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Define がつい gatsui Meaning ガツイ

Displaying results for がつい (gatsui・がつい・ガツイ) – ryukyu

Audio Database of Hatoma Lexicon

Results from the 鳩間方言 音声語彙データベース Hatoma hōgen onsei goi dētabēsu (The Audio Database of Hatoma Lexicon), by Shinichi Kajiku and Natsuko Nakagawa, © CC BY-SA 3.0 DEED

Search languages: Yaeyama (Hatoma) ↔ Japanese

アーシムヌ [⸢ʔaːʃi⸣munu] (名)

  • 酢の漬物、酢漬け。野菜や魚などを塩や味噌で混ぜる。「調和、塩安不<しほあふ>」『新撰字鏡』に「もの」がついて形成されたものか。
  • Example phrases
    • ⸢ダイクニ⸣ヌ ⸢アーシ⸣ムヌ
      [⸢daikuni⸣nu ⸢ʔaːʃi⸣munu]
      (大根の酢漬け)

アーシラ [⸢ʔaː⸣ʃira] (名)

  • 粟を刈り取って、保存のため穂がついたまま稲叢のように積み上げもの。
  • Example phrases
    • ⸢アー⸣シラシ⸢ミ⸣ シケー
      [⸢ʔaː⸣ʃira ʃi⸢mi⸣ ʃi̥keː]
      (粟のシラ<稲叢>を積んで<置いて>ある)


    • ⸢ラ参照)

アイツァビーツァ [⸢ʔai⸣ʦabiːʦa] (副)

  • 点々と汚れがついている様子。
  • Example phrases
    • ⸣ヌンティ ⸢アイ⸣ツァビーツァ ⸢キン⸣バ ユ⸢グシ⸣ シケーワ
      [⸣nunti ⸢ʔai⸣ʦabiːʦa ⸢kim⸣ba ju⸢guʃi⸣ ʃi̥keːwa]
      (どうして点々と着物を汚してあるのか)

アウパン [⸢ʔaupaŋ] (名)

  • 青斑(蒙古斑)。赤子の尻に青色の斑紋がついているものをいう。
  • Example phrases
    • ヤ⸢ラビ⸣ヌ シ⸢ビ⸣ナ ⸢アウパンバ⸣ シ⸢キラ⸣リ マ⸢リ⸣キー ⸢ベー
      [ja⸢rabi⸣nu ʃi⸢bi⸣na ⸢ʔaupamba⸣ ʃi̥⸢kira⸣ri ma⸢ri⸣kiː ⸢beː]
      (子供の尻に青斑をつけられて生まれてきている)

アゴッチェーマ [ʔa⸢gotʧeː⸣ma] (名)

  • (動)トンボ。古語「あきつ」に親愛の情を表す指小辞(diminutive)-マ[-ma]がついて転訛したもの。
  • Example phrases
    • カ⸢ジフキヌ⸣ アトー ア⸢ゴッチェーマ⸣ヌ ⸢アーリ キー⸣シタンドゥ マ⸢ナ⸣マー ミ⸢ララン⸣バン
      [ka⸢ʤiɸu̥kinu⸣ ʔatoː ʔa⸢gotʧeːma⸣nu ⸢ʔaːri kiː⸣ʃi̥tandu ma⸢na⸣maː mi⸢raram⸣baŋ]
      (暴風の後にはトンボが湧いて出てきたが今は見られないわい)

イーラリン [⸢ʔiːra⸣riŋ] (自動)

  • {Mn_1}貰われる。貰うことができる。他動詞⸢イー⸣ルン[⸢ʔiː⸣ruŋ](貰う)の未然形に助動詞⸣リン[⸣riŋ](れる<可能、受身>)がついて派生した可能(受身)動詞。
  • Example phrases
    • ウ⸢ヌ⸣ ア⸢タル⸣ヌ ⸢ホーベー バン⸣ヌン ⸢イーラ⸣リン
      [ʔu⸢nu⸣ ʔa⸢tarunu⸣nu ⸢hoːbeː ban⸣nuŋ ⸢ʔiːra⸣riŋ]
      (この程度の褒美は私にも貰える)
    • ⸢ミーチヌ⸣ バス ブ⸢バー⸣マン ⸢イーラ⸣リティル フ⸢ドゥバサレー⸠ダー
      [⸢miːʧinu⸣ basu bu⸢baː⸣man ⸢ʔiːra⸣ritiru ɸu⸢dubasareː⸠daː]
      (三歳の時に叔母さんに貰われて育てられた<成長させられた>のだよ)
    • ⸢バン⸣マー ⸢イーララ⸣ヌ
      [⸢bam⸣maː⸢ʔiːrara⸣nu]
      (私には貰えない)
    • ⸢イーラ⸣リ ⸣ムノー ⸢アン
      [⸢ʔiːra⸣ri ⸣munoː ⸢ʔaŋ]
      (貰えるものはあるか)

ウコールン [ʔu⸢koː⸣ruŋ] (自動)

