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Define くが kuga Meaning クガ

Displaying results for くが (kuga・くが・クガ) – ryukyu

JLect: Japonic Languages and Dialects Database

Results from JLect’s Japonic Languages and Dialects Database, created by Zachary Read, © JLect.com.

Search languages: Japonic (all languages and dialects) ↔ English ↔ Japanese

Ryukyu (Okinawa)

くんぐゎち・くんぐぁち【9月・九月】

(Noun) September

Ryukyu (Okinawa)

るくぐゎち・るくぐぁち【6月・六月】

(Noun) June

A dictionary of the Ryukyuan language

Results from the 沖縄語辞典 データ集 Okinawago jiten dēta-shū (Okinawan Language Dictionary Data Collection), published by the National Institute for Japanese Language and Linguistics, © CC BY 4.0.

Search languages: Okinawan → Japanese

クガニ kugani (kugani) ① 名

  1. こがね。黄金。

クガタ kugata (kugata) ⓪ 名

  1. こちら側。こっち。?uNnadaki ?agata satuga ?Nmarizima,muiN ?usinukiti~nasana.[恩納岳あがた里が生れ島森も押のけてこがたなさな]恩納岳の向こう側は恋しい方の生まれ故郷,あの山も押しのけてこちら側にしたいもの。

アクガミ akugami (?akugami) ① 名

  1. [赤頭]平民の初階の位階。

アクガニ akugani (?akugani) ① 名

  1. 銅。あかがね。

フクガー fukugaa (hukugaa) ⓪ 名

  1. 鶏の一種。烏骨鶏。hukugii(ふくげ)のあるものの意。
  2. 寒さで,ふくげの立った鶏。~nu gutooN.(hukugaaのように)鳥肌が立っている。

クガチ kugachi (kugaci) ⓪ 名

  1. 古我知。《地》参照。

クガニー kuganii (kuganii) ⓪ 名

  1. 橘。こがね色の実がなるのでいう。Siikwaasjaaともいう。初夏,香り高い白い花が咲く。未熟の酸味の強い青い実は,芭蕉布をさらすのに用いる。

クガシ kugashi (kugasi) ⓪ 名

  1. 水につけておいた米をすりつぶし,水にといたもの。その煮たもの(niikugasi)は病人・老人などの流動食にし,なまのままのもの(namakugasi)は悪酔いをさますのに用いる。

クガトー kugatoo (kugatoo) ⓪ 名

  1. こんな遠方。この遠さ。

マクガン makugan (makugaN) ⓪ 名

  1. maQkwagwaNと同じ。

ワクガー wakugaa ('wakugaa) ① 名

  1. 湧川。«地»参照。

ユクガン yukugan ('jukugaN) ① 名

  1. 誤解。また,邪推。~tujuN.誤解する。邪推する。

ユクガウ yukugau ('jukugau) ① 名

  1. 横顔。'jukugaoo curasaN 'jaa.横顔はきれいだねえ。

ガクガク gakugaku (gakugaku) ① 副

  1. べらべら。へらず口をたたくさま。

カクガニ kakugani (kakugani) ⓪ 名

  1. 掛けがね。戸をかたくとざすための用具。

ククガク kukugaku (kukugaku) ① 名

  1. [国学]首里の龍譚池畔の松崎に尚温王の時(1858年)に設けられた国立の学校。王みずから「海邦養秀」の額を書き,教育を奨励した。

クガリユン kugariyun (kugari=juN) ① 自=raN,=ti

  1. 焦げる。
  2. 恋いこがれる。

デークガチ deekugachi (deekugaci) ⓪ 名

  1. だんちくの垣根。

フクガードゥイ fukugaadui (hukugaadui) ⓪ 名

  1. hukugaaと同じ。

クガラシュン kugarashun (kugara=sjuN) ① 他=saN,=ci

  1. 焦がす。焼いて黒くする。

A dictionary of the Ryukyuan language

Results from the 沖縄語辞典 データ集 Okinawago jiten dēta-shū (Okinawan Language Dictionary Data Collection), published by the National Institute for Japanese Language and Linguistics, © CC BY 4.0.

