(Noun) Fish
Define いう iu Meaning イウ
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JLect: Japonic Languages and Dialects Database
Results from JLect’s Japonic Languages and Dialects Database, created by Zachary Read, © JLect.com.
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A dictionary of the Ryukyuan language
Results from the 沖縄語辞典 データ集 Okinawago jiten dēta-shū (Okinawan Language Dictionary Data Collection), published by the National Institute for Japanese Language and Linguistics, © CC BY 4.0.
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ニウイ niui (niui) ⓪ 名
文
- におい。香気。niwi〔文・口〕ともいう。
ナイウー naiuu (naiuu) ① 名
- バナナのなる芭蕉。実芭蕉。
ニーウー niiuu (niiuu) ⓪ 名
- 芭蕉布の一種。芭蕉を煮てから抜いた糸で織ったもの。黄色味を帯びている。
キーウイ kii ui (kii?ui) ⓪ 名
- きゅうり。
ニリウー niriuu (niriuu) ⓪ 名
- 下駄・草履などの鼻緒の一種。竹の皮,葦などをよって作ったもの。貴族はkaauu(皮の鼻緒)を用い,士族は,娘以外はkaauuは許されず,niriuuを用いた。hanauuの項参照。
チキウン chikiun (Ciki=●uN) ⓪ 他=raN,=ti
- 付ける。duru~.泥を付ける。
- 着ける。huni~.船を着ける。(着物には言わない)
- (燈火などを)つける。hwii~.イ.燈火をつける。火をともす。ロ.火をつける。roo~.ろうそくをつける。tee~.たいまつをともす。
- 種付けをする。交尾させる。?waa~.豚を交尾させる。
イーウチ ii uchi (?ii?uci) ① 名
- 言い置き。るすの時言い残しておくこと。
イービウーイ iibiuui (?iibiuui) ⓪ 名
- 指折り数えること。~sjooti macuN.指折り数えて待つ。~Qsi kaZuujuN.指折り数える。
ジュリウイ juri ui (Zuri?ui) ⓪ 名
- 娘を女郎として売ること。?uramu hwizabasija 'waN 'watasatumuti nasaki neN hwitunu kakiti ?ucara.[恨む比謝橋や 我身渡さともて 情無いぬ人の 架けておきやら]恨めしい比謝橋はわたしを渡そうと思って,情の無い人がかけておいたのか(ユシヤという遊女が,売られる時の悲しさをよんだ歌)。
ミウービ mi uubi (mi?uubi) ① 名
- おみ帯。帯の敬語。
ミーウビ mii ubi (mii?ubi) ⓪ 名
- 見覚え。~nu neeraN.見覚えがない。
ミーウジ mii uji (mii?uzi) ⓪ 名
- 見ただけでおじけづくこと。
トゥイウビ tui ubi (tui?ubi) ⓪ 名
