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Define もらう morau Meaning モラウ

Displaying results for もらう (morau・もらう・モラウ) – ryukyu

A dictionary of the Ryukyuan language

Results from the 沖縄語辞典 データ集 Okinawago jiten dēta-shū (Okinawan Language Dictionary Data Collection), published by the National Institute for Japanese Language and Linguistics, © CC BY 4.0.

Search languages: Japanese → Okinawan

もらう 【貰う】

See also

Dictionary of the Practical Use of Okinawan

Results from the うちなーぐち活用辞典テキストデータベース Uchinaaguchi katsuyō jiten tekisuto dētabēsu (Dictionary of the Practical Use of Okinawan), by Shinsho Miyara, © CC BY-ND 3.0 DEED.

Search languages: Japanese ↔ Okinawan

ふぃ よー(さー) 日雇い(労働者)  (ふぃーいちにち はたらちゃーに じん ゐーゆしんかい ふぃよーさーんでぃ いーん。(一日働いてお金をもらうのを日雇い労働者と言う))

とぅいん (とぅたん、とぅらん、とぅてぃ)

  • 取る、もらう
  • Example phrases
    • っちゅぬ むのー とぅてーならん。
      (人のものは取ってはならない)
    • くん ちちぇー たーが ふーび とぅたが?
      (今月は誰が報償をもらったか)

ゐーゆん (ゐーたん、ゐーらん、ゐーてぃ)

  • もらう、もてあそぶ
  • Example phrases
    • っちゅから むぬ ゐーねー、むっちけーさー しみてー ならん どー。わしたる じぶんに えーてぃんかい ちむ みしり。
      (人から物をもらったら、お返しを持たせてはいけない。忘れた頃に相手に感謝を見せなさい)
    • ゐーたる じのー ちじに かみやーに しぐ ちかれー。
      (もらったお金は感謝してすぐに使いなさい)

Audio Database of Hatoma Lexicon

Results from the 鳩間方言 音声語彙データベース Hatoma hōgen onsei goi dētabēsu (The Audio Database of Hatoma Lexicon), by Shinichi Kajiku and Natsuko Nakagawa, © CC BY-SA 3.0 DEED

Search languages: Yaeyama (Hatoma) ↔ Japanese

アンナーマクーン [ʔan⸢naː⸣ma ⸣kuːŋ] (連)

  • 花嫁を娶る。花嫁をもらう。「花嫁を乞う」の義。
  • Example phrases
    • マ⸢ダ⸣ アン⸢ナー⸣マ ⸢コー⸣ヌ [ma⸢da⸣ ʔan⸢naː⸣ma ⸢koː⸣nu] (まだ花嫁を貰ってない)。 アン⸢ナー⸣マ ⸣クイン ⸣パルン [ʔan⸢naː⸣ma ⸣kuim ⸣paruŋ] (花嫁を貰いに行く)。ユ⸢ミ⸣ クーン[ju⸢mi⸣ kuːŋ](嫁を貰う<乞う>)、トゥ⸢ジ⸣ トゥムン[tu⸢dʒi⸣ tumuŋ](妻を娶る<妻を探す>)ともいう

ウンキクラスン [⸢ʔuŋki⸣ ku⸢ra⸣suŋ] (連)

  • 占わせる。「運気を繰らす」の義。⸣サンギンソー[⸣saŋginsoː](易者{EOS}三世相)やユ⸢タ[ju⸢ta](口寄せをする巫女{EOS}かんなぎ<巫・覡>)に運気祈願の日時、方法を占ってもらう。
  • Example phrases
    • ⸣サンギンソーヌ ⸣ヤーナ ⸢ギーティ ヤーニンズー⸣ヌ ⸢ウンキ⸣ ク⸢ラ⸣シ ⸣クーバ
      [⸣saŋginsoːnu ⸣jaːna ⸢giːti jaːninʣuː⸣nu ⸢ʔuŋki⸣ ku⸢ra⸣ʃi ⸣kuːba]
      (易者の家に行って家族の運気を占ってもらってきなさい)

カカルン [kḁ⸢ka⸣ruŋ] (自動)

  • {Mn_3}頼る。頼む。治療してもらう。
  • Example phrases
    • ⸣イサン カ⸢カ⸣レー ⸣ミサムヌ
      [⸣ʔisaŋ kḁ⸢ka⸣reː ⸣misamunu]
      (医者にかかれば良いのに)
    • ⸢パー⸣ク ⸣イサン カ⸢カ⸣リ
      [⸢paː⸣ku ⸣ʔisaŋ kḁ⸢ka⸣ri]
      (早く医者にかかれ<治療してもらえ>)

