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Define iju いじゅ Meaning イジュ

Displaying results for iju (iju・いじゅ・イジュ) – ryukyu

JLect: Japonic Languages and Dialects Database

Results from JLect’s Japonic Languages and Dialects Database, created by Zachary Read, © JLect.com.

Search languages: Japonic (all languages and dialects) ↔ English ↔ Japanese

Ryukyu (Amami: Koniya)

いじゅミ【泉】

(Noun) Spring, natural spring, spring water

Ryukyu (Okinawa)

いじゅん【泉】

(Noun) Spring, natural spring, spring water

Ryukyu (Okinawa)

ちじゅい【千鳥・鵆】

(Noun) Plover

Ryukyu (Okinawa)

ちじゅやー【千鳥・鵆】

(Noun) Plover

Ryukyu (Okinawa)

ふぃじゅるさん【冷じゅるさん】

(Sa-Adjective) Cold (to the touch), cool, chilly

Ryukyu (Okinawa)

うぃーじゅん・っゐーじゅん【泳じゅん】

(Verb) To swim

A dictionary of the Ryukyuan language

Results from the 沖縄語辞典 データ集 Okinawago jiten dēta-shū (Okinawan Language Dictionary Data Collection), published by the National Institute for Japanese Language and Linguistics, © CC BY 4.0.

Search languages: Okinawan → Japanese

イジュ iju (?izu) ⓪ 名

  1. [伊集]植物名。口語は?Nzu。さざんかの一種。椿に似た厚い葉で,白く美しい花が咲く。良材となる。~nu kija 'jukati ?aN curasa sacui, 'wamiN~'jatuti masira sakana.[伊集の木やよかてあんきよらさ咲ちゆい我身も伊集やとて真白咲かな]伊集の木はさかえて,あのように美しく咲いている。わたしも伊集の木のようになって真白に咲きたいものだ。

イジュ iju (?izu) ⓪ 名

  1. 伊集。?Nzuともいう。《地》参照。

アイジュ aiju (?aizu) ⓪ 名

  1. ありか。あり場所。

イージュ iiju (?iiZu) ⓪ 名

  1. 伊祖。《地》参照。

イジュン ijun (?izuN) ⓪ 名

  1. 泉。

フィジュイ fijui (hwizui) ⓪ 名

  1. 冷え。冷えこむこと。また,冷気。~?ijuN.冷気におかされる。冷えこんで病気になる。

フィジュン fijun (hwi=zuN) ⓪ 他=gaN,=zi

  1. そぐ。へぐ。薄く削り取る。

フィジュー fijuu (hwizuu) ① 名

  1. 日中。昼間中。また,一日中。~nuuN saNtaN.一日中何もしなかった。

イジュミ ijumi (?iZumi) ⓪ 名

  1. 伊豆味。《地》参照。

キジュン kijun (ki=zuN) ① 他=gaN,=zi

  1. まぜる。攪拌する。
  2. 皮肉をいう。(人を)中傷する。

ミジュン mijun (mizuN) ⓪ 名

  1. いわし。

ニジュー nijuu (nizuu) ⓪ 名

  1. 二重。~ni natooN.二重になっている。

ニジュー nijuu (nizuu) ① 名

  1. 二十。

ヲゥイジュ wuiju ('uizu) ① 名

  1. 居所。居場所。

ビジュル bijuru (biZuru) ⓪ 名

  1. [賓頭盧]神を祭ったところにある円形の石。仏像の形はしていない。biNZuruともいう。?ugwaN(祈願)をしてそれが聞き入れられれば,軽く持ち上げられ,聞き入れられなければ重くなって持ち上げにくいという。その場合は,供物を丁重にしたり,物知りに教えを乞うたりして,軽く持ち上げられるよう手を尽す。

チジュイ chijui (cizui) ⓪ 名

  1. 千鳥。海浜に群れて鳴き飛ぶ小鳥。cizujaaともいう。文語はhamaciduri。

チジュン chijun (Ci=zuN) ① 他=gaN,=zi

  1. 継ぐ。(切れた糸などを)つなぐ。また,(割れた茶碗などを)継ぎ合わせる。接合する。
  2. 継ぐ。相続する。gwaNsu~.先祖のあとを継ぎ,祭祀を営む。

チジュン chijun (Ci=zuN) ① 他=gaN,=zi

  1. つぐ。器に注ぎ入れる。saki~.酒をつぐ。

チジュー chijuu (cizuu) ⓪ 名

  1. 縮れ毛。縮れた髪。また,縮れ毛の人。

チジュー chijuu (cizuu) ⓪ 名

  1. [居住]寄留。本籍地を離れて,他郷に住まうこと。

A dictionary of the Ryukyuan language

Results from the 沖縄語辞典 データ集 Okinawago jiten dēta-shū (Okinawan Language Dictionary Data Collection), published by the National Institute for Japanese Language and Linguistics, © CC BY 4.0.

