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Define からな karana Meaning カラナ

Displaying results for からな (karana・からな・カラナ) – ryukyu

JLect: Japonic Languages and Dialects Database

Results from JLect’s Japonic Languages and Dialects Database, created by Zachary Read, © JLect.com.

Search languages: Japonic (all languages and dialects) ↔ English ↔ Japanese

Ryukyu (Yoron)

わからじ【分からじ・判らじ・解らじ】

(Verb) To not understand, to not know

A dictionary of the Ryukyuan language

Results from the 沖縄語辞典 データ集 Okinawago jiten dēta-shū (Okinawan Language Dictionary Data Collection), published by the National Institute for Japanese Language and Linguistics, © CC BY 4.0.

Search languages: Okinawan → Japanese

カラナ karana (karana) ⓪ 名

  1. 唐名。貴族・士族のもっていた中国風の名前。たとえば羽地朝秀の唐名は向象賢(sjoo sjookeN)。

A dictionary of the Ryukyuan language

Results from the 沖縄語辞典 データ集 Okinawago jiten dēta-shū (Okinawan Language Dictionary Data Collection), published by the National Institute for Japanese Language and Linguistics, © CC BY 4.0.

Search languages: Japanese → Okinawan

からな 【唐名】

See also

Dictionary of the Practical Use of Okinawan

Results from the うちなーぐち活用辞典テキストデータベース Uchinaaguchi katsuyō jiten tekisuto dētabēsu (Dictionary of the Practical Use of Okinawan), by Shinsho Miyara, © CC BY-ND 3.0 DEED.

Search languages: Japanese ↔ Okinawan

みー くんだー

  • 見ても何だかわからないもの
  • Example phrases
    • ピカソんでぃーる しけーをぅてぃ なー うっちょーる ゐーかちゃー やしが、わったーがー みーくんだー やん。
      (ピカソは世界的に有名な画家だが、私たちにはわけが分からない代物だ)
    • じーぬーをぅてぃ なー うちょーる っちゅから サイン ゐーたしが、みーくんだー じー なてぃ ゆまらんたん。
      (芸能人からサインをもらったが、はっきりしない字で読めなかった)

Audio Database of Hatoma Lexicon

Results from the 鳩間方言 音声語彙データベース Hatoma hōgen onsei goi dētabēsu (The Audio Database of Hatoma Lexicon), by Shinichi Kajiku and Natsuko Nakagawa, © CC BY-SA 3.0 DEED

Search languages: Yaeyama (Hatoma) ↔ Japanese

カラナキ [ka⸢ranaki] (名)

  • 涙を出さない声だけの泣き方。「空泣き」の義。
  • Example phrases
    • ⸣ナダー ウ⸢タサ⸣ムテイ クイカー⸢ニ⸣ ン⸢ザ⸣シ カ⸢ラナキ スー⸣ プ⸢スヌ⸣カ ⸢ブン⸣ツォー
      [⸣nadaː ʔu⸢tasa⸣muti kuikaː⸢ni⸣ ʔn⸢ʣa⸣ʃi ka⸢ranaki suː⸣ pu̥⸢sunu ⸣ka ⸢bun⸣ʦoː]
      (涙は落とさ<出さ>ないで、声だけ出して空泣きする人がいるもんかね<いないよ>)

アーパーレー [⸣ʔaːpaːreː] (名)

  • 新室寿ぎ歌。正式の名称は、⸢ヤー⸣ヌ ⸢フンシキ⸣ アーパーレー[⸢jaː⸣nu ⸢ɸunʃi̥ki⸣ ʔaːpaːreː](新室の風水<基礎固め・鎮め>歌アーパーレー)という。歌は前半のナ⸢ガミ⸣ク[na⸢gami⸣ku](長め句)と後半のハ⸢ヤミ⸣ク[ha⸢jami⸣ku](早め句)からなる。ナ⸢ガミ⸣クでは新室の構造体を美辞麗句で歌い上げ(室誉めし)、後半のハヤミクでは新室の中の奇怪な形相の動物等を客観的に表現して「魔除け」とし、へんばい(反閇)して山の神、海の神、野の神々を鎮めて歌い終わる歌形構造を有する。新築の屋根が葺き上がる日没時になると、建築作業に従事した全員が作業着のまま新室の中に入って座り、儀式に参加した。先ず全員でアーパーレーの歌を歌う。鐘と銅鑼、太鼓に合わせて歌い終わる。そして村の道化役者をもって任ずる二人が出て家主の夫婦に扮し、新室が完成するまでの苦労話を面白おかしく語った後、抱いていた⸢ユイプス[⸢juipusu](藁人形)を家の中柱に結わえた後、⸢ワンヌン ビー⸣ティ ⸢バンヌン ビー⸣ティ シッ⸢トウイシットウイ(貴方も酔って、私も酔って、あな尊や)と叫んで神酒を棟桁に投げかけて終わる儀式

