(Adverb) Just a little, just a bit
Define うび ubi Meaning ウビ
Displaying results for うび (ubi・うび・ウビ) – ryukyu
JLect: Japonic Languages and Dialects Database
Results from JLect’s Japonic Languages and Dialects Database, created by Zachary Read, © JLect.com.
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A dictionary of the Ryukyuan language
Results from the 沖縄語辞典 データ集 Okinawago jiten dēta-shū (Okinawan Language Dictionary Data Collection), published by the National Institute for Japanese Language and Linguistics, © CC BY 4.0.
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ウビ ubi (?ubi) ⓪ 名
- 覚え。記憶。~nu ?aN.覚えがある。
ウビ ubi (?ubi) ⓪ 名
- (おけ・たるなどの)たが。なお,帯は?uubiという。
クビ kubi (kubi) ① 名
- 首。頸。~'uurijuN.屈伏する。頭が上がらなくなる。
- 襟。着物のえりくび。husumuNともいう。
クビ kubi (kubi) ① 名
- 壁。板壁が多い。農村には竹で編んだcinibuの壁もある。
ヌビ nubi (nubi) ⓪ 名
- 伸び。伸びること。伸縮性。
- 延びること。延長。延期。
- 寛大さ。寛容。~nu ?aN.寛大である。~nu neeN.短気である。
スビ subi (subi) ① 名
- 楚辺。《地》参照。
ウビー ubii (?ubii) ⓪ 名
- 神仏に供えるための水。お供えのお水。
ウービ uubi (?uubi) ⓪ 名
- 帯。?uhu?uubi,husu?uubi,sugui?uubi(いずれもその項参照)など,すべて男用で,女は普通,帯をしない。しかしいなかの娘の労働用の帯にmiNsaa?uubiというのがある。
ユビ yubi ('jubi) ① 名
- 'jubitaと同じ。
アクビ akubi (?akubi) ① 名
- あくび。
フビン fubin (hubiN) ① 名
- 文通または交通が不便なこと。
フービ fuubi (huubi) ① 名
- ほうび。
クービ kuubi (kuubi) ⓪ 名
- 植物名。ぐみ。果実は子供の好物。
ヌービ nuubi (nuubi) ⓪ 名
- 伸び。疲れた時などに,手足を伸ばすこと。
シュビ shubi (sjubi) ① 名
- 首尾。結末。顛末。caaru~nataga.どんなてんまつになったか。
- 首尾。完成。でき上がること。~nataN.すっかりでき上がった。
ユービ yuubi ('juubi) ⓪ 名
- ゆうべ。昨晩。昨夜。cinuunu 'juru(きのうの夜)は一昨晩の意となる。
フィヌビ finubi (hwinubi) ① 名
- 日延べ。延期。
ハルビ harubi (harubi) ⓪ 名
- 馬の腹帯。harabiともいう。
イチュビ ichubi (?icubi) ⓪ 名
- いちご(苺)。
トゥビラ tubira (tubira) ① 名
- とべらの木。海岸地方に自生し,黄白色の花をもつ。海桐花科の常緑喬木。
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ほうび 【褒美】
ゆうひ 【夕日】
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ろうひ 【浪費】
じょうび 【常備】
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かこうひん 【加工品】
しょうひん 【商品】
とうひょう 【投票】
がくようひん 【学用品】
きゅうびょう 【急病】
ぞうひびょう 【象皮病】
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のうひんけつ 【脳貧血】
Phrases
- ~を起す kukutimiNgwiyuN
ひゅうひゅう
びゅうびゅう
いっしょうびん 【1升瓶】
しきゅうびょう 【子宮病】
Dictionary of the Practical Use of Okinawan
Results from the うちなーぐち活用辞典テキストデータベース Uchinaaguchi katsuyō jiten tekisuto dētabēsu (Dictionary of the Practical Use of Okinawan), by Shinsho Miyara, © CC BY-ND 3.0 DEED.
