(Noun) Antidote
Define doxuku どぅく Meaning ドゥク
Displaying results for doxuku (duku・どぅく・ドゥク) – ryukyu
JLect: Japonic Languages and Dialects Database
Results from JLect’s Japonic Languages and Dialects Database, created by Zachary Read, © JLect.com.
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A dictionary of the Ryukyuan language
Results from the 沖縄語辞典 データ集 Okinawago jiten dēta-shū (Okinawan Language Dictionary Data Collection), published by the National Institute for Japanese Language and Linguistics, © CC BY 4.0.
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ドゥク duku (duku) ⓪ 名
- 毒。毒物。dukoo~saanikeesi.毒は毒をもって制せよ。
- 毒。有害なこと。'juru Cijuni ?utariiSee~'jaNtisa.夜,露に打たれるのは毒だとさ。
ドゥク duku (duku) ⓪ 名
- ruku(六)と同じ。
ドゥク duku (duku) ⓪ 副
- あんまり。ひどく。過度に。nugaSi~kaneru'waga sumiru ka-naja,sumiriwaN ?asazi ?iruN CikaN.[のがすどくかねるわが染める綛や染めれはも浅地色も着かぬ]どうしてこうまでもわたしの染める綛(恋人)は,染めても色がつかない(反応がない)のか。
ビンドゥク binduku (biNduku) ⓪ 名
- 便毒。横根。多く花柳病に起因するもの。
テードゥク teeduku (teeduku) ⓪ 名
- 胎毒。胎児の時に胎中で受けた毒。
ミドゥクル midukuru (midukuru) ⓪ 名
- 見どころ。miidukuruと同じ。
トゥドゥクーイ tudukuui (tudukuui) ① 名
- (荷物,仕事の進行などが)滞ること。滞り。
- (食物が)消化せずに胃などにたまること。
バンドゥクル bandukuru (baNdukuru) ⓪ 名
文
- baNzu[番所]の文語。韻文で用いる。makutu nani tacuru sjujanu~,nakajamaja kusjati'Nnatu me naci.[まこと名に立ちゆる塩屋の番所中山やくしやて港前なち(花売之縁)]まことに名高い塩屋の番所だ。中山を背にし港を前にして。
チヌドゥク chinuduku (cinuduku) ① 名
文・古、新
- 〔文・古〕残念。tamamuranu'waka?azi tuinugaci 'uraN,niburu miN niraN ~du 'jataru.[玉村の若按司 取逃ちをらん ねぶる目もねらん 気の毒どやたる(忠臣身替)]玉村の若按司を取り逃がしてしまって,寝ようにも安心して寝られない。残念である。
- 〔新〕気の毒。
ドゥクグスイ dukugusui (dukugusui) ⓪ 名
- 毒薬。
ドゥクニチ dukunichi (dukunici) ⓪ 名
- rukuniciと同じ。
フィードゥクル fiidukuru (hwiidukuru) ⓪ 名
- 寒い所。寒冷地。
イバドゥクル ibadukuru (?ibadukuru) ⓪ 名
- ?ibaidukuruと同じ。
ミードゥクル miidukuru (miidukuru) ⓪ 名
- 見どころ。見る価値のあるよいところ。
ニードゥクル niidukuru (niidukuru) ⓪ 名
- 村の神官の家。niijaともいう。根どころの意。一部落(旧行政区画の村)に一軒ずつあり,その部落でもっとも有力な一族の本家にあるのが普通。nigami(神官たる女)と,niiNcu(そこの男主人)とがいる。
トゥイドゥクル tuidukuru (tuidukuru) ⓪ 名
- とりえ。長所。nuu~-N neeN.何のとりえもない。
ドゥクゲーシ dukugeeshi (dukugeesi) ⓪ 名
- 毒消し。毒気を解き消すこと。-geesi<keesjuN。~sjuN.毒を消す。
ドゥクグヮチ dukugwachi (dukugwaCi) ⓪ 名
- rukugwaCiと同じ。
イバイドゥクル ibaidukuru (?ibaidukuru) ⓪ 名
- ?ibaiと同じ。
ヌクドゥクル nukudukuru (nukudukuru) ⓪ 名
- 暖かい所。
A dictionary of the Ryukyuan language
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どうぐ 【道具】
Phrases
- ~一切 dooguhyoogu
- ~がよいこと doogumasai
どうくつ 【洞窟】
とうくねんぼ 【唐九年母】
ちゃどうぐ 【茶道具】
ふるどうぐや 【古道具屋】
Dictionary of the Practical Use of Okinawan
Results from the うちなーぐち活用辞典テキストデータベース Uchinaaguchi katsuyō jiten tekisuto dētabēsu (Dictionary of the Practical Use of Okinawan), by Shinsho Miyara, © CC BY-ND 3.0 DEED.