イフナムニ [ʔi⸢ɸuna muni] (連)

  • 妙な言葉。異常な言葉。訳のわからない言葉。イ⸢ファナ ムニ[ʔi⸢ɸana muni](変な言葉)ともいう。
  • Example phrases
    • イ⸢フナムニバ⸣ イ⸢ジ⸣ プ⸢スバ⸣ ウ⸢バースナ⸠ヨー
      [ʔi⸢ɸunamuniba⸣ ʔi⸢ʤi⸣ pu̥⸢suba⸣ ʔu⸢baːsuna⸠joː]
      (妙なこと<もの言い>をして、人を驚かすなよ)
    • イ⸢フナクトゥ⸣ ス⸢ナ⸠ヨー
      [ʔi⸢ɸunakutu⸣ su⸢na⸠joː]
      (変なことをするなよ)

イミンクジンッサヌ [ʔi⸢miŋ⸣ kuʤin s⸢sanu] (成)

  • 意味内容が全くわからない。訳がわからない。「意味も故事も知らない」の義。「意味も来歴も分からない」の意。
  • Example phrases
    • ⸣ヌンティル ⸣アイニ ア⸢ジオー⸣ルユー イ⸢ミン⸣クジン ッ⸢サヌ
      [⸣nuntiru ⸣ʔaini ʔa⸢ʤioː⸣rujuː ʔi⸢miŋ⸣kuʤin s⸢sanu]
      (何故にあんなに言っておられるのか、意味が全く分からない<知らない>)
    • イ⸢ミン⸣クジン ワ⸢カラ⸣ヌ
      [ʔi⸢miŋ⸣kuʤiŋ wa⸢kara⸣nu]
      ともいう)

ウヨーンガサ [⸣ʔujoːŋgasa] (名)

  • うなじ(項)の中央のくぼんだ所、「盆の窪」に出来る悪質のおでき(腫れ物)。盆の窪に出来物ができると助からないという

ウリンツァン [ʔu⸢rinʦaŋ] (副)

  • それすらも~ない。それさえも~ない。ウ⸢リ・ンツァン[ʔuri-ŋʦaŋ](それ・さえも<だにも>)からなる合成語。副助詞⸢ンツァン[⸢ŋʦaŋ](すらも)は、{Mn_1}文末に打ち消しの助動詞を要求し、上接語を容易なことなのにという気持ちでとりたて、打ち消し表現と呼応して否定の意味を強調する陳述副詞。

カクシフカスン [kḁ⸢kuʃi⸣ ɸu̥⸢ka⸣suŋ] (連)

  • 隠し過ぎて放置する。隠し過ぎて隠し場所が分からなくなる。「隠し放下す」の転訛。老年層は、カ⸢ザミフカ⸣スン[ka⸢ʣamiɸu̥ka⸣suŋ](隠し過ぎて隠し場所がわからなくなる)ということが多い。
  • Example phrases
    • カ⸢クシ⸣ フ⸢カ⸣シティ ⸣マナール ス⸢ク⸣タユー ッ⸢サヌ
      [kḁ⸢kuʃi⸣ɸu̥⸢ka⸣ʃi̥ti ⸣manaːru su̥⸢ku⸣tajuː s⸢sanu]
      (隠しすぎて、どこに隠したのか分からない<知らない>)

カザミフカスン [ka⸢ʣamiɸu̥ka⸣suŋ] (他動)