Search languages: Japanese → Okinawan

いしゅ 【意趣】

いしゅうする 【蝟集する】

ていしゅ 【亭主】

べいじゅ 【米寿】

Phrases

  • ~の祝 yuninuʔuiwee,yuninuʔuyuwee,tookachi,tookachiʔuiwee,tookachiʔuyuwee

がいしゅつ 【外出】

See also

せいしゅん 【青春】

がいしゅつぎ 【外出着】

ばいしゅんふ 【売春婦】

Audio Database of Hatoma Lexicon

Results from the 鳩間方言 音声語彙データベース Hatoma hōgen onsei goi dētabēsu (The Audio Database of Hatoma Lexicon), by Shinichi Kajiku and Natsuko Nakagawa, © CC BY-SA 3.0 DEED

Search languages: Yaeyama (Hatoma) ↔ Japanese

アシタンティン [ʔaʃi̥⸢taintiŋ] (接)

  • それでも。そうしても。⸣アイ シ⸢タンティン[⸣ʔai ʃi̥⸢tantiŋ](そう しても)の縮約形。⸢ワー⸣ ウ⸢ヌ⸣ プ⸢スヌ フー⸣コー マ⸢ナマー⸣キ ⸢シー⸣ケーンダ ⸣ウビシ ミ⸢サ⸣ルヨ。アシ⸢タンティン⸣ バー ウ⸢ヌ⸣ プ⸢スヌ ブン⸣ゲー ⸢カイシユーサ⸣ヌ[⸢waː⸣ ʔu⸢nu⸣ pu̥⸢sunu ɸuː⸣koː ma⸢namaː⸣ki ⸢ʃiː⸣keːnda ⸣ʔubiʃi mi⸢sa⸣rujoː。ʔaʃi̥⸢tantim⸣ baː ʔu⸢nu⸣ pu̥⸢sunu buŋ⸣geː ⸢kaiʃijuːsa⸣nu](君はその人への奉公は今までしてきたのだから、それで十分だ<いい>よ{EOS}それでも私はその人の恩義は返すことが出来ない)

イダフニ [⸣ʔidaɸuni] (名)