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どぅく
- 毒
- やなぐち さい、みっくゎさ さい、にーたさ さいっし やなぢむ むっち っちゅんかい どぅこー くゎーさんけー。
(悪口したり、嫌ったり、妬んだりして悪気で人に毒を喰わすな) - ふぃんがーいちゃぐゎーぬ しる ぬまーに どぅーぬ どぅく さぎてぃ どぅくげーし すん。
(イカ汁を飲んで体の毒を流して解毒する)
Example phrases
いば どぅくる
- 密集している所
- なーふぁぬ まちぐゎーや いち っんぢゃんてーまん いばどぅくる やさ やー。
(那覇の市場はいつ行っても混雑しているね) - あったーや うっさきーぬ うふやーにんじゅ なとーてぃ あんし いばどぅくるんかい しまとーん やー。
(あの人たちはあんなに大家族なのにあんなに窮屈にして住んでいるね)
Example phrases
*(参考)っちゅぬ みっちゃかーん そーる とぅくる(人がいっぱいいる所)
しに どぅくる
- 死に場所
- ゐんぬ あてぃどぅ みーとぅ なとーくとぅ、をぅとぅぬ やーぬどぅ しにどぅくる やる。
(縁があってこそ夫婦になっているので、夫の家が死に場所だ)
Example phrases
そー どぅくる
- 急所
- そーどぅくる きらりやーに いーちん ならん、ぱったりげーやー さん。
(急所を蹴られて息も出来ない、七転八倒した)
Example phrases
とぅい どぅくる
- 長所
- ぬーぬ とぅいどぅくるん ねーらん っちゅんちん をぅみ? っちゅんかえー かんなじ たーにん まきらんくとぅぬ てぃーちぇー あんでぃ。
(何の長所もない人間っているのか。人にはかならず誰にも負けないことが1つはあるって)
Example phrases
とぅどぅくーいん
- 滞る、消化不良を起こす
- あんだじしびけーん かまーに とぅどぅくーとーっさー。
(三枚肉だけを食べて消化不良を起こしているよ)
Example phrases
ぬち どぅくる
- 急所
- てぃー ちかいる ばすねー ぬちどぅくる さーてー ならん。
(空手を使う際には急所に触れてはならない)
Example phrases
ゆくい どぅくる
- 休憩所
- やんばるんかい いちゅる みちなかぬ あまくまんかい ゆくいどぅくるぬ ちゅくらっとーん。
(ヤンバルに行く途中のあちらこちらに休憩所が造られている)
Example phrases
Audio Database of Hatoma Lexicon
Results from the 鳩間方言 音声語彙データベース Hatoma hōgen onsei goi dētabēsu (The Audio Database of Hatoma Lexicon), by Shinichi Kajiku and Natsuko Nakagawa, © CC BY-SA 3.0 DEED
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ウードゥク [⸢ʔuː⸣duku] (名)
- 大引き。ユ⸢カム⸣チ[ju⸢kamu⸣ʧi](床の根太、床支え)を支える横材。
- ユ⸢カムチ⸣バ ッ⸢サンターラ⸣ ムタイ シゥ⸢カイブー ムール ウー⸣ドゥクティ ア⸢ズ⸣ミー
[ju⸢kamuʧi⸣ba s⸢santaːra⸣ mutai sï̥⸢kaibuː muːru ʔuː⸣dukuti ʔa⸢ʣu⸣miː]
(根太<床持ち>を下から持ち上げ支えているものが大引きと言うんだろう?)