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うびーん (うびたん、うびらん、うびてぃ)
- 憶える
- あちまい いちが やたら うびてーをぅらん。
(集まりは何日だったか憶えてはいない)
Example phrases
うびー
- 記憶
- あぬ っちょー まーがなをぅてぃ んーちゃる うびーぬ あしが、ななじゅーないねー むぬ うびーぬ わっさぬ、っちゅぬ なーぬ っんぢてぃ くーん。
(あのひとはどこかで見た覚えがあるが、70歳になると記憶力がなくなって、人の名前が出て来ない) - ちゅけーん ちちーねー いちまでぃん わしらん、むぬ うびーぬ ちゅーさる っちゅ やん どー。
(一度聞いたらいつまでも忘れない、記憶力のある方だよ)
Example phrases
うび っんぢゃすん
- 思い出す
- ちかぐろー っちゅぬ なーぬ しごー うびっんぢゃさらん なとーてぃ、ちゃーがなっし うびっんぢゃする ぐとぅ そーん。
(近頃は人の名が思い出せなくなっていて、どうにかして思い出すようにしている) - いーじまハンドーグヮーぬ さとぅんかい いちゃいが いーじまんかい わたてぃっんぢゃる ばすぬ かがんぢばな うびっんぢゃちゃん。
(伊江島ハンドーグヮーが恋人に逢いに伊江島に渡っていった際の鏡地浜を思い出した)
Example phrases
うびーなでぃー
- 水撫で
- そーぐゎちねー むらがーから みじ くでぃ どぅーぢゅーく するたみに やーにんじょー うびーなでぃー すたん。
(正月には村井戸から水を汲んで体を強くするために家族は水撫でをしたものだ)
Example phrases
うびらじ ぐとぅ
- 不意の出来事
- うびらじぐとぅぬ うきてぃ ちゃーしぇー しむがやーんち じゃまどぅとーん。
(不意の出来事が起こってどぅしたらいいのかうろたえている)
Example phrases
うびちかなさん
- よく思い出せない
- んかしぬ はなし やくとぅ、ありが なーや ぬーんでぃ いちょーたが うびちかなさん。
(昔の話なので、あの人の名前はなんと言っていたかよく思い出せない)
Example phrases
うびらじに
- 思わず
- たんかーぬ っちゅぬ はなしぐぃーぬ ちかりてぃ ちちゅんちぇー あらんたしが、くぃーぬ まぎさぬ、はなしん うむさたくとぅ、うびらじに わらたん。
(隣の人の話し声が聞こえて聞くつもりはなかったが、声が大きくて、話がおもしろかったので、思わず笑ってしまった)
Example phrases
みー うびーん (〜うびたん、〜うびらん、〜うびてぃ)
- 見覚えがある
- あぬ っちょー みーうびーぬ ねーらん、
(あの人は見覚えがない) - くぬ あかぢん みーうびとーみ?
