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Define おり ori Meaning オリ

Displaying results for おり (ori・おり・オリ) – ryukyu

JLect: Japonic Languages and Dialects Database

Results from JLect’s Japonic Languages and Dialects Database, created by Zachary Read, © JLect.com.

Search languages: Japonic (all languages and dialects) ↔ English ↔ Japanese

Ryukyu (Okinawa)

おりおん・オリオン

(Noun) Orion beer; Orion Breweries

Ryukyu (Yaeyama)

おーりとーり・おおりおり

(Expression) Welcome

Ryukyu (Okinawa)

ぬぬうやー【布織やー】

(Noun) Weaver

A dictionary of the Ryukyuan language

Results from the 沖縄語辞典 データ集 Okinawago jiten dēta-shū (Okinawan Language Dictionary Data Collection), published by the National Institute for Japanese Language and Linguistics, © CC BY 4.0.

Search languages: Okinawan → Japanese

アモリ amori (?amori) ⓪ 名

  1. 天人の天降り。?amari, ?ama?uri, ?amoori, ?amooiなどともいう。

ドーリ doori (doori) ⓪ 名

  1. 道理。すじみち。

アモーリ amoori (?amoori) ⓪ 名

  1. 天降り。天人が地上に降りること。?ama?uri,?amari,?amori,?amooiなどともいう。

ディヨーリ diyoori (dijoori) ⓪ 自

  1. いでよ。出会え。敵を呼び出す語。'jaa 'eezi, miminu niju ?akiti miSiku ciciugami, tamamuranu ?azinu mijuCizinu ?umigwa, ?ugaga 'jumukubija ?unuZumiju demunu, ?isuzi kubi susuti~~.[やあ八重瀬耳の根よあけてみすく聞拝め玉村の按司の御代継の思子おががよも首やお望みよだいもの急ぎ首そそてでやうれでやうれ(忠臣身替)]やあ八重瀬,耳をほじってよくよく聞け。玉村の按司の代継ぎの若様が,おまえの首を御所望だから,急いで首を洗って出会え出会え。

ゴーリユン gooriyun (goori=juN) ① 自=raN,=ti

  1. (穴が)ぽっかりあく。(傷口などが)ぱっくりあく。

ハゴーリー hagoorii (hagoorii) ⓪ 連体

  1. 大げさな。仰山な。普通でない。すごい。~muniikata sjuN.仰山な言い方をする。?ariga ziNnu Cikeejooja~muN doo.彼の金の使いかたはすごいぞ。~sugai.すごい(普通でない)服装。

ホーリムン hoorimun (hoorimuN) ① 名

  1. 不品行な女。家に落ち着かずに出歩く女。あばずれ。

ホーリユン hooriyun (hoori=juN) ① 自=raN,=ti

  1. こぼれる。散らかる。

ソーリユン sooriyun (soori=juN) ① 自=raN,=ti

  1. (たまったもの・積み上げられたものなどが)減る。(体積が)小さくなる。niinu~.荷が減る。takajamanu~.高い山が小さくなる。
  2. (腹が)減る。'watanu~.腹が減る。

スードーリ suudoori (suudoori) ⓪ 名

  1. 総倒れ。~sjuN.

トーリユン tooriyun (toori=juN) ⓪ 自=raN,=ti

  1. 倒れる。
  2. 倒産する。滅亡する。

ヨーリムン yoorimun ('joorimuN) ⓪ 名

  1. 弱った者。弱った物。弱くなり役立たなくなったもの。'jooimuNともいう。

アモーリガー amoorigaa (?amoorigaa) ⓪ 名

  1. 天人が降って水浴びしたという井戸。羽衣伝説とともに,方方にこの名の井戸がある。

チードーリ chiidoori (ciidoori) ① 名

  1. 着倒れ。着物にぜいたくして産を傾けること。sjuiNcoo~,naahwaNcoo kweedoori,tumaiNcoo,siidoori.首里の人は着倒れ,那覇の人は食い倒れ,泊の人は働き倒れ。

