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Define がる garu Meaning ガル

Displaying results for がる (garu・がる・ガル) – ryukyu

JLect: Japonic Languages and Dialects Database

Results from JLect’s Japonic Languages and Dialects Database, created by Zachary Read, © JLect.com.

Search languages: Japonic (all languages and dialects) ↔ English ↔ Japanese

Ryukyu (Amami, Kikai)

がるさー【烏・鴉】

(Noun) Crow, raven

Ryukyu (Kunigami: Benoki)

ふーがいん【広がいん・拡がいん】

(Verb) To spread, to expand, to extend, to stretch

Ryukyu (Okinawa)

ふぃるがいん【広がいん・拡がいん】

(Verb) To spread, to expand, to extend, to stretch

Ryukyu (Okinawa)

ちびがっさん【尻軽さん・尻がっさん】

(Sa-Adjective) Working all over the place, working carelessly, working in a carefree manner, working actively

A dictionary of the Ryukyuan language

Results from the 沖縄語辞典 データ集 Okinawago jiten dēta-shū (Okinawan Language Dictionary Data Collection), published by the National Institute for Japanese Language and Linguistics, © CC BY 4.0.

Search languages: Okinawan → Japanese

ガルムン garumun (garumuN) ① 名

  1. 軽い物。

ガルニー garunii (garunii) ① 名

  1. 軽い荷。

ジャーガル jaagaru (Zaagaru) ⓪ 名

  1. 粘土質の黒土。畑などにある黒土。赤土はmaaziという。

ヤシガルー yashigaruu ('jasigaruu) ① 名

  1. やせっぽち。やせぎす。体がやせて細い者。

チンマガルー chinmagaruu (CiNmagaruu) ⓪ 名

  1. ひん曲がること。
  2. 寒さなどで,縮こまること。

カルガルートゥ karugaruutu (karugaruutu) ① 副

  1. 軽軽と。軽く。?NbumuN~mucuN.重い物を軽軽と持つ。~?iQti kwiree.(飯などを)軽くよそってくれ。

マガルーフィガルー magaruufigaruu (magaruuhwigaruu) ⓪ 名

  1. 曲がりくねったもの。また,心のひねくれた者。

マガルーフィグルー magaruufiguruu (magaruuhwiguruu) ⓪ 名

  1. magaruuhwigaruuと同じ。

A dictionary of the Ryukyuan language

Results from the 沖縄語辞典 データ集 Okinawago jiten dēta-shū (Okinawan Language Dictionary Data Collection), published by the National Institute for Japanese Language and Linguistics, © CC BY 4.0.

Search languages: Japanese → Okinawan

かる 【刈る】

かるい 【軽い】

See also

Phrases

  • ~荷 garunii
  • ~物 garumuN
  • 軽く karugaruutu,yooN,yooNgwaa,ʔuchiʔuchiitu
  • 軽く見る→かろんじる

かるこ

かるいし 【軽石】

かるわざ 【軽業】

かるがると 【軽軽と】

あがる 【上がる】

See also

Phrases

  • (食べるの敬語) misheeN,ʔushagayuN

かかる 【掛かる】

さがる 【下がる】

しかる 【叱る】

See also

Phrases

  • ~こと → ʔakku,ʔakkumukku,tugami,(敬語)nuNdee,ʔuNdee
  • ~人 ʔakuu
  • 叱られる nuraariyuN
  • 叱り疲れる→ kuchikaraji

すがる 【縋る】

Phrases

たかる

See also

つかる 【漬かる】

See also

とがる 【尖る】

Phrases

はかる 【計る】

See also

ひかる 【光る】

See also

まがる 【曲る】

Phrases

  • 曲がりくねったさま ʔaNmagaikaNmagai,yoogaafiigaa,yoogeefiigee,magaifigui,magayaaguyaa
  • 曲がりくねったもの magaruufigaruu,magaruufiguruu

やがる (…しやがる)

See also

わかる 【分かる】

あかるい 【明るい】

See also

Phrases

Dictionary of the Practical Use of Okinawan

Results from the うちなーぐち活用辞典テキストデータベース Uchinaaguchi katsuyō jiten tekisuto dētabēsu (Dictionary of the Practical Use of Okinawan), by Shinsho Miyara, © CC BY-ND 3.0 DEED.

