(Noun) East wind, easterly wind, eastern wind
Define ちか chika Meaning チカ
Displaying results for ちか (chika・ちか・チカ) – ryukyu
JLect: Japonic Languages and Dialects Database
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A dictionary of the Ryukyuan language
Results from the 沖縄語辞典 データ集 Okinawago jiten dēta-shū (Okinawan Language Dictionary Data Collection), published by the National Institute for Japanese Language and Linguistics, © CC BY 4.0.
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チカ chika (Cika) ⓪ 名
- 束(たば)。
- つか。柄。刀剣・鎌などの手に握るところ。
チカン chikan (CikaN) 接尾
- つかみ。cuCikaN(一つかみ),taCikaN(二つかみ)など。
イチカ ichika (?iCika) ① 名
- いつか。~maaganauti ?icataN 'jaa.いつかどこかで会ったねえ。sjuduNmijarabinu 'jucinurunu haguci,~'junu kuriti mikuci suwana.[諸鈍めやらべの雪のろの歯ぐきいつか夜の暮れてみ口吸はな]諸鈍の娘たちの美しい雪色の歯に,いつか日が暮れて口づけしたい。
チカジュ chikaju (Cikazu) ① 名
- [塚所]墓地のこと。上品な語。
チカミ chikami (cikami) ⓪ 名
- 近眼。
チカラ chikara (cikara) ① 名
- 力。
チカタ chikata (cikata) ⓪ 名
- 地所。
チカヤ chikaya (Cikaja) ① 名
- [塚屋]墓のそばに建て,死後49日間寝泊まりする小屋。近親の者が寝泊まりして霊をとむらったが,後には代わりに番人を雇うようになり,その風もいつかすたれた。
フチカ fuchika (huCika) ⓪ 名
- ふつか。二日。一日の二倍。また,月の二番目の日。
ハチカ hachika (haCika) ① 名
- はつか。二十日一日の二十倍。また,月の第二十番目の日。
チカジャン chikajan (CikaZaN) ⓪ 名
- 津嘉山。《地》参照。
チカヌン chikanun (Cika=nuN) ⓪ 他=maN,=di
- つかむ。普通はkaCimijuNを用いる。
チカラー chikaraa (cikaraa) ① 名
- 力のある者。力持ち。
チカサン chikasan (cikasaN) ⓪ 形
- 近い。cicasaNともいう。tuusaru ?weekajaka cikasaru taniN.遠い親戚より近い他人。
チカシ chikashi (Cikasi) ① 名
- つっぱり。支え。支柱。つっかい棒。
チカユン chikayun (Cika=juN) ⓪ 自=raN,=ti
- (火が)つく。(燈火が)ともる。hwiinu~.火がつく。
チカユン chikayun (Cika=juN) ① 他=aN,=raN,=ti
- (人・物などを)使う。使用する。hoocaa~.包丁を使う。ziN~.金を使う。tii~.唐手を使う。
- 使いにやる。遣わす。Cikee Cikajusa. 使いを遣るよ。Cikataru ?ujanu 'jaaNkai ?iki. 遣わした親の家へ行けの意。燈火に寄って来た虫を殺さずに放してやる時に言うまじない。
チカユン chikayun (Cika=juN) ① 自=raN,=ti
- (水中に)つかる。ひたる。
- (漬け物が)漬かる。
チュチカ chuchika (cuCika) ⓪ 名
- 一つか。一束。
ウチカビ uchikabi (?ucikabi) ⓪ 名
- 春秋の彼岸祭り(kabi?aN-zii,'Ncabi)に,神仏に供えて燃やす,銭型を打った紙。茶色の紙で?aNzikabiともいう。
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ちかい 【近い】
ちかごろ 【近ごろ】
See also
ちかづく 【近付く】
See also
ちかみち 【近道】
Phrases
- ~すること kuNchirimiichii
