(Noun) Ceremony, ritual, rite; style, type; equation, formula
Define しち shichi Meaning シチ
Displaying results for しち (shichi・しち・シチ) – ryukyu
JLect: Japonic Languages and Dialects Database
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(Noun) Threadsail filefish (Stephanolepis cirrhifer); Titan triggerfish (Balistoides viridescens)
A dictionary of the Ryukyuan language
Results from the 沖縄語辞典 データ集 Okinawago jiten dēta-shū (Okinawan Language Dictionary Data Collection), published by the National Institute for Japanese Language and Linguistics, © CC BY 4.0.
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シチ shichi (sici) ⓪ 名
- 質。質屋に入れる担保。質草。~?irijuN.質に入れる。~tujuN.質草として取る。また,質屋を営業する。~?ukijuN.質から出す。
シチ shichi (sici) ⓪ 名
- 七。普通はnanaCiという。
シチ shichi (sici) ⓪ 名
- 四季。
シチ shichi (sici) ① 名
- 式。儀式。
シチ shichi (sici) ① 名
- 敷居。
シチ shichi (Sici) ⓪ 名
- 好き。~'jaN.好きだ。~naQcu.好きな人。
シチ shichi (siCi) ⓪ 名
- 節。二十四節の節。
シチ shichi (siCi) ① 名
- 湿気。しめりけ。~kakajuN.湿気をおびる。じめじめする。~nu ?aN.湿気がある。
イシチ ishichi (?isici) ① 名
- 伊敷。《地》参照。
ブシチ bushichi (buSici) ⓪ 名
- 好きでないこと。きらい。食べ物についていう。その反対はzoogu.'waNnee sakee~'jaQsaa.わたしは酒は好きじゃないよ。~na saki siiraQti.きらいな酒を強いられて。
フィシチ fishichi (hwisici) ① 名
- 平敷。《地》参照。
グシチ gushichi (gusici) ⓪ 名
- すすき。文語ではSiSiciという。その花(尾花)はbaraNという。
ジャシチ jashichi (Zasici) ⓪ 名
- 座敷。部屋。
- 寝間。寝室。
- 寝床。~sjuN.床をとる。
ジシチ jishichi (zisici) ⓪ 名
- 儀式。おもに,結婚式における杯の取りかわしなどをいう。
ジシチ jishichi (zisiCi) ① 名
- 時節。時候。'iizisiCi natooN.いい時候になった。
- 時機。~maci?ukijuN.時機を待ち受ける。
カシチ kashichi (kasici) ⓪ 名
- 布の織り始めの部分。織り始めて1尺ぐらいまでをいう。~?ucuN.1尺ぐらい布を織った時,ひもを切って布を巻きつける。
クシチ kushichi (kusici) ⓪ 名
- 戸籍。~?irijuN.(結婚して)入籍する。~nuzuN.(離婚などで)除籍する。
マシチ mashichi (masici) ⓪ 名
- 真志喜。《地》参照。
ムシチ mushichi (musici) ① 名
- 回虫などによって起こる病気。
- 虫気。子供の種々の病気をいう。
ニシチ nishichi (nisici) ⓪ 名
- 錦。
A dictionary of the Ryukyuan language
Results from the 沖縄語辞典 データ集 Okinawago jiten dēta-shū (Okinawan Language Dictionary Data Collection), published by the National Institute for Japanese Language and Linguistics, © CC BY 4.0.
