(Noun) Water
Define miji みじ Meaning ミジ
Displaying results for miji (miji・みじ・ミジ) – ryukyu
JLect: Japonic Languages and Dialects Database
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A dictionary of the Ryukyuan language
Results from the 沖縄語辞典 データ集 Okinawago jiten dēta-shū (Okinawan Language Dictionary Data Collection), published by the National Institute for Japanese Language and Linguistics, © CC BY 4.0.
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ミジ miji (miZi) ① 名
- 水。~nu kaN ?iQcooN.冬になって水が冷たくなった。水が寒に入った意。~maajuN.(食物が)腐って水っぽくなる。(食物が)汗をかく。
アミジ amiji (?amizi) ⓪ 名
- みみずに似た小動物。みみずより小さく,悪臭があり,色・形などはみみずに似ている。つぶすと螢光を発する。
ミジタ mijita (miZita) ⓪ 名
- zita(表付きの下駄)の敬語。
ミミジ mimiji (mimizi) ⓪ 名
- みみず。
ムミジ mumiji (mumizi) ① 名
文
- 紅葉。沖繩ではhazi(はぜの木)のほかには,ほとんど紅葉するものがなく,年中青々としている。?isugu mici 'juduti miru huduN curasa,?uciganikujamanu hazin~.[急ぐ道よどで見る程もきよらさ内兼久山の櫨の紅葉]内兼久山のはぜの木の紅葉は急ぐ道を立ち止まって見るほど美しい。
ティミジ timiji (timiZi) ⓪ 名
文
- [手水]恋人に水を手ですくって飲ませること。国頭の名護間切許田村に手水物語の井戸がある。むかし薩摩の武士がこの井戸で水を汲んでいる娘に手水を飲ませてもらい,その娘を自由にしたことから,後世「手水之縁」という組踊りも脚色されるに至ったという。
ウーミジ uumiji (?uumiZi) ⓪ 名
- 大水。洪水。
アマミジ amamiji (?amamiZi) ① 名
- 真水。淡水。sjuumiZi(塩水)の対。
ミジール mijiiru (miZiiru) ⓪ 名
- miZi?iruと同じ。
ミジムイ mijimui (miZimui) ⓪ 名
- 見つもり。目算。あらかじめする概算。
- あて。
ヌンミジ nunmiji (nuNmiZi) ⓪ 名
- numimiZiと同じ。
シミジ shimiji (simizi) ① 名
- しめじ。きのこの一種。食用にする。
ユーミジ yuumiji ('juumiZi) ⓪ 名
- 湯水。~CikajuNnee ziN CikajuN.湯水を使うように銭を使う。
ドゥルミジ durumiji (durumiZi) ⓪ 名
- 泥水。
クミジマ kumijima (kumizima) ⓪ 名
- 久米島。沖縄本島西方の島。
ミジイリ miji iri (miZi?iri) ⓪ 名
- 水入れ。硯にさす水を入れておく小さい器。
ミジイル miji iru (miZi?iru) ⓪ 名
- 青。水色。藍のやや薄い色。?ooruuは緑色をいう。
ミジウトゥ miji utu (miZi?utu) ⓪ 名
- 水音。水の音。
ミジダキ mijidaki (miZidaki) ① 名
- 水の高さ。水かさ。水深。
ミジガニ mijigani (miZigani) ⓪ 名
- 水銀。miZikani(鉛)とは別。
A dictionary of the Ryukyuan language
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みじかい 【短い】
Phrases
- ~棒 bui,ʔiNchaboo
- ~もの ʔiNchaa,ʔiNchamuN
- ~ものや長いもの ʔiNchaanagaa
みじろぎ 【身じろぎ】
See also
もみじ 【紅葉】
かみしも 【上下】
きみじか 【気短か】
See also
ひとみしり 【人見知り】
きみじかもの 【気短か者】
ひっこみじあん 【引っ込み思案】
もうしこみじゅん 【申込み順】
Dictionary of the Practical Use of Okinawan
Results from the うちなーぐち活用辞典テキストデータベース Uchinaaguchi katsuyō jiten tekisuto dētabēsu (Dictionary of the Practical Use of Okinawan), by Shinsho Miyara, © CC BY-ND 3.0 DEED.
