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Define おき oki Meaning オキ

Displaying results for おき (oki・おき・オキ) – ryukyu

JLect: Japonic Languages and Dialects Database

Results from JLect’s Japonic Languages and Dialects Database, created by Zachary Read, © JLect.com.

Search languages: Japonic (all languages and dialects) ↔ English ↔ Japanese

Ryukyu (Amami: Koniya)

いっき【息】

(Noun) Breath, breathing

Ryukyu (Okinawa)

いーち【息】

(Noun) Breath

Ryukyu (Okinoerabu)

いらぶ【沖永良部・永良部】

(Noun) Okinoerabu, Okinoerabu Island

Ryukyu (Kunigami: Benoki)

うふぃーん【起ふぃーん】

(Verb) To get up, to wake up

Ryukyu (Yonaguni)

うんな【沖縄】

(Noun) Okinawa

Ryukyu (Okinawa)

まぎさ

(Noun) Largeness, dimension, size

Ryukyu (Okinawa)

うきたん【起きたん】

(Verb) Got up, woke up

Ryukyu (Okinawa)

まぎさん

(Sa-Adjective) Large, big

Ryukyu (Okinawa)

うちなー【沖縄】

(Noun) Okinawa

Ryukyu (Okinawa)

しうち【仕置・仕置ち】

(Noun) Punishment

A dictionary of the Ryukyuan language

Results from the 沖縄語辞典 データ集 Okinawago jiten dēta-shū (Okinawan Language Dictionary Data Collection), published by the National Institute for Japanese Language and Linguistics, © CC BY 4.0.

Search languages: Okinawan → Japanese

モーキ mooki (mooki) ⓪ 名

  1. 儲け。商売の利益。また,働いて得る賃金。

ソーキ sooki (sooki) ⓪ 名

  1. ざる。竹を縦横に編み,回りを縮めた,丸いざるをいう。底が丸い。主として,野菜・穀物を入れるのに用い,目は比較的密なものが多い。baakiの項参照。

ソーキ sooki (sooki) ⓪ 名

  1. あばら。

ヲーキ wooki ('ooki) ⓪ 名

  1. 和宇慶。《地》参照。

アラモーキ aramooki (?aramooki) ① 名

  1. 荒かせぎによるもうけ。大もうけ。ぼろもうけ。

モーキユン mookiyun (mooki=juN) ⓪ 他=raN,=ti

  1. 儲ける。商売で利益をあげる。mookirazijaka ?aganeeri.儲けるよりも倹約せよ(ことわざ。mookirazijakaは形は否定だが,意味は肯定。mookijuSijakaともいえる)。
  2. 働いて賃金を得る。mookihaNSee kamihaNsjuN.賃金をもらいそこなえば食いはぐれる。

ティージョーキ tiijooki (tiiZooki) ⓪ 名

  1. 取っ手の付いたざる。sooki(ざる)はその項参照。

ミージョーキー miijookii (miiZookii) ⓪ 名

  1. み(箕)。米麦など穀類をふるって,殼や塵をよりわける道具。竹を編んで作り,円形で,浅く広い。

モーキジュク mookijuku (mookiZuku) ⓪ 名

  1. 儲けることのみに偏すること。儲け一本槍。

ムコーキジ mukookiji (mukookizi) ⓪ 名

  1. むこう傷。額の正面にうける傷。

ソーキブニ sookibuni (sookibuni) ⓪ 名

  1. あばら骨。肋骨。

マドーキユン madookiyun (madooki=juN) ⓪ 他=raN,=ti

  1. (整理して)あき間を作る。
  2. (仕事をかたづけて)暇を作る。tiiCi tiiCi madookiti hwima nataN.一つ一つかたづけて暇になった。

サギジョーキー sagijookii (sagiZookii) ⓪ 名

  1. 天井から下げる,竹で編んだかご。食物を入れる。

ジンモーキジュク jinmookijuku (ziNmookiZuku) ⓪ 名

  1. 金もうけ一点張り。金もうけだけを目的ですること。

モーキティカナー mookitikanaa (mookitikanaa) ⓪ 名

  1. その日暮らしの労働者。労働してその日の食を得る者の意。

A dictionary of the Ryukyuan language

Results from the 沖縄語辞典 データ集 Okinawago jiten dēta-shū (Okinawan Language Dictionary Data Collection), published by the National Institute for Japanese Language and Linguistics, © CC BY 4.0.