クファドーリ kufadoori (kuhwadoori) ⓪ 名

  1. 日ごろ体の強い者が急病で倒れ,あるいは急死すること。

クェードーリ kweedoori (kweedoori) ① 名

  1. 食い倒れ。美食をして財産を失うこと。sjuiNcoo ciidoori,naahwaNcoo~,tumaiNcoo siidoori.首里の人は着倒れ,那覇の人は食い倒れ,泊の人は働き倒れ。

シードーリ shiidoori (siidoori) ① 名

  1. 働き過ぎて倒れること。sjuiNcoo ciidoori,naahwaNcoo kweedoori,tumaiNcoo~.首里人は着倒れ,那覇人は食い倒れ,泊人は働き倒れ。

ウチョーリユン uCooriyun (?uCoori=juN) ① 自=raN,=ti

  1. (歯が)浮く。(歯の根・杭などが)ゆるむ。haanu~.歯が浮く。

アモーリングヮ amooringwa (?amooriNgwa) ⓪ 名

  1. 天人と人間との間に生まれた子。年とってからできた一人子などをそういうことがある。

アワティノーリ awatinoori (?awatinoori) ① 副

  1. 大急ぎでするさま。?unu basjoo~sjootaN.その時は大急ぎだった。
  2. あわてふためくさま。

A dictionary of the Ryukyuan language

Results from the 沖縄語辞典 データ集 Okinawago jiten dēta-shū (Okinawan Language Dictionary Data Collection), published by the National Institute for Japanese Language and Linguistics, © CC BY 4.0.

Search languages: Japanese → Okinawan

おり 【折】

See also

Phrases

おり 【折(折箱)】

おり 【澱】

おりる 【降りる】

おりおり 【折折】

See also

おりつけ 【織り付け】

おりもの 【織物】

See also

Phrases

  • ~の種類の名,柄の名など → ʔayamuN,ʔayaNnaakaa,ʔakashimaa,ʔakauu,ʔasanunu,bashaa,biNgata,biNshibui,ʔeegata,ʔeeʔuburuu,hanaʔui,fusu,futagu,firanuchi,ʔiichu,yiichiiri,yashirami,kashigaa,kashinuchituNbyaN,katachiki,maN,marubiima,miNsaa,mookafuu,mudiʔaya,muNpa,muruducchiri,namauu,niiuu,riNji,rootuNʔui,sawai,shichigaara,sheeyaNpuu,shiraga,tiNgaachuu,tijima,tuNbyaN,tuNbyaNchee,tucchiri,ʔushaamii,jippakujii,→はたおり,かすり

おりあげる 【織りあげる】

かおり 【香り】

See also

Phrases

こおり 【氷】

しおり 【枝折り】

とおり 【通り】

Phrases

はおり 【羽織】

つぼおり 【壺折り】

See also

はたおり 【機織り】

Phrases

  • ~で縞糸の数を間違えること ʔayamamiji
  • ~でかせを抜いたり巻いたりすること nuchimachi
  • ~で糸にのりを付けること meenui
  • ~でおさの粗密,また従って織った布の粗密をあらわす単位 chuyumi,yumi
  • ~で,おさの種類の名,また従って織り方の種類・織られた布の種類の名 chiiN,'eeN,hatayumi,hateeN,hyaadaki,ʔichiiiN,yiiN,kukuniiN,miiN,nanaJumi,naneeN,nuuN,teeN,tiiN,tuuyayumi,tuukukunuyumi,tuunanayumi
  • ~をする者 nunuʔuyaa

おおどおり 【大通り】

ちぢみおり 【縮み織り】

とおりぬけ 【通り抜け】

とおりみち 【通り道】

なかなおり 【仲直り】

Phrases

  • ~する → kuneeyuN
  • ~させる,→わかいさせる

Audio Database of Hatoma Lexicon

Results from the 鳩間方言 音声語彙データベース Hatoma hōgen onsei goi dētabēsu (The Audio Database of Hatoma Lexicon), by Shinichi Kajiku and Natsuko Nakagawa, © CC BY-SA 3.0 DEED

Search languages: Yaeyama (Hatoma) ↔ Japanese

アルトゥール [⸣ʔaru ⸢tuː⸣ru] (連)

