(Noun) Uncle
Define uja うじゃ Meaning ウジャ
Displaying results for uja (uja・うじゃ・ウジャ) – ryukyu
JLect: Japonic Languages and Dialects Database
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A dictionary of the Ryukyuan language
Results from the 沖縄語辞典 データ集 Okinawago jiten dēta-shū (Okinawan Language Dictionary Data Collection), published by the National Institute for Japanese Language and Linguistics, © CC BY 4.0.
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ウジャ uja (?uZa) ⓪ 名
- 宇座。«地»参照。
ウジャ uja (?uZa) ① 名
- [御座]内閣。政府。kaminu~.siQsii[摂政]とsaNsikwaN[三司官]のいるところ。政府の最高首脳部。simunu~.zuuguniNsjuu[十五人衆]のいるところ。kaminu ?uZaに次ぐ政府機関。~nu Qcu.guhjoozoozu[御評定所]の役人。
- お座敷。Zaa(座敷,部屋)の敬語。ふつうもっともよい客間,あるいは仏壇のある座敷をいう。?uhu?uZaともいう。その他の座敷はnibaN?uZa(二番座敷),saNbaN?uZa(三番座敷)のようにいう。他の部屋は,その位置・用途により名があり,?uraZa,nakamee,kuca(おのおのその項参照)などがある。
クジャ kuja (kuza) ⓪ 副
- こなごな。こなみじん。~najuN.こなごなになる。cubacinakai kaara~nasjuN.一撃で瓦をこなごなにする。
ヌジャ nuja (nuZa) ⓪ 名
古
- 芸。演技。技芸。nuhwaは芸能そのものをいう。
トゥジャ tuja (tuza) ① 名
- もり。やす。魚を刺して捕える具。研矢の意か。またのないもの・あるもの,みつまたのものなどがある。miija~najuN.目がtuzaのように鋭くなる。
ユジャ yuja ('juZa) ⓪ 名
- 与座。《地》参照。
クジャー kujaa (kuzaa) ⓪ 名
- 古謝。《地》参照。
トゥジャイ tujai (tuZai) ① 感
文
- 興行のはじめに述べる「東西」に当たる語。~~tuNzitaru munuja…[東西東西とんぢたるものや…]東西東西,まかり出た者は…。
ウフジャ ufuja (?uhuza) ⓪ 名
- 年寄り。老人。謙称または軽い卑称として用いる。'waQtaa?uhuza.うちの年寄り。
ウジャキ ujaki (?uZaki) ⓪ 名
- 御酒。酒の敬語。
チュジャー chujaa (cuZaa) ⓪ 名
- 一座。一座の人々。
グジャラ gujara (guZara) ⓪ 名
- ごけ。碁石を入れるうつわ。
ジヌジャ jinuja (zinuZa) ⓪ 名
- 宜野座。«地»参照。
クジャラ kujara (kuZara) ⓪ 名
- 小皿。
ヌジャトゥ nujatu (nuZatu) ⓪ 名
- 野里。《地》参照。
ティヌジャ tinuja (tinuZa) ⓪ 名
- 手芸。手のわざ。ししゅうなどをいう。
ウフジャー ufujaa (?uhuzaa) ⓪ 名
- 老いぼれ。?uhuzaの卑称。
ウジャレー ujaree (?uZaree) ⓪ 名
- おぞうり。ぞうり(saba)の敬語。さらにその上の敬語はnuuZaree。
ウージャキ uujaki (?uuZaki) ① 名
- 大酒。大量に飲む酒。また,大酒飲み。
クムジャー kumujaa (kumuzaa) ① 名
- あばた。また,あばたのある者。maazaaともいう。
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うじゃうじゃ
くうしゃ 【空車】
じゅうしゃ 【従者】
See also
びょうじゃく 【病弱】
Phrases
- ~である binasaN,yafarasaN
- ~そうである miiyafaragisaN
- ~そうで健康な者 yafaragaNjuumuN
- ~なさま yafarageera,yafataikeetai
- ~な者 yafaraa,yafarageeraa,yafaramuN,yafataimuN,yafatayaa,yaNmeemuN
ふしょうしゃ 【負傷者】
ろうどうしゃ 【労働者】
きゅうしゃめん 【急斜面】
こんきゅうしゃ 【困窮者】
See also
ちんにゅうしゃ 【闖入者】
かつどうしゃしん 【活動写真】
じゆうろうどうしゃ 【自由労働者】
たねぶたぎょうしゃ 【種豚業者】
ようけいぎょうしゃ 【養鶏業者】
ようとんぎょうしゃ 【養豚業者】
Dictionary of the Practical Use of Okinawan
Results from the うちなーぐち活用辞典テキストデータベース Uchinaaguchi katsuyō jiten tekisuto dētabēsu (Dictionary of the Practical Use of Okinawan), by Shinsho Miyara, © CC BY-ND 3.0 DEED.
