(Noun) High tide, full tide, high water
Define ちす chisu Meaning チス
Displaying results for ちす (chisu・ちす・チス) – ryukyu
JLect: Japonic Languages and Dialects Database
Results from JLect’s Japonic Languages and Dialects Database, created by Zachary Read, © JLect.com.
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A dictionary of the Ryukyuan language
Results from the 沖縄語辞典 データ集 Okinawago jiten dēta-shū (Okinawan Language Dictionary Data Collection), published by the National Institute for Japanese Language and Linguistics, © CC BY 4.0.
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チスク chisuku (cisuku) ① 名
新?
- 規則。kataともいう。
A dictionary of the Ryukyuan language
Results from the 沖縄語辞典 データ集 Okinawago jiten dēta-shū (Okinawan Language Dictionary Data Collection), published by the National Institute for Japanese Language and Linguistics, © CC BY 4.0.
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もちすぎ 【持ち過ぎ】
ていちする 【定置する】
- ʔuchikiyuN (≈ ʔuchikiiN)
みちすがら 【道すがら】
See also
くみうちする 【組み打ちする】
- mushibaayuN (≈ mushibaaiN)
- muSubaayuN (≈ muSubaaiN)
See also
じゅくちする 【熟知する】
See also
Dictionary of the Practical Use of Okinawan
Results from the うちなーぐち活用辞典テキストデータベース Uchinaaguchi katsuyō jiten tekisuto dētabēsu (Dictionary of the Practical Use of Okinawan), by Shinsho Miyara, © CC BY-ND 3.0 DEED.
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いちからん いちち すん
- 苦しい生き方をする
- とぅじぬ をぅらん なてぃから めーがめーなち いちからん いちち そーっさー。
(妻がいなくなってから来る日も来る日も苦しい生き方をしているよ)
Example phrases
からうぃーばち すん
- 吐き気を催しながら吐けないでいる
- ふにんかい よーさくとぅ、ふねーぬ ちゅーさぬ、あとー からうぃーばちっし いーじる むどぅちょーたん。
(船に弱いので、船酔いがきつく、終いには吐き気を催しながら吐けないで胃液まで出てしまった)
Example phrases
さち だち すん (〜さん、〜さん、〜っし)
