(Noun) Okinawa tree lizard, Okinawa monkey lizard (Diploderma polygonatum)
Define たく taku Meaning タク
Displaying results for たく (taku・たく・タク) – ryukyu
JLect: Japonic Languages and Dialects Database
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(Verb) To hit, to strike, to knock, to beat; to punish, to chastise, to scourge, to whip
A dictionary of the Ryukyuan language
Results from the 沖縄語辞典 データ集 Okinawago jiten dēta-shū (Okinawan Language Dictionary Data Collection), published by the National Institute for Japanese Language and Linguistics, © CC BY 4.0.
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タク taku (taku) ⓪ 名
- 蛸。~nu ?eeku.蛸のように骨無しの人間。立って歩けない人をいう。?eekuはその項参照。
アタク ataku (?ataku) ⓪ 名
- 蛙の一種。青蛙。芭蕉の葉によくいるので,'uu?atakuともいう。~natooN.青蛙のように坐りこんで動かない。坐りこんで働かないさま,だだをこねて動かないさまなどをいう。
タクク takuku (takuku) ① 名
- 他国。他郷。
タクマ takuma (takuma) ⓪ 名
- 利口さ。知恵のあること。悪い意味はない。悪知恵は'janadakuma。
タクトゥ takutu (takutu) ① 名
- 二言(ふたこと)。次の慣用句で用いる。takutoo neeN.異論なしに。口答えせずに。言う通りに。二つ返事で。
ジュンタク juntaku (zuNtaku) ① 名
- 潤沢。豊かなこと。munoo~ni kadooN.飯は存分に食べている。
マータク maataku (maataku) ⓪ 名
- 竹の一種。だいさんちく。りょくちく。高さ10メートル近くにもなる最も普通の竹。たけのこは食用,幹は竿・建築用材などにする。
シタク shitaku (sitaku) ⓪ 名
- 支度。用意。
- 身支度。着物を着て装うこと。
- 綱引きの時,綱の上に乗る,扮装した人物。たいていは組踊りの人物に扮装する。
タクブン takubun (taku=buN) ① 他=baN,=di
- たたむ。折り返して重ねる。
タクマー takumaa (takumaa) ⓪ 名
- 利口者。知恵のある者。うまいことを考える者。悪い意味はない。
タクムイ takumui (takumui) ① 名
- 4厘。銭200文。ziN(銭)の項参照。
タクヌン takunun (taku=nuN) ⓪ 他=maN,=di
- たくらむ。企てる。muhuN~.謀叛をたくらむ。
タクシ takushi (takusi) ⓪ 名
- 沢岻。《地》参照。
ユンタク yuntaku ('juNtaku) ⓪ 名
- おしゃべり。~sjuN.
マッタクー mattakuu (maQtakuu) ⓪ 名
- 紙だこの一種。十字の骨に紙を張った,簡単な紙だこ。maQtaraaともいう。形がこうもりに似ているので,那覇ではkaabujaaという。
シンタク shintaku (siNtaku) ⓪ 名
- 洗濯。水につけて洗うことだけでなく,洗い,乾かし,伸ばし,たたみ上げるまでの全部をいう。~sjuN.洗濯して仕上げる。?aratee ?aSiga siNtakoo maada.洗ってはあるが,まだ仕上げてない。洗う仕事のみは?areesikuciである。
- 布に水を通すこと。
ユンタクー yuntakuu ('juNtakuu) ⓪ 名
- おしゃべりの者。
ワタクシ watakushi ('watakusi) ① 名
- 私事。'watakusigutuと同じ。
- へそくり。婦人などがわたくしに貯えた金。
ヲゥーアタク wuu ataku ('uu?ata]ku) ⓪ 名
- 青がえる。芭蕉の葉などによくいるのでいう。
フィッタクユン fittakuyun (hwiQtaku=juN) ① 他=raN,=ti
- ひったくる。荒荒しく奪い取る。
A dictionary of the Ryukyuan language
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たく 【炊く】
たくさん 【沢山】
だくだく
See also
たくわえる 【貯える】
- tabuyuN (≈ tabuiN)
- takuweeyuN (≈ takuweeiN)
- tamiyuN (≈ tamiiN)
おたく 【御宅】
See also
くだく 【砕く】
したく 【支度】
くたくた
Phrases
- ~になる → ʔaata,つかれる
せんたく 【洗濯】
ちゃたく 【茶托】
てんたく 【転宅】
See also
Dictionary of the Practical Use of Okinawan
Results from the うちなーぐち活用辞典テキストデータベース Uchinaaguchi katsuyō jiten tekisuto dētabēsu (Dictionary of the Practical Use of Okinawan), by Shinsho Miyara, © CC BY-ND 3.0 DEED.
