(Noun) Big brother, older brother, young man
Define っち cchi Meaning ッチ
Displaying results for っち (cchi・っち・ッチ) – ryukyu
JLect: Japonic Languages and Dialects Database
Results from JLect’s Japonic Languages and Dialects Database, created by Zachary Read, © JLect.com.
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(Adverb) Here and there; from place to place; back and forth; all over; all around
A dictionary of the Ryukyuan language
Results from the 沖縄語辞典 データ集 Okinawago jiten dēta-shū (Okinawan Language Dictionary Data Collection), published by the National Institute for Japanese Language and Linguistics, © CC BY 4.0.
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アッチ acchi (?aQci) ⓪ 名
- 歩くこと。
- 旅行。
ウッチ ucchi (?uQci) ① 名
- [掟]廃藩前の村長。土着の平民がなる。
ハッチ hacchi (haQci) ⓪ 名
- 八卦。綱引きの場合のhatagasira[旗頭]に付けるCiziNduuruu[鼓燈籠]などに八卦を描いたものがある。
イッチー icchii (?iQCii) ① 名
- 一対。二つ相対して一組となるもの。
イッチン icchin (?iQciN) ⓪ 名
- 事件。一件。
イッチン icchin (?iQciN) ① 名
- 一斤。160匁。
イッチン icchin (?iQciN) ① 副
- 最も。一番。~mee.一番前。~'waQsaN.一番悪い。
ニッチ nicchi (niQci) ⓪ 名
- 日記。
バッチン bacchin (baQciN) ① 名
- [罰金]罰金。過料。kwasiN[科銭]ともいう。~kakirarijuN.罰金をかけられる。
ビッチン bicchin (biQciN) ⓪ 名
- [別珍]紙入れ。財布。
チャッチ chacchi (caQci) ⓪ 名
- [嫡系]嫡子。あととり。cakusiともいう。
フィッチー ficchii (hwiQcii) ⓪ 名
- 一日。また,一日中。終日。月の第一日はCiitaci。~ja kuutuguutu nukubaajuN.日一日と暖かくなる。
ジッチン jicchin (ZiQciN) ⓪ 名
- 頭巾。子供がかぶるもの。
カッチン kacchin (kaQciN) ⓪ 名
- 勝連。《地》参照。
ニッチー nicchii (niQcii) ⓪ 名
- 植物名。肉桂(にっけい)。
ウッチキ ucchiki (?uQCiki) ⓪ 名
- 点。しるしとして付ける小さい標識。~sjuN.点をうつ。
ウッチリ ucchiri (?uQciri) ① 名
- 見切り品。売れ残りの品。
ヤッチー yacchii ('jaQcii) ⓪ 名
- 兄。にいさん。士族についていう。貴族は'jacimee,平民は?ahwii。兄が三人いれば,上から順に?uhujaQcii, 'jaQcii, 'jaQciigwaaと呼び分ける。
クヮッチー kwacchii (kwaQcii) ⓪ 名
- ごちそう。「活計」に対応する語か。~sjabira.ごちそうになります。~sjabitaN.ごちそうさまでした。
マッチジ macchiji (maQCizi) ① 名
- 頂上。てっぺん。
A dictionary of the Ryukyuan language
Results from the 沖縄語辞典 データ集 Okinawago jiten dēta-shū (Okinawan Language Dictionary Data Collection), published by the National Institute for Japanese Language and Linguistics, © CC BY 4.0.
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つち 【槌】
Phrases
- ~の一種 kakijichi
つちくれ 【土くれ】
つちのえ 【戊】
つちのと 【己】
つちあそび 【土遊び】
つちふまず 【土踏まず】
あっち
Phrases
- ~でもこっちでも ʔippeekuppee
- ~の方 ʔagata,ʔamamuti
- ~を読んだりこっちを読んだり ʔamayumikumayumi
そっち
Phrases
- ~の方 ʔNmamutiuitu,suruttu
たっち (小児語)
Phrases
- ~たっち tacchaNtacchaN
マッチ
かなづち 【金づち】
きっちり
くろつち 【黒土】
さいづち 【才槌】
See also
ばっちり
Dictionary of the Practical Use of Okinawan
Results from the うちなーぐち活用辞典テキストデータベース Uchinaaguchi katsuyō jiten tekisuto dētabēsu (Dictionary of the Practical Use of Okinawan), by Shinsho Miyara, © CC BY-ND 3.0 DEED.