  • {Exp_1}船体に関する語彙。{Rel_1}⸢マイ⸣ジラ[⸢mai⸣ʤira](前面、舳先の前面{EOS}鋭三角形をなす所)、{Rel_2}パ⸢ナイザキ[pa⸢naiʣaki](舳先の上面、帆柱を倒して掛けておく所{EOS}帆柱を安定させるため凹状に木を刳り抜いたものを打ちつけてある)、{Rel_3}パ⸢ナ[pa⸢na](舳先の内側の⸢アン⸣カージナ{SqBr}⸢ʔaŋ⸣kaːʤina{/SqBr}<アンカーロープ>を結んでおく所{EOS}<鼻>の義か)、{Rel_4}⸢マイユッカー⸣マ[⸢maijukkaː⸣ma](「小前床」の義{EOS}板を張って両舷側に渡した小さい床板{EOS}これに座って船を漕ぐ)、{Rel_5}⸢ウシカキ[ʔu⸢ʃikaki](帆柱を立てるために中央に長方形の穴をあけた一種の梁{EOS}厚さ約一寸五分、幅約五寸、長さ約四尺<これは舟の大きさにより異なる>で板舟の両舷側に固定されている{EOS}両舷側の上部に幅約一寸、厚さ約七分、長さ約七寸の棒で押さえ縛って固定してある)、{Rel_6}パ⸢ラータティ⸣ミー[pa⸢raːtati⸣miː](帆柱を立てる際、根元を固定するための穴{EOS}ウ⸢シカキの真下よりやや前方にずらしてある{EOS}従って帆柱はやや後方に傾いて立つ)、{Rel_7}⸢シー⸣キサ[⸢ʃiː⸣ki̥sa](帆柱を固定するのに用いる一種の楔{EOS} uby{鍔}{ツバ}の付いた台形の楔二個、鍔のない台形の楔一個、風力に合わせて帆柱の角度を調節する)、{Rel_8}⸣マンタヌ ⸢ヨーカ⸣ミー[⸣mantanu ⸢joːka⸣miː](前の湯淦排水用穴<湯淦孔>、パ⸢ラータティ⸣ミー の直前にある)、{Rel_9}⸢マイユッ⸣カ[⸢maijuk⸣ka](前床板)。ウ⸢シカキの直後にある。これに座って帆を揚げ下ろしする人を⸢ピーヌール[⸢piːnuːru](「舳乗り」の義{EOS}という )、{Rel_10}ナ⸢カユッ⸣カ[na⸢kajuk⸣ka](中床板)、{Rel_11}トゥ⸢ムユッ⸣カ[tu⸢mujuk⸣ka](艫の床板、船頭の座る床板)、{Rel_12}⸢ハイ⸣グヮー[⸢hai⸣gwaː](艫の小梁、直径2寸ほどの棒を艫の両舷側に渡し、固定したもの{EOS}その下に銅線で両舷側を締め、⸢ハイ⸣グヮーとしっかり巻き締めてある{EOS}これとウ⸢シカキ⸣で⸣イダフニの船腹部を固めている)、{Rel_13}トゥ⸢ム⸣ヌ ユッ⸢カー⸣マ[tu⸢mu⸣nu juk⸢kaː⸣ma](艫の小さな床板)、{Rel_14}トゥ⸢ム⸣ジラ[tu⸢mu⸣ʤira](艫面、艫の正三角形部分{EOS}内側には綱を通す穴がある)、{Rel_15}⸢ウシキ⸣ヤー[⸢ʔuʃi̥ki⸣jaː](両舷側の上部を幅約一寸、厚さ約五分の固い板で押さえたもの{EOS}舟を漕ぐ際に櫂で両舷が擦り減らないように保護するもの)、{Rel_16}サ⸢ギ⸣ヤー[sa⸢gi⸣jaː](さげるもの{EOS}竹のフロート{EOS}直径約10センチ、長さ約2メートルの竹{EOS}ローリングを防ぐための一種のフロートの機能を果たす{EOS}外洋へ出漁する際は、これを船腹に吊り下げた)、{Rel_17}タ⸢ナ[ta⸢na](棚板、⸣イダフニに積荷をする際波頭が舷側より打ち込むのを防ぐため、両舷側に装着する板{EOS}幅約七寸、厚さ五分、長さ約六尺の板を二枚ずつ組み合わせて使用した{EOS}主に船腹部と舳先に装着した)、{Rel_18}⸢カー⸣ラ[⸢kaː⸣ra](舟の前方船底につける一種の竜骨{EOS}これは⸢プーザンプー{SqBr}⸢puːʣampuː{/SqBr}を張って操船する際、波を切って風上に舟を走らせる機能を果たす)、{Rel_19}⸣ヤク[⸣jaku](櫂{EOS}トゥ⸢ム⸣ヤク{SqBr}tu⸢mu⸣jaku{/SqBr}<「艫櫂」の義{EOS}船頭が舵をとるのに用いる>、ヤ⸢コー⸣マ{SqBr}ja⸢koː⸣ma{/SqBr}<小さな櫂>などがある)、{Rel_20}⸢ユー⸣トゥル[⸢juː⸣turu](舟の淦を汲み取る道具{EOS}ア⸢カ⸣トゥル{SqBr}ʔa⸢ka⸣turu{/SqBr}ともいう{EOS}⸣マチ{SqBr}⸣maʧi{/SqBr}<松>の幹を刳って作る)。

イラ [⸢ʔira] (感)

  • ああ。歌謡語。日常では使用されない。鳩間島では、イ⸢ラー サニ⸣シャー ⸢キュー⸣ヌ ヒ[ʔi⸢raːsani⸣ʃaː ⸢kijuː⸣nu çiː](ああ何と嬉しいことよ今日の日は)と歌われている

ウサギルン [ʔu⸢sagiruŋ] (他動)

