(Noun) Night, nighttime
Define よる yoru Meaning ヨル
Displaying results for よる (yoru・よる・ヨル) – ryukyu
JLect: Japonic Languages and Dialects Database
Results from JLect’s Japonic Languages and Dialects Database, created by Zachary Read, © JLect.com.
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A dictionary of the Ryukyuan language
Results from the 沖縄語辞典 データ集 Okinawago jiten dēta-shū (Okinawan Language Dictionary Data Collection), published by the National Institute for Japanese Language and Linguistics, © CC BY 4.0.
Search languages: Japanese → Okinawan
よる 【寄る】
- yuyuN (≈ yuiN)
- tuNmiguyuN (≈ tuNmiguiN)
Phrases
- 寄り道→わき
よる 【縒る】
- finiyuN (≈ finiiN)
たよる 【頼る】
- ʔucchakayuN (≈ ʔucchakaiN)
かたよる 【片寄る】
Phrases
- ~こと ʔippooNkee
- 片寄った分け方 katawaki
たちよる 【立ち寄る】
- nubagayuN (≈ nubagaiN)
- nushikayuN (≈ nushikaiN)
See also
Phrases
- ~こと(~さま) tachagainubagai,→tachimaaimaai,tuNmaaimaai,tuNmiguikeemigui
- 立ち寄らない → nubagaikaagi
ちかよる 【近寄る】
- chikayuyuN (≈ chikayuiN)
See also
つめよる 【詰め寄る】
- shiichikakayuN (≈ shiichikakaiN)
- taguikakayuN (≈ taguikakaiN)
もちよる 【持ち寄る】
Phrases
- 持ち寄りの宴会 nuchaashii
Dictionary of the Practical Use of Okinawan
Results from the うちなーぐち活用辞典テキストデータベース Uchinaaguchi katsuyō jiten tekisuto dētabēsu (Dictionary of the Practical Use of Okinawan), by Shinsho Miyara, © CC BY-ND 3.0 DEED.
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まぐいん
- (皮膚、着物、紙などの)しわがよる
- ちんぬ まぐとーくとぅ のーしぇー。
(着物のしわがよっているので直しなさい)
Example phrases
わじゃむん (わじゃだん、わじゃまん、わじゃでぃ)
- しわがよる、しかめっつらになる
- どぅく ふぃーさぬ、ちらまでぃ わじゃどーん。
(あまりに寒くて顔までしかめっ面になっている) - っちゅぬ めーんぢぇー わじゃむな けー。
(人前ではしかめっ面をするな)
Example phrases
Audio Database of Hatoma Lexicon
