(Noun) Tadpole
Define ひる hiru Meaning ヒル
Displaying results for ひる (hiru・ひる・ヒル) – ryukyu
JLect: Japonic Languages and Dialects Database
Results from JLect’s Japonic Languages and Dialects Database, created by Zachary Read, © JLect.com.
Search languages: Japonic (all languages and dialects) ↔ English ↔ Japanese
A dictionary of the Ryukyuan language
Results from the 沖縄語辞典 データ集 Okinawago jiten dēta-shū (Okinawan Language Dictionary Data Collection), published by the National Institute for Japanese Language and Linguistics, © CC BY 4.0.
Search languages: Okinawan → Japanese
チル chiru (Ciru) ① 名
- つる。琴・三味線・弓などの弦。
- 筋。筋肉のすじ。nuudiiZiru(のどの筋),?udiZiru(腕の筋),?aduZiru(アキレス腱)など。
チル chiru (Ciru) ① 名
- 鶴。CiruNtuiともいう。siN-Ciru maNkami.鶴は千年,亀は万年。
シル shiru (siru) ⓪ 名
- 汁。液体。~tubasjuN.水を切る。水気を切る。~hajuN.汁が出る。また,腐って汁が出る。~hwijuN.汁が干る。(飯が炊けてきて)水分がなくなる。~najuN.イ.溶ける。溶けて液体となる。ロ.無くなる。無になる。無駄になる。miiN~naci 'warajuN.目がなくなるように目を細めて笑う。'jaajasiciN~nataN.家屋敷もなくなった。siroonaraN.無駄にはならない。
- 汁。おつゆ。おすましやみそ汁。首里では多くは?usiruという。
シル shiru (siru) ⓪ 名
- 白。
シル shiru (siru) ① 名
- 代(しろ)。かわりとなるもの。代価。または金のかわりとして取る器物など。dusiruは身の代。
シル shiru (siru) ① 名
文
- 城。口語はguSiku。
シルー shiruu (siruu) ⓪ 名
- 白いもの。
- 与党。賛成派。kuruu(野党。反対派)に対する。とくに明治の中ごろの明治政府支持派をいう。saNsiiともいう。その項参照。
ウシル ushiru (?usiru) ⓪ 名
- えりあし。首すじ。うなじの付近。主に女のそれをいう。~tarasjuN.髪を耳の後ろにふくらませ,うなじにかかるように結う。首里の上流婦人が礼装する時の髪の結い方。その結い方はcura?uNcoobiともいう。~tuukijuN.やせこける。死ぬ前などに,首すじがやせ細るのをいう。
ウシル ushiru (?usiru) ⓪ 名
- おつゆ。お汁。siruの丁寧語。すまし汁・みそ汁の両方についていう。
チルギ chirugi (Cirugi) ① 名、接尾
- つながっているもの。連なるもの。
- (接尾)nitaNCirugi(二反続きの反物),niNmeeCiruginu musiN(二枚続きの毛布)など。
チルジ chiruji (Ciruzi) ⓪ 名
- けづめ。鳥類の攻撃用の爪。
ドゥシル dushiru (dusiru) ⓪ 名
- 身代金。人身売買の金。duuganeeともいう。sjuiwarabi nusudi, nahwawarabi nusudi, kuNzaNni ?ujai, nakugamini ?ujai, takadusiru ?utidu, takadusiru tutidu.[首里童盗で那覇童盗で国頭に売やい中頭に売やい高どしろ売てど高どしろ取てど(女物狂)]首里の子供を盗み,那覇の子供を盗み,国頭に売って,中頭に売って,高い身代金で売って,高い身代金を取って…。~?irijuN.身代金を払う。
ハシル hashiru (hasiru) ⓪ 名
- 雨戸。くり戸。
ムシル mushiru (musiru) ⓪ 名
- むしろ(蓆)。biigumusiru(備後表のむしろ),'iimusiru(琉球表のむしろ),?adanibaamusiru(阿旦の葉のむしろ),輸入されたhanamusiru(花むしろ),toomusiru(籐むしろ)などがある。'jaNbarunu nareja ?adanibanu~,sikaba ?irimisjori sjuinu sjunume.[山原のなれや阿旦葉のむしろ敷かば入りめしよれ首里の主の前]山原のことで阿旦の葉のむしろしかありませんが,敷いたらお入り下さい,首里の旦那様。
シルビ shirubi (sirubi) ① 名*
- 印。標識。
シルジ shiruji (siruzi) ⓪ 名
- 白地。白地の織物。白地は夏に多く用いるが,葬式には夏冬を問わず白,お祝いには同じく紺が用いられる。
シルミ shirumi (sirumi) ⓪ 名
- (卵の)白身。sirumiiともいう。
- (豚の)脂身。
チルブン chirubun (Ciru=buN) ⓪ 自=baN,=di
- つるむ。交尾する。
チルダイ chirudai (Cirudai) ① 名
- 失望。落胆。がっかりして体中の筋がだれる意。~sjuN.
