X
🔧

Settings

Search type

Word search: Languages

Word search: Databases

Define gwaN ぐゎん Meaning グヮン

Displaying results for gwaN (gwan・ぐゎん・グヮン) – ryukyu

JLect: Japonic Languages and Dialects Database

Results from JLect’s Japonic Languages and Dialects Database, created by Zachary Read, © JLect.com.

Search languages: Japonic (all languages and dialects) ↔ English ↔ Japanese

Ryukyu (Okinawa)

ぐぁん・ぐゎん【願】

(Noun) Prayer, orison, supplication

Ryukyu (Kunigami: Benoki)

ぐゎん・たぐぁん【茶碗】

(Noun) Teacup, tea cup

Ryukyu (Okinawa)

ぐぁんたん・ぐゎんたん【元旦】

(Noun) New Year's Day

A dictionary of the Ryukyuan language

Results from the 沖縄語辞典 データ集 Okinawago jiten dēta-shū (Okinawan Language Dictionary Data Collection), published by the National Institute for Japanese Language and Linguistics, © CC BY 4.0.

Search languages: Okinawan → Japanese

グヮン gwan (gwaN) ⓪ 名

  1. 願。神仏に祈り願うこと。普通は?ugwaNという。韻文では単にgwaNということがある。

ウグヮン ugwan (?ugwaN) ⓪ 名

  1. [お願]祈願。願。祈禱。神仏に願をかけること。吉日を選び,酒や洗い清めた米を供えて,一家の女主人が行なう。願いごとの目的によって祈禱の文句が異なるが,そのおおよそは似たりよったりである。次に,一例として'jasicinu?ugwaN(屋敷と家族の無事息災を祈る祈禱)の文句をあげる。?uutootu, cuunu 'jukaruhwii cuunu masaruhwii, ?ujasicinu guru?ugwaN ?uNnjukijabiiN. zuunihuNnu ?umuCiri njuukooSizi, 'Npana ?uZaki ?usjagijabiti, turadiisjoowikiga ?umuSibi taCidiisjoowinagukaranu ?unigeeSizi ?uNnjukirawa, ?uNnukaizurasa misjooci ?utabimisjoori. ?ujasicinu ?ukami, 'juSimi 'jaSimi ?unakaziN njuuSizi, ?uzoo?umamui, huduu?usizimee, ?uiCicizuraku ?utabimisjooci, 'janakaziN sitanakaziN, Sizi naraN munuN, mici naraN munuN, SiNrihuka, ?usinukimisjooci, 'jahwiruguN tuhwiru?uci nuukutusabiN neeraN gutu, ?ukakuizurasa ?utabimisjooci, turadiisjoonu ?ujasici ?umamuizuraku misjooci ?utabimisjoori. 'utuku?ujanu guuN kami?agitoojabiiN. ?ujasiciguNnakai ?usudaciguN tuti 'ujabiiSi 'utuku 'uNna, ?umamuizuraku ?utabimisjooci, kutusi 'jukarudusi cutu ?iciniN, nuukutusabiN neejabiraN gutu, Siisakee ?uhwirugi simiraci ?utabimisjooci, siNdee maNdee ?uhwikari ?utacimisjooci ?utabimisjooci, gu?isjubusukoo ?unagami?utuNsjooci ?utabimisjooci, ?umuNziti guniNzihudu tatiti 'ujabiikutu. ?uutootu.あなとうと,きょうのよい日に,お屋敷のお願いごとを申しあげます。十二本を一束にした細いお線香と,洗い清めたお米と,お酒とをお供えいたしまして,寅年の男とそのつれあいの辰年の女とのお願いの筋を申しあげますので,お聞き入れになって下さいませ。お屋敷の神様,四隅八隅,中央の神様,御門の守り神様,便所の神様,やすらかにおわしまし下さいまして,悪い風も,けがれた風も,筋ならぬものも,道ならぬものも,千里の外にお押しのけになって下さいまして,八尋,十尋の家に何の異変もないように守護なすって下さいまして,寅年の者の屋敷をお守りになって下さいませ。天の御恩(2月には「男親」といい8月には「女親」という。男親は天,女親は地を意味する)をありがたくおし戴いております。お屋敷に住まわせていただいております男女をお守り下さいまして,ことしよい年,一年の間,何の異変もありませんように,末栄え,子孫繁盛させて下さいまして,千代万代,お光りをお立てになって下さいまして,言葉の不足はお見のがしになって下さいますよう,尊んで御信仰申し上げておりますから。あなとうと。