シンタラーシムムタラーシ [⸢ʃintaraː⸣ʃi mu⸢mutaraː⸣ʃi] (連)

  • 寛大に許してもらう。ご寛恕のほど。「千万の堪忍」の義。
  • Example phrases
    • ア⸢ティナシヌ⸣ ム⸢ヌ⸣ヌ ⸢シェー⸣ル ⸣クトゥ ヤ⸢リバ⸣ ドー⸢ディン シンタラー⸣シ ム⸢ムタラーシ⸣ ユ⸢ラ⸣シ タ⸢ボー⸣リティル ⸣ニガイ ッ⸢サリル⸣ユー
      [ʔa⸢tinaʃinu⸣ mu⸢nu⸣nu ⸢ʃeː⸣ru ⸣ku̥tu ja⸢riba⸣ doː⸢diŋ ʃintaraː⸣ʃi mu⸢mutaraː⸣ʃi ju⸢ra⸣ʃi ta⸢boː⸣ritiru ⸣nigai s⸢sariru⸣juː]
      (思慮分別のない者が仕出かしたことですので、どうぞ千万のご寛恕を賜りますようお願い申し上げます)

バタルン [ba⸢taruŋ] (他動)

  • {Mn_2}もらう。手渡す。
  • Example phrases
    • ⸢ガッ⸣コーラ ⸢ツーシン⸣ボー バ⸢タリ⸣ ケーン
      [⸢gak⸣koːra ⸢ʦuːʃim⸣boː ba⸢tari⸣ keːŋ]
      (学校から通信簿<通知表>を手渡して貰ってきた)

アミダマ [ʔa⸢midama] (名)

  • 飴玉。砂糖を煮詰めて球形、菱形等に作った菓子。戦後は鳩間島にも小売店ができて、飴玉等の駄菓子類が売られるようになった。広口のガラス瓶に、赤、白、黄色などのカラフルな菓子が詰まっていて、それを買ってもらうのが子供にとって楽しみであった。
  • Example phrases
    • イ⸢サナケーラヌ⸣ シトー ヤー⸢ディン⸣ ア⸢ミダマバル カイヨーッ⸣タ
      [ʔi⸢sanakeːranu⸣ ʃi̥toː jaː⸢diŋ⸣ ʔa⸢midamabaru kaijoːt⸣ta]
      (石垣からのお土産<つと{EOS}苞>は、必ず飴玉を買われた)

イーリッふァ [⸢ʔiːri⸣ffa] (名)

  • 貰い子。生まれつき母親との相性が悪い子は病弱であるので、相性のいい人を探して仮にその人の子にしてもらう子のこと。特定の日に道で遭遇した人や、定期航海船の船長に仮の親を頼むことがある。仮の親には子供が成長した後も進物を欠かさない。ヤ⸢シナイッふァ[ja⸢ʃinaiffa](養い子)ともいう。
  • Example phrases
    • ⸢ソーッふァー⸣ ア⸢ラ⸣ヌ ⸢イーリ⸣ッふァ ヤ⸢ルヌヌンドゥ⸣ イッ⸢ケナ⸣ ア⸢ツァー⸣ ピライ ⸢ブン⸣ダー
      [⸢soːffaː⸣ ʔa⸢ra⸣nu ⸢ʔiːri⸣ffa ja⸢runundu⸣ ʔik⸢kena⸣ ʔa⸢ʦaː⸣ pirai ⸢bun⸣daː]
      (本当の子ではない{EOS}貰い子であるが非常に親密に<篤く>交際しているよ)
    • ク⸢ヌ⸣ ッ⸢ふァー⸣ ア⸢マ⸣ヌ ⸢ビョー⸣ザーッタ ⸢ベー⸣ティ ⸢ウンパンシン⸣ヌ ⸢シンドゥ⸣バ タ⸢ナ⸣ミ ⸢イーリ⸣ッふァ ⸣ナシ フ⸢ニ⸣ヌ ⸣アカ ア⸢マシター⸣ パ⸢シットゥ⸣ ナリ⸢ベー
      [ku⸢nu⸣ f⸢faː⸣ ʔa⸢ma⸣nu ⸢bjoː⸣ʣaːtta ⸢beː⸣ti ⸢ʔumpaŋʃin⸣nu ⸢ʃindu⸣ba ta⸢na⸣mi ⸢ʔiːri⸣ffa ⸣naʃi ɸu⸢ni⸣nu ⸣ʔaka ʔa⸢maʃi̥taː⸣ pḁ⸢ʃittu⸣ nari ⸢beː]
      (この子はあまりにも病弱であったので運搬船の船頭に頼んで貰い子にして船の淦を浴びせておいたら元気になって<すっきりして>いる)