Search languages: Japanese → Okinawan

おき 【沖】

おき 【燠】

See also

おき 【置き】

おきて 【掟】

おきび 【燠火】

See also

おきる 【起きる】

See also

Phrases

おきあい 【沖合】

See also

おきさき 【御后】

See also

おきざり 【置き去り】

おぎない 【補い】

See also

おぎなう 【補う】

See also

Phrases

おきなわ 【沖縄】

Phrases

おきぬけ 【起きぬけ】

おきゃく 【御客】

See also

おきょう 【御経】

Phrases

おきなわご 【沖繩語】

おきにいり 【お気に入り】

おききになる 【お聞きになる】

See also

おきえらぶじま 【沖永良部島】

おきあがりこぼし 【起き上り小法師】

Dictionary of the Practical Use of Okinawan

Results from the うちなーぐち活用辞典テキストデータベース Uchinaaguchi katsuyō jiten tekisuto dētabēsu (Dictionary of the Practical Use of Okinawan), by Shinsho Miyara, © CC BY-ND 3.0 DEED.

Search languages: Japanese ↔ Okinawan

うちり びー

  • おき火、赤く熱した炭火
  • Example phrases
    • んかしぇー うちりびーさーに あいろん かきたい、ちゃー ふかちゃい、むち やちゃい そーたん。
      (昔はおき火でアイロンをかけたり、お茶を沸かしたり、餅を焼いたりしていた)

た とぅ ぐしー

  • 2年おき
  • Example phrases
    • たとぅぐしーぬ せんきょぬ あくとぅ っちゅん まちん わさわさ そーん。
      (2年越しの選挙があるので、人も市もざわめいている)

ちゅ ちち ぐし

  • 一月おき
  • Example phrases
    • くぬ ゆみむのー ちゅちちぐしに っんぢゃさりーん。
      (この読み物は一月おきに出される)

ふぃっちー ぐーしー (まるふぃっちー〈一日中〉)

  • 一日おき
  • Example phrases
    • めーにち あらん、ふぃっちーぐーしー やーぬ めー あっちょーん。
      (毎日ではないが、一日おきに家の前を歩いている)
    • やーんかい をぅる ばすねー、まるふぃっちー すむち ゆどーん。
      (家に居るときには、一日中本を読んでいる)

Audio Database of Hatoma Lexicon

Results from the 鳩間方言 音声語彙データベース Hatoma hōgen onsei goi dētabēsu (The Audio Database of Hatoma Lexicon), by Shinichi Kajiku and Natsuko Nakagawa, © CC BY-SA 3.0 DEED

Search languages: Yaeyama (Hatoma) ↔ Japanese

イシゥカマール [⸢ʔisi̥kamaː⸣ru] (名)

  • 五日おき。「五日回り」の義。
  • Example phrases
    • ⸢イシゥカマール⸣ヌ ⸣アミ ⸢ホー⸣シ タ⸢ボー⸣リ
      [⸢ʔisi̥kamaːru⸣nu ⸣ʔami ⸢hoː⸣ʃi ta⸢boː⸣ri]
      (五日おきの雨を降らしてください)
    • イ⸢シゥカマー⸣ルシ ⸢ターマー⸣ル ⸢シン⸣ パ⸢ラン⸣カー ナ⸢ラ⸣ヌ
      [⸢ʔisi̥kamaː⸣ruʃi ⸢taːmaː⸣ru ⸢ʃim⸣ pa⸢raŋ⸣kaː na⸢ra⸣nu]
      (五日おきに田圃の見回りに行かなければならない)

プスシキンゴーシ [pu̥⸢suʃikiŋgoː⸣ʃi] (名)

  • 一月おき。一月ぶり。「一月越し」の義。
  • Example phrases
    • プ⸢スシキンゴー⸣シシ ⸢ジン⸣マー ウ⸢クラリ⸣ クーン
      [pu̥⸢suʃi̥kiŋgoː⸣ʃiʃi ⸢ʤim⸣maː ʔu⸢kurari⸣ kuːŋ]
      (一月おきにお金は送られてくる)