グヮンク gwanku (gwaNku) ⓪ 名

  1. 頑固。かたくな。固意地。~na・頑固な。

グヮンス gwansu (gwaNsu) ⓪ 名

  1. 元祖。祖先。家系の初代の人。
  2. 祖先。現存者以前の人で家廟にまつられているすべての人。

チグヮン chigwan (cigwaN) ① 名

  1. 祈願。

グヮンクー gwankuu (gwaNkuu) ⓪ 名

  1. gwaNkutooと同じ。

グヮンタン gwantan (gwaNtaN) ⓪ 名

  1. 元旦。

ニングヮン ningwan (niNgwaN) ① 名

  1. 念願。神仏に対する願い。?umigwa tuimudusu~nu ?atuti.[思子取戻す念願のあとて(大川敵討)]若君を取りもどす念願があって。

ティングヮン tingwan (tiNgwaN) ⓪ 名

  1. 天願。«地»参照。

グヮングヮン gwangwan (gwaNgwaN) ① 副

  1. にぎやかなさま。祭り・綱引き・村芝居などで,大勢の人が集まって,鳴り物を鳴らすなどしてにぎやかなさま。

グヮニャク gwanyaku (gwaNjaku) ⓪ 名

  1. 丸薬。

シングヮン shingwan (siNgwaN) ① 名

  1. 銭千貫。20円にあたる。ziN(銭)の項参照。

ウグヮンビー ugwanbii (?ugwaNbi]i) ⓪ 名

  1. ?ugwaN(祈願)をする日。その祈願の性質・種類に応じて,陰陽道による吉日が選ばれる。

チグヮンジュ chigwanju (cigwaNzu) ① 名

  1. 祈願所。神に祈願する所一般をいう。

グヮンジチ gwanjichi (gwaNZici) ⓪ 名

  1. 元日。一月一日。

グヮンクトー gwankutoo (gwaNkutoo) ⓪ 名

  1. [頑固党]husaNsiiともいう。その項参照。

サングヮナー sangwanaa (saNgwanaa) ⓪ 名

  1. 辻君。街娼。3貫(6銭に当たる)で密淫売をしたので,この名がある。

ウグヮングトゥ ugwangutu (?ugwaNgu]tu) ⓪ 名

  1. ?ugwaN(祈禱)をすべき事がら。病人・不幸などが続く時,何か?ugwaNgutuがあるのではないかと迷う。

グルウグヮン guru ugwan (guru?ugwaN) ⓪ 名

  1. 定期的に行なう?ugwaN(祈願)の意か。

ジューマングヮン juumangwan (zuumaNgwa]N) ⓪ 名

  1. 銭10万貫。2,000円にあたる。ziN(銭)の項参照。

Dictionary of the Practical Use of Okinawan

Results from the うちなーぐち活用辞典テキストデータベース Uchinaaguchi katsuyō jiten tekisuto dētabēsu (Dictionary of the Practical Use of Okinawan), by Shinsho Miyara, © CC BY-ND 3.0 DEED.

