(Adverb) Really; a lot
Define っか kka Meaning ッカ
Displaying results for っか (kka・っか・ッカ) – ryukyu
JLect: Japonic Languages and Dialects Database
Results from JLect’s Japonic Languages and Dialects Database, created by Zachary Read, © JLect.com.
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A dictionary of the Ryukyuan language
Results from the 沖縄語辞典 データ集 Okinawago jiten dēta-shū (Okinawan Language Dictionary Data Collection), published by the National Institute for Japanese Language and Linguistics, © CC BY 4.0.
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イッカ ikka (?iQka) ① 名
- 何日。月の第何日かを聞く時にいう。日数を聞くにはnaNniciという。
ウッカ ukka (?uQka) ⓪ 名
- 負債。借金。sii(債)ともいう。~kaNzuN.負債を負う。
アッカー akkaa (?aQkaa) ① 感
- 痛い時に発する語。あいた。
ファッカ fakka (hwaQka) ⓪ 名
- 薄荷。haQkaともいう。
グッカ gukka (guQka) ① 名
- guQkaNと同じ。
ハッカ hakka (haQka) ⓪ 名
- hwaQkaと同じ。
ミッカ mikka (miQka) ① 名
- 三日。みっか。
ニッカ nikka (niQka) ① 副
- 遅く。時間についていう。速度にはniiku,niNkuという。~najuN.遅くなる。
ウッカー ukkaa (?uQkaa) ① 名
- うっかり者。そこつ者。
ユッカ yukka ('juQka) ① 名
- よっか。月の第四の日。また,一日の四倍。
ディッカー dikkaa (diQkaa) ⓪ 感
- さあ。では。いざ。誘いかける時発する語。'uuhuu,'oohoo,'iihiiなどともいう。それらの項参照。~sai ?icabira.さあまいりましょう。~?ika.さあ行こう。
グッカン gukkan (guQkaN) ① 名
- 酷寒。極寒。ひどい寒さ。guQkaともいう。
リッカー rikkaa (riQkaa) ⓪ 名
- 立夏。二十四節の一つ。
ハッカク hakkaku (haQkaku) ①、⓪ 名
- 八角。
ルッカク rukkaku (ruQkaku) ⓪ 名
- 六角。
シッカン shikkan (siQkaN) ⓪ 名
- 折檻。子女のしつけとして,体罰を加えること。
マッカーラ makkaara (maQkaara) ① 副
- 真赤(に)。~sjooru hana.真赤な花。Ciranu~nati.顔が真赤になって。
シッカク shikkaku (siQkaku) ⓪、① 名
- 四角。sikakuともいう。
- 長さの単位。布の約一尺の長さをいう。物差しを用いない時代の計り方。
ジュームッカー juumukkaa (ZuumuQkaa) ⓪ 名
- ZuumuQkooと同じ。
マッカーラー makkaaraa (maQkaaraa) ⓪ 名
- 真赤なもの。
A dictionary of the Ryukyuan language
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つか 【塚】
See also
つかう 【使う】
- chikayuN (≈ chikaiN)
つかみ 【摑み】
つかむ
- chikanuN
- kachimiyuN (≈ kachimiiN)
- kacchikanuN
See also
つかる 【漬かる】
- chikayuN (≈ chikaiN)
See also
つかれ 【疲れ】
つかえる 【仕える】
つかえる 【支える】
- chikeeyuN (≈ chikeeiN)
つかれる 【疲れる】
- chikariyuN (≈ chikariiN)
- kutaNdiyuN (≈ kutaNdiiN)
- wutayuN (≈ wutaiN)
Phrases
- 疲れた目付き miikeeraa
- 疲れ果てること shiikutaNdi
つかわす 【遣わす】
- chikayuN (≈ chikaiN)
つかいかた 【使い方】
つかいこむ 【使い込む】
See also
つかいべり 【使い減り】
つかいみち 【使い道】
つかまえる 【摑まえる】
- kachimiyuN (≈ kachimiiN)
つかみあい
つかいこなす 【使いこなす】
- ʔachikayuN (≈ ʔachikaiN)
いつか 【五日】
Dictionary of the Practical Use of Okinawan
Results from the うちなーぐち活用辞典テキストデータベース Uchinaaguchi katsuyō jiten tekisuto dētabēsu (Dictionary of the Practical Use of Okinawan), by Shinsho Miyara, © CC BY-ND 3.0 DEED.
