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Define kuba くば Meaning クバ

Displaying results for kuba (kuba・くば・クバ) – ryukyu

JLect: Japonic Languages and Dialects Database

Results from JLect’s Japonic Languages and Dialects Database, created by Zachary Read, © JLect.com.

Search languages: Japonic (all languages and dialects) ↔ English ↔ Japanese

Ryukyu (Okinawa)

くば

(Noun) Chinese fan palm (tree), Chinese fountain palm

A dictionary of the Ryukyuan language

Results from the 沖縄語辞典 データ集 Okinawago jiten dēta-shū (Okinawan Language Dictionary Data Collection), published by the National Institute for Japanese Language and Linguistics, © CC BY 4.0.

Search languages: Okinawan → Japanese

クバ kuba (kuba) ⓪ 名

  1. 久場。《地》参照。

クバ kuba (kuba) ① 名

  1. びろう(蒲葵)。しゅろ科の植物で,枝は無く,広い葉が長い柄につく。葉で・みの・笠・扇などを作る。霊地拝所に多い。biNroo(檳榔)とは似ているが,別種。

クバン kuban (kubaN) ① 名

  1. 小判。昔の金貨。

クバマ kubama (kubama) ① 名

  1. 小浜島。八重山群島の島の名。また,小浜。《地》参照。

ククバ kukuba (kukuba) ⓪ 名

  1. 国場。《地》参照。

クバガー kubagaa (kubagaa) ⓪ 名

  1. 久場川。《地》参照。

クバシ kubashi (kubasi) ① 名

  1. 小橋。小さな橋。口語はgumabasi。nakasimanu~wataigurisja.[中島の小橋渡りぐれしや]中島遊郭への小橋は渡りにくい。

クバユン kubayun (kuba=juN) ⓪ 他=raN,=ti

  1. 配る。配布する。分配する。配置する。Zaa~.席を割りふりする。

ティクバイ tikubai (tikubai) ⓪ 名

  1. 手配り。手配。手分けして各自の部署につくこと。

ウークバー uukubaa (?uukuba]a) ⓪ 名

  1. 奥歯。

ユクバイ yukubai ('jukubai) ① 名

  1. 横ばしり。横に行くこと。わきへそれること。蛇口から水がわきへそれる場合などをいう。
  2. まっすぐ家へ帰らずによからぬ所へ行くこと。よからぬわき道をすること。~sjuN.

クバガサ kubagasa (kubagasa) ① 名

  1. びろうで作った笠。クバ笠。主として農民用で,細くけずった竹で形を作り,その上をkubaの葉で張る。次の歌はkubagasaの工程を歌ったもの。kubaja ciNkubani dakija ?ahusudaki, 'janija sirakacini haija ?uNna.[蒲葵や金武蒲葵に竹や安富祖竹やねや瀬良垣に張りや恩納]びろうは金武のびろうを,竹は安富祖の竹を使い,削るのは(また,骨組みは)瀬良垣でして,恩納で張って完成する。

クバイムン kubaimun (kubaimuN) ⓪ 名

  1. 配りもの。方方に配って分けるもの。

イークバーヤ iikubaaya (?iikuba]aja) ⓪ 名

  1. ?iiku(もっこく)の柱。良材として尊重される。

クバオージ kuba ooji (kuba?oozi) ① 名

  1. びろうの葉で作ったうちわ。次の歌はkuba?ooziをほめたもの。kubanu hwadu'jaSiga mutinasinu'jutasja,?aCisa Sidamasjuru tamanu ?uciwa.[蒲葵の葉どやすがもてなしのよたしや暑さすだましゆる玉の団扇]びろうの葉であるが作り方がよい。暑さをさます玉のうちわ。