Search languages: Japanese ↔ Okinawan

がる むん

  • 軽い物
    ⇒ がる にー〈軽い荷物〉

*(参照)がっさん(軽い)

じゃーがる

  • 粘土質の黒土
  • Example phrases
    • 「じゃーがる」ぢーや くちゃ、「まーぢ」や あかんちゃー やん。
      (「じゃーがる」という土は粘度質、「まーぢ」は赤土である)

ちび とぅがやー/とぅがるー

  • お尻を横にすること
  • Example phrases
    • ちび とぅがやーっし/とぅがるーっし にんとーん。
      (くの字に横になって寝ている)

まがるーふぃぐるー

  • ひねくれた者
  • Example phrases
    • あれー まがるーふぃぐるー どー。
      (あの人はひねくれ者だよ)

やし がるー

  • 痩せてほっそりしている子、人
  • Example phrases
    • くぬ わらべー やしがるー やくとぅ、だちやっさん やー。
      (この子は痩せてほっそりしているので、抱きやすい)
    • ふどー まぎさー あしが、やしがるーぐゎー やん やー。
      (体は大きいが、痩せてほっそりしているね)

*(参考)反意語は、くぇーたー(デブちん)

かるーがるーとぅ

  • 軽く
  • Example phrases
    • みしげーさーに うしちきらんぐとぅ かるーがるーとぅ いってぃ とぅらし よー。
      (しゃもじで押し付けないで軽く入れてくださいね)
    • かるーがるーとぅ むっちゃくとぅ どぅーぬ にーやかー がっさんでぃ うむてぃ けーるー さくとぅ わーむん やかん ゆくん っんぶむん やたん。
      (軽々と持ったので自分の荷物より軽いと思って換えたら私のよりも余計重いものだった)

あがいん (あがたん、あがらん、あがてぃ)

  • ①上がる、②上達する、悪い方に優れる③終わる
  • Example phrases
    • ① てぃーだぬ あがいん。
      (太陽が上がる)
    • にーぬ あがいん。
      (値が上がる)
    • あれー あがやー なとーん。
      (あの人は出世している)
    • ② うでぃぬ/じーぬ あがいん。
      (腕が/字が上達する)
    • うた あがらすん。
      (歌を上達させる)
    • ありやか なーふぃん あがいん。
      (あれよりさらに悪い)
    • ぬすどぅやか あがったむん。
      (泥棒よりもさらに悪い者)
    • あまぬ うやー っくゎやか なーふぃん あがったむん やん どー。
      (あの親は子よりもなおさらひどいよ、=なーふぃん ちじどぅ やん どー)
    • ③なー あみん あがとーん。
      (もう雨も上がっている)
    • なー っくゎ なしあがてぃー?
      (もう子づくりは終わったの=っくゎ ちゅくいしぇー なー うっさ なー?)
    • かちあがとーみ?
      (書き終わっているか)
    • いー、かちあがとーん どー。
      (はい、書き終わっているよ)
    • しくち あがたん。
      (仕事終わった)
    • ちゅーぬ まちぇー あがとーん。
      (今日の市場は終わっている)
    • ちゅーや なー あちねー あがとーん。
      (今日はもう商売は終わっている)
    • てぃんぷらーん とーふん あがとーん どー。
      (テンプラも豆腐も揚がっているよ)

いそーさ すん (〜さん、〜さん、〜っし)

  • 嬉しがる
  • Example phrases
    • みーやー ちゅくたい、にーびち さい、っくゎっんまが もーきたる ばすねー、っちょー ふしがらん あたい いそーさ すん。
      (新築したり、結婚したり、子や孫をもうけたときには人はこのうえなく嬉しがる)

*(参考)うっさくゎったー すん(嬉しがる)、っうぃーりきさ すん(喜ぶ)

いとぅいん (いとぅたん、いとぅらん、いとぅてぃ)

  • 嫌がる
  • Example phrases
    • うぃきがー たー やてぃん ちゅらかーぎー まし さーに、やなかーぎー いとぅてぃ んーだんふーなー すんでぃ いーしが、んかしくとぅばんかえー 「かーげー かーどぅ やる」んでぃん あん。
      (男性は誰でも美人を好んで、不美人を嫌がって見ないふりするというが、昔から言い古された言葉に「容貌は皮一枚」というのもある)

かたまいん (かたまたん、かたまらん、かたまてぃ)

  • つまる、ふさがる
  • Example phrases
    • はなぬ かたまてぃ いーちぬ どぅーぐりさぬ、くち あきとーさ。
      (鼻がつまって呼吸がしづらいので口を開けているよ)
    • はな かたまやー
      (鼻づまりの者)
    • ちびぬ かたまとーん。
      (便秘している)
    • 、ちび かたまやー
      (便秘の者)

*(参考)ちしゆん(便秘する)、ちしとーん(便秘している)

から がーき

  • 干上がること
  • Example phrases
    • あまくま みち ちゅくたい、ホテル ちゅくたい、ゴルフじょー ちゅくたい さる たみに、みじぬ ながりぬ ちぢらってぃ かーらぬ からがーき そーん。
      (あちらこちら道を造ったり、ホテルを造ったり、ゴルフ場を造ったりしたために、水の流れが遮られて川が干し上がっている)

