A dictionary of the Ryukyuan language
Results from the 沖縄語辞典 データ集 Okinawago jiten dēta-shū (Okinawan Language Dictionary Data Collection), published by the National Institute for Japanese Language and Linguistics, © CC BY 4.0.
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トーフ toofu (toohu) ⓪ 名
- 豆腐。製法は日本と異なり,かすは煮る前に絞り去って,その後に煮て苦汁を加えて固める。
カントーフ kantoofu (kaNtoohu) ⓪ 名
- 焼き豆腐。路上で女たちが扇をはたはたさせて焼きながら売っていた。'jacidoohuともいう。
トーフヨー toofuyoo (toohujoo) ⓪ 名
- 豆腐を発酵させて作ったもの。風流人が茶請けにする。
トーフウヤー toofu uyaa (toohu?ujaa) ⓪ 名
- 豆腐売り。多く女が頭にのせて売り歩いた。
トーフマーミ toofumaami (toohumaami) ⓪ 名
- 豆腐豆の意。大豆。
トーフナービ toofunaabi (toohunaabi) ⓪ 名
- 豆腐を作る鍋。特別に大きく作られる。
トーフナビー toofunabii (toohunabii) ⓪ 名
- 植物名。ほおずき。女の子が実を口に含んで鳴らす。
トーフヌグー toofunuguu (toohunuguu) ⓪ 名
- 大豆を水に浸し,ひいて布でこした液。型付けなどの染色の材料として用い,色をとめる作用をもつ。
トーフヌユー toofunuyuu (toohunujuu) ⓪ 名
- 豆乳。
トーフイリチ toofu irichi (toohu?irici) ⓪ 名
- 料理名。炒り豆腐。too-hucaNpuruuともいう。正確には,too-hu?iriciは油が少ないものをいい,too-hucaNpuruuの方が上等で正式の名。
トーフヌカシ toofunukashi (toohunukaSi) ⓪ 名
- 豆腐のかす。おから。うのはな。
トーフチャンプルー toofuchanpuruu (toohucaNpuruu) ⓪ 名
- 料理名。豆腐の油いため。
トーフヌカシイリチ toofunukashi irichi (toohunukaSi?irici) ⓪ 名
- おからを油でいため,魚・肉・野菜などいろいろの材料を入れた料理。
ジーマミトーフ [⸢ʤiːmamitoː⸣ɸu] (名)
- 落花生の豆腐。落花生を擂り潰して作った豆腐。
Example phrases
- ⸢ジーマミトー⸣ホー ム⸢チームチー⸣シテ イッ⸢ケン⸣ ン⸢マー⸣ン
[⸢ʤiːmamitoː⸣hoː mu⸢ʧiːmuʧiː⸣ʃi̥ti ʔik⸢kem⸣ ʔm⸢maː⸣ŋ]
(落花生の豆腐はねっとりして非常に美味しい)
ッストーフ [s⸢sutoː⸣ɸu] (名)
- 木綿豆腐。揚げ豆腐にたいする、揚げてない豆腐のこと。「白豆腐」の義。
Example phrases