Search languages: Japanese → Okinawan

くがつ 【9月】

いくかい 【幾回】

See also

おくがた 【奥方】

See also

Phrases

かくかく 【斯く斯く】

こくかん 【酷寒】

ふくかん 【副官】

やくがい 【屋久貝】

Phrases

  • ~の蓋 chichiNtaa,chiichiNtaa,chiichiNtoo

らくがん 【落雁】

ろくがつ 【6月】

けんやくか 【倹約家】

おたふくかぜ

Dictionary of the Practical Use of Okinawan

Results from the うちなーぐち活用辞典テキストデータベース Uchinaaguchi katsuyō jiten tekisuto dētabēsu (Dictionary of the Practical Use of Okinawan), by Shinsho Miyara, © CC BY-ND 3.0 DEED.

Search languages: Japanese ↔ Okinawan

くがた

  • こちら側
    ⇒ あがた〈あちら側〉
  • Example phrases
    • っやーや ふどぅまぎー やくとぅ くさーぬ っちょー みーらん、あがた なれー、っやーや くがたんかい くーわ。
      (お前は体が大きいので後ろの人は見えない、あっちになんなさい、お前はこっちに来なさい)

くがとー (うがとー〈そんな遠方〉、あがとー〈あんな遠方〉)

  • こんな遠方
  • Example phrases
    • 「くまー まー なとーが?」「うく やん どー」「あん やみ? いーな くがとーんかい ちょーん なー?」
      (「ここはどこか」「奥だよ」「そうか。こんなに早くこんな遠くに来ているんだね」)
    • あがとーから うがとーまでぃ なんぢ そーてぃ ちょーたる ばー なー?
      (あんな遠方からこんなところまで難儀して来ているわけだね)
    • あがとーから めんそーちゃん なー?
      (あんな遠方からいらっしゃたんだね)

くがに いーびなぎー (なんじゃ いーびなぎー〈銀の指輪〉、あかがに いーびなぎー〈銅の指輪〉)

  • 金の指輪

くがに じーふぁー (なんじゃ じーふぁー〈銀のかんざし〉)

  • 金のかんざし

くがに じぇーく (かんじぇーく〈鍛冶職人〉)

  • 金細工職人

くがにー

  • ミカンの一種
  • Example phrases
    • くがにーぬ しるさーに ばさー あらいねー、かたくーりん いるうてぃん さん、はだむちぢゅらく ないん。
      (クガニーの汁で芭蕉布を洗うと、型くずれも色落ちもしない、肌触りがよくなる)

くがらすん (くがらちゃん、くがらさん、くがりち)

  • 焦がす

くがりーん (くがりたん、くがりらん、くがりてぃ)

  • 焦がれる
  • Example phrases
    • ごはん にーるばすねー なまとー ちがてぃ んかしぇー はがま ちかとーたしが、ふぃーぬ まぎく なたい ぐまく なたい さくとぅ、みー はなしーねー なんちち くがらすたん。
      (ご飯を炊くときには現在とは違って昔は羽釜使っていたが、火が大きくなったり小さくなったりしたので、目を離すと焦がしたものだ)

*(参考)「くがらちゃん」は過去(=発話以前)に起こった出来事について事実だと言い切っているが、「くがらすたん」では、発話の時点から過去に起こった動作を回想している

すく がらす

  • きびなごの塩辛
  • Example phrases
    • すくがらそー とーふんかい ぬしてぃ かむしが、たーちぇー みーとぅぐーとぅー やさ。
      (スク塩辛は豆腐に載せて食べるが、2つは夫婦のようだよ)

ぬちとぅ かくがー

  • 命がけ
  • Example phrases
    • いくさばぬ さしん ぬぢゃーや ぬちとぅ かくがーさーに いくさばんかい っんぢょーん。
      (戦場カメラマンは命がけで戦場に出ている)