マール [⸢maːru] (接尾)

  • {Mn_2}~おき。
  • Example phrases
    • ⸢イシゥカマール⸣ヌ ⸢ユー⸣アミ タ⸢ボーラ⸣リ
      [⸢ʔisï̥kamaːru⸣nu ⸢juː⸣ʔami ta⸢boːra⸣ri]
      (五日おきの夜雨をたまわって)

アガゲー [ʔa⸢gageː] (名)

  • 和名(おきなわめぎす)、体長18~20センチに成長する。体表は赤みをおびる。島のイノー(礁内湖)の珊瑚礁内に棲息する。体の割りに口が大きく、食いつきがよいので子どもたちの釣りに好まれる。普通の⸣ゲーイズ[⸣geːiʣu](おきなわめぎす)は体長約16センチのものが多い。
  • Example phrases
    • ア⸢ガゲー ホー⸣シン パラ⸢ディー [ʔa⸢gageː hoː⸣ʃim para⸢diː] (アガゲーを釣りに行こうよ)。鳩間島方言では⸣ゲーイズ[⸣geːʔiʣu]の仲間である。和名、キツネダイの仲間(『原色沖縄の魚』)ともいう。ゲーイズの中でも大きめで、体長が約16センチ以上の赤紫色を帯びた魚。よく餌に食いつくので、子供たちは屋良の浜の礁内湖や島の後ろの礁内湖で釣り上げて楽しんだ。美味ではない。 ア⸢ガゲーヤ⸣ フ⸢チヌ マイ⸣ヤンダ ⸢ホーシヤッ⸣サタン [ʔa⸢gageːja⸣ ɸu̥⸢ʧinu mai⸣janda ⸢hoːʃijas⸣sataŋ] (アガゲーは口が大きいから釣りやすかった)

アッタターナ [⸢ʔat⸣ta ⸢taː⸣na] (連)

  • もとのままに。もとの通りに。もとあった通りに。ヨー⸢ヨー キー⸣ シ⸢キ⸣リ⸢ダー⸣ ク⸢レー アッ⸣タ ⸢ター⸣ナ シ⸢キ⸣リ。⸢ウーカ⸣シェー ナ⸢ラ⸣ヌ[joː⸢joː kiː⸣ ʃi̥⸢ki⸣ri ku⸢reː ⸢ʔat⸣ta ⸢taː⸣na ʃi̥⸢ki⸣ri。⸢ʔuːka⸣ʃeː na⸢ra⸣nu](よくよく気をつけろよ{EOS}これはもと在ったとおりにしておきなさい{EOS}動かしてはならないよ)

アンブシ [⸢ʔambu⸣ʃi] (名)

  • 漁法の一つ。糸満漁師から伝えられた漁法という。西表島のカ⸢タバル[kḁ⸢tabaru](干潟{EOS}「潟原」の義)に竹や木串を河口や魚道の砂浜に差し込んでおき、満潮時にその竹や木串に網を吊るして張り巡らし、漁獲する漁法。
  • Example phrases
    • ⸢アンブ⸣シェー イ⸢ツォーン⸣プソーラ ナライ⸢ヨーッ⸣タティ⸢ダー
      [⸢ʔambu⸣ʃeː ʔi⸢ʦoːm⸣pu̥soːra narai⸢joːt⸣tati⸢daː]
      (アンブシ漁は糸満漁師から<ぞ>習われたそうだよ)

ウキニビ [⸣ʔukinibi] (名)

  • 寝起き。おきふし。
  • Example phrases
    • ⸢ピャー⸣ク シ⸢ギ⸣ローッター ⸣ウキニビーンツァン ⸣ドゥーシェー ⸢シーユーソーラ⸣ヌ
      [⸢pjaː⸣ku ʃi⸢gi⸣roːttaː ⸣ʔukinibiːnʦan ⸣duːʃeː ⸢ʃiːjuːsoːra⸣nu]
      (百歳を越えられた<過ぎられた>ので寝起きすら自分ではなさることが出来ない)