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しち 【質】
Phrases
- ~の利息 shichinurii
しちや 【質屋】
しちがつ 【7月】
しちぐさ 【質草】
Phrases
- ~となるものを調べること shichimuchishirabi
しちにち 【7日】
See also
しちりん 【7厘】
しちじゅう 【70】
Phrases
- 73歳のお祝い→ shichijuusaN
しちとうい 【七島藺】 (植物名)
しちながれ 【質流れ】
しちねんき 【七年忌】
しちふくじん 【七福神】
しちめんちょう 【七面鳥】
ごしちにち 【五七日】
See also
じゅうしち 【17】
さんしちそう 【三七草】 (植物名)
さんしちにち 【三七日】
じゅうしちはち 【十七八】
See also
ほくとしちせい 【北斗七星】
Dictionary of the Practical Use of Okinawan
Results from the うちなーぐち活用辞典テキストデータベース Uchinaaguchi katsuyō jiten tekisuto dētabēsu (Dictionary of the Practical Use of Okinawan), by Shinsho Miyara, © CC BY-ND 3.0 DEED.
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しち
- 好き
- たーんかい やてぃん しちな っちょー をぅる むんどぅ やしが、ぬーんち っやーんかえー をぅらんが?
(誰にでも好きな人がいるものだが、どうしてあなたにはいないの)
Example phrases
しちきーん (しちきたん、しちきらん、しちきてぃ)
- やっつける、しつける
- んかしぇー しーじゃぬちゃーんかい ゆばってぃ、むぬ ならーしんでぃち しちきらりーる くとぅん あたん。
(昔は先輩たちに呼ばれて、しつけるといってやっつけられることもあった) - んかしとぅ なまとー しちきよーぬ かわてぃ、てぃーふぃさ っんぢゃちゃい こーぐゎーさー くゎーちゃい しーねー ならんくとぅ、わらびんちゃーんかい むぬならーしぬ しーぐりく なとーん。やくとぅ、めーあがいっし うやん うや なさん、しーじゃん しーじゃ なさん。
(昔は今とは躾け方が違って、手足を出したりげんこつを喰らわせてはいけないので、子どもたちに道理を教えにくくなっている。それで、生意気になって親も親とは思わない、先輩も先輩とは思わない)
Example phrases
しちき
- しつけ
- なまぬ うやぬちゃーぬ しちきがたー なてーをぅらん。
(今の親たちのしつけはなっていない)
Example phrases
*(参考)くらしがた(暮らし方)、ちーくがた(稽古の仕方)、しこーいがた(準備の仕方)
しちきーん (しちきたん、しちきらん、しちきてぃ)
- 備え付ける
- なーぬ きーんかい そーみなーぬ くー しちきたくとぅ、そーみなーぬ いっちゃい っんぢたい そーん。
(庭の木にメジロの巣箱を備え付けたので、メジロが出たり入ったりしている)
Example phrases
しちぐゎち そーぐゎち
- 盆と正月
- やまとぅんかい をぅる っくゎー しちぐゎちそーぐゎちにどぅ けーてぃちゅーる。