- 先導する
- たーがなぬ さちだち(=めーだち) さんねー てーげーぬ っちょー っんぢゅかん/うーてーくーん。
(誰かが先導しないと一般大衆は動かない/追って来ない)
Example phrases
たーち すん (〜さん、〜さん、〜っし)
- 兼ねる
- やくばぬ ゆーじゅとぅ ぎんこーぬ じんうるしぬ たーちぇー わーが そーちゅん。
(役所の用事と銀行の引き出しの2件は私がやっておく)
Example phrases
たち なち すん (〜さん、〜さん、〜っし)
- 遠吠えする
- いのー やなむん んーちょーる とぅちねー たちなち すんでぃ。
(犬は悪霊を見ているときには遠吠えするって)
Example phrases
たち ぬち すん (〜さん、〜さん、〜っし)
- 立ち退きする
- あまくま たちぬち さってぃ まぎみちん ちゅくらってぃ んかしぬ しがたー ねーん なとーん。
(あちらこちら立ち退きされて大きな道路も造られて昔の面影はなくなっている)
Example phrases
にじゃみ うどぅるち すん (〜さん、〜さん、〜っし)
- 夢で驚く
- をぅたてぃどぅ をぅが、ちかぐろー にじゃみうどぅるちっし ゆなか あったに うきーる ばーぬ あん。
(疲れているのか、近頃は夢で驚いて夜中に急に起きる場合がある)
Example phrases
ぬち ふぃち すん
- 非難する
- ふすく むっちょーる っちゅぬちゃーぬ ぬちふぃち さんぐとぅ ちゅい たれーだれー さーに ならーすし やん。
(至らない人たちを非難せずに一人ひとり補い合って教えるものだ)
Example phrases
*(参照)とぅがみーん
ふぃさ まんち すん (〜さん、〜さん、っし)
- 正座する
- じー ならいぐとぅ する とぅくるをぅてー はじみから うわいまでぃ ふぃさまんちー そーん。
(字を習う所でははじめから終わりまで正座している)
Example phrases
ふぃし/ふぃち すー
- 干潮
- ふぃちすーまでぃねー 2じかん かかいくとぅ、2じかんめーぬ なまじぶんから はまうり すしぇー まし。
(引き潮までには2時間かかるので、2時間前の今頃から浜に降りる方がいい) - っちゅにんぢのー みちすーぬ じぶんに っんまりてぃちゃーに ふぃちすーぬ じぶんに まーすんでぃ。
(人間は満潮時に産まれて来て干潮時に亡くなるんだって) - うちなーをぅてー かりーぐとぅ とぅいいりーる たみねー みちすーぬ じぶんに うにげーさーに、やなぐとぅ はんする たみねー ふぃちすーぬ じぶんに うにげーすん。
(沖縄ではめでたいことを取り入れるためには満ち潮時分にお祈りして、悪いものを取り除くためには引き潮時分にお祈りする)
Example phrases
ふぃち すー
- 干潮
*(参照)ふぃし
ふぃみち すん (〜さん、〜さん、〜っし)
- 喘息でぜいぜいする
- ふぃみちさーに いーちん しーぐるさぬ、くちさぎさ そーん。
(喘息で息苦しそうである)
Example phrases
まん だち すん (〜さん、〜さん、〜っし)
- しっかり抱擁する
- ゆすぐにから けーてぃ ちゃーきぬ どぅしとぅ みちなかをぅてぃ うむいん ゆらん いちゃてぃ、いちちょーる っうぇーだに いちゃーりーが すら やーんでぃ うむとーたくとぅ、あながちさぬ、まんだちさん。
(外国から帰ってきたばかりの友人と道でばったり出逢って、生きている間に逢えるかと思っていたので、なつかしくて、しっかりと抱きしめた)
Example phrases
みーじーくーじー/ごーぐちはーぐち すん
- ぶつぶつ不平を言う
みち すー
- 満潮
*(参照)ふぃち すー
むち すく
- 位牌の守り主
- むちすこー たー やが?