Search languages: Japanese ↔ Okinawan

ぐゎんす

  • 元祖
  • Example phrases
    • ぐゎんすむちゃーや/ぐゎんすむちすこー たー やが?
      (元祖の継承者は誰か)
    • うやふぁーふじぇー めんそーらんてぃん うぶちだぬんかい てぃー うさーち えーさちぇー しーびちー やん。
      (御先祖さまはいらっしゃらなくても御仏壇に手を合わせて挨拶をすべきだ)
    • うぶちだぬんかい うさぎれー/うさぎてぃとぅらしぇー。
      (御仏壇にお供えなさい/お供えください)

*(参考)うぶちだん(御仏壇)、いふぇーだん(位牌段)、うやふぁーふじ(ご先祖)

ぐゎんぐゎん

  • (ドラ、鉦、太鼓で)にぎやかな様子
  • Example phrases
    • ハーリーがにぬ ぐゎんぐゎん ないねー ちむん うてぃちかん。
      (ハーリー鉦がガンガン鳴ると心がはやる)

うぐゎん

  • 祈願
  • Example phrases
    • なーちねーぢねー やーにんじゅぬ ふしうぐゎん する たみに すいぬ うてぃら みぐてぃ にんとぅーぬ うぐゎん すん。
      (各家庭で家族の無事息災を願うために首里のお寺をまわって年頭の祈願をする)
    • っちゅにんぢのー いちちょーる かぢれー うぐゎんぐとぅぬ うふく なてぃちゅーん。
      (人間は生きている限りは祈願することが増えてくる)

*(参考)うがん(拝所、うたき<御嶽>よりは小さい)、をぅがむん(拝む)

うぐゎん ぐとぅ

  • 願い事
  • Example phrases
    • やーにんじゅんかい ぬーがな さーいぬ あたる ばすねー、うぐゎんぐとぅ する くとぅん あん。
      (家族に何か障りがあったときには、お願い事をすることもある)

うぐゎん じゅ

  • 拝所
  • Example phrases
    • いしぬ すばんかい くばとぅか まーにぬ っうぃーらっとーる とぅくるんかい 「いび」んでぃ いち、「うたき」んでぃん いーしが、うぐゎんじょー むらぬっちゅぬちゃーが をぅがむる とぅくる やてぃ 「むらでー」んでぃん いーん。
      (石の側にとか、クバとかクロツグが植えられているところに「いび」と言って、御嶽とも言うが、拝所は村人が拝むところで「むらでー」とも言う)

うぐゎん ぶとぅち

  • 結願のお礼参り
  • Example phrases
    • うちなーぐゆみぬ しわーしぬ にじゅーゆっかー みふぃーぬがなしーめーぬ うてぃぬんかい ぬぶ(い)みしぇーる ふぃー やくとぅ、うぐゎんぶとぅち なとーてぃ くんとぅしぬ っうぇーだぬ しでぃがふー すん。
      (旧暦の12月24日は火の神様が昇天なさる日なので、結願のお礼参りになっていて今年一年間の感謝をする)

*(参考)みふぃーぬがなしーめー=ふぃぬかんがなしーめー(火の神)

さーれー さんぐゎん

  • 危うきに近寄らず、触ると三貫
  • Example phrases
    • ぬーんでぃ いーねー なちどぅ すくとぅ、あれー さーれーさんぐゎん どー。
      (何か言うと泣くので、あの人は近寄れない人だよ)
    • あれー たんちゃー なてぃ、ありんかえー むぬん いららん、はなん ふぃららん、さーれーさんぐゎんどぅ やん どー。
      (あいつは短気で、あいつにはものも言えない、くしゃみもできない、まさに危うきに近寄らずだ)

にん ぐゎん

  • 念願
  • Example phrases
    • アミリカーたーぬ ちかとーる ぐんじきち ねーん なする にんぐゎんぬどぅ なままでぃん なーだ ちぢちょーる。
      (アメリカ人たちが使っている軍事基地を撤去する願いが現在でもまだ続いている)

Audio Database of Hatoma Lexicon

Results from the 鳩間方言 音声語彙データベース Hatoma hōgen onsei goi dētabēsu (The Audio Database of Hatoma Lexicon), by Shinichi Kajiku and Natsuko Nakagawa, © CC BY-SA 3.0 DEED

Search languages: Yaeyama (Hatoma) ↔ Japanese

ウブグヮンス [ʔu⸢bugwan⸣su] (名)