クバガシ kubagashi (kubagaSi) ⓪ 名

  1. 蜘蛛の巣。

クバンアギ kuban agi (kubaN?agi) ⓪ 名

  1. 菓子の一種。?aNdaagiiと同じ。昔,金持ちが小判を油揚げして客に出したという伝説がある。

ムイクバナ muikubana (muikubana) ⓪ 名

  1. まつり(muikwa)の花。芳香高く,茶に入れて賞味する。tiNsjagunu hanaja ?weguNsjori ?wemunu,~kubana satuga ?wemunu.[てんしやごの花やうえぐんしよりおや物むいく花小花里がおや物]ほうせんかの赤い花はお嬢様の物,まつりの白い花は御主人の物。奉公人が主家の庭をほめた歌。(男女の陰部を庭の花にたとえたものか*)

クバアーギー kuba aagii (kuba?aagii) ⓪ 名

  1. kubaN?agiと同じ。

クバガーシャ kubagaasha (kubagaasja) ① 名

  1. びろう(kuba)の葉。

A dictionary of the Ryukyuan language

Results from the 沖縄語辞典 データ集 Okinawago jiten dēta-shū (Okinawan Language Dictionary Data Collection), published by the National Institute for Japanese Language and Linguistics, © CC BY 4.0.

Search languages: Japanese → Okinawan

くばる 【配る】

くばりもの 【配りもの】

おくば 【奥歯】

See also

やくば 【役場】

いくばん 【幾晩】

さくばん 【昨晩】

ちぐはぐ

てくばり 【手配り】

See also

ぱくぱく

めくばせ 【目配せ】

Phrases

よくばり 【欲張り】

よくばる 【欲張る】

See also

しゅくはく 【宿泊】

See also

むらやくば 【村役場】

いっさくばん 【一昨晩】

おおよくばり 【大欲張り】

Dictionary of the Practical Use of Okinawan

Results from the うちなーぐち活用辞典テキストデータベース Uchinaaguchi katsuyō jiten tekisuto dētabēsu (Dictionary of the Practical Use of Okinawan), by Shinsho Miyara, © CC BY-ND 3.0 DEED.

Search languages: Japanese ↔ Okinawan

くば

  • クバ
  • Example phrases
    • くばぬ ふぁーさーに くばがさ ちゅくたい、くばおーぢ ちゅくたい、みじ すくいる にーぶ ちゅくたい、くばさば ちゅくたい、かさがーい さい、うちゅくぃー さい すたん。
      (クバの葉でクバ笠を作ったり、クバの扇を作ったり、水をすくうひしゃくを作ったり、クバの草履を作ったり、傘代わりにしたり、ふろしき代わりしたりしたものだ)
    • くばぬ ふぁー ゆー
      (クバの葉を着物にした時代)

くばめーすん (くばめーちゃん、くばめーさん、くばめーち)

  • 節約する
  • Example phrases
    • まんどーくとぅんでぃ いやーに すそーんがみや すな よー。あいにどぅ くばめーすん どー。
      (たくさんあるからといってあるだけ食いはするなよ。あるときにこそ節約はするものだ)

うーく ばー

  • 奥歯
  • Example phrases
    • うーくばーや あとぅあとぅ みーる はー やてぃ、みーてぃちゅーる ばすねー ふしがらん あたい やむん。
      (奥歯は最後に生える歯なので、生えてくるときには我慢できないほど痛む)

ぬくばーいん (ぬくばーたん、ぬくばーらん、ぬくばーてぃ)

  • 暖かくなる
  • Example phrases
    • ぬくばーたくとぅ、うすめーとぅ はーめーや はしるぐちんかい っんぢてぃ てぃーだぶーい さがなー ちゃー ぬどーたん。
      (暖かくなったので、おじいさんとおばあさんは縁側に出て日向ぼっこしながらお茶を飲んでいた)

ゆく ばい すん

  • 逸れる
  • Example phrases
    • あれー ゆくばい そーん。
      (あの人は逸れている)

Audio Database of Hatoma Lexicon

Results from the 鳩間方言 音声語彙データベース Hatoma hōgen onsei goi dētabēsu (The Audio Database of Hatoma Lexicon), by Shinichi Kajiku and Natsuko Nakagawa, © CC BY-SA 3.0 DEED