(位牌の守り手は誰なのか) - いったー とーとーめーや たーが むちゅが?
(あなた方の位牌は誰が守るのか)
Example phrases
たむちゅん (たむちゃん、たむかん、たむち)
- 長持ちする
- でーあがやー こーいねー、まぎじのー っんぢーや すしが、なげー たむちゅくとぅ でーぬぐとー あっさー やー。
(高価な物を買うと、金が出るが、長持ちするので払うだけの価値があるね)
Example phrases
*(参考)「でーぬぐとー あっさ/あん やー」はさすが上等だと満足している場合だが、「でーぬ ぐとぅどぅ あっさやー」は安物を買って、やはりそれだけのものでしかないと認めている場合である
ふぃさ だかー すん (〜さん、〜さん、っし)
- つま先立ちする
- みーむん んーぢーが っんぢゃしが、っちゅぬ ぐゎさぐゎさ をぅてぃ ふぃさだかー さしが んーだらんたん。
(見物に出かけたが、人がたくさんいてつま先立ちしたが見えなかった)
Example phrases
*(参考)「とぅんたちー すん」とも言う
Audio Database of Hatoma Lexicon
Results from the 鳩間方言 音声語彙データベース Hatoma hōgen onsei goi dētabēsu (The Audio Database of Hatoma Lexicon), by Shinichi Kajiku and Natsuko Nakagawa, © CC BY-SA 3.0 DEED
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アイマチスン [⸢ʔaima⸣ʧi ⸢suŋ] (連)
- 謝る。「過ちする」の義。
- ⸢パー⸣ク ⸢アイマ⸣チ ⸢シー⸣ クー
[⸢paː⸣ku ⸢ʔaima⸣ʧi ⸢ʃiː⸣ kuː]
(早く謝って<過ちして>こい)
Example phrases
グチスン [⸣guʧi ⸢suŋ] (連)
- 文句をいう。苦情を言う。不平不満をいって反抗する。強情になる。
- パ⸢タラケー⸣ サ⸢ムティ⸣ グチカー⸢ニ スー
[pḁ⸢tarakeː⸣ sa⸢muti⸣ guʧikaː⸢ni suː]
(働きはしないで不平不満ばかり言って反抗する)
Example phrases
フチスールン [ɸu̥⸢ʧi suːru⸣ŋ] (連)
- 言語能力が成長する。言うことがませてくる。語彙が増えて表現力が向上する。「口が成長する」の義。
- ク⸢ヌ⸣ ヤ⸢ラ⸣ベー フ⸢チ⸣ サ⸢ラランケー⸣リ イッ⸢ケナ⸣ フ⸢チ スーリ⸣ブーバン
[ku⸢nu⸣ ja⸢ra⸣beː ɸu̥⸢ʧi⸣ sa⸢raraŋkeː⸣ri ʔik⸢kena⸣ ɸu̥⸢ʧisuːri⸣ buːbaŋ]
(この子は喋りが流暢<さらさらと滑らか>で、非常に言語能力が成長しているわい) - ヤ⸢ラビ⸣ヌ フ⸢チェー スー⸣リティ フ⸢チウタイ シース
[ja⸢rabi⸣nu ɸu̥⸢ʧeː suː⸣riti ɸu̥⸢ʧiʔutai ʃiːsu]
(子供のくせに言うことがませて<言語能力が成長して>、口答えするよ)
Example phrases
フチスクライ [ɸu̥⸢ʧisu̥ku⸣rai] (名)
- 何か食べているように口を動かすこと。口をもぐもぐさせる。「口」・⸢Tçucuroi,roˆ,oˆta.ツクロイ、ゥ、ゥタ(繕)整える~」『邦訳日葡辞書』の転訛か。
- ⸢ヌー⸣ル ッ⸢ふァイプサ⸣ユー フ⸢チスク⸣ライ ⸢シー ベー
[⸢nuː⸣ru f⸢faipusa⸣juː ɸu̥⸢ʧisu̥ku⸣rai ⸢ʃiːbeː]
(何を食べたいのか、口をもぐもぐ動かしている)
Example phrases
フチスブー [ɸu̥⸢ʧisubuː] (名)