  • 先祖伝来の大位牌。「大元祖」の義。ウ⸢ブイー⸣パイ[ʔu⸢buʔiː⸣pai](大位牌)ともいう。巾約2センチ、長さ約10センチの木牌を、二段の木製の枠に嵌め込んだ位牌のこと。
  • Example phrases
    • ウ⸢ブグヮン⸣ス カ⸢タミ⸣プス
      [ʔu⸢bugwan⸣su kḁ⸢tami⸣pu̥su]
      (大位牌を継ぐ<担ぐ>人)
    • ⸢ウン⸣ネナー ウ⸢ブグヮンス⸣ヌ ⸢オー⸣ルン
      [⸢ʔun⸣nenaː ʔu⸢bugwansu⸣nu ⸢ʔoː⸣ruŋ]
      (あの家には大元祖<位牌>がいらっしゃる)

ウヤグヮンス [⸣ʔujagwansu] (名)

  • ご先祖。「親元祖」の意。
  • Example phrases
    • ⸢クン⸣ネヌ ム⸢トゥ⸣パカナー ⸣ウヤグヮンソーラヌ ⸣クチカミヌ ビ⸢シラリティ⸣ ア⸢リ⸣ブ⸢ダー
      [⸢kun⸣nenu mu⸢tu⸣pḁkanaː ⸣ʔujagwansoːranu ⸣ku̥ʧikaminu bi⸢ʃirariti⸣ ʔa⸢ri⸣bu⸢daː]
      (この家の大きな墓<本墓>には、先祖代々<ご先祖さまから>の骨壷が据え置かれてあるよ)

グヮン [⸣gwaŋ] (名)

  • 願。祈願。若年層は、⸣ガン[⸣gaŋ](願{EOS}祈願)という。
  • Example phrases
    • ク⸢トゥシズーヌ ヤーニンズー⸣ヌ ⸣ドゥーパダニンガイ ⸢キンコーニンガイバ カンヌ⸣マイ ⸣グヮン ⸣タティ ⸢ニン⸣ガイ ッ⸢サルバ⸣ シ⸢キウキ⸣ タ⸢ブ⸣ローリ
      [ku̥⸢tuʃiʣuːnu jaːninʣuː⸣nu ⸣duːpadaniŋgai ⸢kiŋkoːniŋgaiba kannu⸣mai ⸣gwan ⸣tḁti ⸢niŋ⸣gai s⸢saruba⸣ ʃi̥kiuki⸣ ta⸢bu⸣roːri]
      (今年中の家族の体<胴肌>の祈願、健康祈願を神様の前に願を立て、祈願申し上げますので、お聞き届け賜りますように<お聞き届け賜れ>)

グヮンクー [⸢gwaŋ⸣kuː] (名)

  • 頑固。若年層は、⸢ガン⸣クー[⸢gaŋ⸣kuː](頑固)という。
  • Example phrases
    • ⸢ウン⸣ネヌ ⸣アブジェー ドゥ⸢ク⸣ヌ ⸢グヮン⸣クー ヤ⸢ロー⸣レーティ ムー⸢ル⸣ ウ⸢バイ⸣カバイ ⸢シェー⸣ティル ⸣ムネー イ⸢ゾーッ⸣タ
      [⸢ʔun⸣nenu ⸣ʔabuʤeː du⸢ku⸣nu ⸢gwaŋ⸣kuː ja⸢roː⸣reːti muː⸢ru⸣ ʔu⸢bai⸣kabai ⸢ʃeː⸣tiru ⸣muneː ʔi⸢ʣoːt⸣ta]
      (その家のお祖父さんは、非常な頑固者であられたので、みんなびくびくされながら<ぞ>話をなさったものだ)

グヮンス [⸢gwan⸣su] (名)