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みじ
- 水
- ぬすどー むっちいかりーる うっぴどぅ むっちいちゅる。やしが、みじん くゎじん やーしーてぃー むる むっちはいん。
(盗人は持っていけるだけしか持っていかない。しかし、水も火事も家屋ごとすべて持ち去る)
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みじゅん
- イワシ
- んかしぇー みじゅのー ゆー とぅらりーたしが、なまー いきらくなてぃ あんすかー かまん なとーん。
(昔はイワシはよく捕れたが、現在は少なくなってそんなには食べなくなっている)
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さか みじ
- 逆流する水
- なーんかい みじ まちょーいに どぅく はらしぢゅーさぬ、ホースぬ くちから さかみじぬ ふちっんぢとーたさ。
(庭に水をまいているときにあまりにも水の勢いが強過ぎて、ホースの口から水が逆流して吹き出していた)
Example phrases
すー みじ
- 塩水、海水
- すーみじ くでぃ、うりっし ちゅくらっとーる とーほー、うすみじぬ じよーぶんぬ いっちょーてぃ まーさん。
(海水を汲んで、それで作られている豆腐は塩水の滋養分が入っていておいしい)
Example phrases
たまい みじ
- 溜まり水
- たまいみじぇー くさりーん。
(走水の如く、いつでも頭を働かせ、技術も磨かないと衰える) - いちむしぇー たまいみじ とぅめーいる くとぅぬ ないしが、ちゃーっし みじぬ ある とぅくるぬ わかいがやー?
(生き物は溜まり水を探すことができるが、どのようにして水があるところが分かるのかねえ) - たまいみじんかい みかぢちぬ うちてぃ どぅく ちゅらさぬ、ふぃちくまりーんねー すん。
(溜まり水に三日月が映ってあまりに美しくて、引き込まれるようだ)
Example phrases
てぃみじ
- 手ですくった水
- やんばるぬ やまから ながりとーる みじ てぃみじっし ぬだくとぅ、ふぃじゅってーんぐゎーっし いっぺー まーさたん。
(ヤンバルの山から流れている水を手ですくって飲んだら、冷たくてとてもおいしかった) - やまから ながりてぃちょーる ぬちぐすいぬ みじぇー なま しにがたー そーる っちゅん いちげーらさりーっさ。
(山から流れてきている命の水は今死にかけている人も生きがえらさせるよ)
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なかみ じる
- 中味汁
- なかみじろー ちねーをぅてぃ ゆー かむる んかしからぬ くゎっちー やん。
(中味汁は家庭でよく食べる昔からのごちそうだ)
Example phrases
ぬみ みじ
- 飲み水
- ぬみみじぇー すいどーから ちけーみじぇー かーから ちーさーに くでぃ ちかとーん。
(飲み水は水道から用水は井戸からつるべで汲んで使っている)
Example phrases
ふぃじゅる みじ
- 冷たい水