Audio Database of Hatoma Lexicon

Results from the 鳩間方言 音声語彙データベース Hatoma hōgen onsei goi dētabēsu (The Audio Database of Hatoma Lexicon), by Shinichi Kajiku and Natsuko Nakagawa, © CC BY-SA 3.0 DEED

Search languages: Yaeyama (Hatoma) ↔ Japanese

ウムイクガリルン [ʔu⸢muikugari⸣ruŋ] (自動)

  • 思い焦がれる。いちずに恋い慕う。
  • Example phrases
    • ウ⸢ヌ⸣ ッ⸢ふァヌ⸣ ク⸢トゥ⸣バ ウ⸢ムイクガ⸣リティル ⸣アイニ ⸢ヨーガリ アー⸣ク ダ⸢レー
      [ʔu⸢nu⸣ f⸢fanu⸣ ku̥⸢tu⸣ba ʔu⸢muikuga⸣ritiru ⸣ʔaini ⸢joːgari ʔaː⸣ku da⸢reː]
      (その子のことを一途に恋い慕って、あんなに痩せ細っているのだよ)
    • プ⸢スケン⸣マー ⸣アイニ ウ⸢ムイクガラリ⸣ ミ⸢リ⸣プサワ⸢ナー
      [pu̥⸢sukem⸣maː ⸣ʔaini ʔu⸢muikugarari⸣ mi⸢ri⸣pu̥suwa⸢naː]
      (一度ぐらいは、あのように思い焦がられてみたいものだねえ)
    • ウ⸢ムイクガリ⸣ル プ⸢スンドゥ⸣ ブ⸢ラーン⸠ツォー
      [ʔu⸢muikugari⸣ru pu̥⸢sundu⸣ bu⸢raːn⸠ʦoː]
      (思い焦がれる人がいないのだよ)
    • ター⸢ンヤラバン⸣ ウ⸢ムイクガリ⸣リバ
      [taː⸢ɲjarabaŋ⸣ ʔu⸢muikugari⸣riba]
      (誰でもいいから一途に恋い慕いなさいよ)
    • ⸣アイニ ウ⸢モー⸣リカー ⸢ワー⸣ ア⸢ラン⸣タンティン ウ⸢ムイクガリ⸣ルンヨー
      [⸣ʔaini ʔu⸢moː⸣rikaː ⸢waː⸣ ʔa⸢ran⸣tantiŋ ʔu⸢muikugari⸣ruɲjoː]
      (あんなに思われたら、君でなくても思い焦がれるよ<一途に恋い慕うよ>)

ウムイクガルン [ʔu⸢muikuga⸣ruŋ] (自動)

  • 思い焦がる。恋い慕って思い悩む。一途に恋しく思う。
  • Example phrases
    • バ⸢カーン⸣ケンマー ミ⸢ドーン⸣ッふァー ウ⸢ムイクガ⸣ルンダ ⸢キー⸣ シ⸢キ⸣リ⸢ヨー
      [ba⸢kaːŋ⸣kemmaː mi⸢doːŋ⸣ffaː ʔu⸢muikuga⸣runda ⸢kiː⸣ ʃi̥⸢ki⸣ri⸢joː]
      (若い頃は女の子は一途に恋い慕う<思い焦がれる>から、気を付けなさいよ)
    • トゥ⸢シ⸣ トゥルカー ウ⸢ムイクガ⸣ル ⸣クトゥン ⸢ナー⸣ヌ
      [tu̥⸢ʃi⸣ turukaː ʔu⸢muikuga⸣ru ⸣ku̥tun ⸢naː⸣nu]
      (年を取ると思い焦がれることも無い)

ガクガクシ [ga⸢kugaku⸣ʃi] (副)