(本土に居る子は盆と正月に帰省する) - しちぐゎちそーぐゎち しらんねー みーちらりーん どー。
(盆と正月を知らないと見捨てられるよ)
Example phrases
しちゅん (しちゃん、しかん、しち)
- 敷く
- たたんから じゅーたん しちぇーる じゃしちぬ うふく なてぃ、くらしよーぬ たった うらんだふーじー なとーん。
(畳からじゅうたんを敷いた部屋が多くなって、暮らし方がだんだん洋式になっている)
Example phrases
しちゃ
- 下
- うっちんとぅーっし しちゃびけー んーぢーねー、っうぃーぬ みーらんくとぅ かんばぬんかい ちぶる あーする ばーん あん。
(うつむいて下ばかり見ていたら、上が見えないので看板に頭をぶつけることもある)
Example phrases
しちゃ しば (っわー しば〈上唇〉)
- 下唇
- ふぃーさいねー くちぬ かーらちゅしが、くちぇー しちゃしばとぅ っわーしばから なとーくとぅ、しばさーに んだすん。
(寒いと口が乾くが、口は下唇と上唇から成っているので、舌で濡らす)
Example phrases
しちゃ だくまー
- こっそりたくらむ者
- しちゃだくまー たんきり よー。
(こっそりたくらむ者に深入りしないでね)
Example phrases
しちゃ でぃー
- 贈収賄
- うてぃんぬ しちゃをぅてー あくゆく しぇー ならんどぅ あしが、ゆくぬ ちゅーさぬ、いちぬ ゆー やてぃん しちゃでぃー ちかいるくとぅぬ ねーん ないる くとー ねーん。
(お天道様の下では悪欲をしてはならないが、欲が強くて、いつの世でも贈収賄が無くなることはない)
Example phrases
しちゃ ぬい
- 下塗り
- やー ふちゃーに しちゃぬえー さしが、じんぬ たらーん なてぃ っわーぬいまでー なーだ しぇー ねーん。
(家を建てて下塗りはしたが、お金が足りなくなって上塗りまではまだしていない)
Example phrases
しちゃ ばー
- 下歯
- わらびぬ はーや しちゃばーから みーてぃちゅーん。
(子どもの歯は下歯から生えてくる)
Example phrases
しちゃ ばー
- 下葉
- をぅーじぬ しちゃばー かやーに すがち いーち しみーん。
(砂糖キビの下葉を刈って風を通して息をさせる)
Example phrases
しちゃ ばい
- 下方にだらだらと後をひいて流れること
- びちぬ いりむぬんかい わきーる ばすに さきぬ しちゃばいっし むとーたん。
(別の入れ物に分けるときに酒が下にだらだらと後をひいて漏れていた)
Example phrases
しちゃ ふぃぢ
- あごひげ
- あぬ っちょー ふぃーぢゃーぬ ふぃぢんねーっし しちゃふぃじ たてぃとーしが、っやー っわーふぃぢぇー がちまやーぎさこー ねーらに? ふーじぇー ねーらん、すてぃ くーわ。
(あの人はヤギのヒゲのようにあごひげを生やしているが、お前の口ひげは食いしん坊みたいではないか。みっともない、剃って来い)
Example phrases
*(参考)がちまやーぎさー あらに?(食いしん坊みたいではないか);がちまやーふーぢーや あらに?(食いしん坊みたいではないか)
うし ちーん (〜ちっちゃん、〜ちらん、〜ちっち)
- ちょん切る、押しきる
- っやー からじ んーちゃく うしちっち くーわ。