Results from the 鳩間方言 音声語彙データベース Hatoma hōgen onsei goi dētabēsu (The Audio Database of Hatoma Lexicon), by Shinichi Kajiku and Natsuko Nakagawa, © CC BY-SA 3.0 DEED
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アリー [⸣ʔariː] (名)
- あらい(洗膾)。お汁の実となる魚肉や豚肉、野菜類など。[ʔarai] → [ʔareː] → [ʔariː] の音韻変化による。
- ⸢スー⸣ヌ ⸣アレー カ⸢ツヌ⸣ ハ⸢ラゴー⸣トゥ シ⸢ビラ⸣ イ⸢リリ⸣バ
[⸢suː⸣nu ⸣ʔareː kḁ⸢ʦunu⸣ ha⸢ragoː⸣tu ʃi⸢bira⸣ ʔi⸢riri⸣ba]
(お汁のあらい<洗膾>にはカツオの腹皮とわけぎ<分葱>を入れなさいよ)
Example phrases
ウガン [⸣ʔugaŋ] (名)
- 御嶽。御願所。聖域。「拝み」の義。「Vogamijo.ヲガミジョ(拝み所)、Faiden」『邦訳日葡辞書』の転訛したもの。ヲガミ[wogami] → ウガミ[ʔugami] → ウガン[ʔugaŋ]の音韻変化による。鳩間島では「ウタキ」とは言わない。必ず⸣ウガン[⸣ʔugaŋ]という。ム⸢トゥ⸣ウガン[mu⸢tu⸣ʔugaŋ](「本お願」の義{EOS}友利御嶽{EOS}単に⸣ムトゥともいう{EOS}歌謡では、トゥ⸢ムル{SqBr}tu⸢muru{/SqBr}と歌われている)、ピ⸢ナイ⸣ウガン[pi⸢nai⸣ʔugaŋ](鬚川御嶽)、ア⸢ラ⸣カーウガン[ʔa⸢ra⸣kaːʔugaŋ](新川御嶽{EOS}ミ⸢ジムトゥ{SqBr}mi⸢ʣimutu{/SqBr}ともいう)、⸢マイドゥム⸣ルウガン[⸢maidumu⸣ruʔugaŋ](前泊御嶽{EOS}タ⸢ビヌ⸣ウガン{SqBr}ta⸢binu⸣ʔugaŋ{/SqBr}<旅のお願>ともいう)、ニ⸢シ⸣ドーウガン[ni⸢ʃi⸣doːʔugaŋ](西堂御嶽)、フ⸢ナ⸣バルウガンン[ɸu⸢na⸣baruʔugaŋ](船原お嶽)などがある。『琉球国由来記』には、「友利御嶽」と「ヒナイ御嶽」のフ⸢タヤマ[ɸu̥⸢tajama](二御嶽<二山{EOS}二岳>)が記載されている。
ウ
⸢ガン⸣マー プ⸢ス⸣ヤマ フ⸢タヤマ⸣ティル ⸣カズイ⸢ヨーッ⸣タ(ユ⸢モーッ⸣タ(数えられた)-
[ʔu⸢gam⸣maː pu̥⸢su⸣jama ɸu̥⸢taja⸣matiru kaʣui⸢joːt⸣ta]
(御嶽は一山、二山と<ぞ>数えられた)
Example phrases
カニフン [ka⸢niɸuŋ] (名)
- 釘。「金釘」の義。「~久留尓久枳作之<~くるにクギサシ>~。万、4390」の「久枳」の転訛したもの。「釘、クギ」『類聚名義抄』と同じ。*[kungi] → [ɸungi] → [ɸuŋ] の音韻変化による。タ⸢キフン[tḁ⸢kiɸuŋ](竹釘)、⸢キー⸣フン[⸢kiː⸣ɸuŋ](木釘)、ピ⸢サフン[pi̥⸢saɸuŋ](平釘、⸢ティンマ{SqBr}⸢timma{/SqBr}<伝馬船>や大型木造船に用いる釘)の対義語。⸢イッスン⸣クギ[⸢ʔissuŋ⸣kugi](一寸釘)、⸢サンズン⸣クギ[⸢sanʣuŋ⸣kugi](三寸釘)、⸢ゴッスンクギ[⸢gossuŋkugi](五寸釘)などもあるが、標準語からの借用語であろう。
- カ⸢ニフン⸣ ウティティ トゥ⸢ミシキ⸣リ
[ka⸢niɸuŋ⸣ ʔutiti tu⸢miʃi̥ki⸣ri]
(釘を打って留めておきなさい) - ⸣イダフニナー タ⸢キフンル⸣ シゥ⸢カイオー⸣ル カ⸢ニフンマー⸣ シゥ⸢カイオーラ⸣ヌ