カラマース [ka⸢ramaːsu] (名)

  • 健康祈願のため、真っ白な塩を盃に入れて山形に成形し、皿に移してお膳に並べ、床の間の⸢コン⸣ジン[⸢kon⸣ʣiŋ](根神)に供えたもの。「力塩(健康祈願の塩)」の義。正月元旦に家族一同床の前にうち揃い、神前に礼拝をした後、家長から⸣グシ[⸣guʃi](神酒{EOS}御屠蘇の一種)を頂いて、さらに箸でカ⸢ラマース(力塩)を摘んでもらい、頂戴する慣わしがある。訪問者もそれを頂いて一年中の健康と嘉例を付けてもらうのが慣わしである。
  • Example phrases
    • ⸣グシーン ⸣カミ カ⸢ラマースン⸣ カミバ
      [⸣guʃiːŋ ⸣kami ka⸢ramaːsuŋ⸣ kamiba]
      (お神酒も頂いて、力塩も頂戴しなさいよ)

サカサ [sḁ⸢kasa] (名)

  • 司。女性の神職者。⸢カン⸣プス[⸢kam⸣pu̥、su](神職者{EOS}「神人」の義)で、担当する⸣ウガン[⸣ʔugaŋ](お願{EOS}御嶽)の⸣ウボー[⸣ʔubou](威部{EOS}霊域)を護る神女。毎月の朔日、十五日には⸣ウガン[ʔugaŋ]にお参りをして祈願をした。キ⸢ザル[ki⸢ʣaru](村の祭祀)には神事の中心となって、担当する⸣ウガン[⸣ʔugaŋ](お願{EOS}御嶽)で祈願をする。⸣サーダカマリ[⸣saːdakamari](セジ高い生まれ{EOS}生来霊感のすぐれた人)で、カ⸢ンダー⸣リ[ka⸢ndaː⸣ri](神懸り)したり、フ⸢ダマリ[ɸu⸢damari](神懸り{EOS}体調を崩したりして寝込んでいて、急に神が憑依して常人と異なる言動をし、神託を告げるようになること)  によって就任する。⸣シジ[⸣siʣi](血筋)、ピ⸢キ[pi̥⸢ki](御嶽を中心とする血統)によって所属する御嶽(お願)のサカサが誕生する。サカサ(司)に就任することを、⸣ヤマ ダ⸢クン[⸣jama da⸢kuŋ](山を抱く)という。特定の⸣ウガン[⸣ʔugaŋ](御嶽)でサカサの欠員が生じた場合、それぞれのピ⸢キ[pi̥⸢ki](血統)の御嶽で祈願をし、ウ⸢ク⸣ジ バ⸢リ[ʔu⸢ku⸣ʣi ba⸢ri](神籤を占い)、後継者を決定した。また、⸣シジダカマリ[⸣ʃiʣidakamari](セジ高い人)で病弱な状態が続いた場合、石垣島の⸣サンギンソー[⸣saŋginsoː](三世相{EOS}易者)やユタ[ju⸢ta](かんなぎ{EOS}口寄せする巫女{EOS}霊能者)に観てもらい、継ぐべき神職を決めてもらうこともあった。また本人が神がかり状態になって、神司職を継ぐべき御嶽の神意を告げることもあった。神懸り状態になることを、フ⸢ダマルン[ɸu⸢damaruŋ]という。
  • Example phrases
    • サ⸢カサー カンダー⸣リ シ⸢ティ⸣ ウ⸢ガ⸣モール プ⸢スン オー⸣リ フ⸢ダマリティ⸣ ナ⸢ロー⸣ル プ⸢スン オー⸣ルン
      [sḁ⸢kasaː kandaː⸣ri ʃi̥⸢ti⸣ ʔu⸢ga⸣moːru pu̥⸢suŋ ʔoː⸣ri ɸu⸢damariti⸣ na⸢roː⸣ru pu̥⸢suŋ ʔoː⸣ruŋ]
      (司は神懸りして拝まれる人もおられ、フダマリ<神懸り>して神託によって成られる人も居られる)
    • 1970年頃の司は、⸢ウイヌ⸣ウガン
      [ʔuinu⸣ʔugaŋ]
      (友利御嶽{EOS}加治工千代氏)
    • 、ピ⸢ナイ⸣ウガン
      [pi⸢nai⸣ʔugaŋ]
      (鬚川御嶽{EOS}花城イガ氏)
    • 、ニ⸢シ⸣ドーウガン
      [ni⸢ʃi⸣doːʔugaŋ]
      (西堂御嶽、米盛クヤ氏)
    • 、ア⸢ラ⸣カーウガン
      [ʔa⸢ra⸣kaːʔugaŋ]
      (新川御嶽、吉川信子氏)