Search languages: Yaeyama (Hatoma) ↔ Japanese

アシクバーン [ʔa⸢ʃikubaː⸣ŋ] (形)

  • 歩くのが下手である。歩くのが頼りない。「足強し」の義。
  • Example phrases
    • ナ⸢ガヤン スー⸣カー ア⸢シクバー⸣ ナルンティ⸢ダー
      [na⸢gajan suː⸣kaː ʔa⸢ʃikubaː⸣ narunti⸢daː]
      (長患いすると足どりが怪しくなる<歩くのが頼りなくなる>そうだよ)

イズクバン [ʔi⸢ʣukubaŋ] (名)

  • 魚肉の神饌。神に供える魚肉の神饌で、厚めの魚肉を焙乾にしたものを厚さ約5ミリ、幅約1センチ、長さ約8センチに切ったもの。
  • Example phrases
    • イ⸢ズクバンヌ⸣ イ⸢ゾー マーガ⸣ツ ヤ⸢ラバン⸣ シ⸢ヌマー⸣ル ヤ⸢ラバン⸣ ノー⸢ンヤラバン⸣ ミサン
      [ʔi⸢ʣukubannu⸣ ʔi⸢ʣoː maːga⸣ʦu ja⸢rabaŋ ʃi⸢numaː⸣ru ja⸢raban⸣ noː⸢ɲjarabam⸣ misaŋ]
      (魚肉クバンはソウダカツオでもテングハギでも何でもよい)

ウクバー [ʔu⸢kubaː] (名)

  • 奥歯。⸣ウシパー[⸣ʔuʃipaː](臼歯)ともいう。
  • Example phrases
    • ウ⸢クバーヤ⸣ フ⸢トゥッ⸣チティ ⸣ムヌ ⸢カンザララ⸣ヌ
      [ʔu⸢kubaːja⸣ ɸu̥⸢tut⸣ʧiti ⸣munu ⸢kanʣarara⸣nu]
      (奥歯は虫歯になって<朽ちて>物が噛め<噛まれ>ない)
    • ウ⸢クバーヌ⸣ フ⸢トゥッチ⸣パー ⸣ナリティル ⸣ヤミ ナ⸢ラン⸣ツォー
      [ʔu⸢kubaːnu⸣ ɸu̥⸢tutʧi⸣paː ⸣naritiru ⸣jami na⸢ran⸣ʦoː]
      (奥歯が虫歯になって<ぞ>痛くて堪らないそうだ)
    • ウ⸢クバーヤ⸣ マ⸢ダ モー⸣ヌ
      [ʔu⸢kubaːja⸣ ma⸢da moː⸣nu]
      (奥歯はまだ生えていない)

ウシクバン [ʔu⸢ʃikubaŋ] (名)

  • 祭祀の供物の一つ。本来は牛肉を茹でて燻製にし、細長く切ったものを言った。牛肉が入手出来なくなってからは魚肉を燻製にして用いるようになったという。牛肉の神饌。牛肉を煮て、焙乾したものを厚さ約5ミリ、幅約1センチ、長さ約8センチに切ったもの。イ⸢ズ⸣クバン[ʔi⸢ʣu⸣kubaŋ]は魚肉を用いて作った神饌。
  • Example phrases
    • パ⸢トゥマ⸣ヌ ⸢カンキザ⸣ロー ウ⸢シクバンマー⸣ シゥ⸢カイ ヨーラン⸣セン イ⸢ズクバンドゥ⸣ シゥ⸢カイヨーッ⸣タ
      [pḁ⸢tuma⸣nu ⸢kaŋkiʣa⸣roː ʔu⸢ʃikubammaː⸣ sï̥⸢kaijoːraŋ⸣ʃeŋ ʔi⸢ʣukubandu⸣ sï̥⸢kaijoːt⸣ta]
      (鳩間島の神行事には牛肉の神饌は使われなかった{EOS}魚肉の神饌を使われた)