- ぬーでぃーぬ かーきとーる ばすに ふぃじゅるみじ ぬみーねー、ぬち もーきたんねー すん。
(喉が渇いているときに冷たい水を飲むと、命をいただいたような気がする)
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まーす みじ
- 塩水
- やなむん はんする ばーねー からまーす やかー まーすみじぇー まし やんでぃ。
(邪気をはずす場合にはただの塩よりも塩水がいいって)
Example phrases
みみじゃー
- ミミズ
- っやーが かちぇーしぇー ゆみん ならん どー。みみじゃー じー かち。
(あなたが書いたのは読めないよ。ミミズのような字を書くから) - みみじゃーや ちびん くちん ゐぬ かたー そーくとぅ、まーが ぬー なとーら わからん。
(ミミズは尻も口も同じ形をしているので、どこが何になっているのかわからん)
Example phrases
わか みじ
- 若水
- そーぐゎちねー わかみじ かみてぃ しでぃがふーっし、っくゎ なしーねー うぶみじさーに あみしみてぃ どぅーがんじゅー にげー すん。
(正月には若水をいただいて感謝し、子を産むと初水で浴びせて健康願いをする)
Example phrases
*(参考)「わかみじ」とは元旦の邪気払いための水
Audio Database of Hatoma Lexicon
Results from the 鳩間方言 音声語彙データベース Hatoma hōgen onsei goi dētabēsu (The Audio Database of Hatoma Lexicon), by Shinichi Kajiku and Natsuko Nakagawa, © CC BY-SA 3.0 DEED
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アシミジ [ʔa⸢ʃi⸣miʤi] (名)
- 汗。汗水。
- ア⸢シ⸣ミジ パ⸢ラ⸣シ パ⸢タラキバル マイフナーヤ⸣ マ⸢リル
[ʔa⸢ʃi⸣miʤi pa⸢ra⸣ʃi pḁ⸢tarakibaru maiɸunaːja⸣ ma⸢riru]
(汗水を流して働いてこそ<働けばぞ>立派な人間になれる<立派な人間は生まれる>のだ) - ア⸢シ⸣ミジ パ⸢ラ⸣シ パ⸢タラキル ジン⸣カネー ⸢モーキ⸣ル
[ʔa⸢ʃi⸣miʤi pa⸢ra⸣ʃi pḁ⸢tarakiru ʤiŋ⸣kaneː ⸢moːki⸣ru]
(汗水を流して働いて<ぞ>金は儲けるものだ)
Example phrases
アマダラミジ [ʔa⸢madara⸣miʤi] (名)
- 雨垂れ水。雨垂れ。
- ア⸢マダラ⸣ミジェー シ⸢トゥントー⸣シ ⸣ビーナ ⸣ウキティ タ⸢ミシキ⸣リ
[ʔa⸢madara⸣miʤeː ʃi̥tuntoː⸣ʃi ⸣biːna ⸣ʔukiti ta⸢miʃi̥ki⸣ri]
(雨垂れは捨てないで、樋に受けて溜めておけ)
Example phrases
アマミジ [ʔa⸢mamiʤi] (名)
- 真水。雨水。「甘水」の転訛したものか。老年層は、⸢マーミジ[⸢maːmiʤi](真水)という。⸢スー⸣ミジ[⸢suː⸣miʤi](潮水)の対義語。