チルジュン chirujun (Ciru=zuN) ① 他=gaN,=zi
- つなぐ。連結させる。
A dictionary of the Ryukyuan language
Results from the 沖縄語辞典 データ集 Okinawago jiten dēta-shū (Okinawan Language Dictionary Data Collection), published by the National Institute for Japanese Language and Linguistics, © CC BY 4.0.
Search languages: Japanese → Okinawan
ひる 【干る】
- fiyuN (≈ fiiN)
ひる 【放る】
- fiyuN (≈ fiiN)
Phrases
- ひり散らす firihooyuN
ひるがお
Phrases
- ~の一種 yamakaNda,yamakaNdaa
ひるすぎ 【昼過ぎ】
ひるめし 【昼飯】
ひるごはん 【昼御飯】
See also
ひるひなか 【昼日中】
あびる 【浴びる】
- kuNchakayuN (≈ kuNchakaiN)
ねびる (植物名)
のびる 【伸びる・延びる】
Phrases
- くたくたに~ → ʔaata nayuN,nubachiriyuN,shoojiyuN
のびる (植物名)
まひる 【真昼】
しなびる 【萎びる】
Audio Database of Hatoma Lexicon
Results from the 鳩間方言 音声語彙データベース Hatoma hōgen onsei goi dētabēsu (The Audio Database of Hatoma Lexicon), by Shinichi Kajiku and Natsuko Nakagawa, © CC BY-SA 3.0 DEED
Search languages: Yaeyama (Hatoma) ↔ Japanese
フタヒル [ɸu̥⸢taçiru] (名)
- 二尋。フ⸢タイル[ɸu̥⸢tairu](二尋)ともいう。
- ⸢インヌカーヌ⸣ シ⸢ルヌ⸣ シナー フ⸢タヒル⸣シェー タ⸢ラーヌ
[⸢ʔinnukaːnu⸣ ʃi⸢runu⸣ ʃinaː ɸu̥⸢taçiru⸣ʃeː ta⸢raːnu]
(西村井戸の釣瓶の綱は二尋では足りない)
Example phrases
イツピピル [⸣ʔiʦupipiru] (名)
- 絹縄。アーパーレー歌謡に歌われている、絹で綯った縄。茅葺屋根の甍を引き締める最強の縄とされている。⸣ピピル[⸣pipiru]は「ひひる」(蛾の呼称{EOS}蚕蛾⸢蛾、比比流(ひひる)『和名抄』)の転訛したもの。/⸣ヤー ⸣イツピピルバ シ⸢ミ⸣ナー ⸢シー ヤー⸣バ ス⸢ク⸣リ ⸣アンティ ⸢スー/(ああ、絹縄を締め縄にして甍を引き締めて家を造ってあるという)『あーぱれー節、第13連 ハヤミク』
イルスムン [⸣ʔiru su⸢muŋ] (連)
- 色を染める。染色する。舟の帆はア⸢カ⸣ズミ[ʔa⸢ka⸣ʣumi](ひるぎ<蛭木>{EOS}マングローブ)の皮を煎じて赤色に染めた。
- ⸣イダフニヌ ⸢プーヤ⸣ ア⸢カ⸣ズミキーヌ ⸢カー⸣バ ⸣シジティ ア⸢ガイル⸣ ス⸢モーッ⸣タ
[⸣ʔidaɸuninu ⸢puːja⸣ ʔa⸢ka⸣ʣumikiːnu ⸢kaː⸣ba ⸣ʃiʤiti ʔa⸢gaʔiru⸣ su⸢moːt⸣ta]