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うっか
- 負債
- うっか かんてぃ までー、みーぐるま こーたい、みーやー ちゅくたえー しーぶしこー ねーらん。
(負債を抱え込んでまでは、新車を買ったり、新築をしたりはしたくはない)
Example phrases
*(参照)しー(負債)
うっか ばれー
- 負債払い
- なげー むっちょーたる うっかばれー うわてぃ うみなーく なたん。
(長いこと抱え込んでいた負債払い終わってほっとしている)
Example phrases
じゅー むっかー、じゅー むっこー
- しっぽがない姿
- やーるーや どぅー まむいる たみに じゅー ちっち ふぃんぎーくとぅ、じゅーむっかー なとーん。
(ヤモリは自分を護るためにしっぽを切って逃げるので、しっぽがない姿になっている)
Example phrases
とぅっ かかいん (〜かかたん、〜かからん、〜かかてぃ)
- つっかかる
- まーぬ たーが やら わからんしが、うぃっちゃーんかい とぅっかからってぃ、ぬー なとーがんでぃ うむたん。
(何処の誰だか知らないが、酔っぱらいにつっかかられて、どうなっているのかと思った)
Example phrases
とぅっ かちみーん (〜かちみたん、〜かちみらん、〜かちみてぃ)
- 捕まえる
- みち あっちょーたる わかうぃなぐが しらん っちゅんかい とぅっかちみらってぃ かばん とぅらったんでぃ。
(道をあるいていた若い女性が知らない人につかまえられてカバンを取られたんだって)
Example phrases
ふぃっ かかい むっかかい すん (〜さん、〜さん、〜っし)
- ひっかかる
- なまぬ とぅくろー ふぃっかかい、むっかかいぬ ねーんくとぅ さーらない っんぢょーいびーん。
(今のところはひっかることもなく、順調に行っている)
Example phrases
ふぃっ かたんちゅん (ふぃっかたんちゃん、ふぃっかたんかん、ふぃっかたんち)
- 熱中する
- だいがく あがてぃから なまー をぅどぅいんかい ふぃっかたんちょーん。
(大学を卒業してから今は踊りに熱中している)
Example phrases
まっかーら
- 真っ赤
- うちなーぬ はながしらー まっかーらっし さちょーる でぃーぐ やん。
(沖縄の花の筆頭は真っ赤に咲いているデイゴだ)
Example phrases
ゆっかぬ ふぃー
- 旧暦5月4日
*(参照)ハーリー
にっか
- 遅く
- いちゅなさたくとぅ いれーふぃじぬ にっか なとーん。
(忙しかったので返事が遅れている) - なー にっか なとーくとぅ けーら やー。
(もう遅いので帰るね)
Example phrases
あっちゅん (あっちゃん、あっかん、あっち)
- 動きまわる、動く、歩く
- とぅちーぬ やんでぃてぃ あっかん なとーん。
(時計が壊れて動かなくなっている) - うみ あっちゃー
(漁師) - 、はる あっちゃー
(耕作人) - なまー まー あっちょーが?
(今は仕事は何をしているの) - あっちんしぇーみ?
(お元気でいらっしゃいますか) - やー かちほーらーっし/かちほーてぃ あしでぃ あっちょーん。
(家を放ったらかして遊びまわっている) - わー やなぐち いち あっちゅる ぐとーん。
(私の悪口を言いふらしてるようだ) - あっからん あっちっし
(嫌々ながら歩いて) - あっちゅみ?