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うじゃさー
- おじさん
⇒ うばまー〈おばさん〉 - うじゃさーや いくたいや をぅしが、うばまーや ちゅいどぅ をぅくとぅ、をぅいみぬ てぃがねーさーぬ いきらさぬ、じゃーふぇー なとーん。
(おじさんは何人かはいるが、おばさんは一人しかいないので、年中行事の手伝いする人が少なくて、困っている)
Example phrases
じゃっとぅー、うじゃっとぅー
- 飾り気がない人、さっぱりした人
- うぃなぐぬ っんぢとーてぃ すがいみちーん わからん、ふーじぇー ねーらん、うじゃっとぅー やー。
(女性のくせして着飾ることもわからない、みっともない、飾り気がないね)
Example phrases
Audio Database of Hatoma Lexicon
Results from the 鳩間方言 音声語彙データベース Hatoma hōgen onsei goi dētabēsu (The Audio Database of Hatoma Lexicon), by Shinichi Kajiku and Natsuko Nakagawa, © CC BY-SA 3.0 DEED
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アーヤ [⸢ʔaː⸣ja] (名)
- 父。父親。親族名称。呼称。明治生まれの古老が用いる。[ʔa](吾)・[uja](親) → [⸢ʔaː⸣ja](父)、「~よし名は告らせ父母<オヤ>はしるとも。万、363」の転訛したものか。多くの若年層では、⸣アチャー[⸣ʔaʧaː](父{EOS}父親{EOS}親族名称、呼称)ともいう。これは、⸢ア(吾)・ヂ「知(父『古事記中、應神謡49』)・ア(*a<指小辞>)」によって形成されたものであろう。また、⸣イーヤ[⸣ʔiːja](父{EOS}名称、呼称{EOS}?i:ja
)という家もあり、⸢チャー⸣チャー[⸢ʧaː⸣ʧaː](父{EOS}名称{EOS}⸢ヨー⸣カヤーヌ ⸢チャー⸣チャー{SqBr}⸢joː⸣kajaːnu ⸢ʧaː⸣ʧaː{/SqBr}<西原家のお父さん>)という家もある。 - ⸢バン⸣テヌ ⸢アー⸣ヤー サ⸢キゾーグ
[⸢ban⸣tenu ⸢ʔaː⸣jaː sḁ⸢kiʣoːgu]
(私の父は酒上戸だ) - アー⸢ヤー ワー マー オール⸣ワ
[ʔaː⸢jaː waː maː ʔoːru⸣wa]
(お父さん、貴方は何処へいらっしゃい<行かれ>ますか) - ク⸢レー バン⸣テヌ ⸢アー⸣ヤ
[ku⸢reː ban⸣tenu ⸢ʔaː⸣ja]
(これは私の家のお父さんです<名称>) - アー⸢ヤー キュー⸣ヤ イ⸢ソー オールン
[ʔaː⸢jaː kjuː⸣ja ʔi⸢soː ʔoːruŋ]
(お父さん、今日は漁にいらっしゃいますか<呼称>)
Example phrases
アザテー [ʔa⸢ʣateː] (名)
