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Define いわれ iware Meaning イワレ

Displaying results for いわれ (iware・いわれ・イワレ) – ryukyu

JLect: Japonic Languages and Dialects Database

Results from JLect’s Japonic Languages and Dialects Database, created by Zachary Read, © JLect.com.

Search languages: Japonic (all languages and dialects) ↔ English ↔ Japanese

Ryukyu (Okinawa)

きじむなー

(Noun) Tree spirit said to live among Banyan trees

A dictionary of the Ryukyuan language

Results from the 沖縄語辞典 データ集 Okinawago jiten dēta-shū (Okinawan Language Dictionary Data Collection), published by the National Institute for Japanese Language and Linguistics, © CC BY 4.0.

Search languages: Okinawan → Japanese

ミーワレー miiwaree (miiwaree) ⓪ 名

  1. ほほえみ。微笑。~sjuN.

ナチワレー nachiwaree (naciwaree) ① 名

  1. 泣き笑い。

チュクイワレー chukuiwaree (Cukuiwaree) ⓪ 名

  1. 作り笑い。

ドゥーチュイワレー duuchuiwaree (duucuiwaree) ⓪ 名

  1. ひとり笑い。

ムヌイーワレー munu iiwaree (munu?iiwa]ree) ⓪ 名

  1. 談笑。話したり笑ったりすること。

アジャムチワレー ajamuchiwaree (?aZamuciwaree) ① 名

  1. あざ笑い。嘲笑。?aZawareeともいう。

カタクチワレー katakuchiwaree (katakuciwaree) ⓪ 名

  1. 微笑。ほほえみ。片口笑いの意。

ショーグヮチワレー shoogwachiwaree (sjoogwaCiwaree) ⓪ 名

  1. 正月笑い。正月の浮き浮きした気分。

A dictionary of the Ryukyuan language

Results from the 沖縄語辞典 データ集 Okinawago jiten dēta-shū (Okinawan Language Dictionary Data Collection), published by the National Institute for Japanese Language and Linguistics, © CC BY 4.0.

Search languages: Japanese → Okinawan

いわれ

See also

Audio Database of Hatoma Lexicon

Results from the 鳩間方言 音声語彙データベース Hatoma hōgen onsei goi dētabēsu (The Audio Database of Hatoma Lexicon), by Shinichi Kajiku and Natsuko Nakagawa, © CC BY-SA 3.0 DEED

Search languages: Yaeyama (Hatoma) ↔ Japanese

アカジナー [ʔa⸢kaʤinaː] (名)

  • (動)魚の名。和名、ニセスジハタ(体長約1メートル)。ハタの仲間(体長約45センチ)。ニセスジハタ(体長約70センチ{EOS}体色は薄い青黒色)などの総称。アカジナーの痩せたものは食中毒をおこすといわれている。
  • Example phrases
    • ⸢ヨーガリ⸣ ア⸢カジナーバ ファイティル⸣ ビー ⸢サン⸣ソー⸢マーリティ⸣ ウ⸢ガン⸣ツミ ⸢ミッ⸣タン
      [⸢joːgari⸣ ʔa⸢kaʤinaːba faitiru⸣ biː ⸢san⸣soː⸢maːriti⸣ ʔu⸢gan⸣ʦumi ⸢mit⸣taŋ]
      (痩せたスジハタを食べてひどい中毒をおこし、気を失ってすっかり参ったことがあった)

アガジン [ʔa⸢gaʣiŋ] (名)

  • (動)魚の名。和名、バラハタ(体長約60センチ{EOS}薄いオレンジ色に白の斑点が鰓の部分から尾びれにかけて、点々と縞状に並んでいる)。痩せたア⸢ガジンは食中毒を起こすことがあるといわれている。
  • Example phrases
    • ア⸢ガジンヌ ヨーガリムノー ビー⸣ルンティ ア⸢ザリ ブー⸣ダー
      [ʔa⸢gaʤinnu joːgarimunoː biː⸣runti ʔa⸢ʣari buː⸣daː]
      (バラハタの痩せたのは食中毒<酔う>すると言われているよ)