[⸣ʔidaɸuninaː tḁ⸢kiɸunru⸣ sï̥⸢kaiʔoː⸣ru ka⸢niɸummaː⸣ si̥⸢kaiʔoːra⸣nu]
(板舟には竹釘が<ぞ>使われる{EOS}鉄釘は使われない)
Example phrases
ガラスン [ga⸢ra⸣suŋ] (他動)
- かからせる(繋らせる)。ひっかからせる。引っ掛ける。魚を網に引っ掛けて獲る。[kḁkarasuŋ] → [k'arasunŋ] → [garasuŋ] の音韻変化による。
- ⸣アン ウ⸢ラ⸣シティ イ⸢ズ⸣ ガ⸢ラ⸣スン
[⸣ʔaŋ ʔu⸢ra⸣ʃi̥ti ʔi⸢ʣu⸣ ga⸢ra⸣suŋ]
(漁網を海に下ろして魚を引っ掛けて捕る) - ⸢ナン⸣ヌ ⸢スー⸣ワティ イ⸢ゾー⸣ ガ⸢ラサラ⸣ヌ
[⸢nan⸣nu ⸢suː⸣wati ʔi⸢ʣoː⸣ ga⸢rasara⸣nu]
(波が荒いので<強いので>魚は網で引っ掛けて獲れない) - イ⸢ズ⸣ ガ⸢ラシ⸣プサン
[ʔi⸢ʣu⸣ ga⸢raʃi⸣pu̥saŋ]
(網に魚をかからせて獲りたい) - イ⸢ズ⸣ ガ⸢ラ⸣ス ⸣ピン
[ʔi⸢ʣu⸣ ga⸢ra⸣su ⸣piŋ]
(魚を網に魚をかからせて獲るとき) - ⸢マー⸣ビン ガ⸢ラ⸣シェー ⸣ミサムヌ
[⸢maː⸣biŋ ga⸢ra⸣ʃeː ⸣misamunu]
(もっと漁網に魚をかからせて獲ればよいのに) - イ⸢ズ⸣ ガ⸢ラ⸣シ
[ʔi⸢ʣu⸣ ga⸢ra⸣ʃi]
(魚を漁網にかからせよ) - ⸣クナーテー イ⸢ゾー⸣ ガ⸢ラサラ⸣ヌ
[⸣kunaːteː ʔi⸢ʣoː⸣ ga⸢rasara⸣nu]
(ここでは、魚は網で漁獲できない<網に引っ掛けられない>) - イ⸢ズ⸣ ガ⸢ラ⸣ス プ⸢ソー⸣ ブ⸢ラーヌ
[ʔi⸢ʣu⸣ ga⸢ra⸣su pu̥⸢soː⸣ bu⸢raːnu]
(魚を網で漁獲する<網に引っかからす>人はいない) - シ⸢ヌマー⸣ル ⸣アンシ ガ⸢ラ⸣シェー ⸣ミサムヌ
[ʃi⸢numaː⸣ru ⸣ʔaŋʃi ga⸢ra⸣ʃeː ⸣misamunu]
(テングハギを網で巻き取ればいいのに)
Example phrases
サカミジ [sḁ⸢kamiʤi] (名)
- 「逆水」の義。水に湯を入れたもの。死者に湯浴みをさせるとき、水を先に入れ、後から湯を加えて湯浴みさせることによる。通常は湯に水を加えて湯浴みするので、その逆を意味していう。標準語の「逆水」(逆流するみず)とは意味が異なる。
- サ⸢カミジバ シー⸣ ミ⸢ジ バイ⸣ ヌ⸢マス⸣ナ
[sḁ⸢kamiʤiba ʃiː⸣ mi⸢ʤi bai⸣ nu⸢masu⸣na]
(逆水にして、水を湯で割って<薄めて>飲ませるな)
Example phrases
ッふェー [⸣ffeː] (名)
- uby{烏賊墨}{イ|カ|スミ}。イカや蛸の墨。「涅、唐韻云、水中黒土也・・・久利<くり>」『和名抄』の転訛したもの。[kuri] → [ɸuri] → [ffi] → [ffeː] の音韻変化による。
- シ⸢ルイカ⸣ヌ ッ⸢ふェー⸣ヤ サ⸢ギフチ⸣ルティ ア⸢ザリ ブー [ʃi⸢ruika⸣nu f⸢feː⸣ja sa⸢giɸu̥ʧi⸣ruti ʔa⸢ʣari buː] (スルメイカの黒墨は下げ薬<利尿剤{EOS}のぼせに効く薬>といわれている)。タ⸢ク⸣ヌ ッふェー[tḁ⸢ku⸣nuffeː](蛸の黒墨)は頭部にある鶏卵大の嚢に蓄えられている。蛸の墨は豚の飼料に利用されるだけだった。 ⸣キンナー イ⸢ガヌ⸣ ッふェー マ⸢マリ ベー [⸣kinnaː ʔi⸢ganu⸣ ffeː ma⸢mari beː] (着物に烏賊の黒墨がついている)
Example phrases
アマシェー [ʔa⸢maʃeː] (名)