- ⸢アギトーフラン⸣ ッ⸢ストーフ⸣ル ⸢ヤー⸣ラーンダ ッ⸢ふァイヤッ⸣サン ⸣アリ ン⸢マー⸣ン ⸣アル
[ʔa⸢gitoːɸuran⸣ s⸢sutoːɸu⸣ru ⸢jaː⸣raːnda f⸢faijas⸣saŋ ⸣ʔari ʔm⸢maː⸣ŋ ⸣ʔaru]
(揚げ豆腐よりも揚げない豆腐が柔らかくもあり、美味しくもある)
トーフ [⸢toːɸu] (名)
- 豆腐。約12時間水に浸けた⸢トー⸣フマミ[⸢toː⸣ɸumami](大豆)を桶の上のア⸢ジ⸣マー[ʔa⸢ʤi⸣maː](十字に交差した支柱)の上に据えて石臼で挽き、豆汁(ごじる)を
uby{布漉}{ヌノ|ゴシ}にして豆乳と⸢トーフ⸣ヌカシ[⸢toːɸu⸣nukaʃi](おから)に分け、豆乳を煮て
uby[g]{苦汁}{ニガリ}を加え、凝固させた食品。
Example phrases
- ⸢トー⸣フマミバ プ⸢ス⸣ユー ミ⸢ジ⸣ナー シ⸢キティ⸣ イ⸢ソーシ⸣シ ピ⸢キ⸣ シロー フ⸢ク⸣ルシ ク⸢シティ⸣ カシェー ⸣トゥリ シ⸢ル⸣バ ⸢ネーシ⸣ ン⸢ガ⸣リ イ⸢リ⸣ カ⸢タマラシティル⸣ パ⸢ク⸣ナー イ⸢リ⸣ ウ⸢ムシ⸣シ ⸢ウシキティ⸣ ⸢トー⸣フ ス⸢ク⸣ローッタ
[⸢toː⸣ɸumamiba pu̥⸢su⸣juː mi⸢ʤi⸣naː ʃi̥⸢kiti⸣ ʔi⸢soːʃi⸣ʃi pi̥⸢ki⸣ ʃiroː ɸu̥⸢ku⸣ruʃi ku̥⸢ʃiti⸣ kḁʃeː ⸣turi ʃi⸢ru⸣ba ⸢neːʃi̥ti⸣ ŋ⸢ga⸣ri ʔi⸢ri⸣ kḁ⸢tamaraʃi̥tiru⸣ pḁ⸢ku⸣naː ʔi⸢ri⸣ ʔu⸢muʃi⸣ʃi ⸢ʔuʃi̥kiti⸣ ⸢toː⸣ɸu su̥⸢ku⸣roːtta]
(大豆を一晩水に浸けて、石臼で挽き、汁は袋で漉しておから<豆腐の殻(糟)
>
は除き、汁を煮てニガリを入れ、凝固させてから木箱に入れて重石で押して、固まらせて豆腐を造られた)
トーフチャンプルー [⸢toː⸣ɸuʧampuruː] (名)
- 料理名。豆腐、野菜などを主にして肉などを取りまぜ、油で炒めた料理。⸢ゴーヤーチャン⸣プルー[⸢goːjaːʧam⸣puruː](にがうりの炒めもの)にも豆腐をいれるし、マ⸢ミナーチャン⸣プルー[ma⸢minaːʧam⸣puruː](もやしの炒めもの)にも豆腐をいれた。
Example phrases
- ⸢トー⸣フチャンプロー ⸣ユー ッ⸢ふァーソーッ⸣タン ウ⸢リル クヮッ⸣チー ⸢ヤッタル
[⸢toː⸣ɸuʧampuroː ⸣juː f⸢faːsoːt⸣taŋ ʔu⸢riru kwat⸣ʧiː ⸢jattaru]
(豆腐チャンプルーはよく食べさせられた{EOS}それがご馳走であったよ)
トーフナビ [⸢toː⸣ɸunabi] (名)
- 豆腐を造るのに用いる大鍋。大豆を挽いた汁を入れて煮立てる鍋。
Example phrases
- ⸢トー⸣フナビ シ⸢キティ トーフ⸣ヌ ⸣シル ⸢ネーシティ トー⸣フ マ⸢ラシ⸣バ
[⸢toː⸣ɸunabi ʃi̥⸢kiti toːɸu⸣nu ⸣ʃiru ⸢neːʃi̥ti toː⸣ɸu ma⸢raʃi⸣ba]
(豆腐を造る鍋を竈に据えつけて豆腐の汁<
uby{豆汁}{ゴ|ジル}>を煮て豆腐を製造し<生ませ>なさいよ)
トーフヌイラキムヌ [⸢toːɸu⸣nu ʔiraki⸣munu] (連)