アザテー [ʔa⸢ʣateː] (名)

  • 屋号。東里清光氏宅。⸢ヨー⸣カヤー[⸢joː⸣kajaː](西原松氏宅)の分家と言われている。鳩間島西村の旗頭を保管するトゥ⸢ニムトゥヤー[tu⸢nimutujaː](根家)といわれている。
  • Example phrases
    • ア⸢ザテーヌ⸣ イ⸢ゴー⸣ジザー ア⸢ラ⸣カーウガンヌ ティ⸢ジリ⸣ビー ヤ⸢ローッ⸣タ
      [ʔa⸢ʣateːnu⸣ ʔi⸢goː⸣ʤiʣaː ʔa⸢ra⸣kaːʔugannu ti⸢ʤiri⸣biː ja⸢roːt⸣ta]
      (東里家の清光氏は新川御嶽の男性神職者<ティジリビー>であられた)

アサピキ [ʔa⸢sa⸣pi̥ki] (名)

  • 朝になって、朝食用の甘藷を取りに畑へ行くこと。「朝引き」の義。家庭の主婦としてあるまじき行為とされていた。ア⸢サ⸣ニビ[ʔa⸢sa⸣nibi](朝寝)とア⸢サ⸣ピキ[ʔa⸢sa⸣pi̥ki](朝引き、朝取り)は家庭騒動のもとといわれていた。鳩間島で伝承されている教訓歌の⸢デンサー節」の一節に/アサニビ ショール ミドゥム アサピキ ショール ミドゥム ウリカラドゥ キワミティ ムンドーヤ クヌミョール デンサー/(朝寝をする女、朝に朝食用の芋堀りをする女、それから<ぞ>家庭騒動は起きるものだ)とある。
  • Example phrases
    • ア⸢サ⸣ピキ ⸢スー⸣ ミ⸢ドゥ⸣モー ⸢ムンドー⸣ヌ ⸣ムトゥ
      [ʔa⸢sa⸣pi̥ki ⸢suː⸣ mi⸢du⸣moː ⸢mundoː⸣nu ⸣mutu]
      (朝になって芋ほりする女は家庭騒動<問答>のもとになる)

アサビマーリ [ʔa⸢sabimaːri] (名)

  • 遊びまわり。子供が友人の家を訪ねて遊びまわること。若い男女が仕事を疎かにして、異性の家に入り浸りになること。子供の魂は、叱られるのが怖くて肉体に戻ることができず、遊びまわるといわれている。それ故、マ⸢ブ⸣ルクミ[ma⸢bu⸣rukumi](魂籠め)の際は、マ⸢ブ⸣ル(魂)の好物である「水」、「大豆のお汁」を用意して、特に子供が空腹になる夕刻に、マ⸢ブ⸣ルクミ(魂籠め)の祈願をした。家人を始め、祈願する人も、特に優しい声で、マ⸢ブロー⸣マ マ⸢ブロー⸣マと呼んで、ミ⸢ジーン トー⸣フマミヌ ⸣スーン ア⸢リ⸣バ ⸢ダンティ⸣ キー ッ⸢ふァイ⸣ ッ⸢ふァイ[mi⸢ʣiːn toː⸣ɸumaminu suːŋ ʔa⸢ri⸣ba ⸢danti⸣ kiː f⸢fai⸣ f⸢fai](水も大豆のお汁もあるから、早く来てお食べ)と宥めすかすように呼ぶのである

アバイズ [⸣ʔabaiʣu] (名)