- 仕事・技術などを習い覚えること。習得。
トゥイウキ tui uki (tui?uki) ⓪ 名
- 了解。会得。のみこみ。~-nu'jutasjaN・のみこみが早い。
ウリウリ uri uri (?uri?uri) ① 感
- ほらほら。それそれ。急いで人に指摘する時などにいう。
アシウトゥ ashi utu (?asi?utu) ⓪ 名
- 足音。hwisja?utuともいう。
チーウヤ chii uya (cii?uja) ⓪ 名
- 乳母。cii?aNmee(乳母)は雇われて来る者をいうが,cii?ujaはその限りでない。
ダキウビ daki ubi (daki?ubi) ① 名
- (桶などの)竹製のたが。
フェーイウタ feei uta (hweei?uta) ⓪ 名
- はやり歌。流行歌。民間にはやる小唄の類。明治の末ごろまでに流行した有名なものとしては,caa?uibusi[茶売節],kabirabusi[川平節],sjuuNtuuzii[主も妻],sjuikaracooSiga[首里から来やうすが],bakucajaabusi[ばくちやや節],gwiikuujoo[越来よう],kanaajoo[かなよ],hwicimuNkuduci[挽物口説],?urukusumijabusi[小禄染屋節],mina?urisaNSeebusi[皆おれ賛成節]などがあった。
フィーウチ fii uchi (hwii?uci) ① 名
- 忌中。死後の四十九日間。
A dictionary of the Ryukyuan language
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いう 【言う】
- ʔyuN (≈ ʔiN)
- (Honorific) misheeN
- myuNnyukiyuN (≈ myuNnyukiiN)
- nuNnukiyuN (≈ nuNnukiiN)
- ʔuNnyukiyuN (≈ ʔuNnyukiiN)
- ʔuNnukiyuN (≈ ʔuNnukiiN)
- ʔwiishimisheeN
ばいう 【梅雨】
See also
れいう 【冷雨】
こというし 【特牛】
See also
やさいうり 【野菜売り】
Dictionary of the Practical Use of Okinawan
Results from the うちなーぐち活用辞典テキストデータベース Uchinaaguchi katsuyō jiten tekisuto dētabēsu (Dictionary of the Practical Use of Okinawan), by Shinsho Miyara, © CC BY-ND 3.0 DEED.
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ふぇーい うた
- 流行歌
- なまぬ うたさーや んかしとぅ ちがてぃ とぅんぢゃーもーやーっし どぅー っんぢゅかさなー うたいん。ふぇーいうたん ふぇーぐちっし うたいくとぅ、ぬーぬ ましが やら わったーんかえー むさっとぅ わからん。
(今の歌手は以前とは違って跳んだり跳ねたりして歌う。流行歌も早口で歌うので、いったい何がいいのか私たちにはまったくわからない)
Example phrases
まさい うとぅるい
- 優劣
- まさいうとぅるいぬ あてぃどぅ っちょー うみはまいる くとぅん ないる。
(優劣があってこそ人は努力することにもなる)
Example phrases
まぶい うてぃ/ぬぎ
- 魂落ち