- ~する競争→ maaibeekuu
ちかよる 【近寄る】
- chikayuyuN (≈ chikayuiN)
See also
ちかづける 【近付ける】
- chikajikiyuN (≈ chikajikiiN)
ちからいし 【力石】
ちからこぶ 【力こぶ】
ちからもち 【力持】
See also
ちからもち 【力餅】
See also
ちからだめし 【力だめし】
Phrases
- ~の石 sashiʔishi
てぢか 【手近】
See also
いちがつ 【1月】
くちかず 【口数】
くちがね 【口金】
けちがん 【結願】
Dictionary of the Practical Use of Okinawan
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ちかいん (ちかたん、ちからん、ちかてぃ)
- 使う
- じん ちかてぃ くまんかい ちゃん。
(お金を使ってここに来た)
Example phrases
ちかい とぅばすん (〜とぅばちゃん、〜とぅばさん、〜とぅばち)
- 使い果たす
- ゆすぐにをぅてぃ むっちょーる じん むる ちかいとぅばち やーんかい けーらんとーならん なとーたん。
(外国で所持金をみんな使い果たして帰国しないといけなくなっていた)
Example phrases
ちかいん (ちかたん、ちからん、ちかてぃ)
- 点灯する
- わったー やーぬ あがりむてぃーぬ ぐゎいとーや じぶん ないねー なんくる でんきぬ ちかいん。
(私の家の東側の街灯はその時間になると自然に点灯する)
Example phrases
ちかないん
- 飼う
- わったーや とぅいん ふぃーじゃーん ちかなとーたん。
(私の家は鶏もヤギも飼っていた)
Example phrases
あちかいん (あちかたん、あちからん、あちかてぃ)
- ①あつかう、②こき使う
- くれー ちゃーっし あちかいが?
(これはどのようにして扱うのか) - みーぐるま なてぃ あちかいよーぬ/あちけーぬ わからん。
(新車なのであつかい方がわからない) - どぅく まくとぅなむん なてぃ っちゅんかい あちかりーっさ。
(あまりにもお人好しなので、人にこき使われるんだよ) - なまー っちゅんかい あちかーっとーん。
(今は人にこき使われている) - ぬーんくぃん うーうーっし ちちゅくとぅ っちゅんかい あちかーりーっさ。
(何でもはいはいと聞くので、人にこき使われるんだよ) - どぅく ちりてぃ あちけーぐりさん/あちけーぐりー どー。
(頭が良すぎて使いにくい)
Example phrases
いちか
- いつか
- いちか まーがなをぅてぃ またん いちゃいぶさっさ やー。
(いつかどこかで又会いたいね)
Example phrases
いちからん いちち すん
- 苦しい生き方をする
- とぅじぬ をぅらん なてぃから めーがめーなち いちからん いちち そーっさー。
(妻がいなくなってから来る日も来る日も苦しい生き方をしているよ)
Example phrases
いちかすん (いちかちゃん、いちかさん、いちかち)
- 生かす
- どぅしから ゐーたる みじらさる らんぬはなー いっとぅちぇー かりーがーたー なたしが、ゆー てぃー いってぃ いちかちゃん。
(友人からもらった珍しい蘭の花は一時は枯れそうになったが、よく手入れして生かした)
Example phrases
*(参考)いちきーん(生かす)とも言う
うち かび
- 紙銭、あの世の紙幣
- うちかべー かみふとぅきんかい うさぎーる ぐそーぬ じん やてぃ、うり あんてぃ うてぃぬんかい とぅどぅきーん。
(うちかびは神仏に供えるあの世の紙幣で、それを燃やして天上に届ける)
Example phrases
かっちかむん (かっちかだん、かっちかまん、かっちかでぃ)
- ひっつかむ
- くまー さか なとーくとぅ、じてんしゃ けーりんくるびんっし ながりてぃ いちーねー でーじ ないくとぅ、かっちかどーけー。
(ここは坂になっているので、自転車が転がって滑っていくと大変なことになるので、ひっつかまえておけ)
Example phrases
*(参考)とぅっかちみーん(とっつかまえる)、じゃーふぇー(困る事)、でーじ(大変な事)
からじ ぶちかー
- 髪の毛の散らかっている様
- からじぶちかー ほーちゅくとぅ、なま どぅきとーちみそーり。
(髪の毛の散らかっているのを掃くので、今そばに寄っていてください)
Example phrases
くち かじ
- 口数
- うぃなごー ある うっさ はなしわどぅ ちもー ふぢゅくとぅ くちかじぬ うふさ ないしが、うぃきがー くとぅばー てぃーち たーちっし しますくとぅ、ちもー っんぶこーねーらんがやー?
