(Noun) Tongue; lips
Define しば shiba Meaning シバ
Displaying results for しば (shiba・しば・シバ) – ryukyu
JLect: Japonic Languages and Dialects Database
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A dictionary of the Ryukyuan language
Results from the 沖縄語辞典 データ集 Okinawago jiten dēta-shū (Okinawan Language Dictionary Data Collection), published by the National Institute for Japanese Language and Linguistics, © CC BY 4.0.
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シバ shiba (Siba) ⓪ 名
- 舌。sica(舌)の項参照。~neejuN.舌を出す。馬鹿にする意もある。~neeree.舌を出しなさい(医者がいう場合など)。~neerarijuN.舌を出される。馬鹿にされる。~ciQcaN.舌をけがした。
- ?waaSiba(上くちびる),sicaSiba(下くちびる),Siba?iru(くちびるの色)などの複合語の時は,くちびるの意。
シバイ shibai (sibai) ① 名
新
- 芝居。もとは'uduiといった。
アシバー ashibaa (?aSibaa) ⓪ 名
- ?aSibjaaと同じ。
ムシバ mushiba (musiba) ① 名
新
- 虫歯。musikweebaaともいう。
シバキ shibaki (sibaki) ⓪ 名
- 植物名。やぶにっけい。種子から油をしぼり,食用・燈用にする。
シバヤ shibaya (sibaja) ① 名
新
- 芝居小屋。劇場。
シバサン shibasan (sibasaN) ⓪ 形
- 狭い。そこにある物や家,そこにいる人などについて,その場所が狭い場合には?ibasaNといい,単に広狭を問題にする時はsibasaNという。kukurunu~.心が狭い。心には?ibasaNとはいわない。
シバシ shibashi (sibasi) ① 副
文
- しばし。しばらくの間。
シバユン shibayun (siba=juN) ⓪ 他=raN,=ti
文
- 縳る。たばねてくくる。口語では'juujuNなど。
ウーシバー uushibaa (?uusiba]a) ⓪ 名
- 臼歯。?uukubaa(奥歯)ともいう。
イシバシ ishibashi (?isibasi) ① 名
- 石橋。
ニシバル nishibaru (nisibaru) ⓪ 名
- 西原。《地》参照。
ッワーシバ qwaashiba (?waaSiba) ① 名
- 上くちびる。
シバイル shiba iru (Siba?iru) ⓪ 名
- くちびるの色。
ユーシバイ yuushibai ('juusibai) ⓪ 名
- 寝小便。
フィシバター fishibataa (hwiSibataa) ⓪ 名
- うすっぺらな布地。
ハシバシ hashibashi (hasibasi) ① 名
- 端端。物のはしばし。すみずみ。
ケーシバル keeshibaru (keesibaru) ⓪ 名
- keesibataraciと同じ。
クチシバ kuchishiba (kuciSiba) ① 名
- うわさ。評判。口唇の意。sikiNnu~ni kakajuN.世間のうわさにのぼる。悪いことの場合にいう。
ミチシバ michishiba (micisiba) ① 名
文
- 道ばたの草。?asamasija hwicui ?umuikugarituti,~nu Cijutu tumuni ciihatiti, ?iNmajunu 'iziki najuratumiba.[浅間しゃ一人思焦れとて道柴の露と共に消え果てて犬猫のゑじきなゆらとめば(花売之縁)]なさけないことよ。ひとりで思いこがれながら,路傍の露と消え果てて,犬猫のえじきになるかと思うと。
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しば 【芝】
しはい 【支配】
じばた 【地機】
しばふ 【芝生】
しばる 【縛る】
しはらう 【支払う】
- harayuN (≈ haraiN)
むしば 【虫歯】
いしばし 【石橋】
くしばこ 【櫛箱】
はしばこ 【箸箱】
See also
はしばし 【端端】
おしはなす 【押し放す】
Dictionary of the Practical Use of Okinawan
Results from the うちなーぐち活用辞典テキストデータベース Uchinaaguchi katsuyō jiten tekisuto dētabēsu (Dictionary of the Practical Use of Okinawan), by Shinsho Miyara, © CC BY-ND 3.0 DEED.