    • バンを7本か9本に結わえたもの(ムリクバン{SqBr}mu⸢rikubaŋ{/SqBr})
    • に更に3本のクバンを載せたもの一対。それを皿に入れ、塩と大蒜3片を添えたものが神前への供物。 ウ⸢シクバンヌ ナーン⸣ベーティル イ⸢ズクバン⸣ シゥ⸢カイヨー⸣ルツォー
      [⸣ʔuʃikubannu ⸢naːm⸣beːtiru ʔi⸢ʣukuban⸣ sï̥⸢kaijoː⸣ruʦoː]
      (ウシクバン<牛肉のクバン>が無いのでイズクバン<魚肉のクバン>を使われるそうだ)

ウティクバシ [⸣ʔutikubaʃi] (名)

  • {Mn_1}落ちこぼし。担桶に入れた水を天秤棒で担いで運ぶ際、桶より水がこぼれ落ちること。

ウティクバシ [⸣ʔutikubaʃi] (名)

  • {Mn_2}見落し

ウティクバリ [ʔutikubari] (名)

  • 遺漏。不足。失敗。事故。「落ち零れ」の義。
  • Example phrases
    • ⸢ソッ⸣コーラ ⸢ニンガイ⸣グトゥ⸢バー⸣キ ⸣ウティクバリヌ ⸢ナーン⸣ヨーニ ⸢シー⸣ シケーバ ⸢ソーヤ ナー⸣ヌ
      [⸢sok⸣koːra ⸢niŋgai⸣gutu ⸢baː⸣ki ⸣ʔutikubarinu ⸢naːɲ⸣joːni ⸢ʃiː⸣ʃi̥keːba ⸢soːja naː⸣nu]
      (法事<焼香>から神願いごとまで不足<落ち uby{零}{コボ}し>がないようにしてあるから心配はないよ)

カクバラー [kḁ⸢kubaraː] (名)

  • 角材。四角い柱。
  • Example phrases
    • ヌ⸢キヤーヌ⸣ パラー ナ⸢カ⸣バラーン ⸣ムヤーバラーン ムー⸢ル⸣ カ⸢クバラーシ⸣ル ス⸢クラ⸣リ ⸢ブー
      [nu⸢kijaːnu⸣ paraː na⸢ka⸣baraːm ⸣mujaːbaraːm muː⸢ru⸣ kḁ⸢kubaraːʃi⸣ru su̥⸢kura⸣ri ⸢buː]
      (貫き屋の柱は中柱も母屋柱もすべて角材<角柱>で作られている)

クジクバーン [⸣kuʤi ku⸢baː⸣ŋ] (連)

  • 籤運が悪い

クバ [ku⸢ba] (名)

  • (植)ビロウ(蒲葵)。古名、あじまさ。ヤシ科の一属で亜熱帯性常緑高木。高さ約15メートルに達するという。びんろう(檳榔)樹とは別属。葉は円形で直径約1メートル。掌状に分裂して幹頂に叢生する。鳩間中岡<なかもり>には蒲葵の群落があったが、明治の中期に測量のため伐採されという。民謡パ⸢トゥ⸣マナカムリ[pa⸢tu⸣manakamuri](鳩間中岡)に歌われて有名である。また蒲葵は神木、神のよりしろ(依代{EOS}憑代)といわれており、友利御嶽の拝殿の側にも高さ十数メートルの蒲葵が一本自生している。口碑によると、この蒲葵の樹を伝って神が降臨されるという

クバークバーシ [kubaː⸢kubaː⸣ʃi] (副)

  • 不器用で。危なっかしく。たどたどしく。
  • Example phrases
    • クバー⸢クバー⸣シ パ⸢ナ⸣シ ⸢ベー
      [kubaː⸢kubaː⸣ʃi pa⸢na⸣ʃi ⸢beː]
      (たどたどしく話している)
    • ウ⸢リヌ シー⸣グ シゥ⸢カイヨーヤー⸣ ク⸢バークバー⸣シティ ナ⸢クラー⸣ヌ ⸣ミリ ブ⸢ララヌ
      [ʔu⸢rinu ʃiː⸣gu si̥⸢kaijoːja⸣ ku⸢baːkubaː⸣ʃi̥ti na⸢kuraː⸣nu ⸣miri bu⸢raranu]
      (彼が小刀を使うのは全く不器用で、心配で見ておれない)