  • (動)魚の名。和名、オニダルマオコゼ。全長約20cmの硬骨魚。形は鬼瓦に似て、珊瑚礁に擬態する。顔面は醜悪で背びれの刺に猛毒がある。刺されると激痛を伴い、腫れ上がる。時には死ぬこともある。海岸の岩礁に棲息している。美味といわれているが、鳩間島の人はこれを食しない。
  • Example phrases
    • ⸣アバイゾー イ⸢シヌ⸣ イ⸢ル⸣トゥ ⸢ニーブンダ⸣ ユー⸢サン⸣カー ッ⸢サムティ フンスク⸣ バスン ア⸢リ⸣ブタ
      [⸣ʔabaiʣoː ʔi⸢ʃinu⸣ ʔi⸢ru⸣tu ⸢niːbunda⸣ juː⸢saŋ⸣kaː s⸢samuti ɸuŋku⸣ basuŋ ʔa⸢ri⸣buta]
      (オニオコゼは石の色と似ているので、注意しないと知らずに踏みつけることもあった<ありおった>)
    • 鳩間島では食する人はいない。 ⸣アバイズ ッ⸢ふー⸣ プ⸢ソー⸣ ブ⸢ラーヌ
      [⸣ʔabaiʣu f⸢fuː⸣ pu̥⸢soː⸣ bu⸢raːnu]
      (オニオコゼを食べる人はいない)

アバサ [ʔa⸢ba⸣sa] (名)

  • (動)魚の名。ハリセンボン科。{Mn_1}和名、イシガキフグ(体長約30センチ)、和名、ネズミフグ(体長約40センチ)。体表面は鋭く長い刺で覆われている。普段は刺を収めて泳ぐが、体に触れると風船のように膨らみ、刺を立て外敵からの防御体勢に入る。身は「のぼせに効く」といわれ、重宝されている。

アマダ [ʔa⸢ma⸣da] (名)

  • あぶりこ(炙り子)。炙り焼き用の金網。焼き魚や焼き肉用に鉄線で約5センチ四方の網目を作り、全体的に縦横約50センチ大の金網に作ったもの。生の竹や生のススキ、生木の小枝を竈の上に縦横に渡して金網代用にすることがあった。⸣タク[⸣taku](蛸)やイ⸢ズ[ʔi⸢ʣu](魚)をア⸢マ⸣ダに載せて焙乾し保存食にしたのが ガ⸢シ⸣タク[ga⸢ʃi⸣taku](焙乾したタコ)、ガ⸢シ⸣イズ[ga⸢ʃi⸣iʣu](焙乾した魚)である。ガシイズやガシタクは、焙乾することによってうま味が出るといわれている。
  • Example phrases
    • カ⸢マチヌ ウイ⸣ナ ア⸢マ⸣ダ ⸣カキティ ユ⸢ディ⸣タク ウ⸢サッ⸣キ シ⸣キティ ⸣ガスカー ン⸢マー⸣ン
      [ka⸢maʧinu ʔui⸣naː ʔa⸢ma⸣da ⸣kakiti ju⸢di⸣taku ʔu⸢sak⸣kiti ⸣ʃikiti ⸣gasukaː ʔm⸢maː⸣ŋ]
      (竈の上にアマダを掛けておいて茹でタコを載せて置いて焙乾すると美味しいよ)

アマリカジ [ʔa⸢mari⸣kaʤi] (名)

  • 「余り風」の義。不要な風。御しがたい風。悪霊。成仏できないで暗闇の中をさ迷い、人に危害を加えるといわれる悪霊。目には見えないが、総身に鳥肌がたつことによって、それに遭遇したことがわかるという。ヤ⸢ナ⸣カジ ア⸢マリ⸣カジ[ja⸢na⸣kaʤi ʔa⸢mari⸣kaʤi](悪い風、余り風)と対句で用いることが多い

アヤナキ [ʔa⸢ja⸣naki] (名)

  • 犬や猫などが不吉な鳴き方をすること。ヤ⸢ナナキ[ja⸢nanaki](悪いなき方、不正常な鳴き方)ともいう。犬や猫がア⸢ヤ⸣ナキ[ʔa⸢ja⸣naki]すると、その動物の向いて鳴く方角に不吉なことが起きるといわれて、忌み嫌われている。
  • Example phrases
    • ⸢イン⸣ヌ ア⸢ヤ⸣ナキ ⸢シーベー⸣ヌ ⸢ヌー⸣シタカヤー
      [⸢ʔin⸣nu ʔa⸢ja⸣naki ⸢ʃiːbeː⸣nu ⸢nuː⸣ʃitakajaː]
      (犬が不吉な鳴き方をしているが、どうしたことだろうか)