  • がくがくと。酷い寒さで顎がガクガク音を立てるほど震えるさま。
  • Example phrases
    • ⸣ドゥク ⸢ピー⸣ヤティ ガ⸢クガク⸣シ ⸢フッツォーリ ベー
      [du⸢ku⸣nu ⸢piː⸣jati ga⸢kugaku⸣ʃi ⸢ɸutʦoːri beː]
      (余にも寒いのでがくがくと震えている)

カクガニ [kḁ⸢kugani] (名)

  • 鉄の角材。「角鉄」の義。四角い鋼材のこと。古謡の言葉。比喩表現の一つで、鋼材のように強固な建築用材の意。カ⸢クカニバ⸣ パ⸢ラー⸣バ ⸢シー ヤー⸣バ ス⸢ク⸣リ ⸣アンティ ⸣スー、ウ⸢リユー ミュー⸣ナーキャームイ[kḁ⸢kuganiba⸣ pa⸢raː⸣ba ⸣ʃiː ⸢jaː⸣ba su̥⸢ku⸣ri ⸣ʔanti ⸣suː](四角い鋼材を柱にして家を造ってあるという{EOS}それを見なければならない)「アーパーレー歌」『鳩間島古典民謡古謡集』。5寸角の木材で家屋建築することは、限られた裕福な人にしか出来ない、最高の喜びであった。普通は3寸5分四角の角材を使用していたという

クイクガリルン [⸢kuikugari⸣ruŋ] (自動)

  • 恋焦がれる。恋しさにもだえ苦しむ。耐え難いほど恋い慕う。
  • Example phrases
    • ウ⸢ムイ⸣ツメーラ ⸢クイクガリ⸣ルンケン ウムーンティ⸢ダー
      [ʔu⸢mui⸣ʦumeːra ⸢kuikugari⸣ruŋkeŋ ʔumuːnti⸢daː]
      (思い詰めたら恋焦がれるほど思うそうだ)
    • ⸢クイクガ⸣リティ シ⸢ヌタ⸣ティ ⸢スー⸣ パ⸢ナ⸣シ ス⸢クタン
      [⸢kuikuga⸣riti ʃi⸢nuta⸣ti ⸢suː⸣ pa⸢na⸣ʃi su̥⸢kutaŋ]
      (恋い焦がれて死んだという話を聞いたことがある)
    • ⸢クイクガリ⸣ル プ⸢ソー ヌー⸣シ ⸢ブー⸣ プ⸢ス⸣カヤー
      [⸢kuikugari⸣ru pu̥⸢soː nuː⸣ʃi ⸢buː⸣ pu̥⸢su⸣kajaː]
      (恋焦がれる人はどんな人かなあ)
    • ⸣ウナー ⸢ベー⸣ティ ナー⸢イ クイクガリ⸣リバ
      [⸣ʔunaː ⸢beː⸣ti naː⸢i kuikuga⸣riba]
      (其処にいて、ただ恋焦がれていろ)

クガイズ [⸣kugaʔiʣu] (名)

  • (動)魚の名。渚に群れて寄る小魚。稚魚は体長約5センチ。成魚の体長は約15センチ。頭のところに棘があって毒を含む。
  • Example phrases
    • ⸣クガイズ シゥ⸢カ⸣ムンティ ⸢ベーン⸣ケン ン⸢ギ⸣ナ ッ⸢サ⸣リティ フ⸢クリ ベー
      [⸣kugaʔiʣu si̥⸢ka⸣munti ⸢beːŋ⸣keŋ ʔŋ⸢gi⸣na s⸢sa⸣riti ɸu̥⸢kuri beː]
      (クガイズを捕獲<掴もうと>しようとしているときに棘に刺されて腫れている)

クガニ [ku⸢gani] (名)

  • {Mn_1}こがね(黄金)。金。
  • Example phrases
    • ク⸢ガニヨー⸣チ
      [ku⸢ganijoː⸣ʧi]
      (黄金の uby{簪}{カンザシ})
    • ク⸢ガニカニ
      [ku⸢ganikani]
      (黄金の鋼材)