- くぶ わらべー まぶいうてぃ/まぶいぬぎ そーくとぅ、くみらんねー ましぇー ならん どー。
(この子は魂落ちしているので、入れ込まないとよくはならないよ)
Example phrases
*(参考)宮良 (2019b, 55頁)
こーいうじらーさん
- 買い物上手である
- いりゆーな むんぬ ふすくぬ ねーんぐとぅ、じん してぃぐとぅん さんぐとぅ、こーいむん ないる っちゅんかい 「こーいうじらーさん」でぃる くとぅばん ちかたしが、なまー 「こーいじょーじ」んでぃ いちょーん。
(必要なものに不足がないように、お金を捨てるようなことをしないように、買い物ができる人に「こーいうじらーさん」という言葉も遣ったが、現在は「こーいじょーじ」と言っている)
Example phrases
*(参考)うじらーさん(かわいい、賢い)
くち しば (くちなん くちぐとぅ〈悪いうわさ〉)
- 悪いうわさ
- っやーや しきんぬ くちしばんかい かかとーん どー。くちなん くちぐとぅやか うとぅるさる むのー ねーん どー。
(あなたは世間の悪い噂が立っているよ。噂ほど怖いものはないよ) - くちなん くちぐとぅぬ かかいねー、ちむ あんまさ しみらさったい、 どぅー あんまさ しみらさったい、ないるくとぅぬ ならん なたいする さーいぬ あんでぃるくとぅ やん。
(悪い噂が立つと、意気消沈させられたり、体調不良にされたり、できることもできなくなったりする障りがあるということだよ)
Example phrases
しー
- 「すん」という動詞語幹の名詞化、す(ん)+い
じーぐい すん (〜さん、〜さん、〜っし)
- 不平不満をいう
- あれー くみぬ まーこーねーんとぅか、あふぁさぬ かまらんとぅか、あんだぢゅーさぬ かまらんとぅか、ぬー やん くぃー やんでぃち むんぬ じーぐい すん。
(あの人は米がおいしくないとか、味が薄くて食べれないとか、脂っこくて食べれないとか、ああだこうだといって食べ物の不平不満を言う)
Example phrases
〜みかすん (〜みかちゃん、〜みかさん、〜みかち)
- 〜という音をたてる
- あん すんでぃ ちわみれーからー いかな ぬーぬ あてぃん ひやみかち たちあがいどぅ する。
(そうするって決めたからにはどんなことがあっても気合いを入れて立ち上がるのだ) - っんぶにー かたみとーたくとぅ なー ふしがらんなてぃ どぅさみかち うるちゃん。
(重い荷物を担いでいたので、もうたまらくなってどすんと下した) - だっちょーぐゎー がさみかしみそーれー。
(らっきょうをお召し上がりください)
Example phrases
Audio Database of Hatoma Lexicon
Results from the 鳩間方言 音声語彙データベース Hatoma hōgen onsei goi dētabēsu (The Audio Database of Hatoma Lexicon), by Shinichi Kajiku and Natsuko Nakagawa, © CC BY-SA 3.0 DEED
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アーイ [ʔaː⸢i] (感)
- いいえ。いや。いや、そうではない。いや、ちがう。村落内では目上、同等、目下の人にも使える。特に待遇表現上留意すべき外来の村長や校長、巡査などに対しては、ウー⸢ウー⸣ウー ア⸢ラ⸣ヌ⸢ユー[ʔuː⸢ʔuː⸣ʔuː ʔa⸢ra⸣nu⸢juː](いいえ、ちがいます)のようにいう。
- アー⸢イ⸣ マ⸢ナ⸣マー パ⸢ラ⸣ヌ