(女性は全部話しすれば満足するので、口数は多くなるが、男性は言葉は1つ2つで済ますので、ストレスにならないのかねえ) - くちかじぬ うふさしが、っやーや かくじぇー やまに? かくじ はんでぃーん どー。
(女性は口数が多いが、あなたの顎は痛くないのか。顎がはずれるよ)
Example phrases
くち からじ
- 口も頭も疲れること
- わらび ふどぅっわーする たみねー、むぬ ならーし すんち くちからじぬ やむさ。
(子を育てるためには、ものを教えるといって口も頭も疲れてつらい)
Example phrases
くん ちかいん (〜ちかたん、〜ちからん、〜ちかてぃ)
- こき使う
- ないん、ならんでぃーる くとぅぬ いえーうーさん っちょー んなんかい くんちかーりーん。
(できる、できないということを言えない人はみんなにこき使われる) - わんねー くゎいしゃをぅてー やーんかい けーいるまでぃ くんちかーっとーん。
(私は会社では帰宅するまでこき使われている) - してぃみてぃから ゆさんでぃまでぃ くんちかーってー をぅしが、ぬーしぬ いーし ゆー ちちくぃてぃ、はたらちゃーうしんかえー いっぺー たしきらっとーん。
(朝早くから夕暮れまでこき使われてはいるが、主人の言うことをよく聞いてくれて、働き者の牛にはとても助けられている)
Example phrases
すー ちかー
- 豚肉の塩漬け
- 「すーちかー」や しし すーちきー しぇーし やん。
(「すーちかー」は豚肉を塩漬けしたのだ) - すーぢき そーる むぬんかい 「すーちかー」んでぃ いーん。んかしぇー かーみんかい みっちゃかー 「すーちかー」 たぶとーたん。
(塩漬けしているものに「すーちかー」と言う。昔は甕にいっぱい「すーちかー」を貯えていた)
Example phrases
*(参考)すーぢき/まーすぢき(塩漬け)、すーにー/まーすにー(塩煮);まーすにー しぇー(塩煮にしなさい)
たち かんてぃー すん (〜さん、〜さん、〜っし)
- 生活苦にあえぐ
- あったーや しー かたみてぃ たちかんてぃー そーる ふーじ どー。
(あの家は負債を抱え込んで生活苦にあえいでいるよ)
Example phrases
てぃー ちかいん (〜ちかたん、〜ちからん、〜ちかてぃ)
- 空手をつかう
- むちかさる しけぬんかい とぅーてぃ、てぃー ちかてぃ うっさくゎったー そーたん。
(難しい試験に受かって、空手の動作で喜びを表現した)
Example phrases
とぅいん ちかみん ならん
- 制御できない
- うぬ うぃーっちゃーや じゃーまてぃーまっし とぅいんちかみん ならんさ。
(その酔っぱらいは行く先がわからくなってどうしようもない)
Example phrases
なち かかいん (〜かかたん、〜かからん、〜かかてぃ)
- 泣きつく
- わらびぬ むぬふさっし なちかかてぃん じまま しみーる むのー あらん。
(子どもがものを欲しがって泣きついてもわがままさせるものではない)
Example phrases
ぬち かぢり
- 一生懸命
- っちゅにんぢのー ならん むのー ねーらん、ぬー やてぃん ぬちかぢり しーねー いちかー かんなじ みー ないん。
(人間はできないものはない、何であろうとも一生懸命すればいつかは必ず成就する)
Example phrases
Audio Database of Hatoma Lexicon