- ア⸢マミジヌ⸣ ン⸢ジ⸣ルン ⸣トンマー ⸣マナー ア⸢ル⸣ワ
[ʔa⸢mamiʤinu⸣ ʔn⸢ʤi⸣run ⸣tommaː ⸣manaː ʔa⸢ru⸣wa]
(真水の出る所は何処にあるか) - ⸢スー⸣ミジ
[⸢suː⸣miʤi]
(塩水) - の対義語。 フ⸢カ⸣ヌ ⸣シマ シ⸢キ⸣ルカー パ⸢トゥ⸣マー ア⸢マミジェー ゴー⸣ラー ウ⸢チ⸣ヨー
[ɸu̥⸢ka⸣nu ⸣ʃima ʃi̥⸢ki⸣rukaː pḁ⸢tu⸣maː ʔa⸢mamiʤeː goː⸣raː ʔu⸢ʧi⸣joː]
(他の島に比べると鳩間島は、淡水<真水>は多い方<内に入る>だよ)
Example phrases
アマミジ [ʔa⸢ma⸣miʤi] (名)
- 雨水。⸢ティンシー[⸢tiŋʃiː](天水{EOS}「Tensui.テンスイ(天水)雨水」『邦訳日葡辞書』の転訛したもの)ともいう。
- ア⸢マ⸣ミジシ ⸣ユー フ⸢カ⸣シティ ⸣サー イ⸢ル⸣カー ン⸢マー⸣ンドゥ ⸢カーヌ ミジ⸣シェー ン⸢マー ナー⸣ヌ
[ʔa⸢ma⸣miʤiʃi ⸣juː ɸu̥⸢ka⸣ʃi̥ti ⸣saː ʔi⸢ru⸣kaː ʔm⸢maː⸣ndu ⸢kaːnu⸣ mi⸢ʤi⸣ʃeː ʔm⸢maː naː⸣nu]
(天水で湯を沸かしてお茶を入れると美味しいが、井戸水では美味しくない) - 天水は湯茶用水として重宝された。屋根に降った雨水を樋で受け、タンクや水がめに貯えた。 ア⸢マ⸣ミジェー シ⸢ティランドー⸣シ ⸣カミナー タ⸢ブイシキ⸣リ
[ʔa⸢ma⸣miʤeː ʃi̥⸢tirandoː⸣ʃi ⸣kaminaː ta⸢bui ʃi̥ki⸣ri]
(天水は捨てないで水甕に貯えておきなさい)
Example phrases
アマミジカー [ʔa⸢mamiʤikaː] (名)
- 真水の出る井戸。「真水井戸」の義。
- パ⸢トゥマ⸣ナー ⸢インヌカー アンヌカー ウイヌカー パチンガカーヌ ユートンヌ⸣ ア⸢マミジカーヌ アッ⸣タン [pḁ⸢tu⸣manaː ⸢ʔinnukaː ʔannukaː ʔuinukaː⸣ pḁ⸢ʧiŋgakaːnu juːtonnu⸣ ʔa⸢mamiʤikaːnu ʔat⸣taŋ] (鳩間島には西の井戸、東の井戸、上の井戸、初の井戸の四箇所の真水の出る井戸があった)。鳩間島で利用されたほとんどの井戸はア⸢マミジカー[ʔa⸢mamiʤikaː](淡水の出る井戸)であるが、タ⸢チ⸣バル[ta⸢ʧi⸣baru](立原)の⸣ウブシケー[⸣ʔubuʃi̥keː](大城家)の畑の側にあったサ⸢クラ⸣カー[sḁ⸢kura⸣kaː](塩辛い井戸)は塩分の多い水のでる小さな井戸であった。現在は埋められているという。 ⸢インヌカートゥ アンヌカーヤ⸣ ア⸢マミジ⸣ ヤ⸢ルヌ マー⸣ヌ ミ⸢ジル⸣ ア⸢マー⸣カヤー [⸢ʔinnukaːtu ʔannukaːja⸣ ʔa⸢mamiʤi⸣ ja⸢runu maː⸣nu mi⸢ʤiru⸣ ʔa⸢maː⸣kajaː] (西井戸と東井戸は淡水の出る井戸であるが、どこの水が甘いかなあ)
Example phrases
イローミジナルン [⸣ʔiroː mi⸢ʤi⸣ naruŋ] (成)