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た くとぅ
- 二言
- たくとー ねーんくとぅ ちゅーなかいに いちょーちゅん どー。
(二言は言わないから今日のうちに言っておくよ) - あれー たくとぅ みくとぅ なー ゆびわどぅ いれーゆる。
(あの人は二、三回名前を呼ばれてやっと返事をする)
Example phrases
たくぶん (たくだん、たくばん、たくでぃ)
- たたむ
- ちん あらてーし たくぶん。
(着物を洗ったのをたたむ)
Example phrases
たくま
- 利口さ
⇒ たくまー〈利口者〉 - たくまぬ ちゅーさる むぬんかい たくまーんでぃ いーん。
(考えの深い者に利口者と言う) - じんぶなー、はがなー、たくまーや ゐぬむん。
(知恵者、頭がよく切れる者、利口者は同じものだ)
Example phrases
たくむん (たくだん、たくまん、たくでぃ)
- たくらむ
- しくちばから あり っうぃーほーいんち ありくり たくむん。
(仕事場からあの人を追い払おうとしてあれこれたくらむ)
Example phrases
うさきー(なー) そんなにたくさん
- うさきーなーぬ っちゅぬ まーから あちまてぃちゃが やー?
(そんなにたくさんの人が何処から集まって来たのかねえ) - 「うさきーぬ こーいむんっし たーがが かむら?」「いん まやーん をぅいびーしぇー。」
(「そんなにたくさんの買い物をしていったい誰が食べるのか」「犬も猫もいますから」)
Example phrases
かた くくる
- ひとまずの安心
- くるま はっちゃかたんでぃぬ しらしぬ あたしが、まーん やまちぇー ねーらんでぃる くとぅぬ わかてぃ なまぬ とぅくろー かたくくる ゆるちょーん。
(交通事故の知らせがあったが、どこもケガしていないということが分かって今のところひとまず安心している)
Example phrases
かた くち われー
- 微笑み
- あぬ っちょー ちゃー かたくちわれーっし いっぺー っうぇんだーさん。
(あの人はいつも微笑んでいてとても感じがいい) - みーぬ めーをぅてぃ ふみらってぃ はじかさが あたら、かたくちわれー そーたん。
(目の前でほめられて恥ずかしかったのか、微笑んでいた)
Example phrases
しんたく すん (〜さん、〜さん、〜っし)
- 洗濯する
- ちのー しんたくっし ふし よー。
(服は洗濯して干しなさいよ)
Example phrases
ぬちぬ しんたく
- 命の洗濯
- っちゅにんぢのー まるけーてぃなー ぬちぬ しんたく さんねー、どぅーぬ どぅーん むたらん ないん。
(人間は時には命の洗濯をしないと、自分の身も持てなくなる)
Example phrases
ゆんたく
- おしゃべり
ゆんたくー
- おしゃべり好き
*(参考)ゆんたかー(おしゃべりな人)
わたくし
- へそくり
- わたくしぐゎーや うふぃぐゎーぬ くとぅしぇー ちかいぶしこー ねーらんくとぅ、たまい しんでー ゆくん ちかいぶしこー ねーらん ないん。
(へそくりはちょっとしたことでは使いたくないので、たまるにつれて余計に使いたくなくなる)
Example phrases
くゎたくゎた
- ぐつぐつ
- 「うーにー」ぬ くゎたくゎた たぢてぃ にーかじゃ そーくとぅ、でぃー かまな。
(煮物がぐつぐつ煮えて匂いがしているので、さあ食べようか)
Example phrases
*(参考)うーにー(お祝いの煮込み料理)
かじ かじぬ
- たくさんの
- なー かじかじぬ さねーならんくとぅぬ うふさぬ、ぬーからが てぃー ちきてぃ しむら わからん さー。