  • 差し上げる。上へあげる。ッ⸢ふィールン[f⸢fiːruŋ](与える{EOS}呉れる)の謙譲語。沖縄首里方言の?usjagijuNから転訛したもの。普通は、ウ⸢サギオースン[ʔu⸢sagiʔoːsuŋ](差し上げ申し上げます)という。
  • Example phrases
    • ミ⸢キバ⸣ マ⸢ラシ⸣ サ⸢カサン⸣ケーン ウ⸢サギルンティ⸣ ウ⸢ムーン⸣ドゥ ウ⸢サギララヌ
      [mi⸢kiba⸣ ma⸢raʃi⸣ sḁ⸢kasaŋ⸣keːŋ ʔu⸢sagirunti⸣ ʔu⸢muːn⸣du ʔu⸢sagiraranu]
      (神酒を醸造して<産ませて>、司の方々に差し上げようと思うが、差し上げられない)
    • ウ⸢サギオーシ⸣ ミサカー ウ⸢サギオース⸣ クトー ⸣ナルン
      [ʔu⸢sagiʔoːʃi⸣ misakaː ʔu⸢sagiʔoːsu⸣ ku̥toː ⸣naruŋ]
      (差し上げてよければ差し上げることはできる)
    • ウ⸢サギオーシェー⸣ ミサムヌ
      [ʔu⸢sagiʔoːʃeː⸣ misamunu]
      (差し上げればいいのに)
    • ウ⸢サギオーシ⸣バ
      [ʔu⸢sagiʔoːʃi⸣ba]
      (差し上げなさいよ)
    • 「押し上げる」の義。 プ⸢スン⸣ヤーヌ プ⸢スヌ⸣ ッサディー ウ⸢サギル⸣カー ⸣ドゥーン ウ⸢サギルンティ⸣ ウ⸢ムイ⸣ヤー ブ⸢レースヌ⸣ ヌー ウ⸢サギリバ⸣ ミサユー ⸢ソー シー⸣ ナ⸢ラ⸣ヌ
      [pu̥⸢suɲ⸣jaːnu pu̥⸢sunu⸣ s⸢sadiː⸣ ʔu⸢sagiru⸣kaː ⸣duːŋ ʔu⸢sagirunti⸣ ʔu⸢mui⸣jaː bu⸢reːsunu⸣ nuː ʔu⸢sagiriba⸣ misajuː ⸢soː ʃiː⸣ na⸢ra⸣nu]
      (余所の家の人が袖の下を差し上げるなら自分も差し上げよう<差し上げる>と思ってはいるが、何を差し上げれば良いのやら心配でならない)

ウシユースン [ʔu⸢ʃijuːsuŋ] (自動・他動)

  • 押し寄せる。「押し寄す<下二段活用>」の四段活用化したもの。ウ⸢シユーシルン[ʔu⸢ʃijuːʃiruŋ](押し寄せる)と同じ。
  • Example phrases
    • ウ⸢シユーサヌ
      [ʔu⸢ʃijuːsanu]
      (押し寄せない)
    • ウ⸢シユーシ⸣クン
      [ʔu⸢ʃijuːʃi⸣kuŋ]
      (押し寄せてくる)
    • ウ⸢シユース⸣ クトー ⸢ナー⸣ヌ
      [ʔu⸢ʃijuːsu⸣ ku̥toː ⸢naː⸣nu]
      (押し寄せることはない)
    • ウ⸢シユーシェー⸣ ミサムヌ
      [ʔu⸢ʃijuːʃeː⸣ misamunu]
      (押し寄せればよいのに)
    • ウ⸢シユーシ⸣バ
      [ʔu⸢ʃijuːʃi⸣ba]
      (押し寄せなさいよ)
    • ク⸢リン⸣ ク⸢マー⸣ ウ⸢シユースン
      [ku⸢riŋ⸣ ku⸢maː⸣ ʔu⸢ʃijuːsuŋ]
      (これもこちらへ押し寄せる)
    • ⸢トーホクヌ ウージシンヌ⸣ アトゥナー ⸢ウーナン⸣ヌ ウ⸢シユーシ⸣キー ムー⸢ル サンギ⸣パリ ⸢ナーン⸣シェン
      [⸢toːhokunu ʔuːʤiʃinnu⸣ ʔatunaː ⸢ʔuːnan⸣nu ʔu⸢ʃijuːʃi⸣kiː muː⸢ru saŋgi⸣pari ⸢naːŋ⸣ʃeŋ]
      (東北の大地震の後に、大津波が押し寄せてきて、総てを押し流して<引きずり去って行って>しまった)

ウツァナウン [ʔu⸢ʦa⸣nauŋ] (他動)