- 顔色が水のように真っ青になる。
- ウ⸢バイティル⸣ イロー ミ⸢ジ⸣ ナリ⸢ベー
[ʔu⸢baitiru⸣ ʔiroː mi⸢ʤi⸣ nari⸢beː]
(驚いて顔色は真っ青になっている)
Example phrases
ウーミジ [⸢ʔuːmiʤi] (名)
- 大水。洪水。
- ⸢ウーアミヌ⸣ フーカー ⸢カーララー ウーミジヌ⸣ ウ⸢ク⸣ルン
[⸢ʔuːaminu⸣ ɸuːkaː ⸢kaːraraː ʔuːmiʤinu⸣ ʔu⸢ku⸣ruŋ]
(大雨が降ると川は洪水が起きる)
Example phrases
ウチミジ [ʔu⸢ʧi⸣miʤi] (名)
- 打ち水。
- ⸣ドゥクナリ ⸣アツァタ ⸢ベー⸣テイ ウ⸢チ⸣ミジ ⸢シー⸣ シケーター ピ⸢ラ⸣ケー ナ⸢リ⸣ブーバン
[⸣dukunari ⸣ʔaʦata ⸢beː⸣ti ʔu⸢ʧi⸣miʤi ⸢ʃiː⸣ʃi̥keːtaː pi⸢ra⸣keː na⸢ri⸣buːbaŋ]
(あまりにも暑かったので打ち水をしておいたら涼しくなってきているわい)
Example phrases
ウブミジ [ʔu⸢bu⸣miʣi] (名)
- (地)大見謝川。西表北岸の南ヨシキラとケーダの中間を流れる川。西側訳50メートルの所ににケーダ川の川口が、東側約30メートルの所に⸢ユシ⸣キダミナトゥ[⸢juʃi̥⸣kidaminatu](ヨシキラ港)がある。昔は夏に旱魃が続くと、ウブミジ(大見謝川)から水を汲んで鳩間島に運んだ。「水量の多い川」の義。この川は大雨の時には越えられないほどの激流となる。古見岳に降る雨が急勾配の山間の谷間を流れ落ちるからであろう。人々は干潮を待って砂浜から歩いて渡った。
- ミ⸢ジヌ⸣ シゥ⸢カラー⸣ ウ⸢ブ⸣ミジェーラン ⸢ケーダガーラヌン⸣ドゥ ⸢スー⸣ワティ ア⸢ザリブー⸣ダー
[mi⸢ʤnu⸣ si̥⸢karaː⸣ ʔu⸢bu⸣miʤeːraŋ ⸢keːdagaːranun⸣du ⸢suː⸣wati ʔa⸢ʣari buː⸣daː]
(水の量<水の力>は大見謝川よりもケーダ川が多い<強い>といわれているよ)
Example phrases
カイミジ [⸢kai⸣miʤi] (名)
- 綺麗な水。澄んだ水。清浄な水。清らかで汚れのない水。
- ク⸢ヌ⸣ ミ⸢ジェー カイ⸣ミジ ヤ⸢ルンダ⸣ ヌ⸢マ⸣リン カ⸢ヌ⸣ ミ⸢ジェー⸣ ヤ⸢ナミジ⸣ ヤ⸢ルンダ⸣ ヌ⸢マラ⸣ヌ
[ku⸢nu⸣ mi⸢ʤeː kai⸣miʤi ja⸢runda⸣ nu⸢ma⸣riŋ ka⸢nu⸣ mi⸢ʤeː⸣ ja⸢namiʤi⸣ ja⸢runda⸣ nu⸢mara⸣nu]
(この水は安全な<綺麗な>水だから飲める{EOS}あの水は汚い<水質の悪い>水だから飲めない)
Example phrases
クーリミジ [⸢kuːrimiʤi] (名)
- 氷水。
- ⸢クーリミジ⸣ ヌ⸢ミ⸣ プサン
[⸢kuːrimiʤi⸣ nu⸢mi⸣ pu̥saŋ]
(氷水を飲みたい)
Example phrases
クミジマ [ku⸢mi⸣ʤima] (固)
- 島の名。久米島。沖縄本島の西方約100キロメートルにある離島。古くは、御冠船や進貢船の中継基地であったという