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しば
- 舌
- なまー しばぬ はぎとーくとぅ、ぬー かでぃん まーこー ねーん。
(今は舌が炎症を起こしているので、何を食べてもおいしくない) - っちゅぬ なかんかえー いるねー みしらんしが、くさー とぅんけーてぃ しば ねーとーる ばーん あん。っちゅんかい うしぇーらってぃどぅ をぅが? あねー あらんどぅ あが?んでぃ いーしぇー、ゆー わからんとーならん。
(人の中には表情には見せないが、後ろを振り返ってバカにしている場合もある。人にバカにされているのか、そうではないのかというのはよくわからないといけない)
Example phrases
しば いる
- 唇の色
- しばいるぬ ぬぎとーしが、ぬーが っやーや くーやーいんぐゎーんかいどぅ っわーりてぃー?
(唇の色が真っ青になっているが、あなたは人に噛み付く犬にでも追われたのか)
Example phrases
しば かんちらかんちら すん (〜さん、〜さん、〜っし)
- 舌がうまく回らない
- っちゅぬ めーをぅてぃ うちなーぐちさーに えーさち する ばすねー、ぬぶしてぃ しばかんちらかんちら すん。
(人前で沖縄語で挨拶するときには、あがって舌がうまく回らない)
Example phrases
しばい
- 芝居
⇒ しばやー〈劇場〉、しばい しー〈役者〉 - こくりつげきじょーぬ ぐとーる まぎしばいやーや あゑー すしが、なーふぃん わかさる しばいしー すだてぃらんとー ならん。
(国立劇場のような大劇場はありはするが、もっと若い役者を育成しないといけない)
Example phrases
くち しば (くちなん くちぐとぅ〈悪いうわさ〉)
- 悪いうわさ
- っやーや しきんぬ くちしばんかい かかとーん どー。くちなん くちぐとぅやか うとぅるさる むのー ねーん どー。
(あなたは世間の悪い噂が立っているよ。噂ほど怖いものはないよ) - くちなん くちぐとぅぬ かかいねー、ちむ あんまさ しみらさったい、 どぅー あんまさ しみらさったい、ないるくとぅぬ ならん なたいする さーいぬ あんでぃるくとぅ やん。
(悪い噂が立つと、意気消沈させられたり、体調不良にされたり、できることもできなくなったりする障りがあるということだよ)
Example phrases
くん しばいん (〜しばたん、〜しばらん、〜しばてぃ)
- 強く縛る
- ふるしんぶのー はんでぃらんぐとぅ くんしばれー。
(古新聞は外れないように強く縛りなさい)
Example phrases
しちゃ しば (っわー しば〈上唇〉)
- 下唇
- ふぃーさいねー くちぬ かーらちゅしが、くちぇー しちゃしばとぅ っわーしばから なとーくとぅ、しばさーに んだすん。
(寒いと口が乾くが、口は下唇と上唇から成っているので、舌で濡らす)
Example phrases
なま あし ばい
- 冷や汗をかくこと
- あんまさぬ、 なまあし はとーん。
(体調不良で、冷や汗をかいている) - なま あし じーじー そーん。
(冷や汗をかいている)
Example phrases
っわー しば
- 上唇
- っわーしばぬ ふぃっさる っちゅん をぅれー、ぶったらー そーしん をぅん。
(上唇が薄いひともいれば、厚ぼったいのもいる)
Example phrases
あしぶん (あしだん、あしばん、あしでぃ)
- 遊ぶ