さがいん (さがたん、さがらん、さがてぃ)

  • 下がる
  • Example phrases
    • ちぬーやか ちゅーや でーぬ しんゐんびけー さがとーたん。
      (昨日より今日は値段が千円ばかり下がっている)

*(参考)沖縄語では、千円は「しんゐん」、「しぇんゑん」のいずれも使われている

しがいん (しがたん、しがらん、しがてぃ)

  • すがる
  • Example phrases
    • うやぬ じんびけー しがてぃ はたらちゅんちん さんねー あとー ぬーん ならんぬー ないん。
      (親のお金だけにすがって働こうともしないと終いには何も出来ない人になってしまう)
    • かなしーぐゎーんかい しがらってぃ うまーりーしぇー っうぃーりきさー あしが、うまーりぢゅーさいねー いーちまでぃー すん。
      (恋人にすがられて慕われるのは嬉しくはあるが、度が過ぎると息苦しくなる)

すくんかー すん (〜さん、〜さん、〜っし)

  • 縮み上がる
  • Example phrases
    • とぅないぬ まやーや いぬんかい っわーったくとぅ ゆかさぬ みーんかい ふぇーりんちゃーに すくんかー そーたん。
      (隣の猫は犬に追われたので床下に入り込んで縮み上がっていた)

〜すん (〜さん、〜さん、〜っし)

  • 〜がる
  • Example phrases
    • あちさ すん
      (暑がる)
    • 、ふさ すん
      (欲しがる)
    • 、ふぃーさ すん
      (寒がる)
    • 、はじかさ すん
      (恥ずかしがる)
    • 、うとぅるさ すん
      (怖がる)
    • 、やーさ すん
      (ひもじがる)
    • 、なちかさ すん
      (悲しがる)

ちぢまがいん (ちぢまがたん、ちぢまがらん、ちぢまがてぃ)

  • 縮みあがる
  • Example phrases
    • どぅく ふぃーさぬ/うとぅるさぬ ちぢまがとーん。
      (あまりに寒くて/恐ろしくて縮みあがっている)

ちちゃがいん (ちやがたん、ちちゃがらん、ちちゃがてぃ)

  • つけあがる
  • Example phrases
    • うぃきがぬ うやぬ まぎー やくとぅ、あまからー/あったーや むぬん いらん。ちちゃがてぃどぅ をぅん でー やー。
      (父親が大物なので、あっちからはものも言わない。つけあがっているんだね)
    • あまぬ やーにんじょー ちちゃがてぃ、ちらん うちゃぎてぃ えーさちん ねーらん。
      (あの家族はつけあがって、顔も上しか向かないし挨拶もない)

ちんまがいん (ちんまがたん、ちんまがらん、ちんまがてぃ)

  • ひん曲がる
  • Example phrases
    • くぬ あなあきやーぬ さちぇー ちんまがとーくとぅ、のーちからどぅ ちかーりーん どー。
      (この 錐の先はひん曲がっているので、直してからしか使えないよ)
    • うぬ わらばーや ちむぬ ちんまがてぃ ならーしぐりさぬ ならん。
      (この子は心が素直ではないので教えにくくてならない)

てぃー とぅら とぅらー すん (〜さん、〜さん、〜っし)

  • 一緒に組んでしたがる
  • Example phrases
    • あれー っやーとぅ てぃーとぅらとぅらー そーしが、っやーや ちゃー うむいが?
      (あの人はあなたと一緒に組んでしたがっているが、あなたはどう思うのか)

*(参考)てぃーくみぶさー すん(手を組みたがる)

てぃー はごーさ すん (〜さん、〜さん、〜っし)

  • 嫌がる
  • Example phrases
    • あーあー そーる っちゅからー ふぃんぎてぃ、さけーとーる っちゅんかえー やーやー っし、たっくゎいる っちゅんかい「あがいてぃーだ をぅがまー」んでぃ いーしが、かんする っちゅぬちゃーや はごーさ さりーん。
      (困窮している人からは逃げて、成功している人には物欲しそうにくっ付く人を「日和見な人」というが、こういう人たちは嫌がられる)

Audio Database of Hatoma Lexicon

Results from the 鳩間方言 音声語彙データベース Hatoma hōgen onsei goi dētabēsu (The Audio Database of Hatoma Lexicon), by Shinichi Kajiku and Natsuko Nakagawa, © CC BY-SA 3.0 DEED

Search languages: Yaeyama (Hatoma) ↔ Japanese

アールン [⸢ʔaːruŋ] (自動)

