(Noun) Fox, red fox
Define ちに chini Meaning チニ
Displaying results for ちに (chini・ちに・チニ) – ryukyu
JLect: Japonic Languages and Dialects Database
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A dictionary of the Ryukyuan language
Results from the 沖縄語辞典 データ集 Okinawago jiten dēta-shū (Okinawan Language Dictionary Data Collection), published by the National Institute for Japanese Language and Linguistics, © CC BY 4.0.
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チニ chini (Cini) ⓪ 名
- 常。平素。siZika narisumiri ~ni miga kukuru,nami tataNmiZidu kazija ?uCiru.[静なれそめれ常に身が心 波立たん水ど 影やうつる]常に心を静かに持て。波立たぬ水にこそ影が映るのだ。
- あたりまえ。並み。普通。
- 転じて,平気。~du'jaru.平気だ。
チニー chinii (cinii) ⓪ 名
- きのえ(甲)。十干の第一。
チニン chinin (ciniN) ⓪ 名
- 知念。《地》参照。
チニブ chinibu (cinibu) ① 名
- あじろの目の細かいもの。竹を密に編んだもの。垣や壁などにする。
イチニン ichinin (?iciniN) ⓪ 名
- 一人。ひとり。普通はcuiという。
イチニン ichinin (?iciniN) ① 名
- 一年。cutuともいう。
チチニ chichini (CiCini) ① 名
- 狐。沖縄にはいない。人をだます動物として話に出る。
ハチニン hachinin (haciniN) ⓪ 名
- 八人。'jaQtaiともいう。
ムチニー muchinii (mucinii) ⓪ 名
- 手に持てる程度の荷物。手にさげる荷。手荷物。kaminiiより軽い。
チチニー chichinii (Cicinii) ⓪ 名
- 戊(つちのえ)。十干の一つ。
イチニチ ichinichi (?icinici) ⓪ 名
- 一日。hwiQciiともいう。月の初めの日(ついたち)はCiitaciという。
シチニン shichinin (siciniN) ⓪ 名
- 七人。nanataiともいう。
ハチニチ hachinichi (hacinici) ⓪ 名
- 八日。ようか。一日の八倍,また月の第八の日。
イチニンメー ichininmee (?iciniNmee) ⓪ 名
- (食物などの)一人前。ひとり分。
チニンジャチ chininjachi (ciniNZa]ci) ⓪ 名
- 知念岬。島尻郡の東端の岬。
クチニーサン kuchiniisan (kuciniisaN) ① 形
- 食欲が無い。
シチニチ shichinichi (sicinici) ⓪ 名
- 七日。なのか。月の第七の日にもいう。
チンブチニン chinbuchinin (ciNbuCiniN) ⓪ 名
- 見物人。
チニブガチ chinibugachi (cinibugaci) ⓪ 名
- cinibuの垣根。
シチニンチ shichininchi (siciniNci) ⓪ 名
- 七年忌。
A dictionary of the Ryukyuan language
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いちにち 【1日】
Phrases
- ~おき ficchiigushii
- ~がかりの畑仕事 ficchiibaruu
- ~がかりの仕事 ficchiishikuchi
しちにち 【7日】
See also
ただちに
See also
はちにち 【8日】
いちにねん 【1,2年】
ごしちにち 【五七日】
See also
いちにんまえ 【一人前】
さんしちにち 【三七日】
いちにちじゅう 【一日中】
See also
Dictionary of the Practical Use of Okinawan
Results from the うちなーぐち活用辞典テキストデータベース Uchinaaguchi katsuyō jiten tekisuto dētabēsu (Dictionary of the Practical Use of Okinawan), by Shinsho Miyara, © CC BY-ND 3.0 DEED.