Example phrases
ウドゥクン [ʔu⸢du⸣kuŋ] (自動)
- 欠損する。ウ⸢ドゥキ⸣ルン[ʔu⸢duki⸣ruŋ]と同じ。
- ユ⸢ク⸣ スクカー ウ⸢ドゥ⸣クン
[ju⸢ku⸣ su̥kukaː ʔu⸢du⸣kuŋ]
(欲張ると欠損する) - ウ⸢ドゥカ⸣ヌ
[ʔu⸢duka⸣nu]
(欠損しない) - ウ⸢ドゥ⸣キティ ⸢ピン⸣ギ ⸣パレーン
[ʔu⸢du⸣kiti ⸢piŋ⸣ gi pareːŋ]
(欠損して逃げて行った) - ウ⸢ドゥ⸣ク ⸣クトゥン ⸣アン
[ʔu⸢du⸣ku ⸣kutuŋ ʔaŋ]
(欠損することもある) - ウ⸢ドゥ⸣ケーカー
[ʔu⸢du⸣keːkaː]
(欠損したのなら) - ウ⸢ドゥ⸣キ
[ʔu⸢du⸣ki]
(欠損しろ) - ウ⸢ヌ⸣ ア⸢キ⸣ナイナ ウ⸢ドゥ⸣キティル マ⸢チヤーヤ トー⸣レーツォー
[ʔu⸢nu⸣ ʔa⸢ki⸣naina ʔu⸢du⸣kitiru ma⸢ʧijaːja toː⸣reːʦoː]
(その商売にしくじり、欠損をして店はつぶれた<倒れた>そうだ)
Example phrases
カナドゥク [ka⸢naduku] (名)
- かなとこ(金床)。かなしき(金敷)。鍛冶屋道具の一つ。板金作業をする際の鋼鉄製の台。
- カ⸢ナドゥクヌ ナーン⸣カー ⸢カンザヤー⸣ヌ シ⸢グトー⸣ ナ⸢ラ⸣ヌ
[ka⸢nadukunu naːŋ⸣kaː ⸢kanʣajaː⸣nu ʃi⸢gutoː⸣ na⸢ra⸣nu]
(金床が無いと鍛冶屋の仕事は出来ない)
Example phrases
ティドゥク [ti⸢du⸣ku] (名)
- 山の名。西表北岸の⸢クーラ[⸢kuːra](久浦)、トゥ⸢マダー[tu⸢madaː](泊田)、⸢ケー⸣ダ[⸢keː⸣da](慶田)の南に聳える古見の連山。この山からウ⸢ブ⸣ミジ[ʔu⸢bu⸣miʤi](大見謝川)、⸢ケーダガー⸣ラ[⸢keːdagaː⸣ra](ケーダ川)、⸢クーラガーラ[⸢kuːragaːra](久浦川)、ナ⸢ダラガーラ[na⸢daragaːra](ナダラ川)などが流出する
ドゥク [⸣duku] (名)
- 毒。
- パ⸢ブヌ⸣ ドゥコー ⸢スー⸣ワン
[pa⸢bunu⸣ dukoː ⸢suː⸣waŋ]
(蛇の毒は強い) - ⸣アバイズヌ ⸣ドゥク
[⸣ʔabaiʣunu ⸣duku]
(おにだるまおこぜの毒) - シ⸢トゥチ⸣ヌ ⸣ナロー バ⸢リティ⸣ ミ⸢ジ⸣ナー シ⸢キティ⸣ ドクヌギ ⸢サン⸣カー ⸢ビー⸣ルン⸢ダー
[ʃi̥⸢tutʧi⸣nu ⸣naroː ba⸢riti⸣ mi⸢ʤi⸣naː ʃi̥⸢kiti⸣ dukunugi ⸢saŋ⸣kaː ⸢biː⸣run⸢daː]
(蘇鉄の実は割って水に浸けて毒抜きをしないと食中毒するよ)
Example phrases
ドゥク [⸣duku] (副)
- あまりに。甚だ。ひどく。過度に。「酷く<非道く」の転訛したものか。
- ヤ⸢ラ⸣ベー ⸣ドク ⸢フンダイ⸣ シ⸢ムーンドー⸣シ ン⸢メーマ⸣ナー ⸢シシキ⸣ ナ⸢ラーサン⸣カー ⸢マイフナー⸣ マ⸢ラン⸠ダー