  • 中止する。ほったらかす。放置する。手を休める。首里方言のcaNnagijuN(うっちゃる{EOS}投げ捨てる)に強意の接頭語のウチ[ʔuʧi](打ち)が付いて合成された語?ut iʧannagijuNから転訛したもの。
  • Example phrases
    • シ⸢グトゥヌ ティー⸣ヤ ウ⸢ツァ⸣ナイティ パ⸢ナ⸣シ シ⸢キ⸣バ
      [ʃi⸢gutunu tiː⸣ja ʔu⸢ʦa⸣naiti pa⸢na⸣ʃi ʃi̥⸢ki⸣ba]
      (仕事の手を休めて話を聞きなさいよ)
    • ウ⸢ツァナーン⸣ドーシ シ⸢キ⸣バ
      [ʔu⸢ʦanaːn⸣doːʃi ʃi̥⸢ki⸣ba]
      (手を休めないで聞けよ)
    • シ⸢グトー⸣ ウ⸢ツァ⸣ナウンテー ス⸢ナ⸣ヨー
      [ʃi⸢gutoː⸣ ʔu⸢ʦa⸣naunteː su⸢na⸣joː]
      (仕事の手を休めようなどとはするなよ)
    • ウ⸢ツァ⸣ナウ ⸣クトー ナ⸢ラ⸣ヌ
      [ʔu⸢ʦa⸣nau ⸣ku̥toː na⸢ra⸣nu]
      (手を休めることはならぬ{EOS}手を休めるな)
    • ウ⸢ツァナイ⸣ヤー ⸣ミサムヌ
      [ʔu⸢ʦanai⸣jaː ⸣misamunu]
      (手を休めればいいのに)
    • ⸢イットゥ⸣キ ⸢ティー⸣ヤ ウ⸢ツァ⸣ナイバ
      [⸢ʔittu⸣ki ⸢tiː⸣ja ʔu⸢ʦa⸣naiba]
      (一時手を休めなさいよ)
    • シ⸢グトゥ⸣ ウ⸢ツァ⸣ナウンティ ウ⸢ムーン⸣ドゥ マ⸢ニアーサラン⸣ユンダ <マ⸢ニアーサラン⸣ダ> ウ⸢ツァナーラ⸣ヌ
      [ʃi⸢gutu⸣ ʔu⸢ʦa⸣naunti ʔu⸢muːn⸣du ma⸢niʔaːsaraŋ⸣junda ʔu⸢ʦanaːra⸣nu]
      (仕事を途中で止めようと思うが、<このままでは>間に合わされないので、途中で止められない)
    • ウ⸢ツァ⸣ナイ ⸣ミサカー ウ⸢ツァ⸣ナウ ⸣クトー ⸣ナルン
      [ʔu⸢ʦa⸣nai ⸣misakaː ʔu⸢ʦa⸣nau ⸣ku̥toː ⸣naruŋ]
      (途中で止めてよければ止めることはできる)
    • ブ⸢ガ⸣リ ⸢ブー⸣カー シグトゥ ウ⸢ツァナイ⸣ヤー ⸣ミサムヌ
      [bu⸢ga⸣ri ⸢buː⸣kaː ʃi⸢gutu⸣ ʔu⸢ʦanai⸣jaː ⸣misamunu]
      (疲れているなら、仕事を止めればいいのに)
    • ウ⸢ツァナイ⸣リ
      [ʔu⸢ʦanai⸣ri]
      (仕事の手を休めろ)
    • ウ⸢ツァ⸣ナイバ
      [ʔu⸢ʦa⸣naiba]
      (途中で手を止めよ{EOS}放置せよ)
    • ⸢テー⸣ヤ ウ⸢ツァ⸣ナイバ
      [⸢tiː⸣ja ʔu⸢ʦa⸣naiba]
      (手を休めなさいよ)

カイトゥキ [⸢kai⸣tu̥ki] (名)

  • 祈願を行うのに絶好の時。「佳き時」の義。⸢カイピュー⸣ル[⸢kaipjuː⸣ru](佳き日{EOS}佳日)と共に、祭祀を執り行うのに絶好の日和の義。形容詞⸢カイ⸣ヤン[⸢kai⸣jaŋ](美しい)の語幹に名詞⸣トゥキ[⸣tu̥ki](時)が付いて合成された名詞。⸣トゥキ[⸣tu̥ki](時)は、トゥ⸢キユ⸣タ[tu̥⸢kiju⸣ta](祭祀の時を定めるユタ<与太>)、トゥ⸢キ⸣トリ[tu̥⸢ki⸣turi](時を刻むこと{EOS}時刻を知らせること)のように用いる

カイピュール [⸢kaipjuː⸣ru] (名)

  • 佳日。佳き日和。吉日。祭祀行事を行うのに最適の日和。干支上の最高の日和。トゥ⸢キユ⸣タ[tu̥⸢kiju⸣ta](三世相{EOS}易者{EOS}売卜者)によって佳日と占い選定された日。
  • Example phrases
    • ⸢キュー⸣ヌ ⸢カイピュー⸣ルナ ニ⸢ガイシキリ⸣バ ウ⸢ブ⸣プス ⸣タカプス ナ⸢ラ⸣シ タ⸢ボー⸣リ
      [⸢kjuː⸣nu ⸢kaipjuː⸣runa ni⸢gaiʃi̥kiri⸣ba ʔu⸢bu⸣pu̥su ⸣takapusu na⸢ra⸣ʃi ta⸢boː⸣ri]
      (今日の佳き日に願い上げますので、大きな人<大人>、高い人<高人>なしてください)

カニ [ka⸢ni] (名)