(サバニ<イダフニ>の帆はヒルギの皮を煎じて赤色を染められた)
Example phrases
カイナカ [⸣kainaka] (名)
- 日陰。木陰。⸣ティダナカー[⸣tidanakaː](灼熱の陽光の中{EOS}白昼{EOS}ひるなか)の対義語。「渡る日の加氣<カゲ>に~。万、4469」の転訛したもの。「日陰の中」の義。
- ⸣ティダナ プ⸢サラン⸣ドーシ ⸣カイナカー ⸢ペー⸣リバ
[⸣tidana pu̥⸢saran⸣doːʃi ⸣kainakaː ⸢peː⸣riba]
(日に干されないで日陰に入りなさい) - ⸣ティダナカー ⸣アツァンダ ⸣カイナカー ⸢ペー⸣リバ
[⸣tidanakaː ⸣ʔaʦanda ⸣kainakaː ⸢peː⸣riba]
(ひなた<日向>は暑いから日陰に入りなさいよ)
Example phrases
カティムヌ [ka⸢ti⸣munu] (名)
- 副食物。おかず(御数)。和え物。「かてもの<糅てもの>」の義。「糅、まぜる。醤酢<ひしほす>に蒜<ひる>つきかてて~。万、3829」。⸢雑、マジフ・カサヌ・カツ」『類聚名義抄』」の転訛したもの。「むきやてもの 御和<カテ>物の事也『混効験集』」の義。
- カ⸢ティ⸣ムノー ⸢ヌー⸣ル バ⸢カスワ
[kḁ⸢ti⸣munoː ⸢nuː⸣ru ba⸢kasuwa]
(おかず<御数>には何を炊くか) - ⸢スー⸣ヌ ⸣ピスカー イ⸢ソー⸣ナ ⸢ギー⸣ カ⸢ティ⸣ムヌ ⸣トゥリクー ⸢ディー
[⸢suː⸣nu ⸣pi̥sukaː ʔi⸢soː⸣na ⸢giː⸣ kḁ⸢ti⸣munu ⸣turi ⸣kuː ⸢diː]
(潮がひいたら漁<潮干狩り>に行って御数<糅物>になるものを獲って来ようよ、さあ)
Example phrases
カトゥン [⸣kḁtuŋ] (他動)
- ご飯に副食物のおかず(御数)を混ぜて食べる。混ぜる。「~醤酢(ひしほす)に蒜都伎合而<ひるつきカテテ>~。万、3829」、「雑、マジフ、カサヌ、カツ」『類聚名義抄』の転訛したもの。
- ⸢スー⸣ヤ ⸢ナーン⸣カー カ⸢ツヌ⸣ バ⸢タガラス⸣トゥ ⸢ウンヌイー⸣トゥ ⸣カティティ ッ⸢ふァイ⸣バ
[⸢suː⸣ja ⸢naːŋ⸣kaː kḁ⸢ʦunu⸣ ba⸢tagarasu⸣tu ⸢ʔunnuʔiː⸣tu ⸣kḁtiti f⸢fai⸣ba]
(お汁が無ければカツオの腸の塩辛と芋のご飯とを付け合せて食べなさい) - バ⸢タガラス⸣トゥ ⸣カトゥンティ ⸢スンドゥ⸣ カ⸢クラー⸣キ ⸢スンダー ウンヌイー⸣トー カティッ⸢ふァーラヌ
[ba⸢tagarasu⸣tu ⸣kḁtunti ⸢sundu⸣ kḁ⸢kuraː⸣ki ⸢sundaː ʔunnuʔiː⸣toː⸣ kḁtif⸢faːranu]
(腸の塩辛と付け合せて食べようとするが、胸焼けするので、芋のご飯とは付け合せで喰えない) - ⸣カトゥ ⸣ムヌ
[⸣kḁtu ⸣munu]
(付け合せるもの) - ⸣カテー ⸣ミサムヌ
[⸣kateː ⸣misamunu]
(付け合せればいいのに) - ⸣カティバ
[⸣kḁtiba]
(付け合せろよ)
Example phrases
ケーダガーラ [⸢keːdagaː⸣ra] (固)