- 屋号。小浜真敏氏宅。東村のシ⸢ナカキ⸣ヤー[ʃi⸢nakaki⸣jaː](追い込み漁)の網元家であった。戦後はカツオ釣り漁船の初栄丸、眞福丸、晃徳丸によるカツオ節製造業を経営された。太平洋戦争中、鳩間島のような小さな島にも米軍戦闘機は爆撃を加えた。昭和20年2月16日の爆撃で、ア⸢マシェー[ʔa⸢maʃeː](小浜家)と寄合家は完全に破壊されたという『鳩間島追想』。
- ⸢マイ⸣ヌ イ⸢ク⸣サナー パ⸢トゥ⸣マナーテー ア⸢マシェートゥ⸣ ユ⸢レーヌ⸣ ヌ⸢バ⸣ルブザマテーナ バ⸢ク⸣ダン ウ⸢タサ⸣レータン [⸢mai⸣nu ʔi⸢ku⸣sanaː pḁ⸢tu⸣manateː ʔa⸢maʃeːtu⸣ ju⸢reːnu⸣ nu⸢ba⸣rubuʣamateːna ba⸢ku⸣daŋ ʔu⸢tasa⸣reːtaŋ] (先の戦争で、鳩間島では小浜家と寄合徹氏宅<野原叔父さんの家>に爆弾が落とされた)。ア⸢マシェーヌ⸣ イ⸢ゴー⸣ザザーテー[ʔa⸢maʃeːnu⸣ ʔi⸢goː⸣ʣaʣaːteː]ともいう。古老は⸢パイ⸣ネー[⸢pai⸣neː](屋敷名)ともいう。 ア⸢マシェーヌ ヤシ⸣ケー ム⸢カ⸣シェー ⸢パイ⸣ネーティル ア⸢ゾーッ⸣タツォー [ʔa⸢maʃeːnu jaʃi̥⸣keː mu⸢ka⸣ʃeː ⸢pai⸣neːtiru ʔa⸢ʣoːt⸣taʦoː] (小浜真敏氏宅の屋敷は、昔はパイネーと<ぞ>言われたそうだ)
Example phrases
アモーリ [ʔa⸢moː⸣ri] (名)
- にわか雨。夕立。「あまぐれ」(『おもろさうし』)の [amagure] → [amaure](g音脱落)→ [amoːri]({SqBr}au{/SqBr} → {SqBr}oː{/SqBr}、{SqBr}e{/SqBr} → {SqBr}i{/SqBr} の母音融合変化)による音韻変化に基づくものと解釈される。
- ナ⸢チ アモーリヌ アッ⸣タニ ⸢キー⸣ル ⸢ゾッふァシナーン⸣バン
[na⸢ʧiʔamoːrinu ʔat⸣tani ⸢kiː⸣ru ⸢ʣoffaʃinaːm⸣baŋ]
(夏のにわか雨が突然やってきて<ぞ>濡らしてしまったわい)
Example phrases
イーシビー [⸢ʔiː⸣ʃibiː] (名)
- 海底地名。角叉を養殖した干瀬の名。「角又干瀬」の義。西表島北岸の⸣インダ[ʔinda](伊武田)、⸢クーラ[⸢kuːra](久浦)の北にある干瀬。約二万坪の広さがあるという⸢イー⸣シビーは中央部にフ⸢ツァー⸣マ[ɸu̥⸢ʦaː⸣ma](小津口)を有し、鳩間島からの⸣イダフニ[⸣ʔidahuni](サバニ、帆船)は、そこを通って⸢クーラ[⸢kuːra]、⸣インダ[⸣ʔinda]、トゥ⸢マダ[tu⸢mada]、⸢ケー⸣ダ[⸢keː⸣da]、⸢ユシ⸣キダ[⸢juʃi̥⸣kida]、サ⸢キンダ[sḁ⸢kinda]の各耕作地のタ⸢バ⸣ル[ta⸢ba⸣ru](田袋{EOS}田原)に通った。この津口の西側の干瀬を⸢イーリジマ[⸢ʔiːriʤima]という。東の干瀬には⸢ダイ⸣クビー[⸢dai⸣kubiː]とウ⸢ブ⸣ビー[ʔu⸢bu⸣biː]がある。そこの角叉は鳩間島の漁業組合の組合員が石垣島の川平と小浜島のクバサキから、大正年間に角又の種を採取してきて移植したものだという(この移植事業に従事した一人、加治工伊佐氏の直話による記録)。
- ⸢イー⸣シビーヌ ⸢イーシ⸣ヌ ⸣タネー カ⸢ビラ⸣トゥ ク⸢モーマラ⸣ル ⸣トゥギ イ⸢ボーッ⸣タ⸢ダー
[⸢ʔiː⸣ʃibiːnu ⸢ʔiːʃi⸣nu ⸣taneː ka⸢bira⸣tu ku⸢moːmara⸣ru ⸣tugi ʔi⸢boːt⸣ta⸢daː]
(イーシ干瀬の角叉の種苗は川平と小浜島から採取してきて<取ってきて>移植されたのだよ)
Example phrases
イール [⸢ʔiːru] (名)