  • ありのまま。そのとおり。あるとおり。「在る・通り」の義。⸣ウヌ ⸣トゥール[⸣ʔunu ⸣tuːru](その通り、そのまま)ともいう。
  • Example phrases
    • ス⸢コー⸣ルカー ⸣アル ⸢トゥー⸣ル ⸣アジ ッ⸢サリリ
      [su̥⸢koː⸣rukaː ⸣ʔaru ⸢tuː⸣ru ⸣ʔaʤi s⸢sariri]
      (お尋ねになったら<聞かれたら>ありにまま申し上げなさい<言ってしられれ>)

トゥキドゥキ [tu̥⸢kidu⸣ki] (副)

  • {PoS_2}時々。偶に。おりおり。
  • Example phrases
    • ト⸢キドゥ⸣ケー ア⸢サビン⸣ クーバ⸢ヨー
      [tu̥⸢kidu⸣keː ʔa⸢sabiŋ⸣ kuːba⸢joː]
      (時々は<たまには>遊びに来なさいね)

マールマール [⸢maːrumaː⸣ru] (副)

  • {PoS_2}たまには(偶に)。時として。時には。時おり。
  • Example phrases
    • ⸢マールマー⸣ロー ⸢バン⸣テヌ ⸣マーラーン ⸢オー⸣リバ
      [⸢maːrumaː⸣roː ⸢ban⸣tenu ⸣maːraːŋ ⸢ʔoː⸣riba]
      (たまには私の家の辺りにもおいでくださいよ)

アガニーバル [ʔa⸢ga⸣niːbaru] (名)

  • (動)魚の名。和名、アカハタ(体長約25センチ{EOS}鮮やかな橙色に丸く小さな褐色の斑点が頭部に付いており、腹部から尾びれにかけて白い斑点が付いている)。磯釣りでも釣れる。魚肉は白色で、味は淡白。蒲鉾の素材となる。和名、ニジハタ(体長約20センチ)。和名、アザハタ(体長約25センチ)にもいう。
  • Example phrases
    • ア⸢ガ⸣ニーバロー イ⸢ル⸣イル ブ⸢リブンドゥ⸣ ユ⸢ヌナー⸣ル シ⸢キラ⸣リ ⸢ブー⸣ クティンクティンヌ ⸢ナーヤ ナー⸣ヌ
      [ʔa⸢ga⸣niːbaroː ʔi⸢ru⸣iru bu⸢ribundu⸣ ju⸢nunaː⸣ru ʃi̥⸢kira⸣ri ⸢buː ⸣ kutiŋkutinnu ⸢naːja naː⸣nu]
      (アカハタは、色々いるが、同じ名が付けられている{EOS}別々<異異の>の名前はない)

アサクビン [ʔa⸢sakubiŋ] (名)

  • 祭祀行事の際に酒を入れる錫製の瓶。口部は朝顔の形をしており、底はふかくない。瓶の裾が広がっていて台の部分に接着している。一対で用いられる。
  • Example phrases
    • ア⸢サクビン⸣ナ サ⸢ケー イリティ⸣ ザウ ⸣ッシ シ⸢キ⸣リバ
      [ʔa⸢sakubin⸣na sa⸢keː ʔiriti⸣ ʣau ⸣ʃʃi ʃi̥⸢ki⸣riba]
      (アサクビンに酒を入れて栓をしておきなさいよ)

アズシジンドゥヤルカー [ʔa⸢ʣu⸣ʃiʤindu ja⸢ru⸣kaː] (連)

  • 言うならば。言うとおりなら。「言う筋(訳、道理)でもあれば」の義。
  • Example phrases
    • ⸢ワー⸣ アイ ア⸢ズ⸣シジンドゥ ヤ⸢ルッ⸣カー ⸣バー メー ノー⸢ン⸣ ア⸢ザヌ
      [⸢waː⸣ ʔai ʔa⸢ʣu⸣ʃiʤindu ja⸢ruk⸣kaː ⸣baː ⸣meː noː⸢ŋ⸣ ʔa⸢ʣanu]
      (君がそのように言うの<言うとおり>であるならば、私はもう何もいわない)

アッタターナ [⸢ʔat⸣ta ⸢taː⸣na] (連)