    • あった)

ジーヌギ [⸢ʤiːnugi] (名)

  • 「地抜き」の義か。旅先や海上で死んだ人の霊魂は、落命(臨終)の地に落ちてさ迷い成仏できないと信じられている。従って、出来るだけ早く落命した地へ行き、地の神や竜宮の神に祈願をし、死者の霊を解放してもらい、成仏させるための祭事を執り行った。老婆やサ⸢カサ[sḁ⸢kasa](司{EOS}女性神職者)に依頼して祈願してもらうか、ユ⸢タ[ju⸢ta](巫女{EOS}いちこ)に依頼して⸢ジーヌギ[⸢ʤiːnugi](地抜き)の祈願をしてもらった。この祈願は、仕方を誤ると霊界に通らないこともあり、難しいという。
  • Example phrases
    • ⸢ジーヌギ サン⸣カー ナ⸢ラン⸣ティ ⸢シー⸣ サ⸢カサ⸣ タ⸢ナ⸣ミ ⸢ジーヌギ⸣ シ⸢モーッ⸣タツォー
      [⸢ʤiːnugi saŋ⸣kaː na⸢ran⸣ti ⸢ʃiː⸣ sḁ⸢kasa⸣ ta⸢na⸣mi ⸢ʤiːnugi⸣ ʃi⸢moːt⸣taʦoː]
      (ジーヌギの祈願をしなくてはいけないとのことで<といって>、司を頼んでジーヌギ<地抜き>の祈願をさせられたそうだ)
    • タ⸢ビ⸣ナー ⸢マーラシェー⸣ プ⸢ソー ジーヌギ⸣ サ⸢バル⸣ ナルツォー
      [ta⸢bi⸣naː ⸢maːraʃeː⸣ pu̥⸢soː ʤiːnugi⸣ sa⸢baru⸣ naruʦoː]
      (旅で亡くなった人は、霊魂をその地から地抜きをしないといけない<地抜きすればぞなる>そうだ)

ティーイナシキ [⸢tiːʔina⸣ʃi̥ki] (名)

  • てぎね(手杵)。たて杵。単に、イ⸢ナ⸣シキ[ʔi⸢na⸣ʃi̥ki](杵、「稲舂」の義)ともいう。直径約10センチ、長さ約90センチの樫の円柱で作った杵。中央部を削って握りやすいように作ってある。普通は家庭の婦女子が一人で必要に応じて、必要な分だけ米を搗いた。⸢アイダ⸣チ[⸢ʔaida⸣ʧi](横杵{EOS}⸢相槌」<『日葡辞書』>の転訛か)は複数の女性が一緒に米を搗く際に用いた杵である。家屋建築や祝儀、法事の際には庭に搗き臼を並べて、それぞれの臼に2~3人の婦人が向き合いながら米を搗くのが普通であった。昭和40年ごろから石垣島の精米所に依頼して米を送って精米してもらうようになった。精米賃は精米した米から差し引いて依頼者へ届けられた。
  • Example phrases
    • ム⸢カ⸣シェー シ⸢キ⸣ウシナー ⸢マイ⸣ イ⸢リティ⸣ イ⸢ナシ⸣キシル ⸢マイヤー⸣ ッ⸢サウタ⸣ル
      [mu⸢ka⸣ʃeː ʃi̥⸢ki⸣ʔuʃinaː ⸢mai⸣ ʔi⸢riti⸣ ʔi⸢na⸣ʃi̥kiʃiru ⸢maijaː⸣ s⸢sauta⸣ru]
      (昔は搗き臼に米を入れて杵で<ぞ>米は精げたものだ)

フニヌアカ [ɸu⸢ni⸣nu ⸣ʔaka] (連)

  • あか(淦)。ふなゆ(船湯)。舟底に溜まった水。フ⸢ニ⸣ヌ ⸣ユー[ɸu⸢ni⸣nu juː](船の湯)ともいう。「Aca.yu.アカ、またはユ( uby{淦}{アカ}、叉は、ゆ)揚水器で汲み出す船の水」、「Aca,Acano mizzu.アカ、または、アカノミヅ(閼伽、または、閼伽の水) 朝早く仏(Fotoqes)に供える水」『邦訳日葡辞書』の義。鳩間島では病弱な子供には船の淦を汲んで額に塗ると病気が良くなるという信仰が行われていた。昭和30年代までは、運搬船が入港する際に船長に依頼して淦を汲んでもらい、子供の額に塗ってもらう習慣があった。
  • Example phrases
    • カ⸢ツシンヌ⸣ アカ ⸣トゥルン
      [kḁ⸢ʦuʃinnu⸣ ʔaka ⸣turuŋ]
      (カツオ漁船の淦を汲み上げる<淦を取る>)