- 西。西村。豊年祭の三日目に行われるシ⸢ナ⸣ピキ[ʃi⸢na⸣pi̥ki](綱引き)の前段に西村と東村に別れた婦人特別舞踊隊による村自慢の歌を掛け合う儀式がある。その歌をイ⸢ジックナー[ʔi⸢ʤikkunaː](言い合い競争、自慢勝負、土地誉め)という。それが済むと東西の大綱が⸣サンシキ[⸣saŋʃiki](桟敷)の中央までシ⸢ナヌ⸣ミン[ʃi⸢nanu⸣miŋ](綱の耳)をよせる儀式が執り行われる。この儀式は婦人特別舞踊隊が歌う⸢ガーリ⸣ウタ[⸢gaːri⸣ʔuta](応援の歌)に合わせて進行する。/イールプール(西村の豊年祭)イールプール(西村の豊年祭)/シナヌミンバ(綱の耳を)ユシクバ(寄せ来れば)シナンギス(綱つなぎ<綱結び>をする)/サーサー ユシクバ シナンギス(さあさあ寄せ来れば綱つなぎ<綱結び>をする)/
イサヨーゾー [⸣ʔisajoːʣoː] (名)
- 医療。医者の治療。通院、または入院して療養すること。医師による療養。「医者養生」の義。
- ⸢ヤンマイ⸣ヤー シ⸢キ⸣パナナ ⸣イサヨーゾー ⸢シー⸣ シカイ⸢トゥ ノーサン⸣カー ナ⸢ラン⸠ダー
[⸢jammai⸣jaː ʃi̥⸢ki⸣pananaː ⸣ʔisajoːʣoː ⸢ʃiː⸣ ʃi̥kai⸢tu noːsaŋ⸣kaː na⸢ran⸠daː]
( uby{SqBr}g{/SqBr}{病気}{やまい}は付き始め<付き端>に医者の治療<医者養生>を受けてしっかり治さないといけないよ)
Example phrases
イズビー [ʔi⸢ʣubiː] (名)
- 魚による中毒。特定の魚は時期によっては食すると食あたり<食中毒>することがある。鳩間島では、⸢ブー⸣ナー[⸢buː⸣naː](河豚<ふぐ>)は食べられない魚とされていたので、河豚を食べて食中毒になった事例はないといわれている。
- ユ⸢ドゥン⸣ヌ ⸢ユール⸣ ジ⸢ブンマー⸣ ア⸢カジナー ヨーガリブンダ⸣ イ⸢ズビー スン⸣ティ⸢ダー
[ju⸢dun⸣nu ⸢juːru⸣ ʤ⸢ibummaː⸣ ʔa⸢kaʤinaː joːgaribunda⸣ ʔi⸢ʣubiː sun⸣ti⸢daː]
(赤潮が寄る時期はスジハタの仲間は痩せているから食中毒するそうだよ)
Example phrases
イニンビー [⸢ʔinimbiː] (名)
- 「遺念火」の義。成仏できないで、さ迷っている霊が火の玉となって飛びあるくといわれている。⸣シチ[⸣ʃi̥ʧi](節祭り)の時、夜になると中岡<なかもり>の西の墓地一帯からイニンビー(遺念火)が飛ばないか、確認しに行ったものである。イニンビーが飛ぶか否かによって、法事などの不足による成仏できない先祖の有無を判断した。⸢タッ⸣テヌ パ⸢カー⸣ラ ⸣イニンビーヌ ア⸢ガルター[⸢tat⸣tenu pḁ⸢kaː⸣ra ⸣ʔinimbiːnu ʔa⸢garutaː](何処の家の墓から遺念火が飛んだ<上がった>のか)などと情報を交換しあった
ウーグチ [⸢ʔuːgu⸣ʧi] (名)
- (海底地名)大津口(「大口」の義)。石垣、鳩間、白浜の定期船が出入りする干瀬の津口。島の西南西、⸢クー⸣シビーの南側に位置する。⸢ウーグ⸣チの北側にク⸢チ⸣グヮー[ku̥⸢ʧi⸣gwaː](小津口)がある。また、⸢ウーグ⸣チの南側には、⸢ミーグチ⸣グヮー[⸢miːguʧi⸣gwaː](新小津口)がある。指小辞⸢~グヮー[~gwaː](小)」の付く海底地名は糸満方言からの借用語であろう。従って、指小辞「~グヮー」の付く地名は、無名の糸満漁師たちによる命名に基づくものと考えられる
ウティナンッサナン [ʔu⸢tinan⸣ s⸢sa⸣naŋ] (連)
- 男女による交互歌唱するさま。男女掛け合って歌うさま。
- ム⸢カ⸣シェー バ⸢カー⸣ムヌンケーヤ ⸣ユネン ⸣ナルカー ア⸢ツァ⸣マリティ ミ⸢ドゥ⸣ム ⸣ビキドゥム ウ⸢ティナン⸣ ッ⸢サ⸣ナンシー ウ⸢タ⸣バ イ⸢ゾーッ⸣タ