  • お起きになる。起きられる。ウ⸢キ⸣ルン[ʔu⸢ki⸣ruŋ](起きる)の尊敬語。?ukuN(起く)の連用形に⸢オー⸣ルン[⸢ʔoː⸣ruŋ](「居る」の尊敬語「おはし{EOS}ー給ふべき人~せじ」『源氏物語、紅葉賀』の転訛)がついて形成された語。
  • Example phrases
    • ⸣アブジェー ロ⸢ク⸣ジナ ウ⸢コー⸣ルンティ ア⸢ゾーッタ⸣ヌ マ⸢ダ⸣ ウ⸢コーラ⸣ヌ
      [⸣ʔabuʤeː ʔro⸢ku⸣ʤina ʔu⸢koː⸣runti ʔa⸢ʣoːta⸣nu ma⸢da⸣ ʔu⸢koːra⸣nu]
      (お祖父さんは六時に起きられると言われたが、まだ起きられない)
    • ウ⸢コー⸣ル ⸣クトゥ
      [ʔu⸢koː⸣ru ⸣ku̥tu]
      (起きられること)
    • ウ⸢コー⸣レー ⸣ミサムヌ
      [ʔu⸢koː⸣reː ⸣misamunu]
      (起きられたら良いのに)
    • ウ⸢コー⸣リ ⸣ミサン
      [ʔu⸢koː⸣ri ⸣misaŋ]
      (起きられても良い)
    • ⸢パー⸣ク ウ⸢コー⸣リバ
      [⸢paː⸣ku ʔu⸢koː⸣riba]
      (早くお起きなされよ)

ウナー [⸣ʔunaː] (連)

  • そこで。そこに。指示代名詞の語幹ウ[ʔu](そ)に格助詞⸣ナ[⸣na](に)と係助詞ヤ[ja](は)がついて、[ʔu+na] + [ja] → [ʔunaː](そこには)と音韻変化したもの。
  • Example phrases
    • ⸣ウナー ⸢ベー⸣リ
      [⸣ʔunaː ⸢beː⸣ri]
      (そこに居ろ)
    • ⸣ウナー ナ⸢キベー⸣ ッ⸢ふァー ター⸣ヤ
      [⸣ʔunaː na⸢kibeː⸣ f⸢faː taː⸣ja]
      (そこに泣いている子は誰か)
    • ⸣ウナー ブ⸢ラーヌ
      [⸣ʔunaː bu⸢raːnu]
      (そこには居ない)
    • ⸣ウナー ター⸢ン⸣ ブ⸢ラーヌ
      [⸣ʔunaː taː⸢m⸣ bu⸢raːnu]
      (そこには誰もいない)
    • ⸣ウナーティ シ⸢グトゥ シー⸣バ
      [⸣ʔunaːti ʃi⸢gutu ʃiː⸣ba]
      (そこで仕事をしなさいよ)
    • ⸣ウナーン ブ⸢ラーヌ
      [⸣ʔunaːm bu⸢raːnu]
      (そこにもいない)

ウムル [ʔu⸢mu⸣ru] (名)

  • クバ(ビンロウジュ)の葉やクワズイモの葉で作った水汲み用の柄杓。釣瓶より小型で柄がついている。東村にある⸢アンヌカー[⸢ʔannukaː](東の井戸)はウ⸢リ⸣カー[ʔu⸢ri⸣kaː](下り井戸{EOS}鍾乳洞の底へ下りて水汲みをする井戸)であるので、ウ⸢ム⸣ルを水汲み用の柄杓として使用した。
  • Example phrases
    • ム⸢カ⸣シェー ⸢アンヌカー⸣ラ ミ⸢ジ⸣ カ⸢タ⸣ム ⸣ピンマー ウ⸢ム⸣ルシル ミ⸢ジ⸣ フ⸢モーッ⸣タ
      [mu⸢ka⸣ʃeː ⸢ʔannukaː⸣ra mi⸢ʤi⸣ ka⸢ta⸣mu ⸣pimmaː ʔu⸢mu⸣ruʃiru mi⸢ʤi⸣ ɸu⸢moːt⸣ta]
      (昔は、東の井戸から水を運ぶ<担ぐ>時はウムルで<ぞ>水を汲まれた)

カイーカイヌ [kaiː⸢kainu] (連体)

  • 綺麗な。「綺麗綺麗の」の義。形容詞の語幹の重複部に格助詞ヌ(の)がついて体言を修飾する。
  • Example phrases
    • カイー⸢カイヌ⸣ <⸢カイ⸣ヤー> キン キ⸢シ ベー
      [kaiː⸢kainu⸣ <⸢kai⸣jaː> kiŋ ki̥⸢ʃi beː]
      (綺麗な着物を着ている)

ガバンミカスン [ga⸢bammika⸣suŋ] (他動)

