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Define chiri ちり Meaning チリ

Displaying results for chiri (chiri・ちり・チリ) – ryukyu

JLect: Japonic Languages and Dialects Database

Results from JLect’s Japonic Languages and Dialects Database, created by Zachary Read, © JLect.com.

Search languages: Japonic (all languages and dialects) ↔ English ↔ Japanese

Ryukyu (Okinawa)

ちり【霧】

(Noun) Fog, mist, brume

Ryukyu (Yamatu)

ちりばこ【ちり箱・塵箱】

(Noun) Garbage can, trash can, rubbish bin

Ryukyu (Okinawa)

くびちりどぅし【首切り同士・首切り同志】

(Noun) Close friend, best friend, sworn friend, blood brother

Ryukyu (Okinawa)

ちんとぅ

(Adverb) Precisely, exactly

Ryukyu (Okinawa)

ぐみうち【塵打ち】

(Noun) Feather duster

A dictionary of the Ryukyuan language

Results from the 沖縄語辞典 データ集 Okinawago jiten dēta-shū (Okinawan Language Dictionary Data Collection), published by the National Institute for Japanese Language and Linguistics, © CC BY 4.0.

Search languages: Okinawan → Japanese

チリ chiri (ciri) ⓪ 名

  1. きれ。布。
  2. きれ。切れ端。

チリ chiri (ciri) ① 名

  1. 塵。ごみ。~N'jama najuN.塵も積もれば山となる。

チリ chiri (ciri) ① 名

  1. 桐。

チリ chiri (ciri) ① 名

  1. 霧。

チリ chiri (ciri) ① 名

  1. 連れ。同伴者。仲間。

ーチリ -chiri (-ciri) 接尾

  1. 田畑を数える時の接尾辞。枚。cuciri(一枚),taciri(二枚)など。
  2. 切れ。魚・菓子などの切ったものを数える時の接尾辞。(-caaiの項参照)

チリー chirii (cirii) ① 名

  1. きれい。清潔。bucirii(不潔)の対。ciriiNともいう。~na.きれいな。

チリン chirin (ciriN) ⓪ 名

  1. 麒麟。中国の想像上の動物。

イチリ ichiri (?iciri) ⓪ 名

  1. 一里。

ウチリ uchiri (?uciri) ⓪ 名

  1. おき。薪が燃えて炭火のようになったもの。たきおとし。

ウチリ uchiri (?uCiri) ⓪ 名

  1. あくこと。容器・部屋などがあくこと。
  2. お返し。おうつり。もらい物をした時に,返す容器の中に入れる形式的なお返し。多くはちょっとした食べ物を入れる。

チリエー chiriee (ciriee) ⓪ 名

  1. 打ち合わせ。下相談。

チリファ chirifa (cirihwa) ⓪ 名

  1. 物事・言行のけじめ,または,きり。~nu'jutasjaN.きりがいい。~nu'waQsaN.きりが悪い。

チリーン chiriin (ciriiN) ① 名

  1. きれい。清潔。~na.きれいな。~ni sjuN.きれいにする。

チリミ chirimi (cirimi) ⓪ 名

  1. 切れ目。切れた所。'jaSeenu~.野菜の切り口。

チリミ chirimi (Cirimi) ① 名

  1. 同じ年ごろ。結婚の相手としてころあいな同年輩。'inuCirimiともいう。satimu sati ?aNmaa,~naru 'wikiga…(泊阿嘉)何とまあ,ばあや,同じ年ごろの男が…。

イチリー ichirii (?icirii) ⓪ 名

  1. 一礼。~sjuN.

マチリ machiri (maCiri) ① 名

  1. まつり。祖先の祭祀。

ムチリ muchiri (muCiri) ① 名

  1. 男女が互いに離れられない仲になること。

ウッチリ ucchiri (?uQciri) ① 名

  1. 見切り品。売れ残りの品。

A dictionary of the Ryukyuan language

Results from the 沖縄語辞典 データ集 Okinawago jiten dēta-shū (Okinawan Language Dictionary Data Collection), published by the National Institute for Japanese Language and Linguistics, © CC BY 4.0.