- ケーダ川。この辺りでは最も水量の豊かな川。ウ⸢ブ⸣ミジ[ʔu⸢bu⸣miʤi](大見謝川)と共にティ⸢ドゥ⸣クダキ(ティドゥク山)の北側に流出する川。ティドゥク岳やタ⸢カ⸣スク[ta⸢ka⸣su̥ku]の野、ブ⸢ナージマ[bu⸢naːʤima]の野一帯に降る雨を集めて流れる川であるから、ウ⸢ブ⸣ミジ(大見謝川)の流水が枯れるような旱魃にも、この川の水は枯れないといわれている。この川の流域に発達した美田地帯が⸢ケーダタバ⸣ル[⸢keːdataba⸣ru](ケーダ田原<⸢田袋」の義か>)である。下流の両岸一帯にはア⸢カ⸣ズミキー[ʔa⸢ka⸣ʣumikiː](ひるぎ{EOS}マングローブ)が群落密生する
シカムン [ʃi̥⸢kamuŋ] (自動)
- びくつく。びくびくする。怖がる。怯える。ひるむ(怯む)。
- ⸣アイニ シ⸢カマンドー⸣シ パ⸢ナ⸣シ{EOS}シ⸢カミティ⸣ パ⸢ナス⸣カー パ⸢ナ⸣シェー トゥ⸢ズミララヌ
[⸣ʔaini ʃi̥⸢kamandoː⸣ʃi pa⸢na⸣ʃi{EOS}ʃi̥⸢kamiti⸣ pa⸢na⸣su̥kaː pa⸢na⸣ʃeː tu⸢ʣumiraranu]
(あんなに怖がらないで話なさい{EOS}怖がって話すと、話は結末がつけ<閉じ>られない) - プ⸢スヌ⸣ マイナー パ⸢ナ⸣ス ⸣ピンマー シ⸢カムンドゥ ヤー⸣ナーテー ⸣ドゥク シ⸢カム⸣クトー ⸢ナー⸣ヌ
[pu̥⸢sunu⸣ mainaː pa⸢na⸣su ⸣pimmaː ʃi̥⸢kamundu jaː⸣naːteː ⸣duku ʃi̥⸢kamu⸣ ku̥toː ⸢naː⸣nu]
(人の前で話すときは怖がるが、家ではあんまり怖がることはない) - ⸢パー⸣ク シ⸢カメー⸣ ミサムヌ
[⸢paː⸣ku ʃi̥⸢kameː⸣ misamunu]
(早く怖がればよいのに) - ⸢マー⸣ビン シ⸢カミ
[⸢maː⸣biŋ ʃi̥⸢kami]
(もっと怖がれ) - ⸢キーヌパン⸣ター ⸢ヌールタンドゥ⸣ ッ⸢サーラ⸣ ミリティ シ⸢カミティ⸣ ウ⸢リユーサ⸣ヌ
[⸢kiːnupan⸣taː ⸢nuːrutandu⸣ s⸢saːra⸣ miriti ʃi̥⸢kamiti⸣ ʔu⸢rijuːsa⸣nu]
(木のてっぺんに登ったが下を見て、怖くなって下りることができない)
Example phrases
ターピル [⸢taː⸣piru] (名)
- (動)田圃に棲息するひる(蛭)。黒色で直径約5ミリ、体長約6センチの環形動物。両端に吸盤があり、稲刈りや田草取りで水田に入ると人の足にくっ付いて吸血するので子供達に恐れられている動物である。西表島には山にも、ヤ⸢マ⸣ピル[ja⸢ma⸣piru](山蛭)が棲息しており、山に入ると、ぴょんぴょん飛び跳ねてきて人の足に付き血を吸う。
- ク⸢バシター⸣ヌ ⸣ターナー ⸢ターピル⸣ヌ ⸢ゴー⸣ラーティ ⸢マイ⸣ カ⸢ル⸣ ピンマー ナ⸢クラー⸣タン
[ku⸢baʃi̥taː⸣nu ⸣taːnaː ⸢taːpiru⸣nu ⸢goː⸣raːti ⸢mai⸣ ka⸢ru⸣ pimmaː na⸢kuraː⸣taŋ]
(クバシターの田圃には田蛭が多くて、稲刈りの時には怖かった)
Example phrases
バカプスマ [ba⸢kapusu⸣ma] (名)
- 午前十時~十一時ごろ。「若昼間」の義。⸢マープスマ[⸢maːpusuma](真昼間{EOS}現在の正午頃{EOS}九つ時分)の前で、あまり暑くならないころ。「わかひるま 九つ時分。ひるまとは八つ時分也「混効験集」」『おもろ語辞書』。ア⸢サカイ[ʔa⸢sakai](午前六時~十時ごろ{EOS}朝陰時)の直後ごろ。夏場はア⸢サカイの内に畑仕事を終えて帰り、⸣アシスコール[⸣ʔaʃisu̥koːru](昼食準備)をし、一息入れて午後は⸢ヨーコイ[⸢joːkoi](午後三時~四時ごろ{EOS}夕陰時)になったら畑仕事に出たものである。夕方は六時~七時ごろに帰宅し、⸢ユー⸣ボンスコール[⸢juː⸣bonsu̥koːru](夕飯支度)をした。