- (動)魚の名。和名、アカマツカサの仲間(体長約20センチ)、目玉が大きく体色は薄い朱色。 uby{鰓}{エラ}の下から腹部にかけてやや白みがかっている。和名、ウロコマツカサ、体長約25センチ。ウロコマツカサはフ⸢チスブー[ɸu̥⸢ʧisubuː]に似る。体表に細い黒色の縞が頭部からストライプ状に5、6本並ぶが、これにもフチスブーという
フチスボーン [ɸu̥⸢ʧisuboː⸣ŋ] (形)
- しぶい(渋い)。「口渋・有り」の転訛したもの。未熟なバ⸢サン⸣ナル[ba⸢san⸣naru](バナナ)の味等を表す。舌の上や口中にカサカサ感、ザラザラ感を残す味覚。
- ナ⸢マバン⸣スロー フ⸢チスボー⸣ヌ ッ⸢ふァーラヌ
[na⸢maban⸣suroː ɸu̥⸢ʧisuboː⸣nu f⸢faːranu]
(未熟のバンザクロ<グワバ>は渋くて食べられない) - ⸢ナン⸣ゾー フ⸢チスボー ナー⸣ヌ
[⸢nan⸣ʣoː ɸu̥⸢ʧisuboː naː⸣nu]
(あまり渋くない) - フ⸢チスボー⸣ ムノー ナ⸢マ⸣ムヌ
[ɸu̥⸢ʧisuboː⸣ munoː na⸢ma⸣munu]
(渋いものは未熟なものだ) - フ⸢チスボー⸣カー ッ⸢ふーナ
[ɸu̥⸢ʧisuboː⸣kaː f⸢fuːna]
(渋かったら食べるな)
Example phrases
ミチスー [mi⸢ʦi⸣suː] (名)
- {Mn_1}上げ潮。差し潮。満ち潮。
ミチスー [mi⸢ʦi⸣suː] (名)
- {Mn_2}満潮。
- ミ⸢チ⸣スーナール ⸣フネー ミ⸢ナトー⸣ラ ン⸢ザサ⸣リ
[mi⸢ʧi⸣suːnaːru ⸣ɸuneː mi⸢natoː⸣ra ʔn⸢ʣasa⸣ri]
(満潮時に<ぞ>船は港から出されるのだ)
Example phrases
ムチスクルン [mu⸢ʧi⸣ su̥⸢ku⸣ruŋ] (連)
- 餅を作る。
- ⸣アッパー ⸢ソーニヨイヌ⸣ ム⸢チ⸣ ス⸢ク⸣ルンティ シ⸢キ⸣ウシ フ⸢ターチ⸣ タティティ ム⸢チマイ⸣ ッサウンティ ⸢ベー⸠ダー
[⸣ʔappaː⸢soːnijoinu⸣ mu⸢ʧi⸣ su̥⸢ku⸣runti ʃi̥⸢ki⸣ʔuʃi ɸu̥⸢taːʧi⸣ tḁtiti mu⸢ʧimai⸣ ssaunti ⸢beː⸠daː]
(お祖母さんの生年祝いの餅を作るといって、搗き臼を二台立てて、 uby{糯米}{モチ|ゴメ}を uby{精}{シラ}げようといているんだよ)
Example phrases
イミスン [⸣ʔimi ⸢suŋ] (連)
- 使い出がある。長く使える。長持ちする。少量で相当長く使えること意。少量でも炊飯すると量が増えて多くの人に食べさせられる等の意に用いられる。
- ク⸢ヌ マイヤー ミー⸣ザー アレー⸢スヌ⸣ イッ⸢ケナ⸣ イミ ⸢スン
[ku⸢nu maijaː miː⸣ʣaː ʔareː⸢sunu⸣ ʔik⸢kena⸣ ʔimi ⸢suŋ]
(この米は不味くはあるが<不味くありはするが>たいへん使い出がある<長持ちする>)
Example phrases
ウビッチンツァン [ʔu⸢bit⸣ʧinʦaŋ] (連)
- これっぽちすらも。これっぽちさえも。副助詞⸣ツァン[ʦaŋ](すら{EOS}さえ)は下に打ち消しの助動詞を導き、それと呼応して打消し強調の意味を表す。
- ⸢ジン⸣マー ク⸢ビッ⸣チンツァン ⸢ナーヌー
[⸢ʤim⸣maː ku⸢bit⸣ʧinʦan ⸢naːnuː]
(お金はこれぽっちすらも無いのか)
Example phrases
キーダリスン [⸢kiːdari suŋ] (連)
- 落胆する。気落ちする。がっかりする。「けだるい(気怠い)感じがする」の義。
- ウ⸢ヌ⸣ パ⸢ナ⸣シ シゥ⸢カス⸣カー ⸢キーダリ スンダ⸣ ウ⸢ヤン⸣ナーネー イッ⸢カ⸣ パ⸢ナス⸣ナ⸢ヨー