Search languages: Japanese → Okinawan

ちり 【塵】

See also

Phrases

ちりぢり 【散り散り】

See also

ちりとり 【塵取り】

ちりょう 【治療】

Phrases

ちりあくた 【塵芥】

いちり 【1里】

いちりん 【1厘】

きっちり

しちりん 【7厘】

はちりん 【8厘】

ばっちり

いちりづか 【1里塚】

See also

いちりんせん 【1厘銭】

Dictionary of the Practical Use of Okinawan

Results from the うちなーぐち活用辞典テキストデータベース Uchinaaguchi katsuyō jiten tekisuto dētabēsu (Dictionary of the Practical Use of Okinawan), by Shinsho Miyara, © CC BY-ND 3.0 DEED.

Search languages: Japanese ↔ Okinawan

ちりーん (ちりたん、ちりらん、ちりてぃ)

  • (極限状態に達して)切れる
  • Example phrases
    • やま ちりーん。
      (混乱の極限状況になっている)
    • あれー いぢ/はじ/ちぶる ちりとーん。
      (あの人は勇気がある/恥知らずである/頭がいい)

あちりーん (あちりたん、あちりらん、あちりてぃ)

  • 熱くなる
  • Example phrases
    • ちゅーしゃじょーぬ くるまんかい むどぅいねー、くるまぬ あちりてぃ ふぁーふぁーっし まーん さーららん、ぬいん ならん。
      (駐車場の車に戻ると、車が熱くなってぢりぢりしてどこも触れない、乗るのもできない)

うーちりばんた

  • 断崖絶壁
  • Example phrases
    • うーちりばんたとぅっし ゆー しらっとーしぇー くんぢゃんぬ かやうちばんたとぅ ふぃどぅみさちとぅ うんなぬ まんざもー やん。
      (断崖絶壁として知られているのに、国頭の茅打ちばんたと辺戸岬と恩納の万座毛である)

うちり びー

  • おき火、赤く熱した炭火
  • Example phrases
    • んかしぇー うちりびーさーに あいろん かきたい、ちゃー ふかちゃい、むち やちゃい そーたん。
      (昔はおき火でアイロンをかけたり、お茶を沸かしたり、餅を焼いたりしていた)

うみ ちり

  • 思い切り
  • Example phrases
    • ゆーわたいや うみちり でーいちんちん あくとぅ、ゆー くくりり よー。
      (世渡りは思いっきりが大切ってこともあるので、よく心得ておきなさい)

かじ ちり あびー

  • 首筋が切れるほどの叫び
  • Example phrases
    • せんきょんかい たちゅる っちゅぬちゃーや あまくまをぅてぃ かじちりあびーっし どぅーぬ なー うってーとーたん。
      (選挙に立つ人たちはあちらこちらで首筋が切れるほど大声で自分の名前を訴えていた)

くす ちり ばい

  • 一目散に走ること
  • Example phrases
    • そー ぬぎてぃ いっさんばーえー そーしんかい くすちりばい そーんでぃ いーん。
      (我を忘れて懸命に走っているのに「くすちりばい」していると言う)

*(参考)ぬちちりばい(死に物狂いで走ること)、ぬちちりばたらち(死に物狂いで働くこと)

さち ちりーん (〜ちりたん、〜ちりらん、〜ちりてぃ)

  • 咲き誇っている
  • Example phrases
    • 「なぐぬ さくらー さちちりとーみ?」「なーだ さちちってーをぅらん どー」
      (「名護の桜は満開ですか」「まだ満開ではないよ」)

しんちりーん (しんちりたん、しんちりらん、しんちりてぃ)

  • 澄み切る
  • Example phrases
    • みじぬ しんちりとーる かーらんかいん みんぐぃとーる とぅくるんかいん いちむしぇー をぅん。
      (水が澄んでいる川にも濁っているところにも生き物はいる)

とぅっちり ぢん

  • 絣の着物
  • Example phrases
    • とぅっちりぢのー ふさー あしが、てぃー っんぢゃさらん あたい たかむん やくとぅ、んーぢゅる うっぴさーに ちもー みたちょーん。
      (絣の着物は欲しいが、手が出ないほど高価なので、見るだけで満足してている)
    • とぅっちりぢん ういる っちゅん いきらく なてぃ てぃーん っんぢゃさらん あたいぬ でー なとーん。
      (絣の着物を織る人も少なくなって手も出せないほどの値段になっている)