[mu⸢ka⸣ʃeː ba⸢kaː⸣muŋkeːja ⸣junennarukaː ʔa⸢ʦa⸣mariti mi⸢du⸣mu ⸣bikidumu ʔu⸢tinan⸣ s⸢sa⸣naŋʃiː ʔu⸢ta⸣ba ʔi⸢ʣoːt⸣ta]
(昔は、若者達は夜になると集まって、男女交互に掛け合って歌を歌われた)
Example phrases
ウルプトゥキ [ʔu⸢ruputu⸣ki] (名)
- たむし(田虫)。白癬菌の寄生による皮膚疾患。輪状に蔓延し、痒みが甚だしい。若年層は、グ⸢ツァ⸣バ[gu⸢ʦa⸣ba](ゼニタムシ<銭癬>)ともいう。
- イ⸢クサユー⸣ヌ ⸣アトゥナー ウ⸢ルプトゥキ⸣ヌ パ⸢ヤール⸣タン
[ʔi⸢kusajuː⸣nu ⸣ʔatunaː ʔu⸢ruputuki⸣nu pa⸢jaːru⸣taŋ]
(戦後にゼニタムシ<銭癬>が流行ったことがある) - ム⸢カ⸣シェー ウ⸢ルプトゥ⸣キ ン⸢ジプス⸣ヌ ⸢ゴー⸣ラータヌ マ⸢ナ⸣マー ミ⸢ララン⸣バン
[mu⸢ka⸣ʃeː ʔu⸢ruputu⸣ki ʔn⸢ʤi pu̥su⸣nu ⸢goː⸣raːtanu ma⸢na⸣maː mi⸢raram⸣baŋ]
(昔は田虫の出た人が多かったが、今は見られないよ)
Example phrases
オーラー [⸢ʔoːraː] (名)
- かみて(上手)。風上。⸢上はら」の義。*[uwa] → [oː]の音韻変化による転訛。ッ⸢ソーマー[s⸢soːmaː](風下{EOS}下手{EOS}「裾まわり」)の対義語。
- ⸣イダフネー ⸢オーラー⸣ニル マ⸢ギ⸣ パ⸢ラ⸣ス ッ⸢ソーマー⸣ネー マ⸢グナ
[⸣ʔidaɸuneː ⸢ʔoːraː⸣niru ma⸢gi⸣ pa⸢ra⸣su s⸢soːmaː⸣neː ma⸢guna]
(板船<サバニ>は風上に向かって曲げる<方向転回する>ように操船するのであって、風下に曲げるな) - ⸢オーラー⸣ラ カ⸢ジヌ⸣ フ⸢キッツァー⸣シ クン⸢ドー
[⸢ʔoːraː⸣ra ka⸢ʤinu⸣ ɸu̥⸢kitʦaː⸣ʃi kun⸢doː]
(風上の方から風が吹き荒れ<吹き散らして>てくるぞ) - ⸢オーラー⸣ ン⸢カーシ
[⸢ʔoːraː⸣ ʔŋ⸢kaːʃi]
(風上の方へ向けよ)
Example phrases
オンプール [⸣ʔompuːru] (名)
- 豊年祭の第一日目。「お嶽<お願>豊年祭」の義か。⸢ユードゥー⸣シ[⸢juːduː⸣ʃi](夜通し)ともいう。友利お嶽においてサ⸢カサ[sḁ⸢kasa](司{EOS}巫女)、ティ⸢ジリ⸣ビ[ti⸢ʤiri⸣bi](男性神職者{EOS}神人)、バ⸢キサカ⸣サ[ba⸢kisaka⸣sa](司の助手{EOS}脇司)をはじめ、⸢スー⸣ダイ[⸢suː⸣dai](総代{EOS}部落会長{EOS}公民館長)、ヤ⸢ク⸣サ[ja⸢ku⸣sa](東村、西村の支会長)、⸢ジンバイ[⸢ʤimbai](東村、西村の配膳係各二名)、⸢ポー⸣ツァー[⸢poː⸣ʦaː](包丁人、料理責任者)村役人、村の古老や有識者が揃い、宵の祈願、夜中の祈願、朝の祈願など、夜を徹して豊年を祈願し、二日目のム⸢ラプール[mu⸢rapuːru](村豊年祭)には⸣バウ[⸣bau](棒踊り)、⸢ゾーラキ[⸢ʣoːraki](踊り競演)、⸢パー⸣レー[⸢paː⸣reː](爬竜船競漕)による竜宮より豊年を迎える祈願儀式、三日目のシ⸢ナ⸣ピキ[ʃi⸢na⸣pi̥ki](綱引き)による豊作祈願へと移る。二日目、三日目は⸣トーピン[⸣toːpiŋ](祭りの当日)ともいわれる。
- ⸣オンプーロー ⸢ウイヌ⸣ウガンナーティル ⸢ニン⸣ガイ ⸢オーッタ
[⸣ʔompuːroː ⸢ʔuinu⸣ʔugannaːtiru ⸢niŋ⸣gai ⸢ʔoːt⸣ta]