(この赤シャツに見覚えがあるか)
Example phrases
むぬ うび
- 記憶力
- ちかぐろー むぬうび
(=うびでー) - ぬ ねーん なとーん。
(近頃は記憶力がなくなっている)
Example phrases
Audio Database of Hatoma Lexicon
Results from the 鳩間方言 音声語彙データベース Hatoma hōgen onsei goi dētabēsu (The Audio Database of Hatoma Lexicon), by Shinichi Kajiku and Natsuko Nakagawa, © CC BY-SA 3.0 DEED
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アルウビ [⸣ʔaru ⸣ʔubi] (連)
- あるだけ。
- ⸣クナー ⸣アル ウ⸢ビ⸣ル ⸣アル ⸢マービン⸣マー ⸢ナー⸣ヌ
[⸣kunaː ⸣ʔaru ʔu⸢bi⸣ru ⸣ʔaru ⸢maːbim⸣maː ⸢naː⸣nu]
(ここにあるだけしかない<ここにあるだけがある>{EOS}それ以上<もっと>はない)
Example phrases
ウビ [⸣ʔubi] (連体)
- {PoS_1}{Mn_1}それだけ。それほど。これだけ。これほど。分量を表す。
- ⸢ジン⸣マー ウ⸢ビ⸣ル ⸣アル
[⸢ʤim⸣maː ʔu⸢bi⸣ru ⸣ʔaru]
(お金はこれだけしかない<これだけがある>) - {Mn_2}ウ⸢ビ⸣ヌ プ⸢スバ ヌー⸣シ ⸢サーリ クー⸣ター
[ʔu⸢bi⸣nu pu̥⸢suba nuː⸣ʃi ⸢saːri kuː⸣taː]
(それほど多人数の人をどうやって連れてきたのか) - ⸢ジン⸣マー ウ⸢ビ⸣ル ⸣アル
[⸢ʤim⸣maː ʔu⸢bi⸣ru ⸣ʔaru]
(お金はそれだけしかない<それだけがある>) - ⸣ウビシ ⸢カーリン⸣カヤー
[⸣ʔubiʃi ⸢kaːriŋ⸣kajaː]
(それだけ<それぽっちの金>で買えるのかねえ) - ⸢ダイヤー⸣ ウベー ⸢サン⸣パジ
[⸢daijaː⸣ ʔubeː ⸢sam⸣paʤi]
(値段はそんなにはしないはずだ) - ⸣メー イ⸢ズナ⸣ ウビシ シ⸢マイリ
[⸣meː ʔi⸢ʣuna⸣ ʔubiʃi ʃi⸢mairi]
(もう、叱るな{EOS}それだけで仕舞いなさい) - ⸢ドゥー⸣ヌ バ⸢キ⸣ダマー ウ⸢ビ⸣ル ⸣アル
[⸢duː⸣nu ba⸢ki⸣damaː ʔu⸢bi⸣ru ⸣ʔaru]
(自分の財産の分け前はこれだけしかない<これだけがある>) - ⸣ウビ ア⸢ズ⸣カー ミサン
[⸣ʔubi ʔa⸢ʣu⸣kaː ⸣misaŋ]
(それだけ言えばいい) - ウ⸢ビ⸣ル ⸣アル
[ʔu⸢bi⸣ru ⸣ʔaru]
(それだけしかない<それだけぞある>) - ⸣ウベー ⸢カーシ⸣ ミサン
[⸣ʔubeː ⸢kaːʃi⸣ misaŋ]
(それぐらいは売ってもよい) - それくらい<程度>。 ⸣ティマー ⸣ウビシ ⸣ミサン
[⸣timaː ⸣ʔubiʃi ⸣misaŋ]
(手間賃はそれだけでよい) - ⸣ウビブカラ
[⸣ʔubibukara]