- やー かちほーらーっし/かちほーてぃ あしでぃ あっちょーん。
(家を放り捨てて遊んでばかりいる)
Example phrases
をぅどぅい さー (しばい しー/しばい さー〈役者〉)
- 舞踊家
- をぅどぅいさーとー ちがてぃ、うちなーぬ しばいしー/しばいさーや うた、をぅどぅい、しばいぬ みーち なりわどぅ やる。
(舞踊家とは違って、沖縄の役者は歌、踊り、芝居の3つができないといけない)
Example phrases
さーはごーさん (さー〜〈すこしばかり〉)
- うす気味悪い
- うりかーや きーぶりだちゃーっし ぬーがな さーはごーさん やー。
(この辺は鳥肌が立って何だか気持ちが悪いね) - あこーくろー そーる ばすに がらさーぬ なちーねー あんし さーはごーさる やー。
(薄暗くなる時に、カラスが鳴いたらなんともうす気味が悪いね)
Example phrases
*(参考) uby{毛}{きー} uby{群}{ぶ}り uby{立}{だ}ちゃー(鳥肌が立つこと)
くぃー ちゃーすん (〜ちゃーちゃん、〜ちゃーさん、〜ちゃーち)
- 喰いしばる
- なーふぁぬ うふちなふぃちねー はー くぃーちゃーち うすまさ ちばたしが、ちゃー すんかりー さったん。
(那覇の大綱挽には歯を食いしばって一生懸命がんばったが、ずうっと引きずられた)
Example phrases
さー
- すこしばかり
さー ぐさみち
- 少しばかり怒ること
- ぬーが やら わからんしが、あれー さーぐさみち そーたん どー。
(どういうことか分からないが、あの人は不機嫌だったよ)
Example phrases
いちゅたー
- ちょっと、しばらく
- いちゅたー っんまが んーちょーてぃ とぅらさに?
(ちょっと孫をみていてくれないか) - っやーや いちゅたー じん からちくぃらんなーんでぃ いちょーしが、っやー いちゅたーや ちゃぬ あたいぬ いちゅた やが?
(あなたはしばらくお金を貸してくれないかと言っているが、あなたのしばらくとはどの位のしばらくなのか)
Example phrases
Audio Database of Hatoma Lexicon
Results from the 鳩間方言 音声語彙データベース Hatoma hōgen onsei goi dētabēsu (The Audio Database of Hatoma Lexicon), by Shinichi Kajiku and Natsuko Nakagawa, © CC BY-SA 3.0 DEED
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イバイ [ʔi⸢bai] (名)
- (植)和名、おひしば。チカラグサ(力草)。繁殖力の強い雑草。根は強く抜き難い。イ⸢バイムトゥ[ʔi⸢baimutu]ともいう。
- イ⸢バイムトー⸣ ピ⸢キヌイ グリ⸣サン
[ʔi⸢baimutoː⸣ pi̥⸢kinui guri⸣saŋ]
(チカラグサは引き抜きづらい)
Example phrases
サイサン [⸢sai⸣saŋ] (副)
- 再三。何度も。たびたび(度々)。しばしば。
- ⸢サイ⸣サン ア⸢ズンドゥ⸣ シゥ⸢カンバン
[⸢sai⸣saŋ ʔa⸢ʣuundu⸣ sï̥⸢kambaŋ]
(再三<なんども>言うけれど、聞き入れないわい)
Example phrases
ヌーサラ [nuː⸢sara] (副)