アヤパニ [ʔa⸢ja⸣pani] (名)

  • 美しい羽。綾なす羽。「綾羽」の義。「アヤ」は、『おもろさうし』では「霊妙である、ふしぎでる、の意を原義にし、美しい、りっぱな、の意の美称となる・・・」(『沖縄古語大辞典』)とあり、「あやざはね(綾差羽)」の項では「美しい差し羽」とある。八重山民謡の最高峰といわれる「バシゥヌトゥリゥ ブシゥ(鷲の鳥節)」では、「アヤバニバ マラシヨウリ ビゥルパニバ シゥダシヨウリ/ (綾羽バ生ラシヨウリ ビゥルパニバ産ダシヨウリ)」(『宮良当壮全集12』)とある。鳩間島で歌われている「鷲の鳥節」では、ア⸢ヤ⸣パニ[ʔa⸢ja⸣pani](綾羽、立派な羽)と歌われている

アヤンマー [ʔa⸢jam⸣maː] (名)

  • ふくれやすい人。ひねくれやすい人。子供や女性に多いといわれている。
  • Example phrases
    • ウ⸢ヌ⸣ プ⸢ソー⸣ ア⸢ヤン⸣マー ヤ⸢ルンダ⸣ シ⸢グ⸣ ア⸢ヤンマーリ⸣ス ⸣ムネー イ⸢ザラヌ
      [ʔu⸢nu⸣ pu̥⸢soː⸣ ʔa⸢jam⸣maː ja⸢runda⸣ ʃi⸢gu⸣ ʔa⸢jammaːri⸣su ⸣muneː ʔi⸢ʣaranu]
      (その人はふくれやすい人だからすぐに不機嫌になる{EOS}<すこしも>叱ることが出来ない<ものがいわれない>)

アラカーウガン [ʔa⸢ra⸣kaːʔugaŋ] (固)

