A dictionary of the Ryukyuan language
Results from the 沖縄語辞典 データ集 Okinawago jiten dēta-shū (Okinawan Language Dictionary Data Collection), published by the National Institute for Japanese Language and Linguistics, © CC BY 4.0.
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カケーフィチェー kakeefichee (kakeehwicee) ⓪ 副
- いろいろなものが互いに関連し合うさま。~?imi 'NNzuN.いろいろなものが結び合わさった夢を見る。
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かけ 【賭け】
See also
Phrases
- ~の一種 chaNkuruu,cheNkuruu,paNmikashii,ʔuubuu
かける 【欠ける】
Phrases
- 欠けたところだらけ kakikaa
- 欠けたもの kagi,kakimuN
あった ばじょー
- ちらっと見の良さ、見かけ
Example phrases
- あれー あったばじょーどぅ やん どー。っんまー ぬてぃどぅ しらりーる、っちょー ふぃらてぃどぅ しらりーる。
(あいつは見かけだけだよ、馬は乗ってこそわかるし、人はつき合ってこそわかる) - あったばじょーや ちゅらさー あしが。
(みかけはきれいなのだが) - くぬ ないむのー まーさぎさー やたしが [かーぎぬぐとぅ まーさが あがやーんでぃ うむたしが]、あったばじょーどぅ やっさー。
(この果物はおいしそうだったが、見かけが良いだけだよ) - くぬ ないむのー ばじょーや ねーらんしが、かみーねー まーさん/かだくとぅ まーさたん どー。
(この果物は見かけの良さはないが、食べるとおいしい/食べたらおいしかったよ)
あびーん (あびたん、あびらん、あびてぃ)
- 大声をだす、声をかける、しゃべる、家畜が鳴く
Example phrases
- うた あびーん。
(歌を歌う) - 、うた さー
(歌手) - ちゃー あびーるびけーや さんぐとぅ、たーんかいん わかいるぐとぅ はなさんだれー ならん どー。
(怒鳴ってばかりではなくて、誰にでも解るように話さないといけないよ) - ちゃー うさがみそーりよーんち たんかーぬ っちゅ あびてぃっち[えーじっし] とぅらさん なー?
(お茶をお召し上がりになりませんかとお向かいの人に声をかけてきてくれないか) - いっとぅちぇー くーよーんち あびてぃっち とぅらさん なー?
(ちょっと来ないかと声をかけて来てくれないか) - っやーさーに いふぃぐゎー あびてぃっち とぅらしぇー。
(あなたから少し言ってきてちょうだい) - ゆーあきどぅーしー/ゆなかさなか まーぬ いんぐゎーが やら わからんしが、ワウワウっし あびとーたん。
(夜が明けるまで/真夜中どこの犬かは知らないが、遠吠えをしていた) - あふぃらーぬ クワックワックワーっし あびとーたん。
(あひるが鳴いていた) - っわーぬ ブギーブギーブギーっし やなあびー そーん。