Results from the 鳩間方言 音声語彙データベース Hatoma hōgen onsei goi dētabēsu (The Audio Database of Hatoma Lexicon), by Shinichi Kajiku and Natsuko Nakagawa, © CC BY-SA 3.0 DEED
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アチカビ [ʔa⸢ʧikabi] (名)
- 厚紙。
- ア⸢チカビ⸣シ カ⸢ビパク⸣ ス⸢ク⸣リバ
[ʔa⸢ʧikabi⸣ʃi ka⸢bipaku⸣ su̥⸢ku⸣riba]
(厚紙で紙箱を作りなさいよ)
Example phrases
イチカ [ʔi⸢ʧika] (副)
- 何時か。いつの日か。いづれかの時に。未来の特定できない時を表す。
- イ⸢チカ⸣ マー⸢ズン⸣シ ウ⸢キ⸣ナー ⸢ギー⸣ミラ⸢ナー
[ʔi⸢ʧika⸣ maː⸢ʣuŋ⸣ʃi ʔu⸢ki⸣naː ⸢giː⸣mira⸢naː]
(いつか一緒に沖縄へ行ってみようねえ)
Example phrases
イリカーリタチカーリ [ʔi⸢rikaːri⸣ tḁ⸢ʧikaː⸣ri] (連)
- 次から次へと人が入れ替わって現われるさま。
- イ⸢リカーリ⸣ タ⸢チカー⸣リ ⸢ヨイシープス⸣ヌ ⸢オー⸣ルン
[ʔi⸢rikaːri⸣ tḁ⸢ʧikaː⸣ri ⸢joiʃiːpu̥su⸣nu ⸢ʔoː⸣ruŋ]
(入れ替わり立ち代り、次々と祝い客がいらっしゃる)
Example phrases
ウチカイスン [ʔu⸢ʧikai⸣suŋ] (他動)
- 打ち返す。
- ⸢バウ⸣バ ウ⸢チ⸣クミ ⸣クーカー ス⸢ブル⸣ヌ ⸢ウイ⸣ナ ⸣バウシ ⸣ウキティ ウ⸢チカイ⸣スン
[⸢bau⸣ba ʔu⸢ʧi⸣kumi ⸣kuːkaː su⸢buru⸣nu ⸢ʔui⸣na ⸣bauʃi ⸣ʔukiti ʔu⸢ʧikai⸣suŋ]
(棒を打ち込んできたら、頭の上に棒で受けて打ち返す)
Example phrases
ウチカタライ [⸣ʔuʧikatarai] (名)
- 相談。懇談。協議。「うち・語らい」の義。⸣ウチ[⸣ʔuʧi]は強意の接頭語。
- ウ⸢ヌ⸣クトー ⸢ヤーニン⸣ズ ⸣ウチカタライバ ⸢シェー⸣ティ パ⸢ナ⸣シェー キ⸢ミリ⸣ヨー [ʔu⸢nu⸣ ku̥toː ⸢jaːnin⸣ʣu ⸣ʔuʧikataraiba ⸢ʃeː⸣ti pa⸢na⸣ʃeː ki⸢miri⸣joː] (そのことは家族で協議して話を纏め<決め>なさいねえ)。石垣方言からの借用語。日常生活では、パ⸢ナシアー⸣シ[pa⸢naʃiʔaː⸣ʃi](話し合い)、ム⸢ヌパナ⸣シ ⸢スン[mu⸢nupana⸣ʃi ⸢suŋ](もの話<物語>する)という。 ⸢ヤーニン⸣ゾー ウ⸢ヤッふァ⸣ヌ ⸣ウチカタライル ⸢カンヌー⸣ダー [⸢jaːnin⸣ʣoː ʔu⸢jaffa⸣nu ⸣ʔuʧikatarairu ⸢kannuː⸣daː] (家族は親子のうち語らいが肝要だよ)
Example phrases
カタチカーニ [kḁ⸢taʧikaːni] (連)
- 形ばかり。形式だけ。
- チ⸢カ⸣グロー シチジュー⸢サン⸣ヌ ⸢ヨイ⸣ヌン カ⸢タチカーニヌ ヨイ⸣バ ⸢ソー⸣ル プ⸢スル ゴー⸣ラ