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っちゅ
- 人
- あぬ っちょー がくむのー ねーんしが、っちゅだしきさー やくとぅ っちゅに ゐーらっとーん。
(あの人は学問は納めてないが、人助けをするので人に信頼されている) - っちゅ くるさー、あな たーち ふり。
(他人を落とし入れるなら、自分の穴も用意すべし) - っちゅぬ くちんかい はしろー たてぃららん。
(人の口には戸は立てられない) - っちゅぬ たきや うまんちゅぬどぅ はかいる。
(人の値打ちは世の中の人に委ねられている)
Example phrases
っちゅ あし
- 人の往来
- みーさ かばさる うちぇー っちゅに あたらさ さりーしが、ふぃーぬ たちしんでー っちゅあしぬ とぅーぬちゅしが っちゅぬ なれー やん。
(初めのうちは人に大切にされるが、日が経つにつれ人の足が遠のくのが人の常だ)
Example phrases
っちゅ あとぅ
- 人に後れること
- なーめーめーぬ しーよーぬ あくとぅ、っちゅぬ あとぅ ないしぇー しわする むのー あらん。
(人それぞれ仕方があるので、人に後れることを悩むことはない)
Example phrases
っちゅ うじ
- 人見知り
- わらべー っちゅうじ さんぐとぅ っちゅぬ あちまい どぅくるんかい そーてぃ あっきわどぅ っちゅなりん すん。
(子どもは人見知りしないように人の集まるところに連れて行けば人慣れもする)
Example phrases
っちゅ うしぇー むにー
- 人をあなどるもの言い
- っちゅうしぇーむにー する っちょー っちゅ なてー をぅらんくとぅ、どぅーぬ ふすく みしーしとぅ ゐぬ むんどぅ やる。
(人をあなどるものの言い方をする人は一人前になってはいないので、自分の未熟さをみせるのと変わりない)
Example phrases
っちゅ うやめー
- 人を敬うこと
- うやー うや なち、しーじゃー しーじゃ なしわどぅ やしが、なまー っちゅうやめー する ちむぬ ねーん なてぃ ちょーん。
(親は親として、年上は年上としてしなくてはいけないのに、今は人を敬う心がなくなってきている) - っちゅうやめーや どぅーうやめー。
(人を敬愛することが自分を大切にすることにつながる)
Example phrases
っちゅ かじ
- 会う人ごとに
- あぬ どぅしぇー なまー ちゃー そーがやーんち っちゅかじ とぅーたしが、わからんたん。
(あの友は今はどうしているのかと会う人ごとに聞いたが、わからなかった)
Example phrases
っちゅ かしまさー
- 人間嫌い
- わかさる とぅちぇー あねー あらんたしが、 なまー ぬーが やら っちゅかしまさー なてぃ やっけー やっさー。
(若いときはそうでもなかったが、今はどうしたことか人間嫌いになって困ったな)
Example phrases
っちゅ がわいー むん
- 変わり者
- っちょー やなーや あらんしが、いふぇー っちゅがわいむん やー。
(人は悪くないが、ちょっと変わり者だね)
Example phrases
っちゅ ぐとぅ
- 人との交際
- どぅーぬ めーびかー あらん、っちゅぐとぅん あくとぅ、じんぬ ふしがらん。
(自分のことばかりではなくて、交際もあるので、出費が大変)
Example phrases
っちゅ だき
- 人の丈
- やしみに きらまをぅてぃ っちゅだき そーる いゆ ちっちちゃん。
(休みに慶良間で人の丈ほどの魚を釣って来た)
