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Define たくさん takusan Meaning タクサン

Displaying results for たくさん (takusan・たくさん・タクサン) – ryukyu

JLect: Japonic Languages and Dialects Database

Results from JLect’s Japonic Languages and Dialects Database, created by Zachary Read, © JLect.com.

Search languages: Japonic (all languages and dialects) ↔ English ↔ Japanese

Ryukyu (Amami: Kikai)

どぅんばい

(Adverb) A lot, many, much

Ryukyu (Okinawa)

ちゃっさん【沢山】

(Adverb) A lot, many, too much

A dictionary of the Ryukyuan language

Results from the 沖縄語辞典 データ集 Okinawago jiten dēta-shū (Okinawan Language Dictionary Data Collection), published by the National Institute for Japanese Language and Linguistics, © CC BY 4.0.

Search languages: Japanese → Okinawan

たくさん 【沢山】

See also

Phrases

こだくさん 【子沢山】

Phrases

Dictionary of the Practical Use of Okinawan

Results from the うちなーぐち活用辞典テキストデータベース Uchinaaguchi katsuyō jiten tekisuto dētabēsu (Dictionary of the Practical Use of Okinawan), by Shinsho Miyara, © CC BY-ND 3.0 DEED.

Search languages: Japanese ↔ Okinawan

うさきー(なー) そんなにたくさん

  • Example phrases
    • うさきーなーぬ っちゅぬ まーから あちまてぃちゃが やー?
      (そんなにたくさんの人が何処から集まって来たのかねえ)
    • 「うさきーぬ こーいむんっし たーがが かむら?」「いん まやーん をぅいびーしぇー。」
      (「そんなにたくさんの買い物をしていったい誰が食べるのか」「犬も猫もいますから」)

かじ かじぬ

  • たくさんの
  • Example phrases
    • なー かじかじぬ さねーならんくとぅぬ うふさぬ、ぬーからが てぃー ちきてぃ しむら わからん さー。
      (もうたくさんしなければならないことが多くて、何から手を付ければよいのかわからないよ)

だんだん

  • さまざま、たいそうな、たくさん
  • Example phrases
    • とぅーぬ いーべー ゐぬ たけー ねーらんでぃち、っちゅにんぢのー だんだんぬ っちゅぬちゃーぬ をぅん どー やー。
      (10本の指は同じ長さではないといって、人間には様々な人がいるよ)
    • くまぬ やーや だんだんぬ っちゅぬちゃー やさ やー。
      (ここの家はたいそうな人たちだねえ)
    • だんだんぬ すがいっし ふーぢぇー ねーらん。
      (あれこれ重ね着をしてみっともない)

くさきー

  • こんなにたくさん
    ⇒ うさきー〈そんなにたくさん〉、あさきー〈あんなにたくさん〉
  • Example phrases
    • いりみー/っんぢりみーぬ くさきー はやがとーん/しぢとーん。
      (収入/支出がこんなにたくさんある)
    • っうぃーりきどぅくるんかい くさきーぬ っちゅぬちゃーや まーから ちゃがやー?
      (イベント会場にどこからこんなにたくさんの人たちは来たのかなあ)

Audio Database of Hatoma Lexicon

Results from the 鳩間方言 音声語彙データベース Hatoma hōgen onsei goi dētabēsu (The Audio Database of Hatoma Lexicon), by Shinichi Kajiku and Natsuko Nakagawa, © CC BY-SA 3.0 DEED

Search languages: Yaeyama (Hatoma) ↔ Japanese

スズーク [suʣuː⸢ku] (副)

  • 強く。たくさん。十分に。しっかりと。したたか(強か)。ひどく。「強強と」の義。首里方言の⸢cuuzuuku{Mn_1}(副)たいそう強く。きつく」『沖縄語辞典』の転訛したもの。スズー⸢コ[suʣuː⸢ko](強く{EOS}したたか<強か>に)ともいう。
  • Example phrases
    • スズー⸢ク⸣ イ⸢ザレー⸣ン
      [suʣuː⸢ku⸣ ʔi⸢ʣareː⸣ŋ]
      (ひどく叱られた)
    • スズー⸢ク ファイヤー⸣ン
      [suʣuː⸢ku faijaː⸣ŋ]
      (たくさん食べた)
    • スズー⸢ク ネーシェー⸣ン
      [suʣuː⸢ku neːʃeː⸣ŋ]
      (しっかりと、十分に煮てある<十分に煮た>)