[ʧi̥⸢ka⸣guroː ʃi̥ʧijuː⸢san⸣nu ⸢joi⸣nuŋ kḁ⸢taʧikaːninu joi⸣ba ⸢soː⸣ru pu̥⸢suru goː⸣ra]
(近頃は七十三の生年祝いも形ばかりの祝いをなさる人が多い)
Example phrases
キチカザ [ki̥⸢ʧikaʣa] (名)
- 鼻を突くきつい臭気。
- ⸢ヌー⸣ヌ カ⸢ザ⸣カヤー ⸣アイニ キ⸢チカザヌ スーヌ
[⸢nuː⸣nu ka⸢ʣa⸣kajaː ⸣ʔaini ki̥⸢ʧikaʣanu suːnu]
(何の臭いかねえ{EOS}あんなに鼻をつくきつい臭いがするんだが)
Example phrases
クチカミ [⸣ku̥ʧikami] (名)
- 骨壷。洗骨葬をした後に骨を納める甕。「骨甕」の義。
- パ⸢カヌ⸣ ナ⸢カ⸣ナー ⸣クチカメー ナ⸢ラビラリ ブー
[pḁ⸢kanu⸣ na⸢ka⸣naː ku̥ʧikameː na⸢rabirari buː]
(墓の中に骨壷が並べられている) - ア⸢ライクサイ⸣ シ⸢ティ⸣ クチェー ⸣クチカミナール ウ⸢サ⸣ミ ス⸢コーッ⸣タ
[ʔa⸢raikusai⸣ ʃi̥⸢ti⸣ kuʧeː ⸣kuʧi̥kaminaːru ʔu⸢sa⸣mi su̥⸢koːt⸣ta]
(洗骨をして、お骨は骨壷に<ぞ>納めておかれた)
Example phrases
シチカザ [ʃi̥⸢ʧi⸣kaʣa] (名)
- (植)和名、ヒメノアズキ(雌の節蔓)。カニクサ(雄の節蔓)『石垣方言辞典』。鳩間島の裏海岸の岩原に自生している。節祭りの時、シ⸢マナカヌ⸣ パ⸢マ[ʃi⸢manakanu⸣ pa⸢ma](島中の浜)より東側に自生しているのを採って、家の柱、臼類、杵類、農具類、家具類、瓶類。箸類、庭の立ち木等に結わえた。五寸ほどの長さに切って家族全員の耳に掛けてシ⸢チフル⸣マイ[ʃi̥⸢ʧiɸuru⸣mai](節祭りのご馳走)を食べた。
- シ⸢チ⸣カザ ⸣ミンナー カ⸢キラン⸣カー グ⸢ソーン⸣プスン ム⸢シトゥラ⸣リンティ⸢ダー
[ʃi̥⸢ʧi⸣kaʣa ⸣minnaː kḁ⸢kiraŋ⸣kaː gu⸢soːm⸣pusum mu⸢ʃitura⸣rinti⸢daː]
(節蔓を耳に掛けておかないと後生の人に毟りとられるってよ)
Example phrases
シチカザ [ʃi̥⸢ʧi⸣kaʣa] (名)
- 節祭りに用いる葛。節葛。節葛で巻いてあるものは現世人間の所有物である印とされ、祖霊がそれらをあの世へ持ち去ることは無いと信じられている。和名、カニクサ(雄株)、ヒメノアズキ(雌株)。必ず、シ⸢マナカヌ⸣ パマ[ʃi⸢manakanu⸣ pama](島中の浜)より東の岩原に生えているシチカザを採取することになっていた。
- シ⸢チ⸣ヌ ⸣ピンマー シ⸢チ⸣カザシ ⸢キーム⸣トゥン ⸣パラーン ⸢ドングペン⸣グン マ⸢キ⸣シキティ プ⸢スヌ⸣ ミンナーン ⸣ガキ シ⸢キ⸣シタ
[ʃi̥⸢ʧi⸣nu ⸣pimmaː ʃi̥⸢ʧi⸣kaʣaʃi ⸢kiːmu⸣tum ⸣paraːn ⸢doŋgupeŋ⸣gum ma⸢ki⸣ʃi̥kiti pu̥⸢sunu⸣ minnaːŋ ⸣gaki ʃi̥⸢ki⸣ʃi̥ta]
(節祭りの日には、節葛で庭木の幹も、柱も道具類も巻きつけておいて、人の耳にも掛けておいた)
Example phrases
ズンガチカジマール [⸢ʣuŋgaʧikaʤimaː⸣ru] (名)
- 十月の時化。十月に天気が崩れて時化やすいこと。「十月風回り」の義。十月には、風向がにわか<俄か>に東南から北に回って雨を伴った強風がたたきつけて時化ること。