  • 隠し過ぎてその所在が分からなくなる。「隠しほかす<放下す>」の義。大事に仕舞い込んで何処に片付けたか忘れる。
  • Example phrases
    • ⸢サイクドン⸣グ カ⸢ザミフカ⸣シティ ⸣マナール ス⸢ク⸣タユー ⸢ミシキマー⸣キ ⸢アー⸣ク⸢ツォー
      [⸢saikudoŋ⸣gu ka⸢ʣamiɸu̥ka⸣ʃi̥ti ⸣manaːru su̥⸢ku⸣tajuː ⸢miʃi̥kimaː⸣ki ⸢ʔaː⸣ku̥⸢ʦoː]
      (大工道具を仕舞い込んでしまって、何処に片付けたのか分からなくなって、探しかねているんだよ)
    • ⸣ドゥク カ⸢ザ⸣ムカー カ⸢ザミフカ⸣スン⸢ダー
      [⸣duku ka⸢ʣa⸣mukaː ka⸢ʣamiɸu̥ka⸣sun⸢daː]
      (あまり隠す<隠しほかす>と何処に隠したのか分からなくなるよ)
    • カ⸢ザミフカサ⸣ヌ
      [ka⸢ʣamiɸu̥kasa⸣nu]
      (<隠しすぎて>隠し場所を忘れる<隠しほかす>ことをしない)
    • カ⸢ザミフカ⸣ス クトー ⸢ナー⸣ヌ
      [ka⸢ʣamiɸu̥ka⸣su ⸣ku̥toː ⸢naː⸣nu]
      (隠し過ぎて隠し場所を忘れる<隠しほかす>ことはない)

キチゴン [ki̥⸢ʧigoŋ] (名)

  • 結願祭。一年を通して祈願した豊年、豊漁の祈願、健康祈願、家庭繁盛祈願等の諸々の祈願の⸢グヮンプトゥ⸣キ[⸢gwampu̥tu⸣ki](願解)が⸢ウイヌ⸣ウガン[⸢ʔuinu⸣ʔugaŋ](友利御嶽)で執り行われる村祭りである。旧暦九月の壬の日から三日間にわたって行われる。初日は⸢ユードゥー⸣シ[⸢juːduː⸣ʃi](夜通し)、二日目は⸣トーピン[⸣toːpiŋ](当日<祭り本番>)、三日目はトゥ⸢ズミ[tu⸢ʣumi](終結)の三日間で祭りは完結する。⸢ユードゥー⸣シにはユ⸢ネン⸣ヌ ⸣パイ[ju⸢nen⸣nu ⸣pai](宵の拝<祈願>{EOS}午後八時ごろ開始)、ユ⸢ナカ⸣ヌ ⸣パイ[ju⸢naka⸣nu ⸣pai](夜中の拝礼<祈願>午前零時ごろ開始)、シ⸢トゥムティ⸣ヌ ⸣パイ[ʃi̥⸢tumuti⸣nu ⸣pai](朝<つとめて>の拝礼<祈願>午前五時ごろ開始)の三度の礼拝と神遊びからなる祈願があり、友利御嶽の本殿ウ⸢ブ⸣ヤー[ʔu⸢bu⸣jaː](母屋)内においてサ⸢カサ[sḁ⸢kasa](司{EOS}巫女)、ティ⸢ジリ⸣ビ[ti⸢ʤiri⸣bi](手摺り部{EOS}男性神職者)、バ⸢キサカ⸣サ[ba⸢kisaka⸣sa](脇司)、ム⸢ラヤクサ[mu⸢rajakusa](村の役人)達により厳粛な祈願がなされる。⸣トーピン[⸣toːpiŋ](結願祭当日)は午前十一時頃から、サ⸢カサ、バ⸢キサカ⸣サ ティ⸢ジリ⸣ビー達により⸢パイ⸣ディン[⸢pai⸣diŋ](拝殿)に於いて祈願が始まる。祈願が終わると本殿ウブヤーに舞踊団が入り、そこは楽屋に変化する。午後からは本殿ウブヤーから拝殿側へ張り出すように作られた舞台上で奉納芸が上演され、午後五時頃まで続いて祭りは終了した。この日の余興を村人達は舞台の東と西に座席を作り、⸣ウサイ[⸣ʔusai](御馳走)の弁当持参で鑑賞した。子供達は鎮守の森のマーニで剣を作って一日中遊んだ。三日目はトゥズミ[tu⸢ʣumi](完結{EOS}終わり)で村役人たちの一種の慰労会であり、祭りが準備から本番まで順調に進行したことに対する村役人たちへの感謝とお礼と宴会であった