  • 鳩間島の水の神を祀る拝所(御願、お嶽)。ミ⸢ジムトゥ[mi⸢ʤimutu](水源)といわれている。ウ⸢ブ⸣マイ[ʔu⸢bu⸣mai](大前)とパ⸢カヤマ[pḁ⸢kajama](墓山<林>)の境にある。ヤ⸢ラブ[ja⸢rabu](テリハボク)の巨木やフ⸢クン[ɸu̥⸢kuŋ](福木)の大木が鬱蒼と生い茂る中に瓦葺の拝殿がある。拝殿の奥には、⸣ウボー[⸣ʔuboː](威部{EOS}香炉のある聖域)がある。ア⸢ザテーは⸢ヨー⸣カヤーから養子入って継いだ家である。⸢ヨー⸣カヤーの屋敷の東庭は大変セジ高い所で、ビ⸢チ⸣ル[bi⸢ʧi⸣ru](神霊の高い霊石の庭)がある。昔は、⸢ウイヌ⸣ウガン(友利御嶽)で祈願があった後、サカサ(司{EOS}神女)やティ⸢ジリ⸣ビー(男性神職者)たちが、⸢カンヌ⸣ミチ[⸢kannu⸣miʧi](神の道)を通って⸢ヨー⸣カヤーの東庭のビ⸢チ⸣ルに集まり、⸢カンアサ⸣ビ[⸢kaŋʔasa⸣bi](神遊び)をして、ア⸢マイヨーッ⸣タ[ʔa⸢maijoːt⸣ta](歓え誇られた)と伝えられている。現在の東里家は西村のトゥ⸢ニムトゥ[tu⸢nimutu](根家{EOS}根元)で、豊年祭のカ⸢シ⸣ラ<旗頭。雌>を保管する家である。東里家から分与されたと伝えられるカシラ<旗頭>を東村のカシラ<旗頭。雄>として、東村のトゥ⸢ニムトゥ(根家{EOS}友利家)に保管されている。新川御願の最後のティ⸢ジリ⸣ビー[t⸢iʤiri⸣biː](手摩り部{EOS}男性神職者)は東里清光氏であった。/ウフイラカ カミガナシ アミブシャヌ/カミイラカ タケバル アミブシャヌ/ミジムトゥヌ マブルシュー アミブシャヌ/ウブガーラヌ シキフチ アミブシャヌ/ウムルミジ タラショーリ アミブシャヌ/フダルミジバ タボラリヨー アミブシャヌ/(ア⸢マン⸣グイ<雨乞い歌>)と歌われている。
  • Example phrases
    • サ⸢カサ [sa⸢kasa] (司{EOS}神女)は米盛クヤ氏(1960年代) ティ⸢ジリ⸣ビ [ti⸢ʤiri⸣bi] (てずりべ{EOS}男の神人)は東里清光氏が勤めておられた(平成10年頃))。伝承によると、ム⸢カ⸣シナー ⸢ペーレーヌ⸣ シ⸢ジキティ⸣ ス⸢クリ⸣ムヌン サ⸢リティ⸣ トゥ⸢ララン⸣シェンドゥ ⸢ヨー⸣カヤートゥ ア⸢ザテーヌ ターパタ⸣キナー カー⸢ニ⸣ ア⸢ミ⸣ヌ フイ⸢キー⸣ル パ⸢トゥ⸣マー ガ⸢シ⸣ ナ⸢ラン⸣シェンツォー ⸣アイ ヤ⸢レー⸣キ ⸢ウン⸣ネヌ ウ⸢ガンバ⸣ ブ⸢ラクヌ⸣ プ⸢スン⸣ ウ⸢ガ⸣モーリ ⸢ウン⸣ネナー ⸢アッ⸣タ カ⸢シ⸣ラン ⸣バキティ ⸢アンヌムラヌ⸣ トゥ⸢ムレー⸣ ム⸢タ⸣ソーッタ⸣ツォー[mu⸢ka⸣ʃinaː ⸢peːreːnu⸣ ʃi⸢ʤikiti⸣ su̥⸢kuri⸣munun tu⸢raraŋ⸣ʃendu ⸢joː⸣kajaːtu ʔa⸢ʣatenu taːpata⸣kina kaː⸢ni⸣ ʔa⸢mi⸣nu ɸui⸢kiː⸣ru pḁ⸢tu⸣maː ga⸢ʃi⸣ na⸢raŋ⸣ʃenʦoː ⸣ʔai ja⸢reː⸣ki ⸢ʔun⸣nenu ʔu⸢gam⸣ba bu⸢rakunu⸣ pu̥⸢suŋ⸣ ʔu⸢ga⸣moːri ⸢ʔun⸣nena ⸢ʔat⸣ta kḁ⸢ʃi⸣ram ⸣bakiti ⸢ʔannumuranu⸣ tu⸢mureːm⸣ mu⸢ta⸣soːttaʦoː](昔に旱魃が続いて作物も枯れて収穫出来なかったが、西原家と東里家の田畑にだけ雨が降ったので、鳩間島は餓死しなかったそうだ{EOS}それで、その家の御嶽を村の人も拝まれ、その家にあった旗頭も分けて東村の友利家に分与され<持たされ>たそうだ)(鳩間真吉氏談)

アワイシ [ʔa⸢wa⸣iʃi] (名)

  • 堆積砂岩。砂が堆積して固まって形成されたといわれる岩石。石垣島の資産家ではこれを削り整形して石垣を積むのに利用したり、壁用に利用されたが鳩間島では、そのような家はない。
  • Example phrases
    • パ⸢トゥ⸣マナーテー ア⸢ワ⸣イシシ ⸢グス⸣ク シ⸢モー⸣レー ⸢ヤー⸣ヤ ⸢ナー⸣ヌ
      [pa⸢tu⸣manaːteː ʔa⸢wa⸣iʃiʃi ⸢gusu⸣ku ʃi⸢moː⸣reː ⸢jaː⸣ja ⸢naː⸣nu]
      (鳩間島ではアワイシ<砂岩>で石垣を積まれた家はない)