(もうたくさんしなければならないことが多くて、何から手を付ければよいのかわからないよ)
Example phrases
けー とぅいん (〜とぅたん、〜とぅらん、〜とぅてぃ)
- ひったくる、横取りする
- みちなかをぅてぃ じてんしゃ ぬとーる っちゅんかい くさーから かばん けーとぅらったん。
(路上で自転車に乗っている人に背後からカバンをひったくられた) - でーくに じょーとぅーから とぅてぃ うちきてーし っちゅぬ けーとぅいんち そーたん。
(大根良いのから取って置いてあったのを他人が横取りしようとしていた) - あぬ うぃなごー っちゅぬ をぅとぅ けーとぅらんちびけーっし やー。あんし やなたくまー やる。
(あの女性は他人の夫を横取りしようとばかりしてね。なんとずる賢い女だ)
Example phrases
さら〜
- まったくの
- さらみーむん
(まったくの新品) - さらふりむん
(どうしようもない馬鹿) - さらわかむん
(まったくの若者) - さらいちでーじ
(たいへんな一大事) - さらわしー
(ど忘れ)
Example phrases
*(参考)日本語の「まっさら」(真新)、「まっしろ」(真っ白)の「まっ」は〈まったくの〉を意味し、「さら」(新)を強めているが、沖縄語では「さら」の方が強意の接頭辞である
しちゃ だくまー
- こっそりたくらむ者
- しちゃだくまー たんきり よー。
(こっそりたくらむ者に深入りしないでね)
Example phrases
すぐいん (すぐたん、すぐらん、すぐてぃ)
- 殴る、たたく
- んかしぬ わらべー わっさいねー、うやぬちゃーから すぐらってぃどぅ ふどぅっわーさっとーしが、なまー すぐてー ならんくとぅ なとーん。
(昔の子どもは悪いことをすると、両親からたたかれて養育されたが、今はたたいてはいけなくなっている)
Example phrases
すぐい けーらすん (〜けーらちゃん、〜けーらさん、〜けーらち)
- ひっぱたたく
- あったたんちゃーや くさみけーからー みーん みーらん なてぃ すぐいけーらちゃい すしが、うんな くとー しぇー ならん。
(短気者は怒ってしまうと目の前も見えなくなってひっぱたたくが、そんなことはしてはいけない)
Example phrases
そー ふりむん
- まったくのバカ
- あれー しぢん のーらん そーふりむん やてぃ ちゃーん ならん。
(あいつは死んでも直らないまったくのバカでどうしようもない)
Example phrases
Audio Database of Hatoma Lexicon
Results from the 鳩間方言 音声語彙データベース Hatoma hōgen onsei goi dētabēsu (The Audio Database of Hatoma Lexicon), by Shinichi Kajiku and Natsuko Nakagawa, © CC BY-SA 3.0 DEED
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ウチダラスン [ʔu⸢ʧidara⸣suŋ] (他動)
- {Mn_1}打ちのめす。ぶん殴る。ひっぱたく。ウ⸢チ[ʔu⸢ʧi]は強意の接頭語。
- ヤ⸢ナクトゥ シェー⸣カー ウ⸢チダラサ⸣リクトー トゥ⸢ミララヌ
[ja⸢naku̥tu ʃeː⸣kaː ʔu⸢ʧidarasa⸣ri ⸣ku̥toː tu⸢miraranu]
(悪いことをしたのであれば、ぶん殴られる<ぶったたかれる>ことは止められない) - ウ⸢チダラ⸣スンティ カマイ⸢ヨー⸣ル