- 屋号。東里清光氏宅。⸢ヨー⸣カヤー[⸢joː⸣kajaː](西原松氏宅)の分家と言われている。鳩間島西村の旗頭を保管するトゥ⸢ニムトゥヤー[tu⸢nimutujaː](根家)といわれている。
- ア⸢ザテーヌ⸣ イ⸢ゴー⸣ジザー ア⸢ラ⸣カーウガンヌ ティ⸢ジリ⸣ビー ヤ⸢ローッ⸣タ
[ʔa⸢ʣateːnu⸣ ʔi⸢goː⸣ʤiʣaː ʔa⸢ra⸣kaːʔugannu ti⸢ʤiri⸣biː ja⸢roːt⸣ta]
(東里家の清光氏は新川御嶽の男性神職者<ティジリビー>であられた)
Example phrases
イザテー [ʔi⸢ʣa⸣teː] (名)
- 屋号。西花賀栄氏宅。西原章吉氏宅の西隣の家。村外れの家。その西隣に⸢ガンダルゴー⸣ヤー[⸢gandarugoː⸣jaː](龕小屋)があった。イ⸢ザ⸣テー[ʔi⸢ʣa⸣teː]はイ⸢リ[ʔi⸢ri](西)・⸣サトゥ[⸣sḁtu](里)・⸣ヤー[⸣jaː](家)→ [ʔiriʣatujaː] → [ʔi⸢ʣa⸣teː](西花家<西里家>)のように音韻変化して生成された合成語であろう。
- ⸢ウンタイラ⸣ブレーヌ ⸢イー⸣ネール イ⸢ザ⸣テー ⸢ヤッタ
[⸢ʔuntaʔira⸣bureːnu ⸢ʔiː⸣neːru ʔi⸢ʣa⸣teː ⸢jatta]
(西原家<上西原家>の西隣が西花賀栄氏宅<西里家>だった)
Example phrases
ウヤマール [ʔu⸢jamaː⸣ru] (名)
- 琉球国時代の役人。地方巡検使。「親回り」の義。{⸣ウヤ[⸣ʔuja](親{EOS}役人)に⸢マー⸣ル[⸢maː⸣ru](回り、巡視、巡見)が結合して形成された複合語(合成語)}。/ウヤマーリヌ オールカージ サンピキアイヌ ユシルカージ パイバタン バタショーリ インダパマ バタショーリ~/(ウヤマール<地方巡検使>がいらっしゃる度に、検地係<算引き合い>がお寄りになる度に、南端<西表島>にお渡しして、伊武田浜へお渡しして~)「バガパトゥマジラマ、第4、5連」『鳩間島古典民謡古謡集』。
- イ⸢サナケー⸣ラ ウ⸢ヤマール⸣ヌ ⸢オー⸣ルカー トゥ⸢リム⸣チ ⸢シー パイ⸣ター バ⸢タシオーラ⸣シ ⸢ターカー⸣ジ ⸢マーリティル⸣ クン シゥ⸢カソーッ⸣タツォー
[ʔi⸢sanakeː⸣ra ʔu⸢jamaːru⸣nu ⸢ʔoː⸣rukaː tu⸢rimu⸣ʧi ⸢ʃiː pai⸣taː ba⸢taʃiʔoːra⸣ʃi ⸢taːkaː⸣ʤi ⸢maːritiru⸣ kuŋ sï̥⸢kasoːt⸣taʦoː]
(石垣から巡検の役人いらっしゃると接待をして、南端<西表島>へお渡しし、田圃ごとに巡見をして古見村までご案内して差し上げたそうだ)
Example phrases
オンケー [⸣ʔoŋkeː] (名)