  • 祖先。先祖。先祖の位牌。「元祖」の義。
  • Example phrases
    • ⸢グヮンス⸣グトゥ [⸢gwansu⸣gutu] (先祖を祀る法事{EOS}「元祖事」の義)。 ⸢グヮンス⸣ムチ [⸢gwansu⸣muʧi] (先祖供養をすべき位牌を継承している人)。 ⸢グヮンスサバ⸣キ [⸢gwansusaba⸣ki] (元祖を探すこと{EOS}血筋をただして元祖を祀ること{EOS}ユ⸢タ{SqBr}ju⸢ta{/SqBr}や⸣サンギンソー{SqBr}⸣saŋginsoː{/SqBr}などのム⸢ヌ⸣シリ{SqBr}mu⸢nu⸣ʃiri{/SqBr}<物知り{EOS}祈祷や占いをする人>に依頼して先祖供養の不足を調べて補足したりした)。⸣ウヤグヮンス[⸣ʔujagwansu](先祖)ともいう。 ⸢グヮン⸣ス サ⸢バカ⸣スンティ イ⸢サナケー ギー⸣ ユ⸢タ⸣ シゥ⸢カイクー⸣タツォー [⸢gwan⸣su sa⸢baka⸣sunti ʔi⸢sanakeː giː⸣ ju⸢ta⸣ sï̥⸢kaikuː⸣taʦoː] (元祖を調べようと石垣島へ行って、ユタ<巫女>を訪ねて使って来たそうだ)

グヮンスパカ [⸢gwansu⸣paka] (名)

  • 元祖墓。ム⸢トゥ⸣パカ[mu⸢tu⸣paka](本墓)というのが普通。旧暦一月十六日のジ⸢ル⸣クニチ[ʤi⸢ru⸣kuniʧi](十六日祭)には親族が墓前に集まって先祖を祭る墓。
  • Example phrases
    • ジ⸢ル⸣クンチェー グ⸢ソー⸣ヌ ⸣ソンガチティ ア⸢ザリ⸣ ム⸢ラズー メーメーヌ グァンス⸣パカナー ッ⸢ふァ⸣マー ウ⸢トゥザマリ⸣ ア⸢ツァ⸣マリティ ⸢ソッ⸣コー ⸢ソーッ⸣タ
      [ʤi⸢ru⸣kunʧeː gu⸢soː⸣nu soŋgaʧiti ʔa⸢ʣari⸣ mu⸢raʣuː meːmeːnu gwansu⸣pakanaː f⸢fa⸣maː ʔu⸢tuʣamari⸣ ʔa⸢ʦa⸣mariti ⸢sok⸣koː ⸢soːt⸣ta]
      (十六日祭は後生の正月と言われており、村中の人が銘銘の元祖墓に子孫、親戚一同が集まって焼香をされた)

グヮンタティ [⸢gwan⸣tati] (名)

  • 立願。発願。「願立て」の義。神仏に願をかけること。
  • Example phrases
    • ⸣ソンガチ パ⸢チニガイ⸣ナー ⸢ヤーニンズー⸣ヌ ⸣ドゥーパダニガイヌ ⸢グヮンタティ⸣ヌ ⸢ニン⸣ガイ ⸢ソーッ⸣タ
      [⸣soŋgaʧi pa⸢ʧinigai⸣naː ⸢jaːninʣuː⸣nu ⸣duːpadanigainu ⸢gwantati⸣nu ⸢niŋ⸣gai ⸢soːt⸣ta]
      (正月初祈願の祭祀に家族の健康祈願<胴肌願い>を祈る立願の祈願をなされた)

グヮンタン [⸢gwan⸣taŋ] (名)

  • 元旦。元日。
  • Example phrases
    • ⸢グヮンタン⸣ヌ シ⸢トゥム⸣テー シ⸢ディ⸣ミジシ ウ⸢ム⸣テー ア⸢ライテイル ニントー ソーッ⸣タ
      [⸢gwantan⸣nu ʃi̥⸢tumu⸣teː ʃi⸢di⸣miʤiʃi ʔu⸢mu⸣teː ʔa⸢raitiru nintoː soːt⸣ta]
      (元旦の朝は若水<孵で水>で顔を洗ってから新年の年始の挨拶<年頭の挨拶は>をされた)

グヮンニチ [⸢gwan⸣niʧi] (名)