[ʔu⸢ʧidara⸣sunti kamai⸢joː⸣ru]
(ぶん殴る<ぶったたく>といって身構えていらっしゃる) - プ⸢スム⸣シェー ウ⸢チダラシ⸣プサン
[pu̥⸢sumu⸣ʃeː ʔu⸢ʧidaraʃi⸣pu̥saŋ]
(一度はぶん殴りたい) - ノー⸢ン⸣シ ブ⸢ラバン⸣ プ⸢スヨー⸣ ウ⸢チダラ⸣ス ⸣クトー ナ⸢ラ⸣ヌ
[noː⸢ŋ⸣ʃi ⸢burabam⸣ pu̥⸢sujoː⸣ ʔu⸢ʧidara⸣su ⸣ku̥toː na⸢ra⸣nu]
(どんなにしていても他人をぶん殴ってはいけない) - ウ⸢チダラ⸣シ
[ʔu⸢ʧidara⸣ʃi]
(ぶん殴れ)
Example phrases
バタフズン [ba⸢ta⸣ɸuʣuŋ] (他動)
- 他人の感情を逆撫でする。憎まれ口をたたく。故意に嫌なことを言い立てて他人を不愉快にする。「腹くじる<抉る>」の転訛したもの。「挑 天彫反、久自流」『新訳華厳経音義私記』の義か。⸣バタ ⸣フズン[⸣bata ɸuʣuŋ](憎まれ口を叩く<腹くじる{EOS}心を抉る>)ともいう。
- ウ⸢レー サッ⸣コー プ⸢スヌ⸣ バ⸢タ⸣フズンダ ウ⸢ヌ カン⸣ガイ ⸢シー⸣ ピライ⸢ヨー
[ʔu⸢reː sak⸣koː pu̥⸢sunu⸣ ba⸢ta⸣ɸuʣunda ʔu⸢nu kaŋ⸣gai ⸢ʃiː⸣ pirai⸢joː]
(彼は非常に憎まれ口をたたくから、そのつもりで付き合いなさいよ) - バ⸢タフザン⸣ドーシ パ⸢ナ⸣シバ バ⸢タ⸣フズ プ⸢ソー ニッ⸣ふァー サ⸢リン⸣ダー
[ba⸢taɸuʣan⸣doːʃi pa⸢na⸣ʃiba ba⸢ta⸣ɸuʣu pu̥⸢soː nif⸣faː sa⸢rin⸣daː]
(憎まれ口を叩かないで話しなさいよ{EOS}憎まれ口を叩くと人に憎まれるよ) - バ⸢タ⸣フジ ⸣ミサカー ウ⸢ムイ⸣キシ バ⸢タ⸣フジバ
[ba⸢ta⸣ɸuʤi ⸣misakaː ʔu⸢mui⸣ki̥ʃi ba⸢ta⸣ɸuʤiba]
(憎まれ口をたたいてよければ、思い切って憎まれ口を叩きなさい) - ⸢マー⸣ビン バ⸢タ⸣フジェー ⸣ミサムヌ
[⸢maː⸣bim ba⸢ta⸣ɸuʤeː ⸣misamunu]
(もっと憎まれ口をたたけばいいのに)
Example phrases
ピキスングルン [pi̥⸢kisuŋguruŋ] (他動)
- ひっぱたく(引っ叩く)。強くたたく。「ひき uby{扱}{シゴ}く」の義か。「撲、ウツ、ハラフ、コク」『類聚名義抄』の義。
- ピ⸢キスングルンティ⸣ ウ⸢ムーン⸣ドゥ シ⸢ナー⸣ンダ ピ⸢キスングララヌ
[pi̥⸢kisuŋgurunti⸣ʔu⸢muːn⸣du ʃi⸢naː⸣nda pi̥⸢kisuŋguraranu]
(引っ叩こうと思うが、幼いので引っ叩かれない) - カ⸢ナ⸣サルナカー ピ⸢キスングリ⸣ ナ⸢ラー⸣シティル ム⸢カ⸣シプソー ナ⸢ラー⸣ソーッタ
[ka⸢na⸣saru ⸣nakaː pi̥⸢kisuŋguri⸣ na⸢raː⸣ʃi̥tiru mu⸢ka⸣ʃipu̥soː na⸢raː⸣soːtta]
(可愛いほど鞭打って< uby{扱}{シゴ}いて>教えなさいと昔の人は教えられた) - ピ⸢キスングル⸣ クトー ナ⸢ラ⸣ヌヌ プ⸢スケン⸣ナー ピ⸢キスングレー⸣ ミサムヌ
[pi̥⸢kisuŋguru⸣ ku̥toː na⸢ra⸣nunu pu̥⸢suken⸣naː pi̥⸢kisuŋgureː⸣ misamunu]
(引っ叩くことは出来ないが、一度ぐらいは引っ叩けばいいのに) - ⸢ウンザー⸣ ピ⸢キスングリ
[⸢ʔunʣaː⸣ pi̥⸢kisuŋguri]
(こいつは引っぱたけ)
Example phrases