にー ちりーん (〜ちりたん、〜ちりらん、〜っちりてぃ)

  • 根治する
  • Example phrases
    • やんめーぬ がくむのー だてーん ししでーをぅしが、さきがこー にーちりーしぇー なーだ なだやしこー ねーらん。
      (医学はずいぶん進歩しているが、癌は完治するのはまだ容易ではない)

ぬち ちり ばたらち

  • 死にもの狂いで働くこと
  • Example phrases
    • っくゎぬちゃー むぬかますんでぃち んかしぬうやぬちゃーや ぬちちりばたらちっし ふどぅっわーちょーたん。
      (子どもたちを食べさせるといって昔の親たちは死にもの狂いで働き育てていた)

ぬばちりーん (〜ちりたん、〜ちりらん、〜ちりてぃ)

  • くたばる
  • Example phrases
    • ぬー やてぃん かぎんでぃーしぬ あいどぅ する。あとぅさちぬ くとぅ ぬーん かんげーらんぐとぅ しくち ちゃーしー さーに ぬばちりてぃ ねーらん。
      (何でも加減というのがあるものだ。後先のことを何も考えないで仕事をずうっとしてくたばってしまった)

ぬば ちり むん

  • だらしない者
  • Example phrases
    • をぅとー ゆー はまやー やたしが、ゆぬなかぬ じんぬ みぐいぬ わっさくとぅ、しくちん ちぢきららん なてぃあとぅから ぬばちりむん なとーん。
      (夫は頑張りやだったが、世の中が不況なので、仕事も続けられなくなって後からだらしない者になっている)

はっちりーん (はっちりたん、はっちりらん、はっちりてぃ)

  • はじける
  • Example phrases
    • じゃくらぬ っんでぃ はっちりとーん。
      (ザクロが熟んではち切れている)
    • はっちりらわどぅ/はっちりてぃからどぅ かまりーん どー。
      (はち切れれば/はち切れてから食べられるよ)
    • どぅく くぇーてぃ あんし ちんぬ はっちりとーる。
      (あまりにも太ってあんなに服がはち切れている)
    • 「さーたーあんだぎー」や はっちりとーしどぅ まーさる。
      (「さーたーあんだぎー」ははち切れているのがおいしい)

はっちりら ちりら すん (〜さん、〜さん、〜っし)

  • はちきれそうだ
  • Example phrases
    • ありんくりん いってーくとぅ ふくるぬ なまにん はっちりらちりら そーん。
      (あれもこれも入っているので、袋は今にもはち切れそうになっている)

ぶちりー

  • 不潔(人に対して用いる)
    ⇒ ぶちりーな むん(不潔な者)、ちりーな っちゅ(清潔な人) あれー ぬーやてぃんしむるー やてぃ ぶちりー どー。(あいつは何だってかまわない奴で不潔だよ) ぶちりーな てぃーさーに くれー さーんな よー。(汚い手ではこれは触るなよ) しーらー くちからどぅ いーくとぅ、ぶちりーな てぃーしぇー むぬ かむな よー。(障りは口から入るので、汚い手ではものを食べるなよ)

ぼーちり/ぼーちらー

  • 乱暴者
  • Example phrases
    • =っちゅぬ いーし ちかんぬー
      (人の言うことを聞かない者)
    • あれー ちゃくし なとーてぃ、かみぐとぅん とーとーめーぐとぅん うやふぁーふじぐとぅん ぬーん わからん。
      (あの人は長男なのに、神事もお供え事も先祖のことも何もわからない)

ふぃっ ちり びっちり すん (〜さん、〜さん、〜っし)

  • 切れ切れにする
  • Example phrases
    • っやー むぬ いーよーや ふぃっちりびっちりっし ぬーんでぃが いちょーら むる わからん。
      (あなたのものの言い方は途切れがちで何と言っているのかまったく解らない)
    • っうぇんちゅぬ かでーんねーっし むのー あまくま ふぃっちりびっちりっし かむな よー。
      (ねずみの食べたように食べ物はあっち噛んだりこっち噛んだりして食べるなよ)
    • ふぃっちりびっちりっし じのー けーすな、すらーち むっちくーわ。
      (切れ切れにお金は返すな、そろえて持って来なさい)
    • ちゅけーんなかいねー けーすんちぇー さん、ふぃっちりびっちりっし けーすくとぅ、なまから あとー ありんかえー じのー からさん。
      (一回で返そうとはしないで細切れに返すので、今後はあの人にはお金は貸さない)