グマシグトゥ [gu⸢maʃigu⸣tu] (名)

  • 小さな仕事。手間のかからない仕事。
  • Example phrases
    • ウ⸢ブシグ⸣トー ナ⸢ラヌ⸣ヌ グ⸢マシグ⸣トー ⸣ナルン
      [ʔu⸢buʃigu⸣toː na⸢ranu⸣nu gu⸢maʃigu⸣toː ⸣naruŋ]
      (大仕事は出来ないが、小さな仕事は出来る)

ズッカーマ [ʣuk⸢kaː⸣ma] (名)

  • カツオの心臓。約3センチの三角錐の形をしている。先端部の約1センチほどは白色の腱のようなものからなり、残りは真っ赤な筋肉質から出来ている。カツオの頭を切り落とす際に鰓の下に付いて捨てられるのを、子供達が拾い集めて持ち帰り、煮て食した。
  • Example phrases
    • カ⸢ツヌ⸣ ズッ⸢カー⸣マー イッ⸢ケナ⸣ ン⸢マー⸣タン
      [kḁ⸢ʦunu⸣ ʣuk⸢kaː⸣maː ʔik⸢kena⸣ ʔm⸢maː⸣taŋ]
      (カツオの心臓は非常に美味しかった)

タキドゥン [tḁ⸢ki⸣duŋ] (固)

  • 竹富島。石垣島の南西約6kmの海上に浮かぶ島。周囲9,15km。標高20,15mの隆起珊瑚礁からなる島。
  • Example phrases
    • イ⸢サンケーヌ⸣ パンタナール タ⸢キドゥン⸣ヌ ⸣シマー アル⸢ダー [ʔi⸢saŋkeːnu⸣ pantanaːru tḁ⸢kidun⸣nu ⸣ʃimaː ʔaru⸢daː] (石垣島の南方に竹富島はあるのだよ)。 タ⸢キ⸣ドゥンプス [tḁ⸢ki⸣dumpu̥su] (竹富島の人)。 タ⸢キドゥン⸣ヌ マ⸢ミドー⸣マー イッ⸢ケン⸣ ウ⸢ムッ⸣サン [tḁ⸢kidun⸣nu ma⸢midoː⸣maː ʔik⸢keŋ⸣ ʔu⸢mus⸣saŋ] (武富のマミドーマ踊りは非常に面白い)。竹富方言では、⸢テー⸣ドゥン[⸢teː⸣duŋ]という。古くは、玻座間、仲筋、幸本、久間原、花城、はれはかの6か村があったという。乾隆2年(1737)の調査報告では玻座間、仲筋の2集落に分かれている。『中山伝信録』には「達奇度奴」、『南島志』には「堂計止美」、ゴーウィルの『琉球覚書』には「タキトゥノン(Ta-ki-tou-non)と見える。隆起サンゴの石灰岩からなる島で、周囲9,15㎞・最高標高20,5m。島内に28もの拝所があり、種子取祭などの民俗芸能が盛んである。石垣島からの海底送水が昭和51年に実現し、10万人の人が訪れる」『角川日本地名大辞典 47 沖縄県』

タングンジマ [⸢taŋgunʤima] (名)

  • 山や川があって水田耕作を主とする島。古成層、第三期層などからなる島。石垣島、西表島、与那国島、小浜島など。ターグニ[taːguni] → タングン[taŋguŋ]の変化を経たものであろう。⸢ヌングンジマ[⸢nuŋgunʤma](畑作を主とする島{EOS}竹富島、黒島、鳩間島、波照間島、新城島など)の対義語。
  • Example phrases
    • ⸢タングンジマ⸣ナーヤ ミ⸢ジヌ⸣ アンダー ム⸢カ⸣シェーラ ⸣ター ス⸢ク⸣リ ⸢オー⸣ルン
      [⸢taŋgunʤima⸣naːja mi⸢ʤinu⸣ ʔanda mu⸢ka⸣ʃeːra ⸣taː su̥⸢ku⸣ri ⸢ʔoː⸣ruŋ]
      (タングンジマには水があるから昔から水田を作っておられる)