(あなたの頭髪を短く切ってきなさい) - たーが ぬーんでぃ いらわん、どぅーぬ するくとー、うしちっち いちゅる っちゅ やん。
(誰が何と言おうとも、自分のすることは押し切って行く人だ)
Example phrases
うし ちきーん (〜ちきたん、〜ちきらん、〜ちきてぃ)
- 押しつける
- どぅーや ふぃんぎまーい さーに っちゅんかい うしちきーん。
(自分は逃げ回って人に押しつける)
Example phrases
かしちー
- おこわ
- かしちーや かりーな むん やてぃ、うゆうぇーぬ ばすねー むちぐみ、あかまーみ ぐー なち っんぶちぇーる むんぬ っうぃーんかい くるぐまぬ ほーらっとーん。
(おこわはめでたいもので、お祝いのときには餅米、小豆と一緒に蒸したものの上に黒ごまが振りかけられている)
Example phrases
くしち
- 戸籍
- っくゎ なしーねー、にしゅーかんまでぃねー くしち いりらんとー ならん。
(出産したら、2週間以内に戸籍にいれないといけない)
Example phrases
ぐしち
- すすき
- じゅーぐやーねー ばらんぬ ちちょーる ぐしち かざてぃ ちちながみ すん。
(十五夜にはすすきの穂が付いているススキを飾って月見をする) - ぐしちさーに ちゅくたる あじまー むしべー むんぬきむん/ふーふだがーい なとーん。
(ススキでつくった十字結びは魔除けになっている)
Example phrases
Audio Database of Hatoma Lexicon
Results from the 鳩間方言 音声語彙データベース Hatoma hōgen onsei goi dētabēsu (The Audio Database of Hatoma Lexicon), by Shinichi Kajiku and Natsuko Nakagawa, © CC BY-SA 3.0 DEED
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ナナ [⸣nana] (名)
- (数)数の名。なな(七)。しち。⸢ティー[⸢tiː](ひとつ)、⸢ター[⸢taː](二つ)、⸢ミー[⸢miː](みっつ)、⸢ユー[⸢juː](四つ)、⸣イチ[⸣ʔiʧi](五つ)、⸢ムー[⸢muː](六つ)、⸣ナナ[⸣nana](七つ)、⸢ヤー[⸢jaː](八つ)、ク⸢ク⸣ヌ[ku̥⸢ku⸣nu](九つ)、⸢トゥー[⸢tuː](十)の⸢七つ」の意。
- ッ⸢ふァーン⸣ ッ⸢ふァアーン⸣ ナ⸢ナマカ⸣ル
[f⸢faːn⸣ f⸢faːn⸣ na⸢namaka⸣ru]
(食べない食べないと言いながら七杯もお代わりして食うほどの大食漢だ) - ナ⸢ナケー⸣ラ カ⸢ユーンドゥ ソーダン⸣ヌ ナ⸢ラ⸣ヌ
[na⸢nakeː⸣ra ka⸢juːndu soːdan⸣nu na⸢ra⸣nu]
(七回も通うけれど相談がまとまらない) - ナ⸢ナ⸣ティー
[na⸢na⸣tiː]
(七年) - ナ⸢ナ⸣ユー ⸣クミー ⸢ニン⸣ガイ ⸢ヨーッ⸣タ
[na⸢na⸣juː ⸣kumiː ⸢niŋ⸣gai ⸢joːt⸣ta]
(七夜を籠めて祈願された)
Example phrases
アイシチ [⸢ʔaiʃi̥ʧi] (名)
- 挨拶(あいさつ)。標準語の「挨拶」が転訛したもの。普通は、⸣グリー[⸣guriː](御礼{EOS}頭を下げること)という。
- ⸢アイシチ スン