むちりーん (むちりたん、むちりらん、むちりてぃ)

  • くっつき合う
  • Example phrases
    • ちかぐるぬ わかむのー っちゅぬ めーをぅてぃん はじかさん さん、たっくゎいむっくゎいっし むちりとーしが、ちゃー うむいが?
      (近頃の若者は人前でも恥ずかしくもなく、いちゃいちゃしてくっつき合っているが、どう思うか)

Audio Database of Hatoma Lexicon

Results from the 鳩間方言 音声語彙データベース Hatoma hōgen onsei goi dētabēsu (The Audio Database of Hatoma Lexicon), by Shinichi Kajiku and Natsuko Nakagawa, © CC BY-SA 3.0 DEED

Search languages: Yaeyama (Hatoma) ↔ Japanese

イチリ [ʔi⸢ʧi⸣ri] (名)

  • 一里。約4キロメートル(36町)。
  • Example phrases
    • パ⸢トゥマ⸣ヌ シ⸢マ⸣ヌ ⸢マーロー⸣ イ⸢チ⸣リナー ン⸢メーマ⸣ タ⸢ラーン⸣ツォー
      [pḁ⸢tuma⸣nu ʃi⸢ma⸣nu ⸢maːroː⸣ ʔi⸢ʧi⸣rinaː ʔm⸢meːma⸣ ta⸢raːn⸣ʦoː]
      (鳩間の島の周りは一里に少し足りないそうだ)

カチリカザ [ka⸢ʧirikaʣa] (名)

  • 腐った匂い。腐臭。
  • Example phrases
    • ウ⸢レー⸣ ナ⸢マイズ⸣ヌ カ⸢チリカザヌ シーブバ⸣ シ⸢ティリ⸣ アイブ ⸣ムノー ッ⸢ふァーラヌ
      [ʔu⸢reː⸣ na⸢maʔiʣu⸣nu kḁ⸢ʧirikaʣanu ʃiːbuba⸣ ʃi̥⸢tiri⸣ ʔaibu ⸣munoː f⸢faːranu]
      (それは生魚の腐った匂いがしているから捨てなさい{EOS}あんなものは食べられない)
    • ⸢シーゾーヤー⸣ヌ イ⸢ズネーシジルヌ⸣ ッサリティ カ⸢チリカザバ シー⸣ ン⸢カーラヌ
      [⸢ʃiːʣoːjaː⸣nu ʔi⸢ʣuneːʃiʤirunu⸣ ssariti kḁ⸢ʧirikaʣaba ʃiː⸣ ʔŋ⸢kaːranu]
      (製造屋<鰹節製造工場>の魚を煮た煮汁が腐れて、カチリ臭がして側に近寄れない<向かわれない>)
    • ク⸢レー⸣ カ⸢チリカザヌ シーブバ⸣ ッ⸢ふァーラヌ
      [ku⸢reː⸣ kḁ⸢ʧirikaʣanu ʃiːbuba⸣ f⸢faːranu]
      (これは饐えて腐った匂いがしているので食べられない)

カチリムヌ [kḁ⸢ʧiri⸣munu] (名)

  • 飢えた者。「かつえ(餓え者)」の転訛。
  • Example phrases
    • カ⸢チリムヌ⸣ヌ ⸣カタチニ ム⸢ヌ⸣バ ッ⸢ふァイ⸣ ヌーヤ ウ⸢レー
      [kḁ⸢ʧirimunu⸣nu ⸣kḁtaʧini mu⸢nu⸣ba f⸢fai⸣ nuːja ʔu⸢reː]
      (飢えた者のように飯を食って、何だこれは)
    • ス⸢ズーコ⸣ カ⸢チ⸣レーティ ⸢アー⸣キ ブ⸢レー⸣バン⸢ナー
      [su⸢ʣuːko⸣ kḁ⸢ʧi⸣reːti ⸢ʔaː⸣ki bu⸢reː⸣ban⸢naː]
      (ひどく餓えていた<飢えてあるいていた>のだねえ)
    • カ⸢チリ⸣ムノー ノー⸢ン⸣ ッ⸢ふァイス
      [kḁ⸢ʧiri⸣munoː noː⸢n⸣ f⸢faisu]
      (飢えた者は何でも食べる)
    • カ⸢チリムヌ⸣ン ⸣カタチニ ム⸢ヌ⸣バ ッ⸢ふァイ⸣ キ⸢ムイ⸣ツァー
      [kḁ⸢ʧirimunu⸣ŋ ⸣kḁtaʧini mu⸢nu⸣ba f⸢fai⸣ ki⸢mui⸣ʦaː]
      (飢えた者のように食べ物を食べて、可哀相に)