タカーニ [tḁ⸢kaːni] (副)

  • たくさん。一杯。主として明治生まれの老年層の人が使用した。強調すると、タカー⸢ニン[tḁkaː⸢niŋ](たくさん)ともいう。
  • Example phrases
    • ⸢イー⸣ヤ タ⸢カーニ⸣ イ⸢リルナ⸣ヨー
      [⸢ʔiː⸣ja tḁ⸢kaːni⸣ ʔi⸢riruna⸣joː]
      (ご飯は沢山入れるなよ<たくさん装うなよ>)
    • プ⸢スヌ⸣ タ⸢カーニ⸣ ア⸢ツァ⸣マリ ⸢ベー⸣ヌ  ⸢ヌー⸣ヌ ⸢アッ⸣タカヤー
      [pu̥⸢sunu⸣ ta⸢kaːni⸣ ʔa⸢ʦa⸣mari ⸢beː⸣nu ⸢nuː⸣nu ⸢ʔat⸣takajaː]
      (人が沢山集まっているが何かあったのかねえ)

ピッチン [⸢pit⸣ʧiŋ] (副)

  • いっぱい。たくさん。満ちているさま。
  • Example phrases
    • ⸢ヤー⸣ヌ ⸢ピッ⸣チン ⸢ヨイシー⸣プソー ⸢オーリ⸣ ブー
      [⸢jaː⸣nu ⸢pit⸣ʧiɲ ⸢joiʃiː⸣pu̥soː ⸢ʔoːri⸣ buː]
      (家のいっぱいお祝いの客がいらっしゃっている)
    • バ⸢タ⸣ヌ ⸢ピッ⸣チン ⸣ヌメーン
      [ba⸢ta⸣nu ⸢pit⸣ʧin numeːŋ]
      (腹の一杯飲んだ)
    • カ⸢ミ⸣ヌ ⸢ピッ⸣チン ミ⸢ジ⸣ ミ⸢ツァ⸣シ
      [ka⸢mi⸣nu ⸢pitʧi⸣m mi⸢ʤi⸣ mi⸢ʦa⸣ʃi]
      (水瓶の一杯<満杯>水を汲んできて満たしなさい)

ミッティ [mit⸢ti] (副)

  • 十分。たくさん。いっぱい。かなり。
  • Example phrases
    • ⸢ジン⸣ヌン ッ⸢ふァイムヌン⸣ ミッ⸢ティ⸣ ア⸢リ⸣ル ⸣ブーバ ⸢ソーヤ ナー⸣ヌ
      [⸢ʤin⸣nuŋ f⸢faimunum⸣ mit⸢ti⸣ ʔa⸢ri⸣ru ⸣buːba ⸢soːja naː⸣nu]
      (お金も、食べ物も十分にあるから、心配はない)

ミツンケン [⸣miʦuŋkeŋ] (副)

  • 山ほど。たくさん。たくさん。「満つほど」の義。
  • Example phrases
    • ⸣ヌーンクイン ⸣ミツンケン ⸣アン{EOS}⸣プサ ⸣モーラ ⸣ムティ ⸣パリ
      [⸣nuːŋkuim ⸣miʦuŋkeŋ ⸣ʔam{EOS}⸣pu̥sa ⸣moːra ⸣mutipari]
      (何もかもたくさんある{EOS}欲しい物から持って行きなさい)

ヤマヌナダカ [ja⸢ma⸣nu na⸢da⸣ka] (連)

  • 山の高さ。山のようにうずたかく。山ほどにたくさん。
  • Example phrases
    • ⸢マイヤー⸣ カ⸢リティ⸣ ヤ⸢マ⸣ヌ ナ⸢ダ⸣カ フ⸢ナ⸣ジン ⸢シー⸣ シ⸢ミ⸣ シケー
      [⸢maijaː⸣ ka⸢riti⸣ ja⸢ma⸣nu na⸢da⸣ka ɸu⸢na⸣ʤiŋ ⸢ʃiː⸣ ʃi⸢mi⸣ ʃi̥keː]
      (稲は刈って、山のように船積みして積んである)