Example phrases
っちゅ だまさー
- 人をだます者、詐欺師
- っちゅんかい だまさりーる っちゅん をぅくとぅ っちゅだまさーん っんぢてぃちゅーしが、「ゆくしぇー ぬすどぅぬ はじまい」やくとぅ っちゅだまさーん ぬすどぅとぅ ゐぬむんどぅ やる。
(だまされる人もいるので詐欺師も出て来るが、「嘘つきは泥棒の始まり」なので、詐欺師も泥棒も同類だ)
Example phrases
っちゅ にんぢん
- 人間
- ちぬー、をぅってぃーどぅ いちゃてぃ はなしん そーるむんぬ、あったに かんなてぃ なー? っちゅにんぢんぬ ぬちぇー いらりーるむのー あらんさ やー。
(ほんの昨日一昨日に会って話もしているのに、急にそうなってねえ。人間の命は言えるものではないね)
Example phrases
っちゅぬ かーたー
- 最低な人間
- 「あれー っちゅぬかーたーどぅ やん どー」んでぃ いらりれーからー、なー しまい やさ。
(「あれは最低の人間だ」と言われたら、もうおしまいだよ)
Example phrases
っちゅ はだ
- 人肌
- さけー っちゅはだ あたいぬ ぬくさる さきぬどぅ まーさる。
(酒は人肌ぐらいの温さの酒がおいしい)
Example phrases
っちゅ ばっぺー
- 人違い
- どぅーぬ どぅしんち うむてぃ なー ゆだしが、とぅんけーたくとぅ っちゅばっぺー やたん。
(自分の友人だと思って名前を呼んだが、振り向いたら人違いだった)
Example phrases
っちゅ ふるばさー
- 借金を踏み倒す者
- っちゅふるばさーんかい しー とーさってぃ ふぃんぎらったん。
(「っちゅふるばさー」に借金を踏み倒されて逃げられた)
Example phrases
*(参考)「しー とーさー」とも言う
っちゅ びれー
- 人付き合い
- むぬ くぃー じょーじぇー、っちゅびれー じょーじ。
(物をくれるのが上手な人は人付き合いも上手) - っちゅびれー やか むちかさる むのー あらん。
(人付き合いより難しいものはない)
Example phrases
っちゅ まさい
- 人に勝ること
- たーんかい やてぃん っちゅまさい そーる とぅくまぬ かんなじ あん。
(誰にでも人に勝っているところは必ずある)
Example phrases
っちゅ まま
- 人の言いなり
- わらびぬ うちぇー あねー あらんしが、うふっちゅ ないねー っちゅままに なてー ならん。
(子どものときはそうではないが、大人になったら人の言いなりになってはならない)
Example phrases
Audio Database of Hatoma Lexicon
Results from the 鳩間方言 音声語彙データベース Hatoma hōgen onsei goi dētabēsu (The Audio Database of Hatoma Lexicon), by Shinichi Kajiku and Natsuko Nakagawa, © CC BY-SA 3.0 DEED
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アギザミヨー [⸣ʔagiʣamijoː] (感)
- {Mn_2}ああああ(嗚呼嗚呼)。何だこれぽっち。なにくそ(何糞)!⸣アギザミヨー ウ⸢ヌ⸣ ア⸢タ⸣ルンツァン カ⸢タマラヌー[⸣ʔagiʣamijoː ʔu⸢nu⸣ ʔa⸢ta⸣runʦaŋ kḁ⸢tamaranuː](何だこれぽっち、それぐらいさえも担げないのか)
アマークマー [ʔa⸢maː⸣kumaː] (代)