[ʔaː⸢i⸣ ma⸢na⸣maː pa⸢ra⸣nu]
(いや、今は行かない) - アー⸢イ⸣ ウ⸢レー⸣ アイヤ ア⸢ラ⸣ヌ
[ʔaː⸢i⸣ ʔu⸢reː⸣ ʔaijaː ʔa⸢ra⸣nu]
(いや、それはそうではない) - アー⸢イ ワンマー⸣ ッ⸢ふィーラヌ
[ʔaː⸢i wammaː⸣ f⸢fiːranu]
(いや<否>、君には上げ<呉れ>ない)
Example phrases
アーガチャー [⸢ʔaːga⸣ʧaː] (名)
- (動)魚の名。和名、イロブダイ(雄)。その雌魚は⸣ミーハガー[⸣miːhagaː]という。ブダイ科の魚。体長60~80センチに成長するものがいる。普通は体長40~50センチのものが多く網にかかる。白身の魚肉は淡白な味であるが、刺身にして、その肝を味噌和えにしてミカン(九年母)の汁をかけて食すると美味である。また、蒲鉾の素材としても重宝されている。
- ⸢アーガチャー⸣ヌ ピ⸢サー⸣ ウ⸢コー⸣シティ ナ⸢マ⸣シ ⸣キシバ
[⸢ʔaːgaʧaː⸣nu pi̥⸢saː⸣ ʔu⸢koː⸣ʃi̥ti na⸢ma⸣ʃi ⸣ki̥ʃiba]
(イロブダイを三枚おろしにして<平を起こして>刺身にしなさい)
Example phrases
アーガヤー [ʔaːga⸢jaː] (感)
- ああ。ああ残念。ああ気の毒に。ああ、仕舞った。強調表現は、アーガ⸢ヤー[ʔaːga⸢jaː](ああ残念)という。
ア
(ー)- ガ⸢ヤー⸣ キ⸢ムイ⸣ツァー ⸢ヌー⸣シター ⸣ウレー
⸢ヤー⸣ キ⸢ムイ⸣ツァー ⸢ヌー⸣シター ⸣ウレー [ʔa(ː)
ga⸢jaː⸣ ki⸢mui⸣ʦaː ⸢nuːʃi̥⸣taː ⸣ʔureː]
(ああ可哀相に、どうしたのか、それは)
Example phrases
アーサラカーサラ [⸢ʔaːsarakaː⸣sara] (副)
- あれこれと。あれやこれやと。ヌー⸢サラクイサラ[nuː⸢sarakuisara](あれやこれやと)、⸢ヌー⸣ヤクイヤ[⸢nuː⸣jakuija](なんやかんや)もいう。
- ⸢アーサラカー⸣サラ ム⸢ヌ⸣バウムイ ムシ⸢トゥ ニバラヌ
[⸢ʔaːsarakaː⸣sara mu⸢nu⸣ba ʔumui muʃi̥⸢tu⸣ ni⸢baranu]
(あれやこれやと心配して<物思いして>ちっとも眠れない)
Example phrases
アーシパウル [⸢ʔaːʃipau⸣ru] (名)
- 袷羽織。⸢アーシハウ⸣リ[⸢ʔaːʃihau⸣ri]ともいう。羽織は、ごく限られた家にあるだけで、一般の家庭にはなかった。
- ⸢タッ⸣テナール ⸢アーシパウ⸣ロー ア⸢ロール⸣ワ
[⸢tat⸣tenaːru ⸢ʔaːʃipau⸣roː ʔa⸢roːru⸣wa]
(誰の家に<どこの家に>袷羽織はございますか<あられるのですか>) - ク⸢レー ター アーシパウ⸣ルヤ
[ku⸢reː taː ʔaːʃipau⸣ruja]
(これは誰の袷羽織か)
Example phrases
アーシフチ [⸢ʔaːʃi⸣ɸu̥ʧi] (名)
- 合わせ目。二つ、またはそれ以上のものを接着するところ。「合わせ口」の義。⸢アーシ⸣ミー[⸢ʔaːʃi⸣miː](合わせ目)ともいう。
- ⸢アーシフチ⸣ヌ ガッ⸢ツリ アー⸣ン⸢ベーティ⸣ル ミ⸢ジェー⸣ ム⸢リ⸣ル
[⸢ʔaːʃiɸu̥ʧi⸣nu gat⸢ʦuri ʔaː⸣m⸢beːti⸣ru mi⸢dʒeː⸣ mu⸢ri⸣ru]
(合わせ目がぴったりと合っていないから<ぞ>水は漏れるのだ)
Example phrases
アースクリジマ [⸢ʔaːsu̥kuri⸣dʒima] (名)