(お嶽の豊年祭は友利お嶽<上のお嶽>において祈願された)
Example phrases
ガーリウタ [⸢gaːri⸣ʔuta] (名)
- 豊年祭の歌の一種。シ⸢ナ⸣ピキ[ʃi⸢na⸣pi̥ki](綱引き)の直前に、西村、東村の婦人達によるガーリ隊が綱引きを加勢するために、各村の村自慢のものを歌う一種の呪歌。⸢プール⸣ウタ[⸢puːru⸣ʔuta](豊年祭の歌)の項参照
カザケー [ka⸢ʣakeː] (名)
- 屋号。加治工伊佐氏宅。鳩間村五班三十四番地にある。加治工伊佐は寄合赤伊志より鬚川御嶽のティジリビ(男性神職者)を受け継ぎ、在職約60年で引退した。加治工家の位牌には⸢野原親雲上」とある。伝承によると戦争中、船浦に避難していた寄合徹氏が「加治工家・寄合家一族(野原親雲上一族)」の古墓が船浦の崖下に存在したことを確認されたという。竹富町の除籍原本の「仲底ヨボシ」の欄に「安政五年三月二十日同間切同村 亡加治工屋眞二女入籍」とあるから安政五年(1859)以前に何らかの理由で「野原」姓から「加治工」姓に戸籍名が変化したことになる。「加治工」姓は鍛冶屋を家業としたことによるとも伝えられている。⸢ナードー[⸢naːdoː](長堂)の加治工家の畑には鍛冶屋跡の鉄屑が戦後の開墾時に発掘された。加治工津久利(明治15年生)は鳩間島で最初に大工の棟梁になった人物である。建築家であったため、ブ⸢ガリノー⸣シ[bu⸢garinoː⸣ʃi](疲れ治し{EOS}疲労回復)の酒を飲みすぎ、バ⸢タ⸣ヤン[ba⸢ta⸣jaŋ](腹の病{EOS}「胃癌」か)で早世したという。彼が建築した家には、⸣ウブシケー[⸣ʔubuʃi̥keː](大城家)、⸢ダイ⸣ケー[⸢dai⸣keː](大工家)、パ⸢ナシケー[pa⸢naʃi̥keː](花城家)、⸣ユージェー[⸣juːʤeː](松竹家)などがある。津久利の孫、伊佐の長男加治工眞市は鳩間島出身で初めて山口大学助教授、沖縄県立芸術大学教授に就任した。次男の長秀は鳩間島出身で初めて沖縄県漁連の理事を務めた。
- カ⸢ザケーヌ⸣ ス⸢ク⸣レザー ⸢ヤーザイ⸣ク ヤ⸢ローッ⸣タツォー
[ka⸢ʣakeːnu⸣ su̥⸢ku⸣reʣaː ⸢jaːʣai⸣ku ja⸢roːt⸣taʦoː]
(加治工家の津久利お父<兄>さんは大工の棟梁であられたそうだ)
Example phrases
Prosodic materials of the Southern Ryukyuan Yaeyama Miyara dialect
Results from the [関連データ]南琉球八重山語宮良方言の名詞アクセント資料 [Kanren dēta] Minami Ryūkyū Yaeyama-go Miyara hōgen No meishi akusento shiryō ([Relevant Data] Prosodic materials of the Southern Ryukyuan Yaeyama Miyara dialect), by Kenan Celik, Aso Reiko and Kohei Nakazawa, © CC BY-NC 3.0 DEED
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マラリヤニツゥ [mararijanitsɨ] L (名)
- マラリアによる熱
Japanese-Multilingual Dictionary (JMDict)
Results from the Japanese-Multilingual Electronic Dictionary project (JMdict), created by Jim Breen, © Electronic Dictionary Research and Development Group.