シーシマチリ [⸢ʃiːʃimaʧi⸣ri] (名)

  • 「獅子頭祀り」の義。お盆の中日に、⸢ダイ⸣ケー[⸢dai⸣keː](大工家)とク⸢メー[ku⸢meː](小浜家)で執り行われる獅子頭供養の儀式。⸣グシパナ[⸣guʃipana](神酒と花米)を供え、香を焚いて行われる。お盆の中日の夕刻、化粧した獅子頭に衣装をつけ、当家の仏間の庭に安置して供物を供えて祈願する。それが済んでから獅子舞が行われる。獅子祀りの酒は集まった人々に振舞われた。
  • Example phrases
    • ⸢インヌムラヌ シーシマチ⸣レー ⸢ダイ⸣ケーナーティル ⸢ソーッ⸣タ
      [⸢ʔinnumuranu ʃiːʃimaʧi⸣reː ⸢dai⸣keːnaːtiru ⸢soːt⸣ta]
      (西村の獅子頭祀りは大工家において<ぞ>なさった)

シチマチリ [ʃi̥⸢ʧimaʧi⸣ru] (名)

  • 土神さまへの祈願。「土祭り」の義。地鎮祭など、土地の神に対する感謝、祈願の祭り。家や墓を移動する際にも執り行われる。
  • Example phrases
    • シ⸢チマチ⸣レー ⸢シーティル⸣ ヤーン パ⸢カン⸣ ム⸢チナ⸣ソーッタ
      [ʃi̥⸢ʧimaʧi⸣reː ⸢ʃiːtiru⸣ jaːm pḁ⸢kam⸣ mu⸢ʧina⸣soːtta]
      (土地神さまに感謝の祈願してから<ぞ>家も墓も移動された)

シチリン [⸣ʃi̥ʧiriŋ] (名)

  • 七輪。素焼きのこんろ(焜炉)。炭火で炊飯する焜炉。戦後の一時期輸入されたが、普及しなかった。農家では炭火を使って炊飯するほどの悠長な生活ではなく、薪を利用する炊飯が普通であった。その後暫くして石油コンロやガスコンロの時代へと流れていった。
  • Example phrases
    • ⸣シチリンマー パ⸢トゥ⸣マナテー シゥ⸢カイミチェー ナーン⸣シェン
      [⸣ʃi̥ʧirimmaː pḁ⸢tu⸣manateː sï̥⸢kaimiʧeː naːŋ⸣ʃeŋ]
      (七輪は鳩間島では使い道はなかった)
    • ⸣シチリンマー イ⸢サナケー⸣ラ ⸢カイヨー⸣リティ ⸢タンバ⸣ イ⸢リ モーシティ⸣ スー バ⸢カソー⸣ル プ⸢スン オーッ⸣タン
      [⸣ʃi̥tirimmaː ʔi⸢sanakeː⸣ra ⸢kaijoː⸣riti ⸢tamma⸣ ʔi⸢ri moːʃi̥ti⸣ suː ba⸢kasoː⸣ru pu̥⸢suŋ ʔoːt⸣taŋ]
      (七輪は石垣島から買ってこられて、炭を入れて燃やしてお汁を炊かれる人もおられた)

チリチリー [ʧi⸢ri⸣ʧiriː] (名)

  • 豚肉や猪肉、山羊肉のすき焼き。沖縄本島方言からの借用語。
  • Example phrases
    • マ⸢ルケーティ⸣ナー ⸢オー⸣ヌ チ⸢リ⸣チリー ⸢シー⸣ ッ⸢ふァーサ⸣ナー
      [ma⸢rukeːti⸣naː ⸢ʔoː⸣nu ʧi⸢ri⸣ʧiriː ⸢ʃiː⸣ f⸢faːsa⸣naː]
      (久々に<偶に{EOS}非常に稀に>豚肉のすき焼きしをして食べさせようね)