- しばしば。たびたび。なおさら(猶更)。
- ⸢ワール⸣ ヌー⸢サラ⸣ ヤ⸢ラビ⸣バ ⸢カシゥカー⸣シ ⸢ブー⸣ティバン⸢ナー
[⸢waːru⸣ nuː⸢sara⸣ ja⸢rabi⸣ba ⸢kaʃi̥kaː⸣ʃi ⸢buː⸣tiban⸢naː]
(君がしばしば<何かと>子供を uby{賺}{スカ}しているそうだなあ)
Example phrases
ヌーサン [nuː⸢saŋ] (副)
- しばしば。たびたび。幾度と無く。なおさら。話し手の意に反したことをしている意を表す。怒りの意が内包されている語。ノー⸢サン[noː⸢saŋ](しばしば)ともいう。
- ⸢ワー⸣ ヌー⸢サン バン⸣テヌ ⸢ドン⸣グ ⸢カッティニ⸣ シゥ⸢カイブー⸣ ティバン⸢ナー
[⸢waː⸣ noː⸢sam ban⸣tenu ⸢doŋ⸣gu ⸢kattini⸣ si̥⸢kai buː⸣ tiban⸢naː]
(君は幾度となく私の家の道具を勝手に使っているそうだねえ)
Example phrases
アシバ [ʔa⸢ʃi⸣ba] (連)
- そうしなさいよ。⸣アイ ⸢シー⸣バ[⸣ʔai ⸢ʃiː⸣ba](そうしなさいよ)の縮まった形。ア⸢スン[ʔa⸢suŋ](そうする)参照。
- ⸣ナルカー ア⸢シ⸣バ
[⸣narukaː ʔa⸢ʃi⸣ba]
(出来たらそうしなさい)
Example phrases
アブシバライ [ʔa⸢buʃi⸣barai] (名)
- 田の畦の草を刈り払うこと。「畦・払い」の義。
- ⸢トー⸣サ トゥ⸢リンテー⸣ナ ア⸢ブシ⸣バライ ⸢サン⸣カー ナ⸢ラ⸣ヌ [⸢toː⸣sa tu⸢rinteː⸣na ʔa⸢buʃi⸣barai ⸢saŋ⸣kaː na⸢ra⸣nu] (田草を取りながら田の畦の雑草を刈り取らないといけない)。沖縄本島のアブ(ー)⸢シバレ⸣ー[ʔabu(ː)⸢ʃibare⸣ː](畦祓い・田の畦をはらう行事<虫よけの祈願>)(『沖縄今帰仁方言辞典』)という民俗行事はないが、類似の民俗行事としては⸢ユーニガイ[⸢juːnigai](「世願い」の義)がある
Example phrases
イシバナ [ʔi⸢ʃibana] (名)
- 岩原。海水に浸食されて海岸にそそり立つ珊瑚礁の岩壁。
- ⸢タイフー⸣ヌ ⸣ピンマー ⸢スー⸣ヌ ⸣パナー イ⸢シバナ⸣ カ⸢バシ⸣ス
[⸢taiɸuː⸣nu ⸣pimmaː ⸢suː⸣nu ⸣panaː ʔi⸢ʃibana⸣ ka⸢baʃi⸣su]
(台風の時は波のしぶき<飛沫>は海岸の岩壁を乗り越えて覆いかぶす) - ⸢スー⸣ヌ ⸣ミツカー イ⸢シバナヌ⸣ ナ⸢カフク⸣ル ⸢バー⸣キ ⸢スー⸣ヤ ⸢キー⸣ス
[⸢suː⸣nu ⸣miʦukaː ʔi⸢ʃibananu⸣ na⸢kaɸu̥ku⸣ru ⸢baː⸣ki ⸢suː⸣ja ⸢kiː⸣su]
(潮が満つと海岸の珊瑚礁の半ばまで海水は達する<来る>)
Example phrases
イシバナミチ [ʔi⸢ʃibanamiʧi] (名)
- 岩が露出した道。岩だらけの道。石ころだらけの道。
- イ⸢シバナミチェー⸣ イッ⸢ケン⸣ ア⸢ラキグリ⸣サン
[ʔi⸢ʃibanamiʧeː⸣ ʔik⸢keŋ⸣ ʔa⸢rakiguri⸣saŋ]
(岩だらけの道は非常に歩きにくい)
Example phrases
イシバンスル [ʔi⸢ʃibansuru] (名)
- 石のように硬いグアバ<ばんじろう>の実。発育不良で硬い、未熟なグアバの実。歯で咬んでも噛み切れないばかりか、強い渋みが出て不味く、食べられない。