- あちらこちら。あっちこっち。「あ(彼)・ま(間)・こ(此)・ま(間)」の転訛したもの。
- ⸢ドン⸣ゴー カ⸢タジキラ⸣ムティ ア⸢マー⸣クマーナ ⸢ポーリ⸣シケー
[⸢doŋ⸣goː kḁ⸢taʤikira⸣muti ʔa⸢maː⸣kumaːna ⸢poːri⸣ ʃi̥keː]
(道具を片付けないであちらこちらに散らかしてある)
Example phrases
ウビッチン [ʔu⸢bit⸣ʧiŋ] (副)
- それぽっち。たったそれだけ。その程度。数量や程度が極めて少量である。
- ウ⸢ビッ⸣チン カー⸢ニ⸣ティン ⸢イー⸣ヌ ッ⸢ふァーサリラー<ワー>
[ʔu⸢bit⸣ʧiŋ kaː⸢ni⸣tiŋ ⸢ʔiː⸣nu f⸢faːsariraː]
(たったこれぽっちだけとても飯が食べさせられようか) - ウ⸢ビッ⸣チンブカラ バキ ッ⸢ふィーララヌー
[ʔu⸢bit⸣ʧimbukara ⸣baki f⸢fiːraranuː]
(それぽっちばかり分けて貰えないだろうか) - ⸢マイヤー⸣ ウ⸢ビッチン⸣ドゥ ヌ⸢カ⸣レー
[⸢maijaː⸣ ʔu⸢bitʧin⸣du nu⸢ka⸣reː]
(お米はこれ<それ>っぽちしか残っていない<これっぽちが残っている>) - ウ⸢ビッチン⸣ヌ ⸣ジンシェー ノー⸢ン カーラヌ
[ʔu⸢bitʧin⸣nu ⸣ʤiŋʃeː noː⸢ŋ kaːranu]
(それ<これ>っぽちのお金では何も買えない) - ウ⸢ビッチン⸣ヌ ⸣クトゥシ ⸢アウ⸣ナ
[ʔu⸢bitʧin⸣nu ⸣ku̥tuʃi ⸢ʔau⸣na]
(それ<これ>ぽっちの事で喧嘩するな) - ウ⸢ビッチン⸣ヌ ⸣クトゥシ ⸢アウ⸣タツォー
[ʔu⸢bitʧin⸣nu ⸣ku̥tuʃi ⸢ʔau⸣taʦoː]
(それぽっちのことで喧嘩したそうだ) - ウ⸢ビッチン⸣マーンツァン ⸣バキ ッ⸢ふィーラヌ
[ʔu⸢bitʧim⸣maːnʦam ⸣baki f⸢fiːranu]
(それぽっちすらも分けてくれない) - ウ⸢ビッチン⸣ナー ⸣バキ ッ⸢ふォーッ⸣タ
[ʔu⸢bitʧin⸣naː ⸣baki f⸢foːt⸣ta]
(これぽっちずつ<ほんの少しずつ>分けてくださった) - ウ⸢ビッチン⸣ヌ ⸣ジンシ ⸢ヌー⸣ヌ ⸢カーリワ
[ʔu⸢bitʧin⸣nu ⸣ʤiŋʃi ⸢nuː⸣nu ⸢kaːriwa]
(それぽっちのお金で何が買えるか) - ウ⸢ビッチン⸣ドゥ ⸢イー⸣ヤ ッ⸢ふー
[ʔu⸢bitʧin⸣du ⸢ʔiː⸣ja f⸢fuː]
(それぽっちしかご飯は食べないのか<それぽっちぞ飯は食うのか>)
シン⸢トゥ⸣ ウ⸢ビッ⸣チン カー⸢ニドゥ(ル)- ⸣ ヌ⸢カ⸣レー
[ʃin⸢tu⸣ ʔu⸢bi⸣tʧiŋ kaː
ヌ⸢カ⸣レー [ʃin⸢tu⸣ ʔu⸢bi⸣tʧiŋ kaː⸢nidu(ru)
⸣ nu⸢ka⸣reː]
(たったそれだけしか残ってない<たったそれだけぞ残っている>)
Example phrases
クビッチン [ku⸢bit⸣ʧiŋ] (名)
- これぼっち。
- ⸢バン⸣マー ク⸢ビッ⸣チン カー⸢ニル⸣ バキ ッ⸢ふィーッタ
[⸢bam⸣maː ku⸢bit⸣ʧiŋ kaː⸢niru⸣ baki f⸢fiːtta]
(私にはこれぼっちだけしか分けてくれなかった<これぼっちだけぞ分けてくれた>) - ク⸢ビッチン⸣ヌ ⸣クトゥシ ⸢アウター
[ku⸢bitʧin⸣nu ⸣ku̥tuʃi ⸢ʔautaː]
(これぼっちのことで喧嘩したのか) - ⸣バー ⸣ムネー ク⸢ビッチン⸣マーンツァン シゥ⸢カヌ