(それくらい{EOS}程度) - ⸣ウビブカラシ ⸣ミサン
[⸣ʔubibukaraʃi ⸣misaŋ]
(それくらいでよい) - ウ⸢ビ⸣ナー
[ʔu⸢bi⸣naː]
(そんなに高く<程度>) - ⸢ダイヤー⸣ ウ⸢ビ⸣ナー ⸢シースー
[⸢daijaː⸣ ʔu⸢bi⸣naː ⸢ʃiːsuː]
(値段はそんなにも高値をするのか) - ウ⸢ビ⸣ヌ
[ʔu⸢bi⸣nu]
(そんなに多くの{EOS}連体詞) - ウ⸢ビ⸣ヌ シ⸢グトゥバ タンガ⸣シ ナ⸢ルン
[ʔu⸢bi⸣nu ʃi⸢gutuba taŋga⸣ʃi na⸢ruŋ]
(それだけ<それほど>の大仕事を一人で出来るのか) - それだけ<程度、範囲の限定>。 ウビ⸢バーキ⸣ル ナル ⸢マービン⸣マー ナ⸢ラ⸣ヌ
[ʔubi⸢baːki⸣ru ⸣naru ⸢maːbim⸣maː na⸢ra⸣nu]
(それだけしか出来ない{EOS}それ以上はできない)
Example phrases
ウビ [⸣ʔubi] (副)
- {PoS_2}~するほどに。その程度に応じて~。~につれて。
- パ⸢タラク⸣カー パ⸢タラク⸣ ウビ ⸢モー⸣ケー ン⸢ジ⸣ス
[pḁ⸢taraku⸣kaː pḁ⸢taraku⸣ ʔubi ⸢moː⸣keː ʔn⸢ʤi⸣su]
(働けば働くほどに儲けが出る)
Example phrases
ウビ [⸣ʔubi] (名)
- たが(箍)。竹を細く割ってたがね<綰ね>た、桶や樽を堅く締めるのに用いる輪。
- ⸢タン⸣グ ⸣ティダナ ⸣プシ サ⸢ラシター⸣ ウベー ⸢ヨー⸣リティ ミ⸢ジ⸣ムリ ⸢シースバン
[⸢taŋ⸣gu ⸣tidana ⸣puʃi sa⸢raʃitaː⸣ ʔubeː ⸢joː⸣riti mi⸢ʤi⸣muri ⸢ʃiːsubaŋ]
(たご<担桶>を日曝しにしておいたら箍が緩んで水漏れがするわい)
Example phrases
ウビイン [ʔu⸢bi⸣ʔiŋ] (名)
- ぼいん(拇印)。「指印」の義。
- ⸢インヌ ナーン⸣カー ク⸢マン⸣トンナー ウ⸢ビ⸣イン シ⸢キ ッふィーリ⸣バ
[⸢ʔinnu naːŋ⸣kaː ku⸢man⸣tonnaː ʔu⸢bi⸣ʔiŋ ʃi̥⸢ki ffiri⸣ba]
(印鑑が無ければ、ここの所に拇印を押して<ついて>くれよ)
Example phrases
ウビカーニ [ʔubi⸢kaːni] (副)
- ただそれだけ。たったそれだけ。ただこれだけ。分量の限定。
- ⸢ジン⸣マー ウビ⸢カーニル⸣ アル
[⸢ʤim⸣maː ʔubi⸢kaːniru⸣ ʔaru]
(お金はたったそれだけしかない<たったそれだけがある>) - ウビ⸢カーニル⸣ トゥ⸢ル⸣タ
[ʔubi⸢kaːniru⸣ tu⸢ru⸣ta]
(ただそれだけしか取らなかった<たったそれだけぞ取った>)
Example phrases
ウビカキ [ʔu⸢bi⸣kaki] (名)
- 指掛け相撲。指相撲。
- ワ⸢ター⸣ フ⸢ターロー タール スー⸣ワユー ウ⸢ビ⸣カキ ⸢シー⸠ミー
[wa⸢taː⸣ ɸu̥⸢taːroː taːru suː⸣wajuː ʔu⸢bi⸣kaki ⸢ʃiː⸠miː]
(君達二人は誰が強いか、指相撲をしてごらんよ)