  • 鉄。金、銀、銅など。金属の総称。「金<かね>」の義。「鉄、クロガネ」『類聚名義抄』の転訛したもの。/カ⸢クガニバ⸣ パ⸢ラー⸣バ ⸢シー ヤー⸣バ ス⸢ク⸣リ ⸣アンティスー ウ⸢リユー ミュー⸣ナーキャームイ[ka⸢kuganiba⸣ pa⸢raː⸣ba ⸢ʃiː jaː⸣ba su̥⸢ku⸣ri ⸣ʔantisuː ʔu⸢rijuː mjuː⸣naːkjaːmui](四角の鉄鋼材を柱にして家を造ってあるという{EOS}それを見なければ)「新室寿ぎ歌アーパーレー<ナガミク>」『鳩間島古典民謡古謡集』

サッスク [sas⸢suku] (副)

  • 速やかに。すぐに。さっそく。標準語からの借用語「早速」の転訛したもの。本来は、シ⸢グ[ʃi⸢gu](すぐ)、ユ⸢ドゥマ⸣ナー[ju⸢duma⸣naː](淀まずに{EOS}滞らず{EOS}ためらわず)、トゥ⸢キユドゥマ⸣ナー[tu⸢kijuduma⸣naː](すぐさま{EOS}時を移さず{EOS}手間取らず)のようにいう。
  • Example phrases
    • ⸢ワー⸣ ナ⸢ラー⸣ソーッタ ⸢トゥー⸣ル サッ⸢スク⸣ ス⸢ク⸣リ ⸢ミッタン⸣ドゥ ⸢ゾー⸣ブンニ ス⸢クリユーサン⸣シェン
      [⸢waː⸣ na⸢raː⸣soːtta ⸢tuː⸣ru sas⸢suku⸣ su̥⸢ku⸣ri ⸢mittan⸣du ⸢ʣoː⸣bunni su̥⸢kurijuːsaŋ⸣ʃeŋ]
      (貴方が教えて下さった<習わされた>通りに、さっそく作ってみたけれど上手に作れません<作り得ません>でした)

シバルニズン [ʃi⸢ba⸣ru ⸣niʣuŋ] (連)

  • 小便を我慢する(念ずる{EOS}「念じ果て」<最後まで辛抱し通す{EOS}我慢する{EOS}辛抱する>『源氏物語 蓬生』の義)。シ⸢バ⸣ル ニ⸢ジユーサ⸣ヌ[ʃi⸢ba⸣ru ni⸢ʤijuːsa⸣nu](排尿を耐え切れない)『医学沖縄語辞典』

スーダイ [⸢suː⸣dai] (名)

  • 総代。部落会長に相当する役職。部落行事の総責任者。現在では公民館長がそれに相当する。シ⸢マム⸣チユームチ[ʃi⸢mamu⸣ʧijuːmuʧi](島持ち世持ち)ともいわれた。昭和30年代ごろまでは、島の新年の第1回部落常会で⸢スー⸣ダイ[⸢suː⸣dai]以下の役員が選出された。⸢スー⸣ダイは西村、東村の総代表で、その下に東支会長、西支会長としてヤ⸢ク⸣サ[ja⸢ku⸣sa](役者)各1名と、その補佐役に⸢ジンバイ[⸢ʤimbai](配膳係)1名、⸢ザーアタ⸣ル[⸢ʣaːʔata⸣ru](座席係り)1名の2名が東、西支会より選出された。⸢スー⸣ダイ(総代)は島の神行事や部落の行事について、サ⸢カサ[sḁ⸢kasa](司)やティジリビ[ti⸢ʤiri⸣bi](男性神職者)と相談して日程を取り決め、執行する責任者であった。これに選出されることは大変名誉なことで、部落へのお礼として常会の席で酒を寄贈する習慣があった。
  • Example phrases
    • ム⸢カ⸣シェー ビ⸢コーンッふァヌ⸣ マ⸢リル⸣カー シ⸢マム⸣チユームチ ⸣ナリ ⸢タボー⸣リティル ⸣ニガイ ⸢オーッ⸣タヌ ウ⸢レー スーダイ⸣ヌ ⸣クトゥ⸢ダー
      [mu⸢ka⸣ʃeː bi⸢koːŋffanu⸣ ma⸢riru⸣kaː ʃi⸢mamu⸣ʧijuːmuʧi ⸣nari ta⸢boː⸣ritiru ⸣nigai ⸢ʔoːtta⸣nu ʔu⸢reː suːdai⸣nu ku̥tu⸢daː]
      (昔は男の子が生まれたら島持ち世持ちになるよう祈願されたが、それは総代のことだよ)