- ⸢ズンガチカジマー⸣ロー ⸢アッ⸣タニ ⸢オシキヌ⸣ ヤ⸢ビ⸣ルンダ ⸢キー⸣ シ⸢キラン⸣カー ナ⸢ラ⸣ヌ
[⸢ʣuŋgaʧikaʤimaː⸣roː ⸢ʔat⸣tani ⸢ʔoʃi̥kinu⸣ ja⸢bi⸣runda ⸢kiː⸣ ʃi̥⸢kiraŋ⸣kaː na⸢ra⸣nu]
(十月風回りは急に天気が崩れる<破れる>から、気をつけないといけない)
Example phrases
タチカーリイリカーリ [tḁ⸢ʧikaː⸣ri ʔi⸢rikaːri] (連)
- 立ち代り入れ替わり。多くの人が代わる代わる現われるさま。
- タ⸢チカー⸣リ イ⸢リカーリ ヨイシープス⸣ヌ ⸢ペー⸣リ ⸢オーッ⸣タ
[tḁ⸢ʧikaː⸣ri ʔi⸢rikaːri joiʃiːpu̥su⸣nu ⸢peː⸣ri ⸢ʔoːt⸣ta]
(立ち代り入れ替わり祝儀の客が入って行かれた)
Example phrases
チカグル [ʧi̥⸢ka⸣guru] (名)
- 近頃。最近。
- チ⸢カ⸣グロー ⸣シマムニ パ⸢ナ⸣シ ⸢シェー⸣ プ⸢スン⸣ ピ⸢ナリナー⸣ヌ
[ʧi̥⸢ka⸣guroː ⸣ʃimamuni pa⸢na⸣ʃi ⸢ʃeː⸣ pu̥⸢sum⸣ pi⸢nari naː⸣nu]
(最近では方言<島言葉{EOS}島もの言い>を話せる<し得る>人も減ってしまった)
Example phrases
チカユルン [ʧi̥⸢ka⸣juruŋ] (自動)
- 近くへ寄る。近づく。
- ⸢マー⸣ビン チ⸢カ⸣ユルンティ ウ⸢ムーン⸣ドゥ マ⸢ナ⸣マー チ⸢カユラ⸣ヌ
[⸢maː⸣bin ʧi̥⸢ka⸣jurunti ʔu⸢muːn⸣du ma⸢na⸣maː ʧi̥⸢kajura⸣nu]
(もっと近寄ろうと思うが、今は近寄らない) - ⸢ワーン⸣ トンマー チ⸢カ⸣ユリ ⸣ミサカー チ⸢カ⸣ユル ⸣クトー ⸣ナルン
[⸢waːn⸣ tommaː ʧi̥⸢ka⸣juri ⸣misakaː ʧi̥⸢ka⸣juru ⸣ku̥toː ⸣naruŋ]
(君の所には近寄って良ければ近寄ることはできる) - ン⸢ベーマー⸣ チ⸢カ⸣ユレー ⸣ミサムヌ
[ʔm⸢beːmaː⸣ ʧi̥⸢ka⸣jureː ⸣misamunu]
(少しは近寄れば良いのに) - ⸢パー⸣ク チ⸢カ⸣ユリ
[⸢paː⸣ku ʧi̥⸢ka⸣juri]
(早く近寄れ)
Example phrases
ニングヮチカジマール [⸢niŋgwaʧikaʤimaː⸣ru] (名)
- 二月風回り。若年層は⸢ニンガチカジマー⸣ル[⸢niŋgaʧikaʤimaː⸣ru]ともいう。旧暦二月に急に吹く強風。台湾坊主<東シナ海低気圧>の一種。東シナ海に発生する低気圧。
- ⸢ニングヮチカジマール⸣ヌ ⸣シチェー ⸢アッ⸣タニ カ⸢ジェー マーリティ⸣ ニ⸢シカジヌ⸣ ウティ カ⸢バ⸣シ ⸣クーユンダ ナ⸢クラーン⸠ダー
[⸢niŋgwaʧikaʤimaːru⸣nu ⸣ʃi̥ʧeː ⸢ʔat⸣tani ni⸢ʃikaʤinu⸣ ʔuti ka⸢ba⸣ʃi ⸣kuːjunda na⸢kuraːn⸠daː]
(二月風回りの季節には、急に台湾坊主が発生して<風が北へ回って>北風が強く落ちてきて吹き荒れ、吹き被せてくるから怖いよ)
Example phrases
ヌチカウン [⸣nuʧi ⸢kauŋ] (連)
- 命が助かる。「命を買う」の義。