アガマミ [ʔa⸢gamami] (名)

  • (植)和名、アズキ(小豆)。「赤豆」の義。餡の原料、味噌の原料としてたくさん作付けされた。
  • Example phrases
    • ア⸢ガマミヌ⸣ イー バ⸢カスン
      [ʔa⸢gamaminu⸣ ʔiː ba⸢kasuŋ]
      (アズキご飯を炊く)

ウブヌミ [ʔu⸢bunumi] (名)

  • たくさん飲むこと。暴飲。「大飲み」の義。
  • Example phrases
    • サ⸢キバ⸣ ウ⸢ブヌミ シティル⸣ サ⸢キシギリ シーベー
      [sḁ⸢kiba⸣ ʔu⸢bunumi ʃi̥tiru⸣ sa⸢kiʃigiri ʃiːbeː]
      (酒を暴飲して急性アルコール中毒<酒を飲み過ぎて仮死状態になること>になっている)

ギャンティ [gjan⸢ti] (副)

  • ぴったりと(隙間なく密着している様{EOS}ものごとが的中している様)。ぎゅっと。びっしりと(たくさんのものが隙間なく詰まっているさま{EOS}密生している様)。
  • Example phrases
    • フ⸢ター⸣ ギャン⸢ティ⸣ シ⸢マ⸣リティ ミ⸢ジェー⸣ ム⸢リラ⸣ヌ
      [ɸu̥⸢taː⸣ gjan⸢ti⸣ ʃi⸢ma⸣riti mi⸢ʤeː⸣ mu⸢ri⸣ranu]
      (蓋はぴったり<ぎゅっ>と閉まっていて、水は漏れない)
    • パ⸢タ⸣キナー ⸣ガンボーシヌ ギャン⸢ティ⸣ ムイ⸢ベー
      [pḁ⸢ta⸣kinaː ⸣gamboːʃinu gjan⸢ti⸣ mui⸢beː]
      (畑には雑草のガンボーシが密生している)

シナイッツァースン [ʃi⸢naitʦaːsuŋ] (他動)

  • つなぎ散らす。縄をつなぎ散らす。継ぎ足しをする。つぎはぎする。たくさん継ぎをあてる。
  • Example phrases
    • ク⸢ヌ アン⸣マー シ⸢ナイッツァーサリティ⸣ ヤリ ⸢ベー
      [ku⸢nu ʔam⸣maː ʃi⸢naitʦaːsariti⸣ jari ⸢beː]
      (この網は継ぎ接ぎされて破れている)
    • ⸣シナー シ⸢ナイッツァースン
      [⸣ʃinaː ʃi⸢naitʦaːsu]
      (綱を継ぎ合わせる)
    • シ⸢ナイッツァーシティ⸣ ムティパリ
      [ʃi⸢naitʦaːʃiti⸣ mutipari]
      (継ぎ足して持って行け)
    • シ⸢ナイッツァース⸣ シナー  シゥ⸢カラーラヌ
      [ʃi⸢naitʦaːsu⸣ ʃinaː sï̥⸢kaːranu]
      (継ぎ足しにした綱は使えない)
    • シ⸢ナイッツァーシェー⸣ ミサムヌ
      [ʃi⸢naitʦaːʃeː⸣ misamunu]
      (継ぎ接ぎすればよいのに)
    • シ⸢ナイッツァーシ
      [ʃi⸢naitʦaːʃi]
      (継ぎ接ぎせよ)

スブルバリックナースン [su⸢bu⸣ru ba⸢rikkunaː suŋ] (連)

  • 極めて密集混雑している。立錐の余地がない。人がたくさんいて、頭をぶっつけ合うほど込み合う。「頭をぶっつけ合いする」の義。
  • Example phrases
    • ⸢ヨイシヤー⸣ヌ プ⸢ソー⸣ ス⸢ブ⸣ル バ⸢リックナー シー⸣ タテイン ⸣ビリン ナ⸢ラン⸣シェン
      [⸢joiʃijaː⸣nu pu̥⸢soː⸣ su⸢bu⸣ru ba⸢rikkunaː ʃiː⸣ tḁtim ⸣birin na⸢raŋ⸣ʃeŋ]
      (祝儀のあった家の人は極めて混雑していて<ひしめいて{EOS}頭をぶっつけ合うほど混み合っていて>、立つことも座ることも出来なかった)