サーミジ [⸢saː⸣miʤi] (名)
- お茶用の水。井戸水は硬水であるからお茶を立てるのに不向きである。天水を溜めてお茶を立てるのに用いた。
- ム⸢カ⸣シェー ⸢ティンシーバ⸣ タ⸢ミティル サー⸣ミジ シゥ⸢カウタル
[mu⸢ka⸣ʃeː ⸢tiŋʃiːba⸣ ta⸢mitiru saː⸣miʤi si̥⸢kautaru]
(昔は天水<雨水>を溜めてお茶用の水に使ったものだ) - ⸢カーヌ ミジェー サー⸣ミジ シゥ⸢カーラヌ
[⸢kaːnu miʤeː saː⸣miʤi si̥⸢kaːranu]
(井戸水はお茶用の水には使えない)
Example phrases
サーラミジ [⸢saːra⸣miʤi] (名)
- 滝。西表島北岸のピ⸢ナイサーラ[pi⸢naisaːra](ピナイ<鬚川>滝)のこと。/マエニミユルワ ピナイサラ ウミニナガユル タツカワワ ユユムカワラン ウムシルヤ/(前に見えるのはピナイ滝、海へと流れ落ちる立つ川<滝>は世々も変わらず見事である)「鳩間口説」『鳩間島古典民謡古謡集』
サーリミジ [⸢saːrimiʤi] (名)
- ⸢流し水」の義。容器に水を溜めないで、流しっぱなしにすること。流しっぱなしで物を洗うこと。薬缶の湯を注ぐように、水がなくなるまで流すこと。
- ⸢サーリミジ サンドー⸣シ ⸢ビン⸣ダライナー ミ⸢ジェー⸣ イ⸢リティ⸣ ア⸢ライ⸣バ
[⸢saːrimiʤi sandoː⸣ʃi ⸢bin⸣darainaː mi⸢ʤeː⸣ ʔi⸢riti⸣ ʔa⸢rai⸣ba]
(流しっぱなしにしないで、洗面器に水を入れて洗いなさいよ)
Example phrases
サカミジ [sḁ⸢kamiʤi] (名)
- 「逆水」の義。水に湯を入れたもの。死者に湯浴みをさせるとき、水を先に入れ、後から湯を加えて湯浴みさせることによる。通常は湯に水を加えて湯浴みするので、その逆を意味していう。標準語の「逆水」(逆流するみず)とは意味が異なる。
- サ⸢カミジバ シー⸣ ミ⸢ジ バイ⸣ ヌ⸢マス⸣ナ
[sḁ⸢kamiʤiba ʃiː⸣ mi⸢ʤi bai⸣ nu⸢masu⸣na]
(逆水にして、水を湯で割って<薄めて>飲ませるな)
Example phrases
シゥカイミジ [si̥⸢kaimiʤi] (名)
- 使い水。雑用水。飲料水に対する用水。
- カ⸢ミ⸣ヌ ミ⸢ジェー⸣ ヌ⸢ミ⸣ミジ ⸢バンドーヌ⸣ ミ⸢ジェー⸣ シゥ⸢カイミジ
[ka⸢mi⸣nu mi⸢ʤeː⸣ nu⸢mi⸣miʤi ⸢bandoːnu⸣ mi⸢ʤeː⸣ sï̥⸢kaimiʤi]
(水瓶の水は飲料水、バンドー瓶の水は雑用水)
Example phrases
シディミジ [ʃi⸢di⸣miʤi] (名)
- 若水。「すでみず<孵で水>」の義。元旦や⸣シチ[⸣ʃi̥ʧi](節祭り)の未明に井戸から汲んできた水。これで洗面すると孵で変わり、長寿延命するといわれている。「すで水人誕生の時明方の井川より水をとり撫さする也 其水をすで水と云う也」『混効験集』とある。
- ⸣ソンガチヌ ⸢グヮンタン⸣ヌ シ⸢トゥム⸣テー シ⸢ディミジ⸣バ フ⸢モー⸣リティ ウ⸢リ⸣シル ウ⸢ム⸣ティ シ⸢モーッ⸣タ