  • もとのままに。もとの通りに。もとあった通りに。ヨー⸢ヨー キー⸣ シ⸢キ⸣リ⸢ダー⸣ ク⸢レー アッ⸣タ ⸢ター⸣ナ シ⸢キ⸣リ。⸢ウーカ⸣シェー ナ⸢ラ⸣ヌ[joː⸢joː kiː⸣ ʃi̥⸢ki⸣ri ku⸢reː ⸢ʔat⸣ta ⸢taː⸣na ʃi̥⸢ki⸣ri。⸢ʔuːka⸣ʃeː na⸢ra⸣nu](よくよく気をつけろよ{EOS}これはもと在ったとおりにしておきなさい{EOS}動かしてはならないよ)

イソーシ [ʔi⸢soːʃi] (名)

  • 石臼。餅や豆腐を造る際に水にふやかした糯米や大豆を挽くのに用いる石製の円筒状の臼。上段と下段に分離しており、かみ合わされる両面に浅い溝が中心より放射状に作られてある。下段の中心部に約1センチの鉄製の心棒があり、上段底部の穴に嵌って横ずれを防ぐ。上段は頭頂部が極浅い皿状に掘られ、中央部の横に直径約3センチのホールが貫通していて米や大豆類を落とす機能を持つ。上段側面にL字型の取っ手が据えつけてあり、それを掴んで廻し、穀類を磨り潰す。豆腐や餅を作る際は、大豆や糯米と一緒に水をながし、下の桶に溜めて作る。イソーシは桶の上に渡したア⸢ジ⸣マー[ʔa⸢ʤi⸣maː](十字に交叉させた腕木)に載せて使用する。
  • Example phrases
    • イ⸢ソーシ⸣シ ム⸢チマイ⸣ ピ⸢キティ⸣ ム⸢チ⸣ ス⸢ク⸣ラ
      [ʔi⸢soːʃi⸣ʃi mu⸢ʧimai⸣ pi̥⸢kiti⸣ mu⸢ʧi⸣ su⸢ku⸣ra]
      (石臼で糯米を挽いて糯を作ろう)

イビラ [ʔi⸢bi⸣ra] (名)

  • 木製の大型杓文字。「飯箆」の義。形状は櫂に似ており、長さ約60センチ、幅約4センチの飯箆。柄の部分を両手で握り、鍋で煮た芋を捏ねて⸢ウンヌ⸣イー[⸢ʔunnu⸣ʔiː](芋ご飯{EOS}ウムニー)、⸢ウンヌダー⸣キ[⸢ʔunnudaː⸣ki](芋ご飯)にするのに用いる炊飯用具。鍋や釜の側面に打ち付けるようにして捏ねる。⸢ウンヌ⸣イー[⸢ʔunnu⸣iː](芋の飯)を炊くとき、煮た芋を潰して捏ね混ぜ、ダンゴ状に握って、⸣ユナキヌ ⸢パー[⸣junakinu ⸢paː](ゆうな{EOS}はまぼう<黄槿>の葉)で包み、⸢アン⸣スク[⸢ʔan⸣su̥ku](網籠)に入れて畑へ持参した。
  • Example phrases
    • イ⸢ビ⸣ラシ ⸢ウンヌ⸣イー ク⸢ナシティ ウンヌ⸣イー ス⸢ブ⸣リバ
      [ʔi⸢bi⸣raʃi ⸢ʔunnu⸣iː ku⸢naʃiti ʔunnu⸣iː su⸢bu⸣riba]
      (飯箆で煮た芋を捏ね混ぜて芋団子を握りなさい)

インタヌトゥー [⸢ʔintanu tuː] (連)

  • 西の沖。鳩間島の西方の海洋。⸢タイパン⸣ズニ[⸢taipan⸣ʣuni](台湾曽根)やナ⸢カヌ⸣スニ[na⸢kanu⸣suni](中の曽根)等がある⸢インタヌトゥー[⸢ʔintanu tuː]には黒潮の大河が流れており、カツオ漁船は多くの場合⸢インタヌ トゥー[⸢ʔintanu tuː]へ出漁した。
  • Example phrases
    • ⸢インタヌ トゥーナー⸣ル カ⸢ツォー ホー⸣ソーッタ
      [⸢ʔintanu tuːnaː⸣ru kḁ⸢ʦoː hoː⸣soːtta]
      (西の沖で<ぞ>カツオは釣られた)