(豚が嫌な鳴き声をあげている) - っやーや むぬ かでー にんてー しーしー しーねー、っわーぬ ぐとぅ くぇーいん どー。
(お前は食べては寝たりしていると、豚のように太るよ) - あびーる いのー くーらん。
(吠える犬は噛みつかない)
*(参照)動物の鳴き声については、「なちゅん」もある
うじゅみ
- はずみ、きっかけ
Example phrases
- はじめー たいっし しんじんとぅ はなし そーたしが、むんどーふぃんどー なてぃ、あとぅぬ うじゅめー てぃーねーい ふぃさねーいぬ おーえー なたん。
(はじめは二人で静かに話をしていたが、口論になって、最後には手出し足蹴りのけんかになった)
うみかきーん (うみかきたん、うみかきらん、うみかきてぃ)
- お目にかける、ご覧にいれる
Example phrases
- なげーさ いちゃてー をぅいびらんくとぅ、まるけーてぃなーや うみかきらちくぃみそーり よー。
(長いことお会いしていないので、たまにはお目にかけさせてください) - わんが うみはまてぃ かちぇーる ゐー やいびーん。まじぇー、うみかきてぃくぃみそーり。
(私が一生懸命描いた絵です。まずは、ご覧になってください) - しーみーぬ ばすねー うふぁかをぅてぃ うぃなぐわらべー うた うたてぃ、うぃきがわらべー てぃー ちかてぃ うぐゎんすんかい うみかきたん。
(清明祭の際にお墓で女の子たちは歌を歌い、男の子たちは空手をして御先祖さまにご覧にいれた)
くしがき
- 頼りにすること、鼻にかけること
Example phrases
- っやーどぅ くしがき そーくとぅ、かんげーてぃ とぅらし どー。
(あなたを頼みにしているので、よろしくお願いしますね) - なー わらべー あらん むんぬ いちまでぃん うや くしがきしぇー ならん どー。
(もう子どもではないんだから親を頼りにしてはいけないよ)
くん ちゃきーん (〜ちゃきたん、〜ちゃきらん、〜ちゃきてぃ )
- (水、湯を)ひっかける
Example phrases
- バケツぬ みー みじ くんちゃきてぃ ふぃー くんちゃーしぇー。
(バケツいっぱいの水をひっかけて火を消しなさい) - たまとー かー んちゅるばすねー、ふちゆー くんちゃきーねー、かーや んちやしく ないん。
(トマトは皮を剥くときには、沸騰した湯をひっかけると皮は剥きやすくなる) - ふぃーんかい みじ くんちゃきとーけー。
(火に水をひっかけておきなさい) - なーぬ きーくさんかい みじ かきとーる ちむえーどぅ やたしが、ばっぺーてぃ みち あっちょーる っちゅんかい みじ くんちゃきてぃ ねーらんたっさー。
(庭の木草に水をかけているつもりだったが、間違えて道を歩いている人に水をひっかけてしまったよ)
しる ぢきー
- 汁かけご飯
Example phrases
- むぬぐとぅん っちゅぐとぅん ふぃっちゃかみっちゃか しみてー ならん ぐとぅ、してぃみてぃ っんぢーる めーねー しるぢきーっし むぬ かむる むのー あらん。
(物事も人間関係もごっちゃにさせてはいけないように、朝早く出る前には汁かけご飯にして食べるものではない)
た また がき
- 二股かけること
Example phrases