ソーラン [⸢soː⸣raŋ] (名)

  • 盆祭り。「精霊会」の義。旧暦7月13日は、ン⸢カイビー[ʔŋ⸢kaibiː](迎え日{EOS}精霊迎え)、同14日は、ナ⸢カヌ⸣ピー[na⸢kanu⸣ piː](中日)、同15日は、ウ⸢クリヌ ピン[ʔu⸢kurinu piŋ](送りの日{EOS}精霊送り)として先祖の霊を供養する祭祀行事。鳩間島では、旧暦7月を⸢ソー⸣ランシキ[⸢soː⸣raŋʃi̥ki](精霊月)といって、その月には神事に関する諸々の行事はタブーとされている。旧暦7月7日を、タ⸢ナバタ[ta⸢nabata](七夕)と称し、その日には墓地を清掃したり、日頃から延び延びにしていた法事等を、⸢ピュール[⸢pjuːru](ひより{EOS}吉日{EOS}「日選り」の義か)に関係なく執り行うことが出来ることになっている。毎年回ってくるソーランには、人々は「あの世」から先祖や死者の霊を各家に迎えて、孝養の限りを尽くすために供物を供え、獅子舞、アンガマ踊りを奉納して⸢ニンブ⸣ツァー[⸢nimbu⸣ʦaː](念仏歌)をうたうのである。祖霊は、目には定かに見え給わぬが、あたかも眼前に祖霊がましますが如くに語りかけたりして、心をこめて念仏歌を歌い上げるのである。旧暦7月13日のン⸢カイビー[ʔŋ⸢kaibiː](精霊迎え)には、朝から仏壇を清掃したり、供え物を飾りつけたりする準備をする。⸢イーパイ[⸢ʔiːpai](位牌)を洗って拭いたり、⸢コー⸣ロー[⸢koː⸣roː](香炉)の灰を取り替えたりする。供え物は普通、⸢ソッコー⸣ムヌ[⸢sokkoː⸣munu](「焼香物」の義か{EOS}イ⸢ツァ⸣カウ{SqBr}ʔi⸢ʦa⸣kau{/SqBr}<板線香>3枚と、ウ⸢ティン⸣ガビ{SqBr}ʔu⸢tiŋ⸣gabi{/SqBr}<打ち紙{EOS}紙銭>3枚、イ⸢チンゴー⸣パナ{SqBr}ʔ⸢iʧiŋgoː⸣pana{/SqBr}<花米一合を重箱にいれたもの>)、ム⸢ルムル[mu⸢rumuru](「盛る物」の義か{EOS}甘蔗<砂糖黍>を7寸ほどの長さに切ったものを10本ほど束ね、⸣サンボー{SqBr}⸣samboː{/SqBr}<三方>の台に載せ、果物やキ⸢ダ{SqBr}ki⸢da{/SqBr}(黒檀{EOS}黒木)の実やフ⸢ナ⸣ブ[ɸu⸢na⸣bu]<九年母、ヒラミレモン>、⸢バン⸣スル[⸢ban⸣suru]<ばんじろう。蕃石榴>、⸣カニン[⸣kaniŋ](野葡萄の実)を挿して飾った供物の一対)などである。それに⸣グシ[⸣guʃi](御酒)を⸢カン⸣ビン[⸢kam⸣biŋ](燗壜)に入れたもの一対を仏壇に供え、ン⸢カイズーシ[ʔŋ⸢kaiʣuːʃi](精霊迎えの雑炊{EOS}五目飯)を供えると祖霊を迎える準備は完了する。毎食を供える際に、ミ⸢ジヌ⸣クー[mi⸢ʣinu⸣kuː](「水の子」の義か{EOS}砂糖きびの茎、茄子を細かく刻んだ物に米、小豆を加えたもの)を、⸣マヤーブー[⸣majaːbuː]<メドハギ。精霊箸。⸢猫の尾」の義>で戸外へ三度撥ね飛ばして施餓鬼する。ミジヌクーも仏壇に供える。祖霊を迎えるには、バ⸢ラフ⸣タ[ba⸢raɸu̥⸣ta](稲藁)の穂の部分を丸めて縛り、その中にウ⸢キル[ʔu⸢kiru]( uby{熾火}{オキ|ビ})を入れてフ⸢チマラ⸣シ[ɸu̥⸢ʧimara⸣ʃi]( uby{燻}{クスベ}らせ)て、⸢ペーラ⸣フチ[⸢peːra⸣ɸu̥ʧi](門{EOS}入り口)の右脇に添えて置く。これは、人がその火を跨ぐことがないようにとの意味があるという。祖霊達は藁の煙をたどって家々に降りてくるといわれている。それで藁の煙がたくさん出るように心を配ったものである。