[⸣baː ⸣muneː ku⸢bitʧim⸣maːnʦan si̥⸢kanu]
(私の言うこと<言葉>はこれぼっちも聞かない)
Example phrases
ダーチダーチ [daː⸢ʧidaːʧi] (名)
- 幼児語。立っち。立っち立っち。あんよあんよ。
- ⸢ハ⸣イ ダー⸢チダーチ シー⸠ミー
[⸢ha⸣i daː⸢ʧidaːʧi ʃiː⸠miː]
(はい、立っち立っち<あんよあんよ>、してごらん)
Example phrases
アガピッチン [ʔa⸢gapitʧiŋ] (名)
- {PoS_1}たった一つ。
アガピッチン [ʔa⸢gapitʧiŋ] (副)
- {PoS_2}ちっとも。少しも。全く。文末の打ち消し表現と呼応して陳述副詞として用いられる。
- ユ⸢ビ⸣ヌ ⸣クトー ⸣ビーティ ア⸢ガピッチン⸣ ウブイ ブ⸢ラーヌ
[ju⸢bi⸣nu ⸣ku̥toː ⸣biːti ʔa⸢gapitʧiŋ⸣ ʔubui bu⸢raːnu]
(昨夜のことは、酔っ払っていて、少しも覚えていない)
Example phrases
アゴッチェーマ [ʔa⸢gotʧeː⸣ma] (名)
- (動)トンボ。古語「あきつ」に親愛の情を表す指小辞(diminutive)-マ[-ma]がついて転訛したもの。
- カ⸢ジフキヌ⸣ アトー ア⸢ゴッチェーマ⸣ヌ ⸢アーリ キー⸣シタンドゥ マ⸢ナ⸣マー ミ⸢ララン⸣バン
[ka⸢ʤiɸu̥kinu⸣ ʔatoː ʔa⸢gotʧeːma⸣nu ⸢ʔaːri kiː⸣ʃi̥tandu ma⸢na⸣maː mi⸢raram⸣baŋ]
(暴風の後にはトンボが湧いて出てきたが今は見られないわい)
Example phrases
イチッチ [ʔi⸢ʧit⸣ʧi] (名)
- (数)五つ。五歳。
- ッ⸢ふァヌ⸣ トゥシェー ク⸢トゥシ⸣ イ⸢チッ⸣チ ⸣ナルン
[f⸢fanu⸣ tuʃeː ku̥⸢tuʃi⸣ ʔi⸢ʧit⸣ʧi ⸣naruŋ]
(子供の年齢<とし>は今年五歳になる) - シ⸢ントゥ⸣ イ⸢チッチ⸣ル ヌ⸢カ⸣レー
[ʃin⸢tu⸣ ʔi⸢ʧitʧi⸣ru nu⸢ka⸣reː]
(たった五つしか残ってない<五つぞ残っている>)
Example phrases
イチッチン [ʔi⸢ʧit⸣ʧiŋ] (名)
- (数)五つ。五個。イ⸢チッ⸣ク[ʔi⸢ʧik⸣ku](五個)ともいう。
- フ⸢ナ⸣ブ イ⸢チッ⸣チン ⸣ブリキー⸢ミー
[ɸu⸢na⸣bu ʔi⸢ʧit⸣ʧim ⸣burikiː⸢miː]
(蜜柑<九年母>を五個捥いで<折って>きてごらん)
Example phrases
イッチー [⸢ʔitʧiː] (名)
- (数)。一対。二個で一組となるものを数える語。
- ⸢カン⸣ビン ⸢イッチー
[⸢kam⸣biŋ ⸢ʔitʧiː]
(燗壜一対) - ⸣クビン ⸢イッチー
[⸣kubiŋ ⸢ʔitʧiː]
(瓶一対) - サ⸢カシキ イッチー
[sḁ⸢kaʃi̥ki ʔitʧiː]
(杯一対) - ⸢ニンガイ⸣ヌ ⸣グシパナー ⸢カン⸣ビン ⸢イッチー⸣ナ サ⸢カシキ イッチートゥ⸣ イ⸢チンゴー⸣パナ ウ⸢ビ⸣ル ス⸢コール
[⸢niŋgai⸣nu ⸣guʃipanaː ⸢kam⸣biŋ ⸢ʔitʧiː⸣na sḁ⸢kaʃiki ʔitʧiːtu⸣ ʔi⸢ʧiŋgoː⸣pana ʔu⸢bi⸣ru su̥⸢koːru]
(祈願用供物の神酒や花米は、燗壜一対の神酒に杯一対と一合花米、これだけを<ぞ>準備なさる)
Example phrases
イッチョー [⸢ʔit⸣ʧoː] (名)