- 豚便所。かつては豚小屋と便所は一つになっており、人糞を豚に与えていた。戦後、民生府と保健所の指導により、便所が独立して作られるようになった。豚舎から出る糞尿や豚を洗う水が便壷に流入し、人糞と混合して醗酵したのを水肥として水肥桶に汲み取って野菜畑にかけた。その野菜を食した子供や大人に回虫やぎょう虫が発生し、栄養不良の子供が続出した。そこで、この回虫、ぎょう虫を駆除するために、ナ⸢ツァー⸣ラ[na⸢ʦaː⸣ra](海人草)を煎じてのませた。便所は、⸣フルヤー[⸣ɸurujaː]ともいい、フ⸢ル⸣ヌカン[ɸu⸢ru⸣nu](便所の神)は霊験あらたかであると信じられている。フ⸢ル⸣ヌカン[ɸu⸢ru⸣nukaŋ](便所の神様)は、日頃は頭を地面につけて、尻を立てて寝ているという口碑がある。夜中に外出先で悪霊に襲われたり、ひどく驚いて魂を落としたりする際、帰宅して先ず豚舎に行き、豚を起こすと憑き物(悪霊)が落ち、マ⸢ブ⸣ル[ma⸢bu⸣ru](魂{EOS}守り)が体内に帰るといわれている。
- ⸣オンケーヤ ム⸢カ⸣シェー ⸢オー⸣ヌヤートゥ ⸢ピー⸣チ ⸢ヤッタ
[⸣ʔoŋkeːja mu⸢ka⸣ʃeː ⸢ʔoː⸣nujaːtu ⸢piː⸣ʧi ⸢jatta]
(便所は昔は豚舎と一つになっていた) - ム⸢カ⸣シェー ⸣オンケーナ ⸣ッソー ⸣マリティ ウ⸢リバ⸣ オーン ッ⸢ふァーシ オーッタ⸣ヌ ⸢センゴ⸣ トゥ⸢ミラリ ナーン⸣シェン
[mu⸢ka⸣ʃeː ⸣ʔoŋkeːna ⸣ssoː ⸣mariti ʔu⸢riba⸣ ʔoːŋ f⸢faːʃi ʔoːtta⸣nu ⸢ʃeŋgo⸣ tu⸢mirari naːŋ⸣ʃeŋ]
(昔は豚便所で糞を放<ま>って、それを豚に食わしておられたが、戦後になって禁止され<止められ>てなくなった)
Example phrases
ガバーフイムヌ [ga⸢baːɸui⸣munu] (名)
- 垢まみれの者。汚れだらけのもの。不潔な者。⸣ガバーフヤー[⸣gabaːɸujaː](垢まみれの不潔者)ともいう。
- ガ⸢バーフイ⸣ムヌ ⸣ナリティ キ⸢ムフクレー⸣ヌ ⸢マー⸣ビン アザ⸢ケーアザケー⸣シ ⸢アー⸣キ
[ga⸢baːɸui⸣munu ⸣nariti ki⸢muɸu̥kureː⸣nu ⸢maː⸣biŋ ʔaʣa⸢keːʔaʣakeː⸣ʃi ⸢ʔaː⸣ki]
(垢まみれの不潔者になってしまって、きたない{EOS}もっときちっと清潔にしておれ<あるけ>)
Example phrases
カンプトゥキ [⸢kamputu⸣ki] (名)
- 神仏。鳩間島では、人が死んで三十三年忌を済ませると神になると信じられている。仏壇に祀られているが、⸣ウヤパープジ[⸣ʔujapaːpuʤi](祖先神{EOS}「親大母大父」の義)と称えられ、神として子孫を守護していると信じられている。
- ウ⸢サンギソッコー シーオース⸣カー ウ⸢ヤ⸣プソー ⸢カンプトゥ⸣キ ナ⸢ロー⸣ルツォー
[ʔu⸢saŋgisokkoː ʃiːʔoːsu⸣kaː ʔu⸢ja⸣pu̥soː ⸢kampu̥tu⸣ki na⸢roː⸣ruʦoː]
(三十三年忌の<押し上げ焼香>法事をして差し上げると先祖たちは神仏になられるそうだ) - ⸢カンプトゥ⸣キティン ⸢オーラン⸣ドゥ ⸢ブー⸣ユー ⸣ヌスンティ ⸣カイニ ク⸢チ⸣サカヤー