ピッチン [⸢pit⸣ʧiŋ] (副)
- 陳述副詞。少しも。ちっとも。まったく。「一つも」からの転訛。強意表現。文末の打ち消しの助動詞と呼応して用言の意味を強調し、少しも~ない、ちっとも~ない、まったく~ない、の意味を表す。
- ⸣バー ム⸢ニ⸣ヨー ⸢ピッ⸣チン シゥ⸢カヌ
[⸣baː mu⸢ni⸣joː ⸢pit⸣ʧin si̥⸢kanu]
(私の話<ことば>を全く聞かない) - ⸢ジン⸣マー ⸢ピッ⸣チン ⸢ナー⸣ヌ
[⸢ʤim⸣maː ⸢pit⸣ʧin ⸢naː⸣nu]
(お金は少しも<全く>ない) - ⸢ジンブン⸣マー ⸢ピッ⸣チン ⸢ナー⸣ムティ ウ⸢ブ⸣ムニ イ⸢ジ アー⸣ク
[⸢ʤimbum⸣maː ⸢pit⸣ʧin ⸢naː⸣muti ʔu⸢bu⸣muni ʔi⸢ʤi ʔaː⸣ku]
(思慮分別<存分>はな何もいのに uby{大言壮語}{タイ|ゲン|ソウ|ゴ}して<大きなこと言って>いる)
Example phrases
アタタクマ [ʔa⸢tatakuma] (名)
- 急な才知。頓知。
- ミ⸢ドゥム⸣ヌ ア⸢タタクマ⸣ティ ア⸢ズ⸣ ム⸢カ⸣シムニヌ ⸣アン
[mi⸢dumu⸣nu ʔa⸢tatakuma⸣ti ʔa⸢ʣu⸣ mu⸢ka⸣ʃimuninu ʔaŋ]
(「女は急場凌ぎの機知に富む(が深慮に欠ける)
」
という先人の言葉<諺>がある)
Example phrases
ウブタク [ʔu⸢bu⸣taku] (名)
- (動)オオダコ(大蛸)。幼児語では、大きな男根、おちんちん。
- ⸢スー⸣チズーサーリ イ⸢ソー シー⸣ ウ⸢ブ⸣タク トゥリ⸢クー⸣タ
[⸢suː⸣ʧiʣuːsaːri ʔi⸢soːʃiː⸣ ʔu⸢bu⸣tḁku turi⸢kuː⸣ta]
(大潮<大潮の潮干>で潮干狩りに行って大きな蛸を捕ってきた) - ⸢ウリウリ⸣ ウ⸢ブタク⸣ヌ ⸣ンジケーン
[⸢ʔuriʔuri⸣ ʔu⸢butaku⸣nu ⸣ʔnʤikeːŋ]
(ほらほら、大蛸<おちんちん>が出てきたよ)
幼
児語)
Example phrases
ガシタク [ga⸢ʃi⸣taku] (名)
- 保存用に炙って燻製にした蛸。「乾かし蛸」の義か。熱湯で茹でて水を切り、ア⸢マ⸣ダ[ʔa⸢ma⸣da](燻製用金網)に載せて熾火で炙り燻製にした蛸。硬いので鉋や包丁で削って食べた。長期保存がきくので、石垣島や沖縄へ送る際にもこの手法で燻製にして贈った。子供の歯が生えかける頃、燻製にした蛸の手を約10センチ程度の長さに切り、皮や吸盤を削り去った後の中身をしゃぶらせる習慣があった。燻製蛸は噛むにつれて味が出るので、離乳期の子供に母乳以外の食品の味を覚えさせるのに好都合であった。燻製蛸そのものが噛むにつれて弾力性が出るので乳児の顎の力をつけさせるのに良いといわれていた。歯が生え始めた乳児は、しばしば母親の乳頭を噛むので、その頃から燻製蛸を与えていたが、最近ではこの習慣も忘れられている。
- ヤ⸢ラビ⸣ヌ ⸢パームイ⸣ジブン ⸣ナルカー ガ⸢シ⸣タク シ⸢ビラソーッ⸣タ
[ja⸢rabi⸣nu ⸢paːmui⸣ʤibun ⸣narukaː ga⸢ʃi⸣taku ʃi⸢birasoːt⸣ta]
(子供が歯の生えはじめる頃になると燻製蛸をしゃぶらされた) - ガ⸢シ⸣タコー カムカー カム⸢シンダイ⸣ ン⸢マー⸣ ナルン
[ga⸢ʃi⸣takoː ⸣kamukaː kamu⸢ʃindai⸣ ʔm⸢maː⸣naruŋ]
(炙って燻製にした蛸は、噛めば噛むほど美味しくなる) - ガ⸢シ⸣タコー タ⸢ブイラリン⸠ダー
[ga⸢ʃi⸣takoː ta⸢buirarin⸠daː]
(焙乾した蛸は長期保存できるよ) - ガ⸢シ⸣タクンノーン ッ⸢ス⸣ミ イ⸢サナケーヌ⸣ シトゥ ⸣ムティパリバ