- 粟を生産する島。水田がなく、米作の出来ない粟作の島。⸢アー⸣ジマ[⸢ʔaː⸣dʒima](粟島)ともいう。
- タ⸢キ⸣ドゥン フ⸢シ⸣マーヤ ⸢アースクリ⸣ジマティ ア⸢ザリ アー⸣バ ム⸢トゥ⸣バシー ス⸢ク⸣ロール
[tḁ⸢ki⸣duŋ ɸu̥⸢ʃi⸣maːja ⸢ʔaːsu̥kuri⸣dʒimati ʔa⸢ʣari ʔaː⸣ba mu⸢tu⸣baʃiː su̥⸢ku⸣roːru]
(竹富、黒島は粟作り島といわれ、粟を中心に耕作しておられる)
Example phrases
アーツベー [⸢ʔaː⸣ʦubeː] (名)
- 泡。粟粒。⸢アー⸣ツメー[⸢ʔaː⸣ʦumeː](粟粒)ともいう。
- ミ⸢チ⸣スー ⸣ナルカー ス⸢ナカ⸣ナー ⸢アー⸣ツベーヌ ウ⸢ケールン
[mi⸢ʧi⸣suː ⸣narukaː su⸢naka⸣naː ⸢ʔaː⸣ʦubeːnu ʔu⸢keːruŋ]
(満ち潮になると海には泡が浮かぶ<浮く>)
Example phrases
アーツメー [⸢ʔaː⸣ʦumeː] (名)
- 泡。泡粒。⸢アー⸣ツベー[⸢ʔaː⸣ʦubeː](泡粒)ともいう。
- ⸣アッツァサーリ ウ⸢シ⸣ シゥ⸢カウタール⸣ ウ⸢シェー アーフキティ⸣ フ⸢チヌマール⸣ナー ⸢アー⸣ツメー ⸣フキ ⸢ゴー⸣ダー ⸢シーベー
[⸣ʔatʦasaːri ʔu⸢ʃi⸣ si̥⸢kautaːru⸣ ʔu⸢ʃeː ʔaːɸukiti⸣ ɸu̥⸢ʧinumaːru⸣naː ⸢ʔaː⸣ʦumeː ⸣ɸu̥ki ⸢goː⸣daː ⸢ʃiːbeː]
(暑い最中に牛をこき使ったので、牛は泡を吹いて口の周りにいっぱい泡をつけている<泡だらけになっている>)
Example phrases
アーパーレー [⸣ʔaːpaːreː] (名)
- 新室寿ぎ歌。正式の名称は、⸢ヤー⸣ヌ ⸢フンシキ⸣ アーパーレー[⸢jaː⸣nu ⸢ɸunʃi̥ki⸣ ʔaːpaːreː](新室の風水<基礎固め・鎮め>歌アーパーレー)という。歌は前半のナ⸢ガミ⸣ク[na⸢gami⸣ku](長め句)と後半のハ⸢ヤミ⸣ク[ha⸢jami⸣ku](早め句)からなる。ナ⸢ガミ⸣クでは新室の構造体を美辞麗句で歌い上げ(室誉めし)、後半のハヤミクでは新室の中の奇怪な形相の動物等を客観的に表現して「魔除け」とし、へんばい(反閇)して山の神、海の神、野の神々を鎮めて歌い終わる歌形構造を有する。新築の屋根が葺き上がる日没時になると、建築作業に従事した全員が作業着のまま新室の中に入って座り、儀式に参加した。先ず全員でアーパーレーの歌を歌う。鐘と銅鑼、太鼓に合わせて歌い終わる。そして村の道化役者をもって任ずる二人が出て家主の夫婦に扮し、新室が完成するまでの苦労話を面白おかしく語った後、抱いていた⸢ユイプス[⸢juipusu](藁人形)を家の中柱に結わえた後、⸢ワンヌン ビー⸣ティ ⸢バンヌン ビー⸣ティ シッ⸢トウイシットウイ(貴方も酔って、私も酔って、あな尊や)と叫んで神酒を棟桁に投げかけて終わる儀式
アーヤ [⸢ʔaː⸣ja] (名)
- 父。父親。親族名称。呼称。明治生まれの古老が用いる。[ʔa](吾)・[uja](親) → [⸢ʔaː⸣ja](父)、「~よし名は告らせ父母<オヤ>はしるとも。万、363」の転訛したものか。多くの若年層では、⸣アチャー[⸣ʔaʧaː](父{EOS}父親{EOS}親族名称、呼称)ともいう。これは、⸢ア(吾)・ヂ「知(父『古事記中、應神謡49』)・ア(*a<指小辞>)」によって形成されたものであろう。また、⸣イーヤ[⸣ʔiːja](父{EOS}名称、呼称{EOS}?i:ja