  • {Mn_1}上がる。昇る。
  • Example phrases
    • ティ⸢ダ⸣ヌ ⸢アールン
      [ti⸢da⸣nu ⸢ʔaːruŋ]
      (太陽が昇る)
    • ⸣ティダー マ⸢ダ アーラヌ
      [⸣tidaː ma⸢da ʔaːranu]
      (太陽はまだ昇らない)

アールン [⸢ʔaːruŋ] (自動)

  • {Mn_2}蒸しあがる。
  • Example phrases
    • ム⸢チェー アーレーン⸣カヤー
      [mu⸢ʧeː ʔaːreːŋ⸣kajaː]
      (餅は蒸しあがったかなあ)
    • ム⸢チヌ アールバドゥ⸣ ナベー ウ⸢タリル
      [mu⸢ʧinu ʔaːrubadu⸣ nabeː ʔu⸢tariru]
      (餅が蒸しあがってこそ<はじめて>鍋は竈よりはずされる)

アガームイサン [ʔagaː⸢mui⸣saŋ] (形)

  • 痛がりやである。痛がる。少しの傷みも大げさに痛がる。⸣アガー[⸣ʔagaː](痛い<感>)に接尾語⸢ムイ⸣サン[⸢mui⸣saŋ](~がる<「思いさ・アリ」で、話し手以外の人の状態を表す>)が付いて形成された派生形容詞。
  • Example phrases
    • ウ⸢レー サッ⸣コー アガー⸢ムイ⸣サンダ ン⸢メーマヌ⸣ クトゥシン ア⸢ガーアガー⸣ティ ウ⸢ヤー⸣ルン
      [ʔu⸢reː sak⸣koː ʔagaː⸢mui⸣sanda ʔm⸢meːmanu⸣ ku̥tuʃiŋ ʔa⸢gaːʔagaː⸣ti ʔu⸢jaː⸣ruŋ]
      (彼は非常な痛がりやだから、少しのことでも痛い痛いといってわめく<大声を出す>)
    • ⸢ピッ⸣チン アガー⸢ムイサ ナー⸣ヌ
      [⸢pit⸣ʧiŋ ʔagaː⸢muisa naː⸣nu]
      (ちっとも痛がりやではない)

アガルン [ʔa⸢garuŋ] (自動)

  • {Mn_1}上がる。上昇する。上方に向かう。「~ひばり安我里<アガリ> 情<こころ>悲しも~。万、4291」の転訛したもの。
  • Example phrases
    • ⸢オシキヌ⸣ ヤ⸢ブ⸣ルカー ム⸢ヌ⸣ヌ ダ⸢イヤー⸣ ア⸢ガルン
      [⸢ʔoʃi̥kinu⸣ ja⸢bu⸣rukaː mu⸢nu⸣nu ⸢daijaː⸣ ʔa⸢garuŋ]
      (天気が崩れると<破れると>ものの値段は上がる)
    • ア⸢ガルティダル⸣ ウ⸢ガ⸣ム ⸢イールティダー⸣ ウ⸢ガマ⸣ヌ
      [ʔa⸢garutidaru⸣ ʔu⸢ga⸣mu ⸢ʔiːrutidaː⸣ ʔu⸢gama⸣nu]
      (昇る太陽を拝む{EOS}西日<落日>は拝まない<諺>)

アシ⸠ミー [ʔa⸢ʃi⸠miː] (連)

  • そうしてごらん。そうやってみろよ。⸠ミーのアクセントは中低「⸠」、半分だけ下がる。
  • Example phrases
    • ⸣ドゥーシ ⸣ナルンユー ア⸢シ⸠ミー
      [⸣duːʃi ⸣naruŋjuː ʔa⸢ʃi⸣⸠miː]
      (自分で出来るかどうか、そうして<やって>ごらんよ)

アタラサスン [ʔa⸢tara⸣sa ⸢suŋ] (連)

  • {Mn_1}可愛がる。

アツァマルン [ʔa⸢ʦa⸣maruŋ] (自動)