- バ⸢カプス⸣マ ⸣ナルンケン パ⸢タ⸣キナー シ⸢グトゥ シーベー
[ba⸢kapusu⸣ma ⸣naruŋkem pa⸢ta⸣kinaː ʃi⸢gutu ʃiːbeː]
(若昼間時になるまで畑に仕事をしている)
Example phrases
パナプスン [pa⸢na⸣pusuŋ] (自動)
- くさめ<くしゃみ>をする。はなひる(嚏る)。「眉根掻き鼻火紐解け<ハナヒヒモトケ>~。万、2808」。「嚏、ハナヒル」『類聚名義抄』の転訛。
- ⸢ピン⸣グルカー パ⸢ナ⸣プスンティ ⸢スンダ⸣ パ⸢ナプサン⸣ヨーニ ⸢キン⸣マー カ⸢サビ⸣ キ⸢シ⸣バ
[⸢piŋ⸣gurukaː pa⸢na⸣pu̥sunti ⸢sunda⸣ pa⸢napusaɲ⸣joːni ⸢kim⸣maː kḁ⸢sabi⸣ ki̥⸢ʃi⸣ba]
(冷え込んだらくしゃみをするから、くしゃみをしないように着物は重ねて着なさい) - パ⸢ナ⸣プシ ⸢ベー
[pa⸢na⸣pu̥ʃi ⸢beː]
(くしゃみをしている) - パ⸢ナ⸣プス ⸣ピンマー ⸣カマンター ン⸢カイティ⸣ パ⸢ナ⸣プシバ
[pa⸢na⸣pu̥su ⸣pimmaː ⸣kamantaː ʔŋ⸢kaiti⸣ pa⸢na⸣pu̥ʃiba]
(くしゃみをする時は、向こう側に向いてくしゃみをしなさい) - ⸢マー⸣ビン パ⸢ナ⸣プシェー ⸣ミサムヌ
[⸢maː⸣bim pa⸢na⸣pu̥ʃeː ⸣misamunu]
(もっとくしゃみをすればいいのに)
Example phrases
パビル [pa⸢bi⸣ru] (名)
- (動)チョウ(蝶)。ガ(蛾)。「蛾、比々流(ひひる)」『和名抄』の転訛したものか。
- ム⸢カ⸣シェー パ⸢ビル⸣ヌ ⸢ユー⸣ル ⸢ヤーン⸣ナカー ⸢ペー⸣リクーカー シゥ⸢カ⸣ミティ ピ⸢ネー⸣ ヤ⸢キティ⸣ ク⸢サテー⸣ニ ⸣フカー ⸢ナン⸣ギ シ⸢トーッ⸣タ
[mu⸢ka⸣ʃeː pa⸢biru⸣nu ⸢juː⸣ru ⸢jaːn⸣nakaː ⸢peː⸣rikuːkaː sï̥⸢ka⸣miti pi⸢neː⸣ ja⸢kiti⸣ ku̥⸢sateː⸣ni ⸣ɸu̥kaː ⸢naŋ⸣gi ʃi̥⸢toːt⸣ta]
(昔は蝶<蛾>が夜家の中に入ってきたら、捕まえて触覚<鬚>を焼いて、後ろ手<腕を前方から後方へ振りつつ、内側から外側へ捻るように>にして外へ投げ捨てた)
Example phrases
ピープサー [⸣piːpusaː] (名)
- 屁こき(放き)。屁をよくひる<放る>者。「放屁、倍比流<ひる>」『和名抄』の転訛。⸢ピープシ⸣ムヌ[⸢piːpu̥ʃi⸣munu](屁放り奴)ともいう。
- ウ⸢レー⸣ ピープサー ヤ⸢ルンダ⸣ カ⸢マー⸣ パ⸢ラ⸣シ
[ʔu⸢reː⸣ piːpusaː ja⸢ruda⸣ ka⸢maː⸣ pa⸢ra⸣ʃi]
(彼は屁放きだから、あっちへ行かせ<遣れ>)
Example phrases
ピープシ [⸢piː⸣pu̥ʃi] (名)
- 放屁すること。ひどく屁をひること。動詞⸢ピー⸣プスン[⸢piː⸣pu̥suŋ](放屁する)の連用形からの転成名詞。「Fefiri、ヘヒリ(屁放り) ひどく屁をひる人」『邦訳日葡辞書』の転訛したもの。