- (動)魚の名。和名、ホホジロザメ(体長約9メートルに達するものもいるという)。人食い鮫として恐れられている。
- ⸢イッチョー⸣ヤ プ⸢スッふァイサバ⸣ティ ア⸢ザリ ブタ
[⸢ʔitʧoː⸣ja pu̥⸢suffaisaba⸣ti ʔa⸢ʣari buta]
(ホホジロザメは人食い鮫と言われていた)
Example phrases
イッチョーラ [⸢ʔitʧoː⸣ra] (名)
- 一張羅。標準語からの借用語。一枚しかない大事な着物。
- ⸢キュー⸣ヤ ⸣マーッふァヌ ⸣ニービキヨイ ヤ⸢リバ イッチョー⸣ラ ン⸢ザ⸣シ キ⸢シ⸣ パ⸢ラリ⸣ル
[⸢kjuː⸣ja ⸣maːffanu ⸣niːbikijoi ja⸢riba ʔitʧoː⸣ra ʔn⸢ʣa⸣ʃi ki̥⸢ʃi⸣ pa⸢rari⸣ru]
(今日は孫の結婚祝いだから、一枚しかない一張羅を出して着て行こう<行かれる>と思う)
Example phrases
イッチン [ʔit⸢ʧiŋ] (副)
- いつも。常に。如何なる時も。イ⸢チン[ʔi⸢ʧiŋ](いつも{EOS}常に)の強調表現。
- ⸣バー ⸣クーピンマー ⸢ワー⸣ イッ⸢チン ヤー⸣ナ ブ⸢ラーンワー⸢ヌー
[⸣baː ⸣kuː ⸣pimmaː ⸢waː⸣ ʔit⸢ʧiŋ jaː⸣na bu⸢raːŋwaː⸢nuː]
(私が来る時は、君はいつも家にいないではないか)
Example phrases
イッチン [ʔit⸢ʧiŋ] (副)
- 一番。最も。
- イッ⸢チン⸣ パ⸢ジメー タール⸣ パ⸢ル⸣ワ
[ʔit⸢ʧim⸣ pa⸢ʤimeː taːru⸣ pa⸢ru⸣wa]
(一番最初に誰が行くか) - ワ⸢ター⸣ シ⸢リ⸣ナー ⸢ターンドゥ⸣ イッ⸢チン⸣ タ⸢カー⸣ワ
[wa⸢taː⸣ ʃi⸢ri⸣naː ⸢taːndu⸣ ʔit⸢ʧin tḁ⸢kaː⸣wa]
(君達の仲間<同輩、連れ>の内で誰が<ぞ>一番高いか)
⸢タール⸣ イッ⸢チン カイ⸣ヤワ(ア⸢バ⸣レーワ)-
[⸢taːru⸣ ʔit⸢ʧiŋ kai⸣jawa(ʔa⸢ba⸣reːwa<美しい{EOS}あはれ>)
]
(誰が一番美しいか{EOS}<老年層の言葉>か)
Example phrases
ウビッチンツァン [ʔu⸢bit⸣ʧinʦaŋ] (連)
- これっぽちすらも。これっぽちさえも。副助詞⸣ツァン[ʦaŋ](すら{EOS}さえ)は下に打ち消しの助動詞を導き、それと呼応して打消し強調の意味を表す。
- ⸢ジン⸣マー ク⸢ビッ⸣チンツァン ⸢ナーヌー
[⸢ʤim⸣maː ku⸢bit⸣ʧinʦan ⸢naːnuː]
(お金はこれぽっちすらも無いのか)
Example phrases
カブッチ [ka⸢butʧi] (名)
- (植)カボチャ(南瓜)。苗床に苗をおろして育苗し、シ⸢ブル[ʃi⸢buru](冬瓜)と同じように、本圃へ移植する。花が咲くとオシベの花粉をメシベにつけて受粉させた。実は、普通直径約30センチの球形になった。収穫した果実は、⸢トー⸣ラ[⸢toː⸣ra](炊事小屋)、または母屋の裏座やユ⸢クンツァ⸣メー[ju⸢kunʦa⸣meː](床下)などに、藁で作った⸣シケー[⸣ʃi̥keː](ゆりわ<揺輪>)を置き、その上に置いてタ⸢ブータン⸣ダー[ta⸢buːtan⸣daː](保存したよ)。
- パ⸢トゥ⸣マナー カ⸢ブッチェー⸣ イッ⸢ケナ⸣ ナ⸢ル⸣タン
[pḁ⸢tu⸣manaː ka⸢butʧeː⸣ ʔik⸢kena⸣ na⸢ru⸣taŋ]
(鳩間島ではカボチャは非常に良く稔った) - カ⸢ブッチェー⸣ ユ⸢コー⸣ナーン ユ⸢クンツァ⸣メナーン ⸣シケー シ⸢カシ⸣ ビ⸢シティル⸣ タ⸢ブイヨーッ⸣タ