  • 集まる。むらがる。
  • Example phrases
    • サ⸢タムラ⸣シナー ⸢アールヌ⸣ ヤ⸢マシ⸣カ ア⸢ツァ⸣マリ ⸢ベー
      [sḁ⸢tamura⸣ʃinaː ⸢ʔaːrunu⸣ ja⸢maʃi̥⸣ka ʔa⸢ʦa⸣mari ⸢beː]
      (黒砂糖の塊に蟻がたくさん集まっている)
    • ⸢アールヌ⸣ ア⸢ツァ⸣マルン
      [⸢ʔaːrunu⸣ ʔa⸢ʦa⸣maruŋ]
      (蟻が集まる)
    • フ⸢チ⸣ル ⸣マクカー ア⸢ツァマラ⸣ヌ
      [ɸu̥⸢ʧi⸣ru ⸣makukaː ʔa⸢ʦamara⸣nu]
      (薬品を撒いたら集まらない)
    • ア⸢ツァ⸣マル⸣クトー ⸢ナー⸣ヌ
      [ʔa⸢ʦa⸣maru ⸣ku̥toː ⸢naː⸣nu]
      (集まることはない)
    • ⸣クナー ア⸢ツァ⸣マレー ⸣ミサムヌ
      [⸣kunaː ʔa⸢ʦa⸣mareː ⸣misamunu]
      (ここに集まれば良いのに)
    • プ⸢スヌ⸣ ア⸢ツァ⸣マルンティ ス⸢クタヌ⸣ マ⸢ダ⸣ ア⸢ツァマラ⸣ヌ
      [pu̥⸢sunu⸣ ʔa⸢ʦa⸣marunti su̥⸢kutanu⸣ ma⸢da⸣ ʔa⸢ʦamara⸣nu]
      (人が集まると聞いたが、まだ集まらない)
    • ア⸢ツァ⸣マリ ⸣ミサカー ア⸢ツァ⸣マル ⸣クトー ⸣ナルン
      [ʔa⸢ʦa⸣mari ⸣misakaː ʔa⸢ʦa⸣maru ⸣ku̥toː ⸣naruŋ]
      (集まって良ければ集まることは出来る)
    • ア⸢ツァ⸣マレー ⸣ミサムヌ
      [ʔa⸢ʦa⸣mareː ⸣misamunu]
      (集まれば良いのに)
    • ア⸢ツァ⸣マリバ
      [ʔa⸢ʦa⸣mariba]
      (集まれよ)
    • ア⸢ツァ⸣マリ
      [ʔa⸢ʦa⸣mari]
      (集まれ)

アバイズ [⸣ʔabaiʣu] (名)

  • (動)魚の名。和名、オニダルマオコゼ。全長約20cmの硬骨魚。形は鬼瓦に似て、珊瑚礁に擬態する。顔面は醜悪で背びれの刺に猛毒がある。刺されると激痛を伴い、腫れ上がる。時には死ぬこともある。海岸の岩礁に棲息している。美味といわれているが、鳩間島の人はこれを食しない。
  • Example phrases
    • ⸣アバイゾー イ⸢シヌ⸣ イ⸢ル⸣トゥ ⸢ニーブンダ⸣ ユー⸢サン⸣カー ッ⸢サムティ フンスク⸣ バスン ア⸢リ⸣ブタ
      [⸣ʔabaiʣoː ʔi⸢ʃinu⸣ ʔi⸢ru⸣tu ⸢niːbunda⸣ juː⸢saŋ⸣kaː s⸢samuti ɸuŋku⸣ basuŋ ʔa⸢ri⸣buta]
      (オニオコゼは石の色と似ているので、注意しないと知らずに踏みつけることもあった<ありおった>)
    • 鳩間島では食する人はいない。 ⸣アバイズ ッ⸢ふー⸣ プ⸢ソー⸣ ブ⸢ラーヌ
      [⸣ʔabaiʣu f⸢fuː⸣ pu̥⸢soː⸣ bu⸢raːnu]
      (オニオコゼを食べる人はいない)

アバナクン [ʔa⸢banakuŋ] (自動)

  • 仰向けに寝やがる。仰臥しやがる。寝腐る。寝転がる。「寝る」を罵っていう語。
  • Example phrases
    • シ⸢グトー⸣ サ⸢ムティ⸣ ア⸢バナキ ベー
      [ʃi⸢gutoː⸣ sa⸢muti⸣ ʔa⸢banaki beː]
      (仕事はしないで寝くさっている)
    • ⸣アイニ ア⸢バナカンドー⸣シ シ⸢グトゥン シー⸣バ
      [⸣ʔaini ʔa⸢banakandoː⸣ʃi ʃi⸢gutuŋ ʃiː⸣ba]
      (あんなに寝腐らずに仕事もしろよ)
    • イ⸢ザン⸣カー ナー⸢イ⸣ ア⸢バナクン⸠ダー
      [ʔi⸢ʣaŋ⸣kaː naː⸢i⸣ ʔa⸢banakun⸠daː]
      (叱らないと、ずっと寝くさるぞ)
    • ア⸢バナク⸣ ム⸢ヌンマー⸣ イー ッ⸢ふァースナ
      [ʔa⸢banaku⸣ mu⸢nummaː⸣ ʔiː f⸢faːsuna]
      (無為徒食して寝腐る者には飯を食わせるな)
    • ア⸢バナケー⸣ ミサムヌ
      [ʔa⸢banakeː⸣ misamunu]
      (寝やがればいいのに)
    • ⸣ワンザー ⸣ウナーティ ア⸢バナキ⸣バ
      [⸣wanʣaː ⸣ʔunaːti ʔa⸢banaki⸣ba]
      (お前野郎はここで寝やがれ)