- 豆腐の炒め物。豆腐のチャンプルー。豆腐と野菜、豚肉、あるいはカマボコ等を油で炒めたもの。
Example phrases
- ⸢トーフ⸣ヌ イ⸢ラキ⸣ムノー イッ⸢ケン⸣ ン⸢マー⸣タン
[⸢toːɸu⸣nu ʔi⸢raki⸣munoː ʔi⸢kkem⸣ ʔm⸢maː⸣taŋ]
(豆腐の炒め物<チャンプルー>は非常に美味しかった)
トーフヌカシ [⸢toːɸu⸣nukaʃi] (名)
- おから。豆腐殻。「豆腐の糟」の転訛したもの。おからを魚肉や豚肉、野菜類とチャンプルーにして食することが多かった。
Example phrases
- ⸢トーフ⸣ヌカシシ ⸢ズー⸣シ バ⸢カス⸣カー イッ⸢ケン⸣ ン⸢マー⸣タン
[⸢toːɸu⸣nukḁʃiʃi ⸢ʣuː⸣ʃi ba⸢kasu⸣kaː ʔik⸢kem⸣ ʔm⸢maː⸣taŋ]
(おからで雑炊を炊くと非常に美味しかった)
トーフヌカシヌイラキムヌ [⸢toːɸu⸣nukḁʃinu ʔi⸢raki⸣munu] (連)
- おから炒め。おからの炒め物。おからを油で炒めたもの。おからにネギ、人参、大根、カマボコ、または豚肉などを混ぜて油で炒めたもの。
Example phrases
- ⸢トーフ⸣ヌカシヌ イ⸢ラキ⸣ムノー ン⸢マー⸣タン
[⸢toːɸu⸣nukḁʃinu ʔi⸢raki⸣munoː ʔm⸢maː⸣taŋ]
(おからの炒め物は美味しかった)
トーフヌスー [⸢toːɸu⸣nu ⸣suː] (連)
- 豆腐を具にして入れたお汁。日常食では、豆腐を賽の目に切ることなく、手で割っていれた。
Example phrases
- ⸢トーフ⸣ヌ ⸣スー バ⸢カシティ⸣ ッ⸢ふァース⸣カー ⸢クンキ⸣ シ⸢キ⸣ルン
[⸢toːɸu⸣nu ⸣suː ba⸢kaʃi⸣ f⸢faːsu⸣kaː ⸢kuŋki⸣ ʃi̥⸢ki⸣ruŋ]
(豆腐のお汁を炊いて食べさせると根気<元気>がつく)
トーフヌスナイ [⸢toːɸu⸣nu ⸣sunai] (連)
- 豆腐の和え物。サ⸢クナ[sḁ⸢kuna](ボタンニンジン{EOS}俗称は長命草)を豆腐で和えたもので、健康に良いといわれている。
Example phrases
- ⸢トーフ⸣ヌ ス⸢ナイ⸣ヤー ナ⸢ガイキヌ⸣ フ⸢チ⸣ルティ ア⸢ザリ ブー
[⸢toːɸu⸣nu su⸢nai⸣jaː na⸢gaikinu⸣ ɸu̥⸢ʧi⸣ruti ʔa⸢ʣari buː]
(長命草の豆腐和えは長命の薬といわれている)
トーフヌンブシムヌ [⸢toːɸu⸣nu ʔm⸢buʃi⸣munu] (連)
- 豆腐の煮しめもの。豆腐に野菜を刻んで混ぜ、魚肉と一緒に煮しめた料理。法事の供物には大根を角切りにしたものと煮しめたものを重詰めにして供えた。
Example phrases
- ⸢トーフ⸣ヌ ン⸢ブシ⸣ムノー イ⸢ズヌ⸣ ダシ シ⸢キティ⸣ ン⸢マー⸣ン
[⸢toːɸu⸣nu ʔm⸢buʃi⸣munoː ʔi⸢ʣunu⸣ daʃi ʃi̥⸢kiti⸣ ʔm⸢maː⸣ŋ]
(豆腐の煮しめものは魚の出汁が効いて<付いて>美味しい)
トーフパク [⸢toː⸣ɸupḁku] (名)
- 「豆腐箱」の義。豆腐鍋で煮立てられ凝固してきた豆腐を木箱に流し込んで入れ、重石を掛けて水切りをし、四角い豆腐に仕上げる箱。
Example phrases