  • 元日。元旦。歌謡語。石垣方言からの転訛。「ションガジゥヌ シゥトゥムティ グヮンニチゥヌ アサパナ~」(正月の早朝、元日の朝まだき)「鷲の鳥節」

グヮンプトゥキ [⸢gwampu̥tu⸣ki] (名)

  • がんほどき(願解き)。老年層の言葉。若年層は⸢ガンプトゥ⸣キ[⸢gampu̥tu⸣ki]という。{Mn_1}一月から六月までの間に友利御嶽で祈願したことによって豊年満作と健康繁盛を迎えたことに対する神への感謝の祈願をすること。
  • Example phrases
    • ⸢プール⸣ヌ ⸢ユードゥー⸣シナーヤ ⸢グヮンプトゥ⸣キ ⸢ソー⸣リティー ⸢ナーツァー⸣ イェントゥシヌ ユ⸢ガフバ⸣ ニガイ⸢ヨー⸣ルツォー
      [⸢puːru⸣nu ⸢juːduː⸣ʃinaːja ⸢gwampu̥tu⸣ki ⸢soː⸣riti ⸢naːʦaː⸣ jenduʃinu ju⸢gaɸuba⸣ nigai⸢joː⸣ruʦoː]
      (豊年祭のユードゥーシ<徹夜の祈願>には一月から六月までの諸祈願に対するお礼の祈願をされて、翌日は来年<新年>の世果報<豊年>を祈願されるそうだ)
    • ⸢ニンガイグトゥ⸣ヌ ⸢グヮンプトゥ⸣ケー キ⸢チゴン⸣ナーティル ⸢ソーッ⸣タミー
      [⸢niŋgaigutu⸣nu ⸢gwamputu⸣keː ki̥⸢ʧigon⸣naːru ⸢soːt⸣tamiː]
      (祈願ごとの願解きは結願祭においてなされたのですね)

グヮンプトゥキ [⸢gwampu̥tu⸣ki] (名)

  • {Mn_2}願ほどき<解き>。死者が生前において神仏に祈願したことが成就していたのに、神仏へのお礼の祈願がなされていないときなどに、近親の者が代わってお礼の祈願をすること。⸢ガンプトゥ⸣キ[⸢gamputu⸣ki](願解き)と同じ

サングヮンヌシームヌ [⸣saŋgwannu ⸢ʃiːmunu] (連)

  • 供物の吸い物。⸢三願の吸い物」の義か。大きな祭祀等で神前や仏前に祈願する際に供える吸い物。イ⸢チバンシー⸣ムヌ[ʔi⸢ʧibaŋʃiː⸣munu](一番吸い物)、⸢ニーバンシー⸣ムヌ[⸢niːbaŋʃiː⸣munu](二番吸い物)、⸢サンバンシー⸣ムヌ[⸢sambaŋʃiː⸣munu](三番吸い物)が供えられる。魚肉の塩煮したものを、3、5、7切れの奇数個と餅、モヤシ、昆布、野菜二切れは一番吸い物、三番吸い物に必要な食品で、二番吸い物には豆腐三切れを入れた椀一対だけである。
  • Example phrases
    • ⸣サングヮンヌ ⸢シームノー⸣ ウ⸢ブニン⸣ガイナール ス⸢ク⸣ローッタ
      [⸣saŋgwannu ⸢ʃiːmunoː⸣ ʔu⸢buniŋ⸣gainaːru su̥⸢ku⸣roːtta]
      (三願の吸い物は大きな祈願の際に作られた)

ニングヮン [⸢niŋgwaŋ] (名)

  • 念願。心にかけて願うこと。
  • Example phrases
    • ⸢ユールピー⸣ル ⸢ニングヮン シー トゥーシ アーキ⸣バ カ⸢リユ⸣シ ⸢シー⸣ パリ⸢ヨー
      [⸢juːrupiː⸣ru ⸢niŋgwaŋ ʃiːtuːʃi ʔaːki⸣ba ka⸢riju⸣ʃi ⸢ʃiː⸣ pari⸢joː]
      (夜昼かけて念願しているから航海安全<嘉例吉>に旅をして行きなさいね)