    • /
      クガニカニバ パラーバシー ヤーバシクリ アンティスー ウリユー ミューナーキャームイ/(黄金を柱にして家を造ってあるという{EOS}それを見なければなるまい)


    • アーパーレー<新室寿ぎ歌。ナガミク>」『鳩間島古典民謡古謡集』。)

クガニ [ku⸢gani] (名)

  • {Mn_2}接頭語。黄金のように貴重な。大切な。立派な。
  • Example phrases
    • ク⸢ガニッふァ
      [ku⸢ganiffa]
      (黄金のように大切な子)
    • ク⸢ガニピーバ⸣ ム⸢トゥ⸣バシー
      [ku⸢ganipiːba⸣ mu⸢tu⸣ba ⸣ʃiː]
      (黄金のような佳き日をもとにして~)

クガニカニ [ku⸢ganikani] (名)

  • 黄金。黄金の鋼材。「黄金の鉄」の義。歌謡語。ク⸢ガニカニバ⸣ キ⸢チ⸣バ ⸣シー~[ku⸢ganikaniba⸣ ki̥⸢ʧi⸣ba ⸣ʃiː~](黄金の鋼材を桁にして~)「アーパーレー(新室寿歌)」

クガニッふァ [ku⸢ganiffa] (名)

  • 黄金のように大切な子。ク⸢ガナー[ku⸢ganaː](黄金のような大切な子)ともいう。
  • Example phrases
    • ⸢マイフナー⸣ マ⸢リリ⸣ヨー ク⸢ガニッふァ
      [⸢maiɸunaː⸣ ma⸢riri⸣joː ku⸢ganiffa]
      (立派な人に成長しなさいよ、黄金のような大切な子よ)

クガニピー [ku⸢ganipiː] (名)

  • 吉日。佳日。最良の日。⸢黄金日」の義。⸢カイピュー⸣ル[⸢kaipjuː⸣ru](佳日)と同じ。祝詞や歌謡に用いられる。
  • Example phrases
    • ⸢キュー⸣ヌ ⸢カイピュール⸣バ ム⸢トゥ⸣バ ⸣シー ク⸢ガニピーバ⸣ ム⸢トゥ⸣バ ⸣シー ウ⸢ガミトゥー⸣シ ア⸢ギル⸣ ニ⸢ガイ⸣ヤー ドー⸢ディン⸣ ピ⸢ナカンガナシヌ⸣マイ シ⸢キウ⸣キ トゥ⸢リウ⸣キ タ⸢ブ⸣ローリ
      [⸢kjuː⸣nu ⸢kaipjuːru⸣ba mu⸢tu⸣ba ⸣ʃiː ku⸢ganipiːba⸣ mu⸢tu⸣ba ⸣ʃiː ʔu⸢gamituː⸣ʃi ʔa⸢giru⸣ ni⸢gai⸣jaː doː⸢dim⸣ pi⸢nakaŋganaʃinu⸣mai ʃi̥⸢kiʔu⸣ki tu⸢riʔu⸣ki ta⸢bu⸣roːri]
      (今日の佳日をもとにして、黄金日をもとにして祈願申し上げる願いは、どうぞ火の神さま、お聞き届け、お受け取り賜りますように)

    • /
      アーパーレー キューヌピーバ ムトゥバシー アーパレー クガニピーバ ニシキシー/(ああなんと素晴らしいことか{EOS}今日の日を元にして、ああなんと素晴らしいことか{EOS}黄金の日を礎にして)


    • アーパーレー<新室寿ぎ歌。ハヤミク>」『鳩間島古典民謡古謡集』)

クガニピュール [ku⸢ganipjuːru] (名)