- いかな ふどぅだき うちゃてぃ ゐーかーぎ やてぃん、たまたがき する うぃきがんかえー ちむ ゆるちぇー ならんでぃーる くとー ゆー わかてーをぅてぃん、ぬーが やら してぃらってぃ なちゅる うぃなごー まんどーん。
(いかに背が高くてハンサムでも、二股かける男には心を許してはいけないということはよく分かってはいても、何故か捨てられて泣く女性は多い)
たか うっちゃき
- 高値をふっかけること
Example phrases
- あんし たかうっちゃき しーねー、たーがん こーらんさ。
(あんなに高値をふっかけることをしたら、誰も買わないよ)
ない がたー
- 〜になりかけ
Example phrases
- わったー うぃきぐゎんぐゎー ふぃじん みーてぃっち、くぃーん かわてぃ うふっちゅ ないがたー そーん。
(私の息子はヒゲも生えてきて、変声して成人になりかけている) - あみなーや あたびち ないがたーねー てぃーふぃさん みーてぃっち じゅーん いんちゃく なてぃ ちゅーん。
(おたまじゃくしはカエルになりかけると手足が出てきてしっぽも短くなってくる)
にー うーしーん (〜うーしたん、〜うーしらん、〜うーしてぃ)
- 荷物を負わす、負担をかける
Example phrases
- くれー わんが さんねー ならんくとぅどぅ やくとぅ、っちゅんかい にーうーしてぃまでー たぬまなやーんでー うまーん。
(これは私がしないといけないことではあるが、人に負担かけてまでは頼もうとは思わない)
また ばし ごーやく
- 二股かける者
Example phrases
- あぬ っちょー ありんかい たっくゎい、くりんかい たっくゎい する またばしごーやく やくとぅ、ゆー くくりてぃ ふぃらり よー。
(あの人はあの人にくっつき、この人にくっつくどっちつかずなので、気を付けてつきあいなさいよ)
カシカキ [kḁ⸢ʃi⸣kḁki] (名)
- {Mn_1}かせかけ。かせを掛けること。経糸をかける工字型の道具を改良した物がカ⸢シカキ⸣ヤマ[kḁ⸢ʃikaki⸣jama]である。養蚕が普及した頃に導入されたものという。
カナシキ [ka⸢naʃi̥ki] (名)
- 鉋かけ。「鉋突き」の義。「鏟、平kaeriten{㆑}木鉄也、加奈<カナ>『新撰字鏡』の転訛したもの。⸢真かな持ち弓削の河原の~」『万葉集 1385』の義。
Example phrases
- カ⸢ナシキ ピー⸣チ ⸣ミル ⸣ブンシ ⸢サイク⸣ヌ ⸢ティー⸣ヤ ワ⸢カ⸣ルンティ⸢ダー
[ka⸢naʃi̥ki piː⸣ʧi ⸣miru ⸣buŋʃi ⸢saiku⸣nu ⸢tiː⸣ja wa⸢ka⸣runti⸢daː]
(鉋掛け一つ見るだけで大工の技量<腕>が分かるそうだよ)
スーナビ [⸢suː⸣nabi] (名)
- 汁鍋。お汁を炊く鍋。つるなべ(釣鍋)。つるかけ。
Example phrases
- ⸢スー⸣ナビナー イ⸢ズン⸣ タクン イ⸢リティ⸣ バ⸢カシ⸣バ
[⸢suː⸣nabinaː ʔi⸢ʣun⸣ tḁkuŋ ʔi⸢riti⸣ ba⸢kaʃi⸣ba]
(汁鍋に魚も蛸も入れて炊きなさいよ) - ⸢スー⸣ナベー シ⸢ケー⸣ン
[⸢suː⸣nabeː ʃi̥⸢keː⸣ŋ]
(汁鍋は火に掛けてある) - ⸢スー⸣ナビ カ⸢マチェー⸣ラ ウ⸢ティリ
[⸢suː⸣nabi ka⸢maʧeː⸣ra ʔu⸢tiri]
(汁鍋を竈から下ろせ)
カケーシムケーシ [kḁ⸢keː⸣ʃimukeːʃi] (副)