- ⸢ウンザー ピー⸣プシナー ナ⸢ラ⸣ヌ
[⸢ʔunʣaː piː⸣pu̥ʃinaː na⸢ra⸣nu]
(あいつはひどく屁をひるので困る< uby{堪}{タマ}らない>)
Example phrases
ピープスン [⸢piː⸣ pu̥suŋ] (連)
- 屁をひる<放る>。
- ッ⸢サリ⸣ピー ⸣プスン
[s⸢sari⸣piː ⸣pusuŋ]
(非常に臭い屁をひる) - ⸣ウン ッ⸢ふータール サッ⸣コー ⸢ピー⸣ プス⸢ツォー
[⸣ʔuŋ f⸢fuːtaːru sak⸣koː ⸢piː⸣ pu̥su⸢ʦoː]
(芋を食べたので、よく屁を放るのだよ) - プ⸢スヌ⸣ マンタナー ⸣ピー プ⸢ス⸣ナ⸢ダー
[pu̥⸢sunu⸣ mantanaː ⸣piː pu̥⸢su⸣na⸢daː]
(人前では屁を放るなよ)
Example phrases
ピスン [⸣pi̥suŋ] (自動)
- ひる(干る)。かわく。水がなくなる。潮が引く。海や川の水が涸れて底が現れる。「之保非奈婆<シホヒナバ>またも吾来む~。万、3710」の転訛したもの。
- ⸢スー⸣ヌ ⸣ピスンケンティ ⸣マティ ⸢ベーン⸣ドゥ マ⸢ダ⸣ ピ⸢サン⸣バン
[⸢suː⸣nu ⸣pi̥suŋkenti ⸣mati ⸢beːn⸣du ma⸢da⸣ pi̥⸢sam⸣baŋ]
(潮が引くまでと待っているが、まだ引かないよ)
⸢スー⸣ヤ(ワ)- ⸣ピシ ⸣パルン
[⸢
⸣ピシ ⸣パルン [⸢suː⸣ja(wa)
⸣pi̥ʃi ⸣paruŋ]
(潮は引いてく)- ⸢マー⸣ビン ⸣ピス ⸣クトー ⸢ナー⸣ヌ
[⸢maː⸣bim ⸣pi̥su ⸣ku̥toː ⸢naː⸣nu]
(もっと<潮が>引くことはない) - ⸢マー⸣ビン ⸣ピシェー ⸣ミサムヌ
[⸢maː⸣bim ⸣pi̥ʃeː ⸣misamunu]
(もっと<潮が>引けばいいのに) - ⸢パー⸣ク ⸣ピシ
[⸢paː⸣ku ⸣pi̥ʃi]
(早く引け)
Example phrases
ピピル [pi̥⸢piru] (名)
- 絹糸。蚕糸。「蛾、比比留(ひひる)」『霊異記下』、「蝱、比比流(ひひる)、壐内老蚕也」『和名抄』の転訛したもの。⸣イツピピル[⸣ʔiʦupipiru](絹糸で uby{綯}{ナ}った縄)ともいう。歌謡語。
- ヤー イツピピルバ シミナー シー ヤーバ スクリ ⸣アンティ ⸣スー
[⸢jaː⸣ ʔiʦupipiruba ʃi⸢mi⸣naː ⸢ʃiː jaː⸣ba su̥⸢ku⸣ri ⸣ʔanti ⸣suː]
(やあ 絹糸を uby{綯}{ナ}って作った縄を屋根葺きの締め縄にして家を造ってあるという)
(
アーパーレー歌<ナガミク>)
Example phrases
ピル [⸣piru] (名)
- (動物)ひる(蛭)。⸢ター⸣ピル[⸢taː⸣piru](田の蛭)、ヤ⸢マ⸣ピル[ja⸢ma⸣piru](山蛭)がいる。蛭は水田や湿地、山地に棲息していて、脊椎動物や人体に吸い付き吸血する。「蛭 比留」『新撰字鏡』の転訛したもの。昔は uby{質}{タチ}の悪い大きな腫れ物をヒル(蛭)に吸わせて治療する療法を実施したという。特に顔面にできる腫れ物は、傷跡が残らないといわれ、ヒル(蛭)に吸血させる療法がしばしば行われたという。
- ⸢パイタ⸣ヌ ⸢ター⸣ヤ ⸣マーティ ⸢ナー⸣ン ピ⸢ル⸣ヌ ⸢ゴー⸣ラーンダ ⸢マイカリ⸣ヌ ⸣ピンマー ⸢サッ⸣コー ナ⸢クラー⸣タン