[⸢ʔaiʃi̥ʧi suŋ]
(挨拶する) - ミ⸢チェー⸣ラ ⸢ゲーサウバン アイシチンツァン サヌ
[mi⸢ʧeː⸣ra ⸢geːsaubaŋ ʔaiʃi̥ʧinʦan sanu]
(道で出会っても挨拶さえもしない)
Example phrases
アイシチユー [⸢ʔaiʃi̥ʧijuː] (名)
- 挨拶用のもの。口実。形ばかりのもの。
- ⸢アイシチユーヤンツァン⸣ ムティ パ⸢ラバ⸣ル ミ⸢チ ヤル
[⸢ʔaiʃi̥ʧijuːjanʦam⸣ muti pa⸢raba⸣ru mi⸢ʧi jaru]
(形ばかりのもの<挨拶用>だけでも持って行ったほうが常識<人の道というもの>だ)
Example phrases
イキシチ [ʔi⸢kiʃi̥ʧi] (名)
- ⸢いきさつ」の転訛したもの。経緯。成り行き。事情。
- ⸢ヌー⸣シル イ⸢キシチヌ⸣ <ワ⸢キ⸣ヌ> アリティル ⸣アイブ ク⸢トゥ⸣バ シ⸢タ⸣ユー キ⸢ムイツァー⸣ヌ ナ⸢ラ⸣ヌ
[⸢nuː⸣ʃiruʔi⸢kiʃi̥ʧinu⸣ ʔaritiru ⸣ʔaibu ku̥⸢tu⸣ba ʃi̥⸢ta⸣juː ki⸢muiʦaː⸣nu na⸢ra⸣nu]
(如何なるいきさつ <訳> があって、あのようなことをしたのか、不憫で<肝痛くて>ならない) - イ⸢キシチェー⸣ ッ⸢サヌンドゥ⸣ ユー パ⸢ナシアー⸣シ ミ⸢ルバ⸣ル マ⸢シェー⸣ ア⸢ラヌ
[ʔi⸢kiʃi̥ʧeː⸣ s⸢sanundu⸣ juː pa⸢naʃiʔaː⸣ʃi mi⸢ruba⸣ru ma⸢ʃeː⸣ ʔa⸢ranu]
(事情<経緯>は知らないが、よく話し合ってみたほうがよい<まし>ではないか)
Example phrases
カラシチン [ka⸢raʃiʧiŋ] (名)
- 貸し料。貸し賃。
- ⸢ヤーヤシキ⸣バ プ⸢スン⸣ カ⸢ラシティ⸣ カ⸢ラシチン⸣シル ッ⸢ふァー⸣ ス⸢ダ⸣テーティ⸢ダー
[⸢jaːjaʃi̥ki⸣ba pu̥⸢suŋ⸣ ka⸢raʃi̥ti⸣ ka⸢raʃiʧiŋ⸣ʃiru f⸢faː⸣ su⸢da⸣teːti⸢daː]
(家屋敷を他人に貸して、貸し賃で子供を育てたそうだよ)
Example phrases
カンシチ [⸢kaŋ⸣ʃi̥ʧi] (名)
- 鑑札。商店経営の許可証。
- ⸢カンシチ⸣ヌ ⸣ユレーカ マ⸢チヤー⸣ ナ⸢リ⸣ス
[⸢kaŋʃi̥ʧi⸣nu ⸣jureːka ma⸢ʧijaː⸣ na⸢ri⸣su]
(鑑札が許可された<下りた{EOS}許された>のなら商店<町家>ができる<開店できる>)
Example phrases
キーシチ [⸢kiːʃi̥ʧi] (名)
- 警察。「警察」の転訛したもの。
- ヤ⸢ナクトゥ スー⸣カー ⸢ズンサ⸣ヌ ⸢オー⸣リ ⸢キーシチェー サンガリン⸠ダー
[ja⸢naku̥tu suː⸣kaː ⸢ʣunsa⸣nu ⸢ʔoː⸣ri ⸢kiːʃi̥ʧeː saŋgarin⸠daː]
(悪事を働くと<悪いことをすると>巡査が来られて警察へ引張られるぞ) - ヨー⸢ヨー キーシチヌ ヤッカイ⸣ムヌ ⸣ナレー ナ⸢ラン⸠ダー
[joː⸢joː kiːʃi̥ʧinu jakkai⸣munu ⸣nareː na⸢ran⸠daː]
(よくよく注意しろよ{EOS}警察の厄介者になってはいけないぞ)
Example phrases
ククヌシチ [ku̥⸢kunu⸣ ʃi̥ʧi] (連)