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ちに いーん (〜いっちゃん、〜いらん、〜いっち)
- 気に入る
- ちに いっちょーん。
(気に入っている) - ちに いらん。
(気に入らない) - あれー いっぺー わん ちにーいり やさ。
(あの人はとても私のお気に入りだよ)
Example phrases
むち にー
- 手荷物
- ひこーじょーをぅてぃ あじきーる むちにーんかえー ぬがーらりーる まぎさ、っんぶさとぅ ぬがーららん まぎさ、っんぶさぬ あん。
(空港で預ける手荷物には大きさと重さに制限がある)
Example phrases
くちにーさん
- 食欲がなくておいしくない
- どぅーぬ あんまさる ばすねー むぬ かめーやーんでぃん うまーらん。くぬくとー 「くちにーさん」でぃ いーん。
(体調不良のときにはものを食べようとも思わない。そのことは「くちにーさん」という)
Example phrases
ちゅばちに
- いっきに、一撃で、一発で、一投で
- うふあみ ふいねー、ちゅばちに みじんかい うちくゎーりーくとぅ、ふかんかい っんぢーしぇー あらん。
(大雨が降ったら、あっという間に水に飲み込まれてしまうので、外には出るものではない) - しがりなめー ちゅばちに やーから っちゅから むる ぬみくむん どー。
(津波はいっきに家も人もみんな飲み込んでしまうよ)
Example phrases
ふぃ よー(さー) 日雇い(労働者) (ふぃーいちにち はたらちゃーに じん ゐーゆしんかい ふぃよーさーんでぃ いーん。(一日働いてお金をもらうのを日雇い労働者と言う))
Audio Database of Hatoma Lexicon
Results from the 鳩間方言 音声語彙データベース Hatoma hōgen onsei goi dētabēsu (The Audio Database of Hatoma Lexicon), by Shinichi Kajiku and Natsuko Nakagawa, © CC BY-SA 3.0 DEED
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ウモーザハラーザ [ʔu⸢moː⸣ʣaharaːʣa] (副)
- 思いもかけず。思いもよらず。意外にも。予期しないうちに。
- ⸢タンガ⸣シ ⸢ベーン⸣ケンドゥ ⸢ウンザー⸣ ウ⸢モー⸣ザハラーザ ンジ⸢キー⸣ル プ⸢スバ⸣ ウ⸢バーシ⸣シケー
[⸢taŋga⸣ʃi ⸢beːŋ⸣kendu ⸢ʔunʣaː⸣ ʔu⸢moː⸣ʣaharaːʣara ʔnʤi⸢kiː⸣ru pu̥⸢suba⸣ ʔu⸢baːʃi⸣ʃi̥keː]
(一人でいるところへ彼奴は思いもかけず出て来て、人を驚かしているんだよ) - ドゥ⸢シェー⸣ラ ウ⸢モー⸣ザハラーザヌ ク⸢トゥ⸣バ ア⸢ザリティル⸣ アッパー イ⸢ナムヌバ シー オーッ⸣タツォー
[du⸢ʃeː⸣ra ʔu⸢moː⸣ʣaharaːʣanu ku̥⸢tu⸣ba ʔa⸢ʣaritiru⸣ ʔappaː ʔi⸢namunuba ʃiː ʔoːt⸣taʦoː]
(友人から思いがけないことを言われて、お祖母さんは悔しがって<残念がって>おられたそうだ)
Example phrases
ケン [⸣-keŋ] (接助)
- {Mn_1}~と。~すると。~とそのとき。~うちに。~あいだに。活用語の終止形に下接して、前件のある動作が起きたときに、後件の事件や動作が起きることを表す。
- ⸢ター⸣ヌ ⸢ミーマー⸣ル ⸢シン⸣ パルンケン パ⸢ブン ホー⸣リ ⸢ナーン⸣シェン