アバピキマールン [⸣ʔaba pi̥⸢kimaːruŋ] (連)

  • 脂ぎる。油が一面に拡散する。全体的に油がひろがる。油がお汁の表面一様に浮く。
  • Example phrases
    • ア⸢バ⸣ムヌ ッ⸢ふァイティル⸣ フ⸢チヌ マーラー⸣ アバ ピ⸢キマーリ ベー
      [ʔa⸢ba⸣munu f⸢faitiru⸣ ɸu̥⸢ʧinumaːraː⸣ ʔaba pi̥⸢kimaːri beː]
      (油ものを食べて口の周囲は脂ぎっている<油が一面についている>)

アマイルン [ʔa⸢mairuŋ] (自動)

  • 嬉しがる。喜ぶ。踊り楽しむ。神遊びをする。神が喜び楽しむ。「あまえる(歓える)」。歌謡語。「あまへて」『混効験集』。/カムラマーヌ アマイヤ/(カムラーマの神遊びは)/ヌーフサティル アマイル/(何が欲しくて楽しむのか)/カムラマーヌ アマイヤ アカカラジ フサティル アマイル/(カムラーマの神遊びは民百姓が欲しくて神遊びするのだ)/カムラマーヌ アマイヤ /(カムラーマの神遊びは)/ウヤキユーバ タボラリ/(カムラーマの神遊びは豊年満作を賜ることです)『鳩間島古典民謡古謡集』。鳩間島の神職者たちは祈願の後に神々と共に踊り遊んだ。
  • Example phrases
    • ⸢カン⸣プスンケール ア⸢マイヨール
      [⸢kam⸣pu̥suŋkeːru ʔa⸢maijoː⸣ru]
      (神職者たちが神遊びをされる)

アマウン [ʔa⸢mauŋ] (自動)

  • 嬉しがる。喜ぶ。踊り楽しむ。神遊びをする。歌謡語。「歓える<あまえる>」の義。「あまへて」(おもろ)、「あまへて」(『混効験集』)。特に神仏が喜び、楽しむことにいう。ア⸢マイルン[ʔa⸢mairuŋ](歓える)の項参照

アマダルン [ʔa⸢ma⸣daruŋ] (自動)

  • {Mn_2}垂れ下がる。
  • Example phrases
    • ⸣カナー ア⸢マ⸣ダリ ⸢ベー⸣ シナー ⸢ウイ⸣ ピ⸢キ アイシキ⸣リ
      [⸣kanaː ʔa⸢ma⸣dari ⸢beː⸣ ʃinaː ⸢ʔui⸣ pi⸢ki ʔaiʃi̥ki⸣ri]
      (あそこに垂れ下がっている綱は上に引き揚げておきなさい)

アンガルン [⸢ʔaŋgaruŋ] (自動)

  • 上がる。「~ひばり安我里~。万、4292」の転訛したもの。濁音の前の音節を表す万葉仮名に陽類韻尾を持つ「安」が用いられていることから、古代日本語のガ行音はガ行鼻濁音であったと推定される。ア⸢ガルン[ʔa⸢garuŋ](上がる)ともいう。
  • Example phrases
    • ⸢イン⸣ヌ ッ⸢ス⸣ヌ タ⸢カアン⸣ガリ
      [⸢ʔin⸣nu s⸢su⸣nu tḁ⸢kaʔaŋ⸣gari]
      (犬の糞の高上り<身分の低い者や能力のない者が高い位置に座りたがること>諺)
    • ミ⸢ドゥ⸣モー フ⸢ミ⸣ルカー マー⸢ンバー⸣キン ⸢アンガルン
      [mi⸢du⸣moː ɸu⸢mi⸣rukaː maː⸢mbaː⸣kiŋ ⸢ʔaŋgaruŋ]
      (女は褒めるとどこまでも舞い上がる)
    • ⸣フネー ⸢グッふァ⸣ヌ ⸢アンガラヌ
      [⸣ɸuneː ⸢guffa⸣nu ⸢ʔaŋgaranu]
      (船は重くて陸揚げ出来ない)
    • ⸣フネー ⸢ハー⸣ガイナ ⸢アンガリ ベー
      [⸣ɸuneː ⸢haː⸣gaina ⸢ʔaŋgaribeː]
      (船は浅瀬に座礁して<乗り上げて>いる)
    • ⸢アンガル⸣ クトー ⸢ナー⸣ヌ
      [⸢ʔaŋgaru⸣ ku̥toː ⸢naː⸣nu]
      (座礁することはない)

イガガラス [ʔi⸢gagarasu] (名)