ウイヌウガン [⸢ʔuinu⸣ʔugaŋ] (名)

  • 友利御嶽。「上のお願」の義。『沖縄文化財調査報告書第70集』(沖縄教育委員会)に、次のように記述されている。「トゥムリウガン。異称、ウイヌウガン、『琉球国由来記』記載の名称 友利御嶽、所在地 字鳩間福堂。祭神 神名 ヲトモリ 御イベ名 大ザナルガネ。由来 由来不ニ相知一(『琉球国由来記』)。鳩間島では最も古い御嶽である。鳩間を建てたという英雄義左真主が創建した御嶽であるといわれている。各御嶽の中で最高位にランクされ、他のすべての御嶽の<神>の存在する場所であると考えられている。トゥムリウガンには、他の御嶽の香炉が置かれており、祭祀や儀礼もここでのみ行われるものが多い。トゥムリウガンで祈願することは、他のすべての御嶽での祈願に相当する行為であると考えられている」。ム⸢トゥ⸣ウガン[mu⸢tu⸣ʔugaŋ](元御嶽)ともいう。歌謡では、トゥ⸢ムル[tu⸢muru](友利<お願>)と歌われている。鳩間島の御願の中心となる所で、ナ⸢カン⸣ブレ[na⸢kam⸣bure](中岡<中森>)の東側の鎮守の森の中にある。フ⸢クン[ɸu̥⸢kuŋ](福木)やガ⸢ジ⸣マル[ga⸢ʤi⸣maru](榕樹)、マーニ[⸢maː⸣ni](クロツグ<黒桄椰子>)、ク⸢バ[ku⸢ba](びろう、蒲葵)、その他雑木が密生して、昼でも薄暗い。神域は石垣を二重三重に積みめぐらしてある。中心部に⸣ウボー[⸣ʔuboː](威部)があり、そこへ通ずる道の入り口に⸢パイ⸣ディン[⸢pai⸣diŋ](拝殿{EOS}小屋根付きの門)がある。そこには、⸢コー⸣ロー[⸢koː⸣roː](香炉)が据えてあり、男性はそこから内へ入れないといわれている。どうしても入域しなければならない場合は、神に祈願をして入るが、その際の条件は、マ⸢ラタリ⸣ムヌ[ma⸢ratari⸣munu](魔羅垂れ者)、ア⸢ティナシ⸣ムヌ[ʔa⸢tinaʃi⸣munu](無分別者)としてであった。従って男性は褌を外して、ぶらぶらさせながら入らなければならなかったという。拝殿の北側には⸣メー[⸣meː](庭空間)があり、その左右に二・三段の低い観覧席が設置されている。拝殿の前面左側にはティジリビーの席、右側にはサカサ・バキサカサの席が設置されている。庭空間の北側には、瓦葺のウ⸢ブ⸣ヤー[ʔu⸢bu⸣jaː](母屋)があり、拝殿と対面するように南面窓際に神棚が設置され、小窓が設えられて香炉が置かれ、⸣ウボー[⸣ʔuboː]へのお通しが出来るようになっている。古い仏像も安置されている。豊年祭や結願祭の⸢ユードウー⸣シ[⸢juːduː⸣ʃi](夜通しの祈願)や⸢ユーングマ⸣ル[⸢juːŋguma⸣ru](夜籠もり祈願)はそこで実施される。結願祭には、このウ⸢ブ⸣ヤーから南面に張り出しのバンコ・ステージが設置され、幕で仕切られた舞台で伝統的⸢キョン⸣ギン[⸢kjoŋ⸣giŋ](狂言・劇)や舞踊が奉納上演される。その際、ウブヤーは楽屋の機能を果たす。村の人々は老若男女、弁当持参して観覧席から奉納芸能を観劇したものである

ウガンヤマ [⸣ʔugaŋjama] (名)