[ʔu⸢nu⸣ pa⸢na⸣ʃi si̥⸢kasu⸣kaː ⸢kiːdari sunda⸣ ʔu⸢jan⸣naːneː ʔik⸢ka⸣ pa⸢nasu⸣na⸢joː]
(その話を聞かせると落胆する<がっかりする>から、親には絶対<一向に>に話すなよ) - ウ⸢リン⸣ ウ⸢バーサリティ キーダリ シー ドゥー⸣ヤ ⸢ウーカサラ⸣ヌ
[ʔu⸢riŋ⸣ ʔu⸢baːsariti kiːdari ʃiː duː⸣ja ⸢ʔuːkasara⸣nu]
(その人に驚かされて、気力が抜けて体が動かされない) - ⸣ドゥク ウ⸢バーサリ⸣カー プ⸢ソー キーダリ スン⸠ダー
[⸣duku ʔu⸢baːsari⸣kaː pu̥⸢soː kiːdari sun⸠daː]
(ひどく驚かされると人は気落ちして脱力するぞ)
Example phrases
キーダルン [⸢kiː⸣daruŋ] (自動)
- 気落ちする。「気だれる」の義。
- ⸣ドゥク イ⸢ザリ⸣カー ⸢キー⸣ダルン⸠ダー⸣ プ⸢ソー
[⸣duku ʔi⸢ʣari⸣kaː ⸢kiː⸣darun⸠daː⸣ pu̥⸢soː]
(あんまり叱られると気落ちするぞ、人は) - ⸢キーダラ⸣ヌ
[⸢kiːdara⸣nu]
(気落ちしない) - ⸢キー⸣ダリティ シ⸢グトゥン サラヌ
[⸢kiː⸣dariti ʃi⸢gutun saranu]
(気落ちして仕事が出来ない) - イ⸢ザリタンティン キー⸣ダル ⸣クトー ⸢ナー⸣ヌ
[ʔi⸢ʣaritantiŋ kiː⸣daru ⸣ku̥toː ⸢naː⸣nu]
(叱られても気落ちすることはない)
Example phrases
キムウティスン [ki⸢mu⸣ʔuti ⸢suŋ] (連)
- 落胆する。気落ちする。「肝落ちする」の義。
- ⸢クン⸣ドー ナ⸢ラン⸣タンティン キ⸢ム⸣ウティ ス⸢ナ⸣ヨー ⸢マー⸣ プ⸢ス⸣ケンティン ア⸢リ⸣ブンダー
[⸢kun⸣doː na⸢ran⸣tantiŋ ki⸢mu⸣ʔuti su⸢na⸣joː ⸢maː⸣ pu̥⸢su⸣kentiŋ ʔa⸢ri⸣bundaː]
(今度できなくても落胆するなよ{EOS}再度<もう一度>ということもあるから)
Example phrases
キムダルン [⸣kimu ⸣daruŋ] (連)
- 気抜けする。気落ちする。脱力する。意気消沈する。
- ウ⸢ブキザ⸣ル ウ⸢チナシ⸣ター ウミ⸢ナーク⸣ シ⸢ティ⸣ キ⸢ム⸣ダリ ⸢シーナー⸣ヌ
[ʔu⸢bukiʣa⸣ru ʔu⸢ʧinaʃi̥⸣taː ʔumi⸢naːku⸣ ʃi̥⸢ti⸣ ki⸢mu⸣dari ⸢ʃiːnaː⸣nu]
(大きな祭り行事を打ち済ませたらほっとして<安心して>気抜けしてしまったよ)
Example phrases
クバオンギ [ku⸢baoŋgi] (名)
- ビロウ(蒲葵)の葉で作ったうちわ(団扇)。ク⸢バ[ku⸢ba](蒲葵)の葉を切って2,3日陰干しにした後、水を打って押し板で押し拡げ、一枚の葉を二等分にし、半円形に成形して団扇に仕上げたもの。軽くて、よく風を送るので最高の団扇である。長持ちするし、母親がこの団扇で子供の背中や腹部を軽く撫でつつ扇いでやると誠に気持ちがいい。夏の夜など縁側で子供を寝かせながら、サーッ、サーッと扇いでくれる母親の側で、子供は平和で幸福な眠りにつくのが常であった。生の蒲葵の葉扇は死者の扇と言われている。
- ク⸢バオンゲー⸣ カ⸢ロー⸣ン ⸣アリ ⸢オンギドゥル⸣ヌ カ⸢ジン⸣ ピ⸢ラ⸣ケーンダ イッ⸢ケナ⸣ ニ⸢ビヤッ⸣サタン
[ku⸢baʔoŋgeː⸣ ka⸢roː⸣ŋ ⸣ʔari ⸢ʔoŋgiduru⸣nu ka⸢ʤim⸣ pi⸢ra⸣keːnda ʔik⸢kena⸣ ni⸢bijas⸣sataŋ]
(蒲葵扇は軽くもあり、扇ぐときの風も涼しいので非常に寝やすかった)