[⸢taː⸣nu ⸢miːmaː⸣ru ⸢ʃim⸣ paruŋkem pa⸢buŋ hoː⸣ri ⸢naːŋ⸣ʃeŋ]
(田圃の見回りをしに行くと<その時に>、ハブに咬まれてしまった) - ⸣ヤドゥ ア⸢キルン⸣ケン ⸣ウナー プ⸢スヌ⸣ タティ ⸢ベー⸣タ
[⸣jadu ʔa⸢kiruŋ⸣keŋ ⸣ʔunaː pu̥⸢sunu⸣ tati ⸢beː⸣ta]
(戸を開けると、そこに人が立っていた)
Example phrases
シグ [ʃi⸢gu] (副)
- 直ぐに。直ちに。若年層は、ス⸢グ[su⸢gu](直ぐ)ともいう。
- ⸢マルケーティ⸣ナ ウ⸢キ⸣ナーラ ⸣キーティ シ⸢グ⸣ パ⸢リ⸣シタ
[⸢marukeːti⸣na ʔu⸢ki⸣naːra ⸣kiːti ʃi⸢gu⸣ pa⸢ri⸣ʃi̥ta]
(偶に<久しぶりに>沖縄から来て、すぐ帰っていった) - マ⸢ナ⸣マ シ⸢グッ⸣テー ⸢カイユーサヌ
[ma⸢na⸣ma ʃi⸢gut⸣teː ⸢kaijuːsanu]
(今すぐは買い得ない) - イ⸢ズ⸣カー シ⸢グ⸣ ナ⸢キス
[ʔi⸢ʣu⸣kaː ʃi⸢gu⸣ na⸢kisu]
(叱ったらすぐ泣く)
Example phrases
タデーマンチン [ta⸢deːmanʧiŋ] (副)
- 直ちに。今すぐに。短時間のうちに。「~只今参らむと侍るといふ」『源氏物語 帚木』、「Tadaima.タダイマ(只今)」『邦訳日葡辞書』に ⸣ンチン[⸣nʧiŋ](の・内に)が付いて、それが転訛したもの。
- フ⸢チン⸣パー ⸢シッ⸣キ ⸣シル ス⸢ブ⸣リ ヌ⸢マ⸣シェーチバ タ⸢デーマンチン⸣ ニチェー サ⸢マリ⸣ス
[ɸu̥⸢ʧim⸣paː ⸢ʃik⸣ki ⸣ʃiru su⸢bu⸣ri nu⸢ma⸣ʃeːʧiba ta⸢deːmanʧin⸣ niʧeː sa⸢mari⸣su]
(よもぎ<蓬>の葉を搗いて汁を絞って飲ませたから直に熱はさがる<冷める{EOS}解熱する>よ)
Example phrases
ダンティ [dan⸢ti] (副)
- {Mn_1}直ちに。すぐ。さっそく。即座に。大至急。
フタキナ [ɸu̥⸢taki⸣na] (副)
- 直ちに。直ぐに。ただちに(直ちに)。すぐさま。さっそく。若年層は、フ⸢タケ⸣ナ[ɸu̥⸢take⸣na](すぐさま)ともいう。
- ⸢イー⸣ ッふァイティ フ⸢タキ⸣ナ ニ⸢ブ ムノー⸣ ア⸢ラ⸣ヌ
[⸢ʔiː⸣ ffaiti ɸu̥⸢taki⸣na ni⸢bu munoː⸣ ʔa⸢ra⸣nu]
(ご飯を食べてすぐさま寝るものではない)
Example phrases
フタケナ [ɸu̥⸢take⸣na] (副)
- 直ちに。直ぐに。すぐさま。さっそく。
- ⸢ガッ⸣コーラ ⸢カイ⸣リ ⸣クーカー フ⸢タケ⸣ナ パ⸢タ⸣ケー クー⸢ヨー
[⸢gak⸣koːra ⸢kai⸣ri ⸣kuːkaː ɸu̥⸢take⸣na pḁ⸢ta⸣keː kuː⸢joː]
(学校から帰ってきたら、すぐ畑に来なさいね<来いよ>)
Example phrases
マナマ [ma⸢na⸣ma] (名)
- {Mn_2}すぐ。やがて。直ちに。
- マ⸢ナ⸣マ ⸢キー⸣シバ ン⸢メーマ⸣ マティバ
[ma⸢na⸣ma ⸢kiː⸣ʃiba ʔm⸢meːma⸣ matiba]
(今すぐ来るから、少し待ちなさいよ)
Example phrases
マナマンチン [ma⸢namanʧiŋ] (副)
- 直ちに。いますぐに。じきに。あっという間に。「唯今の内に」の転訛したもの。
- ピ⸢ルザキバ⸣ ドゥーナ ッ⸢シットー⸣シ ⸢ヌーリ⸣ シケーバ パ⸢ナシケー⸣ マナ⸢マンチン ノーリ⸣ス
[pi⸢ruʣakiba⸣ duːna ʃ⸢ʃittoː⸣ʃi ⸢nuːri⸣ ʃi̥keːba pa⸢naʃi̥keː⸣ mana⸢manʧin noːri⸣su]