)という家もあり、⸢チャー⸣チャー[⸢ʧaː⸣ʧaː](父{EOS}名称{EOS}⸢ヨー⸣カヤーヌ ⸢チャー⸣チャー{SqBr}⸢joː⸣kajaːnu ⸢ʧaː⸣ʧaː{/SqBr}<西原家のお父さん>)という家もある。 - ⸢バン⸣テヌ ⸢アー⸣ヤー サ⸢キゾーグ
[⸢ban⸣tenu ⸢ʔaː⸣jaː sḁ⸢kiʣoːgu]
(私の父は酒上戸だ) - アー⸢ヤー ワー マー オール⸣ワ
[ʔaː⸢jaː waː maː ʔoːru⸣wa]
(お父さん、貴方は何処へいらっしゃい<行かれ>ますか) - ク⸢レー バン⸣テヌ ⸢アー⸣ヤ
[ku⸢reː ban⸣tenu ⸢ʔaː⸣ja]
(これは私の家のお父さんです<名称>) - アー⸢ヤー キュー⸣ヤ イ⸢ソー オールン
[ʔaː⸢jaː kjuː⸣ja ʔi⸢soː ʔoːruŋ]
(お父さん、今日は漁にいらっしゃいますか<呼称>)
Example phrases
アーラ [⸢ʔaːra] (名)
- 東。太陽の上がる方向。「上がる辺」の転訛したものか。⸢アーンタ[⸢ʔaːnta](東方、東の所)ともいう。⸢アーラキ[⸢ʔaːraki](東側、東の所)参照。
- トゥ⸢ロー アーラー ンカイ⸣ トゥ⸢ビパッ⸣タツォー
[tu⸢roː ʔaːraː ʔŋkai⸣ tu⸢bipat⸣taʦoː]
(鳥は東の方へ向かって飛んでいったそうだ) - ティダー ⸢アーラーラ⸣ル ⸢ヌール
[⸣tidaː ⸢ʔaːraːra⸣ru ⸢nuːru]
(太陽は東から<ぞ>昇る)
Example phrases
アーランカー [⸢ʔaːraŋkaː] (名)
- 慌て者。粗忽者。⸢アーリムヌ[⸢ʔaːrimunu](慌て者)ともいう。
- マーン⸢ベー⸣マ ウ⸢ティ⸣シケーティ ア⸢ラキ⸣バ ⸣ミサムヌ ⸣アイニー ⸢アー⸣ランカー⸣ ナリティ ⸢ヌー⸣スワメー
[maːʔm⸢beːma⸣ ʔu⸢ti⸣ʃi̥keːti ʔa⸢raki⸣ba misamunu ⸣ʔaini ⸢ʔaːraŋkaː⸣ nariti ⸢nuː⸣suwame]
(もう少し落ち着いてあるけば<行動すれば>よいのに、あんな慌て者になってどうするのかね)
Example phrases
アーリンーマ [⸢ʔaːrimːma] (名)
- 暴れ馬。気性の荒い馬。鳩間島には馬は育たないという伝承がある。神様が馬に跨って御嶽から御嶽へと回っておられるので、それに遭遇すると馬が暴れて⸢カンアタ⸣ル[⸢kanata⸣ru](神当り、神罰)するという。昔から現在に至るまで鳩間島で馬が飼われたことはないという
アールカジ [⸢ʔaːrukadʒi] (名)
- 東風。普通の東風はやわらかに、そよそよと吹く風である。⸢アンカジ[⸢ʔaŋkadʒi](東風)ともいう。
- ⸢アールカジヌ <ア⸢ンカジヌ> フクン
[⸢ʔaːrukadʒinu⸣ <⸢ʔaŋkaʤinu> ɸu̥kuŋ]
(東風が吹く)
Example phrases
アールティダ [⸢ʔaːrutida] (名)
- 上がる太陽。⸢アーリティダ[⸢ʔaːritida](上がる太陽)ともいう。
- ⸢アールティダル⸣ ウ⸢ガ⸣ム
[⸢ʔaːrutidaru⸣ ʔu⸢ga⸣mu]
(昇る太陽を拝む{EOS}神聖な太陽を拝む{EOS}転じて、勢力の大きな者に従う) - 老年層には昇る太陽を神聖なものとして拝む習慣があった。⸢アールティダー⸣ フ⸢チ⸣ル ⸢イールティダー⸣ ドゥク
[⸢ʔaːrutidaː⸣ ɸu̥⸢ʧi⸣ru ⸢ʔiːrutidaː⸣ duku]
(上がる太陽は薬、西日<午後の太陽>は毒) - <諺>。 ⸢アールティダヌ ペー⸣ルンダ イッ⸢ケナ ヌッ⸣サン