ウキムヌ [ʔu⸢ki⸣munu] (名)

  • 料理の上に乗せるもの。上置き(うわおき)。「置物」の義。
  • Example phrases
    • カ⸢マブク⸣ キシティ ス⸢バ⸣ヌ ウ⸢キ⸣ムヌ ⸢シー⸣バ
      [ka⸢mabuku⸣ ki̥ʃiti su⸢ba⸣nu ʔu⸢ki⸣munu ⸢ʃiː⸣ba]
      (蒲鉾を切ってそばの上置きにしなさいよ)

ウキル [ʔu⸢kiru] (名)

  • おき(熾・燠)。おきび。薪が燃え尽きて炭火のようになったもの。「火唐煨、オキ」『類聚名義抄』の転訛したものか。鳩間島の人は、西表島の田圃の周りから⸢マーキ[⸢maːki](薪{EOS}木材の燃料)を伐り出して島に運び、豊かに燃料として使用することができた。その⸢マーキ[⸢maːki](薪)を燃やしてできる uby{熾}{オキ}のこと。
  • Example phrases
    • ウ⸢キルバ⸣ タ⸢バク⸣ブンナ トゥリ⸢クーン⸣ノーレー
      [ʔu⸢kiruba⸣ ta⸢baku⸣bunna turi⸢kuːn⸣noreː]
      (熾きを煙草盆に取って持ってきてくれないか)
    • ⸢マーキーヌ⸣ ウ⸢キロー⸣ ムティキー ピ⸢バ⸣チナ イ⸢リリ
      [⸢maːkiːnu⸣ ʔu⸢kiroː⸣ mutikiː pi⸢ba⸣ʧina ʔi⸢riri]
      (薪の uby{熾}{オキ}は持ってきて火鉢に入れろ)

ウブキム [ʔu⸢bu⸣kimu] (名)

  • 大胆。「大胆(おおきも)」の義。
  • Example phrases
    • ウ⸢バイ⸣カバイ ⸢サンドー⸣シ ⸢チャー⸣ ウ⸢ブキム⸣バ ⸣ムテーティ プ⸢スヌ⸣ マイン ン⸢ジ⸣リ
      [ʔu⸢bai⸣kabai ⸢sandoː⸣ʃi ⸢ʧaː⸣ ʔu⸢bukimu⸣ba ⸣muteːti pu̥⸢sunu⸣ main ʔn⸢ʤi⸣ri]
      (びくびくしないで、常に大胆な気持ちを持ちながら人前にも出なさい)

オークー [⸢ʔoːkuː] (名)

  • まぶす為の米粉。うきこ(浮粉)。とりこ(取り粉)。餅が手や物に粘りつかないようにまぶす(塗)米の粉。一晩水に漬けた粳米を臼に入れて杵で細かく搗き、⸣シノー[⸣ʃinoː](篩い)にかけて粗い粉を更に搗いて細かくした粉。餅を uby{蒸篭}{セイ|ロウ}から取り出す際に、⸢ソー⸣キ[⸢soː⸣ki](箕{EOS}竹笊)に広くまぶし(塗)ておき、その上で各種の餅型に整形する。
  • Example phrases
    • ム⸢チヌ オークー⸣ シキバ
      [mu⸢ʧinu ʔoːkuː⸣ ʃi̥kiba]
      (餅の取り粉を搗きなさい)
    • ⸢オーコー⸣ タ⸢ラーヌ
      [⸢ʔoːkoː⸣ ta⸢raːnu]
      (取り粉は足りない)
    • ⸢オークバ⸣ トゥリ
      [⸢ʔoːkuba⸣ turi]
      (取り粉を取れ)
    • ⸢オークヌ⸣ タ⸢ラーヌ
      [⸢ʔoːkunu⸣ ta⸢raːnu]
      (取り粉が足りない)
    • ⸢オーク⸣シ オ⸢シ⸣ロイ ⸣シキバ
      [⸢ʔoːku⸣ʃi ʔo⸢ʃi⸣roi ⸣ʃi̥kiba]
      (まぶし粉を白粉にして顔に塗りつけなさい)