  • 烏賊の塩辛。烏賊の内臓を除去し、巾約1センチに切って樽に入れ、塩漬けにしたもの。塩の量を多めにまぶして密封し、2~3ヶ月寝かせておくと美味しい塩漬けが出来上がる。戦後の一時期まで輸出品として製造された。一部は自家消費された。冬期の時化が続く時などに食した。ご飯のおかずにすると食が進むといわれていた。
  • Example phrases
    • イ⸢ガメージブン⸣ ア⸢ミ⸣ヌ ⸣フー ⸣ピンマー イ⸢ガー⸣ プ⸢サラン⸣ベーティ イ⸢ガガラス⸣ ス⸢コーッ⸣タ
      [ʔi⸢gameːʤibuŋ⸣ ʔa⸢mi⸣nu ⸣ɸuːpimmaː ʔi⸢gaː⸣ pu̥⸢saram⸣beːti ʔi⸢gagarasu⸣ su̥⸢koːt⸣ta]
      (烏賊漁の時期に雨が降る時は烏賊は干されないから、烏賊の塩漬けに漬けられた)

ウイスガルン [⸢ʔuisugaruŋ] (連)

  • 追いすがる。子供が親の後追いをして、着物の裾にすがりついて泣き喚く。
  • Example phrases
    • ッ⸢ふァヌ フンダイ⸣ シ⸢ティ⸣ シ⸢ビウイ シー ウイスガルンダ⸣ シ⸢グトゥン⸣ ナ⸢ラ⸣ヌ
      [f⸢fanu ɸundai⸣ ʃi̥⸢ti⸣ ʃi⸢biʔui ʃiː ʔuisugarunda⸣ ʃi⸢gutun⸣ na⸢ra⸣nu]
      (子供が我儘をして、親の後追いをして着物の裾に縋りついて泣くので野良仕事も出来ない)

ウサガルン [ʔu⸢sagaruŋ] (他動)

  • 召し上がる。首里方言の?usjagajuN(召し上がる)の転訛したもの。尊大表現の一つで、話し手のみでなく、第三者の食べる行動も含めて、やや自嘲的に用いられる。普通はン⸢コー⸣ルン[ʔŋ⸢koː⸣ruŋ](召し上がる{EOS}敬語)という。
  • Example phrases
    • ン⸢マー⸣ ムヌバ ⸢タンガ⸣シ ウ⸢サガルンティ オー⸣ル
      [ʔm⸢maː⸣ munuba ⸢taŋga⸣ʃi ʔu⸢sagarunti ʔoː⸣ru]
      (美味しい物を一人で召し上がろうとしておられる)
    • ⸢バン⸣ヌン ウ⸢サガリ⸣ ミサカー ウ⸢サガル⸣ クトー ナ⸢リ⸣スミー
      [⸢ban⸣nuŋ ʔu⸢sagari⸣ misakaː ʔu⸢sagaru⸣ ku̥toː na⸢ri⸣sumiː]
      (私がも召し上がってよければ召し上がることは出来るというものだよね)
    • ⸢ワンヌン⸣ ウ⸢サガレー⸣ ミサムヌ
      [⸢wannuŋ⸣ ʔu⸢sagareː⸣ misamunu]
      (君も召し上がればいいのに)
    • ⸢パー⸣ク ウ⸢サガリ⸣バ
      [⸢paː⸣ku ʔu⸢sagari⸣ba]
      (早く召し上がれよ)

ウサガロールン [ʔu⸢sagaroː⸣ruŋ] (他動)

  • 召し上がる。ッ⸢ふン[f⸢fuŋ](食べる<食らう>)の敬語。沖縄首里方言の?usjagajuN(召し上がる)の転訛したもの。皮肉っぽい表現として用いる。普通はン⸢コー⸣ルン[ʔŋ⸢koː⸣ruŋ](召し上がる)という。
  • Example phrases
    • ⸢ウイヌプソー⸣ カイブ ⸣ムヌ ウ⸢サガロー⸣ルンカヤー
      [⸢ʔuinupusoː⸣ kaibu ⸣munu ʔu⸢sagaroː⸣ruŋkajaː]
      (上の人<高級官僚>はこんなものを召し上がるのかなあ)
    • アー⸢イ⸣ ウ⸢サガローラン⸣ パジ
      [ʔaː⸢ji⸣ ʔu⸢sagaroːram⸣ paʤi]
      (いや、召し上がられないはずだ)

ウツァバナクン [ʔu⸢ʦabana⸣kuŋ] (自動)