(元気か)
Example phrases
いーけーりーん (いーけーりたん、いーけーりらん、いーけーりてぃ)
- 中味がすっかりこぼれる
- くーてんぬ くとぅしぇー いーけーりらん とぅっくいぐゎー ちゅくたん。
(ちょっとしたことではこぼれない徳利を作った) - さき/みじ いーけーらすん。
(酒/水をこぼす) - なーんかい うちぇーたる はーちぬ うふかじさーに いーけーりてぃ んーちゃん さにん ねーん なとーたん。
(庭に置いてあった鉢が台風ですっかりこぼれて土も種もなくなっていた)
Example phrases
いーけーらすん (いーけーらちゃん、いーけーさん、いーけーらち)
- 中味をすっかりこぼす
- ちーさーに くでぃ いってーる いりむのー なー いふぇー ふぃるさる とぅくまんかい うちきらんねー いーけーらすん どー。
(つるべで汲んで入れてある容れ物はもう少し広いところに置かないとすっかりこぼしてしまうよ) - かたはらんかい なさんねー きっちゃきっし むる いーけーらすん どー。
(側に寄せないとつまずいてこぼしてしまうよ) - ちゅーかーや うちんかい なさんねー むる いーけーらすん どー。
(やかんは内側に寄せないとみんなこぼしてしまうよ)
Example phrases
うーちるがいん (うーちるがたん、うーちるがらん、うーちるがてぃ)
- すっかり浸透する、すっかり連なる
- プキットゥんかい いっとーたる ぺんぬ インクぬ うーちるがてぃ じゃーふぇー なたん。
(ポケットに入れていたペンのインクが浸透して困ってしまった)
Example phrases
うーまくー、うーまく
- 腕白、しっかり者
- わらびぬ うーまくーんでぃ いーしぇー いぢりむち やてぃ わらびらーさー あしが、ゆー むんならーし さねーならん。
(子どもの腕白は元気者で子どもらしさはあるが、よくしつけないといけない) - あれー ちゃー むぬいー いきらさー あしが、うーまく やてぃ ぬーんくぃーん ないん。
(あの人は言葉数は少ないが、しっかり者で何でもできる)
Example phrases
*(参考)ちかんぬー(人の言うことを聞かない者)
うかっとぅー
- うっかり者
- っちゅとぅぬ やくすくぐとぅ ちゃー わしたん、わしたんっし えーてぃからぬ でんわぬ ちゃんでぃ いちゃくとぅどぅ わかたんでぃ。あれー はてぃうかっとぅー どー。
(人との約束事をいつも忘れた、忘れたとして相手からの電話が来たと言ったのでわかったって。あの人はひどいうっかり者だよ)
Example phrases
うじーちーん (うじーちたん、うじーちらん、うじーちてぃ)
- すっかり怖じ気ずく
- やま あっちょーる ばすに みーぬ めーんかい あったに くまぬ っんぢてぃちゃくとぅ、うじーちてぃ なー うちくゎーってぃ しぬさやーんでぃ うむたん。
(山中を歩いているときに目の前に急に熊サが出て来たので、すっかり怖じ気ずいてもう喰われて死ぬんだと思った)
Example phrases
うじゅみ
- はずみ、きっかけ
- はじめー たいっし しんじんとぅ はなし そーたしが、むんどーふぃんどー なてぃ、あとぅぬ うじゅめー てぃーねーい ふぃさねーいぬ おーえー なたん。
(はじめは二人で静かに話をしていたが、口論になって、最後には手出し足蹴りのけんかになった)
Example phrases
うち〜
- すっかり、まるごと(強調)
- をぅたとーたくとぅ、もーふ うちかんてぃ にんたん。
(疲れていたので、毛布をまるごと掛けて寝た) - あちこーこー とーふ うちくゎやーに ぬーでぃー やちゃん。