Example phrases
ウビサキ [ʔu⸢bi⸣saki] (名)
- 指先。指の先端。
⸢
アイイズン⸣ ウ⸢ビ⸣サキ ⸢ピッカ⸣リティ(ッ⸢サ⸣リティ)- ⸣ヤミ ナ⸢ラ⸣ヌ
[⸢ʔaiʔiʣuŋ⸣ ʔu⸢bi⸣saki ⸢pikka⸣riti
⸣ヤミ ナ⸢ラ⸣ヌ [⸢ʔaiʔiʣuŋ⸣ ʔu⸢bi⸣saki ⸢pikka⸣riti(s⸢sa⸣riti)
⸣jami na⸢ra⸣nu]
(アイゴの背びれの毒針に指先を刺されて痛くて堪らない)
Example phrases
ウビダキ [⸣ʔubidaki] (副)
- それだけ。あれほど。それほどまで。その程度。
- ⸣ウビダキ タ⸢ナム⸣タンティン シ⸢キッふィーラヌー
[⸣ʔubidaki ta⸢namu⸣tantiŋ ʃi̥⸢kiffiːranuː]
(あれほど頼んでも聞き入れてくれないか) - ⸣ウビダキヌ ⸢ニン⸣ギンティ ⸣ウムーカ ウ⸢ムイキシヤッ⸣サン
[⸣ʔubidakinu ⸢niŋ⸣ginti ⸣ʔumuːkaː ʔu⸢muikiʃijas⸣saŋ]
(その程度<それだけ>の人間だと思えば諦め<思い切り>やすい) - ⸣ウビダキ ⸣アルカー フ⸢ヨー コーサリン
[⸣ʔubidaki ⸣ʔarukaː ɸu⸢joː koːsariŋ]
(それだけあれば冬は越される) - ⸣ウビダキシン ⸣ミサン
[⸣ʔubidakiʃim ⸣misaŋ]
(それぐらいでもよい)
Example phrases
ウビッシ [ʔu⸢bi⸣ʃʃi] (名)
- 後ろ指。後ろ指を指すこと。
- ヤ⸢ナクトゥ スー⸣カー プ⸢スン⸣ ウ⸢ビ⸣ッシ シ⸢ラリン⸣ダー
[ja⸢nakutu suː⸣kaː pu̥⸢suŋ⸣ ʔu⸢bi⸣ʃʃi ʃi⸢rarin⸣daː]
(悪事を働く<する>と他人に後ろ指を指されるよ)
Example phrases
ウビッチン [ʔu⸢bit⸣ʧiŋ] (副)
- それぽっち。たったそれだけ。その程度。数量や程度が極めて少量である。
- ウ⸢ビッ⸣チン カー⸢ニ⸣ティン ⸢イー⸣ヌ ッ⸢ふァーサリラー<ワー>
[ʔu⸢bit⸣ʧiŋ kaː⸢ni⸣tiŋ ⸢ʔiː⸣nu f⸢faːsariraː]
(たったこれぽっちだけとても飯が食べさせられようか) - ウ⸢ビッ⸣チンブカラ バキ ッ⸢ふィーララヌー
[ʔu⸢bit⸣ʧimbukara ⸣baki f⸢fiːraranuː]
(それぽっちばかり分けて貰えないだろうか) - ⸢マイヤー⸣ ウ⸢ビッチン⸣ドゥ ヌ⸢カ⸣レー
[⸢maijaː⸣ ʔu⸢bitʧin⸣du nu⸢ka⸣reː]
(お米はこれ<それ>っぽちしか残っていない<これっぽちが残っている>) - ウ⸢ビッチン⸣ヌ ⸣ジンシェー ノー⸢ン カーラヌ
[ʔu⸢bitʧin⸣nu ⸣ʤiŋʃeː noː⸢ŋ kaːranu]
(それ<これ>っぽちのお金では何も買えない) - ウ⸢ビッチン⸣ヌ ⸣クトゥシ ⸢アウ⸣ナ
[ʔu⸢bitʧin⸣nu ⸣ku̥tuʃi ⸢ʔau⸣na]
(それ<これ>ぽっちの事で喧嘩するな) - ウ⸢ビッチン⸣ヌ ⸣クトゥシ ⸢アウ⸣タツォー
[ʔu⸢bitʧin⸣nu ⸣ku̥tuʃi ⸢ʔau⸣taʦoː]