[⸢kampu̥tu⸣kitiŋ ⸢ʔoːran⸣du ⸢buː⸣juː ⸣nuːsunti ⸣kaini ku̥⸢ʧi⸣sakajaː]
(神仏とてもおられぬものでしょうか{EOS}何故にこうも苦しいのでしょう)
Example phrases
クーラミナトゥ [⸢kuːraminatu] (名)
- クーラ川の川口。⸢久浦港」の義。伊武田の西側と久浦田原の境を流れる川の河口。古見岳の西側、タ⸢カ⸣スクヤマ[tḁ⸢ka⸣su̥kujama](タカスク山)とティ⸢ドゥ⸣クヤマ[ti⸢du⸣kujama](ティドゥク山)から流れる雨水を集めて流れる⸢クーラガーラ[⸢kuːragaːra](久浦川)の河口は海砂が堆積して干潮時には船の通行ができない。満潮時に伝馬船やサバニを河口から乗り入れて荷物の積み下ろしをした
ザコートゥリ [ʣa⸢koː⸣turi] (名)
- カツオ漁の餌取り。島の前の⸢マイ⸣ズニ[⸢mai⸣ʣuni](前曽根)の周辺海域、西表島北岸一帯の干瀬の周りで餌取りをした。石垣島の漁船のように、漁師による専属のザ⸢コー⸣トゥヤー[ʣa⸢koː⸣tujaː](餌取り)がいないので、乗組員全員で餌取りをして出漁した。
- パ⸢トゥマ⸣ヌ カ⸢ツシンマー⸣ ザ⸢コー⸣トゥレー ヤ⸢トーン⸣シェン
[pḁ⸢tuma⸣nu kḁ⸢ʦuʃimmaː⸣ ʣa⸢koː⸣tureː ja⸢toːŋ⸣ʃeŋ]
(鳩間のカツオ漁船は、専属の餌取りは雇わなかった)
Example phrases
サシムヌヤー [sḁ⸢ʃi⸣munujaː] (名)
- 指物細工。「指物屋」の義。指物師は、鳩間島にはいなかった。細工の心得のある者が自己流に調度品を作っていた。石垣島には、サ⸢シ⸣ムヌヤー[sḁ⸢ʃi⸣munujaː](指物屋)やギ⸢リギリ⸣ヤー[gi⸢rigiri⸣jaː](挽物屋{EOS}轆轤で挽いて食器類を作る所)があった。
- サ⸢シ⸣ムヌヤーナ ジ⸢ブク⸣トゥ ⸢ジンバ⸣ ア⸢チ⸣ライ ⸣シケー
[sḁ⸢ʃi⸣munujaːna ʤi⸢buku⸣tu ⸢ʣimba⸣ ʔa⸢ʧi⸣rai ⸣ʃi̥keː]
(指物屋に重箱とお膳を注文して<誂えて>おいてある)
Example phrases
シゥカナイウヤ [si̥⸢kani⸣ʔuja] (名)
- 養い親。養親。若年層は、ヤ⸢シナイウヤ[ja⸢ʃinaiʔuja](養い親)ともいう。
- ウ⸢レー⸣ シ⸢カナイウヤヌ⸣ル ス⸢ダ⸣トーレー⸢ダー
[ʔu⸢reː⸣ si̥⸢kanaiʔujanu⸣ru su⸢da⸣toːreː⸢daː]
(彼は養い親が育てられたのだよ)
Example phrases
スーヤン [⸢suː⸣jaŋ] (名)
- 重病。難病。「強い病」の義。ウ⸢ブヤン[ʔu⸢bujaŋ](大病)ともいう。
- ⸢スーヤン⸣ カ⸢カ⸣リティル ⸢ヨーガリ⸣ キ⸢タ⸣シキ ⸢ベー
[⸢suːjaŋ⸣ kḁ⸢ka⸣ritiru ⸢joːgari⸣ ki̥⸢ta⸣ʃi̥ki ⸢beː]
(重病に罹って、やせて衰弱しきって<精根尽き果てて>いる) - ⸢スー⸣ヤン ワ⸢チライ ブー⸣ティ ス⸢クタヌ⸣ ミサンカヤー