(熱々の豆腐をまるごと口に入れて喉を焼いた) - しまん むらん っちゅん むる うちかわてぃ いちゅしが、っちゅぬ くくるまでー かわてー ならん。
(地域も村も人もみんなすっかり変わっていくが、人の心までは変わってはならない) - むる うちはばちゃん。
(全部すっかりさばいた、たいらげた) - わかうぃなぐんかい うちふりとーん。
(若い娘にすっかり惚れでいる) - しくちん うちなすん。
(仕事もすっかり終える)
Example phrases
うふ そー むん
- そそっかしい者
- さいふん むたんぐとぅ こーいむん しーが いちゅる うふそーむん やん。
(財布も持たないで買い物をしに行くおっちょこちょいだ)
Example phrases
Audio Database of Hatoma Lexicon
Results from the 鳩間方言 音声語彙データベース Hatoma hōgen onsei goi dētabēsu (The Audio Database of Hatoma Lexicon), by Shinichi Kajiku and Natsuko Nakagawa, © CC BY-SA 3.0 DEED
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アバフチ [ʔa⸢ba⸣ɸu̥ʧi] (名)
- おべっか。ごますり。へつらい。お喋り。「油口」の義。
- ⸢ヌー⸣ヌ シ⸢ジ⸣ル ヤ⸢ル⸣ユー ナー⸢イ⸣ ア⸢バ⸣フチ ⸣ナリ プ⸢スバ⸣ フミ⸢ベー
[⸢nuː⸣nu ʃi⸢ʤi⸣ru ja⸢ru⸣juː naː⸢i⸣ ʔa⸢ba⸣ɸu̥ʧinari pu̥⸢suba⸣ ɸumi⸢beː]
(どういう積もりなのか、低劣でお喋りな胡麻すりになって、ただ人を褒めている)
Example phrases
アザッカイパラッカイ [ʔa⸢ʣakkaiparak⸣kai] (副)
- いりみだれるさま。混雑するさま。雑踏するさま。
- ⸢プール⸣ヌ シ⸢ナピキ⸣ヌ ピンマー ア⸢ザッカイパラッ⸣カイ ⸢スン⸣ケン プ⸢スヌ⸣ ンジキー ア⸢ラカラン⸣セン
[⸢puːru⸣nu ʃi⸢napiki⸣nu pimmmaː ʔa⸢ʣakkaiparak⸣kai ⸢suŋ⸣kem pu̥⸢sunu⸣ ʔnʤikiː ʔa⸢rakaraŋ⸣ʃeŋ]
(豊年祭の綱引きの日には雑踏するほど人が出てきて歩けなかった)
Example phrases
アジッカールン [ʔa⸢ʤikkaː⸣ruŋ] (自動)
- 交差する。からまる。
- ⸢サウ⸣バ ⸣アイニ ⸣タティ シ⸢キ⸣ルカー ア⸢ジッカー⸣リティ シ⸢グトゥ⸣ サ⸢ラヌ
[⸢sau⸣ba ⸣ʔaini ⸣tḁti ʃi̥⸢ki⸣rukaː ʔa⸢ʤikkaː⸣riti ʃi⸢gutu⸣ sa⸢ranu]
(棹をあのように立てておくと絡まって仕事が出来ない)
Example phrases
アバッカースン [ʔabakkaːsuŋ] (他動)
- 溢れさせる。
- ⸣サバンナ ア⸢バッカースン⸣ケン ⸢サーン⸣ ブ⸢リ ⸣バ
[⸣sabanna ʔa⸢bakkaːsuŋ⸣ken ⸢saːm⸣ bu⸢ri⸣ba]
(茶碗に溢れるほど注ぐな<注がないでおれ>よ) - ッ⸢サン⸣ケン ア⸢バッカーシ ナー⸣ヌ
[s⸢saŋ⸣keŋ ʔa⸢bakkaːʃi naː⸣nu]
(気づかない<知らぬ>うちに溢れさせてしまった)
Example phrases
アバッカイルン [ʔa⸢bakkairuŋ] (自動)