トゥナミ [tu⸢na⸣mi] (名)

  • uby{均}{ナラ}すこと。トゥ⸢ナミ⸣ルン[tu⸢nami⸣ruŋ](均す{EOS}平らにする)の連用形から転成した名詞。首里方言のtunamijuN(ならす)からの転訛。/ア⸢レニ⸣ ミ⸢ユル⸣ワ ウ⸢ム⸣トゥダキ ヤ⸢ラ⸣ブ タ⸢キドゥン⸣ ク⸢バマ⸣ダキ ク⸢ミヌ ヤ⸣イダキ パ⸢トゥバナ⸣リ/(あちらに見えるのは於茂登岳、屋良部崎、竹富島、小浜岳、古見の八重岳、鳩離島)<囃子>/イヤイーヤー シ⸢マヌ アリ⸣サマ ウ⸢フ⸣チ ⸢バナリヌ⸣ ア⸢ヌ⸣タ カ⸢ヌ⸣タヌ タ⸢カ⸣サ ピ⸢ク⸣サヤ トゥ⸢ナ⸣ミ ナ⸢ランサ⸣ シ⸢ジク⸣ ワ⸢シ⸣マニ ス⸢ダ⸣チ ン⸢チャ⸣リバ ⸢シントゥ⸣ タ⸢ヌマ⸣シ ム⸢ヌサミ⸣ ナマヌ パ⸢ヤ⸣シニ ク⸢ドゥ⸣キ ユ⸢ミユミ/(いやいや、誠に素晴らしい{EOS}島の情景<有様は>、大地<西表島>から離れたあちらこちらの島々は起伏に富んで美しい<高さ低さは均すことが出来ない>{EOS}つくづく我が島に育ってみると誠に楽しいものだ{EOS}今の囃子に口説を歌えよ)『鳩間島古典民謡古謡集』 

ヌフタミルン [⸢nuɸu̥tami⸣ruŋ] (他動)

  • 温める。暖める。首里方言のnukutamijuN(暖める{EOS}体を温める)の転訛したもの。
  • Example phrases
    • ピ⸢バ⸣チナー ⸢タン タシキティ⸣ ザー ⸢ヌフタミ⸣ルンティ ⸢ベー⸣ンドゥ ムッ⸢トゥ ヌフタミララ⸣ヌ
      [pi⸢ba⸣ʧinaː ⸢tan taʃi̥kiti⸣ ʣaː ⸢nuɸu̥tami⸣runti ⸢beː⸣ndu mut⸢tu nuɸu̥tamirara⸣nu]
      (火鉢に炭を焚きつけて座敷を暖めようとしているが、ちっとも暖められない)
    • ⸢ヌフタ⸣ミ ⸣ミサカー シ⸢グ ヌフタミ⸣ル ⸣クトゥン ⸣ナルン
      [⸢nuɸu̥ta⸣mi ⸣misakaː ʃi⸢gu nuɸutami⸣ru ⸣ku̥tun ⸣naruŋ]
      (暖めてよければ、すぐ暖めることもできる)
    • ⸢ヌフタミ⸣レー ⸣ミサムヌ
      [⸢nuɸu̥tami⸣reː ⸣misamunu]
      (暖めればいいのに)
    • ⸢パー⸣ク ⸢ヌフタミ⸣リ
      [⸢paː⸣ku ⸢nuɸu̥tami⸣ri]
      (早く暖めよ)

ノーリユーサナ [⸢noːrijuːsa⸣na] (連)

  • 治りえずに。病気や怪我が治りえないで。⸢ノーリユー⸣スン[⸢noːrijuː⸣suŋ](治ることができる{EOS}治り得る)の未然形に打消しの助動詞ヌ[nu](ず{EOS}ない)の連用形ナ[na](ずに{EOS}ないで)の付いた形。
  • Example phrases
    • ⸢ヤン⸣マイ ⸢ノーリユーサ⸣ナ ⸢ベーン⸣ドゥ ⸣イサン ミ⸢シユーサン⸣ツォー
      [⸢jam⸣mai ⸢noːrijuːsa⸣na ⸢beːn⸣du ⸣ʔisam mi⸢ʃijuːsa⸣nu]
      (病気が治りえないでいるのに、医者に見せることができない)

バラフタポーキ [ba⸢raɸu̥⸣tapoːki] (名)