  • ガバンと音をたてるようにする。擬声語ガ⸢バン[ga⸢baŋ]に、接尾語のミ⸢カ⸣スン[mi⸢ka⸣suŋ](~めかす{EOS}~のようにする)がついて形成された語。
  • Example phrases
    • ⸢ドンミカ⸣スン
      [⸢dommika⸣suŋ]
      (ドーンと音が出るほど打ちのめす)
    • ⸢バンミカ⸣スン
      [⸢bammika⸣suŋ]
      (バーンと音が出るほど打ち据える)

ダキ [⸣daki] (副助)

  • {Exp_4}さらに係助詞⸣-ツァン[⸣-ʦaŋ](~すら{EOS}~さえ{EOS}だに)がついて最低限の限度を表す。

タトゥイ [tḁ⸢tui] (副)

  • たとえ(仮令)~とも。仮に~でも。接続助詞⸢バン[⸢baŋ](ても<ばも>)、⸣ティン[⸣tiŋ](~ても)がついて、逆接の仮定条件句を導く。標準語からの転訛か。
  • Example phrases
    • タ⸢トゥイ ヤッ⸣サーラバン ク⸢レー カーンモー⸣ マ⸢シ
      [tḁ⸢tui jas⸣saːrabaŋ ku⸢reː kaːmmoː⸣ ma⸢ʃi]
      (たとえ安くても、これは買わない方が良い<ましだ>)
    • ⸢マイヤー⸣ タ⸢トゥイ⸣ ス⸢クル⸣タンティン ⸢カーサラヌ
      [⸢maijaː⸣ tḁ⸢tui⸣ su̥⸢kuru⸣tantiŋ ⸢kaːsaranu]
      (米は仮令作っても売れない)

タン [⸣taŋ] (助動)

  • {Exp_3}さらに格助詞⸣-ティ[⸣-ti](~と)に係助詞⸣-ヤ[⸣-ja](~は)の付いた形、⸣-テー[⸣-teː](~とは)がついて、引用部を強調する。
  • Example phrases
    • アイ⸢スン⸣ケン ⸢ピー⸣ヤタンテー ⸢バン⸣マー ウ⸢モーラ⸣ヌ
      [ʔai⸢suŋ⸣kem ⸢piː⸣jatanteː ⸢bam⸣maː ʔu⸢moːra⸣nu]
      (それほど寒かったとは、私には思われ<考えられ>ない)

ティ [⸣ti] (格助)

  • {Exp_2}さらに係助詞⸣-ヤ[⸣-ja](~は)がついてとりたての⸣-テー[⸣-teː](~とは<強調>)がついて終止形で結ぶ。

ヌ [⸣-nu] (格助)

  • {Mn_4}とりたての係助詞「も」がついて、⸢-ヌン[⸢-nuŋ](がも)となり、文末の肯定陳述と呼応して、主格の強調表現となる。

ヌ [⸣-nu] (格助)

  • {Mn_6}{Ref_Mn_4}の形にさらに副助詞⸢ツァン[⸢ʦaŋ](~すら)がついて限定強調の意味を表す。
  • Example phrases
    • ⸢クンザヌンツァン⸣ パ⸢タラキシェー⸣カー⸢ツォー⸣ ン⸢メーマ⸣ナーンツァン ⸢オーサリスンドゥ
      [⸢kunʣanunʦam⸣ pḁ⸢tarakiʃeː⸣kaː⸢ʦoː⸣ ʔm⸢meːma⸣naːnʦaŋ ⸢ʔoːsarisundu]
      (こいつがさえも働くことがたらなあ、少しずつでも費用を負担することができて手助けになるんだが)

ヌチキスン [⸣nuʧi ⸣ki̥suŋ] (連)

  • 死ぬ。絶命する。「命切れる」の義。⸣ヌチ[⸣nuʧi](命)に⸣キスン[⸣ki̥suŋ](切る)がついた形。
  • Example phrases
    • ⸢ヨー⸣ゾーン サ⸢ムティ⸣ ナー⸢イ ベー⸣ルカー ⸣ヌチ キスン⸢ダー
      [⸢joː⸣ʣoːn sa⸢muti⸣ naː⸢ji beː⸣rukaː ⸣nuʧi ki̥sun⸢daː]
      (養生もしないで、ただ放置しておくと死ぬぞ<命切れるぞ>)

ブカラ [⸣-bukara] (副助)

  • {Exp_8}さらに格助詞連語⸣-シン[⸣-ʃiŋ](<~で{EOS}手段、方法、道具、材料を表す>に取り立て強調の係助詞⸣-ン{SqBr}⸣-ŋ{/SqBr}<~も>がついた助詞連語)が付いて強調表現をつくる。

ブカラ [⸣-bukara] (副助)

  • {Exp_9}さらに副助詞⸣サーギ[⸣saːgi](さえ)がついて程度の限界点を表す。

Japanese-Multilingual Dictionary (JMDict)

Results from the Japanese-Multilingual Electronic Dictionary project (JMdict), created by Jim Breen, © Electronic Dictionary Research and Development Group.

Search languages: Japanese-English, English-Japanese

まがつひのかみがついのかみ禍津日神

(Noun)

  1. Evil gods (who cause sin, etc.)