- 穀雨の季節。二十四節気の一つ。清明の次の季節で春の季節の最後。四月廿日頃。春雨が降って百穀を潤す意味があるという。
- ク⸢クヌ⸣ シチン ⸢ペー⸣ローレーチバ ウ⸢ロイ⸣ヌン ア⸢リ⸣ス ⸣パジ
[ku̥⸢kunu⸣ ʃi̥ʧim ⸢peː⸣roreːʧiba ʔu⸢roi⸣nuŋ ʔa⸢ri⸣su ⸣paʤi]
(穀雨の季節に入られたので恵の雨<潤い>もあることでしょう)
Example phrases
クヌシチ [ku⸢nuʃi̥ʧi] (名)
- このたび。今回。このごろ。近頃。「此の節」の義。
- ク⸢ヌシチェー⸣ メー ⸢カン⸣ボーン ビ⸢スンカーリティ⸣ ノー⸢ン⸣ ナ⸢ラン⸣シェン
[ku⸢nuʃi̥ʧeː⸣ meː ⸢kam⸣boːm bi⸢suŋkaːriti⸣ noː⸢n⸣ na⸢raŋ⸣ʃeŋ]
(この度は、もう感冒に打ちのめされて何もできなかった) - ク⸢ヌシチェー⸣ ヌンティル ヤ⸢ル⸣ユー ⸢タイフー⸣ヌ ⸢ゴー⸣ラーバン
[ku⸢nuʃi̥ʧeː⸣ nuntiru ja⸢ru⸣juː ⸢taiɸuː⸣nu ⸢goː⸣raːbaŋ]
(此の頃は何故か台風が多いワイ)
Example phrases
シチ [⸣ʃi̥ʧi] (名)
- 七。
- シ⸢チ⸣ニン
[ʃi̥⸢ʧi⸣niŋ]
(七年) - シ⸢チンガ⸣チ
[ʃi̥⸢ʧiŋgaka⸣ʧi]
(七月) - シ⸢チニ⸣チ
[ʃi̥⸢ʧini⸣ʧi]
(七日) - ウ⸢キ⸣ナー ⸣パレーラー シ⸢チ⸣ニン ナ⸢リ⸣ス
[ʔu⸢ki⸣naː ⸣pareːraː ʃi̥⸢ʧi⸣nin na⸢ri⸣su]
(沖縄へ行ってから七年経つ<になる>)
Example phrases
シチ [⸣ʃi̥ʧi] (名)
- {Mn_1}時節。季節。
- ウ⸢ルズン⸣ヌ ⸣シチ ⸢ペーリ⸣ブー
[ʔu⸢ruʣun⸣nu ⸣ʃi̥ʧi ⸢peːri⸣ buː]
(初夏の季節に入っている) - ウ⸢ルズン⸣ヌ ⸣シチ ⸢ペー⸣レーンダ ⸣メー ピ⸢ラ⸣コー ⸢ナー⸣ヌ
[ʔu⸢ruʣun⸣nu ⸣ʃi̥ʧi ⸢peː⸣reːnda ⸣meː pi⸢ra⸣koː ⸢naː⸣nu]
(春<初夏>の季節に入ったから、もう、寒気はない)
Example phrases
シチ [⸣ʃi̥ʧi] (名)
- {Mn_2}時期、頃。
シチ [⸣ʃi̥ʧi] (名)
- {Mn_3}折。時。度。際。回。
- ク⸢ヌ シチェー⸣ メー イッ⸢ケナ ワー ヤッ⸣カイ ⸣ナリ フ⸢コーラサ⸠ユー
[ku⸢nu ʃi̥ʧeː⸣ meː ʔik⸢kena waː jak⸣kai ⸣nari ɸu̥⸢koːrasa⸠juː]
(この度は、もう大変に貴方の世話<厄介>になって有難うございます) - 時節。 ⸢バン⸣ターン ウ⸢ヤ⸣キプス ナ⸢ラ⸣リ ⸣シチン ⸣クンカヤー
[⸢ban⸣taːŋ ʔu⸢ja⸣kipu̥su na⸢ra⸣ri ⸣ʃi̥ʧiŋ ⸣kuŋkajaː]
(僕らにも金持ちになれる時節がくるかねえ)
Example phrases
シチ [⸣ʃi̥ʧi] (名)