  • 黄金の日。吉日。佳日。「黄金の日和<日選り>」の義。物事を執り行うのに選りすぐった吉日。干支の組み合わせで定められた最高の吉日。
  • Example phrases
    • ク⸢ガニピュールバ⸣ トゥ⸢リ⸣ル ⸢ニン⸣ガイ ⸢オー⸣ル
      [ku⸢ganipjuːruba⸣ tu⸢ri⸣ru ⸢niŋ⸣gai ⸢ʔoː⸣ru]
      (黄金の吉日をとって祈願される)

クガニマース [ku⸢ganimaːsu] (名)

  • 黄金の塩。「黄金塩」の義。正月に床の間に盛り塩を供えて健康祈願をし、それを戴いて健康と長寿をあやかる(肖る)。⸢ナンツァマー⸣ス[⸢nanʦamaː⸣su](銀の塩)、シゥ⸢カラマース[si̥⸢karamaːsu](力塩{EOS}健康を付ける塩)ともいう。
  • Example phrases
    • ク⸢ガニマース⸣ カミティ ⸢チョーミーガフ⸣ ア⸢ヤカー⸣リ
      [ku⸢ganimaːsu⸣ kamiti ⸢ʧoːmigaɸu⸣ ʔa⸢jakaː⸣ri]
      (黄金塩を戴いて長寿の嘉報<果報>を肖りなさい)

クガラスン [ku⸢garasuŋ] (他動)

  • こがす(焦がす)。心労する。心配する。
  • Example phrases
    • ⸣キム ク⸢ガラスン
      [⸣kimu ku⸢garasuŋ]
      (胸を焦がす)
    • ⸢ウンザン⸣ キム ク⸢ガラサリティル⸣ ナ⸢キ オー⸣ル
      [⸢ʔunʣaŋ⸣ kimu ku⸢garasaritiru⸣ na⸢ki ʔoː⸣ru]
      (あいつに心労させられて<肝を焦がされて>泣いておられる)

クガリルン [ku⸢gariruŋ] (自動)

  • {Mn_1}焦がれる。深く思い慕う。
  • Example phrases
    • ⸣ウムイ ク⸢ガリティル シン⸣ケー ⸣ナレーティバーヤ
      [⸣ʔumui ku⸢garitiru ʃiŋ⸣keː ⸣nareːtibaːja]
      (思い焦がれて<ぞ>精神を病まれたんだってば)
    • ク⸢ガリラヌ
      [ku⸢gariranu]
      (焦がれない)
    • ⸣ウムイ ク⸢ガリルン
      [⸣ʔumui ku⸢gariruŋ]
      (思い焦がれる)
    • ク⸢ガリル⸣ クトー
      [ku⸢gariru⸣ ku̥toː]
      (焦がれることは)
    • ク⸢ガリリ
      [⸣ʔumui ku⸢gariri]
      (思い焦がれろ)

クガリルン [ku⸢gariruŋ] (自動)

  • {Mn_2}焦げる。
  • Example phrases
    • バ⸢クダン⸣ヌ ⸣ウティティ ⸢ウン⸣ネヌ ⸢ヤー⸣ヤ ムー⸢ル⸣ ヤ⸢キ⸣ ク⸢ガリティ⸣ ノー⸢ン⸣ ヌ⸢カラ⸣ヌ
      [ba⸢kudan⸣nu ⸣ʔutiti ⸢ʔun⸣nenu ⸢jaː⸣ja muː⸢ru⸣ ja⸢ki⸣ ku⸢gariti⸣ noː⸢ŋ⸣ nu⸢kara⸣nu]
      (爆弾が落ちて、あの人の家は全部焼け焦がれて何も残らない)

クガルン [ku⸢garuŋ] (自動)

  • 焦がれる。「こがる(焦る)<下二段活用>」の四段活用化したもの。
  • Example phrases
    • ク⸢ガルン
      [ku⸢garuŋ]
      (焦がれる)
    • ク⸢ガラヌ
      [ku⸢garanu]
      (焦がれない)
    • ク⸢ガリティ
      [ku⸢gariti]
      (焦がれて)
    • ク⸢ガル⸣ プ⸢ソー
      [ku⸢garu⸣ pu̥⸢soː]
      (焦がれる人は)
    • ク⸢ガレー ⸣ミサムヌ
      [ku⸢gareː⸣ misamunu]
      (焦がればよいのに)
    • ⸣ウムイ ク⸢ガリ⸣バ
      [⸣ʔumui ku⸢gari⸣ba]
      (思い焦がれろ)

