(Noun) Japanese zelkova (Zelkova serrata), Japanese elm
Define ちや chiya Meaning チヤ
Displaying results for ちや (chiya・ちや・チヤ) – ryukyu
JLect: Japonic Languages and Dialects Database
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A dictionary of the Ryukyuan language
Results from the 沖縄語辞典 データ集 Okinawago jiten dēta-shū (Okinawan Language Dictionary Data Collection), published by the National Institute for Japanese Language and Linguistics, © CC BY 4.0.
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チヤイ chiyai (cijai) ⓪ 名
- 木遣り。重い材木を多人数で歌を歌いながら運搬すること。またその時に歌う歌。kuNzaNsabakuiはその歌の名。
チヤミ chiyami (cijami) ① 名
- 気の病。神経衰弱。cibjooともいう。
マチヤ machiya (macija) ① 名、接尾
- 店。商店。店舗をかまえて売る店。
- (接尾)…店。…屋。kumimacija(米屋), tabakumacija(煙草店), ?asizamacija(はき物店), sjumuCimacija(書店)など。
ウチヤン uchiyan (?ucijaN) ① 名
- 体の内部の痛み。
シチヤ shichiya (sicija) ⓪ 名
- 質屋。
マチヤニ machiyani (maCijani) ⓪ 名
- 松やに。maaCinu?aNdaと同じ。
サチヤマ sachiyama (sacijama) ⓪ 名
- 崎山。《地》参照。
ワチヤク wachiyaku ('wacijaku) ⓪ 名
- 副官。補佐役。
フィチヤユン fichiyayun (hwicija=juN) ⓪ 他=raN,=ti
- 引き破る。びりっと破る。
ウフマチヤ ufumachiya (?uhumacija) ⓪ 名
- 大きな店。macijaは家をかまえた店。
フィチヤンジュン fichiyanjun (hwicijaN=zuN) ① 他=daN,=ti
- 悪へ誘惑する。誘惑して堕落させる。
クミマチヤ kumimachiya (kumimacija) ⓪ 名
- 米穀店。米屋。
マチヤグヮー machiyagwaa (macijagwaa) ⓪ 名
- 小店。小さい店。
ランパチヤー ranpachiyaa (raNpaCijaa) ⓪* 名
新
- 理髪屋。床屋。
サキマチヤ sakimachiya (sakimacija) ① 名
- 酒屋。酒を売る店。
タチヤッサン tachiyassan (tacijaQsaN) ⓪ 形
- 暮らしやすい。暮らしが楽である。kunu muraNkai cakutu~.この村に来たので暮らしが楽になった。tacijaQsa sjooN.暮らしむきがよい。
カヤブチヤー kayabuchiyaa (kajabucijaa) ⓪ 名
- 茅ぶきの家。
クスイマチヤ kusuimachiya (kusuimacija) ⓪ 名
- 薬局。薬屋。
ティチヤックヮン tichiyakkwan (tiCijaQkwaN) ① 名
- 鉄びん。
アチヤーフーヤー achiyaafuuyaa (?aCijaahuu]jaa) ⓪ 副
- 暑くて,ふうふういうさま。盛んに暑がるさま。~sjuN.
A dictionary of the Ryukyuan language
Results from the 沖縄語辞典 データ集 Okinawago jiten dēta-shū (Okinawan Language Dictionary Data Collection), published by the National Institute for Japanese Language and Linguistics, © CC BY 4.0.
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ちゃ 【茶】
ちゃき 【茶器】
Phrases
- ~をいれる器 taakuu
ちゃぼ 【矮鶏】
Phrases
- ~の鳴き声 kikkiriikii
ちゃがし 【茶菓子】
ちゃがら 【茶殻】
ちゃたく 【茶托】
ちゃつぼ 【茶壺】
ちゃのま 【茶の間】
ちゃぼん 【茶盆】
チャンス
See also
ちゃかす/
ちゃくそん 【嫡孫】
ちゃどうぐ 【茶道具】
Dictionary of the Practical Use of Okinawan
Results from the うちなーぐち活用辞典テキストデータベース Uchinaaguchi katsuyō jiten tekisuto dētabēsu (Dictionary of the Practical Use of Okinawan), by Shinsho Miyara, © CC BY-ND 3.0 DEED.