- 液体が容器から溢れる。液体が溢れかえる。液体が溢れ出る。
- ⸣サバンナ ア⸢バッカイルン⸣ケン ⸣サー ⸢サウン
[⸣sabanna ʔa⸢bakkairuŋ⸣ken ⸣saː ⸢sauŋ]
(茶碗に溢れるほど茶を注ぐ) - ギュー⸢サ サウバン⸣ ア⸢バッカイラヌ
[gjuː⸢sa saubaŋ⸣ ʔa⸢bakkairanu]
(いくら注いでも溢れない) - ⸣サー ⸢サウター⸣ ア⸢バッカイナー⸣ヌ
[⸣saː ⸢sautaː⸣ ʔa⸢bakkai naː⸣nu]
(お茶を注いだら溢れてしまった) - ア⸢バッカイル⸣ クトー ⸢ナー⸣ヌ
[ʔa⸢bakkairu⸣ ku̥toː ⸢naː⸣nu]
(溢れることは無い) - ア⸢バッカイヤー⸣ ミサムヌ
[ʔa⸢bakkaijaː⸣ misamunu]
(溢れればよいのに) - ア⸢バッカイリ
[ʔa⸢bakkairi]
(溢れろ)
Example phrases
アバッカウン [ʔa⸢bakkauŋ] (自動)
- 溢れる。「あふる(溢る)、下二」の転訛したもの。老年層は、ア⸢バウン[ʔa⸢bauŋ](溢る)ともいう。
- ア⸢ザン⸣カー サ⸢バン⸣ヌ ア⸢バッカウン⸣ケン ⸣サー ⸢サウンダ⸣ ア⸢バッカーン⸣ヨーニ ⸢サーシ⸣バ
[ʔa⸢ʣaŋ⸣kaː sa⸢ban⸣nu ʔa⸢bakkauŋ⸣ken ⸣saː ⸢saunda⸣ ʔa⸢bakkaːsaŋ⸣joːni ⸢saːʃi⸣ba]
(言わないと茶碗が溢れるほど茶を注ぐから、溢れさせないように注がせなさいよ)
Example phrases
アミンシタッカリン [⸣ʔamiŋ ʃi̥⸢tak⸣kariŋ] (連)
- 大雨に濡れる。ずぶ濡れになる。びしょ濡れになる。「雨に打たれる」の義。
- ⸣アミンシ⸢タッカ⸣リティ ダッ⸢カティ ゾーリナー⸣ヌ
[⸣ʔamiŋ ʃi̥⸢takka⸣riti dak⸢kati ʣoːrinaː⸣nu]
(雨に打たれてびっしょ濡れになってしまった)
Example phrases
イチッカラ [ʔi⸢ʧik⸣kara] (名)
- 五匹。⸣カラ[⸣kara](匹、頭)は、陸の動物、海の動物を数える助数詞。
- ウ⸢シェー⸣ プ⸢スッ⸣カラ ⸢オー⸣ヤ フ⸢タッカラ⸣ ピ⸢ビザン⸣ フ⸢タッカラ⸣ ムー⸢ル⸣シ イ⸢チッ⸣カラ シゥ⸢カ⸣ナイ ⸢ブン⸠ダー
[ʔu⸢ʃeː⸣ pu̥⸢suk⸣kara ⸢ʔoː⸣ja ɸu̥⸢takkara⸣ pi⸢biʣaŋ⸣ ɸu̥⸢takkara⸣ muː⸢ru⸣ʃi ʔi⸢ʧik⸣kara sï̥⸢ka⸣nai ⸢bun⸠daː]
(牛は一頭、豚は二匹、山羊も二匹、全部で五匹飼育しているよ)
Example phrases
イッカ [ʔik⸢ka] (副)
- 少しも~。全然~。全く~。「一向に」の転訛したもの。下に打ち消しの助動詞を伴って陳述副詞の働きをする。
- ウ⸢レー⸣ イッ⸢カ⸣ プ⸢スヌ⸣ ムニ シゥ⸢カヌ
[ʔu⸢reː⸣ ʔik⸢ka⸣ pu̥⸢sunu⸣ muni si̥⸢kanu]
(彼は一向に<全く>他人の意見を<言葉>を聞かない) - フ⸢チヌ⸣ ヤムンケン ア⸢ジ⸣ シゥ⸢カスヌンドゥ⸣ バー ア⸢ズ⸣ ムネー イッ⸢カ⸣ シゥ⸢カヌ
[ɸu̥⸢ʧinu⸣ jamuŋkeŋ ʔa⸢ʤi⸣ sï̥⸢kasunundu⸣ baː ʔa⸢ʣu⸣ muneː ʔik⸢ka⸣ sï̥⸢kanu]
(口すっぱく<口が痛むほど>言って聞かせるんだが、私の言うことは一向に聞き入れない<聞かない>)
Example phrases
イッカナシ [ʔik⸢kana⸣ʃi] (副)