スクガラス [su̥⸢kugara⸣su] (名)

  • ⸣スク[⸣su̥ku](アイゴの稚魚)の塩辛。外洋から海岸に寄ってきたスク(アイゴの稚魚)が海草を食べる前に網で掬い獲り、塩漬けにして発酵させ、塩辛に製造したもの。
  • Example phrases
    • ム⸢カ⸣シェー ス⸢クガラス⸣バ カ⸢ティムヌ⸣バ ⸢シール イー⸣ヤ ン⸢コーッ⸣タ
      [mu⸢ka⸣ʃeː su̥⸢kugarasu⸣ba kḁ⸢timunu⸣ba ⸢ʃiːru ʔiː⸣ja ʔŋ⸢koːt⸣ta]
      (昔はスクの塩辛をおかず<副食物>にして<ぞ>ご飯は召し上がられた)

ドゥクガイシ [du⸢kugai⸣ʃi] (名)

  • 毒消し。解毒。「毒返し」の義。
  • Example phrases
    • パ⸢ブヌ⸣ ドゥ⸢クガイ⸣シェー ⸣ヌーカヤー
      [pa⸢bunu⸣ du⸢kugai⸣ʃeː ⸣nuːkajaː]
      (蛇毒の毒消し<毒返し>は何かねえ)
    • ナ⸢チヌ⸣ アツァ ⸣ピンマー ドゥ⸢クガイ⸣シティ ⸢シー ウイ⸣プスンケーヤ ア⸢チサー⸣バ ヌ⸢モーッタ⸣ル
      [na⸢ʧinu⸣ ʔaʦa ⸣pimmaː du⸢kugai⸣ʃiti ⸢ʃiː ʔui⸣pu̥suŋkeːja ʔa⸢ʧisaː⸣ba nu⸢moːtta⸣ru]
      (夏の暑い時には、毒消し<毒返し>といって、老人たちは熱いお茶を飲まれた)

トゥクガマチ [tu̥⸢kugamaʧi] (名)

  • とこぶち。とこがまち(床框)。「車箱、車乃度古(くるまのとこ)」『和名抄』の「度古」に⸢鬚髻、加末智乃比偈(かまちのひげ)」『華厳音義私記』の「加末智」が下接した合成語が転訛したものか。床の間の鴨居と敷居には、ク⸢ル⸣キー[ku⸢ru⸣kiː](琉球黒檀{EOS}黒木)が用いられた。
  • Example phrases
    • トゥ⸢クガマチ⸣ ピ⸢カラ⸣シ カ⸢ザリバル ヤー⸣ユン ⸢カイ⸣ヤル
      [tu̥⸢kugamaʧi⸣ pi̥⸢kara⸣ʃi ka⸢ʣaribaru jaː⸣juŋ ⸢kai⸣jaru]
      (床框を光らして飾ってこそ家も美しいものだ)

Prosodic materials of the Southern Ryukyuan Yaeyama Miyara dialect

Results from the [関連データ]南琉球八重山語宮良方言の名詞アクセント資料 [Kanren dēta] Minami Ryūkyū Yaeyama-go Miyara hōgen No meishi akusento shiryō ([Relevant Data] Prosodic materials of the Southern Ryukyuan Yaeyama Miyara dialect), by Kenan Celik, Aso Reiko and Kohei Nakazawa, © CC BY-NC 3.0 DEED

Search languages: Yaeyama (Miyara) ↔ Japanese, with basic English search

クガ [kuga] L (名)

  • 睾丸

クガニ [kugani] F (名)

  • 黄金