[⸢paita⸣nu ⸢taː⸣jaː ⸣maːti ⸢naː⸣m pi⸢ru⸣nu ⸢goː⸣raːnda ⸢maikarinu⸣ pimmaː ⸢sak⸣koː na⸢kuraː⸣taŋ]
(西表北岸の田圃は、いたるところに蛭が多いので、稲刈りの時は非常に怖かった)
Example phrases
プスン [⸣pu̥suŋ] (他動)
- {Mn_1}ひる(放る)。「Feuo firu.(屁を放る)放屁する.卑語」『邦訳日葡辞書』の転訛したもの。
- ⸣ピー ⸣プスンティ ⸢スンドゥ⸣ バ⸢カヤ⸣ヌ プ⸢サラ⸣ヌ
[⸣piː ⸣pu̥sunti ⸢sundu⸣ ba⸢kaja⸣nu pu̥⸢sara⸣nu]
(屁を放ようとするが、恥ずかしくて放られない) - ⸣ピー ⸣プシ ⸣ミサカー ⸣プスクトー ⸣ナルン
[⸣piː ⸣pu̥ʃi ⸣misakaː ⸣pu̥su ⸣ku̥toː ⸣naruŋ]
(屁を放ってよければ、放ることは出来る) - ⸢マー⸣ビン ⸣プシェー ⸣ミサムヌ
[⸢maː⸣bim ⸣pu̥ʃeː ⸣misamunu]
(もっと放ればいいのに) - ⸢パー⸣ク ⸣プシバ
[⸢paː⸣ku ⸣pu̥ʃiba]
(早く放れよ)
Example phrases
プスン [⸣pu̥suŋ] (他動)
- {Mn_2}ひる(嚏る)。くしゃみをする。「Fana fiqu,firu coto.(鼻ひく、または、ひること)くしゃみ」『邦訳日葡辞書』の義。
- パ⸢ナシキ⸣ カ⸢カ⸣ルカー パ⸢ナ⸣ プスン
[pa⸢naʃi̥ki⸣ kḁ⸢ka⸣rukaː pa⸢na⸣ pu̥suŋ]
(風邪を引くと鼻を放る)
Example phrases
Japanese-Multilingual Dictionary (JMDict)
Results from the Japanese-Multilingual Electronic Dictionary project (JMdict), created by Jim Breen, © Electronic Dictionary Research and Development Group.
Search languages: Japanese ↔ English
ひる【干る】
(Ichidan verb, intransitive)
- To dry
ひる【昼・午・晝】
(Common Adverbial noun)
- Noon; Midday
- Daytime
- Lunch
ヒル
(Noun)
- Hill
ひる・ヒル【蛭】
(Noun)
- Leech
— Word usually written using kana alone
ひる【放る】
(Godan verb, transitive)
- To expel (from the body); To excrete; To defecate; To give birth
ひる【嚏る】
(Ichidan verb, transitive)
- To sneeze
— Archaism
ひる【蒜・葫】
(Noun)
- Strong-smelling edible plant (esp. perennials of the family Liliaceae, e.g. Welsh onion, garlic, wild rocambole, etc.)
— Archaism