マイシキ [⸢mai⸣ʃi̥ki] (名)

  • uby{米搗}{コメ|ツ}き。 uby{稲搗}{イネ|ツキ}。搗き臼に玄米を入れて杵で搗いて精げること。老年層は普通は、イ⸢ニ⸣ッサイ[ʔi⸢ni⸣ssai](稲精げ)、⸢マイ⸣ッサイ[⸢mai⸣ssai](米精げ)という。1960年ごろからは祭祀用の米を運搬船で石垣島へ送り、精米所で精米してもらうようになった。精米賃は米で支払っていた。
  • Example phrases
    • ム⸢カ⸣シェー ⸢ユーズピーズ⸣ヌ ⸢マイ⸣シケー ミ⸢ナカ⸣ナー シ⸢キ⸣ウシ フ⸢ターチナー⸣ ビ⸢シティ⸣ プ⸢ス⸣クミ フ⸢ターンナー⸣シル ッサイ⸢ヨーッ⸣タ
      [mu⸢ka⸣ʃeː ⸢juːʣupiːʣu⸣nu ⸢mai⸣ʃi̥keː mi⸢naka⸣naː ʃi̥⸢ki⸣ʔuʃi ɸu̥⸢taːʧinaː⸣ bi⸢ʃiti⸣ pu̥⸢su⸣kumi ɸu̥⸢taːrunaː⸣ʃiru ssai⸢joːt⸣ta]
      (昔は、祭祀行事用の米搗きは、庭に搗き臼を二台ずつ据えて、一組二人ずつで米搗き<精げ>をされた)

マブルカルイヌニンガイフチ [ma⸢bu⸣rukaruinu ⸢niŋgai⸣ɸu̥ʧi] (連)