(それぽっちのことで喧嘩したそうだ) - ウ⸢ビッチン⸣マーンツァン ⸣バキ ッ⸢ふィーラヌ
[ʔu⸢bitʧim⸣maːnʦam ⸣baki f⸢fiːranu]
(それぽっちすらも分けてくれない) - ウ⸢ビッチン⸣ナー ⸣バキ ッ⸢ふォーッ⸣タ
[ʔu⸢bitʧin⸣naː ⸣baki f⸢foːt⸣ta]
(これぽっちずつ<ほんの少しずつ>分けてくださった) - ウ⸢ビッチン⸣ヌ ⸣ジンシ ⸢ヌー⸣ヌ ⸢カーリワ
[ʔu⸢bitʧin⸣nu ⸣ʤiŋʃi ⸢nuː⸣nu ⸢kaːriwa]
(それぽっちのお金で何が買えるか) - ウ⸢ビッチン⸣ドゥ ⸢イー⸣ヤ ッ⸢ふー
[ʔu⸢bitʧin⸣du ⸢ʔiː⸣ja f⸢fuː]
(それぽっちしかご飯は食べないのか<それぽっちぞ飯は食うのか>)
シン⸢トゥ⸣ ウ⸢ビッ⸣チン カー⸢ニドゥ(ル)- ⸣ ヌ⸢カ⸣レー
[ʃin⸢tu⸣ ʔu⸢bi⸣tʧiŋ kaː
ヌ⸢カ⸣レー [ʃin⸢tu⸣ ʔu⸢bi⸣tʧiŋ kaː⸢nidu(ru)
⸣ nu⸢ka⸣reː]
(たったそれだけしか残ってない<たったそれだけぞ残っている>)
Example phrases
ウビッチンツァン [ʔu⸢bit⸣ʧinʦaŋ] (連)
- これっぽちすらも。これっぽちさえも。副助詞⸣ツァン[ʦaŋ](すら{EOS}さえ)は下に打ち消しの助動詞を導き、それと呼応して打消し強調の意味を表す。
- ⸢ジン⸣マー ク⸢ビッ⸣チンツァン ⸢ナーヌー
[⸢ʤim⸣maː ku⸢bit⸣ʧinʦan ⸢naːnuː]
(お金はこれぽっちすらも無いのか)
Example phrases
ウビナー [ʔu⸢bi⸣naː] (副)
- {Mn_1}これほど沢山。こんなに多く。分量の多いことや値段の高いことを表す。
- ウ⸢ビ⸣ナー ム⸢ヌ⸣バ イ⸢タン⸣ダシェー ⸣ムティ パ⸢ララ⸣ヌ
[ʔu⸢bi⸣naː mu⸢nu⸣ba ʔi⸢tan⸣daʃeː ⸣muti pa⸢rara⸣nu]
(こんなに多く、ただ<徒・無料>では持って行かれない) - ヤ⸢ラビ⸣ヌ ウ⸢ビ⸣ナー サ⸢キ⸣ ヌムカー ⸢デー⸣ジ⸢ゲ⸣ラ
[ja⸢rabi⸣nu ʔu⸢bi⸣naː sḁ⸢ki⸣ numukaː ⸢deː⸣ʤi⸢ge⸣ra]
(子供がそんなにたくさん酒を飲むと大変だよ) - ウ⸢ビ⸣ナー ッ⸢ふィーラン⸣タンティン ⸣ミサン
[ʔu⸢bi⸣naː f⸢fiːran⸣tantim ⸣misaŋ]
(そんなにたくさん呉れなくてもよい)
Example phrases
ウビナー [ʔu⸢bi⸣naː] (副)
- {Mn_2}各自がそれほどずつ多く。
- ウ⸢ビ⸣ナー ⸣トゥルカー タ⸢ラーサラヌ
[ʔu⸢bi⸣naː ⸣turukaː ta⸢raːsaranu]
(各自がそれほど多く取ると足りなく<皆に配分出来なく>なる) - それぐらいずつ。 ウ⸢ビ⸣ナーン ⸢デー⸣カー バ⸢キラ⸣リン
[ʔu⸢bi⸣naːn ⸢deː⸣kaː ba⸢kira⸣riŋ]
(それくらいずつ<その程度の分量ずつ>なら分けられる) - シン⸢トゥ⸣ ウビティン バ⸢キラリン
[ʃin⸢tu⸣ ʔubitim ba⸢kirariŋ]