- せつまつり(節祭)。旧暦八、九、十月のいずれかのミ⸢ジニー[mi⸢ʤiniː](壬、己亥)、シ⸢チ⸣ニー[ʃi̥⸢ʧi⸣niː](戊戌)の⸢ピュール[⸢pjuːru](神事のひより{EOS}「日選り」の義か)に友利御嶽で執り行われた⸢ズンガチニン⸣ガイ[⸢ʣuŋgaʧiniŋ⸣gai](十月願い)の時に、各家庭では節祭が執り行われた。シ⸢チフル⸣マイ[ʃi̥⸢ʧiɸuru⸣mai](節振る舞い{EOS}節祭のご馳走)を作っていただく。家の内外を清掃し、祓い清め、シ⸢マナカヌ⸣パマ[ʃi⸢manakanu⸣pama](島中の浜)より東の裏海岸の岩の上に自生しているシ⸢チ⸣カザ[ʃi̥⸢ʧi⸣kaʣa](節蔓{EOS}和名、ヒメノアズキ<雌の節蔓{EOS}⸢ミー⸣カザ{SqBr}⸢miː⸣kaʣa{/SqBr}>{EOS}和名、カニクサ<雄の節蔓>{EOS}ビ⸢キカザ{SqBr}bi⸢kikaʣa{/SqBr})を採取してきて柱、立ち木、水瓶などに結わえた。五寸ほどに切った節蔓を家族全員の耳に掛けてシチフルマイを食した。家の四隅の軒には⸢ユシ⸣キ[⸢juʃi̥⸣ki](ススキ)で作った⸣サン[⸣saŋ](魔除け)と桑の小枝を挿し、浜砂を屋敷に撒いて厄払いとした。ヤ⸢マトゥ⸣ソンガチ[ja⸢matu⸣soŋgaʧi](新暦の正月{EOS}大和正月)、ウ⸢ブ⸣ソンガチ[ʔu⸢bu⸣soŋgaʧi](旧暦の正月)に対して節祭りを、グ⸢マ⸣ソンガチ[gu⸢ma⸣soŋgaʧi](小正月)といい、グ⸢ソー⸣ヌ ⸣ソンガチ[gu⸢soː⸣nu ⸣soŋgaʧi](後生の正月)とも称していた。節祭りには、あの世の先祖の暮らし向きや、その家の一年中に起こる事の物音が聞こえるといって茅で造った鍋蓋を被り、井戸の側で息を凝らして聞き耳をたてた。ある者は墓の見えるところでシ⸢チ⸣ビー[ʃi̥⸢ʧi⸣biː](節の火{EOS}イ⸢ニンビー{SqBr}ʔi⸢nimbiː{/SqBr}<意念火>)を見に行ったものである。
- シ⸢チ⸣カザ ⸣ミンナー カ⸢キラン⸣カー グ⸢ソーン⸣ プスン ⸣ムティ パ⸢ラ⸣リンティ⸢ダー
[ʃi̥⸢ʧi⸣kaʣa ⸣minnaː kḁ⸢kiraŋ⸣kaː gu⸢soːm⸣ pu̥sum ⸣muti pa⸢ra⸣rinti⸢daː]
(節蔓を耳に掛けないと後生の人に持ち去られるってよ)
Example phrases
シチ [⸣ʃi̥ʧi] (名)
- 湿気。
- ⸣クマー ⸢タウ⸣ ナリ ⸢ブンダ ヤー⸣ヤ シ⸢チヌ⸣ イ⸢リヤッ⸣サン
[⸣kumaː ⸢tau⸣ nari ⸢bunda jaː⸣ja ʃi̥⸢ʧinu⸣ ʔi⸢rijas⸣saŋ]
(此処は窪地になっているから、家は湿気が入りやすい) - シ⸢チヌ スー⸣ワン
[ʃi̥⸢ʧinu suː⸣waŋ]
(湿気が強い) - シ⸢チヌ⸣ ク⸢マ⸣ルン ⸣トンマー ⸢ビョー⸣ザーン
[ʃi̥⸢ʧinu⸣ ku⸢ma⸣run ⸣tommaː ⸢bjoː⸣ʣaːŋ]
(湿気のこもる所は病がちである)
Example phrases
シチ [⸣ʃi̥ʧi] (名)
- 質。品物を抵当にして金を借りること。
- ⸢キン⸣バ ⸣シチ イ⸢リティ⸣ ジン カ⸢リ⸣ クー
[⸢kim⸣ba ⸣ʃi̥ʧi ʔi⸢riti⸣ ʤiŋ ka⸢ri⸣kuː]
(着物を質に入れてお金を借りてこい)
Example phrases
シチ [⸣ʃi̥ʧi] (名)
- {Mn_1}土。土壌。
- シ⸢チ⸣ニー
[ʃi̥⸢ʧi⸣niː]
(つちのえ<戊>、つちのと<己>) - シ⸢チ⸣ヌ<⸢ジー⸣ヌ> ⸣フキ ⸢ブンダ⸣ ム⸢ヌスク⸣ロー イッ⸢ケン ノー⸣ルン
[ʃi̥⸢ʧi⸣nu<⸢ʤiː⸣nu> ⸣ɸu̥ki ⸢bunda⸣ mu⸢nusu̥ku⸣roː ʔik⸢ken noː⸣ruŋ]