ナカザ [na⸢ka⸣ʣa] (名)

  • 台所の土間。母屋の西側に約1間巾に3間の張出を作り、炊事場とした。西壁に沿って土の竈を設置し、三番座との間に土間を作った。その土間をナ⸢カ⸣ザ[na⸢ka⸣ʣa](土間<中座>)という。農家では畑から帰って着替える間もなく台所仕事に取り掛からなければならないので、土間は便利であった。
  • Example phrases
    • シ⸢トゥッチ⸣ヌパー ポーキシ ナ⸢カ⸣ザー ⸢ポー⸣キバ
      [ʃi̥⸢tutʧi⸣nupaː poːkiʃi na⸢ka⸣ʣaː ⸢poː⸣kiba]
      (蘇鉄葉の箒で台所の土間を掃きなさいよ)
    • ナ⸢カ⸣ザナール ⸣マカルダナン ナ⸢ガ⸣シン ス⸢クラリ⸣ ブタ
      [na⸢ka⸣ʣanaːru ⸣makarudanan na⸢ga⸣ʃin su̥⸢kurari⸣buta]
      (台所の土間に<ぞ>お椀棚も流し台も作られていた)

ナンズー [⸣nanʣuː] (名)

  • 何艘。船の数が分からない時に用いる。
  • Example phrases
    • イ⸢ガメーフネー⸣ ナンズー ン⸢ズ⸣ター 
      [ʔi⸢gameːɸuneː⸣ nanʣuː ʔn⸢ʣu⸣taː]
      (烏賊釣り船は何艘出漁した<出た>か)

ヌーティヌーティー [nuːtinuːti⸢ː] (感)

  • なんだと?なんてなんてえ?ヌーティヌーティ⸢ー⸣ アイヤ⸢ナー⸣ト イッ⸢カ⸣ シ⸢ミランバン⸣ヨー[nuːtinuːti⸢ː⸣ ʔaija⸢naː⸣to ʔik⸢ka⸣ ʃi⸢mirambaɲ⸣joː](なんてなんてえ?、そんなになんぞは決してさせないからなあ)

ヌングンジマ [⸢nuŋgunʤima] (名)

  • 山や川、水田などのない島。隆起珊瑚礁からなる島。⸢ヌーグニジマ[⸢nuːguniʤima](野国島)の転化した語。対義語は⸢タングンジマ[⸢taŋgunʤima](山や川、水田のある大きな島)。
  • Example phrases
    • パ⸢トゥ⸣マ フ⸢シ⸣マ タ⸢キ⸣ドゥン パ⸢ナ⸣リンドーレーヤ ⸢ヌングンジマ⸣ティ ア⸢ザリ ブー
      [pa⸢tu⸣ma ɸu⸢ʃi⸣ma tḁ⸢ki⸣dum pa⸢na⸣rindoːreːja ⸢nuŋgunʤima⸣ti ʔa⸢ʣari buː]
      (鳩間、黒島、竹富、新城<パナリ>などはヌングンジマ<隆起珊瑚礁からなる島>といわれている)

パナリ [pa⸢na⸣ri] (固)