- どうしても。一向に。いかにしても。どんなにしても。決して。「如何に・しても」の義。後に打ち消し否定の表現を要求する一種の陳述副詞である。
- ⸣バー イッ⸢カナ⸣シ パ⸢ラ⸣ヌ
[⸣baː ʔik⸢kana⸣ʃi pa⸢ra⸣nu]
(私は決して行かない) - ⸣バー イッ⸢カナ⸣シ サ⸢ヌ
[⸣baː ʔik⸢kana⸣ʃi sa⸢nu]
(私は決してしない) - ⸣バー イッ⸢カナ⸣シ パ⸢ラ⸣ヌ
[⸣baː ʔik⸢kana⸣ʃi pa⸢ra⸣nu]
(私は決して行かない)
Example phrases
イッカナシン [ʔik⸢kana⸣ʃiŋ] (副)
- 一向に。決して。絶対に。少しも。全然。どんなにしても。下に打ち消しの語を要求し、それにかかって打消しの意を強調する陳述副詞。
- ク⸢ヌ⸣ ッ⸢ふァヌ⸣ ピン ⸢シェーラ⸣ ノー⸢ンティ⸣ ア⸢ザバン⸣ イッ⸢カナ⸣シン シゥ⸢カヌ
[ku⸢nu⸣ f⸢fanu⸣ piŋ ⸢ʃeːra⸣ noː⸢nti⸣ ʔa⸢ʣabaŋ⸣ ʔik⸢kana⸣ʃin sï̥⸢kanu]
(この子が反抗し<拗ね>たら誰が何と言ってもけっして聞かない)
Example phrases
イリッカールンジッカール [ʔi⸢rikkaːru⸣ ʔn⸢ʤikkaː⸣ru] (連)
- 出たり入ったりすること。入れ替わり立ち替わり。「入れ替わり出で替わり」の義。
- イ⸢リッカール⸣ ン⸢ジッカー⸣ル ⸢シー⸣ ウ⸢スマ⸣シスコー プ⸢スヌ オーッ⸣タン
[ʔi⸢rikaːru⸣ ʔn⸢ʤikaː⸣ru ⸢ʃiː⸣ ʔu⸢suma⸣ʃisu̥koː pu̥⸢sunu ʔot⸣taŋ]
(入れ替わり立ち替わりして驚くほど<おぞましいほど>多くの人がおられた)
Example phrases
ウサッカルン [ʔu⸢sak⸣karuŋ] (自動)
- もたれかかる( uby{凭}{モタレ}れ掛かる)。もたれる。よりかかる。
- プ⸢ス⸣ナー ウ⸢サッ⸣カルン
[pu̥⸢su⸣naː ʔu⸢sak⸣karuŋ]
(他人によりかかる) - ⸣バー プ⸢ス⸣ナー ウ⸢サッカラ⸣ヌ
[⸣baː pu̥⸢su⸣naː ʔu⸢sakkara⸣nu]
(私は他人によりかからない) - ウ⸢サッ⸣カリ ⸣ミサカー ウ⸢サッ⸣カル ⸣クトゥン ア⸢リ⸣ス
[ʔu⸢sak⸣kari ⸣misakaː ʔu⸢sak⸣karu ⸣ku̥tuŋ ʔa⸢ri⸣su]
(よりかかってよければ、よりかかることもあるさ) - カ⸢リ⸣ナー ウ⸢サッ⸣カレー ⸣ミサムヌ
[ka⸢ri⸣naː ʔu⸢sak⸣kareː ⸣misamunu]
(彼によりかかればいいのに) - ⸢マー⸣ビン ウ⸢サッ⸣カリバ
[⸢maː⸣biŋ ʔu⸢sak⸣kariba]
(もっとよりかかれよ) - ⸣パラーナ ウ⸢サッ⸣カリティ ヤッ⸢トゥ⸣シ タティ⸢ベー
[⸣paraːna ʔu⸢sak⸣kariti jat⸢tu⸣ʃi tati⸢beː]
(柱にもたれかかってやっとのことで立っている) - ウ⸢サッカル⸣ナ
[ʔu⸢sakkaru⸣na]
(もたれかかるな) - ウ⸢サッ⸣カル ⸣クトー ナ⸢ラ⸣ヌ
[ʔu⸢sak⸣karu ⸣ku̥toː na⸢ra⸣nu]
(もたれかかることは出来ない<もたれかかることをしてはならない>) - ⸢マー⸣ビン ウ⸢サッ⸣カレー ⸣ミサムヌ
[⸢maːbi⸣ŋ ʔu⸢sak⸣kareː ⸣misamunu]
(もっともたれかかればよいのに) - ⸢パー⸣ク ウ⸢サッ⸣カリ
[⸢paː⸣ku ʔu⸢sak⸣kari]
(早くもたれかかりなさい)