  • uby{魂籠}{タマ|ゴメ}めの祝詞。「マブル籠め願い口」の義。マ⸢ブ⸣ル(魂)が人体より抜け落ちた場合、サ⸢カサ[sḁ⸢kasa](司{EOS}神女{EOS}女性神職者)か、祖母に依頼して魂籠めの儀式を執り行ってもらうが、その際に次のような uby[g]{祝詞}{ノリト}を唱える。{Sg_1}⸣ヌーディマリヌ マ⸢ブ⸣ル ⸣プサティ ドー⸢ディン キュー⸣ヌ ⸢カイピール⸣バ ム⸢トゥ⸣バ ⸣シー ウ⸢ガミトゥー⸣シ ア⸢ギル⸣ ウ⸢ガミ⸣ヌ ニ⸢ガイ⸣ヤー ドー⸢ディンマー⸣ ピ⸢ナカンガナシヌ⸣ マイシー シ⸢キウキ⸣ トゥ⸢リウ⸣キ タ⸢ブ⸣ローレーティ ウ⸢ス⸣バユシ ウ⸢ガマ⸣リ タ⸢ブ⸣ローリ[⸣nuːdimarinu ma⸢bu⸣ru ⸣pu̥sati doː⸢diŋ kjuː⸣nu ⸢kaipiːru⸣ba mu⸢tu⸣ba ⸣ʃiː ʔu⸢gamituː⸣ʃi ʔa⸢giru⸣ ʔu⸢gami⸣nu ni⸢gai⸣jaː doː⸢dimmaː⸣ pi⸢nakaŋganaʃinu⸣ maiʃiː ʃi̥⸢kiʔuki⸣ tu⸢ri⸣ʔuki ta⸢bu⸣roːreːti ʔu⸢su⸣bajuʃi ʔu⸢gama⸣ri ta⸢bu⸣roːri](何年生まれの人が、マブル<魂>が欲しいので、どうぞ今日の uby{佳日}{カ|ジツ}をもとにして、黄金の佳日をもとにして拝み通しあげる拝みの願いを、どうぞ火の神様の御前<御自身>がお聞き受け、お取り受け下さってお側にお寄せになって、拝まれてください){Sg_2}(ドー⸢ディン⸣ティ ⸢シー)⸢ゴー⸣サナガラ ⸢ヨーミ⸣サナガラ ウ⸢ス⸣バユリ ウ⸢ガミ トゥー⸣シ ア⸢ギル⸣ ニ⸢ガイ⸣ヤー ドー⸢ディンマー⸣ ピ⸢ナカンガナシヌ⸣ マイ トゥ⸢クヌ⸣マイ ッ⸢サリ⸣ シ⸢キウ⸣キ トゥ⸢リウ⸣キ タ⸢ボー⸣ローレーティ ウ⸢ス⸣バユシ ウ⸢ガマ⸣リ タ⸢ブ⸣ローリ ドー⸢ディン⸣ ドー⸢ディン⸣ティ ⸢シー⸣ ウ⸢ス⸣バユリ ウ⸢ガミトゥー⸣シ ア⸢ギル⸣ ニ⸢ガイ⸣ヤー ⸢ジューニホン⸣ヌ コー ⸢トゥー⸣シ ⸣アギ ⸣ヌーディマリヌ ⸢トゥーヌ ティー⸣ピサ ウ⸢サーシ⸣ ス⸢ブシピサ⸣ ウ⸢シトーシ⸣ ウ⸢ガミトゥー⸣シ ア⸢ギル⸣ ニ⸢ガイ⸣ヤー ドー⸢ディンマー カンヌ⸣マイ ⸢ミートゥクルヌ カンヌ⸣マイ ドー⸢ディン⸣ シ⸢キウキ⸣ トゥ⸢ル⸣ウキ タ⸢ブ⸣ローレーティ ウ⸢ス⸣バユシ ウ⸢ガマ⸣リ タ⸢ブ⸣ローリ ⸢キュー⸣ワ ⸣カイブー ⸣ヌーディマリヌ ア⸢サビブリバ シー⸣ ア⸢ラ⸣クンケン キ⸢ムウダラ⸣キ ン⸢ニウダラキ シーベー⸣ティ ⸢ティーダル⸣サ ⸣ピサダルサ ⸢ティー⸣パン ⸣ダルサ ⸢ティーダラダラー⸣シ ⸢ブーユンダ⸣ ノー⸢シン⸣ マ⸢ブル⸣ヌ ⸣ドゥーナー シゥ⸢カ⸣ン ⸣ウティ ⸢ベー⸣ティル ア⸢サビブリ シー ベー⸣ティル ⸣カイ ⸢ブーダー⸣バ ドー⸢ディンマー⸣ アイ ヤ⸢ル⸣スクン ⸢デー⸣カー ナ⸢カミ⸣チェーラ ⸢アンタ⸣ナー ⸣ヌーディマリヌ マ⸢ブローマ⸣ヌ ア⸢サビブリバ ⸢シー⸣ ア⸢ラ⸣クスクン ⸢デー⸣カー ドー⸢ディンマー カンヌ⸣マイシ ⸢ウイマーシ⸣ カ⸢ルイマー⸣シ ⸢サーロー⸣リ ⸣ヌーヤーヌ ⸣ヌーディマリヌ ⸢フンダメー⸣ル ⸢ヤー⸣ウチ キ⸢ナイウチ トゥー⸣リ ウ⸢フムン⸣ヌ ウ⸢チェー⸣ニ ン⸢カイシミ⸣ タ⸢ボー⸣リ ン⸢カイシミ⸣ タ⸢ボー⸣レーティ マ⸢ナマ⸣ヌ ⸢カイ⸣トゥキナー ドー⸢ディン⸣ マ⸢ブル⸣ヌ ミ⸢ジ⸣ プサティ ⸢オー⸣ル スクン ⸢デー⸣カー ミ⸢ジヌ⸣ パ⸢チーン⸣ シ⸢ル⸣ミジ ア⸢マ⸣ミジ チャン⸢トゥ⸣ イ⸢リー⸣ ウ⸢ツァナ⸣クーン ⸣グシパナーン チャン⸢トゥ⸣ イ⸢リー⸣ マ⸢ミ⸣ヌ ⸣スーン バ⸢カシ⸣ シケーバ マ⸢ナ⸣マ ヤ⸢ラビ サーロー⸣リ ⸢ブー⸣ヌ ⸣タマ ナ⸢ナチ⸣ヌ ⸣タマ イ⸢チチ⸣ヌ ⸣タマ ⸢ミーチヌ⸣ タマナー ク⸢ミ⸣シミ タ⸢ブ⸣ローリ マ⸢ブロー⸣マ マ⸢ブロー⸣マ ⸢イー⸣ユン マ⸢ミ⸣ヌスーン バ⸢カシ⸣シケーバ ダン⸢ティ⸣ キー ッ⸢ふァイ⸣ ッ⸢ふァイ[doː⸢din⸣ti ⸢ʃiː goː⸣sanagara ⸢joːmi⸣sanagara ʔu⸢su⸣bajuri ʔu⸢gamituː⸣ʃi ʔa⸢giru⸣ ni⸢gai⸣jaː doː⸢dimmaː⸣ pi⸢nakaŋganaʃinu⸣mai tu̥⸢kunu⸣mai s⸢sari⸣ ʃi̥⸢kiʔu⸣ki tu⸢riʔu⸣ki ta⸢boː⸣reːti ʔu⸢su⸣bajuʃi ʔu⸢gama⸣ri ta⸢bu⸣roːri doː⸢din⸣ doː⸢din⸣ti ⸢ʃiː⸣ ʔu⸢su⸣bajuri ʔu⸢gamituː⸣ʃi ʔa⸢giru⸣ ni⸢gai⸣jaː ⸢ʤuːnihon⸣nu ⸣koː ⸢tuː⸣ʃi ⸣ʔagi ⸣nuːdimarinu ⸢tuːnu tiː⸣pi̥sa ʔu⸢saːʃi⸣ su⸢buʃipisa⸣ ʔu⸢ʃitoːʃi⸣ ʔu⸢gamituː⸣ʃi ʔa⸢giru⸣ ni⸢gai⸣jaː doː⸢dimmaː kannu⸣mai ⸢miːtukurunu kannu⸣mai doː⸢diŋ⸣ ʃi̥⸢kiʔuki⸣ tu⸢ru⸣ʔuki ta⸢bu⸣roːreːti ʔu⸢su⸣bajuʃi ʔu⸢gama⸣ri ta⸢bu⸣roːri ⸢kjuː⸣wa kai⸢buː⸣ nuːdimarinu ʔa⸢sabiburiba ʃiː⸣ ʔa⸢ra⸣kuŋkeŋ ki⸢muʔudara⸣ki n⸢niʔudaraki ʃiːbeː⸣ti ⸢tiːdaru⸣sa pi̥⸢sadarusa tiː⸣pan ⸣darusa ⸢tiːdaradaraː⸣ʃi ⸢buːjunda⸣ noː⸢ʃim⸣ ma⸢buru⸣nu ⸣duːna sï̥⸢ka⸣n ʔuti⸢beː⸣tiru ʔa⸢sabiburi ʃiːbeː⸣tiru ⸣kai ⸢buːdaː⸣ba doː⸢dimmaː⸣ ʔai ja⸢ru⸣su̥kun ⸢deː⸣kaː na⸢kami⸣ʧeːra ⸢ʔanta⸣naː ⸣nuːdimarinu ma⸢buroːma⸣nu ʔa⸢sabiburiba ʃiː⸣ ʔa⸢ra⸣kusu̥kun ⸢deː⸣kaː doː⸢dimmaː kannu⸣maiʃi ⸢ʔuimaːʃi⸣ ka⸢ruimaː⸣ʃi ⸢saːroː⸣ri ⸣nuːjaːnu ⸣nuːdimarinu ⸢ɸundameː⸣ru ⸢jaː⸣ʔuʧi ki⸢naiʔuʧi tuː⸣ri ʔu⸢ɸumun⸣nu ʔu⸢ʧeː⸣ni ŋ⸢kaiʃimi⸣ ta⸢bu⸣roːreːti ma⸢nama⸣nu ⸢kai⸣tukina doː⸢dim⸣ ma⸢buru⸣nu mi⸢ʤi⸣ pu̥sati ⸢ʔoː⸣ru su̥kun ⸢deː⸣kaː mi⸢ʤinu⸣ pḁ⸢ʧiːn⸣ ʃi⸢ru⸣miʤi ʔa⸢ma⸣miʤi ʧan⸢tu⸣ ʔi⸢riː⸣ ʔu⸢ʦana⸣kuːŋ ⸣guʃipanaːn ʧan⸢tu⸣ ʔi⸢riː⸣ ma⸢mi⸣nu ⸣suːm ba⸢kaʃi⸣ʃi̥keːba ma⸢na⸣ma ja⸢rabi saːroː⸣ri ⸢buː⸣nu ⸣tama na⸢naʧi⸣nu tama ʔi⸢ʧiʧi⸣nu ⸣tama ⸢miːʧinu⸣ tamanaː ku⸢mi⸣ʃimi ta⸢bu⸣roːri ma⸢buroː⸣ma ma⸢buroː⸣ma ⸢ʔiː⸣jum ma⸢mi⸣nu ⸣suːm ba⸢kaʃi⸣ ʃi̥keːba dan⸢ti⸣ kiː f⸢fai⸣ f⸢fai](どうぞ、願わくば、と言って、恐れ多いことですが、お側近くに寄って拝み通して祈願し申し上げる願い事は、どうぞ火の神様、床の間の神様へ申し上げますから、お聞き届け取り受け賜って、お側へ寄せて祈願されて下さい{EOS}願わくば、どうぞと言ってお側に寄って拝み通し上げる願いは、十二本の香を灯し通して祈願し、何年生まれの者が、十の掌を合わせ、足膝を押し倒して拝み通し上げる祈願は、どうぞ神様、三箇所の神様、どうぞお聞き届け、取り受け下さって、お側へ寄せさせ、拝まれ<祈願され>て下さい{EOS}今日は、このように、何年生まれの者が遊び uby{惚}{ホ}けているうちに、肝驚き胸驚きをしているので、手がだるく、足がだるく、手も足もだるく、手がだらだらしているので、きっとマブル<魂>が肉体に付かずに抜け落ちているので、魂が遊び惚けているので、このようにしているでしょうから、どうぞ、そうであるならば、中道から東の方に、何年生まれのマブローマ<幼い魂>が遊び惚けているようでしたらば、どうぞ神様で魂を追い回し、囲い回し<負ぶい回して>てお連れ下さって、何家の、何年生まれが踏み固めた<建立した>家内、家庭内、通り大門の内側に向かわしめてください{EOS}向かわしめてくださって、今の佳き時に、どうぞ魂<マブル>が水を欲しがっておられるのなら、水のお初も白水<神酒>、雨水<真水>もちゃんと入れ、 uby{供物}{ク|モツ}もお酒も米のお初もちゃんと入れ、豆のお汁も炊いてありますから、今すぐ呼んで連れてきてくださって、麻糸の玉の、七つの玉、五つの玉、三つの玉に籠めさせてください{EOS}マブローマ<幼い魂>よ、マブローマよ、ご飯も豆も炊いてあるから、早くきてお食べ、すぐ来てお食べ)と唱える。⸢マブル籠め」は、夕食の頃に執り行われるのが普通であったから、その時分に来客があると大変に喜ばれた。その客が男性の場合は最高に良いとされた。来客に連れられてマブローマが門より家の中へ入ってくると信じられているからである。マブル<魂>は水と大豆のお汁が大好物であるといわれている