  • (地)新城島。ア⸢ラグス⸣ク[ʔa⸢ragusu̥⸣ku](新城島)ともいう。西表島の東約6キロの洋上に位置する。黒島との中間にあり、親島の上地(かみじ)と子島の下地(しもじ)の二島からなる。古来、⸣ザン[⸣ʣaŋ](ジュゴン)とパ⸢ナリ⸣ヤキ[pa⸢nari⸣jaki](パナリ焼きの土器)で有名である。
  • Example phrases
    • ⸢ショーワ サンジューネン⸣ マーラ⸢バー⸣ケー パ⸢ナ⸣リナーン ⸢ガッコー⸣ヤ ア⸢リ⸣ブタ⸢ダー
      [⸢ʃoːwa sanʤuːnem⸣ maːra⸢baː⸣keː pa⸢na⸣rinaːŋ ⸢gakkoː⸣ja ʔa⸢ri⸣buta⸢daː]
      (昭和三十年ごろまでは新城島にも学校はあった<ありおった>よ)
    • パ⸢ナ⸣リナー ⸢ザン⸣ヌ ウ⸢ガン⸣ヌ アンティ⸢ダー
      [pa⸢na⸣rinaː ⸢ʣan⸣nu ʔu⸢gan⸣nu ʔanti⸢daː]
      (新城島にはジュゴン<儒艮>を祀った御嶽があるそうだよ)
    • パ⸢ナ⸣レー ⸢カンジ⸣トゥ ス⸢ムジヌ⸣ フ⸢タシマー⸣ラ ⸣ナリ ⸢ブー⸣ダー
      [pa⸢na⸣reː ⸢kanʤi⸣tu su⸢muʤinu⸣ ɸu̥⸢taʃimaː⸣ra ⸣nari ⸢buː⸣daː]
      (新城島は上地島と下地島の二島から出来て<なって>いるよ)

パマウリソージ [pa⸢maʔurisoː⸣ʤi] (名)

  • 「浜下り精進」の義。旧暦3月の庚の日を選んで執り行われる。別名バ⸢タミチソー⸣ジ[ba⸢tamiʧisoː⸣ʤi](腹満ち精進)ともいわれる。虫祓いの祈願。部落の住民総出で、⸣サンシキ[⸣saŋʃiki](桟敷)に集まり、⸢ウイヌ⸣ウガン[⸢ʔuinu⸣ʔugaŋ](友利御嶽)でサ⸢カサ[sḁ⸢kasa](司)やティ⸢ジリ⸣ビー[ti⸢ʤiri⸣biː](男性神職者)が「稲の下葉の願い」をしている間、ヤ⸢ク⸣サ[ja⸢ku⸣sa](村役人)の指示に従って一斉にサンシキで就寝し、村役人が両手でバタバタと羽音を作ってコケコッコーという鶏鳴の合図をすることによって起き、ご馳走<昼食>を食べて帰宅した。この祈願は、友利御嶽において他の四箇所の御嶽の分まで、ウ⸢トゥー⸣シ[ʔu⸢tuː⸣ʃi](遥拝)で祈願される。合計イ⸢チ⸣ヤマ[ʔi⸢ʧi⸣jama](五箇所の御嶽)の祈願が執り行われるものである。ムラヤクサ(村役人)達は手分けして⸣イダフニ[⸣ʔidaɸuni](サバニ)に分乗し、西表島の⸢タータバ⸣ル[⸢taːtaba⸣ru](田原)へ行き、⸢ユシキ⸣ヌサン[⸢juʃi̥ki⸣nusaŋ](ススキで作ったサン)を田圃の中に差し立てて島に帰った。「浜下り精進」の三日前の夜、村ヤクサたちによって⸣ッサレー[⸣ssareː](知らせごと{EOS}お触れごと)」が行われる。声色を使って、声の主が誰であるか分からないように「ッサレー」を申し述べる。闇の中から「ッサレーッサレー」という声が聞こえると、家の中の母親たちが畏まって、「⸢オー[⸢ʔoː](はい)」と答えた。親達は、それを神の声として聞き、謹んで応答したものである。ややあって、戸外の闇の中から、⸢アシ⸣トー パ⸢マウリソー⸣ジ ア⸢タリオーッ⸣タ シ⸢キン⸣ドゥ カ⸢マチヌ マーラヌ⸣ カキソージ ピ⸢ナカンヌ マイ⸣ヌ ア⸢ガムノーマ⸣ヌ カ⸢キン⸣グ ⸢シー⸣ タ⸢ボー⸣ローリ」[⸢ʔaʃi̥⸣toː pa⸢maʔurisoː⸣ʤi ʔa⸢tariʔoːt⸣ta ʃi̥⸢kin⸣du ka⸢maʧinu maːranu⸣ kḁkisoːʤi pi⸢nakannu mai⸣nu ʔa⸢gamunoːma⸣nu kḁ⸢kiŋ⸣gu ⸢ʃiː⸣ ta⸢boː⸣roːri](明後日は「浜下り精進」に当っておりますので、竈の回りの掃除、火の神様の前の「赤もの」<火>の用心<格護>をよくしてください)というと、家の中の者は「⸢ウ⸣ー[⸢ʔu⸣ː](畏まりました)」と答えた。これを全戸に触れまわって唱えたものである。唱え方が下手な人は、声の主が誰だと分かるので、「ッサレー」が帰った後、家の中は哄笑の渦となるのことがあった。それでも親立ちは、「シーッ」といって子供達をたしなめ<窘>た。昔は、パ⸢マウリソー⸣ジの日に、日頃の行いの悪い人や⸢グイ⸣フゾーノー[⸢gui⸣ɸuʤoːnoː](貢納布)の検査で不合格となった女性がサンシキに引き出されて、⸢トゥン⸣ガー ⸢ッふァーサリタ[⸢tuŋ⸣gaː f⸢faːsarita](⸢科を食わされた」、罰を与えられた)といわれている