[ja⸢ra⸣beː ⸣duku ⸢ɸundai⸣ ʃi⸢mundoː⸣ʃi ʔm⸢meːma⸣naː ⸢ʃiʃi̥ki⸣ na⸢raːsaŋ⸣kaː ⸢maiɸunaː⸣ ma⸢ran⸣⸠daː]
(子供はあまり我儘放題にさせないで少しずつは仕付け<躾>て教えないと立派な子<利口な子>には育たないよ) - ⸣ドゥク ア⸢サブナ
[⸣duku ʔa⸢sabuna]
(あまり遊ぶな)
Example phrases
ドゥクードゥク [du⸢kuːduku] (副)
- よくもまあ~か。相手の行動を強く非難する。よもや~まいね。まさか~まいね。普通では考えられないことをしでかした時などに、驚き呆れて相手を非難していう。主文の文頭に用いられ、文末に疑問・反語の表現を伴って、期待しないことを強調して表す。
- ⸢ワッ⸣サンティ ッ⸢シブリティ⸣ ドゥ⸢クードゥク ワー⸣ アイル ⸢スーテー
[⸢was⸣santi ʃ⸢ʃi buriti⸣ du⸢kuːduku waː⸣ ʔairu ⸢suːteː]
(悪いと知りながら<知っていて>、君はよくもまあ そのようにすることが出来るものだね<そのようにぞするのか>) - ド⸢クードゥク⸣ アイブ ク⸢トゥ⸣ヌ シ⸢ラリワ
[du⸢kuːduku⸣ ʔaibu ku̥⸢tu⸣nu ʃi⸢rariwa]
(まさかあんなことが出来るものか<よくもまあ あんなことが出来るものだ>)
ま
さか~か。よもや~まいね。いくらなんでも~か。みすみす(見す見す)- ~か。下に疑問、反語の語を伴って期待しないことを表す。 ドゥ⸢クードゥク⸣ アイブー ク⸢トゥ⸣ヌ ナルン⸢トゥー
[du⸢kuːduku⸣ ʔaibuː ku̥⸢tu⸣nu ⸣narun⸢tuː]
(まさかあんなことが出来るものか、出来やしない) - ウ⸢ヤ⸣バ ⸢タン⸣ガ ヌ⸢カ⸣シティ ⸢ワー⸣ ドゥ⸢クードゥク⸣ ンジ パ⸢ラリン
[ʔu⸢ja⸣ba ⸢taŋ⸣ga nu⸢ka⸣ʃi̥ti ⸢waː⸣ du⸢kuːduku⸣ ʔnʤi pa⸢rariŋː]
(親を一人残して、君はまさか出て行けるのか)
Example phrases
ドゥクガイシ [du⸢kugai⸣ʃi] (名)
- 毒消し。解毒。「毒返し」の義。
- パ⸢ブヌ⸣ ドゥ⸢クガイ⸣シェー ⸣ヌーカヤー
[pa⸢bunu⸣ du⸢kugai⸣ʃeː ⸣nuːkajaː]
(蛇毒の毒消し<毒返し>は何かねえ) - ナ⸢チヌ⸣ アツァ ⸣ピンマー ドゥ⸢クガイ⸣シティ ⸢シー ウイ⸣プスンケーヤ ア⸢チサー⸣バ ヌ⸢モーッタ⸣ル
[na⸢ʧinu⸣ ʔaʦa ⸣pimmaː du⸢kugai⸣ʃiti ⸢ʃiː ʔui⸣pu̥suŋkeːja ʔa⸢ʧisaː⸣ba nu⸢moːtta⸣ru]
(夏の暑い時には、毒消し<毒返し>といって、老人たちは熱いお茶を飲まれた)
Example phrases
ドゥクナバ [⸣dukunaba] (名)
- 毒キノコ。
- ⸣ドゥクナバー ッ⸢ふァーラヌ⸣ ウ⸢リ⸣ ッ⸢ふー⸣カー ⸢ビー⸣ルン⸢ダー
[⸣dukunabaː f⸢faːranu⸣ ʔu⸢ri⸣ f⸢fuː⸣kaː ⸢biː⸣run⸢daː]