オンガキ [⸢ʔoŋgaki] (名)

  • 薬味。うわおき(上置き)。あしらい。刺身の妻。料理で汁物や刺身のあしらいとして野菜の刻んだものを添える。鳩間方言では、⸢上にかける物」の義でお汁や刺身のあしらいとして添える野菜類のこと。お盆の「道歌」に/シーシェーマーヌ オールンドー アンガマターヌ オールンドー パダラヤ ナマシ ナマシヤ パイル パイルヤ フナブ オンガキーヤ シーソヌパー ソーランヤーヌ アッパター ミーザンマーザン オーショーリ/(獅子舞が来られるぞ、アンガマ達が来られるぞ、トウゴロイワシは刺身にして、刺身には酢を、酢は九年母の実を、刺身の妻には紫蘇の葉を、精霊会<お盆を迎える>家のおばあさん方、不味くても美味しくても、お召し上がりください)と歌われている

カサンパー [kḁ⸢sam⸣paː] (名)

  • 木の葉のおおきなもの。「カサ」は、「柏、加之波(かしは)」『和名抄』の転訛したもので、「木の葉」の意。
  • Example phrases
    • ム⸢チェー⸣ カ⸢サン⸣パーナ ッ⸢ス⸣ミティ ⸢ネーソーッ⸣タ
      [mu⸢ʧeː⸣ kḁ⸢sam⸣paːna s⸢su⸣miti ⸢neːsoːt⸣ta]
      (餅は芭蕉<柏>の葉に包んで煮られた)
    • 食物を盛ったり包んだりするのに用いる植物の葉。 カ⸢サン⸣パームチ
      [kḁ⸢sam⸣paːmuʧi]
      (木の葉で包んで蒸し上げた餅)
    • バ⸢サン⸣パームチ
      [ba⸢sam⸣paːmuʧi]
      (芭蕉の葉で包んで蒸し上げた餅)
    • 、サ⸢ミンパームチ
      [sa⸢mimpaːmuʧi]
      (ゲットウ<月桃>の葉で包んで蒸し上げた餅)
    • などがある。 ⸢プールナー⸣ヤ バ⸢サン⸣パームチバ ス⸢ク⸣ルンティ バ⸢サン⸣パー ⸣キシン ⸢ウイバロー パッ⸣タン
      [⸢puːrunaː⸣ja ba⸢sam⸣paːmuʧi su̥⸢ku⸣runti ba⸢sam⸣paː ki̥ʃiŋ ⸢ʔuibaroː pat⸣taŋ]
      (豊年祭の時には芭蕉の葉餅を作るとて芭蕉の葉を切りに西表島の上原へ行った)

カジ [ka⸢ʤi] (名)

  • 風。風の総称。「於伎蘇之可是爾<おきその風に>『万葉集 799』」の転訛。
  • Example phrases
    • ⸢パイ⸣カジ
      [⸢pai⸣kaʤi]
      (南風)
    • ニ⸢シカジ
      [ni⸢ʃikaʤi]
      (北風)
    • ピ⸢ラキ⸣カジ
      [pi⸢raki⸣kaʤi]
      (涼風)
    • カ⸢ジヌ スーン
      [ka⸢ʤinu suːŋ]
      (風が吹く<そよぐ>)
    • カ⸢ジヌ スー⸣ルン
      [ka⸢ʤinu suː⸣ruŋ]
      (風が強くなる)
    • カ⸢ジェー ヌーリナー⸣ヌ
      [ka⸢ʤeː nuːrinaː⸣nu]
      (風は上って<北風になって>しまった{EOS}「時化るぞ」の意)
    • カ⸢ゼー⸣ ウレーン
      [ka⸢ʤeː⸣ ʔureːŋ]
      (風は下りた<南風になった{EOS}いい天気になるよ>の意)
    • カ⸢ジフキ
      [ka⸢ʤiɸu̥ki]
      (風吹き<台風{EOS}時化{EOS}荒天>になること)

ガスン [⸣gasuŋ] (他動)