  • 鎮守の杜。御願<御嶽>の林。御願は鬱蒼たる森に囲まれている。椰子やクバ(蒲葵)の神木が生えており、福木やヤラブ(てりはぼく)の大木が繁茂し、⸢マー⸣ニ[⸢maː⸣ni](クロツグ<桄榔子>)が聖域を囲んで密生している。昔から御願の樹木を切ることはタブーとされてきた。それを犯すと神罰が下るといわれている。
  • Example phrases
    • ⸣ウガンヤマーラ キー⸢ナー⸣トー ⸣キスカー ⸢カントゥン⸣ガー ア⸢ティラリン⸠ダー
      [⸣ʔugaŋjamaːra kiː⸢naː⸣toː ⸣ki̥sukaː ⸢kantuŋ⸣gaː ʔa⸢tirarin⸠daː]
      (鎮守の杜から木などを伐ると神罰を与えられる<当てられる>ぞ)

ウキナー [ʔu⸢ki⸣naː] (名)

  • (地)沖縄。沖縄本島。首里、那覇は県都として昔からよく知られており、糸満、奥武島、久高島からは漁師たちが毎年サバニを二隻組み、双胴船に仕立てて鳩間島に烏賊釣り漁にやって来たことから鳩間島の人との関係が深い。鰹漁船は明治末期ごろ沖縄本島北部の本部より帆船が導入されたという。
  • Example phrases
    • ウ⸢キナー⸣プス
      [ʔu⸢kinaː⸣pu̥su]
      (沖縄の人)
    • イ⸢ツォーン⸣プスン ク⸢ダカ⸣プスン イ⸢ガメースンティ⸣ ウ⸢キ⸣ナーラ パ⸢トゥ⸣マー ⸢オーッ⸣タンツォー
      [ʔi⸢ʦoːm⸣pu̥suŋ ku⸢daka⸣pu̥suŋ ʔi⸢gameː sunti ʔu⸢ki⸣naːra pḁ⸢tu⸣maː ⸢ʔoːt⸣tanʦoː]
      (糸満の人も久高島の人も烏賊釣り漁をしようとして鳩間島に来られたそうだ)
    • ウ⸢キナー⸣ムニ
      [ʔu⸢kinaː⸣muni]
      (沖縄ことば{EOS}沖縄本島方言)
    • シ⸢ラ⸣ガーウスマイヤ イ⸢ツォーン⸣プス ヤ⸢ローッ⸣タ⸢ナー
      [ʃi⸢ra⸣gaːʔusumaija ʔi⸢ʦoːm⸣pu̥su ja⸢roːt⸣ta⸢naː]
      (シラガー爺さん<金城次郎氏>は糸満出身の糸満人であられたですねえ)

ウンツァイ [⸣ʔunʦai] (名)

  • (植)野菜の一種。ようさい(甕菜)。ヒルガオ科植物。一年草。湿地に栽培され、茎も葉も料理に用いられる。真夏にも繁茂するので夏野菜として重宝される。西表島の水田地帯の湿地帯を利用して栽培された。葉はサツマイモの葉に似ており、長卵形で濃緑色。茎は中空で細長く、蔓性で地面を這う。煮ると柔らかくなり、カツオの頭のだし汁の生臭みをよく消し、その味をたっぷりと含む。
  • Example phrases
    • ⸣ウンツァイトゥ ハ⸢ラゴー⸣トゥシ ⸢チャン⸣プルー ⸢シー⸣バ
      [⸣ʔunʦaitu ha⸢ragoː⸣tuʃi ⸢ʧam⸣puruː ⸢ʃiː⸣ba]
      (ようさいとカツオの腹皮で炒めもの料理<チャンプルー>にしなさい)

ウンディル [⸢ʔun⸣diru] (名)

  • 芋笊。芋を入れる笊。⸢クー⸣ジ[⸢kuː⸣ʣi](トウヅルモドキ)の皮で編んで造った笊。両端に吊り紐が付いており、⸢アイ⸣ク[⸢ʔai⸣ku](天秤棒)にかけて担ぐ農具。鳩間島では⸣ティル(笊)に入れた芋を笊ごと浜辺の海に入れ、片足を笊の中に突っ込んで uby{扱}{コ}き洗う。ティ⸢ル⸣ヌ ⸢ブー[ti⸢ru⸣nu ⸢buː](笊の紐)を片手で引っ張ったり、緩めたりしながら笊の中の芋を回転させて洗う。
  • Example phrases
    • ⸢ウン⸣ディルナー ⸣ウン ⸣フナイバ
      [⸢ʔun⸣dirunaː ⸣ʔuŋ ⸣ɸunaiba]
      (芋笊に芋を詰め込みなさいよ)