- {Mn_1}かき回して混ぜあわせるさま。ごちゃ混ぜにするさま。いろいろなことが混雑したさま。
カケーシムケーシ [kḁ⸢keː⸣ʃimukeːʃi] (副)
- {Mn_2}同じようなことを何度も繰り返し言うさま。ABCDEFCD型の重言。カ⸢ケー⸣シ[kḁ⸢keː⸣ʃi]<混ぜる>の意味を強めた表現。
Example phrases
- カ⸢ケー⸣シムケーシ ⸢ヌーバ⸣ル イ⸢リ⸣シケーワ
[kḁ⸢keː⸣ʃi ⸣mukeːʃi ⸢nuːba⸣ru ʔi⸢ri⸣ʃikeːwa]
(ごちゃごちゃと混ぜ合わせて何を入れてあるのか) - ⸢ビー⸣プソー ユ⸢ヌムニ⸣バ カ⸢ケー⸣シムケーシ ア⸢ズユンダ⸣ ナ⸢ラン⸠ツォー
[⸢biː⸣pu̥soː ju⸢nununi⸣ba ka⸢keː⸣ʃimukeːʃi ʔa⸢ʣujunda⸣ na⸢ran⸠ʦoː]
(酔っ払いは同じようなことを繰り返し言うから困るのだ<
uby{堪}{タマ}らない>)
カケースン [kḁ⸢keː⸣suŋ] (他動)
- かき混ぜる。「掻き・合わす」の義。
Example phrases
- ユ⸢ナ⸣クナー ッ⸢ふ⸣サタ キ⸢ジ イリティ⸣ カ⸢ケーシバ⸣ル ン⸢マー⸠ダー
[ju⸢na⸣kunaː f⸢fu⸣sata ki⸢ʤi ʔiriti⸣ kḁ⸢keːʃiba⸣ru ʔm⸢maː⸠daː]
(はったい粉<麦焦がし>には黒糖を削って入れてかき混ぜたほうが<混ぜればぞ>美味しいのだよ) - カ⸢ケーサ⸣ヌ
[kḁ⸢keːsa⸣nu]
(かき混ぜない) - ⸢バン⸣ヌン カ⸢ケー⸣スン
[⸢ban⸣nuŋ kḁ⸢keː⸣suŋ]
(私も掻き混ぜる) - カ⸢ケーシ⸣プサカー カ⸢ケー⸣シバ
[kḁ⸢keːʃi⸣pu̥sakaː kḁ⸢keː⸣ʃiba]
(掻き混ぜたければ掻き混ぜろよ) - ⸢マー⸣ビン カ⸢ケー⸣シェー ⸣ミサムヌ
[⸢maː⸣biŋ kḁ⸢keː⸣ʃeː ⸣misamunu]
(もっと掻き混ぜればよいのに) - ピ⸢ルザキ⸣ナー ナ⸢マコー⸣マ イ⸢リティ⸣ カ⸢ケー⸣シティ ⸣ヌムカー パシッ⸢トゥ スン
[pi⸢ruʣaki⸣naː na⸢makoː⸣ma ʔi⸢riti⸣ kḁ⸢keː⸣ʃi̥ti ⸣numukaː pḁʃit⸢tu suŋ]
(にんにく<大蒜>酒に生卵を入れて掻き混ぜて飲むと気分がすっきりするよ) - ク⸢レー⸣ カ⸢ケーサラ⸣ヌ
[ku⸢reː⸣ kḁ⸢keːsara⸣nu]
(これは混ぜあわせられない) - カ⸢ケーシ ヤッ⸣サン
[kḁ⸢keːʃi jas⸣saŋ]
(混ぜあわせやすい) - ク⸢リン⸣ カ⸢ケー⸣スン
[ku⸢riŋ⸣ kḁ⸢keː⸣suŋ]
(これも掻き混ぜあわせる) - ピ⸢ルザキトゥ⸣ カ⸢ケー⸣ス ⸣ムノー ⸢ヌー⸣ル マ⸢シ⸣ヤ
[pi⸢ruʣakitu⸣ kḁ⸢keː⸣su ⸣munoː ⸢nuː⸣ru ma⸢ʃi⸣ja]
(大蒜酒と混ぜあわせるのは何がいいか) - ⸢マー⸣ビン ⸢コー⸣マ イ⸢リティ⸣ カ⸢ケー⸣シェー ⸣ミサムヌ
[⸢maː⸣biŋ ⸢koː⸣ma ʔi⸢riti⸣ kḁ⸢keː⸣ʃeː ⸣misamunu]
(もっと卵を入れて掻き混ぜあわせればよいのに) - ⸢パー⸣ク カ⸢ケー⸣シ
[⸢paː⸣ku kḁ⸢keː⸣ʃi]
(早く掻き混ぜあわせろ)