[⸢suː⸣jaŋ wa⸢ʧirai buː⸣ti su̥⸢kutanu⸣ misaŋkajaː]
(重病を患っていると聞いたが、元気か<良いか>ね)
Example phrases
スクドゥン [su̥⸢ku⸣duŋ] (名)
- 琉球国時代の位階名。百姓の位階。「築登之」と書く。最下級の位階で、里之子(サトゥヌシ{SqBr}satunusi{/SqBr})の次『沖縄語辞典』。⸢アー⸣シ[⸢ʔaː⸣ʃi](赤頭)が、定められた貢納の上にさらに米四十表を納めると与えられた位階。⸢ユンチュヤク[⸢junʧujaku](与人役)待遇を受けた『石垣方言辞典』。
- ⸢ベー⸣ヌ ウ⸢ブイー⸣パイナー ヌ⸢バ⸣ルスクドゥンティ カ⸢カ⸣リ ⸢ブー⸣ イ⸢ツァビラーマ⸣ヌ ⸢アッ⸣タン⸢ダー
[⸢beː⸣nu ʔu⸢buʔiː⸣painaː nu⸢ba⸣rusu̥kudunti kḁ⸢ka⸣ri ⸢buː⸣ ʔi⸢ʦabiraːma⸣nu ⸢ʔat⸣tan⸢daː]
(我が家の大位牌に野原築登之と書かれている小板の位牌があったよ)
Example phrases
スブヤー [su⸢bujaː] (名)
- つぼや(壺屋)。首里方言からの新しい借用語。老年層は、ヤ⸢キ⸣ムヌヤー[ja⸢ki⸣munujaː](焼き物屋)という
タイビョー [⸢taibjoː] (名)
- 重病。「大病」の義。標準語からの借用語。普通は、ウ⸢ブヤン[ʔu⸢bujaŋ](大病)、ウ⸢ブヤンマイ[ʔu⸢bujammai](大病)という。
- ⸢タイビョー⸣ティ シ⸢キティル ソーバ シー ミー⸣マイ ⸢シン ゲー⸣タ
[⸢taibjoː⸣ti ʃi̥⸢kitiru soːba ʃiː miː⸣mai ⸢ʃiŋ geː⸣ta]
(重病と聞いて心配してお見舞いをしに行ってきた)
Example phrases
タカスク [tḁ⸢ka⸣suku] (名)
- (地)ティ⸢ドゥ⸣クヤマ[ti⸢du⸣kujama](古見岳の西側の連山で、⸢インダ{SqBr}⸢ʔinda{/SqBr}<伊武田>、⸢クーラ{SqBr}⸢kuːra{/SqBr}<久浦>あたりまで裾野を張り出している山)からインダ崎へ流れ出した台地の根幹の部分にある原野の窪地を水田に開いたところ。田が深く、牛を入れることができなかったという。所によっては水田に丸太を沈めて、それを踏んで稲を植え付け、刈り取りをしたといわれている。⸣ウブシケー[⸣ʔubuʃi̥keː](大城家)、⸢メー⸣ケー[⸢meː⸣keː](大城家<宮古屋>)の水田があった。
- ヤ⸢ラ⸣ビ ⸢シェーン⸣ケン タ⸢カスク⸣ヌ ⸣ウブシケヌ ⸢ター⸣ヌ ⸢マイ カリン ゲー⸣タン
[ja⸢ra⸣bi ⸢ʃeːŋ⸣ken tḁ⸢kasuku⸣nu ⸣ʔubuʃi̥keːnu ⸢taː⸣nu ⸢mai kariŋ geː⸣taŋ]
(子供の頃、タ⸢カ⸣スク{SqBr}tḁ⸢ka⸣suku{/SqBr}にある大城家の田の稲刈りに行ったことがある)
Example phrases