祖霊を迎え入れると、戸主を中心に家族一同が仏壇の前に座り、跪いて合掌し、三日間孝養を尽くさせてくださいと祈ってから会食した。その日の夕食は出来るだけ早めにとった。お盆の日、特に初日の精霊迎えの日は、空腹を感じると、その人の魂が肉体から抜けやすいと信じられているからである。夕食が済むと男たちは、⸢ニンブ⸣ツァー[⸢nimbu⸣ʦaː](念仏歌)を歌ったり、先祖の話をしたり、親戚を回って焼香したりして祖霊を慰めた。夜の11時頃になると、ユ⸢ナカシー⸣ムヌ[ju⸢nakaʃiː⸣munu](夜中の吸い物)を供えた。食事を供える際は、必ず⸢ブー⸣ソー[⸢buː⸣soː](小皿に盛ったご飯{EOS}ぶっしょう「仏食向」の義か)を膳の外においた。⸢ブー⸣ソーは女性しか食べることは出来ないといわれている。お盆の三日間は、仏壇の線香が消えると、⸣ピーリボール[⸣piːriboːru](冷え冷え)としているといって、それを嫌った。線香の火を絶やさないために、⸢ピーマチカウ[⸢piːmaʧikau](「火持ち線香」の義か{EOS}直径約5ミリ、長さ約25センチの大きな線香)を焚いて一日中仏壇から線香の煙を絶やさなかった。ナ⸢カヌ⸣ピン[na⸢kanu⸣piŋ](中日)は、朝食にア⸢サカイ[ʔa⸢sakai](朝粥)を供える。午前10時頃、⸢サーサー⸣フキ[⸢saːsaː⸣ɸu̥ki](茶請け)を供え、正午には⸣アシ[⸣ʔaʃi](「朝飯」の義か)、午後3時頃に⸢サーサー⸣フキ[⸢saːsaː⸣ɸu̥ki]、午後6時頃に⸢ユー⸣ボン[⸢juː⸣boŋ](夕飯)、午後11時頃にユ⸢ナカシー⸣ムヌを供えた。こうして祖先供養をすることを、⸢ソー⸣ランマカナイ[⸢soː⸣rammakanai](精霊賄)と称している。ウ⸢ヤ⸣プスシゥカナイ[ʔu⸢ja⸣pu̥susi̥kanai](先祖養い)ともいう。中日の晩には、翌日のウ⸢クリ[ʔu⸢kuri](精霊送り)の法事に必要な供物の餅やア⸢ラシコーシ[ʔa⸢raʃikoːʃi](「蒸し菓子」の義)を作るために、女性たちは⸢クー⸣ピキ[⸢kuː⸣pi̥ki](「粉挽き」の義{EOS}約半日水に浸けた糯米を石臼で挽くこと)をして準備した。男たちは夕方になると⸢シー⸣シマーシ[⸢ʃiː⸣ʃimaːʃi](獅子舞)の準備をした。西村の獅子は⸢雌獅子」で⸢ダイ⸣ケー[⸢dai⸣keː](大工家)が獅子元、東村はク⸢メー[ku⸢meː](小浜家)が獅子元である。⸢シーシ⸣ヌ ⸣キン[⸢ʃiːʃi⸣nu ⸣kiŋ](獅子の着物{EOS}フ⸢ク⸣ダー{SqBr}ɸu̥⸢ku⸣daː{/SqBr}<襤褸>)は、西村と東村の子供たちが、お盆の月に入ると同時にバ⸢サ⸣ヌカー[ba⸢sa⸣nukaː](芭蕉の皮)を剥いで槌で打ち、乾燥させておいた繊維を使って編み上げた。お盆の中日には、獅子元の人や村のヤ⸢ク⸣サ[ja⸢ku⸣sa](村役人)たちが獅子頭の化粧直しをして獅子元の一番座の東の縁側に飾っておく。午後8時ごろ村人が獅子元に集まってきて⸢シーシマツ⸣リ[⸢ʃiːʃimaʦu⸣ri](獅子祭り)をした後、獅子舞に移る。⸢ニンブ⸣ツァー(念仏歌)のシ⸢ザ⸣ヌクイ[ʃiʣa⸣nukui](兄の声<歌>)と⸢ウシトゥ⸣ヌクイ[⸢ʔuʃi̥tu⸣nukui](弟の声<歌>)、ン⸢ゾーニンブツァー[ʔn⸢ʣoːnimbuʦaː](無蔵念仏歌)が歌い終わる頃、どこからともなく⸢アン⸣ガマ[⸢ʔaŋ⸣gama](アンガマ踊りの仮装した一団)たちが、⸢シー⸣シ ⸢パー⸣ソーリ[⸢ʃiː⸣ʃi ⸢paː⸣soːri](獅子を囃したててください)と裏声をつかって催促する。