[ga⸢ʃi⸣tḁkunnoːn s⸢su⸣mi ʔi⸢sanakeːnu⸣ ʃi̥tu ⸣mutipariba]
(薫製蛸でも包んで石垣への土産に持って行けよ)
Example phrases
カシタクン [⸣kḁʃi⸣tḁkuŋ] (名)
- かせいと(綛糸)の束。麻糸などを枠に一定回数巻き、枠をはずして束ねたもの。
- ⸣カシタクンマー ⸣プシティ ⸢カーラカシ⸣バ
[⸣kḁʃitḁkummaː ⸣pu̥ʃiti ⸢kaːrakaʃi⸣ba]
(かせいと<綛糸>の束は干して乾かしなさいよ)
Example phrases
カタクトゥムニ [kḁ⸢takutu⸣muni] (名)
- 片言。不完全な、たどたどしい言葉遣い。ク⸢バ⸣ムニ[ku⸢ba⸣muni](片言)ともいう。
- ウ⸢キナー⸣ムニ パ⸢ナ⸣シ ⸢ベーン⸣ドゥ カ⸢タクトゥ⸣ムニ ヤ⸢ルンダ⸣ バ⸢カヤ⸣ヌ ナ⸢ラ⸣ヌ
[ʔu⸢kinaː⸣muni pa⸢na⸣ʃi ⸢beːn⸣du kḁ⸢takutu⸣ muni ja⸢runda⸣ ba⸢kaja⸣nu na⸢ra⸣nu]
(沖縄言葉を話しているが、片言<たどたどしい言葉遣い>だから、恥ずかしくて堪らない)
Example phrases
カタクリ [kḁ⸢takuri] (名)
- 片栗粉。カ⸢タクリクー[kḁ⸢takurikuː](片栗粉)ともいう。老人達は、片栗粉をお湯に溶かして黒糖を削って入れて飲んでいた。
- カ⸢タクリ⸣ ユーナ ⸣タリティ ヌ⸢マ⸣シバ
[kḁ⸢takuri⸣ juːna ⸣tariti nu⸢ma⸣ʃiba]
(片栗粉をお湯に溶かして飲ませなさいよ)
Example phrases
カワッタクトゥ [ka⸢watta⸣ ku̥tu] (連)
- 変わったこと。珍妙なこと。珍しいこと。
- ミ⸢ジラ⸣サ カ⸢ワッタ⸣ ク⸢トゥ⸣バ ⸢シー⸣ シケーティバン⸢ナー⸣ ク⸢ヌ⸣ ッ⸢ふァー
[mi⸢ʤira⸣sa ka⸢watta⸣ ku̥⸢tu⸣ba ⸢ʃiː⸣ʃi̥keːtiban⸢naː⸣ ku⸢nu⸣ f⸢faː]
(珍しく変わったことをしでかしてあるそうだなあ、この子は)
Example phrases
シタク [ʃi̥⸢taku] (名)
- したく(支度)。準備。用意。
- ⸢ユー⸣ボンシタク シ⸢ミルンティ パイ⸣サ ⸢ヤー⸣ パ⸢ラシ⸣タ
[⸢juː⸣boŋʃi̥taku ʃi⸢mirunti pai⸣sa ⸢jaː⸣ pa⸢raʃi̥⸣ta]
(夕食の準備をさせるために早く家に帰した)
Example phrases
シタクバリムニ [ʃi̥⸢takubari⸣muni] (名)
- どもり(吃り)。どもること。「舌・こわばり(強張り)・もの言い」の転訛したものか。ン⸢ガニ[ʔŋ⸢gani](吃音)ともいう。
- シ⸢タクバリムニ⸣ヌ ⸢マービ スー⸣カー ウ⸢チ⸣ルンティ⸢ダー
[ʃi̥⸢takubarimuni⸣nu ⸢maːbi suː⸣kaː ʔu⸢ʧi⸣runti⸢daː]
(どもりの真似をすると移る<感染する>そうだよ)
Example phrases
シタクバリムヌ [ʃi̥⸢takubari⸣munu] (名)
- 吃音者。どもり(吃り)。ン⸢ガナー[ʔŋ⸢ganaː](吃り{EOS}吃る人)ともいう。
- シ⸢タクバリムヌ⸣ヌ ⸣ムネー シ⸢キングリ⸣サン
[ʃi̥⸢takubarimunu⸣nu ⸣muneː ʃi̥⸢kiŋguri⸣saŋ]
(吃音者の話は聞き取りにくい)
Example phrases
シタクリカークリスン [ʃi̥⸢ta⸣kurikaːkuri ⸢suŋ] (連)
- あれこれと用意する。いろいろと工面する。