Example phrases
クラシガタ [ku⸢raʃigata] (名)
- 暮らし。生活の仕方。生計。くちすぎ。すぎわい(生業)。
- ⸣アイニ ム⸢ヌ⸣ヌ ⸢ダイヌ⸣ タ⸢カー⸣カ ⸢ヌー⸣シル ク⸢ラシガタン⸣ ムティパルユー ッ⸢サン⸠ツォー
[⸣ʔaini mu⸢nu⸣nu ⸢dainu⸣ ta⸢kaː⸣kaː ⸢nuː⸣ʃiru ku⸢raʃigatam⸣ mutiparujuː s⸢san⸠ʦoː]
(あんなに物価<ものの値段>が高いと、どうやって生計を維持して<持って>いくのか分からないのだよ)
Example phrases
サバアバ [sa⸢ba⸣ʔaba] (名)
- 鱶油。鱶や鮫の肝臓を煎じて抽出する油。強烈な匂いがある。これを⸣イダフニ[⸣ʔidaɸuni](板船{EOS}サバニ)に塗布して船体の腐食劣化を防いだ。舟を陸揚げして乾燥させ、サ⸢バ⸣アバ[sa⸢ba⸣ʔaba](鱶脂)をすりこんだ。それによって舟体が長持ちすると同時に、船足も早くなった。
- ⸣イダフニナー サ⸢バ⸣アバ ッ⸢ふァーソー⸣ル ⸣ピンマー ッ⸢サー⸣ヌ フ⸢シガラン⸣セン
[⸣ʔidaɸuninaː sa⸢ba⸣ʔaba f⸢faːsoː⸣ru ⸣pimmaː s⸢saː⸣nu ɸu̥⸢ʃigaraŋ⸣ʃeŋ]
(サバニに鱶油を塗布する<食わせる>時は臭くてたまらなかった)
Example phrases
シティスクン [ʃi̥⸢ti⸣su̥kuŋ] (他動)
- ほっておく。捨て置く。放置しておく。ほったらかす。うちすてておく。
- シ⸢ティ⸣スクンティ ウ⸢ムーン⸣ドゥ ウ⸢リバ⸣ ミリテー シ⸢ティシカラン⸣バ ⸢ワー⸣ シ⸢ティ⸣シキティ ア⸢ズタンティン⸣ シ⸢ティ⸣スク ⸣クトー ナ⸢ラ⸣ヌ
[ʃi̥⸢ti⸣su̥kunti ʔu⸢muːn⸣du ʔu⸢riba⸣ miriteː ʃi̥⸢tisu̥karam⸣ba ⸢waː⸣ ʃi̥⸢ti⸣ʃi̥kiti ʔa⸢ʣutantiŋ⸣ ʃi̥⸢ti⸣su̥ku ⸣kutoː na⸢ra⸣nu]
(ほっておこう<捨て置こう>と思うが、それを見てからは捨て置かれないから、君が私に捨て置けと言っても、捨て置くことはできない) - シ⸢ティ⸣シキ ⸣ミサカー シ⸢ティ⸣シケー ⸣ミサムヌ
[ʃi̥⸢ti⸣ʃi̥ki ⸣misakaː ʃi̥⸢ti⸣ʃikeː ⸣misamunu]
(捨て置いてよければ捨て置けばよいのに)
Example phrases
スルナージナ [su⸢runaːʤina] (名)
- 棕櫚縄。「棕櫚綱」の義。歌謡語。シ⸢ルナージナ[ʃi⸢runaːʤina]ともいう。普通は、⸢フー⸣カラジナ[⸢ɸuː⸣karaʤina](棕櫚綱)という。棕櫚の葉柄の付け根に生える繊維で綯った綱。風雨に強く、長持ちするので垣根やスノコを結わえるのに用いられ、牛の鼻綱、イダフニ(サバニ)のアンカーロープ等に用いられた。
- ス⸢ルジナーヤ⸣ ア⸢ミ⸣カジナー ⸢スー⸣ワンダ ウ⸢シヌ⸣ パ⸢ナジナ⸣ナー シゥ⸢カイオーッ⸣タン
[su⸢ruʤinaːja⸣ ʔa⸢mi⸣kaʤinaː ⸢suː⸣wanda ʔu⸢ʃinu⸣ pa⸢naʤina⸣naː si̥⸢kaioːt⸣taŋ]
(棕櫚綱は風雨に強いので牛の花綱に使われた)
Example phrases
Japanese-Multilingual Dictionary (JMDict)
Results from the Japanese-Multilingual Electronic Dictionary project (JMdict), created by Jim Breen, © Electronic Dictionary Research and Development Group.