Example phrases
ウシッカイスン [ʔu⸢ʃikkaisuŋ] (他動)
- 押し返す。
- ジン⸢ナー⸣ト ⸣ムティクーカー ウ⸢シッカイシ
[ʤin⸢naː⸣to ⸣mutikuːkaː ʔu⸢ʃikkaiʃi]
(お金などを持って来たら押し返せ) - ⸢ワー⸣ ウ⸢シッカイス⸣カー ⸢バン⸣ヌン ウ⸢シッカイスン
[⸢waː⸣ ʔu⸢ʃikkaisu⸣kaː ⸢ban⸣nuŋ ʔu⸢ʃikkaisuŋ]
(君が押し返すなら私も押し返す) - ⸣ムティケーラ ウ⸢シッカイサラヌ
[⸣mutikeːra ʔu⸢ʃikkaisaranu]
(持って来たら押し返されない) - ⸣アイブ ⸣ムノー ウ⸢シッカイシェー⸣ ミサンドゥ ター⸢ン⸣ ウ⸢シッカイス⸣ プ⸢ソー⸣ ブ⸢ラーヌ
[⸣ʔaibu ⸣munoː ʔu⸢ʃikkaiʃeː⸣ misandu taː⸢ŋ⸣ ʔu⸢ʃikkaisu⸣ pu̥⸢soː⸣ bu⸢raːnu]
(あんなものは押し返せばよいのだが、誰も押し返す人はいない) - ウ⸢シッカイシ⸣ プサン
[ʔu⸢ʃikkaiʃi⸣ pu̥saŋ]
(押し返したい)
Example phrases
ウッカイスン [⸢ʔukkai⸣suŋ] (他動)
- ひっくり返す。裏返して乾燥する。
- ⸢イー⸣シ ⸢ウッカイ⸣スンティ ⸢ベー⸣ンドゥ アッ⸢ツァ⸣ヌ ⸣メー ⸢ウッカイサラ⸣ヌ
[⸢ʔiː⸣ʃi ⸢ʔukkai⸣sunti ⸢beː⸣ndu ʔat⸢ʦa⸣nu ⸢ʔukkaisara⸣nu]
(ツノマタを裏返し乾燥しようとしているが、太陽の熱が熱くて、もう裏返されない) - ⸢ユー⸣クイティ ⸢ウッカイ⸣シ ⸣ミサカー ⸢ウッカイ⸣ス ⸣クトー ⸣ナルン
[⸢juː⸣kuiti ⸢ʔukkai⸣ʃi ⸣misakaː ⸢ʔukkai⸣su ⸣ku̥toː ⸣naruŋ]
(休んで<憩うて>から裏返して良ければ裏返すことはできる) - ⸢ウッカイ⸣シェー ⸣ミサムヌ
[⸢ʔukkai⸣ʃeː ⸣misamunu]
(裏返せば良いのに) - ⸢ウッカイ⸣シバ
[⸢ʔukkai⸣ʃiba]
(裏返しなさいよ)
Example phrases
ウッカイムッカイ [⸢ʔuk⸣kaimukkai] (副)
- ああしようか、こうしようかと迷うさま。逡巡するさま。ぐずぐずして決めかねるさま。
- ク⸢ヌ オーシキ⸣ナ ⸣フニ ン⸢ザサ⸣リンユー ⸢ヌー⸣シユーティ ⸢ウッ⸣カイムッカイ ⸢シー オー⸣ル
[ku⸢nu ʔoːʃi̥⸣kinaː ⸣ɸuni ʔn⸢ʣasa⸣riɲjuː ⸢nuː⸣ʃijuːti ⸢ʔuk⸣kaimukkai ⸢ʃiː ʔoː⸣ru]
(この天気で船が出せるだろうか、どうだろうかと、なかなか決めかねて<逡巡して>おられる) - ⸢キュー⸣ヤ イ⸢ソー⸣ パ⸢ラ⸣リンユー ⸢ヌー⸣シユーティ ⸢ウッ⸣カイムッカイ ⸢シーベー
[⸢kjuː⸣ja ʔi⸢soː⸣ pa⸢ra⸣riɲjuː ⸢nuː⸣ʃijuːti ⸢ʔuk⸣kaimukkai ⸢ʃiːbeː]
(今日は出漁出来るかどうか、判断しかねている)
Example phrases
ウッカイラスン [⸢ʔukkaira⸣suŋ] (他動)
- ひっくり返す。裏返す。⸢ウッケーラ⸣スン[⸢ʔukkeːra⸣suŋ](ひっくり返す)ともいう。
- ⸢ユシ⸣キシダルナー ⸣プシシケー イ⸢ガー ウッカイラ⸣シ ⸣プシバ
[⸢juʃi⸣kiʃidaruna ⸣pu̥ʃiʃi̥keː ʔi⸢gaː ʔukkaira⸣ʃi ⸣pu̥ʃiba]