- タ⸢ビヌ⸣ ス⸢コール スンティ シー⸣ シ⸢タ⸣クリカークリ ⸢シー ベー
[ta⸢binu⸣ su̥⸢koːru sunti ʃiː⸣ ʃi̥⸢ta⸣kurikaːkuri ⸢ʃiː beː]
(旅の準備をしようとして、あれこれ工面している)
Example phrases
シタクルン [ʃi̥⸢ta⸣kuruŋ] (自動)
- あれこれと用意する。あれこれ準備する。いろいろと工面する。工夫算段する。
- シ⸢タ⸣クリ ッ⸢ふァースン
[ʃi̥⸢ta⸣kuri f⸢faːsuŋ]
(あれこれ工夫して作って食べさせる) - シ⸢タ⸣クルンティ ス⸢ヌ⸣ シ⸢タクララ⸣ヌ
[ʃi̥⸢ta⸣kurunti su⸢nundu⸣ ʃi̥⸢takurara⸣nu]
(いろいろ工面しようとするが工面できない) - ⸣バー ⸣ドゥーシェー シ⸢タ⸣クル ⸣クトー ナ⸢ラン⸣バ ⸢ワー⸣ ドゥーシ シ⸢タ⸣クリ
[⸣baː ⸣duːʃeː ʃi̥⸢ta⸣kuru ⸣ku̥toː na⸢ram⸣ba ⸢waː⸣ duːʃi ʃi̥⸢ta⸣kuri]
(私は、自分では工面できないから、君は自分で工面しなさい) - シ⸢タ⸣クレー ⸣ミサムヌ
[ʃi̥⸢ta⸣kureː ⸣misamunu]
(工面すればよいのに)
Example phrases
シンタク [⸢ʃin⸣taku] (名)
- 洗濯。標準語からの借用語。⸢キン⸣アライ[⸢kiŋ⸣ʔarai](衣洗い)というのが普通。
- ウ⸢ブ⸣スーシ ⸢シン⸣タク シ⸢ティ⸣ ⸢マーミジ⸣シ ブ⸢ナシティ⸣バ
[ʔu⸢bu⸣suːʃi ⸢ʃin⸣taku ʃi̥⸢ti maːmiʤi⸣ʃi bu⸢naʃi̥ti⸣ba]
(海水<大潮>で洗濯して真水で濯ぎなさいよ)
Example phrases
シンタクイタ [⸢ʃintaku⸣ʔita] (名)
- 洗濯板。標準語からの借用語。巾約30センチ、長さ約50センチの板の約半分に波型の刻み目をつけた洗濯用の板。
- ⸢キン⸣マー ⸢シンタクイタ⸣ヌ<⸢シンタクイツァ⸣ヌ> ⸢ウイ⸣ナー ⸣シキティ ⸢ゴーシゴーシ⸣シ ⸢ムーミティ⸣ ア⸢ライ⸣バ
[⸢kim⸣maː ⸢ʃintakuʔita⸣nu<⸢ʃintakuiʦa⸣nu> ⸢ʔui⸣naː ⸣ʃi̥kiti ⸢goːʃigoːʃi⸣ʃi ⸢muːmiti⸣ ʔa⸢rai⸣ba]
(着物は洗濯板の上に置いてごしごしと揉んで洗いなさいよ)
Example phrases
スーシキタク [⸢suːʃi̥ki⸣tḁku] (名)
- 塩漬けのタコ(蛸)。「塩漬けタコ」の義。
- ⸢スーシキ⸣タコー ⸢ティー⸣ヤ ⸣サキティ パ⸢リタク スー⸣カー ナ⸢ガタブイ⸣ シ⸢ラリン⸣ダー
[⸢suːʃi̥ki⸣tḁkoː ⸢tiː⸣ja ⸣sḁkiti pa⸢ritaku suː⸣kaː na⸢gatabui⸣ ʃi⸢rarin⸣daː]
(塩漬けタコは、手を割いて張りタコにすると長期保存できるよ)
Example phrases
タク [⸣tḁku] (名)
- (動)タコ(蛸)の総称。マダコ。
- ⸢ミートゥ⸣ダク [⸢miːtu⸣daku] (夫婦蛸{EOS}つがい<番いの蛸{EOS}マダコ>) ウ⸢ム⸣ジ [ʔu⸢mu⸣ʤi] (いいだこ<飯蛸{EOS}腹に飯粒状の卵を持つ>))。⸣サーラダク[⸣saːradaku](手の長い痩せた蛸{EOS}島の人はそれを食しない)などが珊瑚礁の穴に生息する。ガ⸢シ⸣タク[ga⸢ʃi⸣tḁku](燻製蛸)は保存食に、パ⸢リタク[pa⸢ritaku](蛸の手を裂いて日干し乾燥したもの)は石垣島へ輸出した。 ⸢パームイジブン⸣ヌ ヤ⸢ラビン⸣マー ガ⸢シタク⸣ヌ ⸣ティー シ⸢ビラソーッ⸣タ [⸢paːmuiʤibun⸣nu ja⸢rabim⸣maː ga⸢ʃitaku⸣nu ⸣tiː ʃi⸢birasoːt⸣ta] (歯が生える頃の乳児には燻製蛸の手を<皮と吸盤を削り去って>しゃぶらされた)