カケーマ [ka⸢keː⸣ma] (名)
- 小さなかけら(欠片)。小片。
uby[g]{砕片}{カケラ}。細片。
Example phrases
- バ⸢リカミヌ⸣ カ⸢ケー⸣マ ア⸢ツァ⸣ミティ ⸢ヌー⸣スワ
[ba⸢rikaminu⸣ ka⸢keː⸣ma ʔa⸢ʦa⸣miti ⸢nuː⸣suwa]
(割れ甕の欠片を集めてどうするのか) - ⸢カーラ⸣ヌ カ⸢ケー⸣マ
[⸢kaːra⸣nu kḁ⸢keː⸣ma]
(瓦の
uby{SqBr}g{/SqBr}{欠片}{カケラ})
アーガチャー [⸢ʔaːga⸣ʧaː] (名)
- (動)魚の名。和名、イロブダイ(雄)。その雌魚は⸣ミーハガー[⸣miːhagaː]という。ブダイ科の魚。体長60~80センチに成長するものがいる。普通は体長40~50センチのものが多く網にかかる。白身の魚肉は淡白な味であるが、刺身にして、その肝を味噌和えにしてミカン(九年母)の汁をかけて食すると美味である。また、蒲鉾の素材としても重宝されている。
Example phrases
- ⸢アーガチャー⸣ヌ ピ⸢サー⸣ ウ⸢コー⸣シティ ナ⸢マ⸣シ ⸣キシバ
[⸢ʔaːgaʧaː⸣nu pi̥⸢saː⸣ ʔu⸢koː⸣ʃi̥ti na⸢ma⸣ʃi ⸣ki̥ʃiba]
(イロブダイを三枚おろしにして<平を起こして>刺身にしなさい)
アーパーレー [⸣ʔaːpaːreː] (名)
- 新室寿ぎ歌。正式の名称は、⸢ヤー⸣ヌ ⸢フンシキ⸣ アーパーレー[⸢jaː⸣nu ⸢ɸunʃi̥ki⸣ ʔaːpaːreː](新室の風水<基礎固め・鎮め>歌アーパーレー)という。歌は前半のナ⸢ガミ⸣ク[na⸢gami⸣ku](長め句)と後半のハ⸢ヤミ⸣ク[ha⸢jami⸣ku](早め句)からなる。ナ⸢ガミ⸣クでは新室の構造体を美辞麗句で歌い上げ(室誉めし)、後半のハヤミクでは新室の中の奇怪な形相の動物等を客観的に表現して「魔除け」とし、へんばい(反閇)して山の神、海の神、野の神々を鎮めて歌い終わる歌形構造を有する。新築の屋根が葺き上がる日没時になると、建築作業に従事した全員が作業着のまま新室の中に入って座り、儀式に参加した。先ず全員でアーパーレーの歌を歌う。鐘と銅鑼、太鼓に合わせて歌い終わる。そして村の道化役者をもって任ずる二人が出て家主の夫婦に扮し、新室が完成するまでの苦労話を面白おかしく語った後、抱いていた⸢ユイプス[⸢juipusu](藁人形)を家の中柱に結わえた後、⸢ワンヌン ビー⸣ティ ⸢バンヌン ビー⸣ティ シッ⸢トウイシットウイ(貴方も酔って、私も酔って、あな尊や)と叫んで神酒を棟桁に投げかけて終わる儀式
アイ [⸢ʔai] (名)
- 口蓋。上歯の歯茎から硬口蓋にかけた部分。「腭、阿岐(あぎ)、口中上顎也」『和名抄』、「腭、アギ」『類聚名義抄』の転訛したもの。
Example phrases
- ⸢アイヌ⸣ パギ ⸣ヤミティ ⸢イー⸣ヤ ッ⸢ふァーラヌ
[⸢ʔainu⸣ pagi ⸣jamiti ⸢ʔiː⸣ja f⸢faːranu]
(口蓋の皮膚がはがれて、痛くて飯が食べられない)
アガジン [ʔa⸢gaʣiŋ] (名)
- (動)魚の名。和名、バラハタ(体長約60センチ{EOS}薄いオレンジ色に白の斑点が鰓の部分から尾びれにかけて、点々と縞状に並んでいる)。痩せたア⸢ガジンは食中毒を起こすことがあるといわれている。
Example phrases