クバーン [ku⸢baː⸣ŋ] (形)

  • {Mn_1}仲が悪い。そり<剃り>が合わない。
  • Example phrases
    • ⸢キョーダイ⸣サ ⸣ナカー ク⸢バー⸣ン
      [⸢kjoːdai⸣sa ⸣nakaː ku⸢baː⸣ŋ]
      (兄弟の仲は悪い)
    • ア⸢スン⸣ケン ク⸢バーナー⸣ヌ
      [ʔa⸢suŋ⸣keŋ ku⸢baːnaː⸣nu]
      (それほど仲は悪くない)
    • ⸢シンダイ⸣ ク⸢バー⸣ ナルン
      [⸢ʃindai⸣ ku⸢baː⸣naruŋ]
      (次第に仲が悪くなる)
    • ナ⸢カ⸣ヌ ク⸢バー⸣ プ⸢ストー マーズンマー⸣ シ⸢ララヌ
      [na⸢ka⸣nu ku⸢baː⸣ pu̥⸢sutoː maːʣummaː⸣ ʃi⸢raranu]
      (仲の悪い人は一緒には出来ない)
    • ⸣アイニ ク⸢バー⸣カー ユ⸢ヌ⸣ トンナー シ⸢キララ⸣ヌ
      [⸣ʔaini ku⸢baː⸣kaː ju⸢nu⸣tonnaː ʃi̥⸢kirara⸣nu]
      (あんなに仲が悪いと同じ所には置いておけない)

クバーン [ku⸢baː⸣ŋ] (形)

  • {Mn_2}不器用である。のろい<鈍い>。動作、作業がおそい。不慣れである。未熟である。
  • Example phrases
    • フ⸢チ クバー⸣ン
      [ɸu̥⸢ʧikubaː⸣ŋ]
      (話べたである)
    • ⸢ティー⸣ ク⸢バー⸣ユンダ ⸣ヌー シ⸢ミラバン ダーッ⸣サー ⸢ナー⸣ヌ
      [⸢tiː⸣ ku⸢baː⸣junda ⸣nuː ʃi⸢miraban daːs⸣saː ⸢naː⸣nu]
      (不器用だから<手仕事が鈍いから>何をさせても様にならない)

クバイゾー [⸣kubaiʣoː] (名)

  • 地名。クーラ川河口の右方、伊武田寄りの低丘陵地。ク⸢バシ⸣ター[ku⸢baʃi̥⸣taː]からクーラ川河口へ下りてきた所の右側。ク⸢バシ⸣ターから産出する稲の積み出し地(⸢ニー⸣ウレー{SqBr}⸢niː⸣ʔureː{/SqBr}<荷下ろし所>)。
  • Example phrases
    • ⸣クバイゾーラ パ⸢マダー⸣チ ア⸢ラキ⸣ル バ⸢ケーラマシェー オーッ⸣タ
      [⸣kubaiʣoːra pa⸢madaː⸣ʧi ʔa⸢raki⸣ru ba⸢keːramaʃeː ʔoːt⸣ta]
      (クバイゾーから浜沿いに歩いて<ぞ>バ⸢ケーラマシ<湧き水の田圃>へ行かれた)

クバイルン [ku⸢bai⸣ruŋ] (他動)