  • わらぼうき(藁箒)。藁しべで作った室内用の箒。稲藁の芯を抜いて直径約1センチに束ねたものを扇形に編み上げて作る箒。編み上げる縄はア⸢ダナ⸣シユール[ʔa⸢dana⸣ʃijuːru](アダンの気根の繊維を uby{縒}{ヨ}って uby{綯}{ナ}った縄{EOS}「アダン uby{縒}{ヨ}り」の義)を使用する。
  • Example phrases
    • バ⸢ラフタ⸣ヌ ⸣シンシル ⸢ザシキポー⸣ケー ス⸢ク⸣ローッタル
      [ba⸢raɸu̥ta⸣nu ⸣ʃiŋʃiru ⸢ʣaʃi̥kipoː⸣keː su̥⸢ku⸣roːttaru]
      (藁の芯で<ぞ>座敷箒は作られたものだ)

マイユッカーマ [⸢maijukkaː⸣ma] (名)

  • ⸢マイユッ⸣カ[⸢maijuk⸣ka](前床板)の前、ウ⸢シカキ[ʔu⸢ʃikaki](帆柱を立てる梁)の前方の舳先に近い所にある床板。鋭三角形の小さい床板。⸣イダフニの項参照

マナマユー [ma⸢na⸣majuː] (名)

  • 今の世。現代。ム⸢カ⸣シユー[mu⸢ka⸣ʃijuː](昔の世{EOS}前代)の対義語。
  • Example phrases
    • マ⸢ナ⸣マー マ⸢ナ⸣マユーヌ ナ⸢ライ⸣ヌ ⸣アンダ ⸣ウヌトゥール ⸢シー⸣バ
      [ma⸢na⸣maː ma⸢na⸣majuːnu na⸢rai⸣nu ⸣ʔanda ⸣ʔunutuːru ⸢ʃiː⸣ba]
      (今は、現代の慣習<風習>があるから、その通りにしなさいよ)

ムニユミムヌ [mu⸢nijumi⸣munu] (名)

  • おしゃべり。口数の多い者。 uby{駄弁}{ダ|ベン}を uby{弄}{ロウ}する者。悪い感情の語感をもつ語。⸣ムニユマー[⸣munijumaː](おしゃべりな奴)は uby{卑下}{ヒ|ゲ}した表現。
  • Example phrases
    • ム⸢ニユミムヌン⸣マー ⸢ミシゥカムネー⸣ シゥ⸢カスナ⸣ヨー
      [mu⸢nijumimunum⸣maː ⸢misi̥kamuneː⸣ si̥⸢kasuna⸣joː]
      (おしゃべりには秘密の話<ないしょ話{EOS}みそか話>はするなよ)

ユームチ [⸢juːmuʧi] (名)

  • ⸢世持ち」の義。⸢スー⸣ダイ[⸢suː⸣dai](総代{EOS}部落総代{EOS}部落会長{EOS}公民館長に相当)をシ⸢マム⸣チユームチ[ʃi⸢mamu⸣ʧijuːmuʧi](島持ち世持ち{EOS}島最高の村役人)という。⸢スー⸣ダイ[⸢suː⸣dai](総代)は一人。ヤ⸢ク⸣サ[ja⸢ku⸣sa](東村、西村より各一人(計二人)選出され、⸢スー⸣ダイの補佐役となる)、⸢ザーアタ⸣ル[⸢ʣaːʔata⸣ru](座当<座席係>は東村、西村より各一人(計二人)選出され、ヤクサの補佐役となる)、⸢ジンバイ[⸢ʤimbai](膳配り<配膳係り>も東村、西村より各一人(計二人)選出され、ヤクサの補佐役となる)らが村役人であった。豊年祭の「みちうた(道歌)」に/ヘイヤ ティジリキャーヌ ホー アトゥンヤ(ヘイヤー手擦り部たち<男性神職者>の後には)/ヘイヤー ユムチキャードゥ  ホー ティユマス(ヘイヤー総代以下の村役人たちを讃える<響ます>)/ヘイヤー シマムチャードゥ ホー ナトゥラス(ヘイヤー島持ち世持ちたちを讃える)/とある

Japanese-Multilingual Dictionary (JMDict)

Results from the Japanese-Multilingual Electronic Dictionary project (JMdict), created by Jim Breen, © Electronic Dictionary Research and Development Group.

Search languages: Japanese ↔ English

Ryuukyuu-ben

いじゅイジュ伊集

(Noun)

  1. Chinese guger tree (Schima wallichii)
    Word usually written using kana alone

JLect: Japonic Languages and Dialects Database

Possible results from JLect’s Japonic Languages and Dialects Database, created by Zachary Read, © JLect.com.

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Ryukyu (Kunigami)

いく

(Noun) Japanese ternstroemia (Ternstroemia gymnanthera)

Ryukyu (Okinawa)

いーく

(Noun) Japanese ternstroemia (Ternstroemia gymnanthera)