ムヌサバキ [mu⸢nusaba⸣ki] (名)

  • 先祖供養や神事についての過不足をユ⸢タ[ju⸢ta](巫女)に判定してもらうこと。「ものさばき( uby{物捌}{モノ|サバキ})」の義。
  • Example phrases
    • ⸢グヮンスグトゥ⸣ヌ タ⸢ラーン⸣ユー ム⸢ヌシリ⸣ヌ ⸣ヤー ⸢ギー⸣ ム⸢ヌサバ⸣キ シ⸢ミリバル⸣ ナル⸢サー
      [⸢gwansugutu⸣nu ta⸢raːɲ⸣juː mu⸢nuʃiri⸣nu ⸣jaː ⸢giː⸣ mu⸢nusaba⸣ki ʃi⸢miribaru⸣ naru⸢saː]
      (先祖供養の法事が不足しているのか、ユタ<物知り>の家に行って判断<判じ>させてみないといけないな)

ヤシナイウヤ [ja⸢ʃinaiʔuja] (名)

  • 養い親。実際に養うのではなく、幼い子が病弱なときや母子の相性が悪いとき、日を定めて特定の道の辻に立っていて、最初に出会った人に子供を抱いてもらい、養い親になってもらう風習があった。また運搬船が入港する際に最初に下船した人に子供を抱かせて養い親になってもらったり、船のあか(淦)を uby{掬}{スク}い、子供の額につけてもらって、生涯に uby{亘}{ワタ}る親戚付き合いをすることもあった。
  • Example phrases
    • ⸢ビョー⸣ザール ッ⸢ふァー⸣ ヤ⸢シナイウヤン⸣ ダ⸢カシ⸣ティ ア⸢ザリ ブタ
      [⸢bjoː⸣ʣaːru f⸢faː⸣ ja⸢ʃinaiʔujan⸣ da⸢kaʃi⸣ti ʔa⸢ʣari buta]
      (病弱な子は養い親に抱かせなさいといわれていた)

Japanese-Multilingual Dictionary (JMDict)

Results from the Japanese-Multilingual Electronic Dictionary project (JMdict), created by Jim Breen, © Electronic Dictionary Research and Development Group.

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もらう貰う

(Common Godan verb, transitive)

  1. To receive; To take; To accept
    Word usually written using kana alone

(Common Auxiliary verb)

  1. To get somebody to do something
    Word usually written using kana alone

みてもらう見てもらう見て貰う診てもらう診て貰う

(Expression)

  1. To see (a doctor, etc.)

  1. To consult (someone)