チリチリーナビ [ʧi⸢riʧiriː⸣ nabi] (名)

  • すき焼き鍋のこと。豚肉などをすき焼きにする鍋。鳩間島の一般家庭では普通の汁鍋を利用してチリチリー料理を作っていた

チリナキ [ʧi⸢rinaki] (名)

  • 夜明け前に鶏が一斉に鳴くこと。⸢サンバン⸣ドゥル[⸢samban⸣duru](三番鶏鳴)の次に一斉に鳴く鶏鳴。それが済むと白白と夜が明ける。「連れ鳴き」の転訛したもの。
  • Example phrases
    • トゥ⸢ルヌ⸣ チ⸢リナキ スー⸣カー ⸢ユー⸣ワ ガ⸢リス
      [tu⸢runu⸣ ʧi⸢rinaki suː⸣kaː ⸢juː⸣wa ga⸢risu]
      (鶏が連れ鳴きすると夜は明ける)

チリブドゥル [ʧi⸢ribuduru] (名)

  • 連れ舞。二人以上の者が一緒に舞うこと。またその舞。石垣島からの伝承という。鳩間島では祝儀の際に姉妹、兄弟が揃って舞い祝う事を美徳とする風習がある。
  • Example phrases
    • ブ⸢ナル⸣ ビ⸢キル⸣シ ⸢スー⸣ チ⸢リブドゥルヌ⸣ ウ⸢ムッ⸣サワ⸢ナー
      [bu⸢naru⸣ bi⸢kiru⸣ʃi ⸢suː⸣ ʧi⸢ribudurunu⸣ ʔu⸢mus⸣sawa⸢naː]
      (姉弟で踊る連れ舞の面白いことよ<面白いねえ>)

チリブニ [ʧi⸢ribuni] (名)

  • ともぶね(伴舟)。「連れ舟」の義。
  • Example phrases
    • イ⸢ガメーフネー⸣ シンタヌ ⸢ピーヌ⸣クシェーラ グ⸢ルクスー⸣ナー チ⸢リブニバ シール⸣ イ⸢ガー ホー⸣ソーッタ
      [ʔi⸢gameːɸuneː⸣ ʃintanu ⸢piːnu⸣ku̥ʃeːra gu⸢rukusuː⸣naː ʧi⸢ribuniba ʃiːru⸣ ʔi⸢gaː hoː⸣soːtta]
      (烏賊漁の舟は島の後ろの干瀬の沖の海から五、六艘ずつ伴船<連れ舟>をしながら、烏賊を釣られたものである)

チリルン [ʧi⸢riruŋ] (自動)

  • 散る。腫れ物が化膿しないで治る。腫れ物が化膿しないで腫れが退く。
  • Example phrases
    • ドゥ⸢ガイ⸣ヌ ⸢パー⸣ パギティ ア⸢シ⸣ブナー シ⸢ビシキ⸣ スクカー ア⸢シ⸣ボー チ⸢リルンティ⸣ シ⸢タヌ フン⸣トー チ⸢リナーン⸣ボー⸣エー
      [du⸢gai⸣nu ⸢paː⸣ pagiti ʔa⸢ʃi⸣bunaː ʃi⸢biʃi̥ki⸣ su̥kukaː ʔa⸢ʃi⸣boː ʧi⸢rirunti⸣ ʃi̥⸢tanu ɸun⸣toː ʧi⸢rinaːm⸣boːjeː]
      (アロエ<蘆薈>の葉を剥いで、あせも<汗疹>にくっつけておくと汗疹は腫れが退くといったが、本当に腫れが退いてしまったよ)
    • ウ⸢リカーニ⸣シェー チ⸢リランダー⸣ ビ⸢チ⸣ヌ フ⸢チ⸣ルン ⸢ヌーリティ⸣ チ⸢ラシェー⸣ ミサムヌ
      [ʔu⸢rikaːni⸣ʃeː ʧi⸢rirandaː⸣ bi⸢ʧi⸣nu ɸu̥⸢ʧi⸣run ⸢nuːriti⸣ ʧi⸢raʃeː⸣ misamunu]
      (それだけでは腫れが退かないから、別の薬も塗って腫れを退かせばよいのに)
    • ⸣アトーケー チ⸢リル⸣ クトー ⸢ナー⸣ヌ マ⸢ナ⸣マ フ⸢チ⸣ル ⸢ヌーレー⸣チバ ⸢パー⸣ク チ⸢リレー⸣ ミサムヌ
      [⸣ʔatoːkeː ʧi⸢riru⸣ ku̥toː ⸢naː⸣nu ma⸢na⸣ma ɸu̥⸢ʧi⸣ru ⸢nuːreː⸣ʧiba ⸢paː⸣ku ʧi⸢rireː⸣ misamunu]
      (後になってお出来の腫れが退くことはない{EOS}今薬を塗ったから、早く腫れが退けばよいのに)