- ア⸢ガジンヌ ヨーガリムノー ビー⸣ルンティ ア⸢ザリ ブー⸣ダー
[ʔa⸢gaʤinnu joːgarimunoː biː⸣runti ʔa⸢ʣari buː⸣daː]
(バラハタの痩せたのは食中毒<酔う>すると言われているよ)
アガニーバル [ʔa⸢ga⸣niːbaru] (名)
- (動)魚の名。和名、アカハタ(体長約25センチ{EOS}鮮やかな橙色に丸く小さな褐色の斑点が頭部に付いており、腹部から尾びれにかけて白い斑点が付いている)。磯釣りでも釣れる。魚肉は白色で、味は淡白。蒲鉾の素材となる。和名、ニジハタ(体長約20センチ)。和名、アザハタ(体長約25センチ)にもいう。
Example phrases
- ア⸢ガ⸣ニーバロー イ⸢ル⸣イル ブ⸢リブンドゥ⸣ ユ⸢ヌナー⸣ル シ⸢キラ⸣リ ⸢ブー⸣ クティンクティンヌ ⸢ナーヤ ナー⸣ヌ
[ʔa⸢ga⸣niːbaroː ʔi⸢ru⸣iru bu⸢ribundu⸣ ju⸢nunaː⸣ru ʃi̥⸢kira⸣ri ⸢buː ⸣ kutiŋkutinnu ⸢naːja naː⸣nu]
(アカハタは、色々いるが、同じ名が付けられている{EOS}別々<異異の>の名前はない)
アカバー [ʔa⸢kabaː] (名)
- 膿痂疹性湿疹。頭部の湿疹が黄色か皮膿汁を伴う細菌性感染にある状態。小児に多い(『医学沖縄語辞典』)。皮膚病の一種。頭から顔にかけて赤くただれ、化膿してかさぶた状になる皮膚病で、なかなか完治しにくい。
Example phrases
- ム⸢カ⸣シェー ア⸢カバー⸣ ン⸢ジッふァ⸣ヌ ブ⸢リブタヌ⸣ マ⸢ナ⸣マー ミ⸢ララン⸣バン⸢ナー
[mu⸢ka⸣ʃeː ʔa⸢kabaː⸣ ʔn⸢ʤiffa⸣nu bu⸢ributanu⸣ ma⸢na⸣maː mi⸢raram⸣ban⸢naː]
(昔は膿か疹性湿疹を患った子供がいたが<居りおった>が今は見られないわいねえ) - ア⸢カバースブル
[ʔa⸢kabaːsuburu]
(膿か疹性湿疹の皮膚病がある頭) - ア⸢カバー⸣ カクン
[ʔa⸢kabaː⸣ kakuŋ]
(膿か疹性湿疹の皮膚病を患う)
アガムチ [ʔa⸢gamuʧi] (名)
- 赤餅。糯米を一晩水に浸け、桶の上で水をかけながら石臼で挽き、その溶液をメリケン袋に入れて一晩水切りをすると真っ白なデンプンが残る。これに食紅を混ぜて揉み、捏ね、拳の大きさに成形してム⸢チカグ[mu⸢ʧikagu](餅籠{EOS}蒸籠)に入れて蒸し上げる。蒸しあがった餅は、メリケン粉か、米粉を広げた⸢ソー⸣キ[⸢soː⸣ki](箕)に取り移して粉をまぶし、成形して仕上げる。その際に餡を入れて餡餅にする。
Example phrases
- ⸣ヨイナー ヤー⸢ディン⸣ ア⸢ガムチ⸣ ス⸢ク⸣ローッタン
[⸣joinaː jaː⸢diŋ⸣ ʔa⸢gamuʧi⸣ su̥⸢ku⸣roːttaŋ]
(お祝いには必ず赤餅を作られた)
アジマキ [ʔa⸢ʤima⸣ki] (名)
- たすき(襷)。着物の袖をたくし上げるために肩から脇にかけて結ぶひも。ス⸢ディン⸣ガラ[su⸢diŋ⸣gara](襷{EOS}袖からげ)ともいう。
Example phrases
- ⸣キサー ミ⸢ドゥムンケー⸣ヤ ア⸢ジマ⸣キ ⸢シェー⸣ティル ⸢マイヤー⸣ ッ⸢サウ⸣タ
[⸣ki̥saː mi⸢dumuŋkeː⸣ja ʔa⸢ʤima⸣ki ⸢ʃeː⸣tiru ⸢maijaː⸣ s⸢sau⸣ta]