(にんにくざけ<大蒜酒>を体にすり込んで塗ってあるから風邪はじきに治るよ)
Example phrases
アティブチニ [ʔa⸢tibuʧini] (副)
- 咄嗟(とっさ)に。突然に、出し抜けに。急に。いきなり。
- ウ⸢リヌ⸣ ア⸢ティブチニ⸣ プ⸢スンナー⸣ニ ⸢ティー ナールター⸣ル ベー⸢シティ⸣ ウ⸢ダラ⸣キティ キ⸢ム⸣ウティ ⸢シーベー⸣ダー
[ʔu⸢rinu⸣ ʔa⸢tibuʧini⸣ pu̥⸢sunnaː⸣ni ⸢tiː naːrutaː⸣ru beː⸢ʃiti⸣ ʔu⸢dara⸣ki̥ti ki⸢mu⸣ʔuti ⸢ʃiːbeː⸣daː]
(出し抜けに人<私>の前に手を突き出してきたので、びっくり仰天して鼓動が収まらないで<心臓がどきどきして>いるよ)
Example phrases
イチニチ [ʔi⸢ʧini⸣ʧi] (名)
- 一日。新しく標準語から借用語されたもの。普通は⸣プスイ[⸣pu̥sui](一日)、⸢フシゥカ[⸢ɸusï̥ka](二日)のように数える。
- ⸣キュー イ⸢チニ⸣チンツァン ⸣マティ ⸢ふィーララン⸣カヤー
[⸣kjuː ʔi⸢ʧini⸣ʧinʦam ⸣mati ⸢fiːraraŋ⸣kajaː]
(今日一日だけでも待ってもらえないか<くれないか>ねえ)
Example phrases
イチニン [ʔi⸢ʧiniŋ] (名)
- 一年。新しく標準語から借用されたもの。普通は、プ⸢ス⸣トゥシ[pu̥⸢su⸣tu̥ʃi](一年)、フ⸢タトゥシ[ɸu̥⸢tatuʃi](ニ年)のように数える。
- ヤ⸢ラ⸣ベー イ⸢チニン⸣シ ク⸢ビ⸣ナー フ⸢ドゥビスバン⸠ナー
[ja⸢ra⸣beː ʔi⸢ʧiniŋ⸣ʃi ku⸢bi⸣naː ɸu⸢dubisuban⸠naː]
(子供は一年でこんなにも<これほどに>成長するものだねえ)
Example phrases
ウチニチ [ʔu⸢ʧiniʧi] (名)
- 内熱。熱がある(者)[feverish]*体が熱っぽい感じ。『医学沖縄語辞典』。
- ウ⸢チニチヌ⸣ アルンダ ⸣フカー ン⸢ザ⸣シ ⸣ドゥー ⸢ピングラ⸣スナ
[ʔu⸢ʧiniʧinu⸣ ʔarunda ⸣ɸu̥kaː ʔn⸢ʣa⸣ʃi ⸣duː ⸢piŋgurasu⸣na]
(内熱があるから、外に出して体を冷やすな)
Example phrases
ガザンヌナクンカタチニ [ga⸢ʣan⸣nu na⸢kuŋ⸣kḁtaʧini] (連)
- 蚊の泣くように。声が小さくて聞き取りにくいさま。
- ⸢ワー⸣ ムネー ガ⸢ザン⸣ヌ ナ⸢クン⸣カタチニ ⸢ピッ⸣チン シゥ⸢カラヌ
[⸢waː⸣ muneː ga⸢ʣan⸣nu na⸢kuŋ⸣ kḁtaʧini ⸢pit⸣ʧin sï̥⸢karanu]
(君の話し言葉<もの言い>は蚊が泣くように小さくて一つも聞き取れない)
Example phrases
カタチニ [⸣kḁtaʧini] (副)
- ~のように。ある物の姿、かっこうの如く。「形に」の義。
- ウ⸢リヌ⸣ カタチニ ア⸢ラ⸣キ サ⸢ヌ
[ʔu⸢rinu⸣ kḁtaʧini ʔa⸢ra⸣ki sa⸢nu]
(彼のように歩けない)
Example phrases
カミヌナダヌカタチニ [ka⸢minu⸣ na⸢da⸣nu ⸣kḁtatini] (連)
- 亀が大粒の涙を流すように。非常に悲しいことの比喩表現。
- カ⸢ミヌ⸣ ナ⸢ダ⸣ヌ ⸣カタチニ ウ⸢ブ⸣ナダ ウ⸢タ⸣シ ナ⸢キベー⸣ワ キ⸢ムイ⸣ツァー
[ka⸢minu⸣ na⸢da⸣nu ⸣kḁtaʧini ʔu⸢bu⸣nada ʔu⸢ta⸣ʃi na⸢kibeː⸣wa ki⸢mui⸣ʦaː]