(土が肥えているから作物は非常に良く実る) - シ⸢チ⸣ヌ ⸣カン
[ʃi̥⸢ʧi⸣nu ⸣kaŋ]
(土の神) - ⸣クチティ ムー⸢ル⸣ シチ ⸣ナリ ⸢ナー⸣ヌ
[⸣ku̥ʧiti muː⸢ru⸣ ʃi̥ʧi ⸣nari ⸢naː⸣nu]
(朽ちて全部土になってしまった)
Example phrases
シチ [⸣ʃi̥ʧi] (名)
- {Mn_2}熟語の構成要素として用いられる。
- シ⸢チマチ⸣ル
[ʃi̥⸢ʧimaʧi⸣ru]
(土地の祭り<祈願>) - シ⸢チ⸣ニー
[ʃi̥⸢ʧi⸣niː]
(十干の戊<つちのえ>{EOS}己<つちのと>)
Example phrases
シチ [⸣ʃi̥ʧi] (名)
- 病気の一種。⸢シー⸣ラ[⸢ʃiː⸣ra](寒気
・風雨 昔の人は、体が風雨にさらされる事が後日病気を引き起こす誘引と考える人が多かった{EOS}『医学沖縄語辞典』)と同じ。⸣シチ ク⸢マ⸣ルン[⸣ʃi̥ʧi ku⸢ma⸣ruŋ](湿地帯で長時間居住したり、仕事をしたりすると冷気が体内に入って罹患する<冷気がこもる>)という。腹が太鼓のように腫れて死ぬことがあるという病気
シチカザ [ʃi̥⸢ʧi⸣kaʣa] (名)
- (植)和名、ヒメノアズキ(雌の節蔓)。カニクサ(雄の節蔓)『石垣方言辞典』。鳩間島の裏海岸の岩原に自生している。節祭りの時、シ⸢マナカヌ⸣ パ⸢マ[ʃi⸢manakanu⸣ pa⸢ma](島中の浜)より東側に自生しているのを採って、家の柱、臼類、杵類、農具類、家具類、瓶類。箸類、庭の立ち木等に結わえた。五寸ほどの長さに切って家族全員の耳に掛けてシ⸢チフル⸣マイ[ʃi̥⸢ʧiɸuru⸣mai](節祭りのご馳走)を食べた。
- シ⸢チ⸣カザ ⸣ミンナー カ⸢キラン⸣カー グ⸢ソーン⸣プスン ム⸢シトゥラ⸣リンティ⸢ダー
[ʃi̥⸢ʧi⸣kaʣa ⸣minnaː kḁ⸢kiraŋ⸣kaː gu⸢soːm⸣pusum mu⸢ʃitura⸣rinti⸢daː]
(節蔓を耳に掛けておかないと後生の人に毟りとられるってよ)
Example phrases
Japanese-Multilingual Dictionary (JMDict)
Results from the Japanese-Multilingual Electronic Dictionary project (JMdict), created by Jim Breen, © Electronic Dictionary Research and Development Group.
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しち・なな・な【七・7・漆】
(Common)
- Seven
(Common Prefix)
- Hepta-
しち【死地】
(Noun)
- (Nearly certain) death; Extremely dangerous place (or situation) from which one might not return alive
- Proper place to die
- Dilemma; Predicament; Inescapable situation
しち【私地】
(Noun)
- Private land
しち【質】
(Noun)
- Collateral; Pledge; Pawned article