- ⸢トー⸣フパクナー ユ⸢シドーフ⸣ イ⸢リティ⸣ イ⸢ソーシ⸣シ ⸢ウシキティ トー⸣フ カ⸢タマラシ
[⸢toː⸣ɸupakunaː ju⸢ʃidoːɸu⸣ ʔi⸢riti⸣ ʔi⸢soːʃi⸣ʃi ⸢ʔuʃi̥kiti toː⸣ɸu kḁ⸢tamaraʃi]
(豆腐箱に凝固しかけた豆腐を入れて、石臼の重石で押して木綿豆腐に固めなさい)
トーフマミ [⸢toː⸣ɸumami] (名)
- (植)大豆。「豆腐豆」の義。昭和30年代までは鳩間島でも大豆や
uby[g]{小豆}{アズキ}、緑豆を自家用に作っていた。子供は豆を食い荒らす土鳩を捕獲するために、⸣ヤマ[⸣jama](鳩捕獲用の仕掛け{EOS}罠)を畑に仕掛けた。
Example phrases
- ⸢トー⸣フマミ イ⸢ビティ⸣ ア⸢トゥ⸣ヌ パ⸢タ⸣ケーヤ ⸢ウン⸣マー イッ⸢ケン ミールタン
[⸢toː⸣ɸumami ʔi⸢biti⸣ ʔa⸢tu⸣nu pḁ⸢ta⸣keːja ⸢ʔum⸣maː ʔik⸢kem miːrutaŋ]
(大豆を植えた後の畑は、芋が非常によく稔ったものである)
トーフマミヌスー [⸢toː⸣ɸumaminu ⸣suː] (連)
- 大豆のお汁。「豆腐豆の汁」の義。大豆を水に浸してふやかし、⸢ダイ⸣パー[⸢dai⸣paː](擂鉢)に入れてシ⸢ルング⸣チ[ʃi⸢ruŋgu⸣ʧi](擂り粉木)で擂り潰してお汁に炊いたもの。豆腐を造る時間的余裕がない時に造った。マ⸢ブ⸣ル[ma⸢bu⸣ru](遊離魂{EOS}転倒したり、極度に驚いたりした時に肉体から抜け出るという魂)の大好物といわれ、魂籠めの祈願をする際には必ず造られる。マブルを呼び寄せる必需食品という。
Example phrases
- ⸢トー⸣フマミヌ ⸣スー バ⸢カシティ⸣ マ⸢ブ⸣ル ⸣クミバ
[⸢toː⸣Fumaminu ⸣suː ba⸢kaʃi̥ti⸣ ma⸢bu⸣ru ⸣kumiba]
(大豆のお汁を炊いて魂籠めをしなさいよ)
トーフヤー [⸢toː⸣ɸujaː] (名)
- 豆腐屋。豆腐店。豆腐を造って売る家。
Example phrases
- パ⸢トゥ⸣マナー ⸢トー⸣フヤーヤ ⸢ナーン⸣シェン ⸢ナーメーメーヌ⸣ ヤーナーティル ⸢トー⸣ホー ス⸢クル⸣タ
[pḁ⸢tu⸣manaː ⸢toː⸣ɸujaːja ⸢naːŋ⸣ʃeŋ ⸢naːmeːmeːnu⸣ jaːnaːtiru ⸢toː⸣hoː su̥⸢kuru⸣ta]
(鳩間島では豆腐屋はなかった{EOS}各自<銘銘>の家で豆腐は造った)
ナマトーフ [na⸢matoː⸣ɸu] (名)
- 生豆腐。加熱してない豆腐。煮る、焼く、揚げる等の調理をしてない豆腐。
Example phrases
- イ⸢サナキヌ⸣ マチナーヤ ナ⸢マトー⸣フン ⸢カーシブン⸣ツォー
[ʔi⸢sanakinu⸣ maʧinaːja na⸢matoː⸣ɸuŋ ⸢kaːʃibun⸣ʦoː]
(石垣の市場では生豆腐も売っているそうだ)
トーフル・トフル・トッフル【TOEFL】
(Noun)
- Test of English as a Foreign Language; TOEFL
トウファ・トウファー・トーファ・トーファー【豆腐花】
(Noun)
- Soy milk pudding; Soy milk jelly