(ススキの簾に干してある烏賊は、裏返して干しなさい) - ⸢ウッカイラサラ⸣ヌ
[⸢ʔukkairasara⸣nu]
(ひっくり返されない) - ⸢ウッカイラシ⸣ プサン
[⸢ʔukkairaʃi⸣ pu̥saŋ]
(ひっくり返したい) - ⸢ウッカイラ⸣ス ⸣クトー ナ⸢ラ⸣ヌ
[⸢ʔukkaira⸣su ⸣ku̥toː na⸢ra⸣nu]
(ひっくり返すことは出来ない) - ⸢ウッカイラ⸣シェー ⸣ミサムヌ
[⸢ʔukkaira⸣ʃeː ⸣misamunu]
(ひっくり返せばよいのに) - ⸢ウッカイラ⸣シ
[⸢ʔukkaira⸣ʃi]
(ひっくり返しなさい)
Example phrases
ウッカイルン [⸢ʔukkai⸣ruŋ] (自動)
- 覆る。反転する。ひっくり返る。反故にする。反対する。嫌がる。若年層は⸢ウッケー⸣ルン[⸢ʔukkeː⸣ruŋ](反転する{EOS}嫌がる)ともいう。
- ウ⸢レー⸣ ヤ⸢クスク⸣ シ⸢タンティン⸣ ナ⸢カバー⸣ラ ⸢ウッカイ⸣ルンティ ⸢スンダ ウッカイラン⸣ ヨーニ クマー⸢クマー⸣シ キ⸢ミリ
[ʔu⸢reː⸣ ja⸢kusu̥ku⸣ ʃi̥⸢tantin⸣ na⸢kabaː⸣ra ⸢ʔukkai⸣runti ⸢sunda ʔukkairaŋ⸣ joːni kumaː⸢kumaː⸣ʃi ki⸢miri]
(彼は約束しても途中で反転する< uby{覆}{クツガエ}る>というから、彼がひっくりがえらないように細々と取決めなさい) - キサー⸢ティ ウッカイ⸣リ ⸢ナー⸣ヌ
[ki̥saː⸢ti ʔukkai⸣ri ⸢naː⸣nu]
(既に反転<ひっくりがえって>してしまっている) - ク⸢マーバー⸣キ ⸣ケーラ ⸢ウッカイ⸣ル ⸣クトー ⸢ナーン⸣パジ
[ku⸢maːbaː⸣ki ⸣keːra ⸢ʔukkai⸣ru ⸣ku̥toː ⸢naːm⸣paʤi]
(ここまで来れば反転する<覆す>ことは無いだろう<はずだ>)
Example phrases
ウブッカル [ʔu⸢buk⸣karu] (名)
- 陽光。「大きな明かり」の義。「ウブ(大)・アカル(明かり)」の転訛したもの。新生児を初めて産屋から出して太陽光を拝ませる際に言う。
- ⸢トゥッカジラ⸣ ウ⸢チナ⸣スカー ウ⸢ブッ⸣カル ウ⸢ガマ⸣ソーッタン
[⸢tukkaʤira⸣ ʔu⸢ʧina⸣sukaː ʔu⸢buk⸣karu ʔu⸢gama⸣soːttaŋ]
(産後十日目の産屋を出る儀式を済ませたら太陽拝みをされた)
Example phrases
ウブッカルウガマシ [ʔu⸢buk⸣karu ʔu⸢gama⸣ʃi] (連)
- 太陽の初拝み。産婦と新生児が誕生後十日目に無事に産屋から出して太陽光を拝ませる儀式。その際、祖母が⸢ピング[⸢piŋgu](鍋墨{EOS}⸢竃黒」の義か)を新生児の眉間か額につけ、稲藁のサンを新生児の胸元に置いた。これを、⸢パン⸣ シ⸢キ⸣ルン[⸢paŋ⸣ ʃi̥⸢ki⸣ruŋ](判をつける)という。それによって、新生児が悪霊に取り付かれることはなく、無事に当家の子供として守護されると信じられている。また、男児の場合弓と矢のミニチュアを作り、女児の場合は⸣ナビシケー[⸣nabiʃi̥keː](鍋敷き)とイ⸢ビ⸣ラ[ʔi⸢bi⸣ra](大杓文字)のミニチュアをかざし(翳し)ながらナ⸢カグス⸣ク[na⸢kagusu⸣ku](ひんぷん{EOS}目隠しの石垣)を回ってミニチュアを玄関の軒に差しておいた。
- ⸢キュー⸣ル ウ⸢ブッ⸣カル ウ⸢ガマシ⸣タ
[⸢kjuː⸣ru ʔu⸢buk⸣karu ʔu⸢gamaʃi̥⸣ta]
(今日がお天道様<太陽>の光を拝ませた)