ドゥシムチリ [du⸢ʃimuʧiri] (名)

  • 深い友達付き合い。友人交際に夢中になること。交友から離れられないさま。「どち<仲間> uby{縺}{モツ}れ」の転訛か。
  • Example phrases
    • ドゥ⸢シムチリ シー ヤー⸣ヌ ⸣アンティン ッ⸢サヌ
      [du⸢ʃimuʧiri ʃiː jaː⸣nu ⸣ʔantin s⸢sanu]
      (友達付き合いに夢中になって家の事をも<家がある事をも>忘れている)

トゥルヌチリジブン [tu⸢runu⸣ ʧi⸢riʤibuŋ] (連)

  • 三番鳥が鳴いてから夜が明け始める時分。鶏が一斉に鳴く<連れ鳴きする>時分。夜明けごろ。
  • Example phrases
    • トゥ⸢ルヌ⸣ チ⸢リジブンナー⸣ヤ キサー⸢ティ⸣ ウキティ ア⸢サキ⸣ヌ ス⸢コール シーブタ
      [tu⸢runu⸣ ʧi⸢riʤibunnaː⸣ja ki̥saː⸢ti⸣ ʔukiti ʔa⸢saki⸣nu su̥⸢koːru ʃiːbuta]
      (夜明け頃<鶏の連れ鳴きする時分>には既に起きて uby{朝餉}{アサ|ゲ}の準備をしていた)
    • イ⸢チバン⸣ドゥル
      [ʔi⸢ʧiban⸣duru]
      (一番鶏鳴)
    • 、⸢ニーバン⸣ドル
      [⸢niːban⸣duru]
      (二番鶏鳴)
    • 、⸢サンバン⸣ドゥル
      [⸢samban⸣duru]
      (三番鶏鳴)


    • 次に、夜明け頃に一斉に鶏が鳴いた)

マチリ [ma⸢ʧiri] (名)

  • 祭り。
  • Example phrases
    • シ⸢チマチ⸣リ
      [ʃi̥⸢ʧimaʧi⸣ri]
      (節祭り{EOS}単に⸣シチ{SqBr}⸣ʃi̥ʧi{/SqBr}<節>ともいう)
    • ⸢タンカーマチリ
      [⸢taŋkaːmaʧiri]
      (遠方から、供物を祈願する方向へ向かって供え、線香を立てて祈願すること{EOS}⸢タンカーマチ{SqBr}⸢taŋkaːmaʧi{/SqBr}ともいう)
    • 、ウ⸢シマチリ
      [ʔu⸢ʃimaʧiri]
      (牛祭り)


    • どの語がある。節祭りは旧暦8,9,10月の戊戌(つちのえいぬ)


    • 己亥(つちのとゐ)


    • 当る日に執り行われた)

ヤーウチリ [⸢jaːʔuʧi⸣ri] (名)

  • 家移り。転居。引越し。「いへうつり(家移り)」『蜻蛉日記(中)』の転訛したもの。
  • Example phrases
    • ⸢ミーヤーン⸣ ス⸢ク⸣ローレーンティ シ⸢ティテー⸣ ワ⸢ター⸣ イ⸢チル ヤーウチ⸣リ ⸢ソール⸣ワ
      [⸢miːjaːn⸣ su̥⸢ku⸣roːreːnti ʃi̥⸢titeː⸣ wa⸢taː⸣ ʔi⸢ʧiru jaːʔuʧi⸣ri ⸢soːru⸣wa]
      (新しい家を造られたというのに、して貴方がたは、いつ転居<家移り>されるのですか)