- ⸢ウーカジ⸣ナー ⸢ムーマリティル⸣ ク⸢ジル⸣タユー イ⸢シバンスル⸣ ナリティ ッ⸢ふァーラヌ
[⸢ʔuːkaʤi⸣naː ⸢muːmaritiru⸣ ku⸢ʤiru⸣tajuː ʔi⸢ʃibansuru⸣ nariti f⸢faːranu]
(台風にもまれて<ぞ>発育不良になった<成長がくずれた>のか、石のように硬いグアバの実になって食えない<喰らわれない>)
Example phrases
ウシバクヨー [ʔu⸢ʃibakujoː] (名)
- うしばくろう(牛博労)。牛を売り買いして荒稼ぎをすること。またその人。
- ウ⸢ヌ⸣ プ⸢ソー⸣ ウ⸢キ⸣ナーラ ⸢ヤイマーバー⸣キ ウ⸢シバクヨーバ シール⸣ アイニ ⸢モーク⸣タツォー
[ʔu⸢nu⸣ pu̥⸢soː⸣ ʔu⸢ki⸣naːra ⸢jaimaːbaː⸣ki ʔu⸢ʃibakujoːba ʃiːru⸣ ʔaini ⸢moːku⸣taʦoː]
(その人は沖縄から八重山まで牛博労をして<ぞ>あんなに儲けたそうだよ)
Example phrases
オーシバ [⸢ʔoːʃiba] (名)
- 上唇。ッ⸢サシバ[s⸢saʃiba](下唇)の対義語。
- ⸢オーシバ⸣ナー ア⸢シブ⸣ヌ ⸣ンジティ ⸣ヤミ ナ⸢ラ⸣ヌ
[⸢ʔoːʃiba⸣naː ʔa⸢ʃibu⸣nu ⸣ʔnʤiti ⸣jami na⸢ra⸣nu]
(上唇におできが出来て痛くてたまらない) - ⸢オーシバヌ⸣ ア⸢シ⸣ボー ム⸢タブ⸣ナティ ア⸢ザリブー
[⸢ʔoːʃibanu⸣ ʔa⸢ʃi⸣boː mu⸢tabu⸣nati ʔa⸢ʣaribuː]
(上唇の御出来はいじるな<弄ぶな>と言われている) - ⸢オーシバー
[⸢ʔoːʃibaː]
(上唇は) - ⸢オーシバヌ⸣ フ⸢クルン
[⸢ʔoːʃibanu⸣ ɸu̥⸢kuruŋ]
(上唇が腫れる) - ⸢オーシバトゥ⸣ ッ⸢サシバ
[⸢ʔoːʃibatu⸣ s⸢saʃiba]
(上唇と下唇) - ⸢オーシバ⸣ナー ピ⸢ニ モー⸣シ ⸢ベー
[⸢ʔoːʃiba⸣naː pi⸢ni moː⸣ʃi ⸢beː]
(上唇に鬚を生やしている)
Example phrases
カンシバ [⸢kaŋ⸣ʃiba] (名)
- カンシバ(神芝)の義か。豊年祭の当日、友利御嶽から司やティジリビー、スーダイ<総代>、ムラヤクサ達がミチウタ(道歌)を歌いながらサンシキ(桟敷)へ降りていく際に、頭に巻きつけるマーニ(クロツグ)の葉。神前に供えて祈願をし、神霊を宿しているといわれている<神の uby{憑代}{ヨリ|シロ}>。
- ⸢カン⸣プスンケーラ ヤ⸢ク⸣サンケー ⸢バー⸣キ ムー⸢ル⸣ ⸢カン⸣シバー ⸢ユイティ⸣ ミ⸢チウタバ⸣ イ⸢ジェー⸣ティル ッ⸢サンター⸣ ウ⸢ローッ⸣タ
[⸢kam⸣pu̥suŋkeːra ja⸢ku⸣saŋkeː ⸢baː⸣ki muː⸢ru⸣ ⸢kaŋ⸣ʃibaː ⸢juiti⸣ miʧiʔutaba⸣ ʔi⸢ʤeː⸣tiru s⸢santaː⸣ ʔu⸢roːt⸣ta]
(神職者から村役人たちまで、皆カンシバを頭に結って、道歌を歌いながら村中の桟敷<下の方>へ降りてこられた<下りられた>) - ⸢カン⸣シバー ⸢マーニ⸣ヌ ⸢パー⸣シル ス⸢ブ⸣ルナ マ⸢コーッ⸣タ
[⸢kaŋ⸣ʃibaː ⸢maːni⸣nu ⸢paː⸣ʃiru su⸢bu⸣runaː ma⸢koːt⸣ta]
(神芝はマーニの葉で頭に巻かれた)
Example phrases