[ka⸢butʧeː⸣ ju⸢koː⸣naːɲ ju⸢kunʦa⸣meːnaːŋ ⸣ʃi̥keː ʃi̥⸢kaʃi⸣ bi⸢ʃitiru⸣ ta⸢buijoːt⸣ta]
(カボチャは裏座にも床下にもゆりわ<揺輪>を敷いて、その上に据えておいて保存された)
Example phrases
クッチルン [⸢kutʧiruŋ] (自動)
- 崩壊する。ばらばらに崩れる。⸣クツンとも言う。
- ⸢ネーサバン クッチラヌ
[⸢neːsabaŋ kutʧiranu]
(煮ても煮崩れしない<崩れない>) - ⸢ネーシター クッチナー⸣ヌ
[⸢neːʃitaː kutʧinaː⸣nu]
(煮たら崩れてしまった) - ⸢ネース⸣カー ⸢クッチルン
[⸢neːsu⸣kaː ⸢kutʧiruŋ]
(煮たら荷崩れする<崩れる>) - ⸢クッチル⸣ バソー
[⸢kutʧiru⸣ basoː]
(崩れる時は) - ⸢クッチレー⸣ ミサムヌ
[⸢kutʧireː⸣ misamunu]
(崩れたらいいのに) - ⸢パー⸣ク ⸢クッチリ
[⸢paː⸣ku ⸢kutʧiri]
(早く崩れろ)
Example phrases
クヌッチ [ku⸢nut⸣ʧi] (名)
- 九つ。九歳。ク⸢クヌ⸣チ[ku̥⸢kunu⸣ʧi](九つ)の縮約形。
- サ⸢クシ⸣ヌ マ⸢リティ⸣ ク⸢ヌッ⸣チ ⸣ナルンケン ⸢ウシトゥ⸣ッふァー マ⸢ランシェン
[sḁ⸢kuʃi⸣nu ma⸢riti⸣ ku⸢nut⸣ʧi ⸣naruŋkeŋ ⸢ʔuʃitu⸣ffaː ma⸢raŋʃeŋ]
(長男が生まれて九つになるまで、弟<下の子>は生まれなかった)
Example phrases
グマリクッチ [gu⸢marikutʧi] (名)
- こさい(小才)。ちょっとしたずるい知恵。対義語は、ヤ⸢ナリクッチ[ja⸢narikutʧi](悪知恵{EOS}奸知)。
- ⸢ウンザー⸣ グ⸢マリクッチヌ⸣ アンダー ウ⸢リン カシカーサリ⸣ナ⸢ダー
[⸢ʔunʣaː⸣ gu⸢marikutʧinu⸣ ʔandaː ʔu⸢riŋ kaʃikaːsari⸣na⸢daː]
(あいつは小才のきく人だから、あいつに騙されるなよ)
Example phrases
Prosodic materials of the Southern Ryukyuan Yaeyama Miyara dialect
Results from the [関連データ]南琉球八重山語宮良方言の名詞アクセント資料 [Kanren dēta] Minami Ryūkyū Yaeyama-go Miyara hōgen No meishi akusento shiryō ([Relevant Data] Prosodic materials of the Southern Ryukyuan Yaeyama Miyara dialect), by Kenan Celik, Aso Reiko and Kohei Nakazawa, © CC BY-NC 3.0 DEED
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カマ [kama] F (名)
- あそこ。あっち。向こう
アッチャ [attʃa] L (名)
- 父
Japanese-Multilingual Dictionary (JMDict)
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っち
(Suffix)
- Pluralizing suffix
— Colloquialism