(毒キノコは食べられない{EOS}それを食べると食中毒するよ)
Example phrases
ドゥクナリ [⸣dukunari] (副)
- あまりにもひど(酷)くなって。ひどく(酷く)。
- ⸢ウンザー⸣ ドゥクナリ ⸢フンダイ シーブンダ シーシキ⸣ トゥ⸢ラ⸣シバ
[⸢ʔunʣaː⸣ dukunari ⸢ɸundai ʃiːbunda ʃiːʃi̥ki⸣ tu⸢ra⸣ʃiba]
(こいつはあまりにも酷く我儘のし放題だから<我儘しているから>仕付け<尻を叩いて躾ける>をしてやれ<とらせ>よ) - ⸣ドゥクナリ ⸢ブー⸣カー イ⸢ジ⸣ トゥ⸢ラ⸣シバ
[⸣dukunari ⸢buː⸣kaː ʔi⸢ʤi⸣ tu⸢ra⸣ʃiba]
(度を過ごして酷いようだったら<酷くなっているなら>叱ってやりなさいよ)
Example phrases
ドゥクヌギ [⸣dukunugi] (名)
- 毒抜き。毒消し。
- シ⸢トゥッチ⸣ヌ ⸣ナロー バ⸢リティ ミーヤ⸣ ヌイ ミ⸢ジ⸣ナ シ⸢キティ⸣ ティダナ ⸣プシ サ⸢ラシティル⸣ ドゥクヌギ ⸢ソーッ⸣タ
[ʃi̥⸢tutʧi⸣nu ⸣naroː ba⸢riti miːja⸣ nui mi⸢ʤi⸣na ʃi̥⸢kiti⸣ tidana ⸣pu̥ʃi sa⸢raʃi̥tiru⸣ dukunugi ⸢soːt⸣ta]
(蘇鉄の実は切り割って中身を抜き、水に浸けて太陽に干し、晒して<ぞ>毒抜きはされたものだ)
Example phrases
ドゥクフチル [⸣dukuɸu̥ʧiru] (名)
- 毒薬。明治生まれの話者は⸣ドゥクフシル[⸣dukuɸu̥ʃiru](毒薬)という。
- フ⸢チル⸣トゥ ⸣ドゥクフチルバ マ⸢チ⸣ガイ ⸣ヌミティル ⸢マーラシェー⸣ティ⸢ダー
[ɸu̥⸢ʧiru⸣tu ⸣dukuɸu̥ʧiruba ma⸢ʧi⸣gai ⸣numitiru ⸢maːraʃeː⸣ti⸢daː]
(薬と毒薬を間違えてのんで<ぞ>亡くなられたそうだよ)
Example phrases
トゥクルドゥクル [tu̥⸢kuruduku⸣ru] (名)
- 所々。あちらこちら。ここかしこ。
- トゥ⸢クルドゥク⸣ルナー プ⸢スヌ⸣ タティ ⸢ベー⸣ ムヌヌ ミ⸢ラ⸣リン
[tu̥⸢kuruduku⸣runaː pu̥⸢sunu⸣ tḁti ⸢beː⸣mununu mi⸢ra⸣riŋ]
(所々に人の立っているのが見える<見られる>)
Example phrases
トゥドゥクールン [tu⸢dukuː⸣ruŋ] (自動)
- uby{滞}{トドコオ}る。標準語の転訛したもの。若年層の使用語。老年層は、タ⸢マルン[ta⸢maruŋ](溜まる)を多用する。
- ウ⸢カ⸣ヌ パ⸢ライミー⸣ヌ トゥ⸢ドゥクー⸣ルン
[ʔu⸢ka⸣nu pa⸢raimiː⸣nu tu⸢dukuː⸣ruŋ]
(借金の支払いが滞る) - トゥ⸢ドゥクーラ⸣ヌ
[tu⸢dukuːra⸣nu]
(滞らない) - トゥ⸢ドゥクー⸣リ ⸢ナー⸣ヌ
[tu⸢dukuː⸣ri ⸢naː⸣nu]