シーシバル [⸢ʃiːʃibaru] (名)
- 血尿。潜血尿。「血いばり」の義。腎炎、膀胱炎等にみられる『医学沖縄語辞典』。
- ⸢シーシバルヌ⸣ ン⸢ジル⸣ヌ ⸢マー⸣ヌ ⸢ワッ⸣サカヤー
[⸢ʃiːʃibarunu⸣ ʔn⸢ʤiru⸣nu ⸢maː⸣nu ⸢was⸣sakajaː]
(血尿が出るが、どこが悪いのかなあ) - ⸢シーシバルバ シー ベー⸣ヌ ⸢マー⸣ヌ ⸢ワッ⸣サカヤー
[⸢ʃiːʃibaru ʃiː beː⸣nu ⸢maː⸣nu ⸢was⸣sakajaː]
(血尿をしているが、何処が悪いのかね)
Example phrases
シーマザーリシバル [⸢ʃiːmaʣaːri⸣ ʃi⸢ba⸣ru] (連)
- 潜血尿(occult blood in urine)。⸢血の混じった小便」の義。
- ⸢シーマザーリ⸣ シ⸢バル⸣ヌ ン⸢ジル⸣ヌ ⸣ヌーカヤー
[⸢ʃiːmaʣaːri⸣ ʃi⸢baru⸣nu ʔn⸢ʤiru⸣nu ⸣nuːkajaː]
(潜血尿が出るけれど何だろうか) - シ⸢バ⸣ルナ ⸣イル ⸣シキ ⸢ベー
[ʃi⸢ba⸣runaː ⸣ʔiru ⸣ʃiki ⸢beː]
(尿に色がついている{EOS}着色尿{EOS}colored urine)
『
医学沖縄語辞典』)
Example phrases
シバ [⸣ʃiba] (名)
- 唇の総称。フ⸢チヌ⸣ シバ[ɸu̥⸢ʧinu⸣ ʃiba](口の唇)ともいう。
- ⸢オーシバ
[⸢ʔoːʃiba]
(上唇) - ッ⸢サシバ
[s⸢saʃiba]
(下唇) - の部分名称がある。 ⸣シバ ⸢フッ⸣ツァムン
[⸣ʃiba ⸢ɸut⸣ʦamuŋ]
(唇を噛む)
Example phrases
シバ [⸣ʃiba] (名)
- しゃこ貝の外套膜。青紫色を呈する。酢の物にするとシャキシャキとした食感があり、美味である。⸣シバ[⸣ʃiba](唇)から意味派生したものであろう。
- ギ⸢ラ⸣ヌ ⸣シバー ナ⸢マ⸣シ ⸢スー⸣カー イッ⸢ケン⸣ ン⸢マー⸣ン [gi⸢ra⸣nu ⸣ʃibaː na⸢ma⸣ʃi ⸢suː⸣kaː ʔik⸢kem⸣ ʔm⸢maː⸣ŋ] (しゃこ貝のシバ{SqBr}⸣ʃiba{/SqBr}(外套膜)は刺身にすると非常に美味しい)
Example phrases
シバ [⸣ʃiba] (名)
- 芝草。庭の石垣の回りや道端に自生している草。水はけのよい土地に繁茂する。5月頃に小さな花を咲かせることがある。
- ⸢バン⸣テヌ ミ⸢ナ⸣カナー シ⸢バ⸣ヌ ⸣ムイ ⸢ベー⸣ン
[⸢ban⸣tenu mi⸢na⸣kanaː ʃi⸢ba⸣nu ⸣mui ⸢beː⸣ŋ]
(私の家の庭に芝草が生えている) - ⸣シバ イ⸢ビルン
[⸣ʃiba ʔi⸢biruŋ]
(芝草を植える)
Example phrases
シバー [⸣ʃibaː] (名)
- 三つ口。いぐち。としん(兎唇)。
- マ⸢ナ⸣マー マ⸢リットーラヌ⸣ シバーン ⸢ノーサ⸣リン
[ma⸢na⸣maː ma⸢rittoranu⸣ ʃibaːn ⸢noːsa⸣riŋ]
(今は生まれつきの兎唇も治される<治療できる>)
Example phrases
シバーン [ʃi⸢baː⸣ŋ] (形)
- 狭い。面積や幅が小さい。「多爾世婆美峯に延ひたる~『万葉集 3507』」、「Xebai、セバイ<狭い>『邦訳日葡辞書』」の義。
- ⸣クマー シ⸢バー⸣ンダー カ⸢マー⸣ ウ⸢チ⸣リ