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いっそー ちやー
- 普段着
- くぬ ハワイぬ ムームーや ふぃるびるーとぅっし いっぺー ちーやっさくとぅ、いっそーちやー じょーとぅー やん。
(このハワイのムームーはゆったりして着やすいので、普段着に良い)
Example phrases
*(参考)やーからー ちやー(普段着)
うふ まちや
- 大きな店
- うふまちやぬ あまくま たっち、ちむゆしどぅくるぬ ぐままちやぬ むる とーさってぃねーん なてぃ、しからーしく なとーん。
(大きな店があちらこちらに立って、心を通わす場の小さな店がみんなつぶれて、寂しくなっている)
Example phrases
かや ぶち やー
- 茅葺きの家
- なまー かやぶちやー んーだらん なとーん。
(今は茅葺きの家は見えなくなっている)
Example phrases
ふかから ちやー
- 外着
- expl 反意語は、やーから ちやー/やーからー
(普段着) - ふかからちやーどぅ やくとぅ、やーぬ むんとー まじゅのー あらいな よー。びちぬ ちんから いるぬ ちちゃい、ちーち くーなてぃ ふかから ちちぇー あっからん ないん どー。
(外着なので、普段着とは一緒には洗うなよ。別の服から色が付いたり、縮んで小さくなって外に着て歩けなくなるよ)
Example phrases
*(参考)「ふかからー」とも言う
まち や
- 店
- ぬーから ぬーまでぃ ひゃくえんさーに こーらりーる まちやぬ なまー あまくまんかい あん。
(何から何まで百円で買える店が今はあちこちにある) - まぎまちやんかい さってぃ んかしから あたる まちやぐゎーぬ なまー ねーん なとーん。
(大型店に潰されて昔から在る小売り店は今はなくなっている)
Example phrases
くちやかまさん
- 口うるさい
- ごーぐちひゃーぐち する っちゅんかい くちやかまさんでぃ いーん。
(不平不満を言う人に口うるさいと言う)
Example phrases
ちちゃがいん (ちやがたん、ちちゃがらん、ちちゃがてぃ)
- つけあがる
- うぃきがぬ うやぬ まぎー やくとぅ、あまからー/あったーや むぬん いらん。ちちゃがてぃどぅ をぅん でー やー。
(父親が大物なので、あっちからはものも言わない。つけあがっているんだね) - あまぬ やーにんじょー ちちゃがてぃ、ちらん うちゃぎてぃ えーさちん ねーらん。
(あの家族はつけあがって、顔も上しか向かないし挨拶もない)
Example phrases
Audio Database of Hatoma Lexicon
Results from the 鳩間方言 音声語彙データベース Hatoma hōgen onsei goi dētabēsu (The Audio Database of Hatoma Lexicon), by Shinichi Kajiku and Natsuko Nakagawa, © CC BY-SA 3.0 DEED
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イチヤルユー [ʔi⸢ʧi jaru⸣juː] (連)
- いつなのか。いつのことやら。未来のことについて、不確かなある時をいう。
- ⸣マーッふァヌ フ⸢ドゥビ⸣ ドゥームティ ⸣パルモー イ⸢チ ヤル⸣ユー
[⸣maːffanu fu⸢dubi⸣ duːmuti ⸣parumoː ʔi⸢ʧi⸣ ja⸢ru⸣juː]
(孫が成長していって嫁入りする<所帯を持つ>のは何時のことやら<何時だろうか>)
Example phrases
シチヤー [ʃi̥⸢ʧi⸣jaː] (名)
- 質屋。
- シ⸢チ⸣ヤーティ ⸢スー ムノー⸣ パ⸢トゥ⸣マナー ⸢ナーン⸣シェン イ⸢サナキナー⸣ル ⸢アッ⸣タ
[ʃi̥⸢ʧi⸣jaːti ⸢suːmunoː⸣ pḁ⸢tu⸣manaː ⸢naːŋ⸣ʃeŋ ʔi⸢sanakinaː⸣ru ⸢ʔat⸣ta]
(質屋というものは、鳩間島には無かった{EOS}石垣島にが<ぞ>あった)
Example phrases
シトゥッチヤマ [ʃi̥⸢tut⸣ʧijama] (名)
- 蘇鉄の群生しているところ。蘇鉄の群落地。
- タ⸢チ⸣バルナー シ⸢トゥッ⸣チヤマヌ ⸢アッ⸣タン
[ta⸢ʧi⸣barunaː ʃi̥⸢tut⸣ʧijamanu ⸢ʔat⸣taŋ]
(立原には蘇鉄の群落地があった)
Example phrases
ダンパチヤー [⸢dam⸣pḁʧijaː] (名)
- 床屋。理髪店。「断髪屋」の義。
- ⸢シェンゴ イットゥ⸣ケー シ⸢ヨ⸣ヒラダンパチヤーヌ ⸢アッ⸣タン
[⸢ʃeŋgo ʔittu⸣keː ʃi⸢jo⸣çira ⸣dampaʧijaːnu ⸢ʔat⸣taŋ]
(戦後一時期潮平床屋があった) - パ⸢トゥ⸣マナー ⸢ダン⸣パチヤーヤ ⸢ナーン⸣セン ⸢ベー⸣ティ ⸣ドゥーシル ガ⸢マ⸣ジェー ⸢フッツァシ⸣タンダー ガ⸢マ⸣ジェー ⸣アミツァヌ グ⸢ル⸣ ナリ ミ⸢ララン⸣セン
[pḁ⸢tu⸣manaː ⸢dam⸣paʧijaːjaː ⸢naːŋ⸣ʃem ⸢beː⸣ti ⸣duːʃiru ga⸢ma⸣ʤeː ⸢ɸutʦaʃi⸣tandaː ga⸢ma⸣ʤeː ⸣ʔamiʦanu gu⸢ru⸣ nari mi⸢raraŋ⸣ʃeŋ]
(鳩間島には床屋はなかったので、各自で<鋏を使って家人に頼んで>髪を摘んだのだから、髪の毛はヤドカリの殻のように凸凹になって見られたものでは<見られ>なかった)
Example phrases
フチヤーラーン [ɸu̥⸢ʧi jaː⸣raːŋ] (連)
- ものごし(物腰)柔らかい。ことばつきが優しい。「口が柔らかい」の義。
- ⸣アッパー イッ⸢ケナ⸣ フ⸢チ ヤー⸣ラー ⸣ムニ イ⸢ゾーッ⸣タ
[⸣ʔappaː ʔik⸢kena⸣ ɸu̥⸢ʧi jaː⸣raː ⸣muni ʔi⸢ʣoːt⸣ta]
(お祖母さんは非常に物腰柔らかく話された)
Example phrases
フチヤクスク [ɸu̥⸢ʧijakusuku] (名)
- 口約束。口だけで嫁取の約束をしたり、物品売買、その他の約束をすること。
- ミ⸢ドーン⸣ッふァー ユ⸢ミ⸣ ッ⸢ふィールン⸣ティ フ⸢チヤクスク シー⸣ シケー
[mi⸢doːn⸣ffaː ju⸢mi⸣ f⸢fiːrun⸣ti ɸu̥⸢ʧijakusu̥ku ʃiː⸣ ʃi̥keː]
(娘<女の子>を嫁にやると口約束をしてある)
Example phrases
フチヤニヤン [ɸu̥⸢ʧijani⸣jaŋ] (形)
- 口汚い。言葉遣いが汚い。若年層は、フ⸢チヤン⸣ヤン[ɸu̥⸢ʧijaɲ⸣jaŋ](口汚い)ともいう。
- ⸢ウンザー⸣ イッ⸢ケナ⸣ フ⸢チヤニ⸣ヤンティ ス⸢クタヌ ナン⸣ゾー フ⸢チヤニヤー ナーン⸣ワー⸢ヌー
[⸢ʔunʣaː⸣ ʔik⸢kena⸣ ɸu̥⸢ʧijani⸣janti su̥⸢kutanu nan⸣ʣoː ɸu̥⸢ʧijanijaː naːŋ⸣waː⸢nuː]
(あいつは非常に口汚いと聞いたが、あまり口汚くないではないか) - フ⸢チヤニヤ⸣ヌ ウ⸢リヌ⸣ ムネー シ⸢キ⸣ ブ⸢ララヌ
[ɸu̥⸢ʧijanija⸣nu ʔu⸢rinu⸣ muneː ʃi̥⸢ki⸣ bu⸢raranu]
(口汚くて、彼の話<物言い>は聞いておられない) - フ⸢チヤニ⸣ヤー プ⸢ストゥ⸣ トゥ⸢レー⸣スカー ⸣ドゥー ⸢バー⸣キン フ⸢チヤニ⸣ヤー ナ⸢リ⸣ス
[ɸu̥⸢ʧijani⸣jaː pu̥⸢sutu⸣ tu⸢reː⸣sukaː ⸣duː ⸢baː⸣kiŋ ɸu̥⸢ʧijani⸣jaː na⸢ri⸣su]
(口汚い人と付き合うと自分までも口汚くなるよ)
Example phrases
フチヤビルン [ɸu̥⸢ʧi⸣ ja⸢bi⸣ruŋ] (連)
- 「口が破れる」の義。大病した後に味覚障害をおこすこと。味覚がおかしくなる。フ⸢チ⸣ ヤブン[ɸu̥⸢ʧi⸣ jabuŋ](口が破れる{EOS}口がおかしくなる)ともいう。
- ウ⸢ブヤンヌ⸣ アトゥナー ⸣ユー フ⸢チ⸣ ヤ⸢ビ⸣ルンティ ス⸢クタンドゥ フン⸣トー フ⸢チ⸣ ヤビティ ム⸢ヌ⸣ヌ ア⸢ジン⸣ ワ⸢カラ⸣ヌ
[ʔu⸢bujannu⸣ ʔatunaː ⸣juː ɸu̥⸢ʧi⸣ ja⸢bi⸣runti su̥⸢kutandu ɸun⸣toː ɸu̥⸢ʧi⸣ jabiti mu⸢nu⸣nu ʔa⸢ʤiŋ⸣ wa⸢kara⸣nu]
(大病の後には味覚障害をおこす<口が破れる>と聞いたが、本当に味覚障害をおこして<口が破れて>ものの味がわからない)
Example phrases
マチヤー [ma⸢ʧijaː] (名)
- 店。商家。商店。町屋。「店家、マチヤ、坐売舎也」『色葉字類抄』、「Machiya.マチヤ(町屋) 町の家」『邦訳日葡辞書』の転訛したもの。
- イ⸢サンケーヌ⸣ マ⸢チヤー⸣ラ シ⸢ナムヌ カイ⸣ クー
[ʔi⸢saŋkeːnu⸣ ma⸢ʧijaː⸣ra ʃi⸢namunu kai⸣ kuː]
(石垣島の商家から品物を買ってこい)
Example phrases
マチヤマ [⸣maʧijama] (名)
- 松林。松の森。「松山」の義。
- ⸣インダヌ ⸢シーヌウチヌ⸣ マチヤマー イッ⸢ケンカイ⸣ヤタン
[⸣ʔindanu ⸢ʃiːnuʔuʧinu⸣ maʧijamaː ʔik⸢keŋ kai⸣jataŋ]
(西表島の、伊武田地区の垣の内の松林は非常に美しかった)
Example phrases
ミーヤゴーミフチヤゴーミ [⸢miːjagoː⸣mi ɸu̥⸢ʧijagoːmi] (連)
- 今にも泣き出さんばかりに顔をしわ( uby{皺}{シワ})くちゃにして。目や口を歪めて不平をいうさま。「目ゆがめ・口ゆがめ」の転訛したもの。
- ヤ⸢ラ⸣ベー ⸢ミーヤゴー⸣ミ フ⸢チヤゴーミ シー⸣ ナ⸢クンティ ベ⸣ー
[ja⸢ra⸣beː ⸢miːjagoː⸣mi ɸu̥⸢ʧijagoːmi ʃiː⸣ na⸢kunti be⸣ː]
(子供は目や口を歪めて、今にも泣き出しそうにしている)
Example phrases
アブシマッふァ [ʔa⸢buʃimaf⸣fa] (名)
- ⸢畦枕」の義。⸢畦枕」は稲がよく稔って稲穂が畦に垂れかかっているさま。「穂花咲き出ればちりひぢもつかぬ白ちやねやなびきあぶしまくら」(『琉歌全集』149)のように豊年を予祝したもので、歌謡語として用いられることが多い。
- ク⸢トゥシン⸣ ア⸢ブシマッ⸣ふァ ⸢スン⸣ケン ⸢マイヤー ノー⸣レーン
[ku̥⸢tuʃiŋ⸣ ʔa⸢buʃimaf⸣fa ⸢suŋ⸣kem ⸢maijaː noː⸣reːŋ]
(今年も稲穂が畦に垂れかかるほど稔った)
Example phrases
ウムイツァーン [ʔu⸢mui⸣ʦaːŋ] (形)
- 惜しい。もったいない(勿体無い)。「思い・痛さ・あり」の転訛したもの。「おめちやさ おもひいたさ」『混効験集』とある。
- ク⸢ヌ キン⸣マー キ⸢サリスムヌ⸣ ウ⸢ムイツァー⸣ヌ シ⸢ティララヌ
[ku⸢nu kim⸣maː ki⸢sarisumunu⸣ ʔu⸢muiʦaː⸣nu ʃi⸢tiraranu]
(この着物はまだ着られるのに、もったいなくて<惜しくて>捨てられない) - カ⸢ブ⸣ツァ ⸣ムノー ウ⸢ムイ⸣ツァー ⸢ナー⸣ヌ
[ka⸢bu⸣ʦa ⸣munoː ʔu⸢mui⸣ʦaː ⸢naː⸣nu]
(こんなものは惜しくはない) - ウ⸢ムイ⸣ツァー ⸣ナリ シ⸢ティラランバン
[ʔu⸢mui⸣ʦaːnari ʃi̥⸢tirarambaŋ]
(惜しくなって捨てられないわい) - ⸣ドゥク ウ⸢ムイツァー⸣ヌ シ⸢ティダケー ナー⸣ヌ
[⸣duku ʔu⸢muiʦaː⸣nu ʃi̥⸢tidakeː naː⸣nu]
(あまりにも惜しくて捨てられそうにない) - ウ⸢ムイ⸣ツァーカー シ⸢ティルナ
[ʔu⸢mui⸣ʦaːkaː ʃi̥⸢tiruna]
(惜しかったら捨てるな) - ク⸢ヌ キン⸣マー ウ⸢ムイツァー⸣ヌ シ⸢ティララヌ
[ku⸢nu kim⸣maː ʔu⸢muiʦaː⸣nu ʃi̥⸢tiraranu]
(この着物は惜しくて捨てられない) - ノー⸢ン⸣ ウ⸢ムイ⸣ツァー ⸢ナー⸣ヌ
[ʔu⸢mui⸣ʦaː ⸢naː⸣nu]
(何も惜しくはない) - ⸣アイニ ⸣ウムーカー ウ⸢ムイ⸣ツァー ナ⸢リ⸣スバン
[⸣ʔaini ⸣ʔumuːkaː ʔu⸢mui⸣ʦaː na⸢ri⸣subaŋ]
(そのように思ったら惜しくなってくるワイ) - ⸢ピッ⸣チン ウ⸢ムイ⸣ツァー ⸢ナー⸣ヌ
[⸢pit⸣ʧiŋ ʔu⸢mui⸣ʦaː ⸢naː⸣nu]
(ちっとも惜しくない) - ウ⸢ムイ⸣ツァー ⸣クトー ウ⸢ムイ⸣ツァーンドゥ ⸢カーサン⸣カー ナ⸢ラ⸣ヌ
[ʔu⸢mui⸣ʦaː ⸣ku̥toː ʔu⸢mui⸣ʦaːndu ⸢kaːsaŋ⸣kaː na⸢ra⸣nu]
(惜しいことは惜しいんだが売らなければならない) - ウ⸢ムイ⸣ツァーカー ⸢カーサン⸣ ブ⸢リ⸣バ
[ʔu⸢mui⸣ʦaːkaː ⸢kaːsam⸣ bu⸢ri⸣ba]
(惜しければ売るな<売らないでおきなさい>よ)
Example phrases
シナタカタチ [ʃi⸢natakataʧi] (名)
- 容姿。顔立ちや体つき。
- ⸢ウン⸣ネヌ ミ⸢ドーン⸣ッふァヌ シ⸢ナタカタチヌ カイ⸣ヤー ⸣ウヤユジリ ヤ⸢ルバン⸣ナー
[⸢ʔun⸣nenu mi⸢doːŋ⸣ffanu ʃi⸢natakataʧinu kai⸣jaː ⸣ʔujajuʤiri ja⸢ruban⸣naː]
(あの家の女の子の容姿の美しさは親譲りであるよ<わい>な)
Example phrases
フチカサマサン [ɸu̥⸢ʧikasama⸣saŋ] (形)
- 口がうるさい<煩い>。くちやかましい<口喧しい>。フ⸢チ ンガマ⸣サン[ɸu̥⸢ʧi ʔŋgama⸣saŋ](口煩い)ともいう。
- ⸣アブジェー ⸢ミー⸣ミー ⸣クジクジ ⸢シー⸣ フ⸢チカサマ⸣サン⸢ダー
[⸣ʔabuʤeː ⸢miː⸣miː ⸣kuʤikuʤi ⸢ʃiː⸣ ɸu̥⸢ʧikasama⸣san⸢daː]
(お祖父さんは些細な事までほじくって<穿って>口 uby{煩}{ウルサ}いよ)
Example phrases
ムニアギ [mu⸢niʔagi] (名)
- 棟上。「棟上、ムネアゲ、家の祝」『文明本節用集』の転訛。家屋建築の過程で、ナ⸢カ⸣バラー[na⸢ka⸣baraː](大黒柱<中柱>)を立て、⸣ムヤーバラー[⸣mujaːbaraː](母屋柱)を立てて、⸣キタ[⸣ki̥ta](桁材)を架けて棟木を上げる。ン⸢ニギー[ʔn⸢nigiː](棟木)には「天官賜福紫微鑾駕」と墨書し、ピ⸢ル[pi⸢ru](大蒜)と塩を包んでそれに吊るす。棟上式は、潮の満ち時に合わせて行う。中柱の上と四隅のムヤーバラーの上には紅白の餅を供えて棟梁と家主が祈願する。祈願が終わると家主と棟梁が屋根から餅撒きをする。子供たちや村人たちが餅を拾いに集まってくる。福招きの行事だと言われている。
- ⸢バン⸣テヌ ウ⸢ブ⸣ヤー ム⸢ニアギ ソーッ⸣タ ⸣バス ⸢イットゥ⸣ヌ ム⸢チ ポーローッ⸣タンツォー
[⸢ban⸣tenu ʔu⸢bu⸣jaː mu⸢niʔagi soːt⸣ta ⸣basu ⸢ʔittu⸣nu mu⸢ʧi poːroːt⸣tanʦoː]
(私の家の棟上式には、一斗の糯米で作った餅を撒かれたそうだ)
Example phrases
ムヨースン [mu⸢joːsuŋ] (自動)
- もよおす(催す)。ある気持ちや生理的現象が起こる。兆候があらわれる。標準語からの借用語か。
- シ⸢ラ⸣ヌ ア⸢ガミティ⸣ ニ⸢チ⸣ヌ ム⸢ヨーシー⸣ ブ⸢リン⸣ギサバン
[ʃi⸢ra⸣nu ʔa⸢gamiti⸣ ni⸢ʧi⸣nu mu⸢joːʃiː⸣ bu⸢riŋ⸣gisabaŋ]
(顔が赤らんで発熱の兆候がある<発熱を催している>ようだよ) - ⸢キューブカ⸣ラー オ⸢サン⸣ヌ ム⸢ヨースンティ⸣ ウ⸢ムータ⸣ヌ マ⸢ダ⸣ ム⸢ヨーサンバン
[⸢kjuːbuka⸣raː ʔo⸢san⸣nu mu⸢joːsunti⸣ ʔu⸢muːta⸣nu ma⸢da⸣ mu⸢joːsambaŋ]
(今日あたり産気づく<お産を催する>と思ったが、まだ産気づか<お産を催し>ないよ)
Example phrases
ンニギー [ʔn⸢nigiː] (名)
- むなぎ(棟木)。家を建てる際、柱・ uby{梁}{ハリ}などを組み立てて、その上に uby{棟木}{ムナ|ギ}を上げる、その材木。ン⸢ニギタ[ʔn⸢nigita](棟桁)ともいう。棟木には、「天官賜福紫微鸞駕」と uby{墨書}{ボク|ショ}し、ピ⸢ル[pi⸢ru](大蒜)と塩を包んで、棟木に uby{吊}{ツル}るす。 uby{上棟式}{ジョウ|トウ|シキ}は満ち潮に合せて行う。四隅の⸣ムヤーバラー[⸣mujaːbaraː](母屋柱)の上には、紅白の餅を供え、ナ⸢カ⸣バラー[na⸢ka⸣baraː](中柱、大黒柱)の上にも紅白の餅を供えて、安全・健康・繁盛の祈願をし、建築の施主と棟梁が屋根から餅撒きをする。子供たちや村人たちが餅を拾うためにたくさん集まってくる。
- ⸢バン⸣テヌ ウ⸢ブヤー⸣ヌ ム⸢ニアギ ソーッ⸣タ ⸣バス トゥ⸢ムレーヌ⸣ ウブザール ン⸢ニギー⸣ナ ⸢テンカン⸣ シフク シビランガー⸣ティ カ⸢コーッ⸣タ⸢ダー
[⸢ban⸣tenu ʔu⸢bujaː⸣nu mu⸢niʔagi soːt⸣ta ⸣basu tu⸢mureːnu⸣ ʔubuʣaːru ʔn⸢nigiː⸣na ⸢teŋkaŋ⸣ ʃiɸuku ʃi⸢biraŋgaː⸣ti kḁ⸢koːt⸣ta⸢daː]
(私の家の母屋の棟上式をされたとき、友利家の⸣ウボーザー{SqBr}⸣ʔuboːʣaː{/SqBr}(大兄<田代浩氏>)
が
棟木に「天官賜福紫微鸞駕」と書かれたよ)