[⸢ʔaːrutidanu peː⸣runda ʔi⸢kkena nus⸣saŋ]
(東から上る太陽光線が座敷に差し込むので非常に暖かい)
Example phrases
アールピサ [⸢ʔaːrupisa] (名)
- 屋根の東側の斜面。「上がり(東)ひら」の義。⸢アンタヌピサ[⸢ʔantanupi̥sa](東のひら)ともいう。
- ⸢イールピサ
[⸢ʔiːrupi̥sa]
(西のひら) - ⸢インタヌピサ
[⸢ʔintanupi̥sa]
(西のひら) - ⸢マイ⸣ピサ
[⸢mai⸣pi̥sa]
(前のひら) - ⸣マンタヌピサ
[⸣mantanupi̥sa]
(前のひら) - ニ⸢シピサ
[ni⸢ʃipi̥sa]
(北のひら) - 、ニ⸢シンタヌピサ
[ni⸢ʃintanupi̥sa]
(北側のひら)
参
照)
Example phrases
アールムティ [⸢ʔaːrumuti] (名)
- 東の側、東側。⸢アーラムティ[⸢ʔaːramuti](東側)ともいう。⸢イールムティ[⸢ʔiːrumuti](西側)の対義語。
- ガ⸢バナレーヌ アールムティナー⸣ル ユ⸢チン⸣マー ⸣アル [ga⸢banareːnu ʔaːrumutinaː⸣ru ju⸢ʧim⸣maː ʔaru] (赤離れの東側にユチン(地名)はある)
Example phrases
アイシチ [⸢ʔaiʃi̥ʧi] (名)
- 挨拶(あいさつ)。標準語の「挨拶」が転訛したもの。普通は、⸣グリー[⸣guriː](御礼{EOS}頭を下げること)という。
- ⸢アイシチ スン
[⸢ʔaiʃi̥ʧi suŋ]
(挨拶する) - ミ⸢チェー⸣ラ ⸢ゲーサウバン アイシチンツァン サヌ
[mi⸢ʧeː⸣ra ⸢geːsaubaŋ ʔaiʃi̥ʧinʦan sanu]
(道で出会っても挨拶さえもしない)
Example phrases
アイスヌ [⸣ʔai ⸢sunu] (連)
- そうだが。だがしかし。だけれど。丁寧な言い方。普通は、ぞんざいに、ア⸢スヌ[ʔa⸢sunu](だが{EOS}だがしかし<接続詞>)という。前に述べたことと対立する事柄を逆説的に述べる際に用いる。
- ⸢ダイヤー⸣ タ⸢カーン⸣ツォー アイ⸢スヌ⸣ イッ⸢ケン⸣ ン⸢マーン⸣ティ⸢ダー
[⸢daijaː⸣ tḁ⸢kaːn⸣ʦoː ʔai⸢sunu⸣ ʔik⸢kem⸣ ʔm⸢maːn⸣ti⸢daː]
(値段は高いそうだ{EOS}だがしかし、非常に美味しいそうだ)
Example phrases
Japanese-Multilingual Dictionary (JMDict)
Results from the Japanese-Multilingual Electronic Dictionary project (JMdict), created by Jim Breen, © Electronic Dictionary Research and Development Group.
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いう・ゆう【言う・云う・謂う】
(Common Godan verb)
- To say; To utter; To declare
- To name; To call
- To go (e.g. "the alarm went ping"); To make a noise
ゆう・いう【結う】
(Common Godan verb, transitive)
- To do up (hair); To braid; To fasten; To fix