  • 加える。
  • Example phrases
    • ク⸢マ⸣ヌ ⸢ニンガイ⸣ヤー シ⸢マ⸣ソーレーチバ ⸣サギティ ⸢マー⸣ プ⸢スヤマ⸣ヌ ⸣ブン ⸣グシェー ク⸢バイ⸣リバ <タ⸢シ⸣バ>
      [ku⸢ma⸣nu ⸢niŋgai⸣jaː ʃi⸢ma⸣soːreːʧiba ⸢maː⸣ pu̥⸢sujama⸣nu ⸣buŋ ⸣guʃeː ku⸢bai⸣riba ]
      (ここの祈願は済まされたから<供物は>下げて、もう一御嶽<一山>の分、神酒<御酒>を加えよ)
    • ク⸢バイラン⸣タンティン ⸣ミサン
      [ku⸢bairan⸣tantim misaŋ]
      (加えなくてもいい)
    • ク⸢バイヤッ⸣サン
      [ku⸢baijas⸣saŋ]
      (加え易い)
    • ク⸢バイ⸣ルンティ ウ⸢ムーン⸣ドゥ ク⸢バイ⸣ル ⸣ムノー ⸢ナー⸣ヌ
      [ku⸢bai⸣runti ʔu⸢muːn⸣du ku⸢bai⸣ru ⸣munoː ⸢naː⸣nu]
      (加えようと思うのだが加えるものがない)
    • ク⸢バイ⸣レー ⸣ミサムヌ
      [ku⸢bai⸣reː ⸣misamunu]
      (加えたらよいのに)

クバオンギ [ku⸢baoŋgi] (名)

  • ビロウ(蒲葵)の葉で作ったうちわ(団扇)。ク⸢バ[ku⸢ba](蒲葵)の葉を切って2,3日陰干しにした後、水を打って押し板で押し拡げ、一枚の葉を二等分にし、半円形に成形して団扇に仕上げたもの。軽くて、よく風を送るので最高の団扇である。長持ちするし、母親がこの団扇で子供の背中や腹部を軽く撫でつつ扇いでやると誠に気持ちがいい。夏の夜など縁側で子供を寝かせながら、サーッ、サーッと扇いでくれる母親の側で、子供は平和で幸福な眠りにつくのが常であった。生の蒲葵の葉扇は死者の扇と言われている。
  • Example phrases
    • ク⸢バオンゲー⸣ カ⸢ロー⸣ン ⸣アリ ⸢オンギドゥル⸣ヌ カ⸢ジン⸣ ピ⸢ラ⸣ケーンダ イッ⸢ケナ⸣ ニ⸢ビヤッ⸣サタン
      [ku⸢baʔoŋgeː⸣ ka⸢roː⸣ŋ ⸣ʔari ⸢ʔoŋgiduru⸣nu ka⸢ʤim⸣ pi⸢ra⸣keːnda ʔik⸢kena⸣ ni⸢bijas⸣sataŋ]
      (蒲葵扇は軽くもあり、扇ぐときの風も涼しいので非常に寝やすかった)

クバガサ [ku⸢bagasa] (名)

  • かさ(笠)。蒲葵の葉で作った笠。「クバ(蒲葵)笠」の義。農耕用の笠は肩幅を覆うほどに笠のつば<鍔>が広く、漁師用の笠は、つば<鍔>が狭いのでカツオ釣などの船上での作業に適していた。農業用の笠は、蒲葵の葉で作った⸣ミヌ[⸣minu](蓑)と一対をなすものであった。蒲葵笠は通風がよくて涼しく、炎天下での作業に適していた。ク⸢バガサは、意味が拡張して笠一般を示すようになり、⸢ムン⸣グルクバガサ[⸢muŋ⸣gurukubagasa](麦藁の笠{EOS}沖縄本島からの輸入製品)、タ⸢キヌ⸣カークバガサ[tḁ⸢kinu⸣kaːkubagasa](竹の皮笠{EOS}台湾や本土からの輸入製品)のように複合語を作って他の製品の⸢笠の名」に用いられた。輸入品は島で作るクバガサ(蒲葵笠)のように実用的でなかった。
  • Example phrases
    • ク⸢バガサ⸣ カ⸢バン⸣カー ア⸢ガティダヌ⸣ ッ⸢サーン⸣ナー シ⸢グトー⸣ ナ⸢ラ⸣ヌ
      [ku⸢bagasa⸣ ka⸢baŋ⸣kaː ʔa⸢gatidanu⸣ s⸢saːn⸣naː ʃi⸢gutoː⸣ na⸢ra⸣nu]
      (蒲葵笠を被らないと炎天下では仕事は出来ない)