アンカー [⸢ʔaŋ⸣kaː] (名)

  • 錨(いかり)。英語からの借用語。日露戦争で海軍に入隊した兵隊から広がったといわれている。鳩間島出身の海軍兵士が一年間の兵役を務めて除隊後島に帰り、「鳩間方言は忘れた」といって話題になったという伝説がある。同じ頃に英語から借用された語に、ゴーヘー[⸢goːheː](前進せよ)、ゴーシタン[⸢goːʃitaŋ](後退せよ)、ブ⸢リッ⸣ジ[bu⸢rid⸣ʤi](船室)、和語からの借用語に、⸢ヨー⸣ソロー[⸢joː⸣soroː](宜候、直進せよ)、ウ⸢ム⸣カージ[ʔu⸢mu⸣kaːʤi](面舵、右舷方向)、トゥ⸢リ⸣カージ[tu⸢ri⸣kaːʤi](取り舵、左舷方向)などがある。今では八十歳台の古老も、これらを伝統的な鳩間方言と信じて疑わない

アンヌカー [⸢ʔannukaː] (名)

  • 東村のムラ井戸。東村の東北方の村はずれに位置する、鍾乳洞のウ⸢リ⸣カー[ʔu⸢ri⸣kaː](降り井戸)。入り口は高さ約3メートル、幅約5メートルの自然鍾乳洞が斜め下方に地下約20メートル掘り下げられ、石畳で階段が作られている。底部に湧水が溜まる池がある。湧水をウ⸢ム⸣ル[ʔu⸢mu⸣ru](クバの葉で作った柄杓)やフ⸢ダ⸣ル[ɸu⸢da⸣ru](熟した瓢箪を二つに切り割り、のなかご<中子>を刳りぬいて作った柄杓)で汲み、水桶に入れて地上へ運び上げ、家へ運んで飲料用水として利用した。水質は西村の村井戸の水よりも甘く、水量も多いといわれている。
  • Example phrases
    • ⸢アンヌカーヤ⸣ ウ⸢リ⸣カー ⸣ナリ ⸢ブンダ⸣ ミ⸢ジ⸣ カ⸢タ⸣ムンティル ⸢ナン⸣ギアワリ シ⸢タ⸣ツォー
      [⸢ʔannukaːja⸣ ʔu⸢ri⸣kaː nari ⸢bunda⸣ mi⸢ʤi⸣ kḁ⸢ta⸣muntiru ⸢naŋ⸣giawari ʃi̥⸢ta⸣ʦoː]
      (東ムラ井戸は下へ降りて汲み上げる井戸になっているので、水汲みするのに難儀苦労をしたそうだ)

アンマカー [⸢ʔamma⸣kaː] (名)

  • 歌謡の名(天川節)。また、天川節の舞踊。石垣の芝居小屋から伝播してきたといわれている。テンポの速い曲調で歌い踊られる。
  • Example phrases
    • ⸢アンマ⸣カーヤ シ⸢バヤーブドゥル ヤッタ⸣ツォー
      [⸢ʔamma⸣kaːja ʃi⸢bajaːbuduru jatta⸣ʦoː]
      (天川踊りは芝居踊りであったそうだ)

イーラマーリ [⸢ʔiːramaːri] (名)

  • {Mn_1}風向(風向き)が急に西に回ること。鳩間島では天候が崩れる前兆といわれている。
  • Example phrases


    • ⸢ジヌ イーラマーリ スー⸣カー ⸢オーシケー⸣ ヤ⸢ブリ⸣ス(ヤ⸢ビ⸣ス)


    • [ka⸢ʤinu ʔiːramaːri suː⸣kaː ⸢ʔoːʃi̥keː⸣ ja⸢buri⸣su(ja⸢bi⸣su)

    • ]
      (風向きが急に西に回ると天候が崩れ<破れ>る)