(滞ってしまった) - トゥ⸢ドゥクー⸣ル ⸣クトゥン ⸣アン
[tu⸢dukuː⸣ru ⸣ku̥tuŋ ⸣ʔaŋ]
(滞ることもある)
Example phrases
トゥドゥクン [tu⸢du⸣kuŋ] (自動)
- {PoS_1}届く。
- ア⸢チ⸣ライ ⸣シケータ シ⸢ナムノー⸣ キュー トゥ⸢ドゥ⸣クンティ シ⸢タヌ⸣ マ⸢ダ⸣ トゥ⸢ドゥカン⸣バン
[ʔa⸢ʧi⸣rai ⸣ʃi̥keːta ʃi⸢namunoː⸣ kjuː tu⸢du⸣kunti ʃi̥⸢tanu⸣ ma⸢da⸣ tu⸢dukam⸣baŋ]
(注文して<誂えて>おいた品物は今日届くと言ったが、まだ届かないよ) - カ⸢マーバー⸣キ トゥ⸢ドゥ⸣ク ⸣クトー ⸢ナーヌ⸣ヌ トゥ⸢ドゥ⸣ケー ⸣ミサムヌ
[ka⸢maːbaː⸣ki tu⸢du⸣ku ⸣ku̥toː ⸢naːnu⸣nu tu⸢du⸣keː ⸣misamunu]
(あそこまで届くことはないが、届けば良いのに) - ⸢ティー⸣ヤ トゥ⸢ドゥ⸣キ ⸢ベー⸣ン
[⸢tiː⸣ja tu⸢du⸣ki ⸢beː⸣ŋ]
(手は届いている) - ⸢パー⸣ク トゥ⸢ドゥ⸣キ
[⸢paː⸣ku tu⸢du⸣ki]
(早く届け)
Example phrases
トゥドゥクン [tu⸢du⸣kuŋ] (他動)
- {PoS_2}届ける。
- トゥ⸢ドゥ⸣キ ⸣ミサカー ク⸢レー⸣ バー トゥ⸢ドゥ⸣クン
[tu⸢du⸣ki ⸣misakaː ku⸢reː⸣ baː tu⸢du⸣kuŋ]
(届けてよければ、これは私が届ける) - ⸢ワー⸣ トゥ⸢ドゥカン⸣カー トゥ⸢ドゥ⸣ク プ⸢ソー⸣ ブ⸢ラーヌ
[⸢waː⸣ tu⸢dukaŋ⸣kaː tu⸢du⸣ku pu̥⸢soː⸣ bu⸢raːnu]
(君が届けないと、届ける人はいない) - ⸣ドゥーシ トゥ⸢ドゥ⸣ケー ⸣ミサムヌ
[⸣duːʃi tu⸢du⸣keː ⸣misamunu]
(自分で届ければ良いのに) - ク⸢リン⸣ トン トゥ⸢ドゥ⸣キ
[ku⸢rin⸣ton tu⸢du⸣ki]
(彼の所に届けろ)
Example phrases
トゥリドゥクル [tu⸢riduku⸣ru] (名)
- とりえ(取り柄)。長所。「なにがしを取りどころにおぼしける御心は~。」『源氏物語<東屋>』の転訛したもの。
- ⸢ピー⸣チンツァン トゥ⸢リドゥクル⸣ヌ ⸢ナーン⸣ プ⸢ソー⸣ ブ⸢ラーヌ
[⸢piː⸣ʧinʦan tu⸢ridukuru⸣nu ⸢naːm⸣ pu̥⸢soː⸣ bu⸢raːnu]
(一つでも取り柄のない人はいない)
Example phrases
ヌチドゥクル [nu⸢ʧiduku⸣ru] (名)
- 急所。ウ⸢トゥ⸣シ[ʔu⸢tu⸣ʃi](みぞおち<鳩尾>)など。体の中で、そこを害すると生命にかかわる大事なところ。
- ウ⸢トゥ⸣シェー ヌ⸢チドゥク⸣ル ヤ⸢ルンダ⸣ ウマ ⸢ナー⸣ト シ⸢ケー⸣ ナ⸢ラン⸣ダー
[ʔu⸢tu⸣ʃeː nu⸢ʧiduku⸣ru ja⸢runda⸣ ʔuma ⸢naː⸣to ʃi̥⸢keː⸣ na⸢ran⸣daː]