  • 焙乾する。火で炙って乾燥する。燻製にする。蛸は茹でた後、生魚は鱗と内臓を除去して洗った後、アマダ[ʔa⸢ma⸣da](焙乾用金網)に載せて竈に架け、おき<熾>で焙って乾燥し、長期保存用の食品に加工した。
  • Example phrases
    • イ⸢ズ⸣ ガスン
      [ʔi⸢ʣu⸣ gasuŋ]
      (魚を焙って燻製にする)
    • ク⸢ヌ⸣ イ⸢ゾー⸣ ガ⸢サン⸣モー マ⸢シ
      [ku⸢nu⸣ ʔi⸢ʣoː⸣ ga⸢sam⸣moː ma⸢ʃi]
      (この魚は焙って燻製にしないほうがいい)
    • ク⸢レー⸣ ガ⸢シ⸣プサン
      [ku⸢reː⸣ ga⸢ʃi⸣pu̥saŋ]
      (これは焙って燻製にしたい)
    • ク⸢ヌ⸣ イ⸢ズン⸣ ガスクトゥ
      [ku⸢nu⸣ ʔi⸢ʣu⸣ gasukutu]
      (この魚も焙って燻製にすること)
    • ⸢マー⸣ビン ⸣ガシェー ⸣ミサムヌ
      [⸢maː⸣biŋ ⸣gaʃeː ⸣misamunu]
      (もっと焙って燻製にすればよいのに)
    • イ⸢ゾー ヨーラン⸣ケン ⸢パー⸣ク ⸣ガシ
      [ʔi⸢ʣoː joːraŋ⸣kem ⸢paː⸣ku ⸣gaʃi]
      (魚は傷まない<弱らない>うちに早く焙って燻製にしなさい)
    • イ⸢ズン⸣ タクン ⸣ガシティ タ⸢ブイ⸣ シキバ
      [ʔi⸢ʣun⸣ tḁkuŋ ⸣gaʃi̥ti ta⸢bui⸣ ʃi̥kiba]
      (魚の蛸も焙乾して保存しておけよ)
    • アー⸢イ⸣ バー ガ⸢サ⸣ヌ
      [ʔaː⸢i⸣ baː ga⸢sa⸣nu]
      (いやだ{EOS}私は焙乾しない)
    • イ⸢ズ⸣ ガスカー ⸣タクン ⸣ガスン
      [ʔi⸢ʣu⸣ gasu̥kaː ⸣tḁkuŋ ⸣gasuŋ]
      (魚を焙乾するなら蛸も焙乾する)
    • ⸣ガス プ⸢ソー⸣ ブ⸢ラーヌ
      [⸣gasu pu̥⸢soː⸣ bu⸢raːnu]
      (焙乾する人はいない)
    • イ⸢ゾー⸣ ガシェー ⸣ミサムヌ
      [ʔi⸢ʣoː⸣ gaʃeː ⸣misamunu]
      (魚は焙乾すればよいのに)
    • ⸢パー⸣ク ⸣ガシ
      [⸢paː⸣ku ⸣gaʃi]
      (早く焙乾せよ)

カマイヤマ [⸣kamaijama] (名)

  • 猪の罠。猪を捕獲する仕掛け。獣道を探して、猪の好む餌を撒いて罠へ導き、罠の中に入ったところを、上に揚げておいた木の枠を落として捕獲する仕掛け。仕掛けは、タ⸢ル⸣キ[ta⸢ru⸣ki](垂木、棰)を戸板状に編み、その上に重い石を載せ、片面を吊るし上げて支柱で支えておき、猪がその中に入ったとたんに戸板が落下して猪を押えて捕獲するようにしたもの。
  • Example phrases
    • ⸣カマイヤマ ア⸢ギティ⸣ カマイ ⸣トゥルン
      [⸣kamaijama ʔa⸢giti⸣ kamai ⸣turuŋ]
      (猪を捕る仕掛けをして猪を捕獲する)

キザンムヌ [ki⸢ʣam⸣munu] (名)