すると、⸣ジーシンカ[⸣ʤiːʃiŋka](地謡衆)が中庭に敷いた筵に座って、ム⸢ヌン⸣グイウタ[mu⸢nuŋ⸣guiʔuta](物乞い歌)をうたう。歌の文句(歌詞)に合わせて家の中から、ム⸢ソー⸣マ[mu⸢soː⸣ma](小筵)を出し、ウ⸢マ⸣ツ[ʔu⸢ma⸣ʦu](火{EOS}煙草盆)を出し、キ⸢シ⸣ル[ki⸢ʃi⸣ru](煙管)、タ⸢バ⸣ク[ta⸢ba⸣ku](煙草)、ウ⸢ミ⸣キ[ʔu⸢mi⸣ki](神酒)、⸣ウサイ[⸣ʔusai](酒の肴)、⸣スナイ[⸣sunai](酢の物、和え物)を出して最後にブ⸢ドル[bu⸢duru](踊り)の出番となる。アンガマ踊りはこうして始まるのである。アンガマ達は男装、女装で変装し、手拭で顔を隠し、クバ笠を深く被って翁とおうな(媼)に続いて現れ、仏壇正面の中庭からナ⸢カグス⸣ク[na⸢kagusu⸣ku](ヒンプン)の側まで片膝を立てて腰を下ろし、片手に木の枝やクバ扇を持って両手を体の右側に流して待機している。地謡がニンブツァーを歌いだすと立ち上がり、それに合わせて片足を交互に上げ、両手を上げた足の反対側へ振り下ろす動作を繰り返しつつ、ヒヤリクヨイサー サー サーと囃し立ててながら左回りに踊る。これが済むと獅子舞いに移り、モーヤーを踊って次の家へと移動する。移動する際は一段と高く、イ⸢リクヌ⸣ティー[ʔi⸢rikunu⸣tiː](「入れ子の笛」)の笛の音曲を吹き鳴らしてミ⸢チウタ[mi⸢ʧiʔuta](道歌)をうたう。イ⸢リクヌティーが次の家に移る合図の笛の音である。こうして夜更けまで各家を回り、祖霊を慰めたものである。7月15日は、ウ⸢クリヌピン[ʔu⸢kurinupiŋ](祖霊送りの日)である。供え物は、中日のそれとほぼ同じであるが、正午の⸣アシ[⸣ʔaʃi](昼食)は、ピ⸢サシズー⸣シ[pi⸢saʃiʣuː⸣ʃi](五目飯{EOS}豚肉、魚肉、カマボコ、人参、昆布などを賽の目に切り醤油で味付けして炊いた強飯{EOS}⸢コーズー⸣シ{SqBr}⸢koːʣuː⸣ʃi{/SqBr}<強雑炊>ともいう)を供え夕食には、⸢カシ⸣キ[⸢kaʃi̥⸣ki](糯米のご飯に小豆を混ぜ、蒸して炊いた強飯)を供える。夜の11時頃には、ユ⸢ナカソッ⸣コー[ju⸢nakasok⸣koː](夜中焼香)をし、カ⸢ビヤキ[ka⸢bijaki](紙銭を焼くこと)もして祖霊送りをするのである。ユ⸢ナカソッ⸣コーには分家すじからの⸢ソッコー⸣ムヌ(焼香の供物)も供える。家族全員が正座し、戸主は正装して焼香するが、その際、コーロ(香炉)も定位置より下ろし、⸢サー⸣ドーサバン[⸢saː⸣doːsabaŋ](茶湯茶碗)も下ろして紙銭を焼く。焼き終えたら、グシ(御酒)と茶湯を掛けて火を消し、米を三つかみ入れて⸣パイ[⸣pai](拝{EOS}三拝)をする。そして供えた供物を箸で起こし<パ⸢チウク⸣シ[pḁ⸢ʧiʔuku⸣ʃi](初起こし)>をし、拝礼をして終える。これが終わると仏壇のムルムルから供物の総てを下げ降ろし、ムルムルの一部を籠に入れ、菓子や餅の一部も千切って入れ、線香を三本抜き取って戸外に出、西の道路の側に⸣グソー[⸣gusoː](後生)への⸣シトゥ[⸣ʃi̥tu](お土産{EOS}つと)を置いて、無事にあの世へ帰られるよう祈願して祖霊たちを送るのである。こうしてお盆祭りの全過程は終了するが、子供達は籠を持って家々を回り、⸢シン⸣ザ ⸢コー⸣ソーリ[⸢ʃin⸣ʣa ⸢koː⸣soːri](砂糖黍を恵んでください)と裏声を使って砂糖黍を集めた。⸢シン⸣ザ ⸢クイ⸣プス[⸢ʃin⸣ʣa ⸢kui⸣pu̥su](砂糖黍を乞う人)が来ると、家の中から砂糖黍を投げて与えた。これは餓鬼に対する施しであるといわれていた