[⸣kumaː ʃi⸢baː⸣nda ka⸢maː⸣ ʔu⸢ʧi⸣ri]
(此処は狭いから、あそこへ移れ) - ッ⸢ふァヌ⸣ グ⸢マー⸣タケンマー シ⸢バー ナーン⸣シェンドゥ ⸢シンダイ⸣ シ⸢バー⸣ ナリ ⸢ナー⸣ヌ
[f⸢fanu⸣ gu⸢maː⸣takemmaː ʃi⸢baː naːŋ⸣ʃendu ⸢ʃindai⸣ ʃi⸢baː⸣ nari ⸢naː⸣nu]
(子供が小さかった頃は狭くなかったが、次第に狭くなってきてしまった) - シ⸢バー⸣ クトー ⸢ナー⸣ヌ
[ʃi⸢baː⸣ ku̥toː ⸢naː⸣nu]
(狭いことはない) - シ⸢バー⸣カー
[ʃi⸢baː⸣kaː]
(狭かったら) - ⸣クマー シ⸢バー⸣ヌ ブ⸢ララヌ
[⸣kumaː ʃi⸢baː⸣nu bu⸢raranu]
(此処は狭くておれない)
Example phrases
シバイシー [ʃi⸢baiʃiː] (名)
- 俳優。男優。女優。芝居役者。「芝居し」の転訛したもの。戦前までは芝居役者の社会的な地位は低かった。農業や漁業、商業等の産業に従事しない人が芝居役者になると蔑まされていた。
- ム⸢カ⸣シェー シ⸢バイシーヤ⸣ ウ⸢シクラシムーヌル スー⸣ティ ア⸢ゾーッ⸣タ
[mu⸢ka⸣ʃeː ʃi⸢baiʃiːja⸣ ʔu⸢ʃikuraʃimuːnuru suː⸣ti ʔa⸢ʣoːt⸣ta]
(昔は、芝居役者は怠け者がするといわれた)
Example phrases
Japanese-Multilingual Dictionary (JMDict)
Results from the Japanese-Multilingual Electronic Dictionary project (JMdict), created by Jim Breen, © Electronic Dictionary Research and Development Group.
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しば【芝】
(Common Noun)
- Lawn; Sod; Turf
しば【柴】
(Common Noun)
- Brushwood; Firewood
しば【司馬】
(Noun)
- Minister of War (Zhou-dynasty China)
しば【駟馬】
(Noun)
- Four horse carriage
しば【死馬】
(Noun)
- Dead horse
しばいぬ・しばけん【柴犬】
(Noun)
- Shiba (Japanese breed of small dog, native of Shikoku); Brushwood dog
しばえび・しばエビ・シバエビ【芝海老・芝エビ・芝えび】
(Noun)
- Shiba shrimp (prawn, Metapenaeus joyneri)
しろえび・シロエビ【白蝦・白海老】
(Noun)
- Broad velvet shrimp (Metapenaeopsis lata)
— Word usually written using kana alone
- Shiba shrimp (Metapenaeus joyneri)
— Word usually written using kana alone
にほんけん・にほんいぬ・にっぽんいぬ【日本犬】
(Noun)
- Japanese dog breed (i.e. Shiba, Akita)