- ク⸢ヌ⸣ フ⸢チ⸣ル ⸣ヌミティ ⸣ヌチ ⸢カイ⸣ヨー
[ku⸢nu⸣ ɸu̥⸢ʧi⸣ru ⸣numiti ⸣nuʧi ⸢kai⸣joː]
(この薬を飲んで助かりなさい<命を買いなさい>よ)
Example phrases
ヌチカギリ [⸣nuʧikagiri] (副)
- 死力を尽くして。全力を奮って。一生懸命。「命の限り」の義。⸣カギリ[⸣kagiri]は「時間的限界点」の意を表す。
- ⸢ウイヌ⸣ シキン ウ⸢キ⸣ルンティ ⸣ヌチガギリ ⸢ビンキョー シーミッ⸣タン
[⸢ʔuinu⸣ ʃi̥kiŋ ʔu⸢ki⸣runti ⸣nuʧikagiri ⸢biŋkjoː ʃiː mit⸣taŋ]
(上級学校の試験を受けようと死力を尽くして勉強したことがある) - ⸣ヌチカギリ パ⸢タラキ⸣ ッ⸢ふァ⸣ ス⸢ダティ⸣リ
[⸣nuʧikagiri pḁ⸢taraki⸣ f⸢fa⸣ su⸢dati⸣ri]
(一生懸命働いて子供を育てろ)
Example phrases
バチカビムヌ [ba⸢ʧikabi⸣munu] (名)
- 罰当たり。「罰被り者」の義。他人を罵るときに用いる卑語。
- バ⸢チカビ⸣ムノー ⸢マーシ⸣ノ ⸢ピッ⸣チン ウ⸢ヤ⸣ヌ ⸣ムニ シゥ⸢カヌ
[ba⸢ʧikabi⸣munoː ⸢maːʃi⸣no ⸢pit⸣ʧiŋ ʔu⸢ja⸣nu ⸣muni sï̥⸢kanu]
(罰当たりめ野郎が、ちっとも親の言うことを聞き入れないよ)
Example phrases
バチカブン [ba⸢ʧi⸣ kabuŋ] (連)
- 罰があたる。「罰を被る」の義。
- ウ⸢ヤン⸣ナーニ フ⸢チウタイ スー⸣カー ⸣バチ⸣カブン⸢ダー
[ʔu⸢jan⸣naːni ɸu̥⸢ʧiʔutai suː⸣kaː ⸣baʧi kabun⸢daː]
(親に口答えすると罰があたるよ) - ッ⸢ふァバ⸣ アイニ ⸢シッ⸣キクラシ ⸢シー シシキルナ⸣ バチ カブン⸢ダー
[f⸢faba⸣ ʔaini ⸢ʃik⸣kikuraʃi ⸢ʃiː ʃiʃi̥kiruna⸣ baʧi ⸣kabun⸢daː]
(子供をあんなに叩き殴って躾けるな、罰があたるぞ)
Example phrases
パチカンナール [pḁ⸢ʧikannaːru] (名)
- 初夏に最初に鳴り響く雷鳴。「初雷」の義。
- パ⸢チカンナールヌ ナール⸣カー ウ⸢ルズン⸣ヌ ⸣シチ
[pḁ⸢ʧikannaːrunu naːru⸣kaː ʔu⸢ruʣun⸣nu ⸣ʃi̥ʧi]
(初雷が鳴ると初夏の季節だ)
Example phrases
Japanese-Multilingual Dictionary (JMDict)
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ちか【地下】
(Common Prefix)
- Underground; Below ground
(Common Noun)
- Underground (railway); Subway; Metro
— Colloquialism / Abbreviation
ちか【地価】
(Common Noun)
- The price of land
ちか【地下】
(Common Noun)
- Basement; Cellar; Underground place
- Secret; Under cover
ちか【治下】
(Noun)
- Under the rule of