オンケー [⸣ʔoŋkeː] (名)

  • 豚便所。かつては豚小屋と便所は一つになっており、人糞を豚に与えていた。戦後、民生府と保健所の指導により、便所が独立して作られるようになった。豚舎から出る糞尿や豚を洗う水が便壷に流入し、人糞と混合して醗酵したのを水肥として水肥桶に汲み取って野菜畑にかけた。その野菜を食した子供や大人に回虫やぎょう虫が発生し、栄養不良の子供が続出した。そこで、この回虫、ぎょう虫を駆除するために、ナ⸢ツァー⸣ラ[na⸢ʦaː⸣ra](海人草)を煎じてのませた。便所は、⸣フルヤー[⸣ɸurujaː]ともいい、フ⸢ル⸣ヌカン[ɸu⸢ru⸣nu](便所の神)は霊験あらたかであると信じられている。フ⸢ル⸣ヌカン[ɸu⸢ru⸣nukaŋ](便所の神様)は、日頃は頭を地面につけて、尻を立てて寝ているという口碑がある。夜中に外出先で悪霊に襲われたり、ひどく驚いて魂を落としたりする際、帰宅して先ず豚舎に行き、豚を起こすと憑き物(悪霊)が落ち、マ⸢ブ⸣ル[ma⸢bu⸣ru](魂{EOS}守り)が体内に帰るといわれている。
  • Example phrases
    • ⸣オンケーヤ ム⸢カ⸣シェー ⸢オー⸣ヌヤートゥ ⸢ピー⸣チ ⸢ヤッタ
      [⸣ʔoŋkeːja mu⸢ka⸣ʃeː ⸢ʔoː⸣nujaːtu ⸢piː⸣ʧi ⸢jatta]
      (便所は昔は豚舎と一つになっていた)
    • ム⸢カ⸣シェー ⸣オンケーナ ⸣ッソー ⸣マリティ ウ⸢リバ⸣ オーン ッ⸢ふァーシ オーッタ⸣ヌ ⸢センゴ⸣ トゥ⸢ミラリ ナーン⸣シェン
      [mu⸢ka⸣ʃeː ⸣ʔoŋkeːna ⸣ssoː ⸣mariti ʔu⸢riba⸣ ʔoːŋ f⸢faːʃi ʔoːtta⸣nu ⸢ʃeŋgo⸣ tu⸢mirari naːŋ⸣ʃeŋ]
      (昔は豚便所で糞を放<ま>って、それを豚に食わしておられたが、戦後になって禁止され<止められ>てなくなった)

オンケーヌコイ [⸣ʔoŋkeːnu ⸣koi] (連)

  • 便所のこやし(肥)。便所と豚舎が結合しており、豚舎から出る豚の糞尿や豚を洗った汚水を便壷に流入させて混合醗酵させ、水肥として畑の肥料に利用した。回虫や蟯虫の発生源といわれたので、ナ⸢ツァー⸣ラ[na⸢ʦaː⸣ra](海人草)を煎じて飲ませ、蟯虫駆除をした。
  • Example phrases
    • マ⸢ナ⸣マー ⸣オンケーヌ ⸣コイ パ⸢タ⸣ケー カ⸢タ⸣ム プ⸢ソー⸣ ブ⸢ラーヌ
      [ma⸢na⸣maː ⸣ʔoŋkeːnu ⸣koi pḁ⸢ta⸣keː kḁ⸢ta⸣mu pu̥⸢soː⸣ bu⸢raːnu]
      (今は便所の肥やしを畑へ入れる<担ぐ>人はいない)

カーフクラベー [⸢kaːɸukura⸣beː] (名)