ヤーサカチリ [⸢jaː⸣sakaʧiri] (名)

  • 飢餓に苦しむこと。「やわさ(飢さ)・かつゑ(餓ゑ)」の転訛したもの。「ヤワシ(飢)」の語幹に「飢極、カツヱコウジタリ」『文明本節用集』の「カツヱ(饉)」が付いて形成された合成語。飢え苦しむこと。
  • Example phrases
    • イ⸢クサユー⸣ヌ ⸣アトー ムー⸢ル ヤー⸣サカチリバ ⸢シェー⸣ティル イキケー⸢ダー
      [ʔi⸢kusajuː⸣nu ⸣ʔatoː muː⸢ru jaː⸣sakaʧiriba ⸢ʃeː⸣tiru ʔikikeː⸢daː]
      (戦後は皆飢餓に苦しんで生きてきたのだよ)

ヤチリルン [ja⸢ʧiriruŋ] (自動)

  • やつれる。 uby{痩}{ヤ}せ衰える。 uby{憔悴}{ショウ|スイ}する。
  • Example phrases
    • ナ⸢ガヤン スー⸣カー プ⸢ソー⸣ ヤ⸢チリルンダ ジーシキ⸣ムヌ ッ⸢ふァーシ⸣ヨー
      [na⸢gajan suː⸣kaː pu̥⸢soː⸣ ja⸢ʧirirunda ʤiːʃi̥ki⸣munu f⸢faːʃi⸣joː]
      ( uby{長患}{ナガ|ワズラ}いをすると、人はやつれるから滋養分のあるのを食べさせなさいよ)
    • ヤ⸢チリ ナー⸣ヌ
      [ja⸢ʧiri naː⸣nu]
      (やつれてしまった)
    • ヤ⸢チリル⸣ クトー ⸢ナー⸣ヌ
      [ja⸢ʧiriru⸣ ku̥toː ⸢naː⸣nu]
      (やつれることはない)

リューグーマチリ [⸢rjuːguːmaʧi⸣ri] (名)

  • 海神祭。⸢竜宮祭り」の義。カツオ漁業者が行う安全祈願と豊漁感謝の祈願を行うこと。石垣島の観音堂へ参詣して祈願した。大漁旗を立てて祈願し、祝った。イカ漁に従事する人も安全祈願と豊漁感謝の祈願を島の御嶽で執り行った。
  • Example phrases
    • カ⸢ツシンマー リューグーマチ⸣リ ⸢シーティル⸣ フネー パ⸢マ⸣ナー ⸢アイヨーッ⸣タ
      [kḁ⸢ʦuʃimmaː rjuːguːmaʧi⸣ri ⸢ʃiːtiru⸣ ɸuneː pa⸢ma⸣naː ⸢ʔaijoːt⸣ta]
      (カツオ漁船は竜宮祭りをしてから、船は浜に陸揚げされた)

Prosodic materials of the Southern Ryukyuan Yaeyama Miyara dialect

Results from the [関連データ]南琉球八重山語宮良方言の名詞アクセント資料 [Kanren dēta] Minami Ryūkyū Yaeyama-go Miyara hōgen No meishi akusento shiryō ([Relevant Data] Prosodic materials of the Southern Ryukyuan Yaeyama Miyara dialect), by Kenan Celik, Aso Reiko and Kohei Nakazawa, © CC BY-NC 3.0 DEED

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ツゥブルヤンヌ フチリ [tsɨburujaɴnu ɸu̥tʃiri] L L (名)

  • 頭痛薬

フチリゥ [ɸu̥tʃirɨ] L (名)

Japanese-Multilingual Dictionary (JMDict)

Results from the Japanese-Multilingual Electronic Dictionary project (JMdict), created by Jim Breen, © Electronic Dictionary Research and Development Group.

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ちり地理

(Common Noun)

  1. Geography

ちり

(Common Noun)

  1. Dust; Dirt

ちり

(Noun)

  1. Dish of fish (meat, etc.), tofu, vegetables boiled together and served with ponzu dipping sauce

チリ智利

(Common Noun)

  1. Chile
    Word usually written using kana alone

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