イガガラス [ʔi⸢gagarasu] (名)

  • 烏賊の塩辛。烏賊の内臓を除去し、巾約1センチに切って樽に入れ、塩漬けにしたもの。塩の量を多めにまぶして密封し、2~3ヶ月寝かせておくと美味しい塩漬けが出来上がる。戦後の一時期まで輸出品として製造された。一部は自家消費された。冬期の時化が続く時などに食した。ご飯のおかずにすると食が進むといわれていた。
  • Example phrases
    • イ⸢ガメージブン⸣ ア⸢ミ⸣ヌ ⸣フー ⸣ピンマー イ⸢ガー⸣ プ⸢サラン⸣ベーティ イ⸢ガガラス⸣ ス⸢コーッ⸣タ
      [ʔi⸢gameːʤibuŋ⸣ ʔa⸢mi⸣nu ⸣ɸuːpimmaː ʔi⸢gaː⸣ pu̥⸢saram⸣beːti ʔi⸢gagarasu⸣ su̥⸢koːt⸣ta]
      (烏賊漁の時期に雨が降る時は烏賊は干されないから、烏賊の塩漬けに漬けられた)

イシキリ [ʔi⸢ʃi⸣kiri] (名)

  • 石蹴り。標準語からの借用語。児童の遊戯。昭和期に学校教育の現場から普及したものといわれている。
  • Example phrases
    • ヤ⸢ラ⸣ビ ⸢シェーン⸣ケン ⸣ジーナ ⸢シェン⸣バ ピ⸢キティ⸣ カ⸢ミ⸣ヌ バ⸢リバ⸣ キレーティ イ⸢シ⸣キリ ⸢シー⸣ ア⸢サブタン
      [ja⸢ra⸣bi ʃeːŋ⸣ken ⸣ʤiːna ⸢ʃem⸣ba pi̥⸢kiti⸣ ka⸢mi⸣nu ba⸢riba⸣ kireːti ʔi⸢ʃi⸣kiri ⸢ʃiː⸣ ʔa⸢sabutaŋ]
      (子供の頃<童していた頃>に、地面に線を引いて甕の割れを蹴りながら石蹴りをして遊んだ)

Japanese-Multilingual Dictionary (JMDict)

Results from the Japanese-Multilingual Electronic Dictionary project (JMdict), created by Jim Breen, © Electronic Dictionary Research and Development Group.

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いわれ謂れ謂われ

(Noun)

  1. Reason; Cause

  1. History; Origin

いわれ台割れ

(Noun)

  1. A fall below a certain level (of a stock price, etc.)

いわれと言われる

(Expression)

  1. To be called ...; To be referred to as ...

いわれんげイワレンゲ岩蓮華

(Noun)

  1. Chinese dunce cap (species of succulent plant, Orostachys iwarenge)
    Word usually written using kana alone

いわれない謂れ無い謂れない

(I-adjective)

  1. Unjustified; Unwarranted; Unfounded; Baseless; Groundless
    Word usually written using kana alone

いわれ貝割れ菜

(Noun)

  1. White radish sprouts; Daikon sprouts

えもいわれえも言われぬ得も言われぬ

(Noun)

  1. Indescribable (in praise of something); Exquisite; Inexpressible; Indefinable

いわれのない謂れのない

(Expression)

  1. Unjustified; Unwarranted; Unfounded; Baseless; Groundless

えもいわれえも言われず得も言われず

(Noun)

  1. Indescribable (in praise of something); Exquisite; Inexpressible; Indefinable

いうにいわれ言うに言われぬ

(Noun)

  1. Beyond expression; Unspeakable; Inexpressible; Indescribable

いわれてみれば言われてみれば

(Expression)

  1. Now that you say that; Now that you mention it

いわれいんねん謂れ因縁

(Noun)

  1. Origin; History

いわれるがまま言われるがまま言われるが儘

(Expression)

  1. (Doing) as one is told

いわれだいこん穎割れ大根貝割れ大根

(Noun)

  1. (White) radish sprouts