マイズニ [⸢mai⸣ʣuni] (名)

  • 固有名詞。前曽根。鳩間島の南約1000メートルの海中に発達した珊瑚礁。⸢アーラマイズニ[⸢ʔaːramaiʣuni](東前曽根)とナ⸢カヌ⸣スニ[na⸢kanu⸣suni](中の曽根)、⸢イーリマイズニ[⸢ʔiːrimaiʣuni](西前曽根)の三つの曽根からなる。⸣スニ[⸣suni](曽根)とは、干潮時に海上に姿を現さない珊瑚礁の浅瀬のことである

Japanese-Multilingual Dictionary (JMDict)

Results from the Japanese-Multilingual Electronic Dictionary project (JMdict), created by Jim Breen, © Electronic Dictionary Research and Development Group.

Search languages: Japanese ↔ English

とうみょうとうめいからな唐名

(Noun)

  1. Chinese name for a high government office (ritsuryo period)

  1. Alias; Pseudonym
    Archaism

からな

(Expression)

  1. Y adding up to Z; Y making up Z; Y constituting Z; Z consisting of Y; Z composed of Y; Z containing Y

からな力なげ力無げ

(Adjectival noun)

  1. Feeble; Dejected; Helpless; Despondent

からな力無い力ない

(I-adjective)

  1. Feeble

からなんだだから何だ

(Expression)

  1. So what!; Who gives a damn?

からなでしこカラナデシコ唐撫子

(Noun)

  1. China pink (species of flower, Dianthus chinensis)
    Word usually written using kana alone / Obscure term

ちはちからな知は力なり

(Expression)

  1. Knowledge is power

わけがわからな訳が分からな訳がわからなわけが分からな訳が分らない

(Expression)

  1. Incomprehensible; Uncomprehending
    Word usually written using kana alone

なにからなにまで何から何まで何から何迄

(Expression)

  1. Anything and everything; From top to toe; From A to Z

わけのわからな訳の分からな訳のわからなわけの分からな訳の分らない

(Expression)

  1. Incomprehensible; Uncomprehending
    Word usually written using kana alone

さっぱりわからなさっぱり分らない

(Expression)

  1. Having no inkling of; Having no idea of

いうのをはばからな言うのをはばからな

(Expression)

  1. Do not hesitate to say

けいぞくはちからな継続は力なり

(Expression)

  1. Persevering through something difficult makes one stronger; Whatever doesn't kill us only makes us stronger; Slow but steady wins the race

わけのわからないことば訳の分からない言葉

(Noun)

  1. Meaningless words; Words that make no sense

さきのことはわからな先のことは分からな

(Expression)

  1. One never knows (what will happen); There's no telling (what the future holds)

なにがなんだかわからな何が何だか分からな

(Expression)

  1. Don't know what's what

こうげんしてはばからな公言してはばからな

(Expression)

  1. Having no hesitation in stating; Having no hesitation in declaring

にしもひがしもわからな西も東も分からな

(Expression)

  1. Not knowing one's way around; Not familiar with the area; Not knowing what to do

はしにもぼうにもかからな箸にも棒にも掛からな

(Expression)

  1. Hopeless; Unmanageable; Incorrigible

うみのものともやまのものともわからな海の物とも山の物とも判らない

(Expression)

  1. Neither fish nor fowl; Cannot be foreseen