  • 施餓鬼用のお盆の供物。「刻み物」の義。歌謡語。鳩間島に伝わる念仏歌(シ⸢ザ⸣ヌ ⸣クイ{SqBr}ʃi⸢ʣa⸣nu ⸣kui{/SqBr}<兄の声{EOS}歌>)に歌いこまれている。砂糖黍の茎、ウリ、ナスビを細かく賽の目に刻み、小豆、米を混ぜて皿に入れ、水を少量垂らしておき、⸣マヤーブー[⸣majaːbuː](メドハギを2,3本束ねたもの)で朝、昼、晩の食事を仏壇に供える前に、それを戸外へ撥ね飛ばして施餓鬼とする供物。日常の方言では、ミ⸢ジヌ⸣クー[mi⸢ʤinu⸣kuː](「水の子」の義か{EOS}無縁仏への施しの食物{EOS}施餓鬼の食べ物)という。/ウギヌスラ ウリ ナスビ キザンムヌ シスイヌ ウハンキヌ スイヌ ミジ/(砂糖黍の茎、ウリ、ナスビを刻んだもの、添えの撥ね飛ばす水を添えて)「七月念仏歌(兄の声)」

キスク [ki̥⸢suku] (名)

  • 規則。きまり。おきて。
  • Example phrases
    • ⸢マーン⸣ナーン キ⸢スコー⸣ ア⸢リ⸣ ブー キ⸢スクヌ ナーン⸣カー ⸣イキ パ⸢ララ⸣ヌ
      [⸢maːn⸣naːŋ ki̥⸢sukoː⸣ ʔa⸢ri⸣buː ki̥⸢sukunu naːŋ⸣kaː ⸣ʔiki pa⸢rara⸣nu]
      (何処にも規則はあるものだ<有り居る>{EOS}規則が無いと生きていけない)

クーバリ [⸢kuː⸣bari] (名)

  • 製粉すること。上新粉を作ること。「粉割」の義。水に漬けた粳米をシ⸢キ⸣ウシ[ʃi̥⸢ki⸣ʔuʃi](搗き臼{EOS}木臼)に入れて杵で搗き、製粉すること。搗いた粉を⸣シノー[⸣ʃinoː](篩{EOS}小麦粉用の篩)で篩って漉し、粗いものを更に搗いてメリケン粉のような細かい粉に製粉した。それを箕の上に振りかけ、まぶしておき、蒸し揚げた餅を成形する際に振りかけ、まぶし<塗し>て用いた。
  • Example phrases
    • ム⸢チヌ ニールン⸣ケン ⸢クー⸣バリ ⸢サー⸠ディー
      [mu⸢ʧinu niːruŋ⸣keŋ ⸢kuː⸣bari ⸢saː⸠diː]
      (餅が煮えるまで米粉を製粉<粉割>しようよ)
    • ⸢マイヌ⸣ クー バ⸢ルン
      [⸢mainu⸣ kuː ba⸢ruŋ]
      (米粉を製粉する<割る>)

グシ [gu⸢ʃi] (接尾)

  • ~おきにすること。~ごとに。「越すこと」の義。時間や日数等を表す数詞に下接して、その数量ずつ間隔を置いて動作、行為が行われ、現象が起きる意をあらわす。歌謡語。日常会話では、⸢ゴー⸣シ[⸢goː⸣ʃi](~おき)という。
  • Example phrases
    • プ⸢スインゴー⸣シシ ア⸢ミ⸣ヌ ⸣フーン
      [pu̥⸢suiŋgoː⸣ʃiʃi ʔa⸢mi⸣nu ⸣ɸuːŋ]
      (一日おきに雨が降る)

    • /
      ミルクユーヌ シルシ トゥカグシヌ ユアミ カキブサイ ミソリ シマヌアルジ シマヌアルジ/(弥勒世のしるし<兆候>は十日おきに降る夜の雨{EOS}その雨を掛け<降らせ>て下さい神様<島の主様>)


    • リ(ル)


    • ウタ<弥勒節>『鳩間島古典民謡古謡集』)

Japanese-Multilingual Dictionary (JMDict)

Results from the Japanese-Multilingual Electronic Dictionary project (JMdict), created by Jim Breen, © Electronic Dictionary Research and Development Group.

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おき

(Common Noun)

  1. Open sea

いきおき

(Common Noun)

  1. Breath; Breathing

  1. Tone; Mood

おき

(Noun)

  1. Embers; Live charcoal