(以前は、女性たちは
uby{襷}{タスキ}をかけて稲搗きをした<米を精げた>) - ア⸢ジマ⸣キ シ⸢ティ キン⸣ヌ ス⸢ディ⸣ カライバ
[ʔa⸢ʤima⸣ki ʃi̥⸢ti kin⸣nu su⸢di⸣ karaiba]
(
uby{襷}{タスキ}をかけて着物の袖をたくしあげなさい)
アバヌカシ [ʔa⸢ba⸣nu ⸣kaʃi] (連)
- 豚の脂肉を油鍋で炒って油を抽出したあとの滓。炒り滓。塩を振りかけて食したり、お汁に入れて出汁にするのに用いた。
Example phrases
- ⸢ミー⸣スナ ア⸢バ⸣ヌ ⸣カシ カ⸢ケー⸣シティ ⸢アンダミー⸣ス ス⸢ク⸣ローッタ
[⸢miː⸣suna ʔa⸢ba⸣nukaʃi kḁ⸢keː⸣ʃi̥ti ⸢ʔandamiː⸣su su̥⸢ku⸣roːtta]
(味噌に炒り滓をかき混ぜて油味噌を作られた)
アマスー [ʔa⸢masuː] (名)
- 薄塩(うすじお)。魚や野菜などに塩を軽く振りかけ、薄い塩加減にすること。
Example phrases
- ⸣ドゥク ⸢マー⸣ス ッ⸢ふァーサンドー⸣シ ア⸢マスー⸣ ウティ シゥ⸢カイ⸣バ
[⸣duku ⸢maː⸣su f⸢faːsandoː⸣ʃi ʔa⸢masuː⸣ ʔuti sï̥⸢kai⸣ba]
(あんまり塩を入れないで薄塩を振りかけて使いなさいよ) - ピ⸢ロー⸣ ア⸢マスー⸣ シゥ⸢クバル⸣ン⸢マー
[pi⸢roː⸣ ʔa⸢masuː⸣ su̥⸢kubaru⸣ ʔm⸢maː]
(大蒜は薄塩で塩漬けした方が美味しい)
アマスン [ʔa⸢masuŋ] (他動)
- 浴びせる。水などを頭からかける。
Example phrases
- ヤ⸢ラ⸣ベー ⸢ピンピン⸣ ミ⸢ジ⸣ ア⸢マサン⸣カー ア⸢シブ⸣ヌ ン⸢ジ⸣ルン
[ja⸢ra⸣beː ⸢pimpim⸣ mi⸢dʒi⸣ ʔa⸢masaŋ⸣kaː ʔa⸢ʃibu⸣nu ʔn⸢dʒi⸣ruŋ]
(子供は毎日水を浴びせないと汗疹<あせも>が出る) - ユ⸢ナラン⸣ケン ミ⸢ジ⸣ ア⸢マシ
[ju⸢naraŋ⸣kem mi⸢dʒi⸣ ʔa⸢maʃi]
(日が暮れないうちに水を浴びせなさい<入浴させなさい>) - 動詞ア⸢ムン
[ʔa⸢muŋ]
(浴びる) - の未然形に、使役の助動詞⸢スン
[⸢suŋ]
(~せる{EOS}~させる) - が付いて形成された使役動詞。 ミ⸢ジ⸣ ア⸢マスン
[mi⸢ʤi⸣ ʔa⸢masuŋ]
(入浴させる<水を浴びせる>) - ⸢ピー⸣ヤンダ ア⸢マサヌ
[⸢piː⸣janda ʔa⸢masanu]
(寒いから浴びせない<入浴させない>) - ミ⸢ジ⸣ ア⸢マシ⸣ プサカー ア⸢マス⸣ クトー ⸣ナルン
[mi⸢ʤi⸣ ʔa⸢maʃi⸣ pu̥sakaː ʔa⸢masu⸣ ku̥toː ⸣naruŋ]
(入浴させたければ<水を浴びせたければ>入浴させる<浴びせる>ことは出来る) - ⸢マー⸣ビン ア⸢マシェー⸣ ミサムヌ
[⸢maː⸣biŋ ʔa⸢maʃeː⸣ misamunu]
(もっと浴びせれば良いのに) - ⸢パー⸣ク ア⸢マシ
[⸢paː⸣ku ʔa⸢maʃi]
(早く浴びせろ<入浴させろ>)
アミヌカタカ [ʔa⸢mi⸣nu ka⸢ta⸣ka] (連)
- あまよけ。雨覆い。雨に濡れるのを防ぐための覆い。雨の防護壁。トゥ⸢マー[tu⸢maː](茅を編んで作った苫)などをかけて覆い、雨に濡れるのを防ぐもの。