(みぞおち<鳩尾>は急所だから、そこをなぞ突いてはいけないぞ)
Example phrases
ヌドゥクンツァー [nu⸢dukun⸣ʦaː] (名)
- 喉を詰まらせて、むせかえる< uby{噎}{ム}せ返る>こと。むせぶ<咽ぶ>こと。激しく咳き込むこと。
- ミ⸢ジバ⸣ ユ⸢クヌドー⸣ ウ⸢タシ⸣ティ ヌ⸢ドゥクン⸣ツァー ⸢シーベー
[mi⸢ʤiba⸣ ju⸢kunudoː⸣ ʔu⸢taʃi̥⸣ti nu⸢dukun⸣ʦaː ⸢ʃiːbeː]
(水を気管支<別喉>に落として喉を詰まらせて uby{噎}{ム}せ返っている)
Example phrases
ブドゥク [bu⸢du⸣ku] (名)
- (動)貝の名。和名ロウソクイモ。殻は厚くて高い。ら塔は平たく、円錐形状をなす。沿岸の海底砂地に棲息する。子供は、煮て身を取った後の殻の上半分割って親指と中指で uby{捻}{ヒネ}って回転させ、独楽の代用にして遊んだ。
- ブ⸢ドゥ⸣クシ ⸣クマ ス⸢ク⸣リティ ⸢マーシ⸣ ア⸢サブタ
[bu⸢du⸣kuʃi ⸣kuma su̥⸢ku⸣riti ⸢maːʃi⸣ ʔa⸢sabuta]
(ブドゥク貝で独楽を作って回して遊んだ) - イモガイ科の仲間のマガキガイ。サラサミナシ『原色沖縄海中動物生態図鑑』。 ム⸢カ⸣シェー ブ⸢ドゥク⸣ヌ グ⸢ル⸣シ ⸣コマ ス⸢ク⸣リティ ⸢マーシ⸣ ア⸢サブタン
[mu⸢ka⸣ʃeː bu⸢duku⸣nu gu⸢ru⸣ʃi ⸣koma su̥⸢ku⸣riti ⸢maːʃi⸣ ʔa⸢sabutaŋ]
(昔はブドゥク貝の殻で独楽を作って回して遊んだものだ)
Example phrases
Prosodic materials of the Southern Ryukyuan Yaeyama Miyara dialect
Results from the [関連データ]南琉球八重山語宮良方言の名詞アクセント資料 [Kanren dēta] Minami Ryūkyū Yaeyama-go Miyara hōgen No meishi akusento shiryō ([Relevant Data] Prosodic materials of the Southern Ryukyuan Yaeyama Miyara dialect), by Kenan Celik, Aso Reiko and Kohei Nakazawa, © CC BY-NC 3.0 DEED
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ドゥク [duku] L (名)
- 毒
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(Noun) Cat, felidae, felis catus, Iriomote cat, wildcat
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言葉の助言:
- doxui (どぅい) — Japanese adjective (adverbial form)