タバル [ta⸢ba⸣ru] (名)

  • 水田地帯。「田原」の義。首里方言のtaabuQkwa(田のたくさんあるところ{EOS}田袋)のこと。トゥ⸢マダタバル[tu⸢madatabaru](トゥマダ田原)、⸢ケーダタバ⸣ル[⸢keːdataba⸣ru](ケーダ田原)、⸢ユシ⸣キダタバル[⸢juʃi̥⸣kidatabaru](南ヨシキダ田原)、サ⸢キンダタバル[sḁ⸢kindatabaru](崎田田原)などがある。
  • Example phrases
    • ⸢バン⸣テヌ ⸢ター⸣ヤ トゥ⸢マダタバルトゥ ユシ⸣キダタバルナーン アン⸢ダー
      [⸢ban⸣tenu ⸢taː⸣ja tu⸢madatabarutu juʃi̥⸣kidatabarunaːŋ ʔan⸢daː]
      (私の家の田圃はトゥマダ田原とユシダ田原にもあるよ)

パトゥマレー [pḁ⸢tu⸣mareː] (名)

  • 地名。鳩離島。老年層のことば。若年層(昭和生まれ以降)は、⸢ホートゥ⸣バレー[⸢hoːtu⸣bareː](鳩離)という。西表島船浦湾の北部湾口に位置する。干潮時にはピナイ崎から潮干狩りに行くことができる。無数の土鳩が島のススキの上や下に巣を作っており、岩の間にはウミネコがたくさん卵を産んでいた。昭和40年ごろまでは、故慶田城勇氏所有の島だったという。
  • Example phrases
    • ⸢カンザトゥ⸣ヤーヌ ⸣オトーン ⸢サーラリティ⸣ パトゥザヌ ⸢コー⸣マ ⸣トゥリン パ⸢トゥ⸣マレー ⸢ゲー⸣タン⸢ダー
      [⸢kanʣatu⸣jaːnu ⸣ʔotoːn ⸢saːrariti⸣ pḁtuʣanu ⸢koː⸣ma ⸣turim pḁ⸢tu⸣mareː ⸢geː⸣tan⸢daː]
      (慶田城のお父さんに連れられて、土鳩の卵を取りに鳩離島へ行ったよ)