  • (動)魚の名。和名、モンガラカワハギ。古老は、⸢トーフクラ⸣ベ[⸢toːɸu̥kura⸣be]ともいう。長菱形の体形をしてる。白の斑点があり、口回りが橙色で尾びれに数本の横縞模様がある。体長約20センチ。全体的に厚い皮状の鱗で覆われている。珊瑚礁の中に棲息していており、強い歯で甲殻類をも食いかじる。第一背びれに硬い刺がある。煮ると美味しい。
  • Example phrases
    • ⸢カーフクラ⸣ベー ⸣スー バ⸢カス⸣カー ン⸢マーン⸣ダー
      [⸢kaːɸukura⸣beː ⸣suː ba⸢kasu⸣kaː ʔm⸢maːn⸣daː]
      (モンガラカワハギは、お汁に炊くと美味しいよ)

カザ [ka⸢ʣa] (名)

  • {Mn_1}香ばしくない匂い。ただようにおい。「かざ<香>。油揚・焼鳥のかざ<香>をだにも嗅がず『御伽草子』」の転訛したもの。多くの場合「臭気」は、ヤ⸢ナカザ[ja⸢nakaʣa](悪臭{EOS}悪い匂い)といい、カ⸢バ[ka⸢ba](芳しい香<かおり>)と区別する。
  • Example phrases
    • ⸣ッサリカザ
      [⸣ssarikaʣa]
      (腐った匂い{EOS}臭気)
    • ⸢ヌー⸣ヌ カ⸢ザ⸣ ヤ⸢ル⸣ユー ⸣アイニ カ⸢ザヌ⸣ ッ⸢サー⸣ワレー
      [⸢nuː⸣nu ka⸢ʣa⸣ ja⸢ru⸣juː ⸣ʔaini ka⸢ʣanu⸣ s⸢saː⸣wareː]
      (何の匂いだろうか、あんなに匂いが臭いことよ<臭いことよ、それは>)
    • ウ⸢ヌ⸣ プ⸢スヌ ピー⸣ヌ カ⸢ザヌ⸣ ッ⸢サー⸠ヨー
      [ʔu⸢nu⸣ pu̥⸢sunu piː⸣nu ka⸢ʣanu⸣ s⸢saː⸠joː]
      (その人のおなら<屁>の匂いの臭いことよ)
    • カ⸢ザ⸣ カ⸢ブン
      [ka⸢ʣa⸣ ka⸢buŋ]
      (匂いを嗅ぐ)

カマイ [⸣kamai] (名)

  • いのしし(猪)。「○羊、加万之々(かましし)、大ニ於羊一而大角者也」『和名抄』の転訛したものか。西表島の山中には猪が多数棲息しており、夏の稲の収穫時には猪害が発生した。この猪害を防ぐために、田圃の周囲を猪垣でめぐらさなければならなかった。カ⸢キ[kḁ⸢ki](垣)は、直径約4センチ、長さ約2メートルの⸣キチ[⸣ki̥ʧi](若木、木の枝)を約4センチ間隔で編みあげて作る。
  • Example phrases
    • カ⸢マイ⸣ヌ カ⸢キ スンティ パイ⸣ター ⸢パッ⸣タ
      [ka⸢mai⸣nu kḁ⸢ki sunti pai⸣taː ⸢pat⸣ta]
      (猪の垣を作る<垣をする>といって西表北岸の田んぼ<南端>へ行った)

Japanese-Multilingual Dictionary (JMDict)

Results from the Japanese-Multilingual Electronic Dictionary project (JMdict), created by Jim Breen, © Electronic Dictionary Research and Development Group.

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おり折り

(Common Noun)

  1. Opportunity; Chance; Occasion; Time

  1. Fold; Pleat; Crease

  1. Small food box (wooden or cardboard)

おれおらあおり

(Common Pronoun)

  1. I; Me
    Male term or language

おり織り

(Common Noun)

  1. Weave; Weaving; Woven item

おり

(Common Noun)

  1. Cage; Pen; Jail cell; Gaol cell

おり

(Noun)

  1. Dregs; Lees; Grounds; Sediment

おり汚吏

(Noun)

  1. Corrupt official
    Archaism

おり降り

(Noun)

  1. Giving up on winning a hand and discarding only safe tiles
    Word usually written using kana alone

げんじぼし源氏星

(Noun)

  1. Rigel (star in the constellation Orion); Beta Orionis; Beta Ori; Genji star

へいけぼし平家星

(Noun)

  1. Betelgeuse (star in the constellation Orion); Alpha Orionis; Alpha Ori; Heike star