クバクシキ [ku⸢bakuʃi̥ki] (名)

  • クバ甑。ク⸢バ[ku⸢ba](蒲葵)の幹を刳り抜いて作った、直径約30センチ、高さ約60センチの円筒状の甑。糯米を蒸して⸢カシ⸣キ[⸢kaʃi⸣ki](こわ飯)を作ったり、麦、粟、豆などを蒸すのに用いた。⸢ミー⸣ス[⸢miː⸣su](味噌)やシ⸢タ⸣ディ[ʃi̥⸢ta⸣di](醤油{EOS}下地{EOS}「助枝、之太知」『倭名類聚鈔』)の麹を作る際に穀類を蒸して煮るのにも用いた。
  • Example phrases
    • ク⸢バクシキ⸣ナー ⸢トー⸣フマミ ン⸢ブ⸣シ
      [ku⸢bakuʃi̥ki⸣naː ⸢toː⸣ɸumami ʔm⸢bu⸣ʃi]
      (蒲葵甑で大豆を蒸しなさい)

クバサンシン [ku⸢basaŋʃiŋ] (名)

  • クバ(蒲葵)の葉柄で作った三味線。蒲葵の柄三味線。子供の玩具として作った。
  • Example phrases
    • ヤ⸢ラ⸣ベー ク⸢バサンシンバ⸣ ム⸢タ⸣ベーティ ア⸢サブタ
      [ja⸢ra⸣beː ku⸢basaŋʃimba⸣ mu⸢ta⸣beːtiru ʔa⸢sabuta]
      (子供は蒲葵の柄三味線をいじって<弄って{EOS}>遊んだ)

クバシター [ku⸢baʃi̥⸣taː] (名)

  • (地)西表島北岸伊武田地区の山裾の原野にある水田地帯。タ⸢カ⸣スクの原野からクーラ川に台地が緩やかに傾斜していき、川岸で急に台地が落ち込んでいる。その原野の中間に谷状に窪んだ所がある。そこを開拓して水田にしたところをいう。幅約80メートル、長さ約1500メートルの谷間の上流部に、カ⸢ザケー[ka⸢ʣakeː](加治工家)と、イ⸢ラ⸣ブレー[ʔi⸢ra⸣bureː](西原家)の水田があった。
  • Example phrases
    • ⸣アチャトゥ ⸣アンマー ク⸢バシター⸣ヌ ⸣ター ア⸢キ⸣ ス⸢ク⸣ルンティ イッ⸢ケナ アウ⸣リ ⸢ソーッ⸣タン
      [⸣ʔaʧatu ⸣ʔammaː ku⸢baʃitaː⸣nu ⸣taː ʔa⸢ki⸣ su̥⸢ku⸣runti ʔik⸢kena ʔau⸣ri ⸢soːt⸣taŋ]
      (お父さんとお母さんはクバシターの水田を開墾して耕作するのに、非常に難儀苦労をされた)

Prosodic materials of the Southern Ryukyuan Yaeyama Miyara dialect

Results from the [関連データ]南琉球八重山語宮良方言の名詞アクセント資料 [Kanren dēta] Minami Ryūkyū Yaeyama-go Miyara hōgen No meishi akusento shiryō ([Relevant Data] Prosodic materials of the Southern Ryukyuan Yaeyama Miyara dialect), by Kenan Celik, Aso Reiko and Kohei Nakazawa, © CC BY-NC 3.0 DEED

Search languages: Yaeyama (Miyara) ↔ Japanese, with basic English search

ウクバー [ukubaː] F (名)

  • 奥歯

クバ [kuba] F (名)

  • ビロウ

クバン [kubaɴ] F (名)

  • 碁盤(ごばん)

ヤクバ [jakuba] L (名)

  • 役場