ミーフギカーフギ [⸢miːɸugikaː⸣ɸugi] (名)

  • 穴がたくさんあいているさま。
  • Example phrases
    • ク⸢レー ミーフギカー⸣フギ シ⸢ティ ユー⸣ゾー ⸢ナー⸣ヌ
      [ku⸢reː miːɸugikaː⸣ɸugi ʃi̥⸢ti juː⸣ʣoː ⸢naː⸣nu]
      (これはたくさん穴があいていて、使えない<養生・手当てができない>)

ムチゾーグ [mu⸢ʧiʣoːgu] (名)

  • uby{餅}{モチ} uby[g]{上戸}{ジョウゴ}。餅をたくさん食べる人。
  • Example phrases
    • ム⸢チゾーゴー⸣ バ⸢タ⸣ムチェーラン ッ⸢スムチ⸣ル ン⸢マ⸣ー ⸢スー⸠ダー
      [mu⸢ʧiʣoːgoː⸣ ba⸢ta⸣muʧeːran s⸢sumuʧi⸣ru ʔm⸢ma⸣ː ⸢suː⸠daː]
      (餅上戸は uby{餡餅}{アン|モチ}<腹餅{EOS}餅の腹に餡を入れたもの>よりも白餅を好む<美味しくするんだ>よ)

ンニギー [ʔn⸢nigiː] (名)

  • むなぎ(棟木)。家を建てる際、柱・ uby{梁}{ハリ}などを組み立てて、その上に uby{棟木}{ムナ|ギ}を上げる、その材木。ン⸢ニギタ[ʔn⸢nigita](棟桁)ともいう。棟木には、「天官賜福紫微鸞駕」と uby{墨書}{ボク|ショ}し、ピ⸢ル[pi⸢ru](大蒜)と塩を包んで、棟木に uby{吊}{ツル}るす。 uby{上棟式}{ジョウ|トウ|シキ}は満ち潮に合せて行う。四隅の⸣ムヤーバラー[⸣mujaːbaraː](母屋柱)の上には、紅白の餅を供え、ナ⸢カ⸣バラー[na⸢ka⸣baraː](中柱、大黒柱)の上にも紅白の餅を供えて、安全・健康・繁盛の祈願をし、建築の施主と棟梁が屋根から餅撒きをする。子供たちや村人たちが餅を拾うためにたくさん集まってくる。
  • Example phrases
    • ⸢バン⸣テヌ ウ⸢ブヤー⸣ヌ ム⸢ニアギ ソーッ⸣タ ⸣バス トゥ⸢ムレーヌ⸣ ウブザール ン⸢ニギー⸣ナ ⸢テンカン⸣ シフク シビランガー⸣ティ カ⸢コーッ⸣タ⸢ダー
      [⸢ban⸣tenu ʔu⸢bujaː⸣nu mu⸢niʔagi soːt⸣ta ⸣basu tu⸢mureːnu⸣ ʔubuʣaːru ʔn⸢nigiː⸣na ⸢teŋkaŋ⸣ ʃiɸuku ʃi⸢biraŋgaː⸣ti kḁ⸢koːt⸣ta⸢daː]
      (私の家の母屋の棟上式をされたとき、友利家の⸣ウボーザー{SqBr}⸣ʔuboːʣaː{/SqBr}(大兄<田代浩氏>)


    • 棟木に「天官賜福紫微鸞駕」と書かれたよ)

Japanese-Multilingual Dictionary (JMDict)

Results from the Japanese-Multilingual Electronic Dictionary project (JMdict), created by Jim Breen, © Electronic Dictionary Research and Development Group.

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たくさん沢山

(Common Suffix)

  1. Enough; Too many; Too much
    Word usually written using kana alone

(Common Noun)

  1. A lot; Lots; Plenty; Many; A large number; Much; A great deal; A good deal
    Word usually written using kana alone

  1. Enough; Sufficient
    Word usually written using kana alone

もうたくさん

(Expression)

  1. Enough is enough; No further!

もっとたくさんもっと沢山

(Expression)

  1. A lot more; Much more; And then some; And plenty more than that
    Word usually written using kana alone

じゅうたくさんぎょう住宅産業

(Noun)

  1. The housing industry