[⸣soŋgaʧinu ⸢gwantan⸣nu ʃi̥⸢tumu⸣teː ʃi⸢dimiʤi⸣ba ɸu⸢moː⸣riti ʔu⸢ri⸣ʃiru ʔu⸢mu⸣teː ʃi⸢moːt⸣ta]
(正月の元日の朝は若水<孵で水>を汲んでこられて、それで顔<面>を洗われた) - 口碑に、「天帝からシ⸢ディ⸣ミジ
[ʃi⸢di⸣miʤi]
(「孵で水」の義{EOS}不老長寿の薬) - を託された⸣ガザフケー
[⸣gaʣaɸukeː]
(ヒバリ) - が地上に降りてくる途中、美味しく稔った⸢タイ⸣シ
[⸢tai⸣ʃi]
(野苺) - に心奪われ、それを食べている間に蛇がやって来て不老長寿の薬の入った瓶を零し、シディミジを全身に浴びてしまったという。驚いたヒバリが残った僅かのシディミジを持参して人間の爪と髪の毛に塗って天国へ帰り、ことの顛末を天帝に報告したところ、天帝の激しい怒りにふれ、罰として両足を強く縛られたという。それゆえヒバリの脚は細く、蛇は孵で変わり、人間の髪と爪も生え変わるのだという」と伝えられている。 ム⸢カ⸣シ ⸢ティンヌ⸣ カミサマヌ ⸣ガザフケーバ シゥ⸢カイ⸣ シ⸢ディミジ⸣バ ⸣ムティ ⸣ウリ プ⸢ス⸣ニ ⸢ニン⸣ギンマリーニ ア⸢マシ⸣ シ⸢ディンガーラ⸣シッティ ⸢シー⸣ シゥ⸢カイ⸣ ウ⸢ラ⸣ソーッター ⸣ガザフケーヤ ミ⸢ジェー⸣ ムティ ⸣ウリキー ミ⸢チナカー⸣ クンケンマー ⸢タイシ⸣ヌ シカイ⸢トゥ⸣ ナリー ⸢ウー⸣ミ ⸢ベー⸣ティ ウ⸢リバ⸣ ブリ ッ⸢ふンティ シー マーリ アー⸣キ ウ⸢リバ⸣ ブリ ッ⸢ふァイティ⸣ クンケンマー パ⸢ブヌ⸣ キー ウ⸢ヌ⸣ ミ⸢ジェー⸣ ク⸢バ⸣シ ア⸢ミナーン⸣ ベーティ ウ⸢レーン⸣ メー ⸣ムティ ⸢ギー ニン⸣ギンマリ ア⸢マシ ムン ナーン⸣ ベーティ シ⸢ミ⸣ヌ サ⸢キトゥ⸣ ガ⸢マ⸣ジナー マ⸢メー⸣ル ⸣ウビシー プ⸢スヌ⸣ ⸢ティー⸣ヌ シ⸢ミ⸣ヌ サ⸢キトゥ⸣ ガ⸢マ⸣ジェー ム⸢インガー⸣レー ⸢キー⸣キー ⸢シー スーッティ シール⸣ ム⸢カ⸣シパナシェー ⸣アイ ⸢ヤー⸣ティ ⸣ガザフケーヤ ウ⸢ヌ トゥン⸣ガーシル ⸢ウンザー パン⸣ヌ ⸣アリ ⸢ベー⸣ティル プ⸢スヌ⸣ シゥ⸢カウ ムノー⸣ トゥ⸢ドゥカサ⸣ムティ ⸣アイ ⸢アーキ⸣バ ウ⸢ヌ トゥン⸣ガーッティ ⸢パン⸣マー シ⸢ミラ⸣リ タ⸢バラ⸣リ ⸢ソーッ⸣タユー ⸣ガザフケーヌ ⸢パン⸣マー ウ⸢ビッ⸣チン カー⸢ニ⸣ アルッティ ⸢シー⸣ ム⸢カ⸣シパナシェー シゥ⸢カソーッ⸣タ
[mu⸢ka⸣ʃi ⸢tinnu⸣ kamisamanu ⸣gaʣaɸu̥keːba sï̥⸢kai⸣ ʃi⸢dimiʤi⸣ba ⸣muti ⸣ʔuri pu̥⸢su⸣ni ⸢niŋ⸣gimmariːni ʔa⸢maʃi⸣ ʃi⸢diŋgaːra⸣ʃitti ⸢ʃiː⸣ sï̥⸢kai⸣ ʔu⸢ra⸣sottaː ⸣gaʣaɸu̥keːja mi⸢ʤeː⸣ muti ⸣ʔurikiː mi⸢ʧinakaː⸣ kuŋkemmaː ⸢taiʃi⸣nu ʃi̥kai⸢tu⸣ nari ⸢ʔuː⸣mi ⸢beː⸣ti ʔu⸢riba⸣ buri f⸢funti ʃiː maːri ʔaː⸣ki