Example phrases
- ノー⸢ンナ⸣カシー ア⸢ミ⸣ヌ カ⸢タ⸣カ ス⸢ク⸣リバ
[⸣noː⸢nna⸣kaʃi ʔa⸢mi⸣nu kḁ⸢ta⸣ka su̥⸢ku⸣riba]
(何かで雨よけを作りなさいよ)
アミルン [ʔa⸢miruŋ] (他動)
- 浴びる。湯や水などをかぶる。体にかける。
Example phrases
- ⸢ビールバ⸣ ア⸢ミルン⸣ケン ヌミ⸢ミッ⸣タン
[⸢biːruba⸣ ʔa⸢miruŋ⸣ken numi⸢mit⸣taŋ]
(ビールを浴びるほど飲んでみた) - ⸢ワー⸣ マ⸢ナ⸣マ ⸢ユー⸣フル ア⸢ミルナ⸠ヨー
[⸢waː⸣ ma⸢na⸣ma ⸢juː⸣huru ʔa⸢miruna⸠joː]
(君は今、風呂を浴びるなよ) - ⸣クナーティ ア⸢ミリ⸣バ
[⸣kunaːti ʔa⸢miri⸣ba]
(ここで風呂を浴びなさい<入浴しなさい>) - ア⸢ミラヌ
[ʔa⸢miranu]
(浴びない) - ⸢ユー⸣フル ア⸢ミル⸣ プ⸢ソー⸣ ブ⸢ラーヌ
[⸢juː⸣ɸuru ʔa⸢miru⸣ pu̥⸢soː⸣ bu⸢raːnu]
(風呂に入る<風呂を浴びる>人はいない) - ⸢マー⸣ビン ア⸢ミレー⸣ ミサムヌ
[⸢maː⸣biŋ ʔa⸢mireː⸣ misamunu]
(もっと浴びれば良いのに) - ヤー⸢ディン⸣ ア⸢ミリ
[jaː⸢diŋ⸣ ʔa⸢miri]
(必ず浴びよ) - ミ⸢ジ⸣ ア⸢ミルンティ スンドゥ⸣ ア⸢ミララヌ
[mi⸢ʤi⸣ ʔa⸢mirunti sundu⸣ ʔa⸢miraranu]
(水を浴びようとするが、浴びられない) - ア⸢ミル⸣ クトー ナ⸢ラ⸣ヌヌ ア⸢ミ⸣ プサカー ア⸢ミ⸣バ
[ʔa⸢miru⸣ kutoː na⸢ra⸣nunu ʔa⸢mi⸣ pu̥sakaː ʔa⸢mi⸣ba]
(浴びることは出来ないが、浴びたければ浴びなさいよ) - ア⸢ミレー⸣ <ア⸢メー⸣> ミサムヌ
[ʔa⸢mireː⸣ misamunu]
(浴びればいいのに) - ⸢パー⸣ク ア⸢ミリ
[⸢paː⸣ku ʔa⸢miri]
(早く浴びよ)
かけ【掛け・懸け・掛・懸】
(Common Noun)
- Credit
— Abbreviation
- Money owed on an account; Bill
- Hot noodles in broth
— Abbreviation / Word usually written using kana alone
- Proportion (of wholesale price, as tenths of list price)
(Common Suffix)
- In the midst of
(Common Noun)
- Rest; Rack; Hanger
かけ【賭け・賭】
(Common Noun)
- Betting; Gambling; A gamble
にわとり・とり・かけ・くたかけ【鶏】
(Common Noun)
- (Domestic) chicken
- Chicken (meat)
かけ【欠け・闕け・缺け】
(Noun)
- Fragment; Splinter
- Wane (of the moon)
かけ【駆け・駈け】
(Noun)
- Canter; Gallop