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よる【寄る】
(Common Godan verb, intransitive)
- To approach; To draw near; To come near; To be close to
- To gather (in one place); To come together; To meet
- To stop by (while on one's way to another place); To drop by; To make a short visit
- To grow old; To grow high (number, etc.)
- To grow (wrinkly)
- To lean against; To recline on
- To push one's opponent while holding their belt
- To decide on a price and come to a deal
- To be swayed by (a person); To yield to
— Archaism
よる・よ【夜】
(Common Adverbial noun)
- Evening; Night
よる【因る・拠る・依る・由る】
(Common Godan verb, intransitive)
- To be due to; To be caused by
— Word usually written using kana alone
- To depend on; To turn on
- To be based on; To come from
- To be based at (a location, an organization); To be headquartered at
よる・える・すぐる【選る・択る】
(Common Godan verb, transitive)
- To choose; To select
よる【倚る・凭る】
(Godan verb, intransitive)
- To lean on; To rest against
よる【撚る・縒る】
(Godan verb, transitive)
- To twist (yarn); To lay (rope)
よる
(Auxiliary verb)
- Verb suffix indicating contempt or disdain for another's action
— Derogatory
よる【預流】
(Noun)
- Sotāpanna; Srotāpanna; Stream-winner; Stream-entrant
かたよる【偏る・片寄る】
(Common Godan verb, intransitive)
- To be one-sided; To incline; To be partial; To be prejudiced; To lean; To be biased; To be biassed
たよる【頼る・便る】
(Common Godan verb, intransitive)
- To rely on; To have recourse to; To depend on
ちかよる【近寄る・近よる】
(Common Godan verb, intransitive)
- To approach; To draw near
たちよる【立ち寄る・立寄る】
(Common Godan verb, intransitive)
- To stop by; To drop in for a short visit
あゆみよる【歩み寄る】
(Common Godan verb, intransitive)
- To step up; To compromise; To meet halfway
つめよる【詰め寄る・詰寄る】
(Godan verb, intransitive)
- To draw near; To draw closer
- To press someone (e.g. for an answer)
かけよる【駆け寄る・駆けよる・駆寄る・かけ寄る】
(Godan verb, intransitive)
- To rush over; To run up to
もちよる【持ち寄る】
(Godan verb, intransitive)
- To gather (bringing something); To gather (to exchange something)
としよる【年寄る】
(Godan verb, intransitive)
- To grow old
しのびよる【忍び寄る】
(Godan verb, intransitive)
- To creep; To steal up; To draw near unnoticed
よると【依ると】
(Common Expression)
- According to
— Word usually written using kana alone
ことによる【事による】
(Common Expression)
- Depending on the circumstances
— Word usually written using kana alone
- Due to (with modifying verb)
による【に依る・に因る・に拠る】
(Expression)
- By means of; Due to; Because of; According to
— Word usually written using kana alone
による【似寄る】
(Godan verb, intransitive)
- To resemble
よるい【余類】
(Noun)
- Remnants of a party or a gang
よるべ【寄る辺】
(Noun)
- Place to go; Person to turn to or depend on; One's resort
ひよる【日和る】
(Godan verb, intransitive)
- To wait and see; To sit on the fence; To be noncommittal
およる【御寝・御夜】
(Noun)
- Sleep; Rest
— Honorific or respectful (sonkeigo) language / Archaism
およる・おしずまる【御寝る】
(Verb)
- To sleep
— Archaism / Honorific or respectful (sonkeigo) language