ッスバラー [s⸢subaraː] (名)
- 家屋の最も外周にある柱。「裾柱」の義。ハ⸢ギバラー[ha⸢gibaraː](庇柱{EOS}軒柱)ともいう。⸣ムヤーバラー[⸣mujaːbaraː](母屋柱{EOS}家屋本体の柱)の対語。
- ⸢バン⸣テヌ ウ⸢ブヤー⸣ヌ ッ⸢スバラー⸣ ムー⸢ル キャーンギ⸣シ ス⸢クラ⸣リ ⸢ブー
[⸢ban⸣tenu ʔu⸢bujaː⸣nu s⸢subaraː⸣ muː⸢ru kjaːŋgi⸣ʃi su̥⸢kura⸣ri ⸢buː]
(わが家の母屋の裾柱はみんな槇の木で作られている)
Example phrases
ドゥーンヤー [⸢duːɲ⸣jaː] (名)
- 自分の家(ぞんざいな表現)。⸢ドゥー⸣ヌヤー[⸢duː⸣nujaː](自分の家{EOS}<丁寧な表現>)ともいう。
- ⸢ドゥーン⸣ヤーヌ プ⸢ス
[⸢duːɲ⸣jaːnu pu̥⸢su]
(家族{EOS}自分の家の人) - ⸢ドゥーン⸣ヤーヌ プ⸢スンマー⸣ ティマー パ⸢ラー⸣ムティ プ⸢スン⸣ヤーヌ プ⸢スカーニ⸣ ティマー パ⸢ラウ⸣タ
[⸢duːɲ⸣jaːnu pu̥⸢summaː⸣ timaː pa⸢raː⸣muti pu̥⸢suɲ⸣jaːnu pu̥⸢sukaːni⸣ timaː pa⸢rau⸣ta]
(自分の家の人には手間賃は払わないで余所の家の人にだけ手間賃を払った)
Example phrases
トゥムルマキ [tu⸢murumaki] (名)
- 上原のトゥムルヤマ[tu⸢murujama](友利山にあった牧場)。
- ⸢アンタヌ⸣ フ⸢ク⸣ヌマキナ マ⸢ルタ⸣ ウ⸢シェー⸣ トゥ⸢ムルマキ⸣ナー ス⸢ダティララン⸣シェン ヤー⸢ディン⸣ フ⸢ク⸣ヌマケー ⸢ピン⸣ギ パ⸢リ⸣シタ
[⸢ʔantanu⸣ ɸu̥⸢ku⸣numakina ma⸢ruta⸣ ʔu⸢ʃeː⸣ tu⸢murumaki⸣naː su⸢datirara⸣ŋʃeŋ jaː⸢diŋ⸣ ɸu̥⸢ku⸣numakeː ⸢piŋ⸣gi pa⸢ri⸣ʃi̥ta]
(東の伊武田の福の牧で生まれた牛は、西の友利山の牧場では育たなかった{EOS}必ず福の牧へ逃げ帰った)
Example phrases
トゥムレー [tu⸢mureː] (名)
- 屋号。友利盛喜氏宅。東村の旗頭を保管しているトゥ⸢ニムトゥヤー[tu⸢nimutujaː](根家)。カツオ節製造業、篤農家として知られた友利盛喜氏は昭和初期に竹富村会議員を務めた。長男の友利三益氏は、鳩間島の最後の稲作農家になるまで稲作を続けられた。次男の故友利繁氏は、戦後初の鳩間島出身竹富町議会議員となり、竹富町の発展に尽力した。三男の友利武雄氏は(現屋嘉武雄氏)は鳩間島出身で初めて八重山税務署に勤務した。
- ⸢アンヌムラヌ⸣ カ⸢シ⸣ラー トゥ⸢ムレー⸣ナール カ⸢キン⸣グ ⸢シー オー⸣ル
[⸢ʔannumuranu⸣ ka⸢ʃi⸣raː tu⸢mureː⸣naːru kḁ⸢kiŋ⸣gu ⸢ʃiː ʔoː⸣ru]
(東村の旗頭は友利家で保管<格護>しておられる)