(たったそれだけ<たったこれぽっち>とても分けられるものか<否、分けられまい>)
Example phrases
ウビナー [ʔu⸢bi⸣naː] (副)
- {Mn_3}これほどに多く。程度が大きいことを表す。
- ⸢ヌー⸣シ ウ⸢ビ⸣ナー イ⸢ズ ホーサリ⸣ター
[⸢nuː⸣ʃi ʔu⸢bi⸣naː ʔi⸢ʣu hoːsari⸣taː]
(どうやってそんなに沢山魚を釣ることができたのかねえ)
Example phrases
ウビブカラ [⸣ʔubibukara] (副)
- それぐらい。その程度。量や数の程度を表す。
- ⸣ウビブカラ タ⸢ラーンバ⸣ カ⸢ラシッふォー⸣リ
[⸣ʔubibukara ta⸢raːmba⸣ ka⸢raʃiffoː⸣ri]
(それぐらい足りないので貸してください) - 痛みの感覚や苦しみの感情の程度を低く表す場合は、ウ⸢ヌアタ⸣ル
[ʔu⸢nuʔata⸣ru]
(それぐらい{EOS}その程度) - を用いる。 ⸣ウビブカラル ソーン⸢ドゥ⸣ マ⸢シ
[⸣ʔubibukararu soːn⸢du⸣ ma⸢ʃi]
(それぐらいが丁度よい) - ⸣ウビブカラヌ ⸢コー⸣マ
[⸣ʔubibukaranu ⸢koː⸣ma]
(これくらいの大きさの卵) - ⸣ウビブカラナー ムー⸢ロー⸣ニ ⸣バキ ッ⸢ふァーシ⸣バ
[⸣ʔubibukaranaː muː⸢roː⸣ni ⸣baki f⸢faːʃi⸣ba]
(これぐらいずつ皆に分けて食べさせなさいよ)
Example phrases
ウビヨールン [⸣ʔubi ⸢joː⸣ruŋ] (連)
- たが(箍)が緩む。
- ミ⸢ジタングヌ⸣ ウビ ⸢ヨー⸣リティ ⸢ザーラザーラ⸣シ ミ⸢ジェー⸣ ム⸢リ⸣ス
[mi⸢ʤitaŋgunu⸣ ʔu⸢bi⸣nu ⸢joː⸣riti ⸢ʣaːraʣaːra⸣ʃi mi⸢ʤeː⸣ mu⸢ri⸣su]
(水担桶の箍が緩んでザーザーと水は漏れるよ)
Example phrases
ウビンガニ [ʔu⸢biŋ⸣gani] (名)
- 指輪。「指がね」の義。若年層では、ウ⸢ブン⸣ガニ[ʔu⸢buŋ⸣gani](指輪)ということもある。
- ク⸢ヌ⸣ ウ⸢ビン⸣ガネー ⸣アボー ウ⸢ビン⸣ガニ ヤ⸢リバ ワー⸣ ティーナ ヌ⸢キ⸣ ミリ⸢ミー
[ku⸢nu⸣ ʔu⸢biŋ⸣ganeː ⸣ʔaboː ʔu⸢biŋ⸣gani ja⸢riba waː⸣ tiːna nu⸢ki⸣ miri⸢miː]
(この指輪はお母さんの指輪だから君の手に嵌めて<貫いて>ごらん)
Example phrases
タキウビ [t⸢kiubi] (名)
- 竹の輪。桶のたが(箍)。
- ⸢ウーキ⸣ヌ タ⸢キウビ⸣ シ⸢ミ⸣リ
[⸢ʔuːki⸣nu tḁ⸢kiubi⸣ ʃi⸢mi⸣ri]
(桶のたが<箍>を締めろ)
Example phrases
ナカウビ [na⸢ka⸣ʔubi] (名)
- 中指。ナ⸢カ⸣イビ[na⸢ka⸣ʔibi](中指)ともいう。
- ⸢ティー⸣ヌ ⸢ウイ⸣ベー<ウ⸢ヤ⸣ベー> ナ⸢カウビ⸣ル イッ⸢チン⸣ タ⸢カー
[⸢tiː⸣nu ⸢ʔui⸣beː<ʔu⸢ja⸣beː> na⸢kaʔubi⸣ru ʔit⸢ʧin⸣ ta⸢kaː]
(手の指は中指が一番高い)