ʔu⸢riba⸣ buri f⸢faiti⸣ kumkemmaː pa⸢bunu⸣ kiː ʔu⸢nu⸣ mi⸢ʤeː⸣ ku⸢ba⸣ʃi ʔa⸢minaːm⸣beːti ʔu⸢reːm⸣meː ⸣muti ⸢giː niŋ⸣gimmari ʔa⸢maʃi mun naːm⸣beːti ʃi⸢mi⸣nu sa⸢kitu⸣ ga⸢ma⸣ʤinaː muti⸢giː⸣ ʔa⸢maʃeː⸣ti ma⸢meː⸣ru ⸣ʔubiʃiː pu̥⸢sunu tiː⸣nu ⸣ʃi⸢mi⸣nu sḁ⸢kitu⸣ ga⸢ma⸣ʣeː ⸢muiŋgaː⸣reː ⸢kiː⸣kiː ʃiː⸣ suː⸢tuːt⸣ti ⸢ʃiːru⸣ mu⸢ka⸣ʃi ⸣panaʃeː ʔai⸢jaː⸣ti ⸣gaʣaɸukeːja ʔu⸢nu tuŋ⸣gaːʃiru ⸢ʔunʣaː pann⸣nu ʔari⸢beː⸣tiru pu̥⸢sunu⸣ sï̥⸢kau munoː⸣ tu⸢dukasa⸣muti ⸣ʔai ⸢ʔaːki⸣ba ʔu⸢nu tuŋ⸣gaːtti ⸢pam⸣maː ʃi⸢mira⸣ri ta⸢barari⸣ soːttajuː ⸣gaʣaɸukeːnu ⸢pam⸣maː ʔu⸢bit⸣ʧiŋ kaː⸢ni⸣ ʔaruti ⸢ʃiː⸣ mu⸢ka⸣ʃipanaʃeː sï̥⸢kasoːt⸣ta]
(昔、天の神様がヒバリを使ってスデ水<孵で水{EOS}若水>を持って天界より下り、人間に浴びせて孵で変わら<蘇生さ>せよといって遣い下ろされたら、ヒバリは水を持って下りて途中まで来ると、苺が沢山稔って熟れていたので、それを捥いで<折って>食べようと回り歩いて来ると、ハブが来てその水を零して浴びてしまったので、もうそれを持っていって人間に浴びせるものがないので、爪の先と髪の毛に持っていって塗った分だけで、人間の手足の爪と髪の毛は生え代わっては来来するんだといって昔話は、それでヒバリはその咎で、あいつは足があるから人の使いを届けないで、そうやって遊んであるくから、<神様は>その罰として足は縛られて締められなさったのか、ヒバリの足はあんなに小さいのだ<それぼっちぞあるのだ>といって昔話を聞かされた) - シ⸢ディ⸣ミジシ ⸣シラ ア⸢ライティル ニントゥーン ソーッ⸣タ
[ʃi⸢di⸣miʤiʃi ⸣ʃira ʔa⸢raitiru nintuːn soːt⸣ta]
(若水で顔を洗って<ぞ>年頭の挨拶もされた)
Example phrases
シニミジ [ʃi⸢nimiʤi] (名)
- {Mn_1}死に水。死者の末期に口に塗る水。
シニミジ [ʃi⸢nimiʤi] (名)
- {Mn_2}ゆかん(湯灌)に用いる水。
- ム⸢カ⸣シェー ⸢ヤー⸣ナーティル シ⸢ニミジェー⸣ ア⸢マソーッタ⸣ヌ マ⸢ナ⸣マー ⸢ビョー⸣インナーティル シ⸢ニミジェー⸣ ア⸢マソー⸣ル
[mu⸢ka⸣ʃeː ⸢jaː⸣naːtiru ʃi⸢nimiʤeː⸣ ʔa⸢masoːtta⸣nu ma⸢na⸣maː ⸢bjoː⸣innaːtiru ʃi⸢nimiʤeː⸣ ʔa⸢masoː⸣ru]
(昔は家庭で湯灌された<死に水を浴びせられた>が、今は病院で湯灌さ<死に水を浴びせら>れる)