Example phrases
Prosodic materials of the Southern Ryukyuan Yaeyama Miyara dialect
Results from the [関連データ]南琉球八重山語宮良方言の名詞アクセント資料 [Kanren dēta] Minami Ryūkyū Yaeyama-go Miyara hōgen No meishi akusento shiryō ([Relevant Data] Prosodic materials of the Southern Ryukyuan Yaeyama Miyara dialect), by Kenan Celik, Aso Reiko and Kohei Nakazawa, © CC BY-NC 3.0 DEED
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シキムヌ [ʃi̥kimunu] F (名)
- 漬物。たくあん
ヤータクリ [jaːtakuri] L (名)
- 血統
Japanese-Multilingual Dictionary (JMDict)
Results from the Japanese-Multilingual Electronic Dictionary project (JMdict), created by Jim Breen, © Electronic Dictionary Research and Development Group.
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たく・しょく【卓】
(Common Noun)
- Table; Desk
(Common Counter)
- Counter for tables, desks, etc.
たく【宅】
(Common Noun)
- House; Home; Husband
たく【炊く】
(Common Godan verb, transitive)
- To cook (grains, e.g. rice)
- To boil; To simmer; To stew; To seethe
たく【焚く】
(Common Godan verb, transitive)
- To burn; To kindle; To build a fire
- To heat (a bath, stove, etc.)
- To use (a camera flash)
たく・き【柝・析】
(Noun)
- Wooden clappers (signalling the beginning or end of a performance)
たく【栲】
(Noun)
- Paper mulberry
— Archaism
たく・すず・ぬりて・ぬて・さなき【鐸】
(Noun)
- Duo (ancient Chinese bell with a clapper and a long handle)
- Large wind bell
たく【薫く・炷く】
(Godan verb, transitive)
- To burn (usu. incense)
たく【択】
(Counter)
- Counter for choices, options, etc.
— Colloquialism