  • 仰向きになりやがる。仰向きになって寝やがる。両手両足を広げて寝る様の卑語表現。ウチ(接頭語)+ア⸢バナクン(仰向けになる)→ ウツァバナクンと音韻変化したもの。
  • Example phrases
    • ミ⸢ドゥム⸣ヌ プ⸢スヌ⸣ マイナー ウ⸢ツァバナ⸣キ ニ⸢ブムノー⸣ ア⸢ラ⸣ヌ
      [mi⸢dumu⸣nu pu̥⸢sunu⸣ mainaː ʔu⸢ʦabana⸣ki ni⸢bumunoː⸣ ʔa⸢ra⸣nu]
      (女が人前で仰向けになって寝るものではない)
    • ウ⸢ツァバナ⸣クンティ ウ⸢ムー⸣タンティン ⸣クナーテー ウ⸢ツァバナカラ⸣ヌ
      [ʔu⸢ʦabana⸣kunti ʔu⸢muː⸣tantiŋ ⸣kunaːteː ʔu⸢ʦabanakara⸣nu]
      (仰向きになろう<仰向きになる>と思っても、ここでは仰向けになれない<仰向かれない>)
    • シ⸢グトー⸣ サ⸢ムティ⸣ ウ⸢ツァバナ⸣キ ⸢ベー
      [ʃi⸢gutoː⸣ sa⸢muti⸣ ʔu⸢ʦabana⸣ki ⸢beː]
      (仕事はしないで仰向けになって寝ていやがる)
    • サ⸢キ⸣ ヌムユンダル マー⸢ン⸣ナーティン ウ⸢ツァバナ⸣クンダ ウ⸢ツァバナカン⸣ヨーニ サ⸢キ⸣ ヌ⸢マス⸣ナ
      [sḁ⸢ki⸣ numujundaru maː⸢n⸣naːtiŋ ʔu⸢ʦabana⸣kunda ʔu⸢ʦabanakaŋ⸣joːni sḁ⸢ki⸣ nu⸢masu⸣na]
      (酒を飲むから何処でも仰向けに寝やがるから、仰向けに寝かさないよう、酒を飲ますな)
    • ウ⸢ツァバナ⸣ク プ⸢ソー⸣ ブ⸢ラーヌ
      [ʔu⸢ʦabana⸣ku pu̥⸢soː⸣ bu⸢raːnu]
      (仰向けに寝やがる人はいない)
    • ウ⸢ツァバナ⸣ケー ⸣ミサムヌ
      [ʔu⸢ʦabana⸣keː ⸣misamunu]
      (仰向けに寝やがればいいのに)
    • ウ⸢ツァバナ⸣キバ
      [ʔu⸢ʦabana⸣kiba]
      (仰向けに寝やがれ)

ウッカイルン [⸢ʔukkai⸣ruŋ] (自動)

  • 覆る。反転する。ひっくり返る。反故にする。反対する。嫌がる。若年層は⸢ウッケー⸣ルン[⸢ʔukkeː⸣ruŋ](反転する{EOS}嫌がる)ともいう。
  • Example phrases
    • ウ⸢レー⸣ ヤ⸢クスク⸣ シ⸢タンティン⸣ ナ⸢カバー⸣ラ ⸢ウッカイ⸣ルンティ ⸢スンダ ウッカイラン⸣ ヨーニ クマー⸢クマー⸣シ キ⸢ミリ
      [ʔu⸢reː⸣ ja⸢kusu̥ku⸣ ʃi̥⸢tantin⸣ na⸢kabaː⸣ra ⸢ʔukkai⸣runti ⸢sunda ʔukkairaŋ⸣ joːni kumaː⸢kumaː⸣ʃi ki⸢miri]
      (彼は約束しても途中で反転する< uby{覆}{クツガエ}る>というから、彼がひっくりがえらないように細々と取決めなさい)
    • キサー⸢ティ ウッカイ⸣リ ⸢ナー⸣ヌ
      [ki̥saː⸢ti ʔukkai⸣ri ⸢naː⸣nu]
      (既に反転<ひっくりがえって>してしまっている)
    • ク⸢マーバー⸣キ ⸣ケーラ ⸢ウッカイ⸣ル ⸣クトー ⸢ナーン⸣パジ
      [ku⸢maːbaː⸣ki ⸣keːra ⸢ʔukkai⸣ru ⸣ku̥toː ⸢naːm⸣paʤi]
      (ここまで来れば反転する<覆す>ことは無いだろう<はずだ>)

Japanese-Multilingual Dictionary (JMDict)

Results from the Japanese-Multilingual Electronic Dictionary project (JMdict), created by Jim Breen, © Electronic Dictionary Research and Development Group.

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がる

(Godan verb)

  1. To show signs of being; To feel; To think

  1. To behave as if one were; To pretend; To act as if

  1. To want; To desire; To be anxious to; To be eager to

ガル

(Noun)

  1. Gal (unit of gravitational acceleration)