Search languages: Japanese-English, English-Japanese
くちかず・くちすう【口数】
(Common Noun)
- Number of words a person speaks
- Number of dependents (words, shares, accounts)
ちすじ【血筋】
(Noun)
- Lineage; Stock; Strain; Blood relationship
はす・はちす・ハス【蓮・藕】
(Common Noun)
- Sacred lotus (Nelumbo nucifera); Indian lotus; Lotus
— Word usually written using kana alone
- Rose of Sharon (Hibiscus syriacus)
ちすい【治水】
(Common Noun)
- Flood control
みちすじ【道筋】
(Common Noun)
- Path; Route; Itinerary
みちすう【未知数】
(Common Noun)
- Unknown number; Unknown quantity; Variable
かちすすむ【勝ち進む】
(Godan verb, intransitive)
- To win and advance to the next round
ナチ・ナチス
(Common Noun)
- Nazi; Nationalsozialist
— Abbreviation
はちす・ほうそう【蜂巣】
(Noun)
- Hive; Beehive; Skep
ごずみ・のちすみ【後炭】
(Noun)
- Second adding of charcoal to the fire (in tea ceremony)
ちすい【池水】
(Noun)
- Pond water; Pond
じする・ちする【治する】
(Suru verb, intransitive)
- To be cured; To be healed
(Suru verb, transitive)
- To cure; To heal
(Suru verb, intransitive)
- To rule
ちすい【智水】
(Noun)
- Purifying wisdom of a buddha
- Purifying water of wisdom used in a Buddhist baptism
はすは・はすば・はすわ・はちすば・はちすは【蓮葉】
(Noun)
- Lotus leaf
- Vulgar; Wanton
きちすう【既知数】
(Noun)
- Known quantity
まちすじ【町筋】
(Noun)
- Street
くちすぎ【口過ぎ】
(Noun)
- Livelihood
たちすじ【太刀筋】
(Noun)
- Swordsmanship
パチスロ
(Noun)
- Slot machine in a pachinko parlor (parlour)
— Abbreviation
バチスト
(Noun)
- Batiste
うちすう【内数】
(Noun)
- Included number; Number of items, etc. in a total
きはちす・キハチス【木蓮】
(Noun)
- Rose of Sharon (Hibiscus syriacus)
— Word usually written using kana alone
つちすり・すなずり【腴】
(Noun)
- Fat underbelly of a fish
— Archaism
モノチス・モノティス
(Noun)
- Monotis (genus of Late Triassic bivalve)
ラティス・ラチス
(Noun)
- Lattice
うちすじ【打ち筋】
(Noun)
- (An individual's) way of playing mahjong; Mahjong tactics
うちすえる【打ち据える】
(Ichidan verb, transitive)
- To place firmly; To hit very hard
たちすくむ【立ちすくむ・立ち竦む】
(Godan verb, intransitive)
- To be petrified; To be unable to move; To be paralyzed (with horror); To be stupefied (with amazement)
たちすがた【立ち姿・立姿】
(Noun)
- Standing figure; Standing posture
- Dancing pose
うちすてる【打ち捨てる・うち捨てる・打捨てる・打捨る】
(Ichidan verb, transitive)
- To throw away; To abandon
うちすぎる【打ちすぎる・打ち過ぎる】
(Ichidan verb, intransitive)
- To pass by (time)
(Ichidan verb, transitive)
- To hit too much
みちすがら【道すがら】
(Adverb)
- Along the road; Along the way