      (よく注意しろよ{EOS}子供は足半分の水深、膝のぐらいの深さの渚でも溺れるんだぞ)

Prosodic materials of the Southern Ryukyuan Yaeyama Miyara dialect

Results from the [関連データ]南琉球八重山語宮良方言の名詞アクセント資料 [Kanren dēta] Minami Ryūkyū Yaeyama-go Miyara hōgen No meishi akusento shiryō ([Relevant Data] Prosodic materials of the Southern Ryukyuan Yaeyama Miyara dialect), by Kenan Celik, Aso Reiko and Kohei Nakazawa, © CC BY-NC 3.0 DEED

Search languages: Yaeyama (Miyara) ↔ Japanese, with basic English search

イシャナギ [iʃanagi] F (名)

  • 石垣

ハナギー [hanagiː] L (名)

  • 花木

Japanese-Multilingual Dictionary (JMDict)

Results from the Japanese-Multilingual Electronic Dictionary project (JMdict), created by Jim Breen, © Electronic Dictionary Research and Development Group.

Search languages: Japanese ↔ English

なぎ和ぎ

(Noun)

  1. Calm (at sea); Lull

なぎちくはくナギ竹柏

(Noun)

  1. Nagi (species of conifer, Nageia nagi)
    Word usually written using kana alone

なぎ水葱菜葱

(Noun)

  1. Monochoria korsakowii (species of flowering plant)
    Archaism