(亀の涙のように大粒の涙を流して泣いているのは、なんとも可哀相だ)
Example phrases
キチニン [ki̥⸢ʧi⸣niŋ] (名)
- 厳格な人。厳しい人。気難しい人。
- ⸣アブジェー ミ⸢ジラ⸣シ キ⸢チニン⸣ ヤ⸢ロー⸣ルンダー ナ⸢クラーン⸣ダー
[⸣ʔabuʤeː mi⸢ʤira⸣ʃi ⸣ki̥ʧiniŋ ja⸢roː⸣rundaː na⸢kuraːn⸣daː]
(お祖父さんは珍しい厳格な人であられるから怖いよ)
Example phrases
シチニー [ʃi̥⸢ʧi⸣niː] (名)
- 干支の戊<つちのえ>、己<つちのと>。
- シ⸢チ⸣ニーナール ⸢ニン⸣ガイ ⸢ソーッ⸣タ
[ʃi̥⸢ʧi⸣niːnaːru ⸢niŋ⸣gai ⸢soːt⸣ta]
(十干の戊に祈願をされた) - 十干の第五と第六の日。 ム⸢ヌスクル⸣ヌ ⸢ニン⸣ガイ ヤ⸢ルンダ⸣ シ⸢チ⸣ニーナ ア⸢ティティ⸣ ニガイ ⸢ヨー⸣ルカー ⸣ミサン
[mu⸢nusu̥kuru⸣nu ⸢niŋ⸣gai ja⸢runda⸣ ʃi̥⸢ʧi⸣niːna ʔa⸢titi⸣ nigai ⸢joː⸣rukaː ⸣misaŋ]
(農作物<物作り>の祈願だから、戊の日に当てて祈願されたらよい)
Example phrases
シチニンキ [ʃi̥⸢ʧiniŋ⸣ki] (名)
- 七年忌。死後七年目の法事。四十九日忌、百日忌と同様の仕方で行われる法事。{⸢ニンキソッ⸣コー[⸢niŋkisok⸣koː](年忌焼香)の中でユ⸢ノー⸣レー[ju⸢noː⸣reː](死後一年目の法事{EOS}焼香)}。⸢サンニン⸣キ[⸢sanniŋ⸣ki](三年忌の法事{EOS}焼香)に次いで行われる法事。⸢ジュー⸣サンニンキ[⸢ʤuː⸣sanniŋki](十三年忌の焼香)、ニジューグ⸢ニンキ[niʤuːgu⸢niŋki](二十五年忌の法事{EOS}焼香)、サンジュー⸢サンニン⸣キ[⸣sanʤuː⸢sanniŋ⸣ki](三十三年忌の法事{EOS}焼香)で法事は終了する。
- ⸢アー⸣ヤー シ⸢チニンキ⸣ヤ イ⸢チ ヤッタ⸣メー
[⸢ʔaː⸣jaː ʃi̥⸢ʧiniŋki⸣ja ʔi⸢ʧijatta⸣meː]
(お父さんの七年忌はいつだったかなあ、もう) - シ⸢チニン⸣ケー シ⸢マ⸣シェーン
[ʃi̥⸢ʧiniŋ⸣keː ʃi⸢ma⸣ʃeːŋ]
(七年忌はすませた)
Example phrases
シチンガチニンブツァー [ʃi̥⸢ʧiŋgaʧinimbu⸣ʦaː] (名)
- 旧暦七月の御盆に歌われる念仏歌。「七月念仏歌」の義。鳩間島で伝承されている念仏歌には、(i) ン⸢ゾーニンブツァー[ʔn⸢ʣoːnimbuʦaː](無蔵念仏歌)、(ii) シ⸢ザ⸣ヌ ⸣クイ[ʃi⸢ʣa⸣nu ⸣kui](兄の声<歌>)、⸢ウシトゥ⸣ヌ ⸣クイ[⸢ʔuʃi̥tu⸣nu ⸣kui](弟の声<歌>)がある。米盛クヤ氏によると昔は他にも大和由来の「」何種かうたわれていたらしい。(i) の「無蔵念仏歌」は、「親の御恩は深きもの、父くが御恩海深さ、母くが御恩は山深さ、~」(浜川本)でははじまる。(ii) のシ⸢ザ⸣ヌ クイ[ʃi⸢ʣa⸣nu ⸣kui](兄の声<歌>)は、/ナムアミダブチ アミダプトゥキ イマジョーヌ サンナル シキダイス~/(南無阿弥陀仏 阿弥陀仏 今十の三になる月であります)で始まり、⸢ウシトゥ⸣ヌ クイ[⸢ʔuʃi̥tu⸣nu ⸣kui](弟の声<歌>)は、/ワリンダカ ユニンナル イヤシングァヌ ムチュタル タカラヤ ネーナヤブリ ムチュタル タカラヤ アリバクリ~/(兄弟<頭数>四人いる中の最貧の子が、持てる宝<金銭>は何一つもなくて、持てる宝があればこそ<孝行を尽せるのだが>